ブリッジSEの将来性って?海外との橋渡し役には未経験でもなれる?

ブリッジSEの将来性って?海外との橋渡し役には未経験でもなれる?

    ブリッジSEという言葉をご存知でしょうか。IT業界に携わりがある人であれば、耳にされた人もいらっしゃると思います。さて、ブリッジSEとはどういうSEなのでしょうか。

    今回は、ブリッジSEについてご紹介したいと思います。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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ブリッジSEとは

ブリッジSEとはブリッジシステムエンジニアのことで、日本や中国などのアジアのIT業界で主に使われている言葉です。

近年、システムの開発コストを下げるため、開発を日本ではなく、人件費の安い国に発注する、いわゆる「オフショア開発」が盛んになってきました。

これにより日本で開発するより大幅なコストダウンが狙えますが、他国で開発が進められるため、うまく開発が進まないケースが出てきます。そんなときに活躍するのがブリッジSEです。

ブリッジSEの仕事内容

ブリッジSEとはbrige(橋)つまり、日本と海外の橋渡しをおこなうSEのことを指します。

日本と違い、発注先が海外の場合は、時差や文化の違いから受注側と発注側でずれが生じる可能性があるため、それを防ぐ役割を担います。

具体的には海外の開発拠点でプロジェクトの調整、管理をおこなう場合と、日本から海外拠点を管理する場合があります。

海外で管理をおこなう場合は、プロジェクトマネージャーのように管理業務をおこなうことがほとんどです。開発が期日までに間に合うように、現地での調整が求められます。 また日本から進捗管理をおこなうこともあります。

その場合は、メールやskypeでやり取りを行うことがほとんどですが、場合によっては現地に行くケースも出てきます。

オフショア開発とは

オフショア開発とは、海外の開発会社にシステムやソフトウェア開発を委託、発注することです。

最近ではスマホやアプリ、ソーシャルゲームなどの開発からテスティングなどの運用保守管理をアウトソースする場合が多くなっています。

オフショア開発をおこなうことで、先ほども述べたようにコスト削減というメリットがあります。ほかにも、日本に比べITエンジニアが多いため、大量のエンジニアを確保しやすいというメリットもあります。

また、具体的に日本が進出しているオフショア開発先には、中国やインド、ベトナムなどがあげられます。インドはIT大国でありエンジニアが多く、中国はオフショア開発の歴史が長く需要も高いです。

それ以上に注目を集めているのがベトナムで、人件費が安く、親日で真面目な国民性もあいまって、ベトナムへオフショア開発を依頼する企業も増えてきています。

ブリッジSEの需要・将来性について

日本のエンジニア不足の増加に伴い、オフショア開発のニーズは高まっています。海外ではITエンジニアは人気の職業ですので、逆に海外の方が優秀なエンジニアを確保しやすくなっているためです。

また、日本は島国のため天災の影響を受けやすく自然災害で開発がストップしてしまう可能性があります。

そのため、拠点を国内だけでなく海外におく企業も増えてきており、オフショア開発はIT業界にとっては、ベターなものへと変化してきています。

そのため、海外との橋渡しをおこなうブリッジSEのニーズも年々増加しており、将来性は高い職種といえます。

ブリッジSEに必要なスキルとは

ブリッジSEに必要なスキルは、コミュニケーション能力とマネジメント能力があげられます。

最近では通訳からブリッジSEになる方もいるそうで、技術力というよりかは言語力、調整力が求められます。

海外にも日本語を使える人もいる場合が多いですが、日本と海外での伝言、調整役でもあるため、要件を聞いたり、伝えたりするコミュニケーションが大事となります。

また、期日までに開発を完了させるため、日本と海外でのマネジメントも必須となります。わかりやすくいうとプロジェクトマネージャーのような動きを行います。

現地の調整だけでなく、日本と海外での調整も重要といえます。そのため、現地の文化を理解することも必要です。そのほか、仕様書や要件定義書を理解し落とし込むことも重要です。開発の流れを理解していれば尚良いでしょう。

未経験からブリッジSEになるには

ブリッジSEはプロジェクトマネージャーと似たようなものなので、誰でもブリッジSEになれるというわけではありません。

エンジニアとしての経験がある方であれば、語学力とマネジメント力を磨くことで、ブリッジSEを目指すことが可能です。

エンジニア経験がない人に関しては、まず開発経験を積みながらブリッジSEを目指すことになります。

近年、若い方向けに海外での開発研修をおこなったり、海外の拠点で開発経験を積ませる企業もあるため、未経験からでもプログラム開発と並んで、ブリッジSEの業務を間近で見れる現場もあります。

ブリッジSEになるには

IT業界もグローバル化に伴い、海外との関わりは益々増えてきています。今後も需要は高いポジションですので、ブリッジSEを目指してみるのはいかがでしょうか。

語学力、調整力に加え、技術力もある人であれば高収入も望める職種ですので、興味がある人は是非、チャレンジしてみてください!

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