言語聴覚士(ST)に向いている人・向かない人とは?特徴や適性を解説
言語聴覚士(ST)に向いている人・向かない人の特徴について徹底解説します。
また、言語聴覚士に求められるスキルや、向いているかどうかの適性診断、向かないと感じた時の対処法も紹介しています。言語聴覚士を目指す人必見です!
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言語聴覚士(ST)に向いている人の特徴
言語聴覚士は「話す・聞く・食べる」のスペシャリストとして、病気や怪我で言語や聴覚、摂食・嚥下に関する障害を持つ人のリハビリテーションを担う専門職です。
失語症や高次脳機能障害、聴覚障害、言葉の発達の遅れ、発声や発音の障害などを扱い、利用者の障害や状態・ニーズに合わせたリハビリ計画を立案・実施します。
言語聴覚士の仕事内容
- 障害や症状に対する評価の実施
- リハビリテーションプランの策定
- プランに沿ったリハビリテーションの実施
- リハビリテーション記録の作成
- 患者からの相談対応
言語聴覚士は利用者のコミュニケーション能力向上や日常生活の質の改善を目指し、利用者やその家族と密接に関わりながら支援をおこないます。
そのほか、医療機関や福祉施設、学校など様々な場所で活躍し、多くの専門家・関係者と連携しながら総合的なケアを提供していくので、多方面のスキル・特性が求められますね。
ここでは、言語聴覚士に求められるスキル・特性から、向いている人の特徴を6つ紹介していきます。
相手に共感して理解する姿勢がある
言語聴覚士は患者に寄り添ったコミュニケーションやサポートが求められます。そのため、相手に共感して理解する姿勢を持てる人は言語聴覚士に適性があるといえますね。
実際に、患者の中には不安や緊張で伝えたいことが上手く伝えられなかったり、障害や過去の経験から対人コミュニケーションが苦手な人も少なくありません。
安心して心を開いてもらうためにも、丁寧な姿勢で相手に寄り添うことができると、徐々に言語聴覚士に心を開き、リハビリに協力してもらいやすくなります。
末永
根気強くコミュニケーションが取れる
困難にぶつかっても根気強く患者とのコミュニケーションが続けられるのは言語聴覚士として重要な素質です。
言語聴覚士として働いていると、患者との意思疎通が上手くできないこともありますし、説明をしても理解・納得してもらえないこともあります。
また、患者の進歩が目に見えるまでに時間がかかることも多いです。挫折や停滞感を抱える患者とも根気強く向き合い、粘り強くコミュニケーションを取り続けられる人が言語聴覚士に適性があるといえますね。
末永
小児相手のリハビリや障害の種類や程度により意思疎通が困難な場合もありますが、さまざまな手段を用いて患者の思いを理解しようとする姿勢が重要です。
細かいことにもよく気がつく
言語聴覚士の仕事では、患者の些細な変化や反応を見逃さない観察力が求められます。
言語聴覚士の患者の中には、失語症などの言語障害の影響で、上手く言葉で伝えられない人もいます。わずかな発音はもちろんのこと、表情の変化などの非言語コミュニケーションのサインも見逃さず、患者の状態を把握しながら治療につなげることが重要です。
普段から人をよく観察をして、小さな変化や違和感に気づける人や意図を察して気遣いができる人は、言語聴覚士には向いているといえますね。
相手の立場に立って物事を考えられる
相手の立場に立って物事を考えて行動できる人は、言語聴覚士に必要な適性があります。
言語や聴覚の障害は、患者の生活のあらゆる面に影響を及ぼすため、「患者がどのような悩みを抱えているのか」「どのような課題・問題があるのか」など患者の抱える困難や不安を理解し、効果的なサポートを提供することが重要です。
患者の立場に立つことで、個々のニーズや目標に合わせたリハビリテーション計画を立てることができますよ。
また、言語聴覚士が仕事で関わるのは患者だけではなく、患者の家族や他の医療専門職、介護福祉職、心理専門職などさまざまな関係者と連携しながら、チームで総合的に検査・評価・訓練・指導・援助の対応をします。
末永
自分自身の立場や考えに固執することなく、相手の立場や背景を深く理解しましょう。関係構築にも役立つのはもちろん、患者への包括的なケアを実現する上で重要な役割を果たしますね。
わかりやすく物事を伝えられる
言語聴覚士は、複雑な医学的概念や治療方法を患者やその家族にわかりやすく説明する能力が必要です。相手の理解度に合わせて専門用語を避けながら、具体的な例を用いて説明したり、視覚的な資料を活用したりすることで、リハビリの進捗状況や今後の見通しを明確に伝えます。
患者がそのリハビリの目的や具体的な効果を理解していないと、狙った効果が出なかったり、患者がリハビリ方針に不満や不信感を抱きかねません。
モチベーションを維持しながらリハビリを継続していくためには、難しい事柄もわかりやすく説明し、納得感・信頼感を構築できる人は、言語聴覚士の素質がありますよ。
柔軟性があり臨機応変な対応ができる
柔軟性があって臨機応変に対応できるかどうかは、言語聴覚士にとって大切な適性です。
言語聴覚障害の症状や進行は個人差が大きく、標準的な治療法が必ずしもすべての患者に適用できるわけではありません。そのため、患者一人ひとりの状態や反応に応じてリハビリ計画を臨機応変に修正したり、新しい手法を取り入れたりする柔軟性が求められます。
患者全員が同じ条件でリハビリができるわけではないため、患者一人ひとりに向き合って、その患者にとって最適な方法を模索していくことが重要ですね。
また、小児相手に楽しく訓練ができるように工夫ができたり、理学療法士や作業療法士など他の医療従事者ともフレキシブルに役割を調整できたりと、柔軟な発想で課題や問題の解決に取り組める人は言語聴覚士に向いていますよ。
末永
ただ、言語聴覚士に適性がある人でも、職場環境や人間関係などの条件次第では特性や能力が十分に発揮できないこともあります。
言語聴覚士として働く上で、仕事に支障が出るような課題・問題がある場合には、周囲に早めに相談して改善するとともに、自分だけでは解決できない場合は転職も選択肢とするのが良いですね。
末永
言語聴覚士の人が転職を検討しているのであれば、リハビリ職の転職に精通したキャリアアドバイザーが在籍している転職エージェントの活用がおすすめです。
自分のスキル・特性や価値観にピッタリ合った就職先の紹介だけでなく、キャリア相談や選考対策・応募先企業との条件交渉など転職活動を進める際に効果的なさまざまなサポートが受けられるので、前向きに利用してみましょう。
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言語聴覚士(ST)に向かない人の特徴
言語聴覚士に向いている人がいる一方で、仕事の特性上どうしても適性がない人がいるのも事実です。
言語聴覚士は国家資格です。資格保有者は医療施設や介護福祉施設での求人募集も安定しており、基本的に食いっぱぐれる心配のない専門職です。社会的ニーズの高さや将来性から国家試験の合格・資格取得を目指す人は多くいますね。
ただ、実際に働いてみると医療・福祉の現場は想像よりも大変で、やっぱり向いていなかったのではと悩む言語聴覚士は少なくありません。
ここでは今の仕事を続けることに悩んだり、不安に思う人へ、言語聴覚士に向いていない人の特徴を5つ紹介します。
高齢者や障害者との関りに抵抗がある
言語聴覚士の仕事は、病気や怪我で障害を抱えた人や高齢者を相手にする仕事のため、高齢者や障害を抱えた人との関わりに抵抗を感じる人には向いていません。
もちろん、障害と一口にいってもさまざまで、患者によって抱える悩みも一人ひとり異なります。ただ、リハビリ対象となる患者と接することに抵抗を感じているのであれば、言語聴覚士以外の仕事のほうが向いているといえます。
高齢者や障害者に対する偏見や不快感を持っていると、患者との信頼関係を築くことが困難です。障害への理解がない人や患者の悩みに興味関心を抱けない人は、言語聴覚士として働いてもやりがいを感じることは少ないので、向いていないといえますね。
末永
先入観や思い込みによる抵抗感は実際に患者と接し、障害への理解を深めることで解消できる可能性はあります。
言語聴覚士として働く上では、あらゆる年齢層や障害の種類に関わらず、患者に対する理解を深め、尊厳を持って対応する姿勢が重要です。
相手のペースに合わせるのが苦手
言語聴覚障害の回復には個人差があり、時間がかかることも多いため、患者のペースに合わせた治療が欠かせません。そのため、相手のペースに合わせるのが苦手な人は、言語聴覚士を続けていくのに困難を感じる可能性があります。
自分のペースで仕事を進めたい、効率を重視するあまり患者を急かしてしまう傾向がある場合は言語聴覚士には向いていません。
また、言語聴覚士は、他の医師や看護師、薬剤師といった医療専門職とチームで連携してサポートする必要があります。相手に合わせるのが苦手でチームでの仕事に対して抵抗を感じる人は、言語聴覚士以外の仕事を探したほうが良いです。
末永
患者との信頼関係を構築したり、チームワークを発揮して働いたりと、言語聴覚士は他者との関わりが求められる職業です。
自分のやり方にこだわりすぎず、周囲のペースに合わせて柔軟に対応していくことが重要ですね。
イライラが表情や態度に出てしてしまう
感情のコントロール、特にイライラや焦りの管理が苦手な人は、言語聴覚士として働きづらさを感じる可能性があります。
言語聴覚士は、意思疎通が難しい子どもから認知の訓練が必要な高齢者まで、様々な障害を抱えている患者と関わる必要があります。リハビリが思うように進まない場合や、コミュニケーションが困難な状況で、表情や態度にイライラが表れてしまうと、患者との信頼関係を損ないかねません。
末永
サポートする側がマイナスの感情を表に出してしまうと、リハビリの進捗が悪化するだけでなく、患者の自尊心を傷つけ信頼関係構築にも影響が出ます。
患者が安心して支援を受けられるように、常に冷静さと忍耐力を保ち、どのような状況でも患者に対して前向きにサポートする姿勢が重要ですね。
コミュニケーションが苦手
言語聴覚士は患者とコミュニケーションをとりながら、患者の言語機能や聴覚機能の改善を目指します。そのため、コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、この職業に向いていない可能性があります。
患者の気持ちを考えずに失礼な発言をしてしまったり、患者と向き合う姿勢を持てないのであれば、効果的なリハビリは提供できません。言語聴覚士以外の仕事を探したほうが良いですね。
末永
言語聴覚士は患者本人以外にも家族や、他の医療専門職との連携も欠かせません。コミュニケーションスキルの向上に積極的でない人は、言語聴覚士として活躍するのが難しいかもしれません。
短期的な成果を求めてしまう
言語聴覚士のリハビリは患者の症状と状態によっては、数ヶ月から1年単位でのリハビリになることもあります。そのため、短期的な成果や即時の結果を求めてしまう傾向がある人は、言語聴覚士に向いていません。
もちろん、患者のために短期目標を設定することはありますが、リハビリの支援をする言語聴覚士の都合で成果を求めるのは禁物です。リハビリの進歩が緩やかな場合や、一時的な停滞がある場合にも、粘り強く継続的なサポートを提供し、基本的に患者を優先した対応を心掛けましょう。
末永
実績が欲しいと考えている人の中には、自分の都合で成果を求める人もいますが、リハビリの仕事では患者優先で対応する姿勢が大切です。
営業や成果重視の仕事とは異なり、言語聴覚士の仕事はサポートの内容や質が重要なので、目的と手段を履き違えないように気をつけましょう。
言語聴覚士として働いていく中でやりがいを感じられず、逆に働きづらさを感じる場合は、思い切って転職を検討することも選択肢の1つです。
末永
仕事を続ける理由は一人ひとり違いますが、仕事に全くやりがいを感じないのであれば、早めにキャリアを見直す必要があります。
もし現状に不満があってモチベーションが落ちているのであれば、どうすれば現状を打開できるのか、転職のプロに相談してみるのも良いですよ。
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【診断】言語聴覚士(ST)に向いているかどうかの判断基準
言語聴覚士(ST)に向いているかを判断するための適性診断を用意してみました。いずれも言語聴覚士として働く上で大切な要素となるため「YES」の数が多ければ多いほど、言語聴覚士の仕事に向いていると考えて良いです。
言語聴覚士に向いている人、向かない人の特徴を押さえた適性診断なので、自分がどちらに該当しているのかを確認してみてください。
質問 | YES | NO |
---|---|---|
人の役に立つことにやりがいを感じる | ||
人と話したり関わることが好きだ | ||
細かいことにもよく気がつく方だ | ||
他人の気持ちに敏感な方である | ||
他人の気持ちや考えを尊重できる方だ | ||
物事をわかりやすく伝えるのが得意だ | ||
他人のペースを合わせることができる | ||
1人よりチームで働きたいと考えている | ||
勉強や知識の収集は苦にならない | ||
言語聴覚士の仕事は価値のある仕事だ |
言語聴覚士として働く中で大切にしていることや価値観は一人ひとり違いますが、上記の質問に対して「NO」のほうが多い場合には、言語聴覚士だと働きづらさを感じたり、やりがいを感じられなかったりする恐れがあります。
末永
もちろん、簡易的な適性診断なので、既に言語聴覚士として問題なく働いている人もいると思います。ただ、「NO」のほうが多い場合には、言語聴覚士を辞めて他の仕事をするべきか考えてみることも必要です。
なお、同じくリハビリ職である作業療法士(OT)や理学療法士(PT)も、基本的には言語聴覚士の向き・不向きの傾向は似ています。というのも患者と向き合いながらリハビリをおこない、患者の家族や他の医療・福祉関係者と協力して仕事をすることになります。
言語聴覚士に向いている特徴に当てはまらない場合は、作業療法士や理学療法士の仕事もおすすめできません。自分の特性や価値観に合った職種で自分らしく働くためにも、そもそも医療・福祉業界から離れることも検討してみると良いです。
末永
「言語聴覚士に向いていない」と感じた場合には、客観的な意見を聞くためにも第三者にアドバイスを求めるのが効果的です。
おすすめは、「転職のプロ」である転職エージェントによるキャリア相談です。経験豊富なキャリアアドバイザーが特性や価値観をじっくりヒアリングした上で、理想のキャリア形成の作成や実現を強力に支援してくれます。
末永
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また、言語聴覚士として培った知識やスキルを元に補聴器メーカーや人工内耳メーカーなどの一般企業に転職する、まったく新しい業界業種にチャレンジする場合は、より多くの業界業種から就職先を探せる総合型転職エージェントを活用しましょう。
末永
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言語聴覚士(ST)に求められるスキル・能力
言語聴覚士に向き・不向きを判断するためには、言語聴覚士にはどのような能力が求められるのかを把握しておく必要があります。
そこで言語聴覚士に求められる基本的なスキル・能力を一覧にまとめてみました。
スキル | 求められる場面 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 患者や家族との信頼関係構築、症状や治療計画の説明などに必要。患者に寄り添いながら不安を理解し、効果的なリハビリをおこなう。また、他の医療従事者との協働にも重要。 |
協調性・チームワーク | 医師、看護師、理学療法士、精神保健福祉士、介護福祉士などの医療従事者・リハビリ職や福祉関係者などと協力し、総合的なケアを提供するために必要。 |
観察力・想像力 | 患者の微細な変化や非言語的サインを捉え、潜在的な感情や問題を把握する。 |
忍耐力・ストレス耐性 | 長期的なリハビリや狙った成果が出ない場合など、困難な状況でも冷静さを保つために重要。 |
課題発見力・問題発見力 | 患者自身が抱える課題・問題を発見して、適切に対応するために重要。 |
課題解決力・問題解決力 | 症状やニーズに合わせて効果的な効果的な治療法や代替コミュニケーション方法を考案する。 |
向上心・継続力 | 最新の研究や技術を学びながら継続的な自己研鑽とフォローアップに不可欠。 |
末永
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言語聴覚士(ST)に向かないと感じた際の対処法
自分には言語聴覚士の適性がないのでは?と感じた場合は、早めに対処することが重要です。モヤモヤしたまま仕事を続けてもストレスを抱えるだけで、モチベーションの維持にもつながりません。
ここでは、言語聴覚士の仕事に違和感を抱いた時に実践したい3つの対処方法を紹介します。
向いていないと感じる原因を明確にする
「言語聴覚士に向かない」と感じたのであれば、まずは「なぜ向かないと思ったのか」を整理してみてください。
具体的な理由を整理して客観的に見ることで、冷静に分析できます。落ち着いて考え直してみると、「仕事で大変なことが重なっただけ」「上手くいかないことが多かった」「他の人と比べて落ち込んでいるだけ」など、一時的な感情の変化でそう思ってしまっているだけということもありますよ。
また、向いていないと感じた理由が努力・経験不足から引き起こされるものであれば、いくらでも改善の余地はあります。
改善にあたって第三者の支援が必要であれば、上司や同僚に相談してサポートを依頼するのも良いですね。自分でできることをすべてやってみても上手くいかないのであれば、転職で職場を変えるのも検討しましょう。
末永
言語聴覚士の向き不向きについて悩んでいる人は、一時的に大変なことが重なってネガティブな気持ちになっていることも多いです。
まずは現状を整理して、気持ちが沈んでいるだけなのか、本当に適性がないのか、冷静に判断していきましょう。
第三者に相談する
言語聴覚士としての仕事に不安や迷いを感じたら、1人で抱え込まずに第三者に相談することが有効です。身近な同僚や上司のほか、職場のカウンセリングサービスや専門的なキャリアコンサルタントを利用するのも良いです。
相談を通して自己理解を深め、言語聴覚士としての適性を見直す機会にもなります。客観的な視点から、問題を解きほぐし、改善のための具体的なアドバイスが得られる可能性もあるので、前向きに第三者に話してみるのも重要です。
思い切って転職する
言語聴覚士としての仕事に向いていないと強く感じ、他の対処法を試しても改善が見られない場合は、思い切って転職してみると良いです。
職場を変えることで問題が解決する可能性もあります。もし、キャリアチェンジをすることになったとしても言語聴覚士としての経験や知識は、他の医療・福祉関連の職種や教育分野でも活かせる可能性があります。
また、転職を検討するのであれば「転職のプロ」である転職エージェントを活用するのがおすすめです。経験豊富なキャリアアドバイザーが悩みを丁寧にヒアリングし、理想のキャリアを実現する手助けをしてもらえますよ。
末永
言語聴覚士が転職を検討する場合は、リハビリ職の転職事情に精通した転職エージェントを活用するのがおすすめです。
言語聴覚士が活躍できる求人を多く保有しており、希望通りの職場を探せるので、ミスマッチを防ぐことができます。特にリハビリ職におすすめの大手3社は、業界最大級の求人を保有し、利用者満足度も高いので、安心して利用できますね。
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また、言語聴覚士から一般企業など他の業界業種に転職したい場合は大手総合転職エージェントを利用するのがおすすめです。
未経験歓迎の求人も多いので、キャリアチェンジしたい人にも希望条件にマッチした求人を探しやすいのがメリットですね。
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言語聴覚士(ST)に大切なのは適性よりも熱意
言語聴覚士に向いている人・向いていない人の特徴はあくまでも向き・不向きを判断するための指標にすぎません。大切なのは適性ではなく、言語聴覚士として活躍したいという熱意です。
初めは苦手に感じることがあっても、試行錯誤しながら業務経験を重ねることで、少しずつ言語聴覚士として求められる能力・スキルを習得できます。
患者の回復を支援したい、コミュニケーション能力の向上に貢献したいという情熱があれば、悩みや不安を乗り越え、1人前として働くことができますよ。
言語聴覚士(ST)のやりがい・大変なこと
言語聴覚士として働いていると、やりがいを感じる反面、大変なことや辛いこともあります。大変なことや上手くいかないことが重なると「言語聴覚士に向かないのではないか」と考えてしまう人もいますね。
本当に言語聴覚士に向いているか・向いてないかを判断するためには、客観的な情報も必要です。まずは言語聴覚士の仕事の中で感じるやりがいや大変なことについて整理していきましょう。
まずは言語聴覚士の仕事で感じることが多いやりがいを紹介します。
言語聴覚士(ST)がやりがいを感じるとき
- 機能改善訓練の成果が出たとき
- 知識を活かして貢献できたとき
- 患者に感謝をしてもらえたとき
言語聴覚士(ST)は障害を抱えている人をサポートする仕事です。そのため、目に見えて回復していると患者のQOL向上に貢献している実感が湧きやすく、やりがいを感じる人は多くいます。
患者と接する機会も多く、直接感謝の言葉をかけられやすく、小児から高齢者まで幅広い年齢層のサポートできるなど社会貢献度の高さも魅力です。
末永
また、女性が長く働きやすい環境であることも特徴で、言語聴覚士協会の会員数は約8割が女性です。
年齢関係なく働け、さらに資格職なので産休・育休後の職場復帰もしやすいです。
女性でもやりがいを感じながら長く活躍できる点も言語聴覚士の魅力といえますね。
対して、言語聴覚士の大変なこと、辛いことを紹介します。
言語聴覚士(ST)の仕事で大変なこと
- 患者との信頼関係構築が難しい
- コミュニケーションコストが高い
- リハビリの効果がでないこともある
- 仕事の責任が重く感じることもある
- 常に勉強をし続ける必要がある
- 高年収を狙うのは難しい
言語聴覚士の仕事は、言語機能や聴覚機能に障害を抱える人とコミュニケーションが不可欠です。
末永
リハビリをしてもすぐ成果が出ることは少なく、根気強いサポートが求められます。そのため、コミュニケーションが難しい、信頼関係が上手く構築できない、責任が重いなどの大変さを感じる人は多いですね。
また、言語聴覚士として働き続けるためには、常に新しい治療法・医療情報にアンテナを張る必要があります。知識不足から満足なサポートが提供できないということが起こらないように、セミナー・講習会に参加するなど自主的に勉強をし続ける必要があります。
しかも高年収になりにくい点も要注意です。言語聴覚士の平均年収は職場や勤続年数などによって異なりますが、約420万円~440万円です。
診療報酬制度の影響を受け、思うように昇給が期待できないこと、比較的新しい国家資格で待遇面が不十分な職場もあること、サービス残業が多いなどの理由もあり、年収を上げづらく、将来の生活に不安を感じる人もいます。
末永
言語聴覚士の仕事はやりがいもあれば、大変なこともたくさんあります。どうしても言語聴覚士の適性がない、今の職場で働くのがつらいと感じるのであれば、転職も視野に入れましょう。
もちろん、転職するかどうかは慎重に判断したほうが良いですが、無理をして働き続けると体調を崩してしまう可能性もあります。悩みや不安なことがあれば、まずは転職のプロである転職エージェントに相談してみると良いですよ。
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「やっぱり言語聴覚士には向かない」「このまま働き続けてもいいのかわからない」と感じた場合は、リハビリ業界の転職に特化した転職エージェントに相談してみると良いです。
特化している転職エージェントはリハビリ業界の転職市場や現場を理解しているキャリアアドバイザーが多く在籍しているので、実践的なアドバイスがもらえるほか、具体的な転職の相談も可能です。
そのため、言語聴覚士として適性や将来のキャリア、転職について相談したいと考えているのであれば、リハビリ転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみると良いですよ。
末永
言語聴覚士が転職やキャリアについて相談をするのであれば、PTOTSTワーカー・PTOT人材バンク・マイナビコメディカルを活用するのがおすすめです。
いずれの転職エージェントも、リハビリ業界の転職に精通したキャリアアドバイザーに相談できますし、転職をする際にも手厚い転職支援が期待できます。
そして、求人保有数は転職エージェントの中でもトップクラスなので、希望に合う求人を効率的に探すことができますよ。
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言語聴覚士におすすめの転職エージェントランキングや評判について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
言語聴覚士の患者は言語機能や聴覚に障害がある人も多いですし、小児患者のリハビリをすることもあります。
スムーズに信頼関係を構築できるように、相手を尊重しながら、寄り添える人は言語聴覚士に向いていますよ。