プログラマーになるには?独学と大学それぞれの方法を解説
本記事では、未経験からプログラマーになるための方法やスキル習得をする際におすすめの方法について紹介していきます。
また、プログラマーの種類によって求められるスキルの違いや年収・将来性についても紹介しているので参考にしてみてください。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
未経験からでもプログラマーは目指せる
経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年の段階でIT人材やエンジニアは79万人不足すると予測されており、現在でもプログラマーを含むIT人材は不足している状況にあります。
また、AIやIoTなど技術発展により、世界的にもIT業界の市場規模は拡大しているため、国もIT人材を増やすための取り組みを進めています。
そして、プログラミングスクールに補助金を出してIT人材の育成を進めていった結果、実際に未経験からスキルを習得してプログラマーへの転職に成功している例も多いです。
そのため、未経験からでもスキルを身につければプログラマーは目指せるので、興味がある人は挑戦してみると良いですよ。
未経験からプログラマーになる方法
未経験からプログラマーを目指す場合には、どのような流れでスキル習得や転職活動を進めていけばいいのかわからない人もいると思います。
そこで、どのような流れでプログラマーに必要なスキルを習得して、転職活動を進めていけば良いのか紹介していきます。
STEP1|プログラマーに関する情報について調べる
未経験からプログラマーになるには、まずはプログラマーに関する情報収集から始めましょう。
プログラマーの仕事は分野によって求められる役割や必要なスキルも変わるため、ミスマッチを防ぐために正確な情報を把握しておく必要があります。
情報収集では、プログラマーの仕事内容や分野による役割の違い、どのようなスキルが求められるのか、どのようにスキルを習得していけば良いのかといった情報を集めると良いですね。
また、実際にプログラマーとして働いている人のブログや体験談を読むと、実際の仕事内容や雰囲気もイメージしやすくなるので、興味がある人はチェックしてみると良いですよ。
STEP2|プログラマーのスキル習得の計画を立てる
プログラマーになるために、スキル習得をしていく際には、学習を継続しやすくするためにも、計画を立ててから学習を進めていくことが大切です。
学習計画を立てる際には、プログラマーになるためにどの程度のスキルを身につければ良いのかを明確にして、ゴールとして設定します。
そして、ゴールにたどり着くために必要なことを段階的に整理して、目標を決めてから、具体的に何をすればいいのかを考えていきましょう。
また、目標を設定する時には、大目標・中目標・小目標で分けて、目標も作業単位に細分化して、タスクとして設定しておくと、やるべきことが可視化できるのでおすすめです。
ゴール・目標のイメージ
-
ゴール
・プログラマーに転職する -
大目標
・Webサイトを作る
・ポートフォリオを作る
・資格を取得する -
中目標
・参考書を完読する
・〇〇コースを終わらせる
・週7時間は勉強する -
小目標
・何ページまで読む
・〇〇コースの〇〇まで進める
・1日1時間勉強する
末永
STEP3|プログラマーに必要なスキルを習得する
プログラマーに必要なスキルを習得する際には「独学」「大学・専門学校に通う」「プログラミングスクールを活用する」といった選択肢があります。
それぞれの選択肢で、具体的な勉強方法やメリット・デメリットがありますが、勉強方法は自身の状況に合わせて選びましょう。
また、プログラマーになる際には、どの程度のスキルを身につければ良いのか確認しておくことも大切なので、事前に調べておくと良いですよ。
そして、選択肢ごとの具体的な勉強方法やメリット・デメリットは、後述の見出しで詳しく解説しているので、確認しておいてくださいね。
STEP4|転職準備を進めて転職サービスに登録する
スキル習得後は、転職準備をした上で転職サービスに登録していきます。
転職準備では、自己分析をしてキャリアの方向性や具体的なプランの整理を行い、転職の軸や希望条件を明確にして、応募書類を作成しましょう。
また、転職サービスを選ぶ際には、それぞれのサービスの特徴とメリット・デメリットも把握した上で希望に合うサービスに登録すると良いですよ。
自己分析の方法やおすすめの転職サービスについて知りたい人は、以下の関連記事も参考にしてみてくださいね。
STEP5|求人に応募して選考を進める
転職サービスに登録した後には、求人を探して、気になる求人があれば応募していきます。
未経験からプログラマーになりたい場合には、仕事内容や待遇だけではなく、教育体制や企業の評判も確認した上で、慎重に判断することが大切です。
また、書類選考や面接の成功率を上げたいのであれば、企業研究をして選考における評価基準や応募者に求めていることも把握した上で選考対策をしていきましょう。
そして、企業の内部情報や選考対策に関する情報を知りたい場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに確認するのが効果的なので、聞いてみると良いですよ。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント -
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国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
プログラマーの選考対策については下記の記事も参考にしてみてくださいね。
STEP6|内定をもらい雇用契約を締結する
選考に通過して内定をもらった後は、内定条件を確認して、問題がなければ雇用契約を締結します。
内定条件に納得できない場合には、内定条件の交渉をすることになりますが、条件交渉をする際には、安易に希望する条件を伝えるのは避けましょう。
というのも、未経験からプログラマーへ転職する場合、基本的に提示される条件はある程度決まっており、企業も面接結果や他の採用者とのバランスを見て条件を設定しています。
そのため、内定条件の交渉をする際には、まず先方がどのような理由で条件を設定したのかを確認した上で、本当に交渉が必要なのかを慎重に判断していくことが大切です。
末永
仕事内容・勤務先・年収の金額が面接時の説明と違う場合は交渉が必要ですが、基本的には未経験からの転職での交渉は難しいと考えておきましょう。
また、転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが内定交渉の仲介をしてくれるので、何かあれば相談してみると良いですよ。
未経験からプログラマーを目指す際のポイント
未経験からプログラマーを目指す際には、スキル選びや転職活動において意識しておいて欲しいポイントがいくつかあるので紹介していきます。
キャリアの方向性を明確にすること
未経験からプログラマーを目指す際には、自己分析をしてキャリアの方向性を明確にしてからスキル選びや学習を進めていきましょう。
特に、プログラマーは開発における作業者のポジションなので、キャリア形成を進めていく際には、どのようなキャリアの選択肢があるのか把握した上で方向性を決めることが大切です。
そして、キャリアの方向性を整理する際には、どのような仕事や開発に携わりたいのかを明確にした上で、希望を実現するためにどの分野のプログラマーを目指すのかを決めていきましょう。
また、キャリアの方向性を決めた後には、実際にどのような職場で働くのが希望にマッチしているのかも考えていくことになるので「プログラマーが活躍できる場所」も参考にしてみると良いですよ。
スキル選びでは需要・将来性も意識すること
プログラマーを目指す際には、分野によって求められるスキルは変わりますが、スキル選びでは需要と将来性も考慮して選ぶことが大切です。
というのも、プログラミング言語は、言語によって特徴や需要・将来性に違いがあります。
また、プログラマーとしてのキャリアを歩んでいく際にも、経験を積むスキルによって年収に差が出ることもありますし、トレンドだけで選ぶと数年後には需要が下がってしまうこともあります。
そのため、プログラマーになるために、スキル習得をする際には、分野で求められるプログラミングスキルを明確にした上で、それぞれの需要や将来性も考慮してスキルを選んでいきましょう。
プログラミング言語の特徴・需要・将来性
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Java
業務用システムやアプリケーション開発で用いられることが多く、需要や将来性は安定している。 -
PHP
Webサイト制作やWebサービスの開発で用いられることが多く、需要や将来性は安定している。 -
Ruby
WebアプリやSNS開発で用いられることが多く、小規模・中規模開発での需要がある。 -
C言語/C++
組み込み系のソフトウェア開発や業務システムの開発で用いられることが多く、一定の需要と将来性はある。 -
C#
ゲーム開発やアプリケーション開発ができて、ゲーム業界での需要は非常に高い。 -
Go
Webサーバー・Webサービスの開発やIoT開発ができて、需要が高く将来性もある。 -
Python
AI開発やWebアプリ開発、ブロックチェーン開発やデータ分析などができて、需要も将来性も非常に高い。 -
JavaScript
React.js・Vue.js・Angular.js.Node.jsなど、様々なフレームワークがあり、Web系開発での需要が高い。
未経験の転職では転職エージェントを活用すること
未経験からプログラマーへ転職する際には、転職サービスを活用する人は多いですが、転職サービスの利用を考えているなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職サイトも効率的に求人探しはできますが、情報収集や応募先との連絡、選考対策まで一人で対応しなければいけないため、未経験からプログラマーを目指す人には、あまりおすすめできません。
ですが、転職エージェントであれば、未経験からプログラマーに転職する際に気をつけることや求人探しのコツ、企業の情報共有や選考対策のフォローまで手厚く対応してくれます。
その他にも、応募先との連絡や内定時の条件交渉の仲介もしてくれますし、転職エージェントでは非公開求人も取り扱っているので、活用することで求人探しの幅も広げることができますよ。
末永
転職活動ではキャリアアドバイザーに相談すること
未経験からプログラマーを目指す場合には、転職活動においてミスマッチを防ぐために気をつけることもありますが、転職経験がないと何に気をつければ良いのかわからない人もいると思います。
特に、未経験からプログラマーに転職する際の年収相場や求人選びのコツ、選考対策で意識することや面接での質疑応答の内容は職種で異なります。
そのため、転職活動を進めていく際に、転職の成功率を上げたり、ミスマッチを防ぎたいと考えているのであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談して話を聞いてみると良いですよ。
特に、応募先の情報収集では、企業担当のキャリアアドバイザーに聞いた方が良いですし、不安なことも相談すれば解消できる可能性もあるので、一人で悩まずに積極的に相談していきましょう。
IT業界に強い転職エージェントは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
独学で勉強をしてプログラマーになる際の流れ
未経験から独学でプログラマーになるために必要なスキルを習得する場合、以下の流れで進めていくことになります。
独学でプログラマーを目指す際の流れ
- 独学の勉強方法に関する情報収集
- 参考書の購入及び学習サービスへ登録する
- スキル習得に関する学習計画を立てる
- スキル習得のための勉強を進める
- 転職準備を進めて転職サービスに登録する
- 求人に応募して選考を進める
- 内定をもらい雇用契約を締結する
独学でスキル習得をする際には、情報収集をしてから参考書を購入したり、学習サービスに登録して学習を進めてスキルを習得していくことになります。
また、独学でどの程度のスキルを身につければ良いのかわからない人は、資格取得かポートフォリオなどの制作物の作成を目標とすると良いですよ。
スキルを習得したには、転職活動を進めていくことになるので、詳しい情報は「未経験からプログラマーになる方法」を参考にしてくださいね。
末永
また、独学を検討している人は、独学のメリット・デメリットやポイント・注意点も併せて確認しておいてくださいね。
独学で勉強をするメリット・デメリット
プログラミングスキルを独学で習得する場合のメリットやデメリットは以下の通りです。
独学のメリット
- 金銭的な負担が少ない
- 自分のペースで勉強ができる
- 習熟度に合わせた勉強がしやすい
独学のデメリット
- 学習計画や目標設定も自分でやる必要がある
- わからないことは自分で調べる必要がある
- 勉強方法を知らないと学習効率が悪くなる
独学は、他の選択肢に比べて学習費用が少なく、勉強量や期間にもよりますが、5,000円〜3万円程度で学習できるため、金銭的な負担は少ないです。
また、自分のペースや習熟度に合わせて勉強ができるので、普段から勉強をして慣れている人やプログラミング知識がある人であれば、独学でスキルを習得していくこともできます。
ですが、独学は学習計画や目標設定、参考書選びまで全て自分で行う必要がありますし、わからないことは自分で調べる必要があるので、挫折率が高いのはデメリットとして挙げられます。
独学での勉強方法と進め方のポイント
プログラミング学習では「基礎:約200時間」「実務レベル:約1,000時間以上」と言われていて、プログラミング学習は3ヶ月〜1年程度の勉強が必要になることも多いです。
ですが、独学で勉強する場合には、期間を決めて集中して取り組むことも大切なので、目標を明確にした上でメリハリのある学習計画を立てていくようにしましょう。
そして、独学でプログラミングスキルの習得を目指す場合には、参考書や学習サービスを活用しますが、参考書選びや学習サービス選びでは、習熟度に合わせて選ぶことが大切です。
また、未経験からプログラマーへ転職する場合には、ポートフォリオの有無も転職の成功率に影響するので、スキル習得ではポートフォリオを作ることを目標にしておくと良いですよ。
末永
プログラミング学習では、参考書や学習サービス以外にも、オンライン学習プラットフォームやプログラミング言語の公式ドキュメントも活用できます。
また、ポートフォリオもサイトを作ったり、GitHubでソースコードを公開する方法があるので、どちらが自分に合っているかも調べてみると良いですよ。
プログラマーのスキル習得におすすめの参考書・学習サービス
プログラマーが知識やスキルを習得する際には、参考書や学習サービスを活用することが多いですが、参考書や学習サービスにも種類があるため、おすすめの参考書や学習サービスについてまとめました。
いずれも、評価が高い参考書や利用者の多い学習サービスなので、気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
開発全般の勉強におすすめの参考書
- イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
- ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略
- 改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
- プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識
- リーダブルコード より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
- プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
言語別でおすすめの参考書
- スッキリわかるJava入門
- 気づけばプロ並みPHP 改訂--ゼロから作れる人になる!
- 苦しんで覚えるC言語
- 新・標準プログラマーズライブラリ なるほどなっとく C#入門
- 現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
- スターティングGo言語
- 独習Python
- 絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版 SwiftUI 徹底入門
- はじめてのAndroidプログラミング 第5版
インフラ関連の勉強におすすめの参考書
- 絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版
- インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版
- サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本
- マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)
- すべてわかるゼロトラスト大全 さらばVPN・安全テレワークの切り札
- イラスト図解式 この一冊で全部わかるセキュリティの基本
ゲーム開発でおすすめの参考書
- マンガでわかる Unityゲーム開発入門
- Unity 3Dゲーム開発ではじめるC#プログラミング
- Unreal Engine 5で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶゲーム制作プロジェクト
学習サービスには、動画で基礎を学べる学習サービスとブラウザ上でプログラミング学習ができる学習サービスがあり、それぞれ特徴があります。
おすすめの動画学習サービス
-
Schoo
オンライン講義でタイムライン・チャットでのリアクションをしながら勉強できる。 -
Udemy
初心者向けから上級者向けまで様々な講座の動画がある。
おすすめのプログラミング学習サービス
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Progate
ブラウザ上でコード記述ができて気軽に学習ができる。結果の答え合わせもできるため、間違えた場所もすぐにわかる。 -
ドットインストール
3分動画で学習できて、プレミアムプランでは現役のエンジニアへの質問も可能。参加型のプログラミング勉強会もある。 -
paiza
動画解説がある実践型のプログラミング学習サービスで、ブラウザ上でコード記述ができるので動画を見ながら学習できる。
いずれのサービスも無料プランでお試しできるので、動画学習サービスやプログラミング学習サービスの利用も検討している人は、詳細も確認してみると良いですよ。
プログラマーのスキル習得におすすめの資格
独学でプログラミングの勉強をする場合に、転職活動でアピールするために、資格取得を目標としている人もいますが、プログラマーが資格取得を目指すなら、以下の資格取得がおすすめです。
基礎の習得におすすめの資格
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- Linux技術者認定資格
言語別でおすすめの資格
- Javaプログラミング能力認定試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- PHP技術者認定試験
- Ruby技術者認定試験
- Python3エンジニア認定基礎試験
- Python3エンジニア認定実践試験
- Unity認定試験
インフラ関連でおすすめの資格
- AWS認定資格
- Google Cloud認定資格
- Microsoft Azure認定資格
- シスコ認定技術者資格
- Oracle Master
- 情報セキュリティマネジメント試験
- CompTIA Security+
プログラマーを目指す際に資格取得を目指すなら、基本情報技術者試験とLinux技術者認定資格がおすすめです。
また、インフラ関連の知識や構築スキルを身につけるならクラウドサービスとしてのシェア率の高いAWSの認定資格を取得すると良いですよ。
プログラミング言語に関する資格でもアピールはできますが、基本情報技術者試験とLinux技術者認定資格の方が評価されやすいので、優先順位を明確にして取得する資格を決めていくことが大切です。
大学や専門学校を経由してプログラマーになる際の流れ
未経験から大学や専門学校を経由してプログラマーを目指す場合には、以下の流れで進めていくことになります。
大学や専門学校を経由してプログラマーを目指す際の流れ
- 大学・専門学校に関する情報収集をする
- 学校に通いながら知識やスキルを習得
- 自己分析や企業研究などの就職準備を進める
- 就職サイトに登録して求人を探す
- 気になる求人に応募して選考を進める
- 内定をもらって雇用契約を締結する
- 大学・専門学校を卒業して就職する
大学や専門学校でスキルを習得してプログラマーを目指す場合には、学校に関する情報収集をしてから大学や専門学校に入学して、スキルを習得していきます。
そして、大学や専門学校でスキルを習得した後に、自己分析や企業研究をした上で、就職サイトや就職エージェントを活用して就職活動を進めていくことになります。
就職活動と転職活動で意識するポイントも変わるので、就職活動と転職活動でどのような違いがあるのかもチェックしておきましょう。
末永
大学や専門学校に通ってスキル習得をする場合でもメリットやデメリットがあります。
また、ミスマッチを防ぐためにも、学校選びのコツやポイントも把握しておくことが大切なので、以下の内容もチェックしてくださいね。
大学や専門学校に通うメリット・デメリット
プログラマーになるために、大学や専門学校に通う場合のメリットやデメリットは以下の通りです。
学校に通うメリット
- 専門の学校を卒業した学歴がつく
- 学術理論からしっかりと学べる
- 研究開発に取り組む機会がある
学校に通うデメリット
- 学費が高く年単位での学習が必要になる
- 実践的な技術習得ができるわけではない
- 関連性の薄い授業を受ける必要もある
大学や専門学校でプログラミングを学ぶ場合、専門の教授から学術理論から体系的にプログラミングを学べるので、独学よりも理解を深めることができるのが大きなメリットとして挙げられます。
また、学校でプログラミングを学んでいると、就職時にもIT企業に採用されやすくなりますし、在学中も研究室で開発に携わった経験があれば、開発経験としてアピールもできます。
ですが、大学や専門学校は学費も高く、学習期間も長いですし、授業の受け方次第では最低限の知識しか身につきません。
学校に通ったからといっても就職が上手くいくとは限らない点はしっかりと認識しておきましょう。
末永
大学や専門学校は、学生や大学の卒業経歴が欲しい人は通っても問題はありません。
ただ、大学や専門学校に通う理由が薄い人は、短期間でスキルを習得して転職した方が良いことは覚えておきましょう。
大学・専門学校選びのコツ
プログラマーを目指すために大学や専門学校に通う場合には、大学や専門学校を検索できるWebサイトを活用して探す人も多いですが、学校選びでは以下の要素をチェックしておくことが大切です。
大学・専門学校選びのコツ
- 希望する学部・学科・専攻があるか
- 大学や専門学校に知名度や実績があるか
- 学費・在学期間が許容範囲内か
- 通学圏内に大学や専門学校があるか
- 夜間やオンラインでの通学が可能か
基本的には、上記の基準で大学や専門学校を探して、候補を絞っていくことになりますが、大学・専門学校選びでは「何を重視するか」で選び方が変わるので、優先度を明確にしておくことも大切です。
例えば、AI分野やロボット工学の分野では「有名な教授がいるか」「成果を出している研究室かどうか」も重視されるので、通学圏内から探すより、実績のある学校を全国から選ぶ方が良いです。
また、社会人として働きながら大学や専門学校に通う場合も「夜間やオンラインのどちらを希望するのか」「学校の知名度が必要な分野なのか」でも学校選びの基準は変わりますね。
大前提として、プログラミングを学べる学部・学科・専攻があるかどうかが重要ですが、それ以外の要素は学校に通う目的に合わせて優先順位を決めて選ぶことになると覚えておくと良いですよ。
末永
プログラマーを目指す場合には、以下のような学部・学科・専攻のある大学を探すことが大切なので、参考にしてみてくださいね。
プログラマーに関連する学部・学科・専攻
- 情報学部・理工学部
- 工学部の情報系学科
- ゲーム科・AI(人工知能)科
- 電気電子工学科・電子システム工学科
- ロボット・メカトロニクス学科
- 機械工学科・機械理工学科
- エンジニアリングデザイン学科
大学・専門学校経由でプログラマーになる際のポイント
大学・専門学校経由でプログラマーを目指す際には、学費だけでも私立大学(4年制)は約400万円〜500万円、専門学校(2年制)でも約100万円〜250万円必要になるため、学習コストは高いです。
そのため、大学や専門学校に通おうと考えている人は、学校に通うメリット・デメリットを明確にした上で「本当に学校に通う必要があるのか」を考えて、慎重に判断していくようにしましょう。
また、在学中も受動的に学ぶのではなく、自主開発をしたり、インターンでプログラマーとして実践経験を積んでおけば、就職活動を有利に進めることができるので、自主的に活動することが大切です。
AI分野やロボット分野では、研究室での実績も重要なので、研究にも力を入れる必要がありますが、それ以外の分野ではスキルを磨くことを意識して学校生活を送ると良いですよ。
プログラマーになるならプログラミングスクールの活用もおすすめ
プログラマーになるためにスキルを習得する方法の中には、プログラミングスクールもありますが、学習効率とコストパフォーマンスを重視するなら、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールにもメリット・デメリットはありますが、独学よりも効率よく勉強できて、大学・専門学校よりも学費を抑えて学習できるので、興味がある人は詳細も確認してみてくださいね。
末永
プログラミングスクールでは、転職保証コースを提供していたり、認定スクールでは受講料を一部給付してもらえる制度もあります。
そのため、社会人で未経験からプログラマーを目指す人は、一つの選択肢として検討してみると良いですよ。
プログラミングスクールを活用するメリット・デメリット
プログラミングスクールは、学習効率とコストパフォーマンスを考えるならおすすめですが、具体的には以下のようなメリットとデメリットがあります。
プログラミングスクールのメリット
- 未経験者向けのカリキュラムで学べる
- 希望する分野のスキルに限定して学べる
- プロのメンターがサポートについてくれる
- 転職保証コースで転職支援も期待できる
プログラミングスクールのデメリット
- 独学に比べて学習コストが高い
- 通学な必要なスクールもある
- スクールによって当たり外れがある
- 必ずスキルが身につくとは限らない
プログラミングスクールは、未経験者向けのカリキュラムで段階的に学習できて、希望する分野のスキルに限定して講師やメンターから支援してもらえるため、挫折する人も独学に比べて少ないです。
また、認定スクールであれば、転職保証コースを用意しているスクールもあり、特定の条件を満たして申請すれば、受講料の一部を給付してもらえるケースもあり、費用を軽減できる可能性もあります。
ですが、プログラミングスクールは、スクールによってコースやサポートの質にも差がありますし、受講すれば希望するスキルを身につくとは限らないので注意が必要ですね。
こんな人におすすめ
- 独学でスキル習得する自信がない人
- コストパフォーマンスを重視する人
- スキル習得から転職支援までして欲しい人
末永
プログラミングスクールの相場は20万円〜90万円ですが、転職保証コースの相場は50万円〜90万円のことが多いです。
そのため、プログラミングスクールを活用する時には、スクールの費用がどれくらいかかるのかも確認して選ぶようにしましょう。
プログラマーにおすすめのプログラミングスクール
未経験からプログラマーを目指す場合には、プログラミングスクールを活用するのがおすすめですが、プログラミングスクールにも種類があるため、スクール選びでは特徴を把握して選ぶことが大切です。
また、プログラミングスクールは、それぞれ得意分野や取り扱っているコースの内容に違いがありますが、以下のスクールは実績も豊富なので、スクールを探す際には優先的にチェックすると良いですよ。
おすすめのプログラミングスクール
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UZUZカレッジ
資格取得に強く、Java認定資格やCCNA・LinuCなどのインフラ関連の資格取得を目指せるコースもある。 -
Code Camp
PHP・Ruby・Javaなどのコースがあり、希望のスキルを習得ができるオーダーメイドコースもある。 -
侍エンジニア
AIやデータサイエンス関連のコースやオーダーメイドコース、資格取得を目指すコースや転職保証コースまで様々なコースがある。 -
TECH ACADEMY
様々なプログラミング言語のコースを網羅的に取り扱っていて、Webエンジニア向けの転職保証コースもある。 -
TECH CAMP
フロントエンドやRubyを中心にWeb開発のスキルを習得できる。短期集中や夜間・休日の転職保証プランもある。
未経験からプログラマーを目指す際に、転職保証コースのあるスクールを活用したい場合には、侍エンジニア・TECH ACADEMY・TECH CAMPを活用するのがおすすめです。
転職保証コースの有無を気にしないのであれば、UZUZカレッジやCode Campも含めて、それぞれのサービスで希望するコースがあるかを探していきましょう。
また、プログラミングスクールでは、同じスキル習得を目的としたコースでも、カリキュラムの方向性や学習期間、受講費用は違うので、気になったスクールは詳細を確認してみると良いですよ。
プログラマーの仕事内容
プログラマーの仕事は、PMや上流SEが作成した設計書に基づいて、プログラムの実装を担当する技術者のことを指し、システム開発やソフトウェア、アプリケーション開発などを行います。
開発では、要件定義・基本設計・詳細設計・実装・テスト・保守運用の工程がありますが、プログラマーの職務領域は実装・テスト・保守運用がメインになると考えておくと良いですね。
また、プログラマーとシステムエンジニアは混同しやすいですが、プログラマーは実装以降の対応をする技術者で、システムエンジニアは要件定義や設計の上流工程の対応もするという違いもあります。
その他にも、プログラマーとコーダーも混同しやすいですが、プログラマーはシステムに携わる技術者、コーダーはWebサイトなどのフロントエンドの実装を行う技術者と覚えておくと良いですよ。
末永
プログラマーとエンジニアでは、職務範囲が変わりますが、エンジニアの方がスキルレベルが高いと認識されることが多いです。
そのため、プログラマーとして働く際には、スキルを磨いて上流工程の仕事にも積極的にチャレンジしていくと良いですよ。
プログラマーの種類と役割の違い
プログラマーは、開発において実装以降の作業を担当する技術者のことを指しますが、プログラマーにも分野によって種類があり、それぞれどのような開発を行うのかも変わります。
以下では、プログラマーの種類ごとの役割と、活用されるプログラミング言語についてまとめたので、プログラマーを目指している人は、どの分野で活躍したいかでスキルを選ぶと良いですよ。
Web系
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役割
WebサービスやWebサイトの制作を行う -
使用言語
-フロントエンド
HTML・CSS・JavaScript
-サーバーサイド
Java・C+・C++・Perl・PHP・Ruby・Python・Go・JavaScript
ゲーム系
-
役割
コンシューマー・ソーシャル・スマホアプリなどのゲーム開発を行う -
使用言語
コンシューマー:C#・C++
ブラウザ:Ruby・JavaScript・C#
Androidアプリ:Java(Android)・Kotlin
iPhoneアプリ:Swift・Objectib-C
アプリケーション系
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役割
Webアプリ・デスクトップアプリ・スマホアプリ開発に携わる -
使用言語
Webアプリ:Java・C#・Python Ruby・PHP・Go
Androidアプリ:Java(Android)・Kotlin
iPhoneアプリ:Swift・Objectib-C
iOS/Android:ReactNative・Flatter
組み込み系
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役割
電子機器や自動車などの機材に組み込むプログラムを開発する -
使用言語
Java・C言語・C++・C#
汎用系
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役割
大型のコンピューターで情報処理作業を行うための汎用系システムの開発を行う -
使用言語
Java・COBOL・FORTAN
オープン系
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役割
仕様が公開されているOSやソフトウェアを組み込んだシステムの開発を行う -
使用言語
Java・C++・C#・PHP・Ruby・Go・Python・JavaScript・VB.net
通信系
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役割
ネットワーク関連の機器やシステムの開発を行う -
使用言語
Java・C言語・C++
セキュリティ系
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役割
セキュリティの構築や運用、ペネトレーションテストや脆弱性診断を行う -
使用言語
Java・PHP・C言語・C++・Python・JavaScript
各分野のプログラミング言語にも、トレンドや需要・将来性に違いがあるので、スキル習得する際には、それぞれの分野でのトレンドやプログラミング言語ごとの需要・将来性も意識して選びましょう。
また、各プログラミング言語の需要と将来性は「スキル選びでは需要・将来性も意識すること」でもお伝えしているので、チェックしてみてくださいね。
プログラマーが活躍できる場所
プログラマーが働く職場は、基本的に受託開発会社・SES会社・自社開発会社の3つがあり、受託開発会社にもWeb・ゲーム・システムなど、分野に特化した制作会社もあります。
プログラマーが活躍できる場所
-
受託開発会社
業務システムやソフトウェアなどの受託開発をする会社 -
Web制作会社
WebサイトやWebサービスなどの制作に特化した受託開発を行う会社 -
ゲーム制作会社
ゲーム業界に特化した自社開発や受託開発を行う会社 -
SES会社
クライアント企業に自社で雇用しているエンジニアの技術や労働力を提供する会社 -
自社開発会社
自社で何かしらのサービスやシステムの開発を行っている会社
会社によっては、自社開発と受託開発を両方行っていたり、人材サービスを行っているSES会社もありますし、コンサルティングファームがSIer事業を行っているケースもあります。
働き方も受託開発会社だと、開発の進捗によって残業や休日出勤をする機会もあり、SES会社は常駐先の就業規則に沿って働くため、案件によって働き方が変わります。
ですが、受託開発やSES事業を行っている会社では、案件単位で仕事ができて、スキルアップも目指しやすいので、スキルアップを目指したいプログラマーにはおすすめの選択肢ですね。
また、自社開発会社は、自社で納期調整ができるので労働環境が安定していることが多いですが、新規開発がない時期は保守運用がメインとなるので、スキルアップの機会が少なくなることもあります。
そのため、未経験からプログラマーになる際には、会社の事業形態によって働き方や求められる役割がどのように違うのかも把握した上で企業選びをすることが大切です。
プログラマーに求められる知識・スキル
未経験からプログラマーになりたいのであれば、プログラマーとして働くにあたって、どのような知識やスキルが求められるのかも把握しておく必要があるので、確認していきましょう。
プログラマーに求められる知識・スキル
- ITやシステム全般に関する知識
- プログラミングスキル
- フレームワークやライブラリの知識・スキル
- OSや開発ツールに関する知識
- クラウドを用いたサーバー構築のスキル
- データベース構築に関するスキル
- セキュリティに関する知識
プログラマーとして働く際には、希望する分野によって求められるプログラミング言語・フレームワーク・ライブラリのスキル、各分野に関連する専門的な知識は変わってきます。
ですが、プログラマーとして働く場合には、IT・システム全般の知識やOS・Git・IDEなどの知識、クラウドやデータベース、セキュリティなどのインフラ関連の知識や構築スキルも求められます。
そのため、プログラマーとして働きたいのであれば、希望する分野の開発に関する知識やプログラミングスキルだけではなく、関連する要素やインフラ周りの知識・スキルも身につけておきましょう。
プログラマーに向いている人・向いていない人の特徴
プログラマーにも向き不向きがあり、適性がないと転職してもストレスが大きかったり、上手くいかないこともあるため、プログラマーに向いている人と向いていない人の特徴も確認しておきましょう。
プログラマーに向いている人
- 論理的思考力がある人
- 地道な試行錯誤を苦に感じない人
- プログラミングが楽しいと感じる人
- 最新技術への興味関心がある人
- 学習意欲が高く自主的に勉強できる人
プログラマーに向いていない人
- 地道な作業やデスクワークが苦手な人
- 大雑把で細かい仕事が苦手な人
- 直感や感覚で行動しがちな人
- IT技術に関する興味関心がない人
- 自主的に勉強ができない人
プログラマーは、プログラミング言語を用いた開発を行いますが、開発では論理的に物事を考えながら、設計書に沿ってミスがないようにコードを記述していくため地道な作業も多いです。
そのため、論理的に物事を考えられたり、プログラミングが楽しいと感じる人は問題ないですが、地道な作業やデスクワークが苦手な人、大雑把で細かい仕事が苦手な人には、あまり向いていません。
プログラミングは、実際に触ってみないと適性があるかどうか分かりづらいですし、実際にチームで開発をしてみないと組織での開発に向いているかどうかわからないことも多いです。
なので、プログラマーを目指す場合には、プログラミングについて調べてみて、興味関心を持てるかどうか確認した上で、自分の性格や特性を考慮した上でキャリアを選択していくことが大切です。
プログラマーのやりがいときついと言われること
プログラマーは、やりがいを感じることもありますが、きつい・大変だと感じることもあります。
向き不向きと同様に「やりがい」や「きつい・大変だと感じること」も、転職後のミスマッチに影響するため、どのようなものがあるのか把握した上で、プログラマーになるか判断すると良いですよ。
プログラマーでやりがいに感じること
プログラマーとして働いていると、やりがいを感じることも度々ありますが、具体的には以下のようなやりがいを感じている人が多いようです。
プログラマーのやりがい
- 実装したプログラムが思い通りに動いた時
- システムやサービスがリリースされた時
- できることが増えて成長が実感できた時
- 様々な現場で開発の経験を積めて楽しい時
- 自分の仕事に対して感謝の言葉をもらえた時
プログラミングでは、1文字のミスでバグやエラーが発生しますし、地道な作業も多いので、実装したコードが思い通りに動いた時や無事にリリースできた時にやりがいを感じる人も多いです。
また、プログラマーとして働く中で、新しい機能の実装にチャレンジしたり、経験したことのない言語の開発に携わる中で、できることが増えて成長が実感できた時にもやりがいを感じるようですね。
他にも、プログラマーとして働く中で、最新技術や普段関わらない分野の仕事に携われた時に楽しさを感じる人や自分の仕事に対して感謝された時にやりがいを感じることもあるようです。
プログラマーの仕事がきついと言われる理由
プログラマーの仕事では、やりがいに感じることもたくさんありますが、きつい・大変だと感じることもあるため、具体的にどのようなことできつい・大変だと感じるのか確認していきましょう。
プログラマーのきつい・大変なこと
- 実装やテストでは地道な作業も多い
- 急な仕様変更が発生することもある
- 納期次第では残業や休日出勤もある
- 突発的なバグやエラーの対応が必要
- 自主的に勉強し続けないといけない
プログラマーの仕事では、設計書通りにプログラミングを行い、テストでは要件に沿っているかを一つ一つ確認をする地味な作業も多く、保守運用も地味な作業が多く退屈だと感じる人もいます。
また、開発でもクライアントの要望によって急な仕様変更が発生することもありますし、納期や突発的なバグ・エラーが発生すると、残業や休日出勤をしなければいけないことも多いです。
その他にも、プログラマーとして働いていると、スキルアップや新しい技術を身につけるためには、プライベートの時間を削って勉強をする必要がある点もきつい・大変だと感じる人もいるようですね。
プログラマーの給料・年収
プログラマーの給料や年収は、スキル・経験・勤務先によって変わりますが、公開求人を基に給料情報をまとめている求人ボックス 給料ナビによると、プログラマーの給料・年収は426万円でした。
また、システムエンジニアの平均年収は494万円、日本の職種全体の平均年収が460万円となっているため、プログラマーの平均年収は比較的低めの部類に入るようです。
ですが、プログラマーの求人における給料幅は291万円〜764万円、給料分布を見ると350万円〜410万円となっているため、経験を積んでスキルを磨いてけば、平均年収以上を稼ぐことは可能です。
そして、システムエンジニアの求人における給料幅は317万円〜941万円となっているため、上流工程の対応もできるシステムエンジニアになれれば、高年収を目指すこともできますよ。
末永
プログラマーとして年収を上げたいのであれば、スキルアップやキャリアアップは必要不可欠です。
そのため、高年収を目指すのであれば、エンジニアへのキャリアアップを目指して、経験を積んで、スキルを磨いていきましょう。
プログラマーの需要・将来性
プログラマーをはじめとした、IT人材は2030年時点で79万人不足すると言われていますが、IT業界は市場規模が拡大しているため、プログラマーやエンジニアの需要は非常に高い状態が続いています。
また、プログラマーの需要はありますが、IT技術の発展でノーコード開発やプログラミングの自動化が注目されているため、プログラミングしかできないプログラマーの将来性は高いとは言えません。
そのため、5年後・10年後も活躍し続けるには、プログラミングスキルを磨くだけではなく、要件定義や設計の対応をしたり、リーダーやプロジェクトマネジメントの経験を積んでいくことも必要です。
そして、IT業界の今後については、以下の記事でも詳しく紹介しているので、これからプログラマーを目指す人は、併せて確認しておいてくださいね。
プログラマーのキャリアパス
プログラマーとして働いていく中で、キャリア形成をする際には、以下のようなキャリアパスの選択肢があります。
プログラマーのキャリアパス
- 特定分野でプログラマーとしてのスキルを磨いていく
- プログラマーとして複数の分野での開発対応をできるようになる
- 上流工程ができるエンジニアへのキャリアアップを目指す
- ディレクターやテックリードへのキャリアアップを目指す
- PLやPMへのキャリアアップを目指す
プログラマーとしてのキャリアを築く場合には、特定分野のスペシャリストとしてスキルを磨くか、複数分野の開発に対応できるジェネラリストを目指す選択肢があります。
また、プログラマーとしてスキルを磨くだけではなく、要件定義や設計に携わるエンジニアへのキャリアアップを目指したり、ディレクター・テックリードへのキャリアアップを目指す選択肢もあります。
そして、上流工程に携わるエンジニアやディレクター、テックリードとして働けるようになったら、PLやPMとして、プロジェクト管理に携わる人材を目指すのも、キャリアパスとしてはおすすめです。
中には、フリーランスを目指す人もいますが、フリーランスエンジニアはスキルがないと収入が不安定になるので、まずはプログラマーとしての経験を積んでスキルを磨いてから検討することが大切です。
プログラマーに転職したいなら転職エージェントの活用がおすすめ
未経験からプログラマーへの転職を考えているのであれば、プログラマー未経験でも応募できる求人を取り扱っている転職エージェントを活用して、転職活動を進めていくのがおすすめです。
エンジニア向けの転職エージェントは多いですが、実際に求人を探してみると、未経験からでも応募できるプログラマーの求人は限られており、エージェントによっては紹介が難しい可能性もあります。
また、未経験者だとサポートしてくれない転職エージェントもあるため、未経験のプログラマーへの求人紹介や転職支援をしてくれるサービスを探しているなら以下のサービスを活用すると良いですよ。
おすすめの転職エージェント
末永
転職エージェントを利用する際には、複数のサービスを併用することで求人探しの幅を広げることができます。
特に、未経験からプログラマーを目指す場合には、求人探しで難航する人も多いので、複数のサービスに登録して、求人探しの幅を広げておくと良いですよ。
プログラミングスキルを習得するならプログラミングスクールの活用もおすすめ
プログラミングスキルを習得する際に、学習効率やコストパフォーマンスを重視する人は、プログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
特に、認定スクールであれば、教育訓練給付制度を活用できるので、条件を満たして受講を修了すれば、最大受講料の70%が給付されるため、結果的に受講費用を削減できる可能性もあります。
また、認定スクールでは、カリキュラム修了後に求人を紹介してくれる転職保証サービスを提供しているスクールもあるため、転職前提でスキル習得をしたい人は積極的に活用していきましょう。
プログラミングスクールでも、特徴や受講費用には違いがありますが、実績のあるスクールや認定スクールを探しているのであれば、以下のプログラミングスクールの中から選んでいくと良いですよ。
おすすめのプログラミングスクール
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UZUZカレッジ
資格取得に強く、Java認定資格やCCNA・LinuCなどのインフラ関連の資格取得を目指せるコースもある。 -
Code Camp
PHP・Ruby・Javaなどのコースがあり、希望のスキルを習得ができるオーダーメイドコースもある。 -
侍エンジニア
AIやデータサイエンス関連のコースやオーダーメイドコース、資格取得を目指すコースや転職保証コースまで様々なコースがある。 -
TECH ACADEMY
様々なプログラミング言語のコースを網羅的に取り扱っていて、Webエンジニア向けの転職保証コースもある。 -
TECH CAMP
フロントエンドやRubyを中心にWeb開発のスキルを習得できる。短期集中や夜間・休日の転職保証プランもある。
学習計画を立てる際には、各工程での所要時間を見積もって期限を設定することも大切です。
ですが、期限を設定する時には、全体の学習期間も考慮して余裕を持って計画を立てていくと、調整もしやすいですよ。