【2025年最新版】IT業界は将来性がない?今後の動向や需要の高いおすすめ職種を紹介
本記事では、将来性も高いIT業界の今後の動向について、発展の軸となる分野や現状の課題を元に解説しています。
また、IT業界の発展の中で私たちがやるべきことやIT業界の職種別のトレンドと将来性も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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IT業界は将来性がない?今後の動向を予測
IT業界の市場規模は、IT技術の発展と共に右肩上がりの状態が続いており、日本国内だけでなく、世界的に見ても最も将来性・成長性の高い業界の一つです。
そして、IT業界の発展は、私たちの働き方や生活に様々な影響を及ぼすことになるので、まずはIT業界の今後の動向と将来性について、具体的な事例を用いて徹底解説していきます。
DX化によって利便性の高い環境が作られる
IT業界は、2018年12月に経済産業省が「産業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進施策」を発表してから、様々な企業においてDX化が推進されています。
DX化はデジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを根本から変革する取り組みで、業務効率化や生産性向上、働き方改革の実現や顧客エンゲージメントの強化など、様々な利点があります。
業界・業種によって、DX化の取り組みは様々なものがありますが、具体的には以下のような取り組みによって、企業のDX化が進められており、業務効率化や生産性の向上につながっているようです。
業界別DX化事例
- 製造業界:画像認識を用いた品質管理
- 物流業界:クラウド在庫管理システムの導入
- 運送業界:AIを用いた配送ルートの最適化
- 小売業界:電子決済による利便性の向上
- 飲食業界:デリバリーのモバイルオーダー化
- 医療業界:電子カルテやオンライン診断
上記のように、DX化によってITツールやAIが現場に導入されたことで、現場の業務効率化や売上増加、顧客の利便性や満足度の向上など、様々な企業利益につながっています。
今後もDX化は推進されていき、IT技術が発展していけば、より利便性の高いITツールの導入ができるようになるため、IT業界は需要が高く、将来性もある業界だと言えますね。
【用語説明】
- DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語で、進化したIT技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革させるという概念。
AIの進化によって業務の自動化・効率化が実現できる
AI(人工知能)は、IT業界において最も注目されている技術分野で、AI技術が進化することで、IT業界全体のサービスの品質向上につながるため、今後の発展も期待されています。
また、AIは私たちの仕事やプライベートにおける様々な場面で導入されており、社会的に注目度が高くて、利用者が増えているサービスもあります。
AIを用いたサービス・ツール
- 文章生成AIとして有名な「ChatGPT」
- アップルのAIアシスタント「Siri」
- AI画像生成機能も搭載されている「Canva」
- 動画生成AIとして人気の「Runway Gen-2」
- PDFを要約できるAIの「Chat PDF」
AI関連のサービスやツールは、現状は新しいサービスが試行錯誤されながらリリースされている状態で、特定の機能に特化したサービスが多いです。
AI技術の発展により、特化型AIや汎用型AIなど、様々なAIサービスやツールが開発されることで、仕事の生産性向上やプライベートにおけるQOLの向上など、高い将来性にもつながることが期待されています。
IT技術の発展で私生活にも良い影響がある
IT業界の発展において、AIは重要な要素ですが、AI以外にもIT技術の発展によって私たちの生活に良い影響を及ぼしている技術もたくさんあります。
生活でも用いられるITツール
- スマートフォン・PCデバイス
- ICカード(クレジットカード)
- SNS(ソーシャルメディア)
- Wi-Fi/無線LAN
- コミュニケーションツール
- クラウド管理システム
現代では、ITに関わらずに生活することはできないとも言われるくらいにITが社会に浸透していますが、IT技術が発展したことで、上記のような便利なITツールも日常的に使えるようになりました。
特に、スマートフォンやPC、ICカードやSNSは、生活する上で必要不可欠になっていることを考えると、AIに限らずIT技術は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしていると言っても過言ではありません。
そして、IT技術の発展により、ITツールの質や利便性は大きく向上しています。今後もITツールが日本の課題解決や私たちのQOLの向上に良い影響を及ぼすことが期待されているので、将来性は明るいといえますね。
また、IT技術やAI技術の発展により「スマートシティ」「スマートハウス」「スマートホーム」も登場しています。
現時点の普及率は高くないですが、IT技術の発展で登場した生活に関わる特徴的な例ですね。
【用語説明】
-
スマートシティ
都市内に張り巡らせたセンサーやカメラ、スマートフォンなどの情報を通じて、環境データ、消費者属性や行動データを収集し、AIで分析して施設やインフラの利便性・快適性の向上を目指した都市。 -
スマートハウス
AI技術を導入して作られた住宅で、ITを活用して家庭の消費エネルギーを管理できる。 -
スマートホーム
スマートハウスにIoT技術を導入した住宅。ドアの開閉/施錠操作をスマートフォンで行う・家電の遠隔操作ができるようになるなど、生活の利便性の向上が期待できる。
オンラインサービスの浸透で働き方は変わる
5G(第5世代移動通信システム)の登場により、高速通信・大容量通信・多接続が可能となったことで、オンライン環境でのコミュニケーションもスムーズになり、リモートワークもしやすくなりました。
その他にも、会社や場所に縛られない働き方をするフリーランスも増えていますし、IT職種ではリモートワークメインで働いている人も存在します。
オンラインサービスの浸透や通信情報技術の発展で、働き方の自由度は高まっているため、リモートワークの環境整備が進めば、正社員でも柔軟な働き方が実現できるようになるかもしれません。
IT業界の市場規模はさらに拡大していく
IT業界はコロナ禍の影響で、ICTへの投資を中止・先送りした企業も多く、市場規模は世界的にも伸び悩みました。ただ、コロナ禍が落ち着いてきたことにより、市場規模の伸びも回復しています。
市場規模(日本) | 市場規模(世界) | |
---|---|---|
2019年 | - | 416兆円 |
2020年 | - | 413.4兆円 |
2021年 | - | 483.1兆円 |
2022年 | 27.2兆円 | 578.9兆円 |
2023年 | 28.5兆円 | 657.3兆円 |
2024年 | 29.9兆円 | 703.1兆円(予測) |
※参考1:令和6年版 情報通信白書
※参考2:令和5年版 情報通信白書
IT業界の市場規模拡大の背景としては、5Gなどの情報通信技術の進化によってDX化が進んだり、AI技術の進化によってIoTをはじめとした様々な技術革新も進んだことが大きな要因と考えられます。
そして、日本でもITの浸透やIT技術の発展によって市場の売上規模も年々増加しているため、今後もIT業界の市場規模は拡大していき、それに伴ってIT人材の需要も伸びていくことが予想されています。
また「経済産業省 IT人材需給に関する調査」では、2030年の段階でIT人材やエンジニアは79万人不足することが予想されているため、IT業界は未経験からでも転職しやすい市場です。IT業界は将来性も高く、転職もスムーズなので、未経験者にもおすすめの業界だといえますね。
IT業界の構造や職種に関する情報も動画でまとめて解説しているので、興味がある人はチェックしてみてくださいね。
IT業界に将来性がないといわれる理由
IT業界の市場規模は年々拡大していますが、IT業界の将来性を不安視する声があるのは事実です。
世界と比較すると、日本の競争率は下がっている状況にあります。日本のIT業界が海外との競争力を保ちながら、今後も成長していくためにはさまざまな課題がありますね。
IT業界に将来性がないと言われる理由につながるものも多いので、今後の発展の動向と併せてチェックしてください。
IT人材不足の深刻化
IT技術の目覚ましい進化により、さまざまな業界・業種でIT活用が進んでいます。
また、近年ではDXを推進する企業が増加しています。IT技術を駆使してDXプロジェクトを推進するIT人材の需要が急速に拡大していることもあり、IT人材不足の深刻化は大きな課題です。
実際に、経済産業省の調査によると、IT関連市場規模の拡大に伴い2030年までIT人材の不足は年々増加することが予測されており、需要伸び率予測が最も高い予測では2030年時点で最大約79万人ものIT人材が不足する見込みという結果になりました。
IT人材不足は、以下のような背景があげられます。
- IT需要の拡大
- 少子高齢化による労働人口の減少
- AIやIoT、ビッグデータなどを扱う先端IT人材の需要拡大
人手不足はITエンジニアの「売り手市場」となり、短期的には転職者に嬉しい状態となります。とはいえ、必ずしも「IT業界の将来が明るい」とはいえないので、注意が必要ですよ。

末永

人材不足解消・システム開発コスト圧縮のため、海外人材(オフショアなど)を利用する企業が増加していることもあり、国内のプログラマー需要は低下している傾向にあります。
個々のエンジニアは単純な製造工程だけを担うだけではなく、顧客コミュニケーション・AIやクラウドなど高度スキル、オフショア管理など、より幅広いスキルが求められているといえますね。
ブラックな労働環境
「IT業界=ブラックな労働環境」というイメージは根強く、働く環境として将来性を不安視する声もあります。
IT業界のブラックな労働環境例
-
長時間労働:
クライアントの要望に応えるため、プロジェクト納期が厳しく設定されていることも多く、納期前の追い込みで残業や休日出勤が常態化。 -
慢性的な人手不足:
人材不足から業務の分担・引き継ぎが難しく、少数のエンジニアに業務が集中しやすい。 -
ピラミッド型の多重下請け構造:
日本のIT企業は受託開発会社・SES会社が多く、大手SIerを中心とした下請け構造になりやすい。末端になるほど労働環境・待遇が悪い。 -
成果主義やプレッシャー:
「このバグを直せないと帰れない」などのプレッシャーから精神的なストレスが大きい。
いくつか要因があげられますが、長時間労働や過度なプレッシャーが問題になることが多いですね。

末永

全てのIT企業がブラックな労働環境というわけではありません。ただ、ホワイト企業でワークライフバランスを保ちながら高年収・高待遇を手にするITエンジニアがいる一方で、ブラックな労働環境で大きな心身負担を抱えるエンジニアもいるのは事実です。
就職や転職の際は、企業選びの段階で応募先企業がブラックな労働環境でないかしっかりと調査することが大切ですね。
AIの台頭により、仕事が奪われる
AI技術の急成長によって「ITエンジニアの仕事が奪われるのでは?」という不安を抱える人は多くいます。実際に、IT業界でいうと、以下のような業務はAIによって自動化される可能性が高いとされていますね。
AIに奪われる可能性のある業務例
- 簡単なプログラムや定型的なコードの自動生成
- テストやデバッグ作業の自動化
- ITサポートやヘルプデスクの自動応対
作業手順が明確でルール化しやすい業務は、AIでの置き換えが容易であり、今後さらにAIでの自動化が進んでいくと考えられます。

末永

AIに奪われる仕事がある一方で、AIを活用する仕事が増える可能性もあります。
たとえば、「どのようなシステムを作るべきか?」といった高度なシステム設計・アーキテクチャ設計は、顧客の要望や背景を理解したうえで判断しなければならないため、AI化が難しい領域です。
また、学習データの偏りやアルゴリズムの調整、AIモデルの最適化などは、人間のエンジニアによる管理やチューニングが欠かせません。
AI技術の進化が激しい環境に適応し、エンジニアとして生き残るためには、トレンドに合わせて必要なスキルを磨いていく必要があるといえますね。
IT業界は変化が激しく、技術の流行も短期間で移り変わっていくので、ITエンジニアとしての価値を維持・向上していくためには、定期的に自分のスキルや経験を棚卸しし、市場価値を確認しておくのが大切です。
「今の自分はどのレベルなのか?」「自分のスキルに需要があるのか?」は、客観的に把握しておくことでキャリアの方向性を決めやすくなりますよ。
IT業界の転職に特化した転職サイト・転職エージェントでは、無料で利用できるスキル診断や年収診断ツールを用意していたり、経験豊富なキャリアアドバイザーから実践的なアドバイスがもらえたりと、ITエンジニアのキャリア形成・スキルアップに有益なサービスが受けられます。
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-
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【職種別】IT業界における職種別のトレンドと将来性
IT業界には、エンジニアをはじめとした様々な職種が存在しますが、その中でもサービスやシステムの開発に関わりのある職種のトレンドや将来性について紹介していきます。
大手転職サイトdodaが公開する平均年収のデータもあわせて紹介するので、現在、IT業界で働いている人も、これからIT業界で働こうと考えている人も、気になる職種があればチェックしてくださいね。
IT営業職
IT営業職として働く場合、IT業界で取り扱う様々な製品の営業経験を積みながら実績を作り、営業ノウハウや対人スキルを身につけて「個人の強み」を活かして働いていくことが大切です。
営業として働く上で、商材の強さは成果にも影響しますが、商材の強さに関わらず、市場価値を判断する際には、どんな製品の販売をしても一定の成果が出せるスキルがあるかが重要視されています。
そのため、IT営業として活躍したいなら、営業ノウハウや顧客心理、製品分析や独自のセールスポイントを見つけることなど、製品販売のプロとして必要な知識やスキルを身につけましょう。
また、IT営業として働くのであれば、マーケティングの知識やスキルも習得しておくと「マーケティングから販売まで一貫して対応できる営業」として、転職市場でも差別化ができますよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
IT営業 | 478万円 | 513万円 | 421万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
営業ノウハウは、試行錯誤しながら築き上げるものなので、独自の営業ノウハウを持っていると他の営業との差別化もしやすいです。
そのため、営業として働く際には、臨機応変に対応する中で、最適な営業方法を探してみるのもおすすめですよ。
webサービスエンジニア
ECサイトやSNS、業務システムなどwebサービスの開発を担うエンジニアが、webサービスエンジニアです。
webサービスエンジニアは、担当する技術領域によって職種が細分化されることが多く、ユーザーが直接触れる部分の開発を担当する「フロントエンドエンジニア」と、アプリケーションのデータ処理などを行うバックエンドの開発を担当する「サーバーサイドエンジニア」の大きく2つに分けられます。
フロントエンドエンジニアとして働くなら、需要が伸びているTypeScriptやフロントエンドフレームワークのReactやVueのスキルを優先的に身につけましょう。
対して、サーバーサイドエンジニアは得意分野によって用いられる言語やフレームワークも変わるため、キャリア形成を進めていく際には、具体的なキャリア像を元に最適なスキルを磨くことが大切ですよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
webサービスエンジニア | 446万円 | 464万円 | 400万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
webサービスエンジニアは担当領域の幅が広いのが特徴です。
フロントエンド、サーバーサイドのどちらの職種も、様々な業界・業種での開発経験を積んでスペシャリストを目指すか、双方の領域で幅広く経験を積んでジェネラリストを目指すキャリアが一般的ですね。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは企業やサービスの運営に必要なインフラ環境の構築、保守・運用を担う仕事です。担当する範囲は幅広く、サーバ0やネットワーク、データベース、セキュリティ、クラウドと多岐に渡ります。
インフラエンジニアは企業活動・サービス運営において必要不可欠な役割であり、エンジニアの中でも需要は安定しています。インフラエンジニアとしてインフラ全般の知識を広く習得したジェネラリストとしてのキャリアのほか、特定分野のスペシャリストとして特定領域の業務をリードするキャリアもありますよ。
インフラエンジニアとして活躍するためにはインフラに関する幅広い基礎知識はもちろんのこと、担当領域の専門知識、システム開発やセキュリティの知識も習得しておくとスムーズですね。
特定分野のスペシャリストとして働きたい場合は、職種の需要や将来性を考慮して選ぶことも大切です。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
サーバーエンジニア | 464万円 | 481万円 | 404万円 |
データベースエンジニア | 463万円 | 496万円 | 362万円 |
ネットワークエンジニア | 447万円 | 467万円 | 387万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
インフラ関連の資格にも種類がありますが、キャリアアップやスキルアップ目的なら中級〜上級の資格取得を目指しましょう。
いずれも、国家資格やベンダー資格として認知度は高いので、キャリアの方向性に合う資格を優先的に取得するのがおすすめです。
インフラエンジニアにおすすめの資格
-
サーバー/クラウド
Linux技術者認定資格
AWS認定資格
Google Cloud認定資格
Microsoft Azure認定資格 -
ネットワーク
シスコ認定技術者資格
ネットワークスペシャリスト試験 -
データベース
Oracle Master
OSS-DB
データベーススペシャリスト試験 -
セキュリティ
CompTIA Security+
情報セキュリティマネジメント試験
情報処理安全確保支援士試験
インフラエンジニアへの転職について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は読んでみてください。
スマホアプリエンジニア
スマホアプリエンジニアとしてキャリア形成を進めていくのであれば、特定分野に特化するよりもiOSとAndroidの両方に対応できるようにスキルを磨いた方が市場価値も上がりやすいのでおすすめです。
もちろん、どちらかのOSに特化しても良いのですが、スマホアプリ開発ではクロスプラットフォームになることも多いため、仕事の幅を広げて市場価値を上げるならどちらも対応できた方が良いです。
また、ReactNativeやflutterでも両方のデバイスに対応するスマホアプリの開発はできますが、スキルを習得するなら、Swift・AndroidJava・Kotlin・ReactNativeスキルを優先的に身につけましょう。
その他にも、スマホアプリエンジニアとしてのキャリアを築いていくなら、スマホアプリデザインやスマホアプリのUI/UXのスキルも身につけておけば、市場価値を上げることにつながりますよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
スマホアプリ/ ネイティブアプリ系エンジニア |
476万円 | 503万円 | 394万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
iOS開発ではXcode、Android開発ではAndroidStudioの統合開発環境(IDE)がよく使われるので、優先的に活用していきましょう。
他にも、開発言語でよく使われるIDEは変わるので、スマホアプリ開発に関連するものがあれば、実際に触ってみると良いですよ。
Webデザイナー
Webデザイナーとして働く人は、コーディングやUI/UXデザインのスキルを身につけている人も増えているため、市場価値を上げるためには差別化するための工夫をする必要があります。
例えば「UI/UXデザインで何を意識して、どのような成果につながると考えたのか」「どのような成果につながったのか」など、マーケティング要素も意識した成果までアピールするのも効果的です。
Webデザイナーの中で、マーケティング視点での成果の指標を持って実績を残している人は限られるので、差別化するならマーケティング視点での成果をアピールすると評価されやすいですね。
コーディングスキルやUI/UXデザインの知見がある人が増えているからこそ、選ばれるWebデザイナーになるには、高いレベルで貢献ができて利益につながる成果に責任を持てるかが重要になります。
そのため、Webデザイナーとして活躍していきたい人は、Webデザインスキルやコーディングスキルを磨くだけではなく、UI/UXデザインの実績や関連業務の経験も積んでいくと良いですよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
webデザイナー | 378万円 | 426万円 | 360万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
WebデザイナーにはWebデザインやコーディングスキル以外にも、マーケティングやディレクションの知見は求められます。
また、ノーコード・ローコードでのWeb制作スキルやCMSのカスタマイズに関するスキルも身につけておくと対応できる業務範囲が広がるのでおすすめです。
webデザイナーへの転職について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は読んでみてください。
Webマーケター
Webマーケターとして働く場合には、とにかく成果・実績が重視されるので、幅広い業界での経験を積んで実績を残して、マーケターとして信頼してもらえるようにすることが大切です。
マーケティングでは、業界や企業によって、最適なマーケティング手法は変わるため、まずはマーケターとして柔軟な発想で最適な提案ができるように、様々な業界での経験を積んでいきましょう。
また、Webマーケターとしての市場価値を上げるには、リスティング・SEO・SNSをはじめとした様々な分野でのマーケティング経験を積むことも大切なので、意識して働いていくと良いですよ。
そして、マーケティングの仕事はデータ分析も必要になってくるので、数学的な知識や統計学の知識を身につけてデータアナリストとして働けるくらいの知見を身につけておくのもおすすめです。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
webマーケティング | 469万円 | 513万円 | 434万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
マーケティングはAIとの相性も良いため、AIツールを活用したマーケティングや業務効率化の経験があると市場価値も上がります。
そのため、マーケターとしての市場価値を上げたい人は、最新技術を取り入れたマーケティングのスキルを磨くことも大切です。
Webディレクター
Webディレクターや開発ディレクターとしてのキャリアを築くなら、様々な業界業種でのサイト制作やサービス開発に携わっていくことが、市場価値を上げていくためには重要になります。
というのも、ディレクターはWeb制作とシステム開発で求められる知見は変わりますが、ベースのディレクションスキルは変わらないので、とにかく経験を積んで知識を磨いていくことが大切です。
また、エンジニアやWebデザイナーでもディレクション経験がある人が増えているため、ディレクターとして差別化を図るためにも、関連する知識やスキルは積極的に習得していきましょう。
特に、開発言語に関する知見やディレクション手法の知識、UI/UXデザインやマーケティングの知識は、ディレクターとして働く上でも重要なので、優先的に習得すると良いですよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
Webディレクター | 447万円 | 501万円 | 411万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
ディレクターになる前にエンジニアやデザイナー経験を積んでいるなら、その強みを最大限活かして仕事を進めていくと良いですよ。
特に、PMへのキャリアアップを目指すなら、ディレクターとしての経験や実績が必要なので、成果を意識して行動していきましょう。
webディレクターへの転職について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は読んでみてください。
PM(プロジェクトマネージャー)
PM(プロジェクトマネージャー)としての市場価値を上げていくためには「PMとしてプロジェクトを成功に導いてきた実績」が重要なので、とにかく実績を積んでいくことを優先しましょう。
また、PMにも特定分野に特化したPMと幅広い分野に対応できるPMがいますが、基本的には得意分野での実績を積む人が多いので、まずは経験分野や得意分野のプロジェクト経験を積んでいきましょう。
PMとして働く場合には、自社開発会社で働くのも良いですが、PMの経験を積むことを優先するなら受託会社やSES会社のように、様々なプロジェクトに関わる機会のある職場で働くのもおすすめです。
そして、PMとして仕事を獲得するには、実績や対人能力も含めて「安心して任せられる」と思ってもらうことが大切なので、どうすれば信用を得られるかを意識して行動すると良いですよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
プロジェクトマネージャー | 693万円 | 720万円 | 584万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
PMとしての実行能力をアピールするなら実績が一番ですが、資格も知識やスキルの証明になります。
特に、システムアーキテクト試験やプロジェクトマネージャー試験は、PMとしての箔をつけるならおすすめですよ。
PM(プロジェクトマネージャー)におすすめの資格
- システムアーキテクト試験
- PMOスペシャリスト
- PMP資格
- プロジェクトマネージャー試験
PM(プロジェクトマネージャー)への転職について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は読んでみてください。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとして働く際には、とにかく実績を積んで信用を得ることが、市場価値を高めるためには重要なので、コンサルタントとしての実績を積むことを優先していきましょう。
IT業界のコンサルタントにもIT戦略・ERP・SAP・SCM・CRMなど分野がありますが、ITコンサルタントとして働く場合には、専門分野に特化した経験と実績を積んでいくことが大切です。
もちろん、様々な分野に対応できる人材を目指すのも良いですが、特定分野での実績がないとキャリアの幅を広げていくことは難しいため、まずは得意分野を定めて実績を作ることから始めましょう。
ITコンサルタントとしてコンサルティングファームで働く場合には会社の看板で仕事を獲得しやすいですが、個人で働く場合には実績と信用が必要なので、コンサルティングファームに所属している人でも、会社に依存しない強みが必要になります。
そのため、ITコンサルタントとして働く場合には、コンサルタントとしての営業活動もしつつ、信用を得るためにPMやPMOとしての実績も積みながら、人脈形成をしていくことも大切ですよ。
平均年収 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
ITコンサルタント | 598万円 | 637万円 | 504万円 |
出典:doda 平均年収ランキング |
ITコンサルタントとして働くのであれば、ITストラテジストや中小企業診断士の資格を取得するのもおすすめです。
また、PMOやシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャーの資格も役立つので、機会があれば取得しておきましょう。
ITコンサルタントへの転職について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる人は読んでみてください。
IT業界の発展の軸となる6つの分野
IT業界は将来性のある業界ですが、IT業界の発展において軸となる分野や注目されている分野が存在します。
そこで、本項では、IT業界の発展に影響する6つの分野について特徴や具体例を紹介していくので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
AI・ビッグデータ
IT業界では、AIが技術発展の軸になる分野となっていますが、AIは画像認識や音声認識、自然言語処理や推測/処理など、様々なことができる技術で、以下のように様々な業界で導入されています。
AI・ビッグデータを活用した例
- 医療業界:画像診断による診断支援
- 食品業界:製造品の検品作業の自動化
- 家電業界:スマートスピーカーの開発
- Web業界:自動言語翻訳機能の導入
- マーケティング業界:テキストマイニングによるデータ収集
- 金融/証券業界:金融や証券の市場予測
- 物流業界:配車計画の立案の自動化
AIやビッグデータはIT業界の発展を支える重要な要素の一つで、さまざまな業界の課題を解決する手段として活用されています。
企業の競争力強化にも貢献する技術として注目度も高く、今後AI・ビッグデータの活用がさらに拡大することで、新たな価値を生み出していくことが期待されていますよ。
【用語説明】
-
機械学習
AI(人工知能)を実現するためにコンピューターなどに膨大な情報の中から法則性やルールを学習させること。 -
深層学習(ディープラーニング)
機械学習の一つの手法で、AIが特定の情報の特徴を自動的に判別して新たなルールを自動生成していくこと。 -
ビッグデータ
PCやスマホなどのデバイスや記録媒体、企業活動や日々発信される情報などの蓄積された膨大なデータのことを指す。 -
データマイニング
膨大なデータの中から統計学やAIなどの手法を活用して、未知のパターンや傾向、関係性などを発見するための分析手法。
IoT技術
IoTは「モノのインターネット(Internet of Things)」のことを指し、ドローンやロボットで注目されましたが、私たちの日常の中にも既に様々なIoT技術が用いられたデバイスや製品があります。
IoT技術を用いた製品例
- スマート家電
- スマートロック
- ウェアラブルデバイス
- セルフレジ
- 駅のホームドア
近年では、話しかけるだけで操作できるIoTデバイスや遠隔でドアの施錠ができるスマートロック、ヘルスケアに活用されるウェアラブルデバイスなど、さまざまな分野でIoT技術は活用されています。
上記以外にも、様々な業界でIoT技術を用いた業務効率化や人材不足の緩和、業務の最適化やコスト削減の取り組みが進められており、IoT技術はIT業界の発展には必要不可欠な技術となっています。
【用語説明】
-
IoT
「モノのインターネット(Internet of Things)」とも言われ、機械をインターネットに接続して、遠隔操作や監視、機械同士の情報通信などを実現できる。
RPA
AI技術やIoT技術が発展した現代では、ロボットを活用して人員コストの削減や業務効率化を図るRPAもDXの取り組みの一環として、製造業を中心に様々な業界で導入されています。
RPAの特徴
-
メリット
24時間365日の稼働ができて生産性が高い
処理が早く膨大な作業でも精度を維持できる
人的ミスの削減や人手不足の解消につながる -
デメリット
例外処理が難しくエラーで作業が止まる
判断ができず、指定した作業以外はできない
複雑な指示には指示の細分化が必要になる
また、スターティアレイズ株式会社が2023年12月に実施した「RPAツール導入に関するアンケート 調査結果レポート」によると、国内企業のRPA導入率は14.16%で、大企業を中心に導入されています。
一方で、RPAを導入するには、導入目的の明確化や業務の細分化、適切なツールの選定、運用人材の確保など、多くの準備が必要であり、導入のハードルは高いのが現状です。
そのため、コストや費用対効果の低さ、専門知識を持つ人材の不足を理由に導入を見送る企業も多く、コスト削減や専門人材の育成が課題とされています。
【用語説明】
-
RPA
ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)の通称で、人間が行っていた作業や業務をAIやロボットなどの技術を活用して業務を自動化していく技術。
XR(VR・AR・MR・SR)
XRとは「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」「代替現実(SR)」のような先端技術の総称で、ゲーム業界やエンタメ業界だけでなく、様々な業界での実用化が進められています。
XR(VR、AR、MR、SR)技術の活用事例
-
不動産業界
VR技術を活用した内見の実施やHololensによる建物の完成イメージの共有 -
医療業界
VR・AR技術を活用した仮想空間での手術による技術向上、MR技術を活用した遠隔での手術の実現 -
小売業界
VR技術を活用したバーチャールショッピングやARを活用した家具設置サービスによる利便性の向上
XR技術の活用により、ユーザー体験の向上、利便性の向上、効率的なスキル習得が可能となり、今後も幅広い分野での活用が期待されています。
特に、技術発展によって代替されにくい人材の育成や、物理的な距離を超えた知識・技術の共有の観点から、XR分野への注目が高まっていますね。
また、VR技術の登場以来、メタバースは新たなコミュニケーションツールとして活用され始めており、技術の進化により仮想空間でのコミュニティ形成が期待されていますよ。
【用語説明】
-
VR(仮想現実)
コンピューターで作成した映像や音声などの情報をユーザーが現実に近い状態に感じられるようにする技術。VR登場によりユーザーが仮想現実における擬似体験を演出もできるようになった。 -
AR(拡張現実)
現実世界に作成したCGなどの視覚情報を表示させることで、現実世界にキャラクターが存在しているような特別な体験を演出できる技術。ポケモンGOでARを取り入れたことにより世界中に広がった。 -
MR(複合現実)
カメラやセンサーを駆使しながら位置情報を正確に算出することで、特定のものを様々な角度で見たり、目の前に情報を3Dで表示させて、直接タッチして操作するといった高度な情報処理ができるようになった。 -
SR(代替現実)
ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)を通して、存在しない世界や過去の映像などを現実世界の映像に置き換えて表示できる技術。現実にはない空間にいる体験の創出ができるようになった。 -
メタバース
仮想空間でユーザーがアバターを操作してコミュニケーションや経済活動を行うサービス。他者との交流やイベントへの参加、商品・サービスの購入や擬似体験など、様々な領域に活用できる技術で注目度も高い。
ブロックチェーン・NFT
ブロックチェーン技術は、金融業界を中心に注目されており、セキュリティ向上により仮想通貨などのデジタル資産取引が可能になりました。
特に、「NFT(非代替性トークン)」の登場により、デジタル資産の保全性が向上し、信用取引の幅が広がるなど、世界的に重要な技術として認識されています。
実際にさまざまな分野でも利用されており、データ改ざんを防ぐ目的で自動車業界や官公庁、医療業界でも活用されていたり、デジタルアートや商品の先行購入権売買などの活用例がありますね。
【用語説明】
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ブロックチェーン
仮想通貨などの電子取引を実現するために開発された情報を記録するデータベース技術。電子取引においてもデータの改竄が難しいため金融サービスにおいて活用されている。 -
NFT(非代替性トークン)
ブロックチェーン技術を応用したデジタルデータに唯一性と真贋性を付与する技術。デジタルアートや音楽やデータの著作権の証明もできるため注目されている。
ノーコード・ローコード開発
DX化が進む中で、IT人材不足を補うため、非エンジニアでもWebサイト制作やシステム開発ができるノーコード・ローコードツールが注目されています。
ノーコードツールは、あらかじめ用意されたパーツやオプションを使ってWebサイトやアプリケーションの開発が可能です。
一方、ローコードツールは最小限のコード開発で基本のツールで作成した後、必要に応じて機能の追加ができます。
WordPressやKintoneなど、ビジネスパーソンに馴染みのあるツールも多く、DX化の推進に伴い、改めて注目されていますね。
【用語説明】
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ノーコード
ソースコードを記述せずにアプリケーションやWebサービスを開発できるサービスや方法で、非エンジニアでも簡単に利用できる。 -
ローコード
最小限のコード記述での開発を趣旨としていて、ローコードはノーコードよりも拡張性が高くて高性能なシステムの開発がしやすい。
X-tech(クロステック)
X-tech(クロステック)は、既存の業界のビジネスとAI・ビッグデータ・IoTなどの最新技術を組み合わせる事で新たな製品・サービスを生み出すアプローチです。
DX化に伴ってX-tech(クロステック)も加速していて、金融×テクノロジーの「Fintech(フィンテック)」や教育×テクノロジーの「EdTech(エデュテック)」、人材×テクノロジーの「HRtech(HRテック)」なども注目されています。
X-techの活用事例
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金融業界(Fintech)
キャッシュレス決済の導入
仮想通貨(暗号資産)による資産運用
投資や資産運用のロボアドバイザーの導入 -
教育業界(EdTech)
オンライン授業(遠隔授業)の実施
生徒向けの学習支援システムの導入
教師のための授業支援システムの導入 -
人材業界(HRtech)
採用活動における情報の一元管理
システムによる社員の退勤管理
システムによる適切な人事評価の実現
X-techは、異業種間のコラボレーションによって、従来の枠を超えた革新が期待されており、今後さまざまな分野での展開が進むと予測されていますよ。
IT業界の5年後・10年後の予測
AIやIoTをはじめとするIT業界の最新技術は急速に進化・拡大を続けており、今後も多くの業界に変化を起こしていくことが期待されています。特に、DXの推進により、企業の競争力を高めるための技術活用がますます重要になると考えられます。
5年後には、AIやIoTを活用した新しいサービス・システムの導入が進み、業界全体の効率化や生産性向上が加速すると予測されています。
特にAIによる業務の自動化が進むことで、従来の働き方が大きく変わる可能性がありますね。
そして、10年後には多くの業界・業種にAIやIoTの技術が浸透し、業務の自動化や効率化が一層進展し、従来の仕事に変わる新しい仕事が生み出されることが予測されます。
新たな技術を活用した働き方が主流となり、仕事の内容や質は大きく変化するといえますね。
このように、IT技術の急速な進展により、今後のIT業界の将来性は明るい一方で、ITエンジニアをはじめIT業界で働く人は技術変革への適応を求められます。
10年後も活躍できるようにするには、技術の進化に柔軟に対応し、新しい技術を継続的に学ぶことが重要ですよ。
IT業界の発展の中で私たちがやるべきこと
AI技術の発展によって、人材不足の解消や業務効率化のためにAIを導入する動きは止まりません。私たちは今後の社会で活躍するために何ができるかを考えていくことが大切です。
そこで、本項では将来性の高いIT業界で、5年後・10年後も活躍していくために、具体的に何をすればいいのかについて紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
仕事で利用するITに関する知識やスキルの習得
IT業界で働いているかどうかに関わらず、自身の仕事に関連するITツールがあれば、一通りの特徴や使い方に関しては把握しておくことが大切です。
というのも、DX化は業界業種問わずに導入が進められていて、仕事でITツールに触れる機会が少ないとしても、将来的にはITに関する知識やスキルがないと、市場価値が下がる可能性もあります。
特に、今の仕事で活用されているITツールは、今後の仕事でも必要になる可能性が高いので、なんとなく使うのではなく、利用できる機能の種類や有効活用の手段も調べておきましょう。
DX化によって業界が変化した時には、自ら新しい情報を取りに行き、未経験のツールでも積極的に活用していく姿勢が大切です。変化に適応できるように、ITリテラシーを高めていくと良いですよ。
AIに置き換えられないスキルの習得
5年後・10年後には、ITツールだけではなく、AIを活用した業務の自動化や効率化が進められていくために、AIに代替されないスキルを身につけておくことも、活躍し続けるためには大切です。
AIに代替される仕事は、ルーティンワークのように作業手順が明確な仕事や単純作業が多い仕事、情報処理が中心の仕事など、業務が自動化できる仕事のほとんどはAIに代替される可能性が高いです。
ですが、創造性・独創性が必要な仕事や感情を汲んで対応する必要がある仕事、重要な判断が必要な仕事や命を預かる仕事は、人が介在する必要があるのでAIに代替されることはありません。
AIに代替される仕事の例
- 事務職・作業員
- レジ係・受付係
- オペレーター
- 運転手・配達員
AIに代替されない仕事の例
- 医師・看護師・介護士
- 芸人・俳優・声優
- AIエンジニア
- コンサルタント
そのため、今後AI技術が発展しても、仕事がなくならないように、今からAIにはできないスキルを身につけて、5年後・10年後も活躍し続けられる土台を作っていくと良いですよ。
AIに代替されないスキルと言われてもイメージができない人もいると思うので、具体的にどのようなスキルを身につければいいのか紹介していきますね。
AIに代替されないスキル一覧
- 対人スキル
- 思考スキル
- リーダーシップ
- マネジメントスキル
- 営業スキル
- マーケティングスキル
- クリエイティブスキル
スキルの掛け合わせによるオリジナリティを追求する
5年後・10年後も活躍し続けられる人材になるには、AIに代替されないスキルを身につけるだけではなく、ビジネスパーソンとしての市場価値を上げていくことも重要となってきます。
また、市場価値を上げるには、実績を積んで専門性を高めていく人も多いですが、ジェネラリストとして活躍できる幅を広げたり、スキルを掛け合わせてオリジナリティを追求していくことも大切です。
というのも、特定分野の経験や実績が豊富で専門性の高い人材の需要は高いですが、ジェネラリストとして一定のレベルで様々な価値提供ができる人材も需要が高くて市場価値も高いです。
特に「マーケティングにも精通した営業」「Webデザインもできるエンジニア」のように、親和性の高い分野のスキルや知見がある人材は、オールラウンダーやジェネラリストとして重宝されます。
そのため、5年後・10年後も活躍し続ける人材になりたいなら、専門性を高めるだけではなく、スキルの幅を広げて、1000人に1人の人材になることを目指してスキルを磨いていくと良いですよ。
AI技術が発展した時代では、専門分野に特化していても、自動化できる仕事はAIに置き換えられる可能性が高いです。
そのため、将来的に活躍し続けるには、AIを活用した価値提供ができる人材や自分だからこその価値提供ができる人材であることが求められると考えておきましょう。
自己分析をしてキャリアの方向性を明確にする
5年後・10年後も活躍できる人材になるには、これからのキャリアの方向性を決めていくために、自己分析をして現状を整理しておくことも大切です。
というのも、IT技術やAI技術の発展によって、どの業界でもビジネスパーソンに求められる役割が変化しているため、需要や将来性を意識して、自分が提供できる価値を把握しておかないと、変化に適応できなくなる可能性もあります。
また、キャリア形成では、将来性も考慮してキャリアの方向性を決めることが大切なので、自己分析をして、職務経歴や強み・得意分野の整理、具体的なキャリアの方向性やキャリア実現に必要なスキルなども整理しておきましょう。
そのため、5年後・10年後にも必要とされる人材になりたい人は、自己分析をして将来性を考慮したキャリアの方向性を明確にしておくと良いですよ。
自己分析のやり方について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
キャリアプランを立てて行動指標を明確にする
自己分析をしてキャリアの方向性を決めた後は、実際にキャリア形成を進めていきますが、キャリア形成を進めていく際には、キャリアプランを立てて計画的に行動していくことが大切です。
特に、将来を見越してキャリア形成をするのであれば、具体的にどのような希望があるのかを明確にした上で、キャリアの実現のために必要な行動を洗い出しておきましょう。
そして、5年後・10年後を見越してキャリア形成を進めていくのであれば、キャリアのゴールや目標を明確にして、目標達成に必要な行動を洗い出して期限まで設定すると良いですよ。
また、キャリアプランを立てる時には、キャリアのプロに相談すると、実現性の高いキャリアプランを立てることができるので、不安な人はキャリアコーチングサービスの利用も検討してみましょう。
すべらない転職を運営するアクシス株式会社では、キャリアコーチングサービスの「マジキャリ」も運営しています。
累計の相談者は2万人を超えていて、初回は無料で相談できるため、興味がある人は気軽に相談してみてくださいね。
IT業界で希望する職種や企業へ転職するなら転職エージェントの活用がおすすめ
IT業界への転職を考えているなら、希望を伝えることでマッチする求人を紹介してくれる転職エージェントを活用するのがおすすめです。
また、転職エージェントでは求人紹介以外にも、転職相談に乗ってくれたり、自己分析のサポートや転職に役立つ情報の共有までしてくれます。
その他にも、履歴書/職務経歴書の添削や応募企業に関する情報共有、選考時の連絡の仲介や内定時の交渉まで、一貫して対応してくれるため、転職が初めてでも安心して利用できます。
そのため、IT業界の仕事に興味のある人やIT業界で働いていて年収アップやスキルアップを目指したい人は、以下の転職エージェントを活用して、希望に合う求人を紹介してもらうと良いですよ。
【IT業界の転職におすすめのエージェント】
それぞれ、得意分野には違いがあるので、転職エージェントに登録するなら、大手2〜3社、ニーズに合う特化型エージェント1〜2社程度に登録するのがおすすめです。
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IT業界の将来性がないという人は、AIの進歩によって仕事が取られてしまうと危惧している人が多いです。
しかし、IT業界はAIを活用する仕事が多いため、AIが発達しても仕事を取られるのではなくそれを使う側に回るため、将来性がないことはありません。