インフラエンジニアへ転職する方法とは?|職種別の特徴や資格も紹介

インフラエンジニア 転職

    本記事では、インフラエンジニアを目指す方に向けて「インフラエンジニアの転職難易度や転職方法」「インフラに関わる職種と平均年収」などについて紹介しています。

    また「インフラエンジニアにおすすめの資格」や「転職におすすめのエージェント」などについても紹介しているので、参考にしてみてください。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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インフラエンジニアへの転職難易度

インフラエンジニアへ転職する場合の難易度は希望する職種によって変わってきますが、未経験からでも知識やスキルを習得すればインフラエンジニアとして転職をすることはできるでしょう。

インフラエンジニアの業務にはインフラの設計・構築や保守・運用の業務がありますが、初心者の多くは保守・運用の業務で基礎を習得した後に、設計や構築の経験を積んでいくというケースが多いです。

インフラは企業にとって必要不可欠なものですが、保守・運用を行う人材が不足している企業もあるため、未経験でも一定の知識やスキルの証明ができれば採用される可能性は十分にあります。

ですので、未経験からインフラエンジニアを目指したい方は、まず基礎のスキルを習得した上で転職エージェントなど活用して、転職を目指していくのが良いでしょう。

インフラエンジニアに転職する方法

インフラエンジニアとして転職をする場合には、今までの業務経験やスキル習得の有無などにより、具体的な転職の方法が変わってきます。

本項では、未経験者やインフラエンジニアの経験者など、それぞれ4つのパターンに合わせて、転職する具体的な方法について紹介していくので参考にしてみてください。

未経験からインフラエンジニアを目指す場合

未経験からインフラエンジニアを目指す場合には、基本知識やスキルの習得が重要なため、転職活動を始める前に知識やスキルの習得期間を設けて習得ができてから転職活動を始めるが良いでしょう。

未経験者の場合、システムの開発やインフラに関する知識、関連するツールの使い方など希望する職種によって覚えるべき内容に違いが出てくるため、自分がインフラエンジニアの中でもどのような業務に携わりたいのかを明確にしておくことは大切です。

そして、スキルの習得をする際には参考書を用いて独学するのも良いですが、プログラミングスクールを活用すれば効率的に学習を進めることができ、わからないことがあっても質問しやすい環境が整っていて挫折しづらいのでおすすめです。

また、プログラミングスクールでは転職支援をしているスクールもあるため、未経験からインフラエンジニアになりたい場合には、プログラミングスクール経由で転職するという方法もあります。

何かしらのエンジニアの経験がある場合

インフラエンジニアの経験はないがエンジニアとしての実務経験があるという場合には、まずは基本的な知識やスキルの習得を行い、その後に関連する資格を取得して行くのがおすすめです。

エンジニアとして働いたことがある方の場合、少なからずインフラに関連する知識や関連ツールを触ったことがあるという方も多いため、完全に未経験の方よりも基礎の習得は早いでしょう。

また、インフラエンジニアへ転職する場合には、スキル証明のため資格は役立つため希望する職種に関連する資格の取得をすれば、転職活動でもアピールにつながります。

「独学だとちゃんと知識やスキルの習得ができるか不安」という方は、プログラミングスクールを活用してスキル習得や転職活動をする方法もあるので、自分の希望に合わせて選んでいくと良いでしょう。

インフラに関する知識はあるが実務経験がない場合

インフラに関する知識はあるが実務経験がないという場合には、転職活動をするためにも知識やスキルを証明できるようにしておくことが重要になります。

初歩的な知識があり関連ツールを少し触っただけのレベルであればスキル習得に時間を割くほうが良いですが、自身でインフラ環境を構築したことがあるという場合には具体的な内容を経歴書に記載したり、ポートフォリオを作成するのも効果的です。

他にも、希望する職種に関連性の高い資格や関連ツールの資格を取得しておくことで、転職活動の際にもスキルの証明となりアピールできるので、資格は積極的に取得を目指して行くのをおすすめします。

そして、転職活動をする前には転職エージェントに登録して「自分のスキルで求人紹介はできるか」「転職を成功させるためには何をすればいいか」など相談しておくと課題や何をすればいいかが明確になり、転職成功率を上げることにもつながります。

インフラエンジニアとしての実務経験がある場合

インフラエンジニアとしての実務経験がある場合には、積極的に転職エージェントを活用して効率的に希望の求人を探して行くと良いでしょう。

転職市場では2年〜3年以上の実務経験があれば、設計や構築、保守・運用など一通りの業務経験をしている可能性が高いということで転職しやすいですが、実務経験年数以上にインフラ構築のスキルがどれくらいあるかが重要視されています。

そのため、経歴書に業務経歴や実務経験を書くだけではなく、それぞれの業務の詳細や実績なども可能な範囲でまとめておくと面接でも具体的な話ができてアピールすることにつながるでしょう。

また、転職エージェントを活用する場合にはエンジニアの転職に強い転職エージェントや求人数が豊富な大手転職エージェントを活用すると、希望の求人を効率的に探すことができるのでおすすめです。

転職エージェント末永 末永

転職エージェントに登録する場合には2社〜5社程度登録しておいて、自分の希望に沿う求人を紹介してくれるエージェントを活用するのがおすすめです。


転職エージェントにもそれぞれ得意とする分野があるため、登録後の面談などを活用して取り扱い求人の特徴などを聞いてみるのも良いでしょう。

エンジニアにおすすめ転職エージェント

  • マイナビIT AGENT
    マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数
  • リクルートエージェント(IT)
    国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
  • レバテックキャリア
    ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアは企業やサービスの運営に必要なインフラ環境の構築や保守・運用をしていく仕事ですが、具体的にどのような特徴があるのでしょう。

本項では、インフラエンジニアに関連する職種の特徴や仕事内容、役割や重要性などについて詳しく説明していくので参考にしてみてください。

インフラエンジニアに関連する職種の特徴

インフラエンジニアはインフラの設計・構築から保守・運用までを担う職種として認知されていますが、実はそれぞれ担当する範囲によって名称が分けられています。

  • サーバーエンジニア
    Linuxsなどのオンプレミスサーバー(自社設置サーバー)の構築や保守・運用を行うエンジニア

  • クラウドエンジニア
    AWSやGCPなどのクラウドサーバーの構築や保守・運用を行うエンジニア

  • ネットワークエンジニア
    Cisco製品やクラウドサービスを用いてやネットワーク環境の構築を行うエンジニア

  • データベースエンジニア
    SQLを活用してデータベースの構築から保守・運用、データ抽出や分析などを行うエンジニア

  • セキュリティエンジニア
    企業システムをはじめとしたセキュリティの構築や保守・運用を行うエンジニア

インフラエンジニアには「サーバー」「クラウド」「ネットワーク」「データベース」「セキュリティ」に関する職種があり、インフラエンジニアはインフラ環境の構築全般を行うエンジニアという認識で呼ばれています。

インフラ環境はシステム開発やサービス運用のために必要不可欠で、システム開発をするエンジニアの中にもインフラのスキルを習得して仕事の幅を広げている方も多いです。

ですので、インフラエンジニアとして働きたいという方は、まず自分がどのような業務に携わりたいかを決めることで、身につけるべき知識やスキルも明確になるので考えてみると良いでしょう。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアをはじめとしたインフラ構築では、主に以下のような流れで仕事を進めていきます。

  1. インフラ導入に関する企画・計画立案
  2. インフラ環境や具体的な構築内容の設計
  3. 仕様に沿ったインフラ環境の構築・テスト
  4. 導入したインフラの保守・運用

インフラ導入に関する企画・計画立案では、インフラ導入の目的や現状の課題の解決方法などの必要になる要素を洗い出し、予算・構築期間などを企画書にまとめて計画を立てていきます。

インフラ環境や具体的な構築内容の設計では、必要にな要素を明確にしてどのように構築すれば良いのか、必要な機器の選定や人材要件なども詰めていき、セキュリティ面も含めて設計を行います。

仕様に沿ったインフラ環境の構築・テストでは、設計段階で明確にした要件・仕様を元にインフラの構築を行っていき、構築内容や動作に問題がないかどうかのテストまで行うのが基本の形です。

そして、導入したインフラが正常に運用されているかのチェック、セキュリティや動作に問題があったときの対応などの保守・運用の業務を行いながら必要に応じて調整やリプレースを行っていきます。

インフラエンジニアの役割と重要性

インフラは企業にとっても必要不可欠なものであり、インフラエンジニアは企業内のインフラの構築から保守・運用などを行うために必要なため非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。

インフラは企業やサービスの運営においても非常に重要で、普段利用している業務システムやサービスもインフラ環境が正常に構築して運用されているからこそ業務に支障なく利用できています。

また、インフラエンジニアはシステムの開発や運用のためのサーバー構築だけでなく、業務上に必要なネットワーク環境の構築やマーケティングに必要になるデータベースを構築も行っていきます。

他にも、セキュリティの構築も個人情報の保護や安全なサービス運用を行い、社会から信用される企業活動をしていくためにも非常に重要なため、インフラエンジニアの仕事は企業活動を支える非常に重要なものとなっているのです。

インフラエンジニアの平均年収と案件相場

インフラエンジニアの正社員での平均年収やフリーランスの場合の案件の相場はどれくらいになるのでしょうか?

本項では、インフラエンジニアのそれぞれの平均年収とフリーランスの案件の相場について解説していきます。

インフラエンジニアの平均年収

求人ボックス 給料ナビで公開されている正社員のインフラ系エンジニアの求人の平均年収は以下のようになっています。

平均年収
インフラエンジニア 536万円
サーバーエンジニア 未公開
クラウドエンジニア 594万円
ネットワークエンジニア 573万円
データベースエンジニア 595万円
セキュリティエンジニア 596万円

インフラエンジニアやその他の求人の平均年収は536万円〜596万円となっており、ITエンジニアの平均年収の497万円と比べても、平均年収はかなり高い傾向にあることがわかります。

インフラエンジニアの仕事はシステム開発だけではなく企業やサービスの運営にも大きく関わってきますが、企業内でも不足しがちな人材のため年収は高いことが多いようです。

また、クラウドエンジニア・データベースエンジニア・セキュリティエンジニアはインフラ系エンジニアの中でも年収が高いため、高年収を目指したい方は積極的にチャレンジしていくと良いでしょう。

フリーランスの場合の案件相場

フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイト「フリーランススタート」で公開されているフリーランスのインフラ系エンジニアの案件相場や平均年収は以下のようになっています。

案件月収 平均年収
インフラエンジニア 68.4万円 820万円
サーバーエンジニア 74.2万円 890万円
クラウドエンジニア 77.4万円 928万円
ネットワークエンジニア 59.6万円 715万円
データベースエンジニア 66.3万円 795万円
セキュリティエンジニア 68.1万円 817万円

上記は3年以上の実務経験程度のスキルがあり「設計・構築・テスト・保守・運用」が一通りできる場合の相場ですが、月収は59.6万円〜77.4万円、平均年収は715万円〜928万円となっています。

正社員の求人でも経験を積めば800万円〜900万円の給与を得ることはできますが、フリーランスエンジニアの場合は特定の企業に関わらず、比較的高い報酬の案件の割合が多いです。

また、案件によっては80万円〜100万円/月の案件もあるため、将来的に高年収を目指したいと考えている方はスキルを磨いてフリーランスとして独立していくのも良いでしょう。

インフラエンジニアの需要と将来性

インフラエンジニアは、企業活動においても必要不可欠な役割であり、インフラ環境の構築だけでなく保守・運用も継続的に行う必要があるため、エンジニアの中でも需要が高いです。

DX化促進の影響で企業がシステム導入や開発をする動きが活発になっていますが、経済産業省が公表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2030年にはエンジニアを含むIT人材が最大79万人不足するという予測が出ています。

また、インフラエンジニアの平均年収は比較的高いですが、それは企業がインフラ構築や保守・運用を重要視しているが人が足りないから条件をよくしているという背景もあるのです。

以上のことから、インフラエンジニアは需要が高く、未経験からでも経験を積んでスキルを磨いていけば高年収を目指すこともできる将来性のある職種であると言えるでしょう。

インフラエンジニアに求められる知識・スキル

インフラエンジニアにはクラウド/サーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなど様々な職種がありますが、どの職種に関わらずインフラエンジニアとして働く場合に共通して求められる知識やスキルには以下のようなものが挙げられます。

  • インフラ全般の基礎知識
  • 職種に関連する専門的な知識やスキル
  • システム開発やセキュリティに関する基礎知識

インフラエンジニアとして働く場合、クラウド・ネットワーク・データベース・セキュリティなどインフラに関する基礎的な知識を把握しておくことは業務を円滑に進めていくためにも必要です。

また、インフラエンジニアは役割によって必要になる専門知識も変わりますが、インフラエンジニアとして働くためには、それぞれの職種に合わせた専門的な知識やスキルを磨く必要があります。

そして、インフラエンジニアでもシステム開発やセキュリティ全般の知識を有していることで、システムエンジニアやセキュリティ担当者との連携がスムーズになるので、基礎だけでも良いので把握しておくようにしましょう。

インフラエンジニアに必要な知識・スキルを身につける方法

インフラに関連する知識やスキルは、簡単なレベルであれば参考書を読んだり、ツールを触ったりすることで基礎は理解することができますが、実務レベルになると本格的に勉強をする必要があります。

ですが、知識やスキル習得ためには何をすればいいのかわからないという人もいると思うので、本項ではインフラエンジニアに必要な知識やスキルを身につける方法について紹介していきます。

独学で知識やスキルの習得をする

インフラエンジニアに必要な知識やスキルを習得する場合、参考書を読んだりツールを触ったりして独学で勉強していくという方も多いです。

具体的には参考書や学習動画サービスを活用して、基礎から実践的な知識・スキルを勉強した上で、実際にツールを触ってみて課題点を明確し、一つずつ解決してスキルを習得していくのが一般的な方法となります。

独学のメリットは、費用が抑えられることと自分のペースで学習を進めることができる点ですが、自分で参考書選びや学習計画を立てる必要があり、わからないことがあった場合は自分で調べなければいけないというデメリットもあります。

独学で学習する場合、インフラ系の知識やスキルは実際にツールを触らなければわからない点も多いため、事前に可能な範囲で情報収集をしてから学習を進めていくのが良いでしょう。

プログラミングスクールを活用する

プログラミングを行うエンジニアの場合、プログラミングスクールを活用するのが良いという認識が広がってきていますが、インフラエンジニアでもプログラミングスクールの活用はおすすめです。

プログラミングスクールではインフラエンジニア向けのコースがあるスクールも増えおり、インフラエンジニアに必要な基礎知識や特定の専門知識を習得できる環境も整ってきています。

プログラミングスクールは独学よりも費用がかかるため、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、体系的に学べるカリキュラムがあり、質問しやすい環境も整っているため効率的に学習を進めることができるのがメリットです。

また、スクールによっては転職保証があるコースもあり、転職の支援をしてくれるスクールも増えているので、スキル習得から転職活動まで効率的に進めていきたいという方はプログラミングスクールを活用していくのが良いでしょう。

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プログラミングスクールには、それぞれ特徴があり、コースの期間や費用も変わってくるためまずはインフラ系のコースがあるスクールを見比べてみると良いでしょう。


下記のスクールはインフラ系のコースの取り扱いもあるため、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめのプログラミングスクール

  • UZUZカレッジ
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インフラエンジニアの転職に有利な資格5選

インフラエンジニアとして転職を進める場合、知識やスキルを証明やアピールのためには資格取得は有効な手段の一つです。

今回は、それぞれの職種に関連する資格をそれぞれ紹介するので、自身の希望の職種に合わせて資格の取得を検討をしていくと良いでしょう。

【IT全般】基本情報技術者/応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営している国家試験で、ITやシステム開発に関する基礎や応用に関連する知識やスキルを問う試験となっています。

基本情報技術者試験では、システム開発の基礎知識をはじめとして情報セキュリティやデータ構造などの基礎に関して問われており、エンジニアの基礎知識を身につけたい方を中心に受験をしています。

また、応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の試験範囲に加えて、ネットワークやデータベース、セキュリティなどのインフラに関連する知識を問われるので、インフラエンジニアとして働く方にもおすすめの資格試験と言えるでしょう。

それぞれ、受験資格に制限はないため受験しやすいですが、合格率は「基本情報技術者試験 40%〜48%」「応用情報技術者試験 20%〜24%」となっているので、挑戦する方はしっかりと準備してから受験するようにしましょう。

【サーバー/クラウド】Linux技術者認定試験(LPIC)

Linux技術者認定試験(LPIC)は、Linux Professional Instituteが運営している資格試験で、LinuxというOSを用いたインフラ環境を構築するための知識やスキルを問う試験になります。

Linux技術者認定試験(LPIC)は3つの難易度に分かれており、試験の種類には以下のようなものが挙げられます。

  • LPIC-1:101試験・102試験
    Linuxを用いたインフラ環境の構築やメンテナンスなどに関する基礎知識を問う試験

  • LPIC-2:201試験・202試験
    Linuxを用いたインフラ構築を含む高度なシステム管理などができかどうかを問う試験

  • LPIC-3 300 Mixed Environments:300試験
    混在環境における企業全体のLinuxシステムの管理ができるかどうかを問う試験

  • LPIC-3 303 Security:303試験
    セキュリティに重点を置いた企業全体のLinuxシステムの管理ができるかどうかを問う試験

  • LPIC-3 305 Virtualization and Containerization:305試験
    仮想化およびコンテナ化に重点を置いた企業規模のLinuxシステムの管理ができるかどうかを問う試験

  • LPIC-3 306 High Availability and Storage Clusters:306試験
    高可用性システムとストレージに重点を置いた、企業全体のLinuxシステムの管理ができることを問う試験

「LPIC-1」には受験資格はありませんが「LPIC-2」「LPIC-3」を受験するためには一つ下の難易度の試験に合格する必要があります。

Linuxはエンジニアとして働く際にも活用されることの多いOSなので、サーバーエンジニアやクラウドエンジニアを目指している方は受験してみると良いでしょう。

【ネットワーク】シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、シスコシステムズが提供しているCiscoというネットワーク製品に関する認定資格で、ネットワークエンジニアの中では認知度の高い資格の一つとなっています。

CCNAやCCNPなど、シスコ技術者認定はネットワークエンジニアが知識やスキルを証明するために取得しているケースが多く、資格取得をすることで転職活動などでもアピールすることが可能です。

試験の難易度には「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」があり、試験科目も8種類に分けてそれぞれの分野に関連した試験を実施しています。

シスコ技術者認定はネットワークエンジニアとして働きたい場合に、取得しておいて損のない資格なので、興味がある方は積極的に挑戦していくと良いでしょう。

【データベース】データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験の一つで、データベースエンジニアの内容に特化した試験となっています。

データベーススペシャリスト試験は年1回 10月に実施されており、合格率も9%〜11%と難易度の高い資格となりますが、その分信頼性があり転職の際にもアピールにつながります。

試験内容は、データベースシステムの企画・要件定義・開発、保守・運用に関することやデータベース技術に関連する内容となっているので、勉強するだけでもデータベースエンジニアにとって必要な知識を学ぶことができるでしょう。

データベーススペシャリスト試験はキャリアアップを目的として取得するケースが多いので、未経験者や他のデータベースに関する資格取得を目指すのであれば、オラクルマスター試験などに挑戦してみるのもおすすめです。

【セキュリティ】情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、セキュリティに関連する基本的な知識やマネジメントに関する内容を問う国家試験で、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営しています。

情報セキュリティマネジメント試験は基礎的なセキュリティやマネジメントに関連する知識の習得にも有効なため、セキュリティエンジニアを目指す方におすすめの資格です。

試験内容は、システム構成要素やデータベース・ネットワーク・セキュリティの基礎の他に、セキュリティマネジメントの計画や用件事項に関することや、運用継続的改善に関することが問われます。

試験の合格率は46%〜66%と難易度としては普通のレベルで、受験資格に制限はないため受験しやすい資格なので、セキュリティについて学びたい方や、セキュリティ関連の仕事を目指している方は積極的に取得を目指していくと良いでしょう。

インフラエンジニアへ転職をする際のポイント

インフラエンジニアとして転職を目指す場合、効率的に転職活動を進めたいという方は、以下のポイントを意識して行動していくと良いでしょう。

  • 目的や今後のキャリアを明確にしておくこと
  • プログラミングスクールは積極的に活用する
  • 転職エージェントに相談して転職活動をする

インフラエンジニアとして働く場合、インフラエンジニアの中でもクラウド・ネットワーク・データベースなど、どのような業務に携わりたいのかを明確にしておくことで、習得する知識やスキルも変わってきます。

そのため、転職活動やスキル習得を始める前には転職の目的や今後のキャリアについて明確にしておくことで、目標や具体的な計画を立てやすくなり、スキル習得から転職活動までに必要なことも明確になります。

また、知識やスキルを習得したい場合には独学よりもプログラミングスクールを活用した方が効率的に学習を進めることができるので、プログラミングスクールは積極的に活用していく方が良いでしょう。

他にも、転職活動をする際には転職エージェントに相談することで求人探しや転職サポートを受けることができて効率的に転職活動を進めていくことにつながるので、転職エージェントは積極的に活用していくのがおすすめです。

インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアとして働いていく場合のキャリアパスには下記のようなものが挙げられます。

  • 専門性を高めてスペシャリストとして活躍
  • ジェネラリストとして活躍することを目指す
  • マネジメント職へのキャリアアップを目指す
  • プログラミングスキルを習得してキャリアの幅を広げる
  • 独立してフリーランスとして経験を積む

インフラエンジニアとして働く場合、まずは特定の職種の専門性を高めていくことが優先されますが、スペシャリストとして特定のスキルを極めていくだけでも十分に高年収を目指すことができます。

また、インフラエンジニアの中にはクラウド・ネットワーク・データベースなど幅広い業務に対応できるようにスキルを磨いているジェネラリストもいるため、仕事の幅を広げたいという方はジェネラリストを目指すのも良いでしょう。

他にも、チームリーダーとしてマネジメント職へのキャリアアップを目指したり、プログラミングスキルを取得して、インフラ構築からシステム開発までできるエンジニアとして市場価値を上げることを目指すというキャリアの選択肢もあります。

そして、独立してフリーランスのインフラエンジニアとして活躍している方もいるため、自由な働き方を実現したい方や年収アップを目指したい方などは将来的にフリーランスになるというキャリアを目指していくのも良いでしょう。

インフラエンジニアのキャリア選択のポイント

インフラエンジニアのキャリア選択をする場合、大きく分けて「スペシャリスト」「ジェネラリスト」「マネジメント」に分かれており、どのキャリアを選ぶかによってどのようなスキルを磨いていくべきかも変わってきます。

  • スペシャリスト
    特定の職種のスキルを専門的に身につけていきたい方向け
    専門性を高めていきスキルを磨けば高年収を目指すことも可能

  • ジェネラリスト
    特定の職種だけでなく、幅広く業務の対応をできるようにしたい方向け
    スタートアップ企業など複数の業務の対応が求められる企業からの需要が高い

  • マネジメント
    現場の仕事だけではなくマネジメントに興味がある方におすすめ
    マネジメントはハードルが高いが、その分転職の際にもアピールにつながる

インフラエンジニアとしてキャリアを積んでいく場合、自分の志向に合うキャリアを選択をしていくことが重要ですが、スペシャリストのキャリアを目指す場合は、とにかく特定の経験を積んでスキルを磨いて専門性を高めていくことが大切です。

逆に、ジェネラリストとして幅広い経験を積んでいくためには企業の方針とキャリアの歩み方が重要になってくるため、常に新しいスキルの習得をしながら必要に応じて転職をしながら実務経験を積んでいくことが必要になってきます。

また、マネジメントのキャリアは実務経験や企業の体制で左右されてしまうため、自社でリーダーの経験が積めないのであれば転職を視野に入れていくことも必要になるでしょう。

それぞれの希望や状況によってどのような形でスキルアップやキャリアアップを目指せばいいのかは変わるため、悩んだ時は転職エージェントに相談をしてアドバイスをもらうと良いでしょう。

インフラエンジニアとして転職をしたいなら転職エージェントの活用がおすすめ

インフラエンジニアとして転職をする場合、転職エージェントを活用することで希望に沿った求人を効率的に探すことができるのおすすめです。

転職エージェントでは転職相談や経歴書添削、面接対策など手厚い転職サポートを受けることができるため、転職に不安を感じている方も安心して転職活動を進めることができるでしょう。

また、インフラエンジニアとして転職する場合には、エンジニアの求人を豊富に取り扱っているエージェントや求人を豊富に取り扱っている大手エージェントがおすすめです。

転職エージェントを利用する場合には2〜5社程度に登録して、自身の希望に合った求人を紹介してくれるエージェントを優先して活用していくと良いでしょう。

エンジニアに転職におすすめの転職エージェント

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※登録完了後、お電話にて転職活動のご状況をヒアリングさせて頂きます。
※エンジニア未経験者向けの求人は保有しておりません。

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大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

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インフラエンジニアのスキル習得ならプログラミングスクールの活用もおすすめ

インフラエンジニアに必要な知識やスキルの習得をしたいのであれば、プログラミングスクールの活用がおすすめです。

プログラミングスクールでは、基礎から実践的な知識やスキルを効率的に習得できるようなカリキュラムを用意しており、メンターをつけることでわからないことも気軽に質問できる環境を整えています。

また、スクールによっては転職支援まで行ってくれるスクールもあるため、未経験者からでもスキルの習得や転職活動を効率的に進めることができるというメリットもあります。

プログラミングスクールには、それぞれ特徴やコースの期間・費用に違いがあるため、自分の希望に合うコースがあるプログラミングスクールを中心に見比べて最適なものを選んでいくと良いでしょう。

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