
ネットワークエンジニアの将来性は高い!今後の需要や求められるスキルについても解説
ネットワークエンジニアは慢性的な人材不足の状況にあり、今後も需要が高い状態が続いていますが、AI技術の進歩により「ネットワークエンジニアに将来性はあるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
本記事では、やめとけと言われる理由への反証から、需要が伸びる根拠、求められるスキル、キャリアパス、年収、おすすめ資格までを転職エージェントの視点で紹介します。
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ネットワークエンジニアの将来性は高い
ネットワークエンジニアの将来性は高く、今後も需要は伸び続けます。クラウドや5G、セキュリティの分野で、ネットワークを設計・構築できる人材が慢性的に不足しているためです。
一方でオンプレミスの運用だけを担う従来型の働き方は縮小しており、求められるスキルは変化しています。将来性が高いと言える根拠は3つです。
- IT人材は2030年に最大79万人不足すると国が試算している
- クラウド・5G・セキュリティの拡大でネットワーク需要が構造的に増えている
- 設計やセキュリティまで担える専門人材は他の人に代替されにくい
ネットワークの仕事が消えるのではなく、どんなネットワークエンジニアでいるかで将来性が分かれます。やめとけ説への反証から順に整理します。

転職市場で評価されるのは、会社の中だけで通用する知識ではなく、業界や会社をまたいで持ち運べる市場価値です。
ネットワークエンジニアは需要の大きい市場にいるので、代替されにくい専門性を重ねれば市場価値は高まります。
「ネットワークエンジニアはやめとけ・オワコン」と言われる理由
やめとけと言われる背景には理由がありますが、いずれも職種の本質的な問題ではありません。3つの理由を整理し、なぜ将来性が高いのかを確認します。
オンプレミス需要の縮小で従来型の仕事は減っている
やめとけと言われる最大の理由は、自社で機器を持つオンプレミス環境の仕事が減っているためです。クラウド移行が進み、社内に機器を置いて運用する形は少しずつ縮小しています。
ただし需要が消えたわけではなく、仕事の場がクラウドへ移っただけで設計・構築の役割は増えています。クラウドの知識を身につければ縮小ではなく拡大の側に立てます。IT業界の動向は以下もご覧ください。
監視・運用の夜勤などキツいイメージが先行している
2つ目は、監視・運用の現場にキツいイメージがあるためです。ネットワークは24時間止められず、監視・運用のフェーズでは夜勤やシフト勤務が発生する場合があります。
ただしこれはキャリアの最初のフェーズに多い働き方です。経験を積めば設計や構築といった上流の仕事に移り、働き方も変わっていきます。
クラウドや自動化(IaC)についていけない不安
3つ目は、クラウドや自動化の技術変化が速く、ついていけないと感じる不安です。コードでインフラを管理するIaCなど、覚えることは増え続けています。
ただし学び続ける前提はIT職種に共通で、変化の速い分野ほど新しいスキルを持つ人の市場価値が高まります。設計判断や障害切り分けは人にしか担えず、自動化は使いこなす側に回れば味方になります。
それでもネットワークエンジニアがなくならない理由
上記、3つの理由を踏まえても、ネットワークエンジニアがなくなることはありません。クラウドも内部はネットワークで動いており、安全につなぐ設計や障害復旧は専門知識がなければ成立しないからです。
5GやIoTの普及で通信の重要性はむしろ増しています。需要が大きい市場で代替されにくい専門性を持てるため、将来性は高いと言えます。
そもそもやめとけと言う人の多くは、向いていない環境に入りミスマッチで辞めた経験を語っています。職種自体ではなく、環境と適性のズレが背景にあるケースが大半です。
ネットワークエンジニアに向いている人・向いていない人
やめとけかどうかは、職種そのものより向き不向きで決まる面があります。まずは自分に当てはまるか確認しましょう。次のような人は活躍しやすいタイプです。
- 新しい技術を学び続けることを楽しめる
- 地道な作業や検証を丁寧に進められる
- 障害対応でも落ち着いて原因を切り分けられる
- クラウドやセキュリティへ専門性を広げたい意欲がある
反対に、次のような志向の人は入口でミスマッチを感じやすい傾向があります。
- 決まった手順の作業や継続的な学習が苦手
- 夜勤やシフト勤務をどうしても避けたい
- 変化の少ない環境だけを望む
ただし向いていないと感じても悲観は不要です。学び続ける姿勢さえあれば適性は後から育ち、苦手な部分は働く環境を選ぶことでカバーできます。
後悔しないための職場選び
同じネットワークエンジニアでも、任される業務や成長環境は企業によって大きく異なります。後悔を避けるには入社先選びが重要です。
監視・運用だけを長く任される現場ではなく、設計・構築やクラウドに段階的に関われる企業を選びましょう。求人では担当工程やクラウド案件の有無を確認すると、入社後のミスマッチを防げます。
まずは、エンジニア業界に特化型の転職エージェントに相談することで個人で探すよりミスマッチの可能性を下げることができます。
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ネットワークエンジニアの需要が今後も伸びる4つの理由
需要が伸びる根拠は公的データからも確認できます。経済産業省のIT人材需給に関する調査では、2030年にIT人材が最大約79万人不足すると試算されています。
ここでは、需要を押し上げる4つの動きを整理します。
DX推進によるインフラ需要の拡大
1つ目は、企業のDX推進によるインフラ需要の拡大です。デジタル化の土台となるネットワークを整える人材が各社で求められ、経済産業省もデジタル人材の不足を指摘しています。
DXは継続的にシステムを更新していく流れのため、ネットワークの見直しも繰り返し発生します。需要は一時的ではなく構造的なものになっています。
5G・IoTの普及による通信の増加
2つ目は、5GやIoTの普及で通信そのものが増えていることです。多数の機器がつながるIoTでは、それらを安定してつなぐ設計が要り、5Gを活かすにも対応した知識が求められます。
こうした新しい通信環境は、最新技術への理解を持つ人材を必要とします。学び続ける人にとっては活躍の場が広がる追い風になります。
クラウド移行の加速
3つ目は、クラウド移行の加速です。総務省の令和7年版情報通信白書によると、2024年時点でも企業の80.6%がクラウドを利用しており、活用は当たり前になっています。
移行が進むほど、クラウド上でネットワークを設計・構築できる人材の需要が高まります。複数拠点を安全につなぐ構成は専門性が高く、対応できる人材はまだ限られています。
サイバーセキュリティ脅威の増大
4つ目は、サイバーセキュリティ脅威の増大です。警察庁の令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について によると、ネットワークを狙った攻撃が多発しています。
安全を意識した設計の重要性は増す一方で、ネットワークとセキュリティの両方を理解できる人材は特に重宝されます。関連する職種は以下で解説しています。
将来性のあるネットワークエンジニアになるためのスキル
将来性を高めるには、市場価値が上がるスキルを重ねることが重要です。何を身につければ生き残れるのかを4分野で紹介します。
クラウド(AWS/GCP/Azure)の設計・構築
まず身につけたいのが、AWSやGCP、Azureなどクラウド上でネットワークを設計・構築するスキルです。多くのWebサービスがこれらで動いており、対応できる人材の需要が高まっています。
オンプレミスの知識を生かしつつクラウド特有の設計を理解すれば、対応できる案件が広がります。クラウドのスキルは、これからの市場価値を高める中心になります。
ネットワークセキュリティ
2つ目はネットワークセキュリティです。サイバー攻撃が増えるなか、安全を前提に設計できる人材の価値は高まっており、ファイアウォールやVPNの設定、不正アクセス対策の知識が求められます。
セキュリティ人材は不足しており、ネットワーク構築と兼任できれば希少性が一気に高まります。ネットワークにセキュリティを掛け合わせることが、市場価値を伸ばす近道です。
自動化・IaC・プログラミングの基礎
3つ目は、自動化やIaC、プログラミングの基礎です。設定をコードで管理するIaCや自動化は変化の速い現場で差をつける武器で、代表例はAnsibleやTerraform、Pythonなどです。
手作業を自動化できれば生産性が上がり、上流の仕事に時間を使えます。自動化は使いこなす人の価値を高めるもので、サーバーやインフラの知識とあわせると対応領域が広がります。
マネジメント・上流工程のスキル
4つ目は、マネジメントや上流工程のスキルです。経験を積めば、チーム管理や要件定義・設計といった上流の仕事を担うキャリアがあります。
上流工程では最適な構成を提案する力や、関係者と調整するコミュニケーション力も欠かせません。技術と管理の両面を持つ人材は希少で、年収アップにも直結します。
ネットワークエンジニアのキャリアパス
ネットワークエンジニアは経験年数に応じて担当する業務が変わり、その先にも複数の道があります。まずは一般的な流れを確認しましょう。
-
1年目
監視・運用のチームに配属され、基礎的な技術や仕事の流れ、顧客対応を覚えてスキルアップを目指す -
2〜3年目
ネットワーク構築に関わり始め、CCNAなどネットワーク関連の資格取得を目指す -
3〜5年目
構築に携わる機会が増え、スペシャリストとして技術経験を積む -
5年目以降
設計などの上流工程に関わり、プロジェクトの責任者や補佐として経験を積む
経験を積んだ先には、以下のようなキャリアの方向があります。
-
専門性を広げる方向
クラウドやセキュリティの知識を加えてインフラエンジニアやセキュリティエンジニアとして活躍する -
マネジメントへ進む方向
要件定義や設計、プロジェクト管理を担いプロジェクトマネージャーを目指す -
独立する方向
フリーランスエージェントを活用して案件を獲得し、自分の裁量で働く
どの道を選ぶかは自分の働き方しだいです。早い段階から方向性を考えておくと、必要な経験を逆算して積み上げられます。

キャリアの方向に迷うときは、転職エージェントに相談するのも有効です。
性格や志向に合う道を一緒に整理してくれるため、長期的に活躍しやすいキャリアを描きやすくなります。
ネットワークエンジニアとしてのキャリアを相談したい場合は、以下のエージェントを活用してみてください。
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ネットワークエンジニアの年収と将来性
ネットワークエンジニアの年収は、経験を積むほど上がっていきます。2026年6月時点のdoda職種図鑑「ネットワークエンジニア」によると、平均年収は約449万円です。
ネットワークエンジニアは下流工程から始まり、経験を積んで上流工程へ進むほど年収が上がります。クラウドやセキュリティのスキルを加えれば、さらに上を目指すことも十分に可能です。
年収を上げる3つの方法
ネットワークエンジニアが年収を上げる方法は、大きく3つあります。
- 専門知識やスキルを磨く
- フリーランスとして独立する
- 年収が高い企業に転職する
最も再現性が高いのは、クラウドやセキュリティなど市場価値の高いスキルを磨くことです。専門性が上がれば仕事の幅も報酬も広がり、フリーランスや好条件企業への転職を選ぶ人もいます。

年収を上げたいなら、まず市場で需要の大きいスキルに投資するのが近道です。
クラウドやセキュリティの専門性は、会社を変えても通用する市場価値として年収に直結します。
大手やメガベンチャーの求人は非公開のこともあります。年収アップを狙うなら、非公開求人を紹介してくれる転職エージェントの活用がおすすめです。
キャリアアップを目指すのにおすすめの資格5選
キャリアアップを目指すなら、スキルを磨くだけでなく資格で知識を証明するのも効果的です。ネットワークエンジニアにおすすめの資格は次の5つです。
- ネットワークスペシャリスト試験(設計・構築・運用・保守を証明する国家資格)
- 情報処理安全確保支援士試験(セキュリティに強い人材を証明する国家資格)
- 基本情報技術者試験(ITの基礎を証明、未経験の転職にも有効)
- シスコ技術者認定(CCNA)(構築の基礎を証明する定番資格)
- Linux技術者認定試験(LPIC)(Linuxの知識を証明する世界共通基準)
迷ったら、多くのエンジニアが取得し構築の基礎を証明できるCCNAから始めるのがおすすめです。
【FAQ】ネットワークエンジニアの将来性に関するよくある質問
最後に、ネットワークエンジニアの将来性についてよく寄せられる質問に答えます。
ネットワークエンジニアは10年後もなくなりませんか?
なくなりません。クラウドや5G、セキュリティの拡大で通信の重要性はむしろ増しており、ネットワークを設計できる人材は今後も必要です。
オンプレミスの運用だけに留まらず、クラウドやセキュリティへ対応する力を磨くことが将来性につながります。
未経験から目指すのは遅いですか?何歳まで可能ですか?
未経験からでも目指せます。20代であればポテンシャルを評価されやすく、監視・運用からキャリアを始めて段階的にスキルを積めます。
年齢が上がるほど実務経験が重視されるため、目指すなら早く動き出すほど有利になります。
ネットワークエンジニアはきつい・やめとけというのは本当ですか?
最初の監視・運用フェーズでは夜勤やシフト勤務があり、きついと感じる場合もあります。ただしこれはキャリア初期の話です。
経験を積めば設計や上流工程に移り、働き方も変わります。職種そのものがきついわけではありません。
AIやクラウドで仕事は奪われませんか?
奪われません。自動化やAIが進んでも、どんなネットワークを組むかを設計する判断や障害時の原因切り分けは人にしか担えません。むしろ自動化ツールを使いこなす側に回れば、生産性が上がり市場価値が高まります。
将来性を高めるには何から始めればいいですか?
まずはクラウドの基礎から始めるのがおすすめです。CCNAでネットワークの基礎を固めつつ、AWSなどのクラウドやセキュリティの知識を加えていきましょう。
需要の大きい領域に対応でき、資格を学習の指針にすれば進めやすくなります。
ネットワークエンジニアとして市場価値を高めるために、今日からできること
ネットワークエンジニアの将来性は高く、DXや5G、クラウド、セキュリティの拡大で需要は伸び続けます。やめとけと言われるのは、オンプレミスの従来型の働き方が縮小しているためです。
裏を返せば、市場価値の高いスキルを身につければ、需要の大きい市場で代替されにくい人材になれます。今日から動けるステップは次の3つです。
- クラウド(AWSやAzureなど)の基礎から学習を始める
- CCNAを取得してネットワークの基礎知識を証明する
- 転職エージェントに相談し、今の市場価値と求人を確認する
この順で進めれば、需要の大きい領域に対応できる人材へ着実に近づけます。
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