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ネットワークエンジニアの今後の将来性について転職エージェントが考えてみた

ネットワークエンジニアの需要と将来性

ネットワークエンジニアの需要

ネットワークエンジニアは慢性的な人手不足の状態があります。

案件としての需要は医療・公共や金融といったちょっとしたネットワークトラブルが許容されない業界において、これまで同様の案件が発生しています。

また、ネットワークセキュリティへの関心が高まっており、セキュリティを意識した機器・設定の構成スキルを持ち合わせたネットワークエンジニアの需要が高くなっています。

障害やセキュリティリスク要因によってネットワークが断絶することで、システムや業務そのものがまったく機能しなくなるほどネットワークの重要度は上がっており、予防保全が可能な構成を組み立てられる上流の人材をはじめ、起こってしまったトラブルを迅速に収束させる監視・保守の人材も必要とされています。

ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアの需要はこれからもありますが、将来に向けて現存のやりかたそのままでは需要が下がってくることになります。
これまでと同じネットワークエンジニアのままではなく、時代に合わせて変わっていく必要があります。

これまでは、自社でサーバー・ネットワークを構築してその上でアプリケーションを動かすのが主流でした。
新規や入替の開発案件が入るたび、インフラ・ネットワークエンジニアに声がかかり、その度に保守・サポートの案件が積み上がっていきました。一部の業界・業種ではこれからもそういった形態での案件は発生することになります。

しかし、クラウドが普及するに連れて、これまでと同じような開発案件が積み上がるケースが減ってきています。
これまで通りのネットワークエンジニアを続けて行けば、確実に先細りしていくのは明らかです。
しかし、変化に対応することで、需要は一層増え、将来性にも期待が集まる職種なのです。

ネットワークエンジニアの平均年収

気になるネットワークエンジニアの平均年収を年代別に見ていくと、20台は350〜450万円、30台は450〜550万円、40台は650〜730万円、50台は780万円前後となります。

一般的には下流工程から始めて上流工程に上がっていき、それに連れて年収もアップする構造になります。ネットワークの保守サポートは作業をマニュアル化しているところも多く、初心者でも対応できる分、年収も相応になってきます。

ネットワーク構築は技術力や経験がある程度必要となり、需要の高い分野の専門スキルを身に付ける等、技術レベルに応じて年収が変化してきます。ネットワーク設計・要件定義では顧客要件を引き出して、要件に合う提案・設計を行う必要があります。

技術の範囲・レベル共に高いレベルを要求されるだけではなく、コミュニケーション能力や提案・企画力まで要求されることから年相応になってから任される傾向があります。積極的にキャリアアップをしていくことで、年収アップが見込めるのがネットワークエンジニアです。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容は多岐に渡ります。
大きくは提案・設計、構築、監視・運用保守の3つに分ける事ができます。

ネットワークの提案と設計

お客様から受領した要求仕様書に元にネットワークシステムの分析を行い、ネットワーク構成や必要な機器を選定し、費用積算を行った上で提案書としてまとめます。

要求仕様書がない場合は、お客様へのヒアリング工程がその前に入ります。
お客様に向けた提案書のプレゼンテーションを行い、提案内容について了承、または受注をいただきます。
その後、提案書をもとにネットワーク設計書として具体的に構築内容や設定方法を落とし込みます。

この設計書はその後の構築や、監視・保守運用の際にも用いる重要な役割を担います。

ネットワーク構築

ネットワーク構築では、ネットワーク設計書をもとに回線の手配や機器の設置・設定を行います。
また、テスト設計書を作成し、構築後、設計書の通りにネットワーク疎通の可否が実現できているか、通信パフォーマンスが出せるか等を確認します。

規模が大きいネットワークを構築する場合は複数人で対応したり、一部の作業を外注に出す場合もあります。
他のネットワークと繋ぎ込む場合は、相手ネットワークの担当者と打ち合わせも行いますし、ネットワークを利用するアプリケーションのシステムエンジニアとの意思疎通が必要となる場合もあります。

ネットワーク構築では、いかに納期を守って、正確にネットワークを構築できるかの技量や知識が必須となり、プロジェクトが大きいほどコミュニケーション能力が必要になります。

ネットワーク監視・運用

ネットワークシステム構築後の維持管理を行います。
ネットワークに障害が起きなければ、ネットワーク利用者からの問合せを受け付けたり、稼働状況をモニタリングしてレポートにまとめます。
障害が起きた際は、ネットワーク全体を見渡す視野や幅広い知識が必要とされますが、一般的には障害対応マニュアルを完備し、作業的にトラブルシューティングができるように環境・体制を整えます。

ネットワークエンジニアのやりがい

達成感

高い技術力と広範な知識が求められる職種であること、グローバルに活躍するチャンスが多くあることから、自身の頑張り次第で仕事内容を充実させることが可能です。
大変な反面、それが自信に繋がります。

ネットワークは繋がっているのが当たり前に思われますが、一番初めは当然まったく繋がっていません。
各種機器を導入し、正確に設定することによって初めて疎通ができるのです。
自分が設計・構築に携わっているネットワークやシステムが稼働した時の達成感はエンジニアならではのものです。

チームでの連携

プロジェクトの規模が大きくなれば、関わるメンバーも増えます。

提案・設計・構築・サポートのチームがそれぞれ分かれていたり、アプリケーション側のシステムエンジニアと連携をとることもあります。
また、拠点が全国・全世界にある場合は各々の現地にネットワークエンジニアが飛んだり、現地のエンジニアと連携するようなこともあります。

各担当者と連携して作業を進める際、チームとしての力を発揮できるようにコミュニケーションの取り方、ドキュメントの書き方などを工夫して一体感を高めていくことになります。
ネットワークエンジニアならではの広範囲の異文化交流・人脈形成もやりがいの1つです。

世界に挑戦できる

ネットワークは今や世界と当然のように繋がっています。

ネットワークプロトコルは世界共通のため、全世界のネットワーク機器を取り扱うことが可能です。

こういった背景もあり、近年では日本企業の駐在として海外勤務を選択するネットワークエンジニアも増えています。
活躍の場を世界に広げられることで仕事の確保が安定化し、自分が主体となって動ける案件や大型物件への挑戦といった、キャリアアップのチャンスが増えてきます。

チャレンジがしやすい環境があるのもネットワークエンジニアのやりがいの1つです。

これまでのネットワークエンジニアのキャリア形成

ネットワークエンジニアの門戸は広く開放されています。初心者でも安心して入門することが可能です。初心者1年目のネットワークエンジニアは、一般的には監視・運用のサポートチームに配属されます。

ここで先輩社員に付いて仕事を振り分けてもらいながら、基礎的な技術や仕事の流れ、顧客対応の方法等を覚えていくことなります。3年目までを目途にCiscoのCCNAなどのネットワーク関連の資格取得を保有できるレベルを目指します。

このレベルに達するとネットワーク構築の仕事に携わっていくことが可能になるので、3~5年目の間で構築のスペシャリストを目指します。5年目以降、ネットワークの設計を先輩に付いて学び、範囲を絞って自分で設計ができるようになります。このように、ネットワークエンジニアに必要とされる業務全般を経験し、1人前のネットワークエンジニアになるには、少なくとも5年以上が必要とされています。

クラウド化がもたらすこれからのネットワークエンジニアに求められるスキルとは

クラウドはすでに一般的に認知され、普及しています。クラウドの利用によって、多くのサーバやネットワーク機器のインフラは外部に保有することが増えました。また、クラウド業者が保有する機器を、利用頻度に応じて課金する仕組みも一般的になっています。

これまでは、企業が自前のコンピュータルームに自前のサーバを構築して、ネットワークを通して外部と繋ぐことが通常でした。クラウド化によって企業はインフラを自社内に保有せず、ネットワークでつないだ外部インフラとして利用するようになりました。

クラウドを利用するためにはネットワークが必須になり、これまで以上にネットワーク上を流れるデータ量が多くなります。クラウドサービスを利用する比重が高まれば、安定して機能・サービスを享受するためにネットワークの性能・品質を確保することが重要課題となるわけです。

これまでと違うこととして、例えばAWS(Amazon Web Servie)でサーバを借りる場合、AWSのサービス(DNS、専用線接続、ロードバランス、コンテンツ配信)を手配したり、AWSの管理コンソール上で設定を行う必要があります。では、GCP(Google Cloud Platform)でサーバを借りる場合ではどうでしょうか?

大きい意味で、サービスの手配やなんらかの設定をすることは同じですが、利用するクラウドサービス特有のポイントを掴んでおかないと、提案・設計はおろか、構築もままならないのです。顧客の要件や利用条件をヒアリングし、最適なクラウドサービスを選定・組み合わせることで、顧客はインフラ維持費のコストダウンや、より品質の高いサービスを享受することができるのです。

ネットワークの重要性はこれまで以上に高まり、クラウドサービスは日進月歩で進化し続け、その選択と適用はこれまで以上に自由でスピーディです。これからのネットワークエンジニアは、クラウドサービスを組み合わせて最適な提案に仕上げる企画力、それをわかりやすく伝える表現力、クラウドならではの構築に要するスピードアップが求められます。この変化に対応をすることで、ネットワークエンジニアの需要はこれまで以上に高まり、将来性も十分なのです。

ネットワークエンジニアになるには

とにかくネットワークエンジニアになりたいという場合は、資格等は気にせずに転職口を探すのが先決です。

実際にネットワークエンジニアになってからでないと身に付かない技術や経験が多く、事前の勉強等でできることは少ないのです。
ネットワークエンジニアの仕事内容である下流から上流へ仕事を変遷させながら、その都度必要な技術、資格等を身に着けていくというのが確実な方法です。

転職先を探すのが大変だと思われる方は、是非、転職エージェントを頼ってください。

ネットワークエンジニアの広い仕事内容の中でも、特にやりたいことが明確であったり、キャリアアップの方向性を考えておきたいということであれば、次に挙げるポイントを事前に押さえておくことをお勧めします。

セキュリティ

今後も確実に需要があるのはセキュリティの知識です。

特にネットワークがインターネットを経由する場合、誰にでも解放されたパブリックなネットワークのためにセキュリティは脆弱です。
企業は、自前でセキュリティ対策を実施する必要があります。

セキュリティに関する全てをネットワークエンジニアが対応するわけではなく、主にTCP/IPレベル以下のモデル層におけるセキュリティ部分が担当になります。

例えば、ハッカーからの不正アクセスを防止するファイアウォールや、不正な攻撃を検出/防御するIDSなどの知識や設定技術が必要になります。
導入する機器の種類や製品・メーカー毎に、カバーするセキュリティ範囲が異なっていたり、それぞれの設定の癖などがあるため、これらを把握してセキュリティホールをつくらないように機器構成を考えて設定する必要があります。
提案・設計フェーズの人材としてすぐに活躍したいと考える場合、セキュリティに関する前知識を事前に習得しておくことをお勧めします。

英語力

英語力も重要です。
海外製品を導入することも多く、これらのマニュアルを読んだり、RFCの原文を読んだりすることがあるからです。

また、ネットワークをつなぐ先が海外拠点ということもよくあり、現地のエンジニアとコミュニケーションをとる際に英語が必要となることがあります。
インターネット上の情報であれば翻訳サイトを活用したり、海外現地に行く場合は通訳を同行させるなどの方法もとることは可能ですが、IT関連分野の内容については正確に翻訳できない場合があります。
このため、自分自身でもある程度の理解ができるように英語力が必要になってきます。

英語力はこれからのすべてのエンジニアに必要ですが、ネットワークエンジニアはその中でも英語力がキャリアアップや年収に直結しやすい職種です。

IT関連の英語に簡単に触れる方法は、海外ベンダが出展する展示会に参加して積極的に英語で話しかけてみることです。
展示会で開催している英語のセミナーを聴いてみることもお勧めします。

コンピュータ系の知識

ネットワークやネットワーク機器に関する知識と合わせて、ネットワークシステムの上に構築するコンピュータの知識を習得しておくと仕事がしやすくなります。

具体的には、UNIX、LinuxやWindowsといったOSに関する知識で、各OS上でのネットワーク関係の設定(IPアドレス、サブネットマスク、ルーティングなど)方法程度はお作法として知っておく必要があります。

詳しくはネットワークエンジニアになってから必要になった際に身につければよい知識・経験ですが、事前に知っておいて損はありません。

コンピュータ系の知識・技術が一定以上あれば、現場で対応をしている際に発生する例外事象への応用が利きやすく、フィールドエンジニアとして活躍することができるようになります。

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