ネットワークエンジニアの転職|必要な資格や志望動機の書き方をプロが解説!
ネットワークエンジニアとして活躍したいけれど、これからのキャリアをどのように描いていけば良いのか。
また、どのような分野に分かれて、どのような仕事をおこなうのか。気になる年収や持っておきたい資格・スキル、キャリアパスの詳細などについての情報をお届けします。
ネットワークエンジニアへの転職を検討されている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ネットワークエンジニアの転職方法
インターネットやクラウドの普及により、どんな企業でもネットワーク構築とその運用保守業務を担うネットワークエンジニアが必要となっています。
企業側のニーズが高まる一方で、ネットワークエンジニアのなり手が少ないこともあり、一定のスキルや経験を持っているネットワークエンジニアの人であれば、転職に困ることはないでしょう。
実務未経験の人でも、資格があれば採用して育成するという企業も多いので、十分にチャレンジが可能です。
この記事では「未経験からネットワークエンジニアを目指す人」と「現在ネットワークエンジニアとして活躍されていて、転職を検討している人」に分けて、転職のポイントを解説していきます。
未経験からネットワークエンジニアを目指す
未経験からネットワークエンジニアを目指す場合は、企業側がスキルや経験よりもポテンシャルで採用してくれやすい20代での転職がおすすめです。
まずネットワークエンジニアで必須になるのはネットワークの知識です。
ネットワークエンジニアは、Webネットワークに関するエキスパートといえるので「IPアドレス」や「Linux」などスマホやタブレットに関する基礎知識を理解し、あらゆる危機的状況に対応できる能力を身につける必要があります。
また、業務においては、ネットワークの知識を持っていない他部署の担当者やサービスの利用者とのコミュニケーションが必要とされる場面に多々遭遇します。
Webネットワークの専門家として、様々な知識レベルの相手でも理解できるよう、要点をわかりやすく説明する能力も必要とされるでしょう。
身につけておくと役立つ資格としては、以下の資格が挙げられます。
- AWSの認定資格
- シスコ(Cisco)技術者認定
- CCNA
- 基本情報技術者資格
上記の資格があると基本的な知識があると評価してもらいやすく、有利に転職活動を進められる可能性が高まります。
一番のおすすめは、世界中で使われているクラウドホスティングサービス、AWSの認定資格です。
ほとんどのホスティングサービスがAWSの操作や機能に準じていたり、類似しているものが多いので、この資格を持っていると、他のホスティングサービスを扱う場合にもかなり役立ちます。
合わせて、ほとんどのネットワークエンジニアが持っていて、求人企業側からも採用の必須資格としてあげられていることが多い、シスコ技術者認定もアピールしやすい資格です。
シスコ技術者認定は難易度で4つに分かれているので、継続的に自分の技量を計りながらステップアップすることが可能です。また、業界で広く普及していることから、資格保有できた際に価値をアピールしやすい資格です。
難易度が低いものから、CCENT、CCNA、CCNP、CCIEとなりますが、ネットワークエンジニアとして活躍するためには、最低限CCNAは取得しておきたいところです。
ネットワークエンジニアとしてキャリアアップする
ネットワークエンジニアとして現在も活躍されていて、次もネットワークエンジニアとしての転職を検討されている人も多いと思います。
転職をして年収アップを狙っている人は、以下のような企業への転職がオススメです。
ネットワークエンジニアにオススメの転職先
上流工程に携われる大手企業に転職
要件定義・設計・提案といった上流工程に携わるSEとして転職することで、年収がアップする可能性が高いです。
年収は、自身のスキル・経験によってだけでなく、転職する企業自体の規模や売上によっても変動します。
「NTT」「富士通」「日立」といったIT・通信業界の大手企業であれば、飛躍的に年収をアップできる可能性も十分にあります。
Web業界のメガベンチャーに転職
ネットワークエンジニアを積極的に採用している有名な企業としては、「LINE」「ドワンゴ」「メルカリ」「楽天」などが上げられます。
こういった企業では、インフラ周りのネットワークの知識だけでなく、クラウドホスティングなどの新しい技術を使うことが求められます。
AWS認定などの資格や実際に何かしらのクラウドホスティングサービスを触った経験があると転職が有利になることが多いです。
末永
というのも、インフラ周りのネットワークの知識やクラウドホスティングなどの新しい技術を持っていればアドバンテージになりますが、採用担当者が1番重要視しているのは定着活躍性です。
定着活躍性というのは「活躍しながら長く働くこと」を指します。
転職がスキルアップや自分のやりたい事のためといった理由であれば納得しやすいですが、社風が合わなかったからとかコミュニケーションの問題があったら等の理由であれば転職後の活躍度合いや定着度合いに不安が残ります。
面接官に定着活躍性をアピールするためには、自己分析で「何が得意でどのような環境で成果を残せるのか」を言語化する必要があるのです。
マジキャリ独自の自己分析ワークでは、自己分析であなたの得意なことや適性を見つけることができるので、大手企業の面接であなたがその企業で定着し、活躍できることを説明することができます。
末永
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ネットワークエンジニアから他のエンジニアに転職する
実際に自分の手でサービスやアプリケーションを作りたい!という思いから、他領域のエンジニアとして転職を検討している人もいると思います。
ネットワークエンジニアとして現在活躍されている人は、PHP、Ruby、Python、Javaのいずれかの言語を使っているという人が多いと思います。
まったく扱ったことのない言語への転職は難易度が高くなりがちなので、これまでに使ったことがある言語の経験を活かせる転職先がオススメです。
PHPやRuby、Pythonの経験を生かしてWebエンジニアとして活躍する、Javaの経験を活かして大規模なサービスの運用に関わったり、アプリエンジニアとして活躍することが可能です。
ネットワークエンジニアの仕事内容
末永
ネットワークエンジニアの主な仕事内容は、以下の3つです。
ネットワークの設計 | 顧客からヒアリングした要望をもとに、ネットワーク構成図や仕様書の作成などをおこなう。 |
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ネットワークの構築 | 通信機器やソフトウェアの設定、ケーブルの配線などをおこなう。 外部の業者と連携しながら業務を進めていく部分もある。 |
ネットワークの監視・運用 | クライアント企業に常駐するケースが多い。 仕様書やマニュアルに基づいてネットワークに問題がないかを監視し、障害が発生した場合の対応などをおこなう。 |
ネットワークエンジニアはサーバーと端末や、サーバー同士をつなぎ「ネットワークの設計、ネットワークの構築、ネットワークの監視・運用」などをおこないます。
生活のあらゆるシーンでWeb化が進む現代において、ネットワークトラブルが起こることで様々な場面で影響が出てしまいます。そのため、ネットワークの専門家としてネットワークエンジニアはとても重要な役割を担っているといえます。
ネットワークエンジニアとインフラエンジニアの違い
ネットワークエンジニアとよく似た言葉として「インフラエンジニア」や「サーバーエンジニア」がありますが、厳密な違いはなく企業により任せる業務範囲が異なります。
例えば、インフラエンジニアでも業務内容にネットワークの構築など、ネットワークエンジニアがおこなう業務が含まれていることもあります。
一方で、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの業務を総合しておこなう職種をインフラエンジニアとする場合や、サーバーエンジニアとほぼ同義語としてインフラエンジニアという言葉を用いる場合もあるようです。
このように企業によってネットワークエンジニアとして任せられる業務範囲は異なります。ですので、ネットワークエンジニアの求人に応募する場合は事前に募集要項や仕事内容をしっかり確認しておくことが必要です。
ネットワークエンジニアの仕事のやりがい
ネットワークエンジニアが感じている仕事のやりがいとは何か、実際にネットワークエンジニアとして働いている人の口コミを紹介していきます。
ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークの設計や機材のセッティングなど専門性が高い業務が多いです。なので、専門性を問われる知識やスキルが必要になるため、自分たちにしかできない仕事だと実感しやすいところにやりがいを感じます。
ネットワークエンジニアは1つのプロジェクトが終わるまで1年以内かかることがあります。大規模なシステムを導入する場合ではありますが。そのようなプロジェクトでは他部所と協力することもあり、多くの人と1つのゴールに向かって進んでいくところがやりがいがあります。
ネットワークエンジニアは現代社会では欠かせないネットワークを設計します。そのため、非常に社会貢献度が高い仕事であると実感でき、やりがいを感じています。今では様々な企業がネットワークを使って仕事しているので、ネットワークエンジニアは現代社会では欠かせない仕事だと思います。
年収が高いことが1番のやりがいです。ネットワークエンジニアは需要の割に人材も少ないので、希少性があります。それと、スキルや経験をつけていくことで年収も上がっていくので、頑張って続けていけば稼げるようになると思います。
ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの平均年収は、400〜600万円です。エンジニア業界全体でも金額が高くなっているのが特徴と言えるでしょう。
ネットワークの年収はご自身の経験・スキル以外にも、会社の規模感や保有資格によっても変動します。
会社の規模によって年収差がある
ネットワークエンジニアの年収は、大企業であるほど高くなり、中小企業になれば低くなるという特徴があります。
実際に年収ベースは、およそ130万円の差が出ています。もちろん、転職先の企業がどの程度の規模であるのかにもよります。
また、役職による差もありますので、転職後のキャリアパスをどのように描ける会社なのか。
それによっても先々の年収差が、さらに大きくなるでしょう。
その点も会社規模に準じて状況が変わってくるため、注意してください。
資格による年収差がある
ネットワークエンジニアの人にはおなじみのCCNA(Cisco Certified Network Associate)の資格の有無。
そして上級のCCNP、CCIEが使用できるなどのレベルに準じて年収に差が出ています。
経験に加えてこうした資格を活かしての転職となれば、年収アップの可能性も十分にあります。
あくまで経験が重視されがちですが、転職の際には1つのアピール材料にしましょう。
ネットワークエンジニアの年収相場や年収を上げるコツについてもっと知りたい人は以下の記事も参考にしてください!
ネットワークエンジニアのニーズ・将来性
ネットワークエンジニアのニーズは今後もなくなることは無いといえるでしょう。
なぜならネットワークエンジニアはシステムの土台となるインフラ部分の作業を担当しており、あらゆるサービスがそのインフラを基盤として動いているためです。
しかし、AmazonのAWS等のクラウドサービスの普及により、従来自社ですべてをおこなっていたサーバー・ネットワークの構築や保守・運用にかかる工数はかなり減っているのが現状です。
そのため、手を動かして雑多な業務をこなすことができるだけでは活躍の幅はどんどん減ってしまう可能性もあります。
また、エンジニアとしてネットワーク分野に限らず幅広い知識やスキルを持っている人材や、クラウドに精通した知識を有する人材が求められる時代になっています。
これらを踏まえると、早い段階から積極的に勉強会へ参加し、知識をつけておくことでネットワークエンジニアとしての将来性を担保できるでしょう。
ネットワークエンジニアの志望動機の書き方【例文付き】
ネットワークエンジニアだけに限った話ではありませんが、志望動機を考えるのに必要なポイントは以下の4つです。
- 転職理由(現職を辞める理由・不満や課題)
- 仕事選びの動機(業界・職種への動機)
- その会社への志望動機(その会社を受けた理由・入社志望理由)
- 将来を踏まえて自分がやっていきたいこと(仕事を通して大事にしたい軸)
例えば転職理由ならなぜ転職するのかを分かりやすく、なおかつ客観的に見て納得できる理由を伝えると良いです。
仕事選びの動機も同じで、ネットワークエンジニアならなぜネットワークエンジニアを志望したのかを客観的に分かりやすくしましょう。
上記のコツを踏まえて、ネットワークエンジニアの経験者と未経験者に分けて志望動機の書き方と例文を紹介していきます。
それぞれぜひ参考にしてみてください。
ネットワークエンジニア未経験者が転職する場合の志望動機
ネットワークエンジニア未経験者にとっては、ITについての知識や業務経験がないので、具体的に将来をイメージできない人が多いかもしれません。
この場合は、未経験だからこそ「ネットワークエンジニアに興味を持った理由」をしっかり伝えることが大切です。
- なぜネットワークエンジニアなのか
- 経験がない分、何ができるのか・その企業で何をしたいのか・あなたがその企業にどのような利益を残せるのか
ネットワークエンジニアには「コミュニケーション能力」「ネットワークに関する専門知識や最新技術習得する(しようとする)能力」が見られるポイントにもなるので、この点もご自身でアピールできる部分があればしっかり熱意を伝えましょう。
誰でも話すことのできる「御社の社風にあこがれて」や「教育体制がしていて自分が成長できる」など一般的でありきたりな志望動機ではなく、あなたにしか言えない志望動機であるとインパクトが強くなります。
ネットワークエンジニア未経験者向けに志望動機の例文テンプレート、雛形、フォーマット、サンプルをまとめましたので、是非参考にしてください。
志望動機の例文
ネットワークエンジニア経験者が転職する場合の志望動機
「なぜネットワークエンジニアになったのか」「どうして今回転職を希望するのか」を振り返り、以下の点をしっかりと明確に自身を分析して、具体的なイメージをして志望動機を書くようにしましょう。
- 目標としているネットワークエンジニアとしての姿、なぜその企業なのか
- なぜ今の企業(現職)ではダメなのか
- その企業でネットワークエンジニアとして何をしたいのか
- その企業でこれまでの経験で何ができるのか
転職の理由が例えば「年収アップ」「現職との人間関係や社風が合わない」などと言った理由であっても、それだけを志望動機にしてしまうと企業にネガティブな印象を与えてしまいます。
今後のネットワークエンジニアの目標などを明確にしてご自身をアピールしていくことがポイントになります。
ネットワークエンジニア経験者向けに志望動機の例文テンプレート、雛形、フォーマット、サンプルをまとめましたので、是非参考にしてください。
志望動機の例文
ネットワークエンジニアの志望動機NG例
次にネットワークエンジニアの志望動機で、やってはいけないNG例を紹介していきます。
上記のポイントをそれぞれ例文つきで紹介していきます。
現職の不満が理由
現職の不満が理由【例文】
末永
どの企業にも良いところと悪いところはあるものです。それなのに悪い面を言ってしまうと、面接官は「転職後の会社のマイナス面を見て、再び退職してしまうのでは?」と考えてしまう可能性があります。
内容に具体性がない
内容に具体性がない【例文】
末永
また、応募した企業でなぜキャリアアップできると思ったのかも不明で「自社で求めていることができないと思ったらまた転職してしまうのでは」と懸念されてしまう可能性もあります。
ネットワークエンジニアへ転職をお考え人へ
エンジニアが転職でつまづきがちなのが、スキルや経験ばかりアピールしてしまい、あなた自身の強みや転職先でのキャリアビジョンが面接官に伝わらないことです。
いくら経験やスキルがあったとしても、それを面接の場で上手くアピールすることができなければ、希望の企業に転職したり、そこで年収をアップしていくことが難しくなります。
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転職を考えているエンジニアはぜひ一度マジキャリへご相談ください。
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- 徹底した自己分析やキャリアの棚卸し
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大手企業に転職したい人はしっかり自己分析をしましょう。