インフラエンジニアの平均年収は低い?収入アップや1000万円を目指す方法を紹介

インフラエンジニアの平均年収は低い?収入アップや1000万円を目指す方法を紹介

    インフラエンジニアの平均年収だけでなく、スキル別・年代別の目安について紹介しています。

    また、インフラエンジニアが収入アップするのに必要なことや、年収1,000万円は目指せるのかについても解説しているので参考にしてみてください。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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インフラエンジニアの平均年収は684万円

インフラエンジニアとして働いている人やこれからインフラエンジニアを目指そうとしている人の中には「インフラエンジニアの年収は低い」「インフラエンジニアはやめとけ」という情報を見て、本当に年収が低いのか気になっている人もいると思います。

ですが、インフラエンジニアの平均年収は684万円職種全体の平均年収である458万円Web開発業務用システム開発スマホアプリ開発に携わるシステムエンジニアの平均年収である557万円と比べても年収の水準は高いです。

もちろん、実際にインフラエンジニアとして働いている人の中には「年収が低い」と感じている人もいるかもしれませんが、インフラエンジニアは経験を積むことで高年収が目指せる職種です。

そのため、今の職場の年収が低いと感じる場合には、スキルや経験に対する年収が適切な金額なのかどうかを転職のプロに聞いてみると良いですよ。

末永雄大 末永

インフラエンジニアは実務経験が少なかったり、保守運用がメインになると、年収の水準は下がる傾向にあります。


また、会社でも需要の違いで年収に差が出ることもあるため、今の年収に納得できない場合には、転職も視野に入れてみましょう。

【実態】求人情報から見るインフラエンジニアの平均年収

賃金構造基本統計調査を参考にした厚生労働省が運営するjobtagの情報では、インフラエンジニアの平均年収は684万円となっていましたが、実際の求人の平均年収はどれくらいなのでしょうか?

本項では、求人ボックスで検索できる求人情報を元に給料情報をまとめた「求人ボックス 給料ナビ」のインフラエンジニアおよび、インフラに関連する職種の平均年収の情報をまとめてみたので、実際の求人の平均年収として参考にしてみてください。

職種 平均年収
インフラエンジニア 487万円
サーバーエンジニア -
クラウドエンジニア 447万円
ネットワークエンジニア -
データベースエンジニア 553万円
セキュリティエンジニア 458万円

※出典:求人ボックス 給料ナビ

サーバーエンジニアとネットワークエンジニアのデータはなかったのですが、インフラエンジニアの中に含まれることも多いので、基本的には同じ程度の年収の水準だと考えて問題ありませんよ。

また、クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアの年収はインフラエンジニアよりも低いですが、求人の中には年収600万円〜800万円以上の求人もあり、経験や実績があれば待遇の良い求人もあるため、年収は決して低いわけではありません。

ですが、インフラエンジニアの求人は構築よりも保守運用のフェーズの求人が多く、年収も低く設定されている求人もあるため、全体を見た時の平均年収は統計で算出された平均年収よりも低くなってしまっているようです。

末永雄大 末永

他にも、インフラエンジニアは未経験からでもチャレンジしやすい職種なので、年収の幅が広く設定されているのも影響しています。


そのため「インフラエンジニアの年収は低い」と思わずに、求人の内容や求人全体の年収の水準を見て判断することが大切です。

【参考①】インフラエンジニアに関連する職種一覧

前述で、インフラエンジニアと関連する職種の平均年収についてお伝えしましたが、それぞれの職種でどのような役割を担っているのかをまとめてみたので参考にしてみてください。

  • インフラエンジニア
    インフラの構築をおこなうエンジニアの総称で、必要に応じてサーバーやネットワーク、データベースなど、複数のインフラの構築・保守・運用業務を担当する

  • サーバーエンジニア
    LinuxsなどのOSを用いてオンプレミスサーバー(自社運用サーバー)の設計・構築・保守・運用をおこなうエンジニア

  • クラウドエンジニア
    AWS・Azure・GCPなどのクラウドサービスを用いてクラウドサーバーの設計・構築・保守・運用をおこなうエンジニア

  • ネットワークエンジニア
    Cisco製品やクラウドサービスを用いてネットワーク環境の設計・構築・保守・運用をおこなうエンジニア

  • データベースエンジニア
    SQLなどを活用してデータベースの設計・構築・保守・運用・データの分析などをおこなうエンジニア

  • セキュリティエンジニア
    企業システムをはじめとしたセキュリティの設計・構築・保守・運用をおこなうエンジニア

職種によって役割があり、インフラエンジニアはサーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなど、複数のインフラ構築の対応ができるエンジニアのことを指しています。

また、サーバーでもオンプレミス環境の構築に特化しているのがサーバーエンジニアで、AWS・GCP・Azureといったクラウドサーバーの構築に特化しているのがクラウドエンジニアとなります。

そして、インフラエンジニアの中でも特定分野に特化したエンジニアは、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなど、分野の名前で呼ばれることが多いですね。

インフラエンジニアの中で年収に差が出る理由

インフラエンジニアとして働く人の中には、様々な要因で年収に差が出ていることも多いです。

そのため、本項ではインフラエンジニアの年収に差が出る理由について、詳しく解説していきますね。

経験やスキルレベルに差があるから

インフラエンジニアとして働いていて、年収に差が出る最大の理由として考えられるのが「経験年数やスキルレベルによる違いで、貢献度や市場価値に差があるから」です。

例えば、同じインフラエンジニアでも経験年数が1年〜2年程度でサポート役として働いている人と、3年以上働いていて一通りのインフラ構築ができる人とでは、貢献度や市場価値にも差があります。

また、エンジニアをはじめとした技術職の年収は、経験年収以外にもスキルレベルで決まることが多いです。経験があってもスキルが乏しい場合は、平均年収が低くなることもあり、経験が少なくてもスキルや能力が高ければ、年収は上がりやすいです。

そのため、インフラエンジニアの年収は経験年数やスキルレベルが関係していますが、経験年数よりもスキルレベルの高さのほうが年収に影響するということは覚えておくと良いですよ。

対応できる業務範囲に差があるから

経験年数やスキルレベルが同じだったとしても対応している業務範囲や業務量が違うことによって年収に差が出てくるケースも多いです。

例えば「保守・運用業務のみを担当する人」「構築・保守・運用を担当する人」「要件定義・基本設計・詳細設計をメインで対応する人」では、上流工程を担当する人のほうが年収が高い傾向にあります。

というのも、保守運用よりも構築のほうが求められるスキルレベルは上がりますし、要件定義や設計をするためには、構築するインフラに対する理解と適切な要件を定義して設計する知識が求められます。

また、インフラエンジニアの年収は、サーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなど、どの程度の範囲の業務に対応しているかで変わることも多いため、会社への貢献度と市場価値が年収に直結していると覚えておきましょう。

末永雄大 末永

所属会社によっては、仕事が限定されてしまうこともあるため、今の職場だと希望する経験が積めないと感じているのであれば、転職の検討も必要です。


特に、保守運用の経験しかないと年収は上がりづらいので、年収アップを目指したいのであれば設計・構築の経験が積める職場で働くことも大切ですよ。

末永雄大 末永

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【参考①】インフラエンジニアの担当工程一覧

インフラエンジニアとして働いている人であれば、担当工程と役割の違いは把握していると思いますが、未経験からインフラエンジニアを目指す人向けに担当工程ごとの役割も解説しますね。

  • 要件定義
    インフラ構築における目的や必要となる要件をまとめる工程。必要なコストや人員を加味したプロジェクト計画を立てていく。

  • 基本設計
    要件定義を参考にインフラ構築に必要な設計をする工程。利用するクラウドサービスやサーバーの数、OS、機器などを決める。

  • 詳細設計
    基本設計を参考に具体的に構築するための細かい設定値などを決める工程。詳細設計で決めた要件を基に仕様書を作成する。

  • 構築
    仕様書や構築計画に沿ってインフラを構築していく工程。仕様に沿ってそれぞれの条件設定をしていく。

  • テスト
    構築したインフラが要件を満たしているかテストを行う工程。性能テストや負荷テストなど様々な観点でチェックする。

  • 保守・運用
    インフラの監視や障害時の対応・レポーティングを行う。キャパシティ管理や負荷分散など運用に支障が出ないように管理する。

インフラ構築の工程を分けると「要件定義」「基本・詳細設計」「構築・テスト」「保守・運用」となり、インフラエンジニアのスキルや経験によって担当する工程が変わります。

未経験からインフラエンジニアとして働く場合には、まず保守運用の工程に携わって経験を積んでから、構築・テストの対応をすることが多いです。

そして、構築の対応も一通りできるようになったら、基本設計・詳細設計に携わり、経験と実績を積んでから要件定義に携わっていきます。

末永雄大 末永

インフラエンジニアとして働く場合には、まずは保守運用でインフラへの知識と理解を深めてから、構築やテストを担当していくことが多いです。


そのため、もし未経験からインフラエンジニアを目指すのであれば、転職していきなり構築に携われるわけではないという点は覚えておきましょう。

企業の規模や企業内の需要に差があるから

同じ経験年数やスキルレベルのインフラエンジニアでも、企業規模や企業内での需要の違いによって年収に差が出ることもあります。

特に、大企業では規模の大きいインフラを運用していて、新しくシステムやサービスを開発する場合も規模の大きいプロジェクトのインフラを構築することもあるため、優秀な人材を確保するために年収を高く設定しているケースも多いです。

中小企業でも人員を確保するために年収を高く設定しているケースもありますが、大企業と比較すると売上規模や予算の差によって、同じ仕事内容でも年収に差が出てしまうこともあります。

また、企業でインフラエンジニアが不足していて需要が高い状態であったり、求められるスキルレベルが高かったりすると、同程度の規模の企業でも年収に差が出ることも多いです。

末永雄大 末永

インフラエンジニアの中にも、サーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなど、いくつかの分野があり、企業によって求められるスキルは変わります。


また、企業における需要が高いほど、優秀な人材を確保するため、他の企業よりも待遇を良くすることも多いようですね。

役職手当や資格手当による差があるから

インフラエンジニアとして同じ職場で働いていて、スキルレベルは同じなのに年収に差が出ているのは「役職手当や資格手当による差があるから」という可能性もあります。

例えば、チームリーダーになれば、求められるレベルが高くなったり、チームのマネジメントの業務が追加されることで、業務負担が増えるため、その分の手当てを支給されることも多いです。

また、福利厚生で資格手当を支給している企業では、資格取得によって数千円〜数万円の資格手当が給料に上乗せされているため、年収に差が出ている可能性もありますね。

特に、資格はスキルレベルを上げたり、外部顧客への信頼度を高めるために取得を推奨している企業も多いので、年収を上げたいのであれば、まずは資格取得から取り組んでみるのもおすすめですよ。

末永雄大 末永

役職手当は業務負担が増えることへの手当で、役職者にしか恩恵はなく、役職の枠は少ないので、年収アップを目指すなら資格取得がおすすめです。


企業によっては資格取得の補助金を出してくれるケースもあるので、資格取得を目指している人は会社で資格手当や補助金があるか確認してみると良いですよ。

雇用形態や働き方による差があるから

インフラエンジニアの雇用形態には「アルバイト」「派遣」「正社員」「フリーランス」などの選択肢がありますが、雇用形態で求められる役割が変わるため年収に大きな差が出ることも多いです。

例えば、アルバイトでは保守運用をはじめとした軽微な作業が中心になるため年収は低い傾向にあり、派遣はスキルレベルによっては正社員よりも高い年収を稼げますが、キャリアアップや重要なポジションに就ける可能性は低いです。

そして、正社員は育成対象として積極的に役割を与えられることが多いため、安定した収入を貰いながら経験を積みたい人にはおすすめです。ちなみにフリーランスは高いスキルレベルが求められるため、正社員よりも年収の水準は高くなる傾向にあります。

また、アルバイト・派遣・フリーランスは、週5日のフルタイム以外の働き方もできるため、週3日〜週4日で働いている場合には、フルタイムの人よりも年収は下がってしまいやすいですね。

【スキル別】インフラエンジニアの年収の目安

インフラエンジニアをはじめとしたITエンジニアの年収は、経験年数やスキルレベルで変わりますが、具体的な年収はどの程度違うのでしょうか?

レベル 年収
ITSSレベル1〜2 420万円〜620万円
ITSSレベル3 450万円〜700万円
ITSSレベル4 500万円〜780万円
ITSSレベル5以上 600万円〜950万円

ITSSレベルごとの年収の水準は、厚生労働省が2023年度に実施した「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査」を参考にして、jobtagで公開されている年収となります。

また、年収を見るとITTS3レベルからインフラエンジニアの平均年収である684万円を超えることもあり、ITTS4以上になると年収780万円まで稼げる可能性があるようです。

もちろん、インフラエンジニアとしての年収はスキルレベルだけではなく、経験や対応できる業務範囲の広さ、実績など様々な要因で決まりますが、スキルを上げることで年収アップが目指せるということはわかりますね。

末永雄大 末永

ITSSレベルをイメージしやすいように「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査」の情報を参考に整理してみたので、参考にしてみてくださいね。

スキルレベル(ITSS)の目安

  • ITSSレベル1|実務経験1年〜2年以上
    情報技術者として必要な基礎知識がある

  • ITSSレベル 2|実務経験2年〜3年以上
    指示・要求された作業に対応できる
    エンジニアに必要な技能を有している

  • ITSSレベル3|実務経験3年目〜5年以上
    要求された構築作業を一人称で遂行できる
    特定分野の応用的知識・技能を有している

  • ITSSレベル4|実務経験3年〜7年以上
    設計から構築まで全て一人称で遂行できる
    課題や問題を解決するための行動ができる

  • ITSSレベル5|実務経験5年〜10年以上
    スペシャリストとしてPJに貢献できる
    ジェネラリストとして業務をこなせる
    リーダーとしてPJをリードできる

  • ITSSレベル6|実務経験7年〜15年以上
    特定分野のプロとしてリードできる
    マネージャーとしてPJをリードできる

  • ITSSレベル7|実務経験10年〜20年以上
    プロジェクトの責任者としてリードできる
    責任者として事業運営に携わることができる

【年代別】インフラエンジニアの年収の目安

インフラエンジニアの年収は、スキルレベルや業務範囲など、様々な要因で変わりますが、年代で年収にはどれくらいの差があるのでしょうか?

本項では、厚生労働省の賃金構造基本統計調査とITSSのスキルレベルの情報を参考にして、年代別でインフラエンジニアの平均年収の目安について紹介していきますね。

20代のインフラエンジニアの年収の目安

20代のインフラエンジニアは、未経験も多くて経験が少ないため、全体の平均年収の684万円と比べると年収の水準は低いですね。

年代 月収 賞与 年収
20〜24歳 24.8万円 29.1万円 327万円
25〜29歳 29.2万円 68.9万円 420万円

※出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査

20〜24歳のインフラエンジニアの平均年収は327万円(勤続年数1.3年)で、ITSSレベルは1未満〜1のレベルになるので、ITSSレベル1の420万円よりも年収の水準は低いです。

ですが、25歳〜29歳になると勤続年数の平均は3.3年となり、ITSSレベルも2〜3まで上がるため、年収の目安も420万円と上がっていきます。

また、20代後半になると一人称でのインフラ構築や保守運用ができる人もおり、一人称で構築作業が遂行できる人は、ITSSレベル3程度となるので年収450万円以上になる人も増えてきますね。

末永雄大 末永

インフラエンジニアとして、設計・構築まで一通り対応できるようになれば、年収500万円〜600万円を目指すことも可能です。


そのため、高年収を目指したい人は、まずはインフラエンジニアとしての経験を積んで、設計・構築・テスト・保守運用まで、一通りの業務対応ができるようにしましょう。

30代のインフラエンジニアの年収の目安

30代のインフラエンジニアは、経験を積んで専門性が高くなり、特定分野の専門的な知見を活かしてプロジェクトに貢献できるようになるので、年収の水準も大幅に上がります。

年代 月収 賞与 年収
30〜34歳 33万円 96.7万円 493万円
35〜39歳 38.3万円 110.6万円 570万円

※出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査

30代前半のインフラエンジニアの年収は493万円(勤続年数6.6年)で、ITSSレベルは3〜4程度の人が増えるため、年収も20代後半より上がります。

また、30代後半になるとITSSレベルは4〜5程度で、インフラエンジニアとして経験を積んでいるので、年収は570万円と30代前半と比べても高く、年収700万円〜800万円稼いでいる人も出てきます。

特に、30代になると上流工程に携わったり、プロジェクトのマネジメントをおこなう人も増えます。さらにインフラエンジニアとしては特定分野のスペシャリストや幅広い分野の業務に対応できるジェネラリストも増えるので、年収の水準は上がっていきますね。

末永雄大 末永

30代になるとキャリアの選択肢として、特定分野に特化したスペシャリストになるか、インフラ全般の構築ができるジェネラリストになるか選ぶ必要があります。


また、フロントエンドやサーバーサイドのプログラミング言語を学んでフルスタックエンジニアを目指す人やプロジェクトマネージャーへキャリアアップを目指す人もいますね。

末永雄大 末永

もし"言われたものを作るだけ"の仕事に限界を感じているなら、上流工程に携われるキャリアパスを一度整理してみてください。

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40代のインフラエンジニアの年収の目安

40代になるとインフラエンジニアとして、プロジェクトをリードできる経験やスキル、実績がある人も増えるため、年収の水準はさらに上がります。

年代 月収 賞与 年収
40〜44歳 42.2万円 135.3万円 641万円
45〜49歳 45.2万円 152.4万円 695万円

※出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査

40代前半の平均年収は641万円、40代後半の平均年収は695万円となるため、40代になるとインフラエンジニアの平均年収である684万円を超える人も増えるようですね。

スキルレベルに関してもITSSの4〜5の人も増えますし、プロジェクトリーダーとして様々なプロジェクトをリードする人もいるので、インフラエンジニアで年収800万円〜900万円以上稼ぐ人もいます。

また、スキルと実績次第では、フルスタックエンジニアやPMとして働いている人もいるので、計画的にキャリア形成を進めていくことで、高年収は実現できることがわかりますね。

末永雄大 末永

インフラエンジニアとして、スキルレベルで年収に差が出るのは30代までで、40代以降は実績や経験してきたことの付加価値で年収に差が出ることが多いです。


そのため、40代以降も年収アップを目指す人は、30代で希望するキャリアに必要な経験を積んで、市場価値を上げていきましょう。

50代のインフラエンジニアの年収の目安

50代のインフラエンジニアになると、技術者として十分な知識と経験を有しているため、平均年収も700万円を超える人も多いです。

年代 月収 賞与 年収
50〜54歳 45.6万円 153.1万円 700万円
55〜59歳 44万円 190.3万円 718万円

※出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査

インフラエンジニアでも、50代になるとインフラチームの責任者として働いている人やプロジェクトマネジメントの対応をする人など、現場の仕事よりも上流工程の仕事をしている人も多いです。

また、40代・50代になるとインフラエンジニアとしてのスキルレベルに大きな差は出ないため、どちらかといえば役職や実績によって年収に差が出てくるようになります。

特に、PL・PM経験の有無や特定分野のインフラに精通していて、チームをリードできるか、目的や状況に合わせてインフラの設計・構築ができるかが評価されるポイントなので、30代や40代の積み重ねが50代の年収に影響すると考えておきましょう。

末永雄大 末永

ここまで、20代〜50代までの年収の目安をお伝えしてきましたが、市場価値を上げて年収アップを目指すには、どのようなキャリアを歩むかが重要になります。


また、インフラエンジニアとしてのキャリアにはいくつか選択肢がありますし、希望するキャリアを実現するためには、転職をして希望する経験が積める職場で働く必要も出てきます。

インフラエンジニアとしての年収の上げ方

インフラエンジニアとして年収を上げるためには、経験を積んでスキルレベルを上げたり、対応できる分野を増やしていくことが大切ですが、具体的にはどのような行動をすれば良いのでしょうか?

本項では、インフラエンジニアとして働く際に、年収を上げるために必要なことについて詳しく解説していくので、年収の上げ方を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

経験を積んでスキルレベルを上げる

インフラエンジニアとして年収を上げるためには、まずインフラエンジニアとしての経験を積んで、スキルレベルを上げていくことが重要になります。

インフラエンジニアのスキルレベルの指標は、担当工程の経験年数やプロジェクトに携わった回数、特定のOS・クラウド・ツールを用いた構築経験などがありますが、基本的には上流に近い担当工程の経験をいかに積むかが重要になってきます。

そのため、まずは保守運用だけではなく、インフラの設計・構築に携われるように、知識の習得やスキルアップを目指し、様々なプロジェクトの経験を積んでいきましょう。

末永雄大 末永

また、インフラエンジニアとして年収を上げたい場合は、対応することが多い分野に関連する知識やスキルを磨いて、対応できる業務範囲を増やすのも効果的です。


例えば、クラウドサービスでもAWSだけではなく、GCPやAzureの知見があれば最適なサービス選択もしやすくなりますし、データベース構築でもMySQLだけではなくBigQueryの経験もあった方が市場価値は上がります。


その他にも、ネットワークであればCiscoやVMwearの知見も求められますし、セキュリティも様々なソフトの知識や構築経験があると、その分対応できる業務範囲が広がって市場価値を上げることにつながりますよ。

対応できる専門分野を増やす

インフラエンジニアも会社の方針やプロジェクトによって求められる役割は変わりますが、インフラエンジニアとして年収を上げたいのであれば、対応できる専門分野を増やすのも効果的です。

特に、インフラエンジニアとして働く場合には、サーバー・ネットワーク・データベースの構築が最低限できれば問題はありませんが、セキュリティの知見があれば評価もされやすくなります。

また、対応できる専門分野を増やすだけではなく、専門性を高めるために資格を取得することで、インフラエンジニアとして評価されるため、年収アップにつながりやすくなりますよ。

末永雄大 末永

インフラエンジニアとして働くのであれば、インフラに関連する知識やスキルは最低限求められますが、受動的に仕事をこなすだけでは、スキルが偏ってしまいます。


そのため、インフラ全般の知識や経験を磨きたいと考えているのであれば、希望する経験が積める職場に転職することも大切です。

資格を取得して資格手当をもらう

正社員のインフラエンジニアの場合には、会社で資格取得の補助や手当を支給している会社もあるため、会社で推奨されている資格を取得することで年収アップができる可能性もあります。

推奨されている資格は会社で変わりますが、インフラエンジニアとしてのスキルアップや特定分野の知識を身につける目的であれば、それぞれの分野で以下の資格を取得していくと良いですよ。

インフラエンジニアにおすすめの資格

  • IT全般
    基本情報技術者試験
    応用情報技術者試験

  • サーバー・クラウド
    Linux技術者認定試験(LPIC)
    AWS認定
    Google Cloud認定資格
    Microsoft認定資格

  • ネットワーク
    ネットワークスペシャリスト試験
    シスコ技術者認定
    VMware認定

  • データベース
    データベーススペシャリスト試験
    オラクル認定(ORACLE MASTER)

  • セキュリティ
    情報処理安全確保支援士試験(SC)
    情報セキュリティマネジメント試験

上記の中には手当の対象外になる資格もあるので、年収アップのために資格取得を目指すのであれば、事前に資格取得の補助や資格手当の対象になっている資格を確認してから取得を目指すと良いですよ。

末永雄大 末永

資格はあくまで専門知識を証明するものなので、資格を取得したからといって希望する仕事ができるとは限りません。


ですが、資格を取得することで知見が広がりますし、意欲のアピールはできるため、将来のキャリアのために必要だと思う資格があれば取得しておくと良いですよ。

年収の高い会社へ転職する

インフラエンジニアとして年収アップを実現するためには、同じ会社で働き続けるだけではなく、年収アップが実現できる会社に転職するのも効果的な手段となります。

特に、職場での給料が仕事に見合っていないと感じていたり、スキルに対して年収が低いと感じている場合には、転職をすることで年収アップができるケースも多いです。

また、転職は年収アップだけではなく、スキルアップやキャリアアップのためにも効果的なので、今の職場だと希望する経験が積めないと考えている人も、転職することで希望するキャリアの実現に近づけるかもしれませんよ。

インフラエンジニアで年収1000万円は目指せるのか

インフラエンジニアの平均年収の684万円となっており、年収1,000万円からは乖離していますが、インフラエンジニアとして経験や実績を積むことで年収1,000万円を目指すことは可能です。

というのも、スキル別の年収ではITSSレベル5以上で600万円〜950万円が目安となっていますし、実際の求人を見ても年収1,000万円を超える求人は一定数あるため、年収1,000万円を目指せる可能性は十分にあります。

もちろん、インフラエンジニアとして年収1,000万円を実現するためには、経験や実績が求められますが、経験を積んで専門性を高めたり、実績を積んでキャリアアップしていくことで、インフラエンジニアでも年収1,000万円は達成できますよ。

末永雄大 末永

インフラエンジニアが年収1,000万円を達成するには「どのような経験や実績を積むか」が重要なため、年収1,000万円を目指すのであれば、キャリアプランを立てて計画的にキャリア形成を進めていく必要があります。

インフラエンジニアとして年収1000万円を目指す方法

インフラエンジニアは経験と実績次第で年収1,000万円を達成できますが、年収1,000万円を目指すためには、具体的にどのような行動をとれば良いのでしょうか?

本項では、インフラエンジニアが年収1,000万円を達成する方法について解説していくので、興味のある人は参考にしてみてくださいね。

インフラエンジニアとしてのスキルを磨く

インフラエンジニアとして年収1,000万円を達成するためには、大前提としてインフラエンジニアとしての高いスキルが求められます。つまり、インフラエンジニアとしての市場価値を高めるための行動を徹底することが大切です。

また、インフラエンジニアが市場価値を高める際には「上流工程の経験を積む」「対応できる業務範囲や分野を増やす」「特定分野の専門性を高める」「多くのプロジェクトに参画して実績を積み上げる」の4つを意識していくと良いですね。

そのため、まずはインフラエンジニアとしての経験を積んだ上で、スペシャリストやジェネラリストとしてチームやプロジェクトをリードできる人材になることを目標として行動していきましょう。

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具体的な方法としては「インフラエンジニアとしての年収の上げ方」でも解説していますが、インフラエンジニアとしての市場価値を高めるためには転職が必要になることもあります。

フルスタックで開発に携われるようになる

インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指す方法の中には、インフラ周りの経験や実績を磨くだけではなく、フルスタックエンジニアとして開発に携わっていく選択もあります。

フルスタックエンジニアは、インフラ以外にもフロントエンド・サーバーサイドの開発ができる人材のことを指すため、フルスタックエンジニアになるにはキャリアチェンジも必要になります。

ですが、エンジニア市場において、フルスタックで開発に携われる人材の需要は非常に高いため、フルスタックエンジニアとして働けるだけのスキルを身につければ、年収1,000万円を達成できる可能性はかなり上がりますよ。

末永雄大 末永

フルスタックエンジニアになるには、計画的にキャリア形成を進める必要があるため、簡単ではありませんが、エンジニアとしての市場価値を上げる選択肢としてはおすすめです。


また、フルスタックエンジニアでなくても、フロントエンド・サーバーサイド・スマホアプリのいずれかの対応ができるだけでも、市場価値は上がるので1つの選択肢として考えておくと良いですよ。

プロジェクトマネージャー(PM)になる

インフラエンジニアの知識や経験を活かして年収1,000万円を目指す場合には、プロジェクト責任者であるプロジェクトマネージャー(PM)を目指すのもおすすめです。

プロジェクトマネージャー(PM)はプロジェクトのマネジメントを行う責任者として、顧客折衝から要件定義、予算管理やプロジェクトメンバーの選出など、重要な仕事を行うため年収の水準も高いです。

もちろん、プロジェクトマネージャー(PM)としての実績が少ないうちは、インフラエンジニアとして働く方が稼げるかもしれませんが、実績を積んでいけば年収1,000万円以上稼げる可能性は高いので、一つの選択肢として入れておくと良いですよ。

末永雄大 末永

インフラ関連のプロジェクトであれば、インフラエンジニアの経験が活かせますが、プロジェクトマネージャー(PM)になるには、エンジニアとしての専門性や実績が必要なため簡単ではありません。


そのため、プロジェクトマネージャー(PM)へのキャリアアップを目指す場合には、チームリーダーやプロジェクトリーダーとしてプロジェクトに参画できるように、エンジニアとしてのスキルを磨いていくことから始めましょう。

ITコンサルタントとして働く

インフラエンジニアとしての経験や実績がある場合には、ITコンサルタントになり、IT戦略のアドバイザーやプロジェクトのPMOとして働くのもおすすめですね。

インフラエンジニアからITコンサルタントへ転職する場合には、プロジェクトを運営して成功させてきた実績やCTOなどの役員としてIT事業戦略に携わってきた経験が求められることもあるので、正直なところITコンサルタントへの転職難易度は高いです。

ですが、ITコンサルタントは市場分析やプロジェクト企画を行ったり、PMOとしてプロジェクトのフォローを行うこともあるため、まずはインフラエンジニアとしてプロジェクトに貢献した実績を作ってキャリアアップを目指していくと良いですよ。

末永雄大 末永

ITコンサル会社は数多く存在しますが、コンサル業界ではどの企業に属しているのかが、今後のキャリアにとって重要となるため、選択肢が限られることも多いです。


そのため、少ないチャンスを活かすためにも、ITコンサルタントへのキャリアチェンジを目指す場合には、計画を立てて入念に準備を進めていきましょう。

末永雄大 末永

入社後半年以内の退職率1.5%以下という実績が示す通り、キャリアの軸から逆算した転職はミスマッチが起きにくくなります。

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フリーランスとして独立する

インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すのであれば、フリーランスとして独立してするのもおすすめです。

フリーランスエンジニアになるには、インフラエンジニアとしての経験と実務能力が求められますが、経験があれば正社員の時よりも年収が上がる可能性も高いため、年収アップのために独立するエンジニアは増えています。

実際に、フリーランスのインフラエンジニアの推定年収は837.6万円と正社員のインフラエンジニアの平均年収である684万円を大きく上回っているため、年収1,000万円を稼ぐ方法としては1番効果的な選択といえますね。

末永雄大 末永

フリーランスとして独立するには、インフラエンジニアとしてのスキルと実績が必要ですし、独立しても安定して働けるとは限らないためリスクもあります。


ですが、フリーランスは自分で参画する案件も選びやすく、週5日以下やリモートで働くこともできるので、興味がある人はフリーランスエンジニアになる方法も調べてみると良いですよ。

フリーランスのインフラエンジニアの年収

前述では、フリーランスのインフラエンジニアになると年収アップがしやすいとお伝えしましたが、実際にフリーランスのインフラエンジニアの案件報酬や推定年収はどの程度なのでしょうか?

職種 案件報酬(中央値) 推定年収(中央値)
インフラエンジニア 69.8万円(70万円) 837.6万円(840万円)
サーバーエンジニア 72.4万円(70万円) 868.8万円(840万円)
クラウドエンジニア 79.7万円(80万円) 956.4万円(960万円)
ネットワークエンジニア 61.8万円(60万円) 741.6万円(720万円)
データベースエンジニア 68.5万円(70万円) 822万円(840万円)
セキュリティエンジニア 72.3万円(75万円) 867.6万円(900万円)
2024年8月現在

※出典:フリーランススタート

上記の案件報酬や推定年収の数値は、フリーランスエンジニア専門のIT求人・案件検索サイトの「フリーランススタート」の情報で、実際の案件から見た報酬や推定年収の目安となります。

そして、案件報酬や推定年収を見ると、インフラ分野で差は出てきますが、クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアの案件は、月80万円〜90万円を超える案件もあり、他の職種でも月60万円〜70万円の案件は多いです。

また、推定年収が1,000万円を超える案件は求められるスキルは高いですが、案件を見ても年収1,000万円以上稼げる案件は一定数あるため、紹介した中でもフリーランスとして働くことが、年収1,000万円を実現する1番効果的な手段と言えますね。

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高単価案件は競争率が高いため、フリーランスとして独立した直後は、月50万円〜70万円程度の案件で実績を積むことも大切です。


また、フリーランスは技術力と経験が売り物なので、正社員の時にどれだけ経験を積めたかが案件の報酬額に影響してきます。


そのため、フリーランスとして働くことを検討している人は、正社員の内に経験をしっかりと積んで、スキルアップと実績作りをしていきましょう。

インフラエンジニアとして年収アップを目指すなら転職がおすすめ

インフラエンジニアとして年収アップを目指したいのであれば、1つの会社で働き続けたり、役職手当や資格手当でコツコツ年収を上げるだけではなく、転職をして様々な経験を積むことも必要です。

また、エンジニアの年収はスキルと市場価値が影響するため、実績を積むために2年〜3年単位でプロジェクトを変えたり、複数のプロジェクトを掛け持ちして経験を積む方が市場価値は上がりやすいです。

ですが、会社によっては保守運用の仕事しかなくてインフラ構築の経験を積む機会がない会社もあるため、今の会社で希望する経験が積めないのであれば、転職も視野に入れておきましょう。

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そして、インフラエンジニアが年収アップやキャリア形成のために転職をするのであれば、インフラエンジニアの求人を豊富に取り扱う転職エージェントを活用していくことが大切です。


特に、ITエンジニアの求人や転職支援実績が豊富であったり、IT業界に精通しているキャリアアドバイザーがいるかどうかは転職の成功率にも影響してきます。

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ここまで見てきた通り、コンサルへの転職はファーム選びが成否を分けます。自分の技術領域に合ったファームの選び方を相談してみてください。

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