
フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルや未経験でもなれるのか解説
フリーランスエンジニアになりたい人に向けて、必要なスキルや未経験でも目指せるのかどうか解説します。
他にもフリーランスエンジニアになるメリットやデメリット、在宅と常駐どっちがいいの?という疑問についてもお答えします。
フリーランスエンジニアに必要なスキル
フリーランスエンジニアになるには、在宅も常勤も関係なく、とにかく経験とスキルが必要です。未経験からフリーランスになるのは、ほとんど不可能に近いと思っておくのが良いです。
フリーランスエンジニアになるために、必要なスキルをご紹介します。
上記3つについて以下で詳しく解説します。
オブジェクト指向の理解
オブジェクト指向とは、ソフトウェア設計とプログラム記述の際に用いられる、システム構成の考え方のことです。
オブジェクト指向は、プログラミングには欠かせないものですが、初心者はつまずきやすいです。
なので、エンジニア向けの勉強サイトなどで学習し、わからないことがないよう理解しておくのがおすすめです。
インフラの知識
ソフトウェア・サーバーなどインフラの知識やファイルの変更履歴を管理するシステムであるバージョン管理も、必要なスキルとなります。
近年では、様々な企業がITの導入をすることで、複雑化する時代を勝ち抜くために必要だとしています。
そのため、オブジェクト指向と同様、インフラの知識やバージョン管理もわからないことがないように理解しておくべきです。
ですので、Webサイトなどを利用して勉強しておくといいでしょう。ただ、未経験者はわからない用語などが多々あるため理解をするために時間がかかることが想定されます。
したがって、未経験者は初心者向けの書籍などを活用して勉強をおすすめします。
必須言語
上記の5つは、大きい会社から小さな会社まで使用している言語なので身に付けておきましょう。
なぜなら、使える言語が多いとそれだけ仕事を引き受けられる数が増えるからです。ですので、フリーランスエンジニアにとっては重要と言えますね。
エンジニアがフリーランスになるメリット
エンジニアがフリーランスになるメリットは大きく以下の2つです。
上記の2つのメリットについて、次で詳しく解説していきます。
報酬が上がる
フリーランスエンジニアになると報酬が上がるのは、リスクとリターンが関係しているからです。
フリーランスは雇用契約ではないため継続的な雇用が守られておらず、企業側から委託契約を切られるリスクもあります。そのため、その分リターンが大きくなります。
また、自分次第で稼げる個人事業主になるので、報酬はすべて自分のものになります。税金などが引かれていない金額のため、報酬額も上がりますね。
キャリアを築きやすい
フリーランスエンジニアなれば1社だけではなく、案件を済ませれば次々に会社を渡り続けることができるので、キャリアを築きやすいです。もちろん、業務委託期間によって異なってきます。
次の会社へ行き、複数のプロダクトに関わることによって開発ノウハウが学べますし、勉強にもなって技術向上できますよ。
エンジニアがフリーランスになるデメリット
上記ではエンジニアがフリーランスになるメリットをご紹介しましたが、逆にエンジニアがフリーランスになるデメリットは、以下の3つです。
上記の3つのデメリットについて、次で詳しく解説していきます。
雇用契約が守られない
雇用が保証されていないので、常に案件を獲得し続ける必要があります。良くも悪くも成果報酬のため、自分で会社に営業をかけたり、SESを利用したりしなければなりません。
保険・年金なども自ら加入手続きをおこなう必要がありますし、もらえる年金が3分の1くらい減ってしまいます。それに、フリーランス2年目まではローンが組みにくいです。
また、気になる年齢ですが、フリーランスに年齢は関係ありません。40代〜50代の人でもスムーズにフリーランスとして活躍ができますよ。ただ、筆者が転職支援をさせていただいた中で、50代の人はなかなかいませんでしたね。
自己管理する必要がある
案件の報酬を粗利(売上総利益)として受け取るので、しっかりと自己管理することが求められます。なぜなら、報酬の中から納税・確定申告を自らおこなわなければならないからです。計画的に使わず好き勝手にお金を使ってしまうと、生活が苦しくなります。
自ら納税・確定申告をするのは手間なので面倒に感じてしまいますし、中には公共料金を延滞するのと同じ感覚で確定申告を忘れてしまう人も、実際に多く見られますね。
スキルアップできない
スキルアップできないのは、フリーランスの場合、クライアント側は依頼するエンジニアが経験していないことを任せることはしないからなんです。できることしか任せないのが一般的なので、新しい経験が積みにくいんですね。
また、わからない部分が出てきても周囲に質問できず、自ら調べなければいけません。周囲の人に相談したりアドバイスを受けられるといった成長環境がないため、スキルアップも難しくなってしまいますね。
エンジニアとしてスキルアップしていきたいと思った人は、正社員という選択肢を取るのもアリですよ。
現在エンジニアとして働いている人には、以下の転職エージェントの利用をおすすめします。エンジニアの転職に特化しているので、きっとあなたにぴったりの求人が見つかるはずです。
フリーランスエンジニアになるために必要なスキルが不足している場合
フリーランスエンジニアになるために必要なスキルが不足している場合、以下の方法を試してみることをおすすめします。
上記3つについて詳しく解説していきます。
正社員として働いて経験を積む
「今の自分の実力でフリーランスでやっていくのは難しいかも…」と思った人は、まずは会社に所属し、正社員として実務経験を積んで技術を磨くと良いです。
まず、技術が追いついていないとフリーランスエンジニアとしては活躍できません。
その理由は、実力が足りない場合は仕事の依頼を受けても時間がかかり、納期に間に合わない可能性があるからです。
もし、納期内に仕事を終わらせられなかった場合、信用を失ってしまいフリーエンジニアにとして今後仕事を続けることが難しくなります。
また、エンジニアとして実務経験が2~3年以上あると仕事の依頼を受けやすく、未経験者の場合は仕事の依頼がこないので実務経験が積めないという悪循環に陥ってしまいます。
以上のことを踏まえて、フリーランスエンジニアとして働く場合は以下の条件が目安となります。
- オブジェクト思考を使っての開発経験が2〜3年以上ある
- オブジェクト思考をほぼ理解している
- コミュニケーション能力がある
また、サーバーの管理やネットワークの構築などの実務経験を積むことも重要です。
上記のような理由から、フリーランスエンジニアとして働くには、正社員としてしっかりと下積みを重ねることが必須と言えますね。
営業力・マネジメント力・経理を学ぶ
営業力・マネジメント力は必須ではないですが、あっても損はないスキルです。
例えば、営業力・マネジメント力に関する書籍を読んだり、YouTubeを見るなど面倒にならず自分に合っている方法で気軽に身につけられるように取り組むことをおすすめします。
また、経理について学ぶ場合は、個人事業主向けの経理の本を理解できるまで何度も読むと良いです。
そして、家計簿を1円単位でしっかりと記入する習慣をつけて、経理の本で学んだことを日常で実践すると仕事にも活用できるようになります。
人脈を広げる
フリーランスとして活躍したいなら人脈を広げておく必要があります。
なぜなら、フリーランスとして活躍する際には、知り合った人が案件をくれるので仕事に困らなくなるからです。
もし、人脈を広げたいなら、異業種交流会に参加するという方法があります。理由は異業種交流会に来る人は、IT関係に詳しい人があまりいないので、そこまで難しくない案件の仕事を頼まれるからです。
したがって、異業種交流会で様々な人と名刺交換をしたら、FacebookやTwitterなどのSNSで交流しましょう。
また、知り合った異業種の人とマメに連絡を取ることで、営業力やコミュニケーション能力が自然と身につくのでおすすめです。
在宅のフリーランスエンジニアとして働くには
在宅のフリーランスエンジニアになれるのは、企業から一定の信頼とスキルがある人がほとんどです。
というのも、在宅の案件は常勤と比べて少ないため、その中で在宅エンジニアとして案件を受注できる人は、企業からスキルなどを評価されて、余程優遇されている人だと言えるからです。
また、基本的に企業はフリーランスのエンジニアを雇う場合、在宅よりも常勤で働ける人を求めます。
なぜかというと、エンジニアの多くは正直言って、自己管理能力が低い人が多いためです。プロジェクトの途中でバックれたり、納期に間に合わないなど、そういった事故を未然に防ぐために出社してもらい、進捗を管理したがります。
企業と何度も仕事をしていて、信頼を勝ち取っていて、交渉能力がある人なら、上記のような心配もなく、在宅で案件を受注できる可能性は高まります。
もし、在宅のフリーランスエンジニアとして働いていきたいなら、企業に「自分は在宅で仕事をしても問題のない人材」だということをアピールし、交渉していくのがおすすめですね。
例えば、新型コロナウイルスの影響で在宅で仕事をしたいと考えている人は、企業からの信頼を得てから、在宅での仕事に切り替えられないかを聞いてみるのも有効です。
フリーランスエンジニアに向いてる人の特徴
フリーランスに向いている人の特徴をそれぞれ以下にまとめてみました。自分が当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね!
上記項目と反対の人は、フリーランスエンジニアはあまり向いていないと言わざるを得ません。
では、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴について、以下から詳しく解説していきます。
自己管理できる
フリーランスは基本的に、自分のことはすべて自分でおこなわなければいけません。
仕事の進捗管理や生活リズムはもちろんですが、保険や年金などの税金も自分で管理することになるので、マルチタスクをこなすのが得意な人は、フリーランスエンジニアに向いています。
比べて会社員だと、仕事の進捗はマネージャーが管理してくれたり、出社時間も決まっているので、生活リズムは守らないといけませんよね。さらに保険や年金などの税金も事務の人が管理してくれます。
自己管理能力に自信がないなら、会社員として働くのが無難です。
営業力がある
フリーランスで仕事をする場合、案件を獲得する営業力が必要になってきます。
営業力に自信がなく、SESやクラウドソーシングを利用したいなら、基本的にはSESを利用するのがおすすめです。SESに所属しているエージェントは営業力の高い人が多く、報酬額をあらかじめ設定しておけば、高額案件をとってきてくれる可能性があります。
とはいえ、やはり案件自体が少ないので、常に案件を受注できるかというと、正直微妙です。
クラウドソーシングを利用するなら、最初は単価が安くても我慢して、同じ企業の案件をリピートして受注すると良いです。
同じ企業の案件を受注し実績を積めば、ある程度の信頼を勝ち取れます。それからなら、単価交渉もしやすくなり、希望額で案件を受注できる可能性があります。
ポイントとしては、案件を出している企業がお金を持っていそうかという点です。受注できればどこでも良いというわけではありません。実際に受注する前に、案件を出している企業を良く調べてみてくださいね。
異業種・異職種の人と仲良くなれる
フリーランスの案件は、基本的に同じ業種よりも、異業種の企業から受注することが多いです。その時に、異業種の人とどれだけ上手くコミュニケーションを取れるかというのは、非常に重要です。
正直、多くのエンジニアの人は、同じエンジニア以外と仲良くしないという人が多いです。その中で、エンジニア以外の人にどれだけ興味をもち、関係を構築できるかがポイントになります。
異業種の人とも交流をもっておくと、その人から別の企業の案件を紹介してもらえる可能性もあるので、フリーランスとして働きたいなら、コミュニケーション能力は身につけておくのがベストです。
自己学習できる
IT業界は常に新しい技術が出てきますよね。常に技術や知識をキャッチアップしていけるか、向上心を持って自己研鑽できるかという点がエンジニアとして働いていく上では重要です。
ただ、フリーランスで働くと今持っているスキルの範囲でしか案件を受注できなくなります。そうなると、受注できる案件は限られてしまいます。
多くの人は、日々の業務に追われてしまい、学習する時間が取れなくなってしまいます。空いた時間を有効に活用でき、学習意欲をもってセミナーなどに参加できるなら、フリーランスエンジニアに向いています。
フリーランスエンジニアの1日
フリーランスエンジニアがどんな1日を過ごすのか、スケジュールが気になるところですよね。
フリーランスといっても、「常駐」と「在宅」の2つのパターンに分けることができます。
実際に以下で「常駐」と「在宅」の両方の1日スケジュール例をご紹介していきます。
フリーランスエンジニアの1日(常駐)
- 6時〜9時:起床・朝食・準備
- 9時〜10時:出勤、メールのチェック・タスク整理
- 10時〜11時:新規開発案件のミーティング
- 11時〜12時:昨日追加のミーティング
- 12時〜13時:昼休み
- 13時〜15時:設計作業
- 15時〜16時:コードレビュー
- 16時〜19時:テストシナリオ作成
- 19時〜21時:退社、夕食
- 21時〜23時:家事・趣味の時間
- 23時〜6時:就寝
フリーランスエンジニアの1日(在宅)
- 7時〜8時:起床・朝食
- 8時〜9時:趣味の時間
- 9時〜12時:仕事
- 12時〜13時:昼食
- 13時〜17時:仕事
- 17時〜18時:夕食
- 18時〜23時:家事・趣味の時間
- 23時〜7時:就寝
在宅は時間を自由に使うことができるというのがわかりますね。一方、常駐は正社員と同じような過ごし方になるのが特徴だと言えます。
フリーランスエンジニアの案件内容
フリーランスエンジニアの案件は、基本的に開発業務が多い傾向にあります。
また、働き方は正社員とあまり変わらず、大体が週5日で8時間勤務の契約条件となります。その他にも、在宅よりも常駐型が多い傾向です。
実際にdodaで「フリーランスエンジニア 案件」と検索したところ、以下のような求人が見つかりました。
| 仕事内容 | 開発エンジニア |
|---|---|
| 必須条件 | 開発経験が1年以上ある人(言語は問わない) |
| 歓迎条件 | 今後エンジニアとして成長していきたい人、エンジニアとしてのキャリア選択肢を増やしていきたい人 |
| 勤務地 | 本社(東京都) |
| 在宅勤務・リモートワーク | 相談可 |
| 勤務時間 | 10:00~19:00 (所定労働時間:8時間0分) |
| 時間外労働有無 | 有 |
| 予定年収 | 350万円~450万円(月給制) |
| 休日・休暇 | 完全週休2日制(休日は土日祝日) |
その他にも、フリーランスエンジニアの案件や単価について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
在宅のフリーランスエンジニアの案件
私見ですが、フリーランスの在宅エンジニアの案件は「業務システム(経理のシステムを作る)」「企業のコーポレートサイト作成」という2種類の案件が多いのではないかと推測しています。
先ほども説明した通り、フリーランスのエンジニアは、企業側で進捗を管理したいため、在宅よりも常勤が好まれます。ですが、「業務システム(経理のシステムを作る)」「企業のコーポレートサイト作成」については、業務の進行上少し異なります。
「業務システム(経理のシステムを作る)」「企業のコーポレートサイト作成」は、基本的に業務のフォーマットが確立していて、変動することが少なく、あとはコーディングするのみということがほとんどです。在宅に回してもさほど問題がなく、案件が出回りやすくなっています。
企業から一般消費者を対象におこなうようなビジネスは、数字を見ながらPDCAを回さないといけません。そうなると、出社して相談、フィードバックできるようにしたいと企業は考えるため、在宅の案件として出回ることはほとんどありません。
フリーランスエンジニアの平均年収
フリーランスエンジニアの平均年収は、扱える言語によって変わります。需要の高い言語・稀少性の高い言語であれば年収を上げることができますね。
例えば、PythonやSwiftは報酬単価が高い傾向にありますし、Ruby・PHP・Javaは使用している会社が多いため、案件数が多いので受注すればするほど報酬を挙げられるかと思います。
その上で私の経験上になりますが、フリーランスエンジニアの平均年収は約700〜1,000万円の間で落ち着くことが多いです。
単価を上げる方法として、個人で仕事を取ってくる場合はまずは安い案件から受注をして実績と信頼関係を作り、リピートをしてもらうことが重要です。
ですが、初めから高い単価で交渉をできるのはスキルが非常に高い人くらいなので、あまり欲張りすぎないようにするのが無難です。
もし、レバテックフリーランスなどのSESを利用する場合は、欲しい額面を伝えて、自分のスキルではどれくらいの単価が合っているのかを相談してみましょう。
フリーランスエンジニアとして働きたい人へ
もしフリーランスエンジニアとして働きたいなら、正社員としてエンジニアの実務経験が積むのがベストです。
エンジニア経験者の場合はIT転職に強く、エンジニアの求人を多数保有しているマイナビ転職IT AGENT、リクルートエージェント(IT)、レバテックキャリアなどの転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ただ、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるので、まずは2~3社複数登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていくのがベストですね。
フリーランスから正社員に戻りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
その他関連記事
フリーランスエンジニアのキャリアパスをプロと一緒に設計する
弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。
今持つエンジニアとしての経験を、フリーランスとして独立できる必要スキルと市場価値へ転換できるキャリア設計ができます。
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