Javaはもうオワコン?人気のあるJavaの将来性について考える
Javaは1995年に公開されて以降、世界中で使用されている人気言語で、見習いエンジニアからベテランエンジニアにまで幅広い人気を誇っています。
ですが、近年様々な言語が誕生し、年収の面では言語別年収ランキングでは1位の「Go」とは大きく引き離された14位となっております。使用している人も多く、年収の振れ幅が大きいことも原因ですが、求人数も以前と比べると減少傾向にあります。
年収・求人の低迷により、一部でJavaの将来性が危ぶまれていますが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、色んな角度からJavaの将来性について考えていきます。ではまずは、Javaエンジニアの年収と求人数から将来性について考えていきたいと思います。
年収と求人数からみるJavaの将来性は?
市場規模や職業としての需要の大きさや推移を知ることも将来性を測る上でのひとつの指標になるかと思います。そこで、まずはJavaの求人数の推移をみてみたいと思います。
求人数トップは変わらず

こちらはIndeedの調査をもとに作成されたものですが、2017年に比べ2018年はPhythonやPHPの増加が目立ちますね。
上記のグラフを見ていただいておわかりのように、Javaの求人数は6万と他の求人と比べるとやはり圧倒的に人気であることは変わりませんが、2018年になって、求人数が減少している点が将来性を気にする身としては見逃すことができませんね。
トップの言語は600万だがJavaエンジニアの年収は…
Javaが言語として、魅力的であることは変わりません。しかしオワコンと言われるにはある程度の理由があるはずですよね。
ここでは各言語での求人数とJavaエンジニアの年収とそれ以外の言語を使用している人の年収を比べてみたいと思います。
先述した通り、Javaは世界でもっとも人気のある言語ですが、Javaエンジニアの年収はトップクラスではありません。こちらは、ビズリーチが運営している求人検索エンジン「スタンバイ」が発表した言語別の年収ランキングです。
現在最も年収が高いのは「Go」や「Scala」、「Python」のエンジニアで平均年収は600万程度となっているため、プログラミング言語の人気が高くともそのエンジニアの年収が高いとは限らないようです。
「スタンバイ」の調査によると、Javaは求人は30000(国内の求人のため)もあるが、Javaエンジニアは500万程度でランキングは14位となっています。
思った以上に低いようですね…がっかりされた人もいらっしゃるかもしれません。
Javaエンジニアとして年収をあげよう
先ほどの結果から、Javaエンジニアの平均年収は500万と言うことが分かりました。
ここでJavaを始めたての人は、年収が高いGoやScala、Pythonの年収を見て「年収が高いならJavaよりGoやろうかなぁ」と思うかもしれません。
確かに近年のブームから、上記のような言語を扱える人材の価値が高まっているのは事実です。しかしながら、ただ上記の数値はあくまで平均値です。
Javaエンジニアでも600万以上、上に行けば800〜1000万を貰っている人もいらっしゃいます。
このような人の特徴として、コーディングスキルに加え業務知識やマネジメント経験などを備えています。または外資系の特化型エンジニアとしてヘッドハンティング等で採用または転職されている人もいます。
得意なJavaで1000万円プレイヤーを目指し転職しよう
さて、ここまで読んでいただいいた人の中には「Javaではない他言語で挑戦してみたい」という人がいると思います。確かに、最近流行りのGoやPythonへ新たに挑戦するのも良いと思いますが、慣れ親しんだJavaで新たな挑戦をするのも素敵だと思います。
ここからは、Javaに限らずエンジニアとして年収を上げるためにどうすれば良いかをお伝えします。
正社員エンジニアとして年収を上げる
コーディングスキルに加え業務知識やマネジメント経験などを身につけるか、年収が出やすい大手企業に転職すれば、年収700〜1000万も可能です。
ただ、キャリアアップの転職をしたくても、優秀なエンジニアの求人は一般公開されていないことが多いです。そのため、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは、企業の採用担当から直接依頼された非公開求人というものを持っています。とくにエンジニア特化型のエージェントは、元エンジニアのコンサルタントがあなたの経験やスキルを深く理解し、キャリアアップできる求人を紹介してくれます。
どのような企業であれば「年収が上がりやすいか」「挑戦してみたい仕事があるか」相談だけでも大丈夫なので、気軽に活用してみましょう。
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そもそもJavaって?何ができるの?
ここではJava初心者の人に向けて、改めてJavaで何ができるのか、どのようなところで使用されているのかを説明したいと思います。すでにJavaをある程度やってきた人、将来性についての話が早く知りたい人は読み飛ばしてください。
1. Javaの特徴
Javaの1番の特徴は、JVM(Java Vertual Machine)上で動作するためプラットホームに依存することがないという点です。
Windows、Mac、LinuxなどどのOSでも利用できます。そして、学習用の参考書籍は多く、ネット上ではJavaのサンプルソースや情報サイトが無数に存在し、ライブラリも非常に豊富です。現在Javaは数あるプログラミング言語の中でもっとも需要があり、1番人気の言語となっています。
2. Javaでできること
Javaは企業向けのシステム、ゲーム、スマホアプリなど様々なソフトウェアの開発で利用されています。そして、Javaエンジニアが開発するソフトウェアは主に「クライアントサイド」「サーバーサイド」「スマホアプリサイド」に分類できます。
まず、クライアントサイドのアプリケーションでは、eclipse(総合開発環境で、様々な言語でソフトウェア開発ができるツール)が代表的な例です。ただ、このタイプのアプリでJavaで開発されているものはあまり多くはありません。
逆に、サーバーサイドにおけるJavaの需要は非常に多く、多くの企業向けのシステムのサーバーサイドプログラムはJavaで構築されています。
Spring、Struts、Play FrameworkなどJavaのサーバー側で利用できるフレームワークは充実していることが主な理由です。
そして、スマホアプリサイドでもAndroidアプリの開発にはJavaが利用されています。日本ではiOSの需要が高くなっていますが、世界的にはAndroidの開発が多くなっています。
Javaエンジニアのメリットとは
Javaエンジニアの利点は、何と言っても仕事がなくなる心配がないことです。
多くのシステムがJavaで開発されてきたためJavaエンジニア向けの「運用・保守」の案件は豊富で、現在Javaで開発中のシステム開発案件も数多くあります。
他の人気言語と比べてもJava言語の求人数は非常に多いです。求人検索サイトであるIndeedでは、Javaはpython、Ruby、PHPなど他の人気言語を圧倒する求人数を誇っています。
企業側からしても、Javaの経験者は数が多く新規プロジェクトを始める際エンジニアを集めやすいというメリットがあり、今後もますますJavaの新規案件は増えていくことが予想されます。
Javaエンジニアにとって求人数の豊富さは最大のメリットとなっています。
Javaが廃れているって本当!?Javaの需要と将来性について
さぁ、やっと本題ですね。少し寄り道しすぎましたかね笑
これまでですでに今後はまだ安心だよ、という結論が出ていますが、まだ完全には信じられない人もいるかもしれないので、ここではより詳しくその理由について話していきたいと思います。
エンジニアにとって自分の使用している言語の需要が今後どうなるのかは気になるところですよね。一部ではJavaの需要は少しずつ減っていくのではないかという声もあります。
その理由として、Javaエンジニアの収入は決して高くはないということや、Scalaなどの他の言語は少しずつ伸びが挙げられます。
しかし、前述した通りIT業界関連の大半のサイトでは、Javaは今後も伸びていくと予想されています。
Javaは「クライアントサイド」「サーバーサイド」「スマートフォンアプリサイド」のどの領域の機能を開発する場合でも利用することができます。
クライアントサイドのシステム開発でJavaが採用される事例はあまり多くありませんが、サーバーサイドではWindows系でもUnix系でも動作するため非常に多くのシステムでJavaが採用されています。
また、スマートフォンのOSは日本ではiOSが過半数となっていますが、世界的にはAndroidが過半数を占めています。Androidアプリの開発でもっとも利用されている言語はJavaのため、スマートフォンアプリ開発でも需要が高いことになります。
そして、Javaは各機能やモジュールを部品のように部分的に開発することができるため、とくに中規模以上のシステム開発に向いています。
実際に企業の基幹システムの開発言語として最も多く採用されているのがJavaになります。
中規模以上の企業システムは「法改正」や「新しい市場の開拓のための要件」などで随時機能拡張が求められます。機能を部分的に開発することができ、開発実績の多いJavaはこのようなシステムの開発言語として最適のものと言えます。
現行の企業の基幹システムはJavaで開発されたものが多く1度開発されたものを別の言語で開発しなおすことはリスクが大きく、あまりメリットがないためあまりおこなわれません。
そう簡単に他の言語に置き換えられることはなく、現行システムへの追加機能の開発言語は自然とJavaになります。企業にとってJavaはエンジニアを集めやすい言語でもあるため今後もJavaによるシステム開発案件は増えていくものと考えられます。
ある程度は分かったよ、でもイマイチ納得できない…
Javaエンジニアである自分の将来性が気になる人もいらっしゃると思います。
「Qiitaなどでも調べてみたが、いい情報がない。もっと詳しく知りたい。」という人は1度業界動向を含め、自分のキャリアについて誰かに相談してみてはいかがでしょうか?
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JavaならびにJavaエンジニアの将来性はあるのか?
Javaは今後もシステム開発で利用されていく言語なのでしょうか。
今後も利用されていくという意見とそうではないものがありますが、結論から言うと、Javaはこれからも新規でも既存でもシステム開発の言語として採用されていくという見方が大半を占めています。
Javaは将来危ないのではないかという意見としては「初心者に優しい言語ではない」「他の言語に少しずつシェアを奪われている傾向がある」「システム開発は絶対にJavaでなければならない理由はない」などがあります。
「もっと簡単な言語が出てきたら危ないのではないか。実際、Android領域はGoogleがJavaよりももっと簡単にコードを書けるKotlinを正式開発言語として選定したので今後シェアを奪われるはずで、他の領域でも同じことが起こるのではないか」という懸念です。
しかし、Javaはその懸念事項を上回る強みがあるというのが大方の意見のようです。
Javaは多くのシステムで利用されていて実績があり技術者も多く人を集めやすいので、新規システム開発プロジェクトで採用しやすい言語になっています。
また、現行のJavaで開発されているシステムは追加機能の開発もJavaで行われます。そして、書籍、ライブラリ、開発ツールなどが充実していて初心者でも学習しやすい言語になります。
転職サイトで検索してみても、システムエンジニア案件の3分の1ぐらいがJava案件になっていることからも、Javaは最も将来性のある言語と言えるでしょう。
この記事をご覧になって、Javaに興味を持っていただいた人もいるかもしれません。
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