エンジニアの年収を言語別に大公開!平均給料&必要スキルも解説
この記事では、エンジニアの年収がどのくらいなのか、言語別に紹介しています。
また、稼げるエンジニアになるスキルや稼ぐための方法についても詳しく解説しています。
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エンジニアの年収はスキルによって変わる
結論から言うと、平成29年に経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、エンジニアの平均年収はスキルによって変わるとされています。
具体的にいうと、経済産業省では「ITスキル標準」という、個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化し、IT人材に求められるスキルやキャリアを示した指標を定めています。
なお、ITスキル標準は以下7段階のスキル・レベルが設定されています。
スキルレベル | 年収 |
---|---|
レベル1:新人、初心者、仕事に慣れ始めたレベル | 437万円 |
レベル2:上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル | 499万円 |
レベル3:独立して仕事ができる中堅人材レベル | 576万円 |
レベル4:部下を指導できるチームリーダーレベル | 726万円 |
レベル5:社内での指導者・幹部レベル | 937万円 |
レベル6:国内で著名なレベル | 1129万円 |
レベル7:国際的に著名なレベル | 1129万円 |
上記のIT標準レベルの基準を踏まえて、以下のグラフを参照してください。
経済産業省「スキル標準レベル別の年収の平均」
上記の経済産業省「スキル標準レベル別の年収の平均」の資料によると、レベル1〜3までは平均年収が437万円〜576万円と、緩やかに上昇しています。
また、レベル4以上になると平均年収が跳ね上がり、レベル6〜7になると平均年収が1000万円以上となります。
そのため、エンジニアはスキルレベルが上がれば上がるほど、給与に反映され、年収が高くなっていく傾向にありますね。
エンジニアの職種別平均年収ランキング
エンジニアの職種別の平均年収が現在どのようになっているのか解説します。
なお、マイナビエージェントが2019年12月~2020年5月に調査したITエンジニア系職種ランキングは以下の通りです。
順位 | エンジニアの職種別 |
---|---|
1位 |
平均年収670万円 |
2位 |
平均年収599万円 |
3位 |
社内システム企画 平均年収512万円 |
4位 |
平均年収462万円 |
5位 |
平均年収455万円 |
上記によると、「エンジニアの職種別平均年収ランキング」の1位はプロジェクトマネージャーですが、プロジェクトマネージャーの年収が高い理由として、業務の幅が広いことが挙げられます。
なぜなら、プロジェクトマネージャーは、プロジェクトが期日までに間に合うように管理したり、開発スタッフのマネジメントや報告書の作成など、仕事量が多いからです。
また、多くのエンジニアが連携を取れるように細部まで把握しておく必要があったり、周りと円滑に作業を進めるためのコミュニケーション能力が求められるので、年収が高い傾向にあります。
エンジニアの年収が高い企業ランキング
エンジニアの年収が高い企業はどんな企業なのか知りたいですよね。
なお、キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」によると、年収が高い日本のIT企業ランキングは以下のようになっています。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 1,469万円 |
|
2位 | 1,225万円 |
|
3位 | ジャストシステム |
1,198万円 |
4位 | 1,169万円 |
|
5位 | 820万円 |
上記の「日本のIT企業年収ランキング」によると、ランキング1〜4位までの企業が、平均年収1000万円以上となっています。
また、スクウェア・エニックスの平均年収が高い理由として、世界から人気があるゲーム会社であり、求められる経験値・スキルが高いことが挙げられます。
その他にも、野村総合研究所のような、求められるスキルが高く、人気のある企業の求人は非公開求人となっていることがほとんどです。
なお、非公開求人とは検索しても見ることができず、転職エージェントが保有している求人のことです。
とくに、エンジニアのような経験やスキルが求められている職種に関しては、年収が高い求人が多く、応募数を絞るために非公開求人とされているものが多いです。
そのため、年収が高い求人を探すのであれば、転職エージェントに登録をして非公開求人から転職先を探すのがベストです。
また、転職エージェントは無料で相談に乗ってくれるので、エンジニアで転職を考えている人は転職エージェントに登録することをおすすめします。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
-
マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント
末永
エンジニアの年収が高い言語ランキング
エンジニアの年収が高い言語はどの言語なのか知りたいですよね。エンジニアの年収が高い言語を以下で解説します。
実際に、パーソルキャリアが運営するTECH Streetが、2019年1月1日〜2019年9月30日と2020年1月1日〜2020年9月30日に「doda」に会員登録を行った20代~50代のITエンジニア5,599名を対象にアンケートに実施しました。
なお、20〜40代の年代別に言語別のランキングを集計した結果は以下の通りです。
【20代】
順位 | 言語 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | R |
476万円 |
2位 | 440万円 |
|
3位 | Objective-C |
407万円 |
4位 | 406万円 |
|
5位 | Perl |
405万円 |
【30代】
順位 | 言語 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | R |
569万円 |
2位 | 562万円 |
|
3位 | Perl |
555万円 |
4位 | F# |
550万円 |
5位 | 546万円 |
【40代】
順位 | 言語 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | R |
753万円 |
2位 | C++ |
633万円 |
3位 | 624万円 |
|
4位 | C#.NET |
616万円 |
5位 | 608万円 |
上記の「プログラミング言語別年収ランキング」によると、どの年代でも、R言語の平均年収が1番高い傾向にあります。
R言語の平均年収が高い理由は、データ分析・解析や機械学習、AI(人工知能)の分野に適しているプログラミング言語なので、データサイエンティスト、データアナリスト、機械学習エンジニアとして活躍でき、高収入を得ることができるからです。
また、データサイエンティスト、データアナリスト、機械学習エンジニアは、今後ニーズが高まっていくとされており、将来性があるので注目されている言語となります。
年収1000万円のエンジニアを目指す方法【パターン別】
年収1000万円のエンジニアを目指す方法があれば知りたいですよね。
エンジニアの年収を上げる方法を、以下のパターン別で紹介します。
では、上記3つを以下で解説します。
転職して年収を上げたい人
転職をして年収をアップさせたい人は、以下の方法があります。
- ITスキル標準のレベルを4にする
- 最新のIT情報を自己学習で学ぶ
- 転職エージェントを利用する
ITスキル標準のレベルについては、冒頭の「エンジニアの年収はスキルによって変わる」というところで紹介しましたが、レベル4以上の人材はレベル1〜3の人材よりも大きく平均年収が上がっていることがわかります。
その他にも、レベル4は「部下を指導できるチームリーダーレベル」とされているので、現職でチームリーダーの経験をしておくと、希望する企業の面接でアピールができますし、即戦力にもなれます。
また、プログラミング言語はどんどん変化していくものなので、習得している人が少なく、必要とされる言語は年収をアップさせやすい傾向にありますね。
なので、今どんな言語が求められているのかなど、最新のIT情報を自己学習で学んでおくべきです。
末永
また、転職エージェントは、現職よりも年収の高い求人を紹介してくれるので相談するのもおすすめです。
ただ、給与が高い会社や案件には、スキルを持った優秀なエンジニアからの応募が集まるので、競争率が非常に高く、内定を勝ち取るためには入念な面接対策が必要となります。
そのため、転職エージェントは面接対策などもやってくれますし、職務経歴書や自己PRの書き方など転職で必要なサポートを無料でしてくれるので、ぜひ活用してください。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
-
マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント
その他にも、転職を考えている人は以下の記事も参考にしてください。
未経験からチャレンジしたい人
未経験からエンジニアになって年収をアップさせていきたいという人は、プログラミングスクールに通って、基礎からしっかりと学ぶべきです。
なぜなら、職種によっては未経験からでもエンジニアになることは不可能ではないですが、やはり企業としてはある程度経験があって、即戦力になる人を欲しがることも事実だからです。
正直、プログラミングを1から独学で学ぶのは難しいですし、独学だと誰にも質問できず、そのまま挫折してしまうケースが多いです。
ですが、プログラミングスクールを利用すれば、専任の講師にいつでも質問をすることができます。
また、周りには未経験からエンジニアを目指す仲間が多くいるので、モチベーションを保ったまま学べますよ。
以下では、私が厳選したプログラミングスクールを紹介しているので、比較・検討してみてください。
おすすめのプログラミングスクール
その他にも、未経験からエンジニアにチャレンジしたい人は、以下の記事も参考してください。
フリーランスを目指している人
フリーランスは個人事業主という形式になり、クライアントからの報酬はすべて自分のものになるので、年収アップが目指せます。
例えば私の経験上ですが、会社員時代に月収35〜40万円だった友人が、現在フリーランスにとして働いており、月収80万円ほど稼いでいます。
また、「フリーランスエンジニアとして活躍して年収をアップさせたい!」という人は、高いスキルと豊富な経験が必要となります。
もし、フリーランスエンジニアを目指すなら、以下のスキルは必須です。
- システム系・汎用性の高いプログラミングスキル
- コーディングスキル
ただ、エンジニア経験者だとしても、スキルレベルが低ければ案件が取れないこともあるので、上記2点の高いスキルと豊富な経験は必須と言えますね。
また、経験が浅い人向けの案件や難易度が低い案件もありますが、その場合は報酬額がかなり少なかったりと、条件の悪い案件が多い傾向にあります。
その他にも、フリーランスエンジニアを目指している人は以下の記事も参考にしてください。
エンジニアの年収・給与をアップさせたい人へ
エンジニアの年収・給与を上げたいと考えている人は、転職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら、転職エージェントはあなたのエンジニアとしてのスキルに見合った求人を紹介してくれるからです。
また、「自分はエンジニアとしてのスキルが豊富なはずなのになかなか現職での給与が上がらない…」と悩んでいる人は少なくないですよね。
ですので、そういった人は転職のプロに相談して、もっと条件の良い求人を紹介してもらうのも有効な手段と言えます。
以下私が厳選した転職エージェントは、全て無料で登録できるのでぜひ利用してみてください。
エンジニア・デザイナーの転職に特化した転職エージェント
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- エンジニアがスキルアップできる求人多数
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