フリーランスエンジニアの案件とは?単価や受注の方法も解説

フリーランスエンジニアの案件とは?単価や受注の方法も解説

    フリーエンジニア、いわゆるフリーランスのエンジニアにはどんな案件があるのか?単価相場も紹介します!

    また、受注の方法や必須スキル、平均月収なども合わせて転職のプロが解説します!

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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フリーランスエンジニアの案件の種類

フリーエンジニアの案件は、基本的に開発業務が多いです。

在宅よりも常駐型が多く、大体が週5日で8時間勤務の契約条件で、働き方は正社員と変わりません。また、東京都のほうが地方よりも案件が多いです。

企業がフリーエンジニアを募集するケースとして、以下の3つが多いです。

詳しく解説していきます。

とにかく手数が欲しい

例えば、システム開発のプロジェクトなどで「PHPができる人足りないから来て!」みたいな、とにかく人数が足りないときに、フリーエンジニアを募集することがあります。

この手の案件は、基本的にやることはすでに決まっていて、お手伝い的な業務が多くなります。

希少価値の高い技術を扱える人を求めてる

今でいうところのアプリ開発で使用される「Swift」など、扱える人が少なく希少価値の高い言語は、フリーエンジニアで使える人を求めていることがあります。

このような案件の多くは、会社の中に希少価値の高い言語を扱える人が少ないか、そもそもいないということがほとんどです。

火消し案件

火消し案件というのは、何かしらの理由でシステム開発などが遅れていたりして、プロジェクト自体が頓挫しそうなときに、外部の人にプロジェクトの立て直しを頼みたいため、募集される案件です。

このような火消し案件は、エンジニアというよりも、プロジェクトマネージャーなど、管理できる人材を求めていることが多いです。

フリーランスエンジニアの単価相場

フリーランスエンジニアの単価相場は約35~60万円です。

フリーランスエンジニアの単価相場は、言語によって違ってきます。

以下の早見表では、各言語の単価相場の傾向値をご紹介します。おおよその金額なので、参考程度に見てください。

言語 単価
PHP 約35〜45万円
C言語 約35〜50万円
C++ 約35~50万円
Java 約35〜45万円
Ruby 約35〜45万円
Python 約40〜60万円

日本では扱える人が少ないですが、扱えるようになると需要の高い言語ほど、単価が高くなっている傾向にあります。

とくに「Python」は、最新のAI技術などにも用いられるので、近年では扱える人の需要度が上がっています。

単価の良い案件を探す方法

単価の良い案件を探す方法として、異業種交流会に参加するという手があります。

同じエンジニアの人が集まる同業種交流会よりも、異業種交流会のほうが周りにエンジニア系の案件を相談できる環境がない人が集まっているので、簡単で報酬の高い案件が舞い込んでくる可能性があります。

個人で仕事を取ってくる場合、まずは安い案件から受注をして実績と信頼関係を作り、リピートをしてもらうことで少しずつ単価を上げてもらえるように交渉すると良いでしょう。

初めから高い単価で交渉をできるのはスキルが非常に高い人くらいなので、あまり欲張りすぎないように気をつけましょう。

フリーランス向けエージェント(SES)を利用する場合は、欲しい額面を伝えて、自分のスキルではどれくらいの単価が合っているのかを相談すると良いです。

フリーランスエンジニアの案件の受注方法

フリーランスのエンジニアが案件を受注する方法は、主に以下の3つです。

では、上記3つの受注方法について解説していきます。

直接企業に営業をかける

営業経験のある人、もしくは営業力に定評がある人なら、自分で直接企業にアプローチをかけていく方法がおすすめです。

上手くできれば、もっとも高い報酬がもらえる可能性があります。

企業からの信頼を勝ち取れれば、リピートして案件をもらえることもありますし、その企業の人からまた別の企業を紹介してもらえる可能性もあります。

フリーランス向けのエージェントを使う

フリーランスのコンサルタント向け案件紹介マッチングサービス「Strategy Consultant Bank」といったサービスもあります。

コンサルタント向けではあるものの、2023年9月時点で下記の案件が公開案件として募集されています。高単価な一方で、求めるスキル経験は高い傾向にあります。

  • 会計システム基盤の統合プロジェクトでのPM
  • 製造業_予算管理システム導入
  • 新規事業向けインフラ構築におけるPoC支援
  • 大手製造メーカー需給管理システムのPM支援

フリーエンジニアの多くは、SESなどフリーランス向けのエージェントを使用している人が多いです。というのも、エンジニア経験者は営業力に自信がない人が多いためです。

エージェントは営業力が高い人が多いので、下手に自分で営業するよりも、単価交渉が上手くいく可能性が高まり、自分で案件を探す手間も省けます。

また、最低いくらなど報酬額の設定もできるので、高額案件を取ってきてくれる可能性もあります。

フリーランス向けのエージェントを選ぶ時は、希望に合った案件の紹介や参画案件に関する交渉をしてくれるサービスを選ぶと便利です。

また、フリーランスになるべきか、正社員になるべきか悩んでいる人は、現在の市場動向に触れながらアドバイスをもらえるサービスを選ぶと、判断材料が集まりやすくなります。

クラウドソーシングサービスを利用する

「ランサーズ」や「クラウドワークス」など、クラウドソーシングサービスを利用して、案件を受注する方法もあります。

クラウドソーシングサービスは、サイトに掲載されている企業の求人を自分で検索して、案件をもらうサービスです。

ただ、この方法は小規模な依頼が多く、報酬の単価が基本的に低いため、フリーランスとしてすぐに独立したい人には向いていません。

クラウドソーシングサービスを利用するなら、同じ企業の案件は継続して受注するのがおすすめです。

何度か仕事をして実績を積めば、ある程度の信頼を勝ち取れる可能性があります。そうなれば、企業に報酬の交渉も通りやすくなる可能性があります。

フリーランスエンジニアの必須スキル

フリーランスのエンジニアになるためには、以下のスキルは必ず身につけておく必要があります。

  • 何かしら汎用性の高いスキル・言語
  • 実務レベルのプログラミングスキル
  • コーディングスキル

上記のスキルがない人は、案件を獲得するのが難しく、フリーランスとしてはかなり厳しいです。

フリーエンジニアに必要なスキルについて、以下の記事で詳細に解説しています。

扱えると良い言語

フリーランスのエンジニアで、扱えると良い言語を以下から紹介していきます。

希少性の高い言語

扱える人が少なく、希少性の高い言語を扱えると、高単価の案件を受注できる可能性が高まります。まだ出てきたばかりの新しい言語などは、扱える人が少ない傾向があるので、狙い目かもしれません。


ちなみに希少価値が高い言語は、Webエンジニアが使用する「Python」やiOSアプリ開発用に使用する「Swift」などが上げられます。

汎用性の高い言語

汎用性が高い言語というのは、希少性がなくても、使用している企業が多い言語です。具体的には「Ruby」「PHP」「Java」などがあげられます。


使用している企業が多いということは、それだけその言語を使用する案件が出回りやすいということになります。案件が多ければマッチングしやすく、食いっぱぐれにくくなります。

上記で紹介した言語は、フリーエンジニアとして活躍したいのなら扱えるようにしておくと良いでしょう。

フリーランスのエンジニアの平均年収・月収

フリーランスエンジニアの平均年収は700〜1000万円です。

フリーランスのエンジニアは、年齢による年収の差はあまりなく、自分自身で年収を調節し、交渉することになります。

そのため、実務スキルや経験によって、年収が変わってきます。

フリーランスのエンジニアの平均月収は、扱える言語や受注した案件の数で変動はありますが、だいたいが約40万円〜50万円ほどが相場で、高い人で約80万円ほどいき、かなり高い人で約120万円かと思います。

言語別の報酬は、以下の価格帯がだいたいの相場です。

  • PHP・・・35万円〜45万円
  • C言語・・・35万円〜50万円
  • C++・・・35万円〜50万円
  • Java・・・35万円〜45万円
  • Ruby・・・35万円〜45万円
  • Python・・・40万円〜60万円

ただ、上記の価格帯はあくまでも相場であり、人によって累進課税が違うため、報酬額は変わってきます。

フリーランスエンジニアの言語別の平均月収・年収について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

フリーランスの税金・保険料

フリーランスになっても、税金などは企業に勤めていたときと同じように支払わなければなりません。

支払わなければいけない税金などは、以下の通りになります。

  • 所得税
  • 住民税
  • 国民健康保険
  • 国民年金

国民健康保険と年金は、社会保険・厚生年金よりも金額が上がり、企業に勤めていたときよりも支払うお金は多いです。

国民健康保険に関しては、約1.7倍ほど高くなります。

税金や保険料だけでなく、フリーランスは経費も自分で管理しなければなりません。通信費や交通費など、会社員の頃は一括で処理してくれていた経費のことも自分で管理できるようにしましょう。

お金の管理が苦手な人は、個人事業主向けの経理の本を理解できるまで何度も読んだり、家計簿を1円単位でしっかりと記入する習慣をつけたりして、お金を管理するクセをつけておくと良いです。

未経験からフリーエンジニアはほぼ不可能

未経験からフリーエンジニアになるのは、ほぼ不可能です。エンジニア業界はスキルと経験がものを言うので、経験者であっても正直難しい世界です。

一応、未経験向けの案件もありますが、単価がかなり安いものばかりなので、それ1つで仕事していくのはかなり無理があります。

フリーエンジニアとして独立したいなら、まずはどこかの企業で最低でも2〜3年は働き、スキルと経験を身に付けるのが無難です。

未経験からエンジニアを目指す人は、以下の記事も合わせて読んでみてください!

フリーランスとしてやっていく自信がない場合

フリーランスエンジニアとして活躍するには、絶対的なスキルと経験が必要になります。

将来的に独立してフリーランスエンジニアとしてやっていきたい人、スキル・経験面で自信がない人は、どこかの企業で正社員として働き、そこでフリーエンジニアに必要なスキルを身につけることをおすすめします。

ただ、適当に選んだ企業では遠回りになってしまう可能性があります。エンジニアのキャリアパスに詳しい専門家のアドバイスを受けながら、企業選びをすると良いです。

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