Webディレクターにおすすめの転職エージェント6選【2024年10月版】
この記事ではWebディレクターにおすすめの転職エージェントを厳選し、それぞれのサービスの特徴、おすすめの人を紹介します。
また向けの転職エージェントを活用するコツや未経験で目指す人向けの転職ノウハウもお伝えします。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
Webディレクターにおすすめの転職エージェント
ここではWebディレクターにおすすめの転職エージェントを6つ紹介します。
どの転職エージェント(転職サイト)を使うかによって転職が成功する確率も変わるので、自分に合った転職エージェントに出会うために各社の特徴をしっかりと押さえておきましょう。
サービス名 | 求人数 | 特徴 | |
---|---|---|---|
マイナビIT AGENT |
求人多数 | ・関東圏に強い
・20〜30代の転職支援が得意 ・各業界に精通したアドバイザーが親身にサポート |
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レバテックキャリア
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◉全体:29,930件
◉Webディレクター: 1,097件 |
・年7,000回以上企業にヒアリングし、現場の生の情報をキャッチ
・企業別の対策に強く、内定率が高い ・業界最大級の45万人の求職者が利用 |
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Geekly(ギークリー)
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30,000件以上 |
・一都三県、関西圏の案件に特化
・求人地域が限定されているからこそ企業への交渉力が強い |
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リクルートエージェント(IT)
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◉全体:203,420件
◉Webディレクター: 177件 ※非公開求人含む |
・求人数が多い
・選考対策に関するセミナーなど面談以外のフォローが充実 |
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ワークポート
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◉全体:106,680件
◉Webディレクター:725件 |
業界・職種専任のコンシェルジュがマンツーマンでサポート | |
ビズリーチ(IT)
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◉全体:49,708件
◉Webディレクター:945件 |
・ハイクラス向け
・スカウト受信可能 |
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2024年10月時点の求人数 |
マイナビIT AGENT
こんな人におすすめ
●業界・職種経験がある人
●Web業界を熟知しているアドバイザーに、自分のキャリアについて相談したい人
●業界大手のマイナビにしかない非公開求人を紹介してほしい人
マイナビIT AGENTはマイナビグループが提供するIT業界・Web業界に特化した転職エージェントで、とくに20代〜30代の転職支援を得意としています。
またIT・Web業界出身のキャリアアドバイザーが専任でサポートをしてくれます。
経験者だからこそ分かる視点で求人を紹介してくれるので利用者の転職後の年収は全体で74%ほどUPしており、人によっては前職と比較して110万円増えたケースもあります。
運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
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得意領域 | IT/金融/メーカー/物流/メディア/不動産/その他 |
対応エリア | 日本全国・海外 |
マイナビIT AGENTについてもう少し詳しく知りたい人は下記の記事で解説しているので、合わせてご覧ください!
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レバテックキャリア
こんな人におすすめ
●経験者向け
●転職で年収UPしたい人
●将来のキャリアのためにスキルアップを実現したい人
レバテックキャリアは累計45万人が利用する職種経験者専門の転職エージェントです。経験者を対象としていることもあり、保有する求人の約8割が年収600万円以上のハイクラス案件となっています。
運営会社 公式サイト |
レバテック株式会社 https://career.levtech.jp/ |
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得意領域 | IT/金融/メーカー/物流/メディア/不動産/その他 |
対応エリア | 全国 |
レバテックキャリアを利用する前に評判や口コミをチェックしたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
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Geekly(ギークリー)
こんな人におすすめ
●経験者で年収を上げたい人
●応募したい求人がイマイチ見つからない人
●各職種のプロに相談したい人
Geekly(ギークリー)はゲーム業界やIT・Web領域に特化した転職エージェントです。キャリアアドバイザーの専門性が高く、特定企業に対する交渉力が強いのが特徴です。
運営会社 公式サイト |
株式会社Geekly(ギークリー) https://www.geekly.co.jp/ |
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得意領域 | IT・Web・ゲーム |
対応エリア 拠点 |
東京/神奈川/埼玉 東京 |
Geekly(ギークリー)について詳しく知りたい人は、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね!
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リクルートエージェント(IT)
こんな人におすすめ
●初めて転職エージェントを利用する人
●業界大手のリクルートにしかない独占求人を紹介してほしい人
●IT業界へ未経験で挑戦したい人
リクルートエージェント(IT)は人材紹介業界最大手のリクルートグループが運営しており、IT・Web業界の転職も得意としています。
他のIT特化エージェントは領域・分野が偏っているのですが、リクルートエージェント(IT)は5つの領域(ハードウェア・ソフトウェア・インターネット・情報処理・情報通信)の求人を取り扱っているだけでなく案件も多く、充実しています。
運営会社 公式サイト |
株式会社リクルート https://www.r-agent.com/ |
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得意領域 | IT/Webの全職種 |
対応エリア | 全国・海外 |
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ワークポート
こんな人におすすめ
●ゲーム業界も検討している人
●管理アプリを使いたい人
●手厚いサポートを受けたい人
ワークポートは、IT・Web・ゲーム業界に強みを持つ総合型の転職エージェントです。
ワークポートは未経験の転職に強いのが特徴です。
運営会社 公式サイト |
株式会社ワークポート https://www.workport.co.jp/ |
---|---|
得意領域 | IT業界・Web業界・ゲーム業界 |
対応エリア | 全国・海外 |
ワークポートについてさらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
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ビズリーチ(IT)
こんな人におすすめ
●経験者向け
●年収アップを目指したい人
●スカウトサイトも併用して、万全の転職にしたい人
ハイクラス転職に強いビズリーチではIT・Webへの転職実績も豊富で、年収800万円以上の求人が43,000件以上 (2024年10月時点)もあります。
また、ビズリーチ(IT)の最大の特徴は、転職後の年収が平均で120万円アップしている点です。
大企業や事業会社の高年収求人があるだけではなく、経歴を確認したヘッドハンターがあなたのキャリアに沿った年収アップ、キャリアアップ可能な求人を紹介してくれます。
運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp/ |
---|---|
業種例 | IT/インターネット・メーカー・商社・コンサルティング・金融 |
対応エリア | 全国・海外 |
ビズリーチについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください!
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Webディレクターが転職エージェントを利用するメリット
Webディレクターが転職エージェントを利用するメリットは大きく3つあります。
転職のプロにサポートしてもらうと、効率よくより納得感のある転職ができる可能性が高まるので、メリットを理解して活用しましょう。
転職エージェントを利用するメリット
経験を踏まえた求人を提案してくれる
IT・Web業界特化の転職エージェントは経験を踏まえた求人を提案してくれます。
業界特化のエージェントだと幅広いIT・Web関連職種の転職支援をおこなっているので、どんな経験やスキルを持った人がどの企業で得たい経験を積めるのかに詳しいです。
末永
非公開の求人に出会える
IT・Web業界特化の転職エージェントを利用すると非公開求人に出会うことができます。
大手企業などによくありますが、より質の良い人材に効率的にアプローチできるよう、転職エージェント経由でしか応募を受け付けていない企業があります。
末永
転職エージェントは企業の人事戦略を把握した上で企業に候補者を紹介します。
企業にとってはエージェントがフィルター代わりになってくれるので、採用にかける人的コストが抑えられるメリットがあるんです。
転職エージェントでしか保有していない求人もあるので、転職サイトと並行して利用するのがおすすめです。
ポイントを抑えた面接対策で内定の確率があがる
IT・Web業界の転職エージェントは面接対策もおこなってくれます。
表面的な面接対策ではなく、企業の人事から得た情報を基に企業別にポイントを抑えた対策をおこなってくれるので、その分内定確率も高まります。
末永
自分で面接の準備をしていると、どんな風にアピールしたら良いのかわからないことも多いと思います。
ですが、企業別に求めるマインドセットや経験・スキルが異なるので、面接では企業の人材ニーズを理解してアピールするのが重要です。
転職エージェントからどんなポイントを抑えてアピールすべきかアドバイスをもらうと、より面接でのアウトプットがブラッシュアップされますよ。
転職エージェントは無料で求人紹介や面接対策もおこなってくれますし、転職事情に詳しいので転職活動で不安なことは積極的に相談してみましょう。
以下の転職エージェントはWeb業界での転職にも強いエージェントなので、以下のリンクから登録してアドバイザーに相談してみましょう。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
Webディレクターが転職エージェントを利用するデメリット・注意点
ここではWebディレクターが転職エージェントを利用する際のデメリットや注意点をお伝えします。
転職エージェントは企業に内定が決まった際に紹介手数料をもらうという成果報酬型のビジネスモデルの下で求職者の転職支援をしています。
そのビジネスモデルによってどんなデメリットや注意点があるのか理解した上でうまく活用するようにしましょう。
勝手に応募されてしまうこともある
転職エージェントによっては勝手に応募されてしまうことがあります。
転職エージェント経由で応募する場合、複数のエージェントから1つの求人に応募することはできません。
一度応募して選考に進むと、書類の訂正や他の転職エージェント経由に切り替えることは難しいです。
そのため転職エージェントとしてもいかに自社経由で応募してもらうかが勝負になります。
末永
転職エージェントを利用した人の中には求人に「興味がある」と言ったら40〜50社勝手に応募されてしまった人もいます。
すべてのエージェントが勝手に応募するわけではないのですが、求人紹介を受けたら一度持ち帰るとはっきり伝え、テキストで応募意思の有無を残すと安心です。
担当者がWebディレクターに詳しくないこともある
IT業界特化の転職エージェントでも担当者がWebディレクターに詳しくないことがあります。
これは転職エージェントごとにキャリアアドバイザーに任せる領域が異なったり、担当アドバイザーの経験が浅かったりすることによって起こります。
末永
具体的にはある転職エージェントはweb業界、IT業界などの業界ごと、あるところでは企業ごとにアドバイザーの担当領域を決めているケースがあります。
そのため、担当アドバイザーが必ずしもWebディレクターの転職に詳しいわけではなく、思うように情報を得られないということも起こり得ます。
担当者が合わないと感じた場合は担当変更を依頼するか、他の転職エージェントにも相談してみましょう。
末永
よりWebディレクターのキャリアパスに詳しい担当者にサポートしてもらえるよう、最初はエージェントに複数登録するのがおすすめです。
複数社比較して自分に合うサポートをしてくれるアドバイザーを見極めてから応募を進めましょう。
ちなみに複数登録するなら、Web業界の転職支援に強いマイナビIT AGENT・レバテックキャリア・Geekly(ギークリー)の3社はまず登録しておきたい転職エージェントとしておすすめですよ。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有
応募や内定承諾を急かされることがある
転職エージェントを利用すると、応募や内定承諾を急かされることがあります。
転職エージェントは求職者が紹介した企業に入社を決めて初めて利益が出るビジネスモデルです。
そのため1つでも多くの企業の選考に進んでもらい、内定承諾までのスパンを短くしようとします。
末永
企業の採用がうまくいくと募集が閉じてしまうケースもあるため、応募や内定承諾を急かされることが一概に悪いことではありません。
ただアドバイザーに言われるがままだと、志望度の高い企業への選考対策が不十分なまま面接に臨んだり、じっくり比較できずに内定承諾して後悔したりすることもあります。
そのため応募数や面接のペース配分、スケジュール管理は自分でおこなって冷静に転職先を選べるようにしましょう。
Webディレクターが転職エージェントを上手に活用するコツ
複数の転職エージェントに登録して比較する
Webディレクターが転職エージェントを活用するコツの1つ目は、複数の転職エージェントに登録して比較することです。
転職エージェントにもそれぞれ得意とする転職支援の型があります。
例えば未経験でWebディレクターを目指す人向けなのか、経験者向けでもハイクラス向けなのか一般職向けかといった具合です。
末永
最初から1社に絞って応募を進めてしまうと、サポートが微妙だと思ってエージェントを変えても、応募して選考に進んだものを取り消すことはできません。
そのため、複数のエージェントと会ってみて自分に合う担当者を見つけてみましょう。
また複数のエージェントと会っていることを伝えると、自分たちのところで応募を進めてもらおうとサポートを手厚くしてくれる可能性があるので、伝えてみるのがおすすめです。
初回面談前に経験や転職の目的を整理しておく
転職エージェントを活用するコツの2つ目は初回面談前に経験や転職の目的を整理しておくことです。
なぜかというと、転職エージェントは事前情報と面談でのヒアリングを基にサポートに注力するかやどんな求人を紹介するか決めるからです。
末永
転職エージェントは、できるだけ転職の可能性が高い人を優先的にサポートしようと考えます。
その可能性の高低はどんな顧客を相手にどんな案件に携わってきたのかやその中でどんな経験をしたのか、またどれだけ転職意欲があるかによって判断します。
そのためできるだけ初回面談前にこれまでの経験や転職の目的などを整理しておき、転職エージェントに自分を売り込む気持ちで面談に臨みましょう。
転職エージェントに嘘をつかない
転職エージェントを活用するコツの3つ目は転職エージェントに嘘をつかないことです。
特に転職理由はネガティブなものになりやすいのではっきり伝えない人がいますが、ミスマッチの要因になりうるので避けた方が良いです。
末永
「今何が不満で会社を変えたいのか」が伝わらないと、紹介される求人もずれますし選考に進んで内定が出ても退職理由にそぐわず決めきれないといったことが起こります。
Webディレクターの場合はWebサービスのディレクションや構築スキルの有無も大事ですが、最終的に1社に絞る際には経験より「何を解消するためにどんな経験を得たいのか」も大事な選定基準になります。
そのためエージェントには正直に自分の気持ちを伝え、現状の不満を解消するためにどんな方向性で転職活動を進めたらいいか相談するようにしましょう。
エージェントに主導権を握らせない
転職エージェントを活用するコツの4つ目はエージェントに主導権を握らせないことです。
転職エージェントはWebディレクターのキャリアステップや選考対策の知見が豊富で頼りになる部分も多いです。
ただ、ビジネスモデル上転職をさせないと利益が出ないので早く転職させようと動きます。
エージェントによっては大量応募して1件でも内定を獲得させるという戦略で、明確に意思表示したつもりがなくてもちょっとした一言で応募意思が取れたと判断され勝手に応募されてしまうということも実際にあります。
末永
このように任せきりにしてしまうと、選考対策が万全でないまま面接を受けたり、判断基準がないまま内定が出てしまい、良し悪しがわからずに決めきれなかったりします。
そうなってはもったいないので転職活動にかけられる時間や志望順位なども踏まえて、効率よく転職活動を進めるための自分なりの戦略を立てましょう。
戦略を立てたらエージェントにも共有するとより進めやすくなります。変に急かされることもなくなり、また機会損失にならないよう志望度が高い企業の採用状況なども共有してもらえますよ。
Web業界の転職に強い転職エージェント利用の流れ
Web業界の転職に強い転職エージェントの利用の流れは以下の通りです。
それぞれ解説していきます。
登録
転職エージェントへの登録は各エージェントの公式サイトからおこないます。
公式サイトでそれぞれ転職エージェントへの登録ボタンが出てきますので、画面の指示に従って個人情報(氏名・生年月日・連絡先・経歴など)を入力していきます。
末永
登録が完了すると、そのままネット上で面談予約をするか、数日以内に登録した電話番号にオペレーターから連絡が来て面談の日程調整をする流れになります。
面談
面談はZoomなどのオンラインか対面で30〜1時間程度の時間でおこなわれます。
1〜2名のキャリアアドバイザーから転職の意向やこれまでの経験を具体的にヒアリングされます。
ヒアリングの内容としては以下のような内容です。
面談でのヒアリング内容
- 転職エージェントに登録した経緯
- 転職意欲
- 転職理由
- これまでの経験
- 転職の方向性
- 希望条件
- 転職エージェントのサポートで期待すること
末永
転職エージェントは登録時の事前情報や面談でのヒアリング内容を基に紹介する求人の方向性を決めます。
そのため上記の内容に関してはしっかり答えられるように準備しておきましょう。
求人紹介
求人紹介はエージェントによっては初回面談前に求人送付されたり、初回面談時に紹介されたりするケースもあります。
ですが、一般的には面談後にエージェントのシステムやメールなどを使って求人を紹介されることが多いです。
末永
エージェントによって10社程度に厳選して求人を紹介してくれるところもあれば、40社程度幅広く紹介してくれるところもあります。
紹介する求人数はエージェント側で調整可能なので、なるべく多めが良いのか少なめが良いのか希望があれば面談時に伝えるようにしましょう。
求人選定・エントリー
求人選定は紹介された求人の中から転職理由や希望条件に沿って自分でおこないます。
エントリーの方法はサービスによって異なり、担当のキャリアアドバイザーに口頭かLINEなどのテキストで応募意思を伝えるのみのケースと、システムを使っておこなうケースがあります。
末永
ここで気をつけたいのはエージェントに応募意思を伝えて応募するケースで、エージェントによって「推薦」「応募」「エントリー」など様々な言い方をします。
どういう意味かわからずに曖昧に返事をしてしまうと、勝手に応募されてしまうこともあるので、求人紹介されたら一度持ち帰って考えたいとはっきりと伝え、応募意思はテキストで送るようにしましょう。
選考(書類・面接)
書類については面談前に転職エージェントに送付するケースが多いですが、面談時に必ず書類の添削を依頼して問題ないことを確認してから応募意思を伝えましょう。
応募書類の選考結果は3日〜1週間程度で出ます。
転職エージェントから書類選考の結果が来たら面接日程の調整をしますが、結果が来た順ではなく志望順位が低い順に面接日程を調整するのがおすすめです。
末永
基本的に現職と並行して転職活動を進める人が多いと思うので、面接を組める時間も限られます。
最終的に複数社内定が出た状態で比較した方が転職先を決めやすいので、同じタイミングで内定が出るようにスケジュールをうまく調整しましょう。
内定・意思決定
内定が出ると大抵1週間以内が内定承諾期限として設定されます。
他に志望度が高い企業の選考が間に合わない場合などは転職エージェントに交渉して承諾期限を伸ばしてもらうことも可能です。
末永
ただ企業側の採用状況によって承諾期限の延長を受け入れてくれないケースもあります。
そのため最終選考フェーズになったら改めて志望順位を見直し、いつ内定が出ても意思決定できるように準備しておきましょう。
退職交渉
退職交渉は内定が出て、転職先を決めたらすぐにおこないます。
退職交渉に関してはエージェントは関与することができず自分で会社の上司に伝える必要がありますが、タイミングや伝え方に迷ったら転職エージェントに相談してみましょう。
末永
現職を続けながら転職活動をしていると後ろめたさから親しい先輩や後輩に転職を仄めかしてしまう人もいますが、上司にまで情報が回って引き留めにあうこともあるので退職の意思を伝えるのは転職先が決まってからにしましょう。
未経験からWebディレクターを目指す人向けの基本情報
ここでは未経験からWebディレクターを目指す人向けの基本情報をお伝えします。
Webディレクターは将来的にどんな業務に携わりたいのかによって、選ぶべき企業が異なるので今後のキャリアステップを意識しながら転職先を選ぶようにしましょう。
Webディレクターの仕事内容
Webディレクターとは、Webサイトの構築にあたって企画から納品までの制作過程を指揮・管理する仕事です。
そんなWebディレクターの仕事は下表のように大きく「企画・設計」「制作」「納品」の3つの工程に分かれます。
工程 | 業務内容 | 業務内容詳細 |
---|---|---|
企画・設計 | ヒアリング | クライアントからどんなサイトにしたいか要望を確認 |
企画・提案 | ヒアリングの内容を踏まえ、サイトのイメージを提案 | |
スケジュール・管理方法作成 | 制作スケジュールや管理シートを作成 | |
要件定義 | どんなデザインにするか、どんなシステムを使うかなど具体的な制作の方向性を決定 | |
制作 | ワイヤーフレーム作成 | ページごとに文章や画像の配置などの構成作成 |
デザイン進捗管理 | スケジュールの管理やクライアントとデザインのイメージをすり合わせ | |
コーディング進捗管理 | コーディング作業のスケジュール管理 | |
納品 | テスト公開 | 納品前にバグがないか確認のためサイトをテスト公開 |
納品・公開 | 完成したサイトを納品 |
末永
Webディレクターの仕事は「ワイヤーフレーム作成」までが肝です。
「デザイン進捗管理」以降の工程に入ると、実作業は制作サイドの担当者がおこない、Webディレクターは進捗の管理やクライアントとの調整をする役割に徹します。
末永
企業によっては「企画・設計」の工程の中で担当を分割しているケースもあります。
というのも、「企画・提案」だと営業要素が強く、「要件定義」は制作サイドの知識が必要など、段階によって必要なスキルが異なるからです。
そのため、未経験の場合は自身のこれまでの経験がどのフェーズで活きるかを考えると転職活動の際アピールしやすく、これから鍛えていくべきスキルも明確になりますね。
Webディレクターの将来性や需要について、以下の記事で解説しています。
気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
Webディレクターが働く場所
Webディレクターは主に「事業会社」「広告代理店」「制作会社」の3つの企業で働いています。
この3つをふたつに分けると、「事業会社」は自社のサービス制作、「広告代理店」「制作会社」はクライアントワークといった違いがあります。
また業務内容は、「事業会社」や「広告代理店」だと集客に関わるWebマーケに近く、「制作会社」だと制作に近い業務経験が積めます。
会社の種類 | 業務内容 | 得られる知識・経験 |
---|---|---|
事業会社 | 自社サービスサイトの制作 | サービスの集客などマーケティングに関わる知識・経験 |
広告代理店 | クライアントのWebサイト制作 | サービスの集客などマーケティングに関わる知識・経験 |
制作会社 | クライアントのWebサイト制作 | サイト制作に関わる知識・経験 |
末永
一般的にクライアントワークだとクライアントの事情に左右され激務になりやすい傾向にあります。
そのためワークライフバランスも重視したいという人は事業会社がおすすめですが、未経験で募集している会社は少ないです。
未経験からWebディレクターを目指すなら広告代理店か制作会社の方が比較的挑戦しやすいですが、自分が得たい経験やプライベートとのバランスも加味して検討しましょう。
Webディレクターの平均年収
求人ボックスによると、Webディレクターの平均年収は、474万円です。
またdodaの業種別平均年収ランキングによると、Web業界に近い「インターネット/広告/メディア」業界の平均年収は423万円のため、Webディレクターは平均よりも約30万円高い年収であることがわかります。
末永
ただしこの年収はあくまで平均のため、未経験から転職していきなり平均年収の水準になることはないと考えておきましょう。
Webディレクターに求められるスキル・知識
Webディレクターは以下のようなスキルや知識が求められます。
Webディレクターに必要なスキル・知識
- コミュニケーションスキル
- リーダーシップ
- プロジェクトマネジメントスキル
- 企画・提案力
- デザイン・Webサイト開発の知識
分析力
WebディレクターはWebサイト制作に関わることの全方位に指示を出します。
そのため関わる人も多ければ、必要な知識・スキルも幅広いです。
デザインやWebサイト開発に関する知識(フロントエンド、バックエンドなど)は実際にWebディレクターが手を動かすことはないものの、知らないと指示を出せないので知識として知っておく必要があります。
末永
コーディングの知識は独学で習得するのが難しい部分もあるので、制作サイドに強いWebディレクターになりたい人はプログラミングスクールで勉強してみるのもおすすめです。
以下におすすめのプログラミングスクールを掲載するので、気になる人は一度体験に行ってみましょう。
おすすめのプログラミングスクール
【経験別】未経験からWebディレクターになる方法
ここでは「Web業界経験者」「Web業界未経験者」に分けてWebディレクターになる方法について解説します。
Web業界経験者の場合
Web業界経験者の場合は、自社でWebディレクターのポジションに就きたいと打診するか、ポジションがない場合は他の制作会社などに転職しましょう。
Webディレクターの業務のうち、Web業界のデザイナーやコーダーの人は「要件定義」、営業職の人は「企画・提案」のフェーズで経験を活かすことができます。
そのためWeb業界の別職種での実績があれば、未経験でもWebディレクターに挑戦しやすいです。
末永
ただ、どの職種もWebディレクターに必要なスキルのうち不足しているものがあると思います。
そのため転職の際には自分が持っているスキルとWebディレクターとして不足しているスキルは何かを明確にして、不足しているものはこれから補っていく姿勢をアピールすることも忘れないようにしましょう。
Web業界未経験者の場合
Web業界未経験者の場合は、Web業界に転職して経験を積みましょう。
WebディレクターになるためにWeb業界に転職する方法は以下の2つです。
- エンジニアやデザイナーなどWeb制作に関わる別職種に転職する
- Webディレクターのアシスタント職に転職する
WebディレクターはWebサイトの要件定義もおこなうので制作サイドの知見があることは非常に有利になります。
末永
この場合制作サイドの職種で実務経験を積み、マネジメントにステップアップしてWebディレクターを目指すという方向性になります。
また新卒でWebディレクターを募集するような会社だと社内で育成できるため、中途採用でも「アシスタント」として募集しているケースもあります。
末永
そのためコーディングなどの知識がある人はアシスタントとしてディレクターの仕事を学ぶというのも手段の一つです。
Web業界への転職に関して詳しく知りたい人は下記の関連記事も参考にしてみてくださいね。
Webディレクターだと、事業会社なのか広告代理店なのか制作会社なのかによって上流のマーケティングやプロジェクトマネジメントに携われるか、またはサイト制作の実行部隊なのかなど経験できる業務が異なります。
そのためどういう経験を得たいかが明確な人ほど、転職後にミスマッチが起きないように企業の内情に詳しいエージェントに相談するのがおすすめです。