Webディレクターの将来性・需要・キャリアパスをプロが徹底解説

Webディレクターの将来性・需要・キャリアパスをプロが徹底解説

    Webディレクターの将来性や需要について、転職のプロが徹底解説します。

    また、Webディレクターにおすすめのキャリアパスや独立したら稼げるのかについても分かりやすく説明します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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Webディレクターの需要は大きい

転職市場において、Webディレクターの需要は大きいです。

需要が大きいと言われても、ぶっちゃけどれぐらいなのかわかりにくいので、求人で同じクリエイティブに分類されていることが多いWebデザイナーと求人数をそれぞれ比較してみました。

WebディレクターとWebデザイナーの求人数比較

2020年1月22日時点のマイナビエージェントレバテックキャリアに掲載されている求人を上記のグラフにまとめています。

マイナビエージェントが保有しているWebディレクターの求人数は272件、Webデザイナーが160件で、112件もの差があります。

dodaはWebディレクターが422件、Webデザイナーが355件、67件もの差があります。

レバテックキャリアはWebディレクターが126件、Webデザイナーが112件、14件もの差があります。

転職エージェントによって得意領域があるにも関わらず、Webディレクターの求人のほうが多いということは、それだけ需要も大きいことがわかると思います。

Webディレクターの将来性は高い

Webディレクターは需要だけでなく、将来性も高い職種だと言えます。

なぜ、Webディレクターの将来性が高いと言えるのか、その理由を2つに分けて説明します。

1.WebディレクターはAIに代替されにくい

Webディレクターとは、プロジェクトの監督・指揮・管理をおこなう人のことです。つまり、プロジェクトに関わるエンジニア、デザイナーなどをまとめる、いわばプロジェクトのリーダー的な存在です。

プロジェクトが円滑に進むように設計や進捗管理をするのは当然ですが、何よりもメンバーをまとめるコミュニケーションが求められます。

コミュニケーション能力はAIに代替されないので、Web系の職種の中でも将来性が高い職種の1つだと言えます。

具体的にどのような仕事があるのか、以下にまとめてみました。Webディレクターはプロジェクトのディレクションをおこなうのが主な業務ですね。

Webディレクターの業務内容

  • スケジュールの進行管理
  • コンテンツの品質管理
  • メンバーの選定
  • クライアントと現場スタッフの橋渡し

Webプランナーと兼任する場合は、Webサイトのコンテンツを企画したり、クライアントへの提案も仕事内容に含まれます。具体的には以下のような仕事も加わります。

Webプランナーを兼任する場合

  • 企画書の作成
  • 取材・撮影
  • 要件定義

2.Web開発案件がなくなることはない

地球の文化レベルが近代まで後退することもない限り、Web開発案件はなくなることはないです。

Webサービスを活用したい企業は年々増え続けており、ビジネスにおいて必要不可欠となっています。そのため、案件が減るということは考えにくいですね。

そして、1つのWeb開発案件に対して、基本的に1人以上のWebディレクターがつくので仕事はなくならないでしょう。

求められるスキルは年々変わっていっているので、時代に合わせて付加価値のあるスキルを身につけていけば、この先も十分稼ぐことができると言えます。

Webディレクターのキャリアパス

Webディレクターは異業界への転職は少なく、同じ業界内で転職するケースが多いです。

Webディレクターの転職先は、大きく3つの業態に分けることができます。

  1. Web制作会社
  2. 広告代理店、マーケティングコンサル会社
  3. 自社でプロダクトを運営する会社

Wedディレクターとしての経験・スキルが十分にある人は、Web制作会社への転職はおすすめできません。なぜなら、Web制作会社は言われたモノをただ作るだけなので、キャリアパスに繋がる経験を積むことができないからです。

また、ビジネスモデル的にいかに安く、たくさん作れるかが重要になってくるため、激務薄給になりやすいです。

Webディレクターのキャリアパスとしておすすめなのは、2番の広告代理店・マーケティングコンサルティング会社と、3番の自社でプロダクトを運営している会社です。Web制作会社よりも難易度の高い仕事に関われるだけでなく、Webマーケター的な思考、役割も求められるため、年収も上がりやすいです。

Webディレクターの年収について、詳細を知りたい人は以下の記事もおすすめです。

Webディレクターの転職にはエージェントがおすすめ!

Webディレクターが転職をする際、転職の専門家である転職エージェントを利用することをおすすめします

先ほども紹介したように、Webディレクターを採用している業態は大きく3つに分かれています。どの業態へ転職すれば、キャリアアップや年収アップできるのか、自分だけではなかなか判断することができません。

また、転職エージェントは詳細な企業情報や求人情報を持っているので、担当キャリアアドバイザーから自分の指向性に合った求人を紹介してもらえるため、転職後のミスマッチを防げます。

そこで現役のキャリアアドバイザーである筆者がWebディレクターの転職におすすめのエージェントをいくつかピックアップしてみました。

転職エージェントはそれぞれ異なる特色があるため、大手転職エージェントの中から2〜3社、特化型転職エージェントの中から1社程度、複数登録し、最終的に自分と相性の合う1社に絞り込むと納得のいく転職ができておすすめです。

大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。

リクルートエージェント

業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント

  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
  2. 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
  3. たくさんの求人の中から比較検討できる

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doda

CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み

doda

おすすめポイント

  1. リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
  2. 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
  3. リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い

dodaに
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マイナビエージェント

20代の登録者数No.1!
20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

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おすすめポイント

  1. 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
  3. 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり

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年収500万円以上の転職を目指す人向け

ハイクラス求人は全体的に少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。

ビズリーチ(転職サイト)

年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト

登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。

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Webディレクターが独立すれば年収1000万も可能

Webディレクターが独立すれば、年収1000万円を稼ぐことも可能ですが、場合によります。

Web制作会社のWebディレクターが独立しても、年収1000万円を稼ぐことはできません。高い営業力があって、良い案件を受注できるスキルがあれば、不可能ではありませんが、現実的に考えて難しいです。

広告代理店、マーケティングコンサルティング会社、自社でプロダクトを運営している会社のWedディレクターが独立した場合は、年収1000万円を稼ぐことは可能です。

なぜなら、会社員としての市場価値が高いのと、独立して市場価値が高いのはイコールだからです。

フリーランスとして稼げるWebディレクターになりたいのなら、以下のスキルと経験は身に付けるようにすると良いでしょう。

  • 対人折衝力
  • 営業力
  • コミュニケーション能力
  • クライアントの事業分析
  • 見積もりを出す力

フリーランスとして独立すると、仕事を取ってくる力として対人折衝力や営業力、コミュニケーション能力が必要になってきます。

また、クライアントの事業分析ができると、クライアントの事業に精通することにもなるため「こうやったらもっと儲けられますよね」といった提案ができるようになります。

見積もりを出す力は忘れがちですが、価格交渉を上手くできるようになれば、安く買い叩かれないような提案をすることもできます。

独立するのならフリーランス専門サービスがおすすめ

フリーランスを専門にサポートしているレバテックフリーランスでは、Webディレクターの案件も多数取り扱っています。

レバテックフリーランスでは、スキルや希望に合った案件を高い専門性を持ったコーディネーターが提案をしてくれます。案件の提案だけでなく、企業との年収交渉や契約なども代行してくれ、非常に便利なサービスです。

利用すれば自分で企業に対して営業をする必要はなくなるので、余計な時間や負担を減らすことができます。

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