薬剤師も在宅ワーク(リモートワーク)できる?おすすめの仕事5選を紹介
薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)と聞いても、どのような働き方があるのか想像できない人も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスが流行した2020年以降、自宅で仕事をすることを選ぶ薬剤師が増えてきています。
現職で対面での働き方に不満を感じている人は、転職を検討する機会に、在宅勤務の選択肢も検討してみましょう。この記事では、薬剤師が在宅ワークをするメリット・デメリットやおすすめの仕事について解説します。
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この記事のポイント
- 薬剤師資格を活かした在宅ワークは可能
- 薬剤師が在宅ワークを選ぶ際のポイントは「業務内容」「必須資格」「勤務期間」「給与」の4つ
- 薬剤師が在宅ワークするメリットは復職しやすいこと、デメリットは給与が低い傾向にあること
- 在宅ワークがおすすめなのは自己管理ができる人、向いていないのは薬剤師らしい仕事がしたい人
薬剤師は在宅ワークができるのか
薬剤師資格を活かした在宅ワーク(リモートワーク)は可能です。調剤などの対面業務のイメージが強い薬剤師ですが、在宅でできる仕事もあり、対面業務が難しい人でも薬剤師の仕事ができます。
例えば「オンラインでの服薬指導」や「医療記事の執筆・監修」など、薬剤師の専門知識をデスクワークで活かせる仕事が存在します。これらの仕事は、患者や利用客と直接顔を合わせる必要がなく、在宅での勤務という働き方を実現することができます。
ただし、調剤薬局やドラッグストアなどで、薬剤師がおこなっている調剤業務などは在宅ワークでは難しいです。もし調剤業務などの仕事をしたいなら、在宅ではなく対面で業務することがおすすめです。
「おすすめの転職サイト」の中でもとくにおすすめできるのが、マイナビ薬剤師・ファルマスタッフ・薬キャリエージェントの3社です。
薬剤師の在宅ワークは医療関係の企業がおこなっていることが多いですが、上記3社は企業求人を多く扱っているので在宅ワークを探す上でとても心強いサービスです。
いずれも求人数が多く、転職支援の実績も豊富です。さらに薬剤師特化のキャリアアドバイザーによる丁寧なサポートが受けられるため、転職が初めての人でも安心して利用できますよ。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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薬剤師におすすめする在宅ワーク5選
薬剤師におすすめの在宅ワーク(リモートワーク)は以下の5つです。
職種や職場によって、ほぼ対面で一部リモート可の仕事から、フルリモート可能な仕事まで様々あるため、自分にあった在宅ワークのスタイルを考えてみましょう。
また、仕事によっては副業として試してみて、自分に合うか確かめるという選択肢もあります。
今回は、転職を前提とした求人だけでなく、副業や現職との両立といった視点からも求人を紹介・解説していきます。
1.オンライン服薬指導
オンライン服薬指導は、文字通りインターネットを通じて服薬指導をする仕事です。
お客様と直接会う必要がないため、在宅でも勤務できる仕事ですね。しかし、オンライン服薬指導は調剤業務の一環であり、完全なリモートワークは難しいです。基本的には、調剤業務の一部を在宅に切り替えるというハイブリッドな働き方になりますね。
2025年9月時点でファルマスタッフで募集をおこなっていたオンライン服薬指導の求人には以下のようなものがありました。
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
業務内容 | 調剤/監査/服薬指導/かかりつけ薬剤師業務 1.とどくすり薬局店舗内での調剤薬局業務(調剤、服薬指導、薬歴管理、外来対応等) 2.ビデオ通話をメインとしたオンライン服薬指導対応 3.管理薬剤師の補佐業務(在庫管理、パート従業員の労務管理等) 4.薬局運営その他当社事業に関わる新規事業企画業務 |
給与 | 年収500万円~600万円 月給416,000円~500,000円 ※経験考慮、年俸制12分割 |
勤務地 | 東京都台東区 |
勤務時間 | 月~土 10:00~19:00(休憩60分) ※週40時間を基本とする1ヵ月単位の変形労働時間制 ※上記の内、1日8時間×週5日のシフト制勤務 |
業種 | 調剤薬局 |
休日 | 週休2日制、日祝 慶弔休暇、年末年始3日、夏期休暇3日、育児休暇、産前産後休暇、年次有給休暇、介護休暇、年間休日125日(年間休日日数は有給休暇を除く) |
福利厚生諸手当 | 厚生年金/雇用保険/労災保険/薬剤師賠償責任保険/その他保険時間外手当 他 |
2025年9月時点の求人情報 |
オンライン服薬指導は基本的に調剤薬局での勤務になります。あくまで通常業務の中にオンライン業務もある形となるため、リモート中心で働きたい人にとっては、やや通常業務の割合が多いと感じるかもしれません。
一方で、在宅ワークにありがちな給与の低下やキャリアアップが難しいなどのマイナス面も少ないです。通常業務の一部をリモートにする形がいい人は、オンライン服薬指導がある調剤薬局はおすすめと言えますね。
オンライン服薬指導は調剤薬局での勤務が多いため、転職する際には調剤薬局への転職に強い転職エージェントである、マイナビ薬剤師・ファルマスタッフ・薬キャリエージェントの利用がおすすめです。
とくに求人例として参照したファルマスタッフは、調剤薬局企業が運営しているため調剤薬局への転職を得意としています。
オンライン服薬指導をしたい人はファルマスタッフを利用してみてくださいね。
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2.メディカルライター
メディカルライターは医療関係の専門的な情報を文章にして伝える仕事です。
医療関係の文書は、情報の正確性が非常に重要になるため、医療知識のある薬剤師などの有資格者が経験を活かせるケースが多いです。
メディカルライターは職場によってはフルリモートでの勤務も可能です。また、通常の薬剤師業務とは異なり、webライティングやアカデミックライティングのスキルも業種によっては身に着けることができるのが特徴です。
2025年9月時点でファルマスタッフで募集をおこなっていたメディカルライターの求人例は以下の通りです。
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
業務内容 | アプリ内で発信される医師向け臨床系コンテンツの企画制作を担当していただきます。 1.自社企画の臨床系コンテンツの企画・取材・執筆・編集 2.製薬企業から受託したプロモーションコンテンツのシナリオライティング・学術サポート・取材・執筆 3.外部執筆者への依頼・編集 4.生成AIを活用した効率的なコンテンツ制作フローの構築 |
給与 | 年収400万円~1,000万円 月給330,000円~840,000円 ※ご経験・スキルなどを考慮の上、規定により決定 |
勤務地 | 東京都港区 |
勤務時間 | 標準となる1日の労働時間を8時間とするフレックスタイム制(休憩60分) ※フルリモート勤務 ※本社オフィスでも勤務可能 |
業種 | 企業 |
休日 | 完全週休二日制(土日)、祝日、有給休暇(法定通り) 年末年始休暇、その他会社が指定する休日、産前産後休暇・育児休暇、介護休暇、生理休暇、慶弔休暇、他 ※年間休日120日以上 |
福利厚生諸手当 | 厚生年金/雇用保険/労災保険/その他健保 固定残業時間を超えた場合は、割増賃金を追加で支給 |
2025年9月時点の求人情報 |
メディカルライターは未経験からでも挑戦しやすく、副業として始めることもできます。
上記の求人は正社員としての雇用でしたが、まずはクラウドソーシングサイトなどで小さな案件から実績を積み、自分に合うと感じたら本格的な転職を考える、というステップを踏むこともできます。
調剤業務や服薬指導などをおこなわないため、薬剤師としてのキャリアアップには繋がりにくいですが、webライターとして「書くスキル」が身につくので、キャリアの幅を大きく広げることができる仕事です。
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3.医療系の問い合わせ対応
医療系の問い合わせ対応は、医薬品や医療機器に関する問い合わせに、電話やメールで対応する仕事です。パソコンや電話さえあれば業務ができることが多く、リモートで働くことも可能です。
医療分野の知識が必要になるため、薬剤師などの医療系の資格が求められることが多いです。
2024年8月時点では、ファルマスタッフで医療系コールセンターの求人募集がありましたが、2025年9月現在は主要な薬剤師向け転職エージェントでは募集を確認できませんでした。
Indeedや求人ボックスといった一般的な求人サイトでの募集は数件ありましたが、全体的に求人数は多くないため、求人と出会えるかはタイミング次第と言えます。興味のある人は、求人が更新されていないかこまめにチェックするようにしましょう。
ここでは求人ボックスに掲載されていた、問い合わせ対応の派遣社員求人を紹介します。(2025年9月時点)
雇用形態 | 派遣社員 |
---|---|
業務内容 | 担当薬剤:呼吸器系/循環器系/感染症系 医療従事者/患者/卸等からのお薬の問い合わせ対応(メイン窓口) 電話の記録内容をシステムへ入力 ※PI、IF、FAQを基に回答 内容よっては海外文献を見ます ※資料で回答が難しい場合は、顧客(製薬会社など)にエスカレーション ※e-learning研修+OJT、マニュアルあり |
給与 | 時給:1,900円~2,000円 |
勤務地 | 大阪府大阪市 ※完全在宅(状況に応じて出社が発生) |
勤務時間 | 月〜金 9:00~17:30(休憩60分) 【実働】7時間30分 【残業】15~20時間/月 ※業務状況により異なります |
業種 | 医薬情報関連業務/MR |
休日 | - |
福利厚生諸手当 | - |
2025年9月時点の求人情報 |
上記の求人もそうですが、問い合わせ対応はテレワーク制度を導入していることも多く、企業によってはフルリモートで働ける可能性があります。
一方で業務内容が一般的な薬剤師の業務とは異なり、また問い合わせ対応は身に着くスキルが少ないため将来のキャリアに繋がりにくい仕事である点には注意が必要です。
4.医療関係の文書翻訳
医療関係の文書翻訳は、主に英語で書かれた医療系の文書を日本語に翻訳する仕事で、治験関連文書や医学論文などを翻訳する業務などが挙げられます。基本的にパソコン1台で出来る仕事であるため、完全なリモートワークも可能です。
医療系の専門用語もあるため、薬剤師資格などを持つ医療関係者でないと出来ないことが多い仕事となっています。また、翻訳をする仕事なので職場によって求められるレベルは異なりますが、一定の英語力が求められる仕事になっています。
薬剤師転職エージェントでは求人が見当たらなかったので、ここではインディードに掲載されていた、医療関係の翻訳求人を紹介します。(2025年9月時点)
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
業務内容 | 1.医薬品及び治験使用薬の安全性情報の収集、評価、措置(主に文献情報) 2.PMDA及び国内外の提携企業への副作用等報告 3.副作用等安全管理情報の集積検討 4.安全性に関する問い合わせ対応 5.自己点検、教育訓練、記録の保存 6.添付文書等の作成・改訂 7.GVP/SOPの管理等 |
給与 | 年俸制 予想年収:500万円~650万円 月給:416,666円~541,666円(12分割) 昇給:年1回(4月) |
勤務地 | 愛知県名古屋市 ※リモートワーク相談可 |
勤務時間 | 標準的な勤務時間:9:00~17:45 フレックスタイム制 【コアタイム】10:00~15:00 【フレキシブルタイム】7:00~10:00、15:00~22:00 休憩時間:60分(12:00~13:00) 時間外労働有無:有(平均月5h以内) |
業種 | - |
休日 | 完全週休2日制(休日は土日祝日) 年間有給休暇2日~10日(下限日数は、入社直後の付与日数となります) 年間休日:125日 |
福利厚生諸手当 | 通勤手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 慶弔見舞金制度、産休・育休制度、介護休暇制度、在宅勤務制度(適用条件あり)、長期休業取得補償制度(GLTD)、傷病等用の積立年休制度(最大30日) |
2025年9月時点の求人情報 |
翻訳業務は企業との相談次第で、フルリモートで働ける可能性があります。
また、最低限の語学スキルは必須となりますが、その分語学を活用する仕事へのキャリアが拓けることは翻訳業務のメリットです。薬剤師以外の新しいキャリアを考えている人にはおすすめです。
翻訳業務は英語力も必要なため、自分にできる仕事かどうか、在宅ワークが可能かどうかなど、求人情報だけでは分かりにくい点も多いのが正直なところです。
そんなときこそ頼りになるのが、転職エージェントです。転職エージェントに相談すれば、あなたのスキルや希望に合った現実的な選択肢を一緒に考えてくれるだけでなく、企業との条件交渉までサポートしてくれます。
自分だけでは見つけにくい選択肢が見つかる場合も多いので、迷ったら1度相談してみるのがおすすめですよ。
求人数とキャリアアドバイザーの質、どちらともに優れている転職エージェントをまとめました。気になったサービスはチェックしてみましょう。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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5.医療関係の書類作成・データ入力
医療関係の書類作成・データ入力はリモートワークでできる仕事の1つです。
治験や健康食品など薬剤師に関わる分野での書類作成も多く、薬剤師資格が求められる仕事になっています。また、企業によっては前述の翻訳業務が業務の1部に含まれていることもあります。
薬剤師転職エージェントでは求人が見当たらなかったので、ここでは求人ボックスに掲載されていた、医療関係のデータ入力求人を紹介します。(2025年9月時点)
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
業務内容 | 1.治験実施計画書の作成支援、プロトコル作成のサポート、症例報告書(CRF)の設計 2.治験施設の選定・契約、医療機関の調査・評価、契約手続きの支援 3.モニタリング業務、治験の進行状況確認、データの品質管理、有害事象の確認・報告 4.GCP遵守の確認、治験実施の適正性チェック、規制要件への適合確認、文書管理の監査 5.医療機関との調整、治験責任医師との連絡、治験コーディネーター(CRC)との協働、問題解決のサポート 6.データ管理・報告、症例データの収集・確認、逸脱事項の管理、当局への報告書作成支援など |
給与 | 月給:30万円〜50万円 固定残業代:なし |
勤務地 | 東京都中央区 |
勤務時間 | 9:00〜18:00 ※フレックス制導入 ※在宅勤務可能(仕事内容や状況による) |
業種 | 医薬品CRA/医薬品臨床研究/その他医薬品臨床開発 |
休日 | 土日祝休み |
福利厚生諸手当 | 交通費全額支給、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、育児・介護休暇制度、年次有給休暇 |
2025年9月時点の求人情報 |
書類作成・データ入力は、在宅ワーク(リモートワーク)を取り入れている企業と取り入れていない企業のどちらも存在します。在宅ワークを望んでいる人は、その求人が在宅ワーク可能かしっかり確認するようにしましょう。
また、薬剤師というより通常の企業に属した際のキャリアを辿ることになるため、自分の将来のキャリアを考えて書類作成の仕事をするか判断することをおすすめします。
ここまで、在宅ワークを5つ紹介しましたが、一定のスキル水準を要することや、薬剤師に馴染みのない業務であることから、挑戦のハードルが高いなと感じた人もいると思います。
ここで紹介した以外にも、薬剤師がリモートでできる仕事はさまざまあるので、在宅ワークに興味がある人は転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントには、登録者にのみ紹介される非公開の求人が多数あるので、在宅ワークを探す際には利用して損はないでしょう。
とくに、マイナビ薬剤師・ファルマスタッフ・薬キャリエージェントは企業系の求人が多数あり、転職相談も親身におこなってくれるためおすすめですよ。
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薬剤師の資格を活かして育児と仕事を両立させて働きたい人に向けて、下記の記事でおすすめの在宅ワークを解説しています。
薬剤師が在宅ワークをするメリット・デメリット
薬剤師が在宅ワーク(リモートワーク)で仕事をするメリットとデメリットを紹介します。
メリットは出勤をする必要がないことや、精神的なストレスを軽減できることが挙げられます。反対に、仕事とプライベートを混同しやすくなるデメリットもあるので注意が必要です。それぞれ詳しく解説します。
薬剤師が在宅ワークをするメリット
薬剤師が在宅ワーク(リモートワーク)をする主なメリットは以下の通りです。
在宅ワークのメリット
- 通勤する必要がない
- 時間を有効に使える
- 人間関係に悩まない
- スケジュールが調整しやすい
- 復職がしやすい
在宅ワークでは主に家で働くため、通勤する必要がなくなります。自宅から通える範囲にある職場を探す必要もなく、働き方の幅が広がります。また、外出のために化粧をしたり、往復で何時間もかけて通勤したりする煩わしさを避けられます。
家が職場になるので、時間を有効に使うことができ、仕事と家事や子育ての両立も可能です。ただし、2つ以上の作業を同時におこなうのは難しいため、仕事の時間をしっかりと確保する意識を持つ必要があります。
在宅ワーク(リモートワーク)では基本的に、対面で人と接する機会が少なくなります。仕事相手との距離を保てるので人間関係のトラブルなどは回避しやすいですね。また、体調不良などの緊急時は予定を調節して仕事を休むなど融通が利きやすい環境でもあります。
薬剤師が在宅ワークをするデメリット
薬剤師が在宅ワーク(リモートワーク)をする主なデメリットは以下の通りです。
在宅ワークのデメリット
- 公私混同の恐れがある
- 自己管理が難しい
- コミュニケーションを取るのが難しい
- 給与が低くなりがち
家は本来生活を営むための場所であり、そこに仕事を持ち込むと、仕事とプライベートを区別するのが難しくなります。気持ちの切り替えが難しいため、公私混同してしまう恐れがあります。
また在宅ワークの場合、自分で労働時間や業務の進捗状況を管理しなければなりません。朝のうちに1日のスケジュールを作成するなど、自己管理のためのメソッドを確立することが重要です。
また、在宅ワーク(リモートワーク)では電話やチャットツール、メールを活用して連絡を取ることになります。そのため、職場で実際に顔を合わせていたときのように、気軽な相談が難しくなります。
気軽にコミュニケーションを取るのが難しいからこそ、意識的に雑談の時間を設けるなど、仕事仲間とのつながりを維持するための工夫が必要です。
その他、調剤薬局に勤める場合に比べて、在宅ワークは時給が低くなる傾向にあります。無理に稼ごうとして大量の案件を引き受けると、納期に間に合わなくなる恐れもあります。
薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)にはさまざまなメリット・デメリットがあり、細かく言えば求人ごとにもこれらのメリット・デメリットの度合いは異なってきます。
在宅ワークに興味はあるが判断に迷うという人も少なくないので、そのような場合は、一度転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
薬剤師のキャリアに特化した専門のアドバイザーに相談に乗ってもらえるだけでなく、自分の特性に合った求人を探してもらうこともできますよ。
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薬剤師の在宅ワークはおすすめなのか
薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)は、おすすめできる人とおすすめできない人に分かれます。
薬剤師資格を活かしてできる在宅ワークは限られています。選択肢があまりないため、自分にあった選択肢がない可能性があり、おすすめできない人も出てきてしまいます。
しかし、新しい仕事ができたり自分の時間が増やせたりと在宅ワークにはメリットもあるため、自分に在宅ワークがあっているか判断していけるといいですね。
以下でおすすめできる人とおすすめできない人がどのような人なのか詳しく説明していきます。
薬剤師の在宅ワークがおすすめの人
薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)がおすすめの人は、以下に当てはまる人です。
- ワークライフバランスを重視したい人
- 新しい仕事に挑戦したい人
- 自己管理ができる人
在宅ワークは、通勤時間が無くなり他にも仕事のせいでなくなる時間が少なくなるため、ワークライフバランスを実現しやすいです。仕事以外にやるべきこと、やりたいことが多い人は在宅ワークがおすすめです。
また、在宅ワーク(リモートワーク)で出来る仕事の多くは、対面業務でおこなう薬剤師の業務と異なります。そのため、薬剤師の業務ではなく新しい仕事に挑戦する際には在宅ワークの仕事から探してみるのもいいですね。
一方で、在宅ワークは業務の進捗を自分で管理することが多く、仕事量の調整が難しいです。業務を自己管理できる人でないと、仕事に支障がでる可能性があります。
薬剤師の在宅ワークをおすすめしない人
薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)をおすすめしない人は、以下に当てはまる人です。
- 薬剤師らしい仕事がしたい人
- 人と関わるのが好きな人
- 自分から動くのが苦手な人
- パソコンがまったく使えない人
薬剤師の在宅ワークでは、調剤業務などの調剤薬局でやるような仕事があまりありません。薬剤師資格を活かした事務作業が多くなるため、調剤などの薬剤師の仕事がしたい人にはおすすめできません。
また、在宅ワーク(リモートワーク)では仕事仲間やお客様とのコミュニケーションが少ないため、人と関わりたい人にはあまり向いていません。職場内でのコミュニケーションが取りにくい分、自主性が求められる点も特徴です。
基本的に在宅ワークはパソコンが必須になります。職場によって求められるスキルのレベルは異なりますが、まったくパソコンが操作できない人は、在宅ワークが難しくなってしまいます。
薬剤師が在宅ワークを選ぶ際のポイント
薬剤師が在宅ワーク(リモートワーク)を選ぶ際は以下のポイントを見ると、自分に合ってるかどうかの判断や意思決定がしやすいです。
在宅ワークを選ぶ際のポイント
- 業務内容
- 必須資格
- 勤務期間
- 給与
必要なスキルや適正、対面・在宅の比重
薬剤師資格以外に必要な資格・スキル・経験
派遣やパートなどの雇用形態や就業可能な期間
保有資格が給与において活かされているかどうか
在宅ワークといっても、業務内容は様々であり、在宅と対面の比重も様々です。よく求人内容を確認して、仕事が自分に合っているか確認しましょう。
また、在宅ワーク(リモートワーク)では薬剤師以外の業務も多いため、薬剤師資格以外の資格や業務経験が求められることがあります。自分でも転職できる職場なのか、必須条件を確認して仕事を選びましょう。
在宅ワークは派遣社員やパートでの募集も多く、その際は勤務期間についても確認しておくことをおすすめします。
とくに、長く働きたい人は契約期間の長いところに転職するようにしましょう。
また、在宅ワークは対面業務よりも給与が低い傾向にあることにも注意しましょう。より高い給与の在宅ワークをしたい人は、薬剤師資格をフルに活かせる仕事がおすすめです。
例えば、メディカルライターやオンライン服薬指導は薬剤師の知識がフルに活かされるため、比較的給与が高いことが多いですよ。
薬剤師が在宅ワークをするなら転職エージェントの利用がおすすめ
薬剤師で在宅ワークを希望している場合は、薬剤師の転職に強みのある転職エージェントに相談することをおすすめしています。なぜなら、薬剤師の在宅ワーク求人は調剤薬局や病院と比較して、全体的にまだ少ない傾向にあるからです。
さらに薬剤師特化の転職エージェントでは非公開求人も扱っているので、希望条件にマッチした在宅ワーク(リモートワーク)求人を紹介してもらえるケースがあります。
キャリアアドバイザーが求職者の経験やスキル、希望条件をヒアリングした上で求人紹介してくれるため、薬剤師資格や経験を活かした転職先と出会える可能性が高いのも魅力ですね。
ここからは、薬剤師が転職エージェントを活用して在宅ワークの仕事を探すメリットと、唯一のデメリットについて紹介します。
薬剤師が転職エージェントを使うメリット
薬剤師が転職エージェントを使う最大のメリットは、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえることが挙げられます。
非公開求人の中には在宅ワークやリモートワーク求人、そして好条件の求人や一般公開すると応募が殺到してしまうような求人が揃っています。
さらに、キャリアアドバイザーが各企業の採用市場の動向や保有している企業求人の雰囲気や離職率、人間関係など求人票には記載されていない内部情報を把握しています。
そのため、応募する企業に合わせて履歴書・職務経歴書の添削はもちろんのこと、面接での質問傾向を踏まえた上での専門的な選考対策が受けられますよ。
また、自分では言い出しにくい給与・条件交渉なども代行してもらえます。企業薬剤師や専門業務にキャリアチェンジを検討している人もキャリアアドバイザーに相談できるため、初めての転職でも大きな安心感があります。
他にも薬剤師が転職エージェントを使うメリットを詳しく知りたい人は以下を参考にしてみてください。
薬剤師が転職エージェントを使うデメリット
薬剤師が転職エージェントを利用する際のデメリットとしては、利用するエージェントによって保有求人が異なるからこそ、自分の希望条件にマッチする求人と出会えない可能性があることですね。
中には薬剤師としての豊富な経験やその他スキルを求められたり、採用難易度の高い求人だったり、偏りが見られるケースもあります。
また、キャリアアドバイザーによっては薬剤師のキャリアパスや専門性について詳しくない場合もあります。ただ、キャリアアドバイザーの変更はお願いできるので、相性が合わないと感じたときには遠慮なく伝えてみましょう。
とくに薬剤師の在宅ワーク(リモートワーク)求人はまだ数が少ない傾向にあります。
だからこそ、キャリアアドバイザーとの信頼関係をしっかりと築いて、つねに最新の求人情報を共有してもらえるようにするのがベストですよ。
以下に現役の転職エージェントがおすすめする薬剤師に特化している求人サイトの中でも、大手と呼ばれる信頼性の高い求人サイトを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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薬剤師の在宅ワークは、薬局の求人に比べると数が少なく、自力で転職活動を進めていては良い求人が見つけられない可能性があります。
「薬剤師に特化したおすすめの転職サイト」をまとめた記事もあるので、転職エージェント選びの参考にしてください。