手積み手降ろしはきつい?業務別の違いと負担を減らす4つの具体策

手積み手降ろしは想像以上にきつい仕事です。
人力で積み込み・移動・荷降ろしを行うため、トラック運転手の身体的な負担も大きくなります。
本記事では、宅配・小売・家電配送の業務別の違いや、負担を減らす4つの具体策を解説しますので参考にしてください。
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手積み手降ろし作業は想像以上にきつい仕事
手積み手降ろしは、トラック運転手の仕事が「きつい」といわれる理由の一つです。
フォークリフトを使用できない場所での積み降ろしや、食品・割れ物などの荷物を扱う場合は、手積み手降ろしが欠かせません。
荷物によってはかなりの重量があり、トラックの荷台いっぱいになる荷物を1人で積み降ろしするのは大きな負担となります。
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手積み手降ろしとは?人力でおこなう作業
手積みや手降ろしは、配送する荷物を手作業で積み降ろしする業務のことです。
手積み手降ろしはフォークリフトを使わない作業
手積み手降ろしは、文字通り手作業で荷物の積み降ろしをおこなうため、きつい仕事といわれます。
大型トラックではフォークリフトを使ってパレット単位で積み込むことも多いですが、ネット通販の商品など小口でサイズがさまざまな荷物を扱う場合は、手積み手降ろしが基本です。
荷物は重いものばかりではなく、小売店に納品するパンやお菓子など軽いものを扱うこともあります。
ただし、1人で作業する場合は何度も立ったりしゃがんだりするため、足腰への負担には注意が必要です。
積み込み・移動・荷降ろしの3工程
トラック運転手の主な業務は積み込み・移動・荷降ろしの3工程です。
ただ積むだけではなく、荷崩れを防ぎ効率よく作業する工夫も必要です。
効率よく積み降ろしができれば、1日の配送量が増え、年収アップも期待できます。
ただし、きつい仕事ではあるので、自分の体力を考えて慎重に転職を検討したほうが良いですね。
手積み手降ろしがきついといわれる理由
手積み手降ろしがきついといわれる主な理由は以下の5つです。
身体的な負荷が大きい
手積み手降ろしは、重い荷物を手作業で積み降ろしする場合もあるため、かなりの重労働になります。
軽い荷物であっても、トラックの荷台に何度も昇り降りしたり、立ったりしゃがんだりを繰り返すため、足腰への負担が大きい仕事です。
積み込み後に長距離運転がある場合は、さらに体力を消耗します。
一般的な100サイズ(約30×40×25cm)の段ボールであれば、小型のトラックでも50~60個は積み込めます。
複数回輸送する場合はその都度で手積み手降ろしが必要になるため、身体的な負担は大きい仕事です。
狭い荷台での作業が多い
軽トラックの場合、荷台が低く立ち上がれない高さしかないため、中腰での作業が多くなります。
また、トラックの荷台は荷物を積み込むほど狭くなっていくため、想像以上に作業がしにくい環境です。
手降ろしの際も、狭い荷台から荷物を1つずつ取り出し、荷物を損傷させないように細心の注意をはらう必要があります。
高さが十分にあるトラックの場合は何度も荷台に乗り降りする必要があるため、また違った大変さがありますよ。
天候に左右されやすい
手積み手降ろしは倉庫内だけでなく、屋外で作業する場合もあるため、天候の影響を受けやすい業務です。
とくに雨が降っている場合は荷物が極力濡れないように素早く手積み手降ろししなければなりません。
また、夏場の猛暑や冬の雪・凍結は作業に悪影響を及ぼします。
昨今の酷暑で高温になった倉庫や荷台での作業は、熱中症のリスクが高まります。
このような環境での肉体労働が、トラック運転手の仕事がきついといわれる理由です。
現場ごとに条件が変わる
トラック運転手の仕事は現場によって条件が変わるため、場合によっては非常にきつい業務を担当する場合もあります。
本来はフォークリフトで積み込むはずが、集荷のタイミングによって急きょ手積み手降ろしを依頼されることもあります。
同じ取引先でも毎回同じ積み降ろしになるとは限らず、想定通りにいかないパターンも少なくありません。
事前に聞いていた話と違うことが続くと、思うように仕事が進まず、ストレスが溜まりやすくなります。
時間に追われ休憩を取れない
手積みや集荷に時間がかかると配送スケジュールが遅れ、十分な休憩を取れないこともあります。
集荷予定時刻に荷物が届いておらず待たされたり、交通渋滞に巻き込まれたりする可能性もあります。
法律上は休憩を取らなければならないため、配送の合間で細かく休む必要があります。
オフィスワークのように昼休憩を決まった時間にまとめてとれないため、忙しく感じやすい仕事といえますね。
転職後にギャップを感じないためにも、あらかじめ働き方を確認しておくと安心ですよ。
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手積み手降ろしは業務によってきつさが変わる
手積み手降ろしは業務内容によって荷物の重さや数が変わるため、仕事内容によってはかなりきつくなる場合もあります。
未経験からトラック運転手になる場合に多い業務について詳しく解説します。
宅配業務|指定時間があり慌ただしい
宅配業務は荷物によって重さが極端に違ったり、配達時間に指定があるため、時間に追われやすい仕事です。
とくに時間指定は業務が慌ただしくさせる要因の1つで、個人宅では夕方から夜にかけて荷物が集中する傾向があります。
また、エレベータのない3階への配達や、飲料水などがつまった重い荷物を手作業で運ぶ場合もあるため、きつい仕事になりがちです。
時間指定されているのに届け先が留守という可能性もあるため、なかなか計画通りに進められないこともあります。
全体的には重い荷物は少なめですが、ほとんどの場合で手積み手降ろしになります。
小売店配送|荷量が多く積み降ろしが多い
小売店配送は、コンビニや飲食店などへの荷物を運ぶ仕事で、配送先によっては荷物量がかなり多くなります。
飲食物は水分が多いと重くなりやすく、内容物が潰さないよう手積み手降ろしが基本になります。
1ヵ所にまとめて荷物を降ろすのではなく、各店舗に決められた分だけ降ろす業務のため、複数回の積み降ろしが必要です。
小売店配送は決まったルートで決まった荷物を配送する業務のため、慣れればそれほどきつく感じない場合もあります。
ただし、積み降ろしの回数が多くなりやすいので、車の乗り降りや手積み手降ろしの回数が増えやすい業務といえますね。
家電・家具配送|重量物が多く慎重さが必要
家具や家電は重量のあるものが多く、とくにきつい仕事になりやすいです。
また、高額な物も多いため、やはり手積み手降ろしが基本です。
家具や家電の配送は2人1組でおこなうケースが多く、自分のペースで仕事が進めにくく、他のトラック運転手とは少し違う業務になります。
1人での作業が好きな人には2人1組で作業する家具・家電の配送は不向きかもしれません。
運転手と助手(アシスタント)のペアで作業するため、新人育成の一環として運転手を任される場合もあります。
手積み手降ろしのきつさを減らすコツ
手積み手降ろしはきつい業務ですが、以下の4つの工夫で負担を大きく減らせます。
荷降ろし順を考え効率よく積み込む
トラックへの積み込み時は、常に荷降ろしの順番を意識して手積みしていくのが重要です。
宅配や小売店配送などでは、指定時間内に効率よく配送する必要があります。
あらかじめ荷降ろしがしやすい順に積んでおくことで、手降ろしの手間を減らせます。
効率よく配送ができれば休憩時間も取りやすくなり、スケジュールにも余裕ができます。
身体に負担をかけない姿勢で作業する
荷物の積み降ろしの際は、身体に負担をかけないような姿勢を心がけて作業するのが重要です。
腰を落とさずに重い荷物を持ち上げたり、中腰のまま荷物を移動するのは極力避けましょう。
足の筋肉を使い、荷物を体の重心に近づけて持つと、腰や関節への負担を軽減できます。
荷物のサイズや重さ、トラックの荷台の高さによって負担をかけない姿勢は異なります。
また、準備運動やストレッチをして体をほぐしておくのも大事ですよ。
台車を活用して作業する
手積み手降ろしの場合でも、状況によっては台車を使用できる場合があります。
集荷場所とトラックの距離が短くても、手で運ぶ時間を減らすことで身体の負担が軽くなります。
ただし、不安定な荷物の場合は破損のリスクもあるため、状況を見ながら活用するのがおすすめです。
こまめに休憩を取り水分を補給する
身体の負荷を軽減するには休憩や水分補給も効果的です。
5分程度でも身体を伸ばしてゆっくりと休んだり、熱中症対策に水分補給をしておくと身体の負担を軽減できます。
また、筋力が必要な仕事のため、しっかりと食事を摂るのも重要です。
手積み手降ろしはきつめの肉体労働なので、たんぱく質や炭水化物などのエネルギーになるものを意識して摂るのがおすすめです。
もちろんビタミンやミネラルも重要なため、栄養バランスの良い食事を心がけるのが大事です。
トラック運転手への転職におすすめの転職エージェント
トラック運転手に転職する際は、手積み手降ろしの有無を確認したうえで求人を選ぶことが重要です。
希望に合った求人を紹介してもらうためにも、転職エージェントの利用がおすすめです。
どの転職エージェントを利用するかで迷っている場合は、リクルートエージェント・doda ・マイナビエージェントの3社から自分にあうと感じたエージェントを利用すると転職で失敗しにくくなります。
リクルートエージェントは、さまざまなタイプのトラック運転手求人を多数保有しており、非公開求人も豊富です。
希望に合った求人に出会いやすい点が特徴です。
現場の具体的な情報や雰囲気を知りたい場合は、業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが多いdoda がおすすめです。
マイナビエージェントは未経験歓迎の求人が多く、地方の求人も充実しているので、他の転職エージェントと併用すると効果的です。
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トラックの手積み手降ろしに関するよくある質問
トラックの手積み手降ろしに関してよくある質問をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
トラック運転手の年収はどれくらい?
「2023年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、トラック運転手(男性)全体の賞与込み平均月収は378,800円と公表されています。
年収にすると約450万円で、同年の給与所得者の平均年収460万円と比較するとやや低めです。
ただし、大型トラックの運転手は収入が高めで、高収入を目指せる場合もあります。
手積み手降ろしがあると給料は高くなるの?
体力的な負担が大きいため、家具・家電などの配送には手当がつく場合もあります。
ただし、会社によって手当の金額や有無が大きく異なるため、事前の確認が必要です。
手積み手降ろしがない仕事もある?
トラック運転手であっても、基本的にフォークリフトでパレット積みをする現場や、コンテナを輸送する大型トラックであれば手積み手降ろしはありません。
逆に小さめの荷物を複数積み降ろしするような業務や、家具・家電などの配送業務では、ほとんどが手積み手降ろしになります。
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トラック運転手の仕事は輸送だけと思っている人もいますが、手積み手降ろしも主要な業務の1つです。
未経験から転職を考える場合、転職エージェントを活用して手積み手降ろしが必要な業務かどうか確認しておくのがおすすめですよ。