2019.08.14

機械系エンジニアへ転職は難しい?未経験は大丈夫?気になる年収も紹介!

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

好調な自動車業界を中心に、各種メーカーで非常にニーズの高い機械系エンジニア。

人材不足を受けて、経験の浅い第2新卒や40・50代のベテランにも採用が拡大されています。

まさに売り手市場だと言える機械エンジニアの転職市場。 今回は機械エンジニアの転職について書いていきます。

機械エンジニアの仕事の種類

機械エンジニアの仕事は非常に多岐にわたります。

まず機械の種類がたくさんあり、それに合わせて開発の工程なども変わってくるからです。

開発する機械は、食品生産機械、鉱業機械、電子精密機械など様々な種類があり、それらの提案、計画、改造、設計、製作、調達、設置、運用、管理などを行うことが機械エンジニアの仕事になります。

一般的に開発工程は、「企画立案」、「構想設計」、「基本設計」、「詳細設計」、「試作・評価」、「製造・組立」のような順番で進みますが、これはほんの一例です。

企業や開発する製品によって開発工程は変わってくるため、それに合わせて適切に対応していく必要があります。

このように機械エンジニアの仕事は非常に種類がありますが、「機械を作る」という意味では同じです。

様々な業界で知見を活かし活躍できるという点が機械エンジニアの仕事の大きな魅力の一つです。

機械エンジニアの仕事内容

仕事

機械エンジニアの仕事は簡単に言うと「機械を作ること」です。

開発する機械は食品生産用、運送用、移送・仕分け用、工業用など多くの種類があります。

開発する場合、仕様がほぼ決まっている状態から作る場合もあれば、何も決まっていない状態から設計していく場合もあり、それぞれ求められる能力が異なります。

仕様が決まっている場合は、既存の仕様の中から選択していく必要があるため、それぞれの仕様の特徴を理解している必要があります。

何も決まっていない場合は、設計スキルやどうやって基本の数値を計算していくか考える力など様々なスキルが求められます。

環境

機械エンジニアの労働環境は、企業によって異なるので、自分に合った企業を探すことが大切です。

たとえば、大企業とベンチャー企業では雰囲気が異なります。

大企業は製品を開発する際、多くの承認フローがあり一つの製品をしっかり開発していく傾向があるのに対し、ベンチャー企業は新しいものをどんどん作っていく場合が多いです。

労働環境を変えるため転職などを希望するエンジニアは多いですが、機械エンジニアの転職環境は厳しいものがあり注意が必要です。

ものづくりはかなり専門に分かれていて細分化されるので、前職の経験が即戦力になることはあまり多くありません。

たとえば、自動車はエンジン、シート、ボディなどで細分化されていて、企業にも独自のルールや技術があるので、転職後にキャッチアップしなければならないことは数多くあります。

スキル

機械エンジニアになるにはもちろん機構設計、精密設計、制御システム設計などの職人的なスキルが求められ、これらのスキルは転職で高く評価されますがそれだけではありません。

工程管理、メンテナンス、顧客折衝などの経験も評価を受けることができますし、特にエンジニアとしての経験が無い場合は、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメント能力も求められます。

機械エンジニアの年収

機械エンジニアの平均年収は550万円ほどで、システムエンジニアとほぼ同等になります。

リクナビNEXTで現在の機械エンジニアの求人を調査してみると、

300万以下 43件
301~500万 706件
501~700万 595件
701~1000万 262件
1001万~ 9件

という結果になりました。

年収を上げるためには、実績を着実に積み上げていく必要があります。

前職より自身の経験やスキルを活かせる企業への転職や部門の異動などが昇給につながる場合があります。

機械エンジニア転職市場(求人の増減・需要のある業界)

機械エンジニア全体

機械エンジニアの転職市場は、リーマンショック以降、採用熱が高まっています。

特に好調な自動車業界を中心に自動車部品、その生産に必要な産業機械・電子部品を作る企業においてもエンジニア需要が高まっています。

その背景は、「ハイブリッド自動車やブレーキシステム搭載車の生産拡大」や、自動運転の基礎となる「画像認識技術や人工知能技術へのニーズの高まり」といった、次世代の自動車開発が実用化に向けて進んできている点が挙げられます。

また、自動車に載せるカーナビ機器を作る企業の求人などもでてきており、自動車というのはもはや日本のモノづくり産業における中心を担っていると言っていいでしょう

ただし、機械エンジニアのニーズは自動車関連業界に留まりません。

リーマンショック以降、アベノミクスにより円安が急激に進み、国内の景気も良くなりました。

そのため、もともと「物が良い」と評判であった日本の製品が安く購入でき、国内消費も伸びてきたことから、自動車以外の輸送機器(建機など)、産業機器(工作機械や半導体)、医療機器、空調機器、を生産する企業でも製造ニーズが高まり、積極的にエンジニアの中途採用が行われています。

そして、機械エンジニアの中でも、生産技術職は業界を超えて、高いニーズがあり、設計・工程改善・加工・設備保全など各分野で採用が行われています。

ただでさえ、ニーズが高い機械エンジニアの中でも転職市場では生産技術のような設計から製造まで一貫してマネジメントできるエンジニアは特に求められています。

製造現場に自ら立ち、鋳型や金型の指導・改善もできるくらいの知識・現場経験と、外部委託のEMS企業も適切にコントロールできるマネジメント力を併せ持つエンジニアは市場価値が非常に高いのです。

自動車業界

IotやAIなどの技術が進化し自動運転車の実用化が現実味を帯びてきたことが、自動車業界で機械エンジニアの需要が高まっている一番の理由と言えるでしょう。

レベル2や3の自動運転車はすでに開発されており、今後もより精度の高い車が開発されていく傾向があります。

もちろん、交通状況を監視するセンサーやカメラなどインフラの整備や、自動運転に関する法整備など技術面以外の問題もあるため、まだしばらくは完全な自動運転車は出てこないというのが大方の予想ではあります。

しかし、もし実現できれば圧倒的なメリットがあるため、自動運転車の開発には今後も莫大な投資がされていくことが予想されます。

医療機器

健康に対するニーズの高まりから特にエンドユーザー向けの医療機器などが今後伸びで行くことが予想されています。

データを活用しユーザーと直接継続的にかかわることで、企業は消費者に「予防」という価値を提供することができます。

今後、患者が直接使う医療機器を販売するメーカーが業界の顔になっていくことが予想されています。

機械エンジニアに未経験から転職するのは可能?

結論から言えば、全くの未経験では未経験からの転職は厳しいと考えてください。

なぜなら、機械エンジニアの転職ではどのような経験を積んできたかという実務経験が非常に重要であるためです。

しかし、採用ニーズの高まりを反映し、採用のハードルは低下しています。 そのため、実務経験がなくても知識があれば転職可能です。

実際、技術者派遣の世界では、経験が浅くとも、電気・機械のバックグラウンドが備わっていれば積極的に採用活動を行っています。

また、工学系の学部出身であれば、第二新卒者の場合だと業務経験すら問われません。

また、一般的に、経験者においても本来であれば同じ業界の技術者、もしくは近い業界の技術者を採用するのがベストなのは言うまでもないでしょう。

しかし、超売り手市場であることから、業界経験の技術者採用が難しい状況となっています。

そのため、企業が教育をすることを前提として採用活動を行なっており、他の製造業からの転職も可能で、基本となる設計・生産技術の経験を持っていれば前職でどのような製品を扱っていたかは問わないという企業が増えています。

そしてそのような他業界からの転職においては、品質へのこだわりや意欲、オーダーメイド製品を扱うメーカーであるならば、エンジニアとしての提案力といった点が技術以外の採用のポイントされるようになってきており、営業職であるような「ポテンシャル採用」に似た状況が生まれてきています。

また、他の職種であればほとんど不可能と言われるような年代(40代・50代)であったとしても、機械設計エンジニアの場合だと企業が求める技術・経験を持っていれば、例外的に転職できる可能性もあります。

機械・電気メーカーにおいて、機械エンジニアの需要は多いものの、転職市場でなかなか獲得が難しいことがこれらの事実において如実にでているのです。

40・50・60歳でも転職できるチャンス!?

上述の通り、機械エンジニア職は転職市場においては希少となっており各企業で、採用のニーズが高まっています。では、なぜそのようなことになっているのでしょうか。

その背景としては、再三説明させていただいているように専門知識・スキルが要求され、人数が少ないため、人材を確保するのが難しいことが挙げられます。

そもそも設計職は、工学部出身者しか成れないため、転職市場において人材の数が限られているというのが、採用が難しい根本的な理由なのです。

そのため人員が必要なのに、即戦力人材がいないため、教育前提で経験の少ない若手をとるか、即戦力となるミドル・シニア世代の人員の採用で補うか、採用企業側でも開発戦略においてどちらか、またその両方に振り切るケースが増えてきています。

いずれにせよ採用ニーズが高まったことで各社の採用ハードルが下がったという理由から、転職市場で一般的には転職が難しいと言われる40代以降でも転職が可能となっているのです。

また、近年はアジアの家電・自動車分野の企業の日本人技術者に対するニーズがかなり高くなっているため、破格の海外求人もあり、給与アップも可能となっています。

機械エンジニアの転職には転職エージェントを利用しよう!

機械エンジニアとっては現在空前の売り手市場となっており、即戦力となる30代だけではなく、経験の浅い20代、また転職市場では不人気となっている40代以上の方々も非常に採用ニーズが高まっています。

また、即戦力の40代、50代のシニアクラスにおいては、国内だけではなく東アジアを中心とした海外においても転職先があり、好待遇で迎えられるケースも非常に多くあります。

安易な転職というのはすべきではありません。しかしIOT( Internet of Things)が「第4次産業革命、インダストリー4.0」を生み出すと言われている製造業においては「変化」の真っただ中にいます。

技術者であれば「最新の開発がしたい」といった自己の成長を転職によって実現したいという方も多いでしょう。 また、ベテランのエンジニアにおいては、自身の技術をもっと高く評価してくれる会社に行きたいという思いがあるでしょう。

しかし、機械エンジニアの転職市場では、経験が非常に重要視されます。

自分が関わってきた技術と相性がよければ、他業種への転職も可能ですが、「入りたい企業がどのような技術・経験を求めているのか」はなかなか自分ではわかりません。

また、未経験からの転職の場合は、「知識を持っていればOK」と採用ハードルが下げられているものの、実務経験以外の面、例えば自分の仕事にプライドを持てるかというようなマインドなどが評価されるため、入念な選考対策が必要です。

ですから、機械系エンジニアの転職では転職エージェントへ相談することが非常に有効です。

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