保育士として大切なことは?心構えと面接で質問された際の答え方【例文付き】

保育士として大切なことは?心構えと面接で質問された際の答え方【例文付き】

    保育士として大切なこと・心構えを現役転職エージェントがわかりやすく解説します。

    保育士が子どもや保護者と接しながら働く上で求められる能力・スキルについても説明します。さらに面接で質問された際の答え方を例文付きで紹介します。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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保育士として大切なこと

保育士として働く上でもっとも大切なのは、子供たちを最優先に思う「マインド(心構え)」と、保育士の仕事を遂行するための「能力・スキル」です。

なぜ、この2つが保育士として働く上で大切なのかを実際の仕事内容と照らし合わせながら説明していきます。

保育士の仕事内容

  • 食事介助や着替えなどのサポート
  • 子どもたちへの教育
  • 子どもたちの体調管理
  • 保育計画の策定や連絡帳記入などの事務作業
  • 行事やイベントの準備・運営
  • 保護者とのコミュニケーション

上記からわかるように保育士の仕事内容はさまざまです。子どもが健康で安全に過ごせる環境を整え、基本的な生活習慣を身につけさせること、自立心や社会性を育むこと、自己表現や自己肯定感を高めることなど、多岐に渡ります。

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子どもの世話に限らず、保護者対応や、地域の行政・教育機関・幼稚園教諭といった他の保育者との連携、事務作業などさまざまです。


多岐に渡る仕事内容を円滑に進めるためには「マインド(心構え)」と「能力・スキル」の両方をバランスよく発揮することが求められます。

まず、マインド(心構え)については、保育士は子供たちと向き合う職業であり、子供たちの気持ちに共感し、ひとりひとりの自主性・好奇心を尊重する姿勢が不可欠です。

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他にも、予期せぬ出来事に対応できる柔軟性や、日常的に冷静な判断力を発揮することを求められる場面もあります。


また、保護者とコミュニケーションをとりながら良好な信頼関係を構築したりと、子どもたちの「最善」を常に意識して行動することが大切ですね。

次に、能力・スキルについて、子どもの心身の発達段階を理解し、適切な関わり方ができる知識と技術が必要です。さらに、保護者や他の専門職との連携、危機管理、保育記録の作成など、幅広い業務遂行能力も備えていなければなりません。

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「マインド(心構え)」と「能力・スキル」のどちらも欠けることなく兼ね備えた保育士が優秀な保育士であり、質の高い保育を提供できるといえますね。

ここからは、保育士として大切な「マインド(心構え)」と「能力・スキル」について、それぞれ詳しく解説します。

保育士として大切なこと

保育士の仕事内容をわかりやすく知りたい、1日のスケジュールについて、把握したい人は下記の記事も参考にしてみてください。

保育士にとって大切な心構え

保育士として成長するためには、適切なマインド(心構え)が欠かせません。

主に、「子どもたちに対する心構え」と「保護者に対する心構え」に分けられ、子どもたちの健やかな成長を促し、保護者との信頼関係を築くためには、それぞれに適した心構えを持つことが重要です。

ここからは、子どもと保護者それぞれに対する保育士の心構えについて詳しく解説します。

子どもたちに心がけていること

保育士として大切なことは「子どもを最優先に考える心構え」があげられます。保育士は保護者から大切な子どもを預かり、保護者に代わって健やかな心身の成長を支援する仕事です。

そのため、「子どもが好き」という気持ちはもちろんのこと、ひとりひとりの子ども自身を尊重し、子どもたちの発達段階や興味関心に合わせた関わりが求められます。

子どもの言葉・行動の背景にある気持ちを理解しようとする姿勢に共感したり、「常に子どもを最優先する=子どもファースト」に考えたりすることが大切だといえますね。保育施設の中には、つねに子どもを第一に考えて保育を提供することを方針にしているところもあります。

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仕事で目一杯になってしまうと、余裕がなくなり、子どもの気持ちを尊重できないことがあるかもしれません。


しかし、保育士は子どもたちの健やかな成長を見守り・支援する役割であり、子どもの良き理解者として共感的な態度で接することが重要ですね。保育士に向いている資質や適性はもちろんのこと、日々の心がけが欠かせません。

保護者に対して心がけていること

保育士は「保護者と良好な関係を築くこと」も同じく大切です。

子どもの健全な成長を支える上で、保護者と良質なコミュニケーションを取り、重要なパートナーとして尊重する姿勢が欠かせません。保護者の子育てに対する考えや方針をしっかりと理解し、それを踏まえて国家資格を持つ「保育のプロ」として専門的なアドバイスを提供することが重要です。

保護者との良い信頼関係を築くためには、日々のやり取りを大切にしましょう。たとえば、お迎え時に子どもの様子を丁寧に伝えるのはもちろん、良いことも気になる点も、率直かつ適切に伝えることで、保護者との信頼関係が深まります。

さらに、保護者の悩みや不安に対して共感的な態度で接することも重要です。初めての子育てで不安に感じる保護者も多いので、「保護者の気持ちに寄り添う」「家庭環境や価値観の違いを否定しない」「必要な支援を提供する姿勢」が求められますよ。

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子どもや保護者との良好な関係を構築することはもちろんですが、職場の同僚・園長とのチームワークも重要です。


情報共有や意見交換を密におこなうことで、互いに協力し合いましょう。保育の現場では予期せぬ事態も起こるため、同僚と連携して冷静に対応できる体制を整えておくことが、質の高い保育につながりますよ。

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今の職場で良好な人間関係を築けないと判断したら思い切って転職活動を進めてみると良いです。その際に転職エージェントを利用すると、希望条件に合う働きやすい会社を紹介してもらえます。

保育士に求められる能力・スキル

保育士はマインド(心構え)だけではなく、仕事をする上で求められる能力やスキルがあります。

というのも保育士は保護者に代わって、大切な子どもを預かる責任があるからです。小さな子どもは目を離した隙に、大きな怪我や死のリスクと常に隣り合わせです。

子どもたちが安心して成長できるように見守るための能力とスキルが必要なのです。保育現場で求められる能力・スキルを下記で詳しく解説していきます。

柔軟性・謙虚さ

保育の現場では常に予期せぬ出来事が起こるため、固定概念にとらわれずに状況に応じて柔軟に対応できる能力が欠かせません。

そのほか、自分の知識や経験を過信せず、常に謙虚な姿勢を持つことも重要です。保育の質を高めるためには、子どもや保護者、同僚から学び続ける謙虚さも求められます。

柔軟性と謙虚さを両立することで、保育士は様々な課題に的確に対処できるのです。

体力・忍耐力

保育士には、子どもたちと一緒に外遊びをしたり、抱っこやおんぶで面倒を見たりと、長時間にわたる肉体的な労働が伴います。そのため、1日を通して元気に過ごせるだけの体力を維持することが重要です。

また、同じ行動を繰り返し続けたり、自分の思い通りにならないことで癇癪を起したりと、子どもと目線を合わせて対応することによる精神的な負担も大きい仕事です。

保育士には子どもの成長を焦らず、温かく見守る忍耐強さも必要です。すぐに結果が出なくても、子どもの努力を認め、励まし続けることで、子どもの自信と意欲を育むことが大切ですね。

観察力・洞察力

子どもは大人と違って免疫力が低く、身体も未発達だからこそ、急に体調を崩してしまうこともあります。

そのため、保育の現場では、子どもの表情や仕草、行動・発語など子どもたちの些細な変化から体調の変化を見逃すことなく察知し、適切に対応することが重要です。

保育士は子どもに寄り添い、最適なケアを提供できるよう、「先ほどよりも顔色が優れない気がする」と絶えず観察と洞察を怠らない姿勢が重要ですね。

責任感・判断力

保育士には子どもの安全と健康を第一に考え、常に責任を持って行動することが求められます。中には、子どもたちの生命に関わる判断を迫られる場面も多く、状況に応じて迅速かつ適切な判断力を発揮しなければなりません。

また、保護者や他の専門家との連携を図りながら、子どもの最善の利益を追求する責任感も不可欠です。たとえば、子どもたちが悪いことをした際には、その子の将来を見据えきちんと叱ることも大切でしょう。

子どもたちの健やかな育ちを支えるためには、責任感と適切な判断力を備えた保育士こそが求められています。

コミュニケーション能力

保育士には子どもや保護者、同僚とのコミュニケーション力が不可欠です。

たとえば、子どもの気持ちを汲み取ったり、言葉での表現が難しい子にも寄り添ったりといったコミュニケーション力が求められます。保護者に対しても、良好な信頼関係を築き、情報共有を密におこなうためのコミュニケーション能力が求められます。

さらに、一緒に働く同僚とチームとして連携するためのコミュニケーション力も重要です。常日頃から積極的に明るく挨拶したり、声掛けをしたりして、良好な関係を築いていくのも大切ですね。

リーダーシップ能力

保育士は保護者や他職種と協力しながら、保育の質を高めていく必要があり、クラスや保育園全体のリーダーとしての役割を担う場面もあります。

保育園全体の組織をまとめ、他の同僚メンバーのモチベーション維持や課題解決に導くリーダーシップ能力が求められます。ほかにも、新人保育士や後輩保育士が入社してきた際には仕事の進め方や子どもとのかかわり方をきちんと指導することも重要ですね。

保育士としてスムーズに仕事をするためだけでなく、状況に応じて適切なリーダーシップを発揮していきましょう。

その他の実技

保育士に求められる能力には、子どもの遊びや生活に関する実践的・実技的なスキルも重要です。

絵画や造形、リズム遊びといった表現活動など、保育現場で必要とされるさまざまな実技能力を習得しておく必要があります。

  • 子どもに合わせた適切な保育
  • ピアノ演奏・歌を歌う
  • 遊び等で使用する道具の制作
  • 絵本や紙芝居の読み聞かせ
  • PCやタブレットなどの操作能力

「全部できるようにしなければ」と思う必要はありませんが、少しでも自分の強みを見つけておくと、保育の質を高めることができますね。

ちなみに、ピアノに対して苦手意識を持つ人でも応募できる保育求人も、近年では少しずつ増えてきています。

末永雄大 末永

ピアノが苦手だから避けたいと考えている人は、ピアノスキルが不要な保育求人を取り扱っている保育士ワーカー・マイナビ保育士・保育士人材バンクに相談してみましょう。


これまでのスキルや経験、自分の希望を考慮した上で適した保育園の求人を複数紹介してもらえるので、自分1人で転職活動するよりも効率的ですよ。

ピアノ未経験の保育士におすすめの練習方法や、ピアノが弾けなくて辞めたいと感じる理由などについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

保育士に必要な心構えやスキルを磨く方法

より良い保育士として成長していくには、自己研鑽が欠かせません。今の自分に不足している心構えやスキルを補うためには、以下のような方法を試してみましょう。

  • 保育団体や自治体が主催する研修会や講座への参加
  • 専門書や保育雑誌での学習
  • 同僚や先輩保育士との情報交換やOJT
  • オンライン学習の活用
  • 子どもや保護者との日々の関わりからの学び

日々の業務の中から必要なマインド・スキルを習得していくのはもちろんのこと、最新の保育理論や実践技術を学ぶことも重要です。近年はオンラインで講習やe-Larningが受けられる機会も多く、時間や場所を選ばず柔軟に学習を進められる方法もありますよ。

末永雄大 末永

最も重要なのは、学ぶ姿勢・目的意識を常に持ち続けることです。日々の実践の中での気づきや反省を大切に、自己成長を継続してみてください。

【例文付き】面接で保育士として大切なことを質問された際の答え方

保育士が転職活動をする中で、採用担当者に「保育士として大切なことは?」と聞かれることがあります。保育士としての適性や意欲を採用担当者にアピールできる良い機会なので、しっかりと準備して臨むようにしてください。

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とはいえ、どのように準備をすれば良いのかわからない人もいると思います。採用担当者に評価してもらえるような受け答えを例文として用意してみました。

答え方に迷っている、不安な人は下記の例文を参考にしてみてください。

保育士として大切なことは?の例文

私が考える保育士として大切なのは、子どもの個性を尊重し、安全で安心できる、温かい環境を提供することです。過去の職場では集団活動が苦手な子どもに対し、その子の興味に合わせて絵本を使って徐々に関わりを持つことで、周囲との協調や成長を促すことができました。


また、保護者とは保育園・家庭での日々の成長をこまめに共有しながら信頼関係を構築することで、保護者と協力しながら保育の質向上につなげることができました。

保育士として大切なことを聞かれた場合は、以下のようなポイントを踏まえながら答えると効果的です。まずは概要レベルで書き出した上で、第三者の意見も聞きながらブラッシュアップできると良いですね。

  • 具体的な経験を簡潔に述べる
  • 子ども中心の考え方を示す
  • 保護者との関係性に言及する
  • 自己成長への意欲を表現する
  • 簡潔かつ明確に答える
  • 熱意が伝わるよう心がける

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保育士として大切なことの「絶対的な正解」はないので、自分の価値観を大切にしながら、自分なりの言葉で表現できると良いですね。


自分でうまく考えをまとめられない場合は、保育士に専門特化した転職エージェントの利用を検討してみてください。保育士の転職に詳しいキャリアアドバイザーがどのように答えれば良いのかをアドバイスしてくれますよ。

自分の保育観に合う園へ転職するには

自分の保育観に合う保育園への転職を実現するには、保育士転職に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。非公開求人を含む多くの保育園求人を幅広く取り扱っているので、希望条件や保育観にマッチする求人を効率的に見つけられます。

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転職エージェントを活用する大きなメリットは、専属のキャリアアドバイザーによるヒアリングです。


ヒアリングを通して保育士としての価値観や希望する職場環境、条件を確認した上で、マッチ度の高い求人を紹介してくれます。

多くの求職者を支援してきた経験豊富なキャリアアドバイザーは、本人が気づかない強みや特性を汲み取り、最適な求人の提案をおこなってくれます。その結果、転職後のミスマッチを減らし、長く働ける職場が見つかりやすくなるのです。

末永雄大 末永

また、保育業界に特化した転職エージェントは、各保育園の特徴や運営方針、求人募集の背景を熟知しています。


表面的な情報だけでなく、実際の保育現場の雰囲気なども詳しく教えてもらえるので、応募前にリアルな職場状況を確認できるのもメリットです。

ほかにも、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、働き方・待遇の交渉など、転職活動全般のサポートも受けられるので、自信を持って理想の保育園に応募できます。

自分の保育観を実現できる環境で働くためにも、前向きに保育士向け転職エージェントを活用しましょう。

保育士におすすめの転職エージェントランキングや評判について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。

保育士として大切なことや心構えに関するよくある質問

保育士の仕事で大切なことに関する疑問や悩みをいくつかまとめました。

この先も保育士を続けるかどうか、転職しようかどうか考えている人は、ぜひ気になる質問をチェックして参考にしてください!

保育士が子どもと接する上で大切なことは何か

人物 相談者

保育士が子どもと接する上で大切なことは何でしょうか?

末永雄大 末永

保育士が子どもと接する上で大切なのは「優しさ」「明るさ」「楽しさ」といった資質はもちろん、保育士としての心構え・スキルがあげられます。

末永雄大 末永

たとえば、クラス活動をする際も一人ひとりの発達段階や性格を把握して対応を分けたり、子どもの自主性や主体性を育むため過度の介入は避けたりと、適切な関わりを心がけましょう。


子ども一人ひとりを大切な一人の人間として尊重・寄り添いながら、健やかな成長を支えていくことが重要です。

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保育士として大切な心構えとは

人物 相談者

保育士として大切な心構えは、どのようなものが挙げられますか?

末永雄大 末永

保育士として大切な心構えは「子どものことを最優先に考える」「保護者の良き理解者になる」「保育スキルを磨く努力をする」という3つが挙げられますね。

末永雄大 末永

たとえば、子どもに寄り添った保育をおこなう、子どもの保護者と良質なコミュニケーションを取り、重要なパートナーとして尊重する姿勢などが重要です。

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この先保育士に求められることは何か

人物 相談者

この先、保育士に求められることはどんなことでしょうか?

末永雄大 末永

近年は保護者の働き方や保育士へのニーズも多様化しています。具体的には、さまざまな背景を持つ子どもや家族に対応できる柔軟性や、テクノロジーの活用、発達支援や食育など専門性の向上などより多岐に渡る、質の高い保育が求められることが予想されます。

末永雄大 末永

幸い、政府としても保育士の処遇改善等加算などの待遇改善施策も進んでおり、保育士として働きやすい環境が整備されつつあります。


従来以上にキャリアアップを目指しやすくなっているので、この先保育士として活躍していきたい人は、前向きに保育士スキルを磨いていきましょう。

保育士の処遇改善等加算については、下記の記事でより詳しく解説しているので参考にしてみてください!

▲よくある質問に戻る

就職や転職の面接で大切なことを聞かれた場合

人物 相談者

保育士の就職や転職で大切なことは何だと思うか質問されたら、どう答えるのがベストでしょうか?

末永雄大 末永

これに関しては正解がないのですが、自分なりの価値観を的確に回答しましょう。


たとえば「子どもたちの小さな変化にも気づけるように視野を広く持つ」「子どもたちの気持ちや行動を理解して接する」など、保育士としての適性や意欲を採用担当者にアピールできるいい機会なので、保育施設側の運営方針を踏まえながら、自分なりの言葉で伝えられると良いですね。

▲よくある質問に戻る

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