保育士の1日のスケジュールを解説!雇用形態別に仕事内容も紹介!
この記事では、雇用形態別に保育士の1日の仕事内容スケジュールの紹介をはじめ、各雇用形態のメリットやデメリットについて解説します。
また、保育園と幼稚園の仕事内容の違いや、業務の中でもっとも大変なことも紹介します。
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保育士の主な仕事内容
保育園に勤める保育士は主に0歳〜6歳までの子どもを預かり保育するのが仕事内容になります。保育士と一口にいっても施設や雇用形態、役職によって仕事内容がそれぞれ異なってきます。
ここでは、保育園での基本的な仕事内容を紹介していきますね。
保育士の主な仕事内容
- 預けられた子どもの保育
- 保護者対応・保護者支援
- 保育関連の事務作業
- 保育園の運営に必要な業務
- 行事準備・運営業務
保育では子どもたちの心身を発達させるために一緒に遊んだり、生活習慣を身につけさせたりします。また、保護者とのコミュニケーションを図ることも大切なことなので、子どもたちの様子を報告したり子育てに関する相談や指導をしたりするのも重要な役割ですね。
そして、保育をする際には一緒に遊ぶだけではなく、子どもたちを見守りながら日誌や記録をつけて、今後の保育方針などを決めていきます。
末永
保育士の仕事内容全般を網羅的に知りたい人は以下の記事を読んでみてください。
保育士の1日の仕事内容スケジュール
保育士の1日の仕事内容スケジュールが具体的にどのようなものになるのか、事前にある程度だけでも把握しておきたい人もいると思います。
保育士の1日の仕事内容やスケジュール、流れについては雇用形態によって変わってきます。ここでは4つの雇用形態に分けて、1日の仕事内容の流れを紹介していきますね。
【正社員】保育士の1日の流れ
正社員保育士の1日の仕事内容の流れですが、基本的には午前7時〜7時30分に開園準備や園児のお出迎えから始まり、午後19時前後に退勤するという形になります。
具体的な1日の仕事内容の流れは、下記のような感じとなっていますね。
仕事内容 | |
---|---|
7:00〜7:30 | 早番の出勤・開園準備 |
7:30〜9:30 | 園児の出迎え・園児の様子チェック |
8:00〜9:30 | 中番の出勤・早番からの情報共有 |
9:30〜10:00 | 朝の体操や朝礼の実施 |
10:00〜11:30 | 遅番の出勤・クラス別の保育実施 |
11:00〜11:30 | 昼食準備・配膳 |
11:30〜12:30 | 昼食・食事補助 |
12:30〜13:00 | 昼食の片付け・お昼寝の準備・寝かしつけ |
13:00〜14:00 | 休憩・デスクワーク |
14:00〜14:30 | 起床・おむつ交換・寝具片付け |
15:00〜15:30 | おやつ |
16:00〜16:15 | 帰りの会・早番の退勤 |
16:00〜19:00 | お見送り・園内清掃・閉園準備 デスクワーク・中番/遅番の退勤 |
上記の1日の仕事内容は一般的な保育園での基本的なスケジュールとなっているので、あくまでも参考程度に見ていただけますと幸いです。
また、保育士は基本的にシフト制勤務となっているので、出勤時間や退勤時間はシフトによって異なります。ただ、保育が忙しい時間帯には余裕を持てるようにスタッフを増やして対応できるようにしていますね。
末永
そんな正社員保育士のメリット・デメリットを下記に挙げましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
正社員保育士のメリット
- 毎月の収入が安定している
- キャリアアップを目指しやすい
正社員保育士のデメリット
- 仕事量が多い
- 年度途中での退職がしにくい
【派遣】保育士の1日の流れ
派遣保育士の1日の仕事内容のスケジュールについてですが、その職場により1日の流れが異なってきます。
ですので、今回は派遣保育士が1日にどのような仕事内容を担うことになるのか、わかりやすく下記にまとめて解説していきますね。
派遣保育士の1日の仕事内容
- おむつ替えや食事の補助
- 外遊びやお昼寝の見守り
- 創作物の手伝いや壁面装飾
- 教室やトイレ清掃
- タオルやエプロンの洗濯
派遣保育士は正社員保育士のサポートするのが大きな役目です。クラス担任を持たず、フリーの保育士として複数クラスの業務を補助するのが仕事ですね。
上記に挙げたような保育以外の仕事内容がメインになる職場もありますし、保育施設によっては正社員保育士と派遣保育士の線引きをしっかりとした上で、業務を分けている場合もあります。
末永
そんな派遣保育士のメリット・デメリットを下記に挙げましたので、ぜひ参考にしてみてください。
派遣保育士のメリット
- 突発的な残業が少ない
- パートやアルバイトよりも高給与
- さまざまな経験が積める
派遣保育士のデメリット
- 賞与は支給されない可能性が高い
- 契約期間が限られている
- 契約期間満了になるまで辞めにくい
ただ、保育施設によっては正社員保育士と同じような業務を割り当てられるケースもあるので、派遣保育士として働きたい場合は、事前にきちんと確認しておく必要がありますね。
末永
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【パート】保育士の1日の流れ
パート保育士の1日の仕事内容のスケジュールについても、その職場により1日の流れが異なってきます。
また、パートの働き方は週に何日なのか、早番・遅番・フルタイムなのかという勤務形態によってさまざまです。勤務時間は主に下記の2種類に分かれています。詳細内容 | |
---|---|
短時間パート保育士 | 1日4〜6時間勤務/1ヶ月120時間未満 |
長時間パート保育士 | 1日基本8時間勤務/1ヶ月120時間以上 |
ここではパート保育士が1日にどのような仕事内容を担うことになるのか、わかりやすく下記にまとめてお伝えしていきたいと思います。
短時間パート保育士の1日の仕事内容
- 子どもたちの遊び
- 食事や排泄の介助
- 遊具や制作の準備や片付け
- 保育室の清掃
短時間パート保育士の場合は、担任保育士や正社員保育士をサポートする保育補助を担うのが主な仕事内容になりますね。子どもたちと関わりを持ちながらも、保育業務以外もこなしていきます。
また、集団行動に馴染めない子どもの専任になるという場合もありますね。
長時間パート保育士の1日の仕事内容
- 子どもたちの身の回りのお世話
- 生活習慣を身につけさせる
- 年齢に合わせた成長をサポート
- 子どもたちの体調管理
一方、長時間パート保育士は正社員保育士とほぼ同じような仕事内容になるケースが多い傾向が見られますね。保育園によっては、パートでもフルタイム勤務の場合はクラス担任を任されるという場合もあります。
もちろん、書類作成などの事務作業を担当するなど、仕事内容が正社員と変わらないケースもあります。だからこそ、長時間パート保育士を希望する場合は、前もってどのような仕事内容を任されるのか確認しておくのが望ましいでしょう。
末永
そんなパート保育士のメリット・デメリットを下記に挙げましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パート保育士のメリット
- 保育補助がメインになるため担任業務をしなくて良い
- 残業が少なくシフトも融通が利きやすい
- 無資格でも勤務できる場合もある
パート保育士のデメリット
- 待遇があまり良くない
- キャリアアップがしにくい
- 時給制のため給料が低い
短時間・長時間パート保育士という働き方を検討している人は勤務時間や仕事内容に不安があを抱いている人も多いと思います。その場合は、保育業界に精通している転職エージェントに頼るのがおすすめですよ。
末永
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【アルバイト】保育士の1日の流れ
アルバイト保育士の1日の仕事内容のスケジュールもまた、その職場により1日の流れが少し異なってきます。
ですので、ここではアルバイト保育士が1日にどのような仕事内容を担うことになるのか、わかりやすく下記にまとめて解説していきますね。
アルバイト保育士の1日の仕事内容
- 子どもたちのお世話
- 子どもたちの体調管理
- 食事や排泄の介助
- 着替えのお手伝い
- 園内の環境を整える
- 施設内の清掃
アルバイト保育士は正社員保育士のサポートをするのがメイン業務ですね。仕事内容は正社員保育士とおおよそ同じですが、1日4時間だけ働くなど勤務時間によって働き方が少し変わってきます。
保育士資格を保有している場合は、採用されやすい傾向にあるので給与も高くなりますね。無資格の場合は、保育補助として応募することが可能な求人も多数ありますよ。
無資格で応募できるところは保育学生も応募可能なので、保育士資格を取得するために経験を積みたい人におすすめです。
末永
そんなアルバイト保育士のメリット・デメリットを下記に挙げましたので、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイト保育士のメリット
- 勤務する時間を選択できる
- 無資格でも働ける
- 正社員登用があれば正社員を目指せる
アルバイト保育士のデメリット
- 給料が低く不安定
- 子どもと関われない可能性がある
- キャリアアップしにくい
保育士と幼稚園教諭の仕事内容の違い
まず保育士と幼稚園教諭の勤務時間ですが、正社員の場合はどちらも基本的には8時間勤務になります。
1日の仕事内容で異なるのは、保育園にだけお昼寝の時間があることですね。そして、幼稚園のほうは降園が午後14時になっているという部分です。そのことから、保育士は事務作業をお昼寝中にこなすことが多く、幼稚園教諭は降園後にこなすことが多くなりますね。
保育士と幼稚園教諭どちらも連絡帳の記入や保護者の対応、壁面装飾の制作など保育業務以外の仕事が数多くあるのが共通しています。
仕事内容 | |
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保育士 | 保育士(保育園)の主な仕事内容は子どもたちの心身の発達をサポートすること。子どもたちの生活支援をはじめ、安全確保や心身発達に必要なサポートなどがメイン。 子どもたちの年齢によって仕事内容は変わってくるものの、生活における基本的な習慣を身につけさせたり、子どもたちが自分からできるようにしたりしていくことが重要な部分となる。 |
幼稚園教諭 | 幼稚園教諭の主な仕事内容は遊びを通して子どもたちにさまざまな経験を積んでもらうこと。 小学校以降の教育基礎になる学びに向かう姿勢を育むために、色々な経験を提供するのが役目。 例えば遊びを通して「環境」「言葉」「表現」「健康」「人間関係」の5つの領域を子どもたちに養わせながら伸ばしていくなど。 |
末永
幼稚園教諭も保育士もその職場によって求められる役割や仕事内容が変わってくるので、転職する際には必ず役回りや仕事内容を確認しておくのが望ましいですね。
保育士の1日の仕事内容に関する質問
保育士の1日の仕事内容が気になる際に出てくる疑問や悩みをいくつかまとめてみました。
保育士が1日を通してどのような仕事内容を担うのか、その関連についても気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
保育士の1日の仕事内容の中で1番大変なこと
相談者
保育士の1日の仕事内容の中で1番大変なことはなんですか?
末永
保育士の1日の仕事内容の中で1番大変なことは、人間関係が挙げられますね。
というのも、保育現場はまだ女性社会である傾向が強く、少人数の場合は関係がうまくいかないと職場の雰囲気も悪くなってしまうからです。
末永
実際に厚生労働省の「保育士の現状と主な取組」によると、人間関係が原因で退職している保育士が多いことがわかります。
保育士が大変に感じてしまうことや抱えがちな悩み、辞めたい理由などについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています!
ピアノが弾けないと保育士になれないのか
相談者
ピアノが弾けないと保育士になることは厳しいでしょうか?
末永
3社とも保育業界に特化しており求人数も豊富なので、ピアノが弾けなくても応募できる求人を紹介してもらって、転職活動を進めてみてくださいね。
保育士におすすめの転職サイト
そもそもなぜ保育士はピアノを弾かなければならないのか、未経験からどのような練習をすれば良いのかについて、こちらの記事で紹介しています!
保育士のお仕事・転職に役立つ関連記事
療育保育士を辞めることを検討している人や保育士の仕事にまつわる記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ異業種転職を目指す人も、気になる記事を読んでみてください。
他にも保育施設によって変わってきますが、年間行事の準備や運営業務も保育士が担うことになります。
だからこそ、保育士としての経験を少しずつ積み重ねていくことができるというのが魅力でもありますね。