元保育士のための転職ガイド|おすすめの職種や転職のコツを解説
元保育士の中には、「保育関連の仕事に就きたい人」「異業種に就きたい人」どちらもいますよね。
本記事では、そのような人に向けて「おすすめの仕事(同業種・異業種)」「元保育士の活かせる能力」「元保育士のブランクを伝える際のポイント」「転職をスムーズに成功させる方法」を詳しく解説します。
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元保育士の転職は可能
結論から言うと、元保育士は同じ保育関連の仕事はもちろんのこと、異業種への転職も十分可能です。
保育の現場では専門的な知識だけでなく汎用性の高い能力が磨かれており、他の業界でも評価されるためです。
たとえば、子どもたちや保護者との関係を築いてきたコミュニケーション能力は、どの職場でも求められます。
また、予測できないトラブルに冷静に対処する問題解決能力や、限られた時間で複数の業務をこなすマルチタスク能力も、保育士ならではの強みです。
なお、保育士の経験を活かし転職を目指すなら、転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。
保育士の経験や強みを考慮した上で、あなたの希望に合った仕事を提案してくれます。
中でも以下の転職エージェントは、転職成功実績が多く、保育士の経験を活かせる求人も豊富です。
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上記の転職エージェントの評判については、以下の記事で解説しているため参考にしてみてください。
元保育士におすすめの保育関連の仕事
「保育の仕事は好きだけど、今の働き方が辛い」と感じているなら、保育の経験を活かして異なる環境で働ける職場への転職がおすすめです。
大規模な認可保育園以外にも、小規模保育園やベビーシッターなど、保育関連の仕事は多く存在します。
以下より、具体的な職種や仕事内容、働き方の特徴について解説します。
小規模保育園
小規模保育園は、定員が6名から19名以下の少人数制の保育施設で、子ども一人ひとりとじっくり向き合えることが魅力です。
大規模保育園のように一度に大勢の子どもを見る必要がないため、個々の発達や興味に合わせたきめ細やかな保育ができます。
また、大規模保育園と比べて行事の準備や書類業務の負担も比較的少ないため、残業もあまりない傾向です。
そのため、ワークライフバランスを大切にしたい人や、アットホームな雰囲気で子どもたちと関わりたい人におすすめです。
ベビーシッター
ベビーシッターは、利用者の自宅で1対1の保育をおこなう仕事で、子どものペースに合わせた保育ができるのが特徴です。
大規模保育園のような集団保育の場では、一人ひとりの子どもと向き合って保育することは難しいのが現状です。
そのため、個別保育で子どもとじっくり関わりたい気持ちを持っている人には、最適な環境と言えます。
また、働く時間や曜日を自分で調整でき、プライベートとの両立がしやすい点もメリットです。
保護者と直接コミュニケーションをとり、深い信頼関係を築いて働けることもやりがいにつながります。
病院・企業内保育所
病院や企業の中に設置された保育所も、転職先として人気です。
大企業の保育所の場合は、一般職と同程度の給与や福利厚生が用意されていたり、休日がカレンダーどおりであったりと、保育士にとって働きやすい職場環境が整っていることが多いためです。
病院・企業内保育所は保護者が同じ職場にいるため、連携が取りやすいという魅力もあります。
ただ、病院内保育所は夜勤にも対応するため、24時間体制の施設も多いことに注意しましょう。
児童養護施設
児童養護施設は、さまざまな事情により家庭で暮らせない子どもたちを養護し、自立を支援する施設のことです。
保育士資格をもっていると児童指導員として働けます。
子どもたちの生活全般を支援するため、深い関わりを得られるのが魅力です。
心のケアや学習支援といった専門的な知識や対応力が必要になりますが、子どもの人生に寄り添い、成長を支えるという大きなやりがいを感じられます。
そのため、子どもの成長を長期的に見守り、一人ひとりの状況に合わせた支援をしたい気持ちがある人に適しています。
児童館
児童館は、0歳から18歳までの子どもたちが自由に利用できる施設です。
乳幼児向けの親子教室や小学生向けのイベント、中高生の居場所づくりなど、幅広い年齢の子どもたちと関わります。
遊びをとおして子どもたちの健全な育成をサポートすることが主な役割で、保育士時代のイベントの企画や運営能力が活かせます。
正規職員だけでなく非常勤職員の募集も多く、働き方を選びやすいため、ワークライフバランスを重視する人にもおすすめです。
保育ママ
保育ママ(家庭的保育事業)は、自身の自宅等で少人数(定員5名以下)の子どもを預かる制度で、自治体の認定を受けておこなわれます。
家庭的な環境のなかで、もう一人の母親のように温かみのある保育を提供できるのが特徴です。
自分のペースで仕事を進められ、理想の保育を追求しやすいのも利点です。
開業には一定の要件がありますが、保育士として独立も考えている人には魅力的な選択肢と言えます。
なお保育ママ以外にも、フリーランス保育士として独立し働いていく方法があります。
フリーランス保育士の働き方に興味がある場合は、以下の記事も読んでみてください。
学童スタッフ
学童は、主に小学生を対象に放課後や長期休暇中に生活の場を提供する施設です。
保育士資格は必須ではないですが、取得していると専門的な知識や経験を活かして児童の成長をサポートできるため、働く上で有利になります。
子どもたちの遊びを見守るだけでなく、宿題のサポートをしたり、子ども同士のトラブルを仲裁したりと、保育園とはまた違った関わり方が求められます。
保育士としての経験を活かしつつ、自身のスキルを高めていくことも可能です。
また勤務時間が午後からになる場合が多く、午前中の時間を有効に使いたい人にも向いています。
ここまで紹介したような保育関連の仕事を探すなら、保育士の求人に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
特化している分、保育関連の求人が他の転職エージェントよりも多く、自分の希望に合った求人を見つけやすいです。
「保育士ワーカー」「保育士人材バンク」は、求人に関する独自の情報も持っているため、あなたの希望する転職を実現しやすくおすすめです。
保育士におすすめの転職サイト
上記の転職エージェントの評判や保育士におすすめの転職サイトを知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
元保育士におすすめの異業種
保育士の経験は、子どもと関わりのない異業種でも役立てられます。
たとえば、事務職や営業職、介護職などは、保育士の仕事と重なる部分もあり、経験を活かして働ける異業種です。
そのほかの職種も含め、元保育士の転職におすすめの異業種を紹介します。
事務職
事務職は、保育現場で培ったスキルを直接活かせる場面が多くある仕事です。
保育士は日誌やおたより、指導計画など多くの書類を作成する機会があり、この経験で得た書類作成能力やPCの基本操作スキルは、事務職の業務に直結するためおすすめです。
そのほか、保護者とのやりとりで身につけた、相手の意図を汲み取りながら丁寧に対応する能力も、電話応対や来客対応で高く評価されます。
一見保育士との関連性はないように思えますが、事務職に活かせる保育士のスキルは多くあります。
また事務職は定時で退勤しやすく、土日祝日休みの求人が多いため、ワークライフバランスを整えたい人に最適です。
営業職
営業職も保育士の仕事と関連する部分があり、特に対人スキルを最大限に活かせる仕事です。
保育士の仕事も営業職と同じく、相手の心を開かせ信頼を得るプロセスが基本となっているためおすすめです。
保育士は子どもたち一人ひとりに合わせて声かけをしたり、保護者の話に耳を傾け、安心感を与えたりといった対応を自然とおこなっています
営業の基本は顧客との信頼関係を築き、相手の課題やニーズを引き出して解決策を提案することです。
保育士は業務を通じて対人スキルが磨かれているため、営業職にも活かしていけます。
介護職
介護職は利用者の生活を支え、心と体のケアをおこなっており、保育士の仕事と多くの共通点がありおすすめです。
保育の現場では、食事や排泄、着替えといった子どもの身の回りのお世話をしますが、この経験は高齢者や障がいをもつ人の介護にも応用可能です。
また、介護業界は慢性的な人手不足であり、未経験者でも受け入れ態勢が整っている施設が多いのもポイントになります。
資格取得支援制度が充実している職場を選べば、働きながら専門性を高め、キャリアアップも目指せます。
販売職
販売職は、元保育士のコミュニケーション能力を活かせる仕事なのでおすすめです。
保育士はいつも笑顔で子どもたちに接し、場の雰囲気を明るくする能力に長けています。
その明るさや親しみやすさは販売職において、お客様が気軽に声をかけやすい雰囲気を作り出せる強みとなります。
また、保護者対応で培った丁寧な言葉遣いや傾聴力でお客様のニーズを正確に把握したり、保育園での装飾や行事運営の経験を活かし、季節のイベントを企画したりすることも可能です。
需要も高く未経験からでも始めやすい職種のため、保育士から異業種への転職先としておすすめです。
IT関連職
IT関連職は、未経験からでも挑戦しやすく、将来性も高いのが特徴です。
専門的なイメージが強いかと思いますが、元保育士の経験を活かせる場面もあります。
例としてITサポートやヘルプデスクでは、利用者の困りごとを聞き出し、わかりやすく解決策を伝えるコミュニケーション能力が欠かせません。
保護者からの複雑な相談にも対応してきた保育士なら、そのスキルを十分に発揮できます。
IT業界未経験であっても研修制度が充実している企業を選べば、必要な知識を基礎から学び、専門職としてキャリアを築いていけます。
ここまで転職先としておすすめの異業種を紹介しましたが、自分の保育士の経験をどのように他業種での仕事内容に結びつけアピールすれば良いのかわからない場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
なかでも大手転職エージェントのリクルートエージェント・dodaは、未経験転職を叶えるノウハウが豊富で、応募書類の添削や面接対策といった選考サポートも万全です。
リクルートエージェント・dodaは、これまで数多くの未経験者を異業種へ導いてきた実績があります。
そのため、保育士からの転職においても、成功に導くためのノウハウや他の応募者と差をつけるための具体的なアドバイスを受けられます。
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元保育士が異業種に転職するメリット・デメリット
保育士から異業種への転職には、メリットとデメリットの両方があります。
転職を考える際は、両方の側面を理解したうえで判断すると転職後のミスマッチを防げます。
以下より、元保育士が異業種に転職するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
異業種へ転職するメリット
保育士から異業種への転職は、以下のように多くのメリットをもたらすことが期待できます。
異業種へ転職するメリット
- 新しいスキルが身に付く
- 給与や福利厚生などの待遇改善
- 人間関係によるストレスの軽減
- 長時間労働の改善
大きなメリットとして挙げられるのが、新しいスキルや知識を習得できる点です。
これまでとは全く異なる業務に挑戦することで、自身の新たな可能性を発見できます。
また職場が変わることにより、待遇や労働時間の改善、人間関係によるストレスの軽減も期待できます。
さらに異業種へ転職し専門性を高めることで、キャリアの選択肢がさらに広がり将来の安定を得ることも可能です。
異業種へ転職するデメリット
一方異業種へ転職するデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
異業種へ転職するデメリット
- 一時的に給与が下がる
- 仕事内容の変化による新たな肉体的負担の発生
- 人間関係を0から構築しなくてはいけない
- 職場の環境や仕事に慣れるまでに時間がかかる
保育士としての経験年数がリセットされ未経験としてスタートするため、初任給が前職の給与を下回るケースが多数です。
また、仮に異業種への転職で仕事内容がデスクワーク中心になった場合、運動不足や目の疲れといった、保育士のころとは異なる肉体的な負担がかかることも考えられます。
さらに保育の現場で築き上げた同僚との信頼関係は、新しい職場では通用しません。
新しい環境や企業文化に馴染むまで、ある程度の時間と努力が求められます。
元保育士が異業種で活かせる能力
保育士の仕事を通じて身につけた能力は、異業種でも高く評価されるポータブルスキルに該当します。
コミュニケーション能力をはじめ問題解決能力やマルチタスク能力は、他の仕事に就いても活かすことが可能です。
以下より、転職活動の自己PRなどでも活かせる保育士の能力について解説します。
コミュニケーション能力
保育士は子どもたちの気持ちを表情や行動から読み取るため、コミュニケーション能力に長けています。
また、保護者と信頼関係を築いたり、子どもの成長を共に喜んだり、保護者の悩みに寄り添ったりする中でもコミュニケーション能力が磨かれています。
さらに、職員会議や行事運営で同僚の保育士と密に連携をとってきた経験もコミュニケーション能力を高めてきた要因です。
このように「子ども」「保護者」「同僚」という異なる立場の人とコミュニケーションをとってきた経験は、他の職業でも活きる能力です。
問題解決能力
保育士は業務をとおして、高い問題解決能力が身についています。
子ども同士のケンカや突然の体調不良など、日々発生する問題に対して、最善の解決策を考え実行する必要があるためです。
また、子ども相手の仕事はマニュアルどおりにはいかない状況も多数です。
保育士として臨機応変に対応してきた経験は、ビジネスの現場で発生するトラブルや課題を解決する力として高く評価されます。
マルチタスク能力
異業種で活かせる元保育士の能力として、マルチタスク能力が挙げられます。
保育士の仕事は、常に複数の業務を同時並行で進めなくてはならず、マルチタスク能力が鍛えられているためです。
保育士はクラス全体の子どもたちの安全に気を配りながら、特定の園児の個別対応をおこないます。
同時に、午後の活動準備や連絡帳の記入を進めるといった状況も頻繁に発生します。
限られた時間の中で優先順位を判断し、効率的にタスクを処理する能力は、多くの業務をかかえる事務職や複数の顧客を同時に担当する営業職などで応用できます。
チームワーク力
元保育士が異業種で活かせる能力として、チームワーク力が挙げられます。
保育園の行事は職員全員が協力しなければ成功せず、自ずとチームワーク力が鍛えられるためです。
運動会や発表会などの大きなイベントではそれぞれの役割を分担し、進捗状況を共有し、互いにサポートし合いながら目標達成を目指します。
他の職員の意見にも耳を傾け、クラスや園全体としての方針をまとめていくプロセスは、企業におけるチームでのプロジェクト遂行と似ています。
協調性をもち、チーム全体の成果を最大化するために貢献できる力は、組織で働く上で必要不可欠な能力です。
時間管理能力
保育士は、非常に緻密なタイムスケジュールの中で働いており、時間管理能力が身についています。
朝の会から始まり、設定保育・給食・お昼寝・おやつ・降園まで、1日の流れが分刻みで決められており、時間管理能力が求められるためです。
高い時間管理能力は、納期を守って仕事を進めることや、効率的な業務計画を立てるうえで直接役立ちます。
異業種への転職であっても、自分で自分の仕事を管理し、計画的に遂行できる人材として評価されますよ。
異業種への転職で自分の強みをどうアピールすれば良いかわからないなら、転職エージェントの利用が有効です。
保育士の経験を活かせる仕事や保育士におすすめの転職エージェントについては、以下の記事を参考にしてみてください。
元保育士の転職活動の流れ
転職を決意した場合は、計画的に行動を起こす必要があります。
やみくもに転職活動を始めても時間と労力がかかるばかりで、良い結果にはつながりません。
ここでは、元保育士が転職活動を成功させるための具体的なステップを解説します。
転職活動のスケジュールを立てる
転職活動を始める前に、まずは転職活動全体のスケジュールを立てましょう。
最初に「いつまでに転職したいのか」というゴールを設定することで、何をすべきか具体的な計画を立てられ、転職活動の成功率が高まります。
たとえば、以下のように大まかな流れを決めるのがおすすめです。
半年間の転職活動のスケジュール例
- 1ヶ月目:自己分析と情報収集
- 2ヶ月目:書類作成と応募
- 3〜6ヶ月目:面接と内定獲得
無理のない現実的なスケジュールを立てることが、途中で挫折しないために重要です。
以下の記事では、保育士におすすめの転職時期とスケジュールの流れについて解説しています。
どの業種・職種に転職するか決める
自己分析をおこない、どの業種・職種に進みたいのかを明確にしましょう。
自己分析の方法はさまざまですが、「なぜ保育士を辞めたいのか」を深掘りしてみるのもひとつの手です。
たとえば、「給与が低い」「休みが少ない」「体力的にきつい」などの理由を書き出すことで、次の職場で何を改善したいのかが見えてきます。
同時に自分の「好き」や「得意」な点を考え、保育士の経験で培ったどのスキルを活かしたいのかを整理するのが有効です。
自己分析の結果と職種の情報を照らし合わせることで、自分の希望と強みにマッチする分野を絞り込んでいけます。
希望に合った求人を探して応募する
転職する業種・職種を決めたら、転職サイトや企業の採用ページをチェックし、応募したい企業を探します。
給与や休日といった条件面だけでなく、企業理念や社風、仕事内容などをよく確認し、自分が本当に働きたいと思えるかを見極めることが重要です。
応募する企業が決まったら、履歴書と職務経歴書を作成します。
職務経歴書では、保育士としてどのような業務に携わり、どんな実績をあげ、何を学んだのかを具体的に記載します。
とくに、前述した「元保育士が異業種で活かせる能力」を具体的なエピソードに交えてアピールすると、採用担当者の目に留まりやすくなります。
求人探しに不安がある場合は、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。条件に合った非公開求人を紹介してもらえるだけでなく、職務経歴書の添削や面接対策なども無料で受けられます。
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具体的な求人探しの方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
書類選考を通過し面接を受ける
面接ではほぼ確実に、「なぜ保育士を辞めて、この業界・この会社を志望するのか」と質問されます。
質問の答えは、保育士の仕事に対するネガティブな理由ではなく、ポジティブな内容を伝えることが大切です。
たとえば「保育士として培った〇〇という能力を、貴社の〇〇という業務で活かして貢献したい」というように、「ポジティブな転職理由」と「志望動機」をセットで伝えられるといいです。
なお、保育関連の仕事に転職を考える場合は、応募先の保育理念や方針への共感を示すと同時に「なぜこの園でなければならないのか」を説得力のある内容で伝える必要があります。
どのように伝えれば良いか分からない場合は、以下の記事を参考に考えてみてください。
元保育士がブランクの理由を伝える際のポイント
「退職後〜転職活動開始」にブランク期間がある場合、面接でその理由を聞かれた際に、どう答えれば良いか分からない人も多いかと思います。
ブランクがあることをネガティブに捉えているかもしれませんが、伝え方次第でポジティブな要素としてアピールすることも可能です。
以下より、ブランクの理由を伝える際のポイントについて解説します。
ブランク期間に何をしていたか正直に伝える
ブランク期間ができた理由については、嘘をつかずに正直に伝えましょう。
採用担当者は多くの求職者と会っているため、不自然な説明はすぐに見抜かれてしまいます。
ブランクの理由は「育児に専念していました」「次のキャリアを考えるために、心身のリフレッシュ期間を設けていました」など、簡潔に事実を述べれば問題ありません。
正直に話すことで、誠実な人柄を伝えることにもつながります。
ブランク期間の学びや目的について話す
面接では、ブランク期間をとおして何かしらの学びや目的があった点をアピールするのが有効です。
マイナスに捉えられがちなブランク期間を、次のステップに進むための準備期間として位置づけられます。
育児に専念していたのであれば「子育てをとおして、改めて子どもの発達段階への理解が深まりました」と話せます。
資格取得の勉強をしていたなら、その内容と目的を具体的に説明しましょう。
また、明確な活動をしていなかった場合でも「自分自身のキャリアと向き合い、本当にやりたい仕事は何かを深く考える時間でした」と伝えることで、目的意識をもって過ごしていた印象を与えられます。
ブランク期間が転職活動に与える影響に不安がある場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
入社後にどのように活躍できるかを伝える
面接では、ブランク期間の経験や学びを入社後にどう活かせるのかを具体的に示すことが特に重要です。
ブランクが応募企業で働く上でのプラスになるということをアピールできれば、マイナスな印象を与えることを避けられます。
たとえば育児によるブランクの場合、「育児をとおして培った時間管理能力やマルチタスク能力は、事務職として多くのタスクを効率的にこなすうえで必ず活かせると考えています」といった形が効果的です。
「ブランク期間の経験が、自分自身をさらに成長させた」というストーリーを語ることで、採用担当者はあなたに入社後の活躍イメージをもちやすくなります。
ブランク期間についての伝え方がわからない場合も、転職エージェントの利用が有効です。
担当アドバイザーからアドバイスを受けられるため、転職活動を有利に進められます。
とくにリクルートエージェントでは、これまでに累計37万人以上の転職を成功に導いてきた実績をもとに、面接でのブランク期間の伝え方について的確なアドバイスを受けられます。
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元保育士は転職エージェントの利用がおすすめ
元保育士が転職を目指す場合、転職エージェントを活用することで成功率を高めやすくなります。
転職活動を進めるなかで、以下のような不安を感じている人には、特にエージェントの利用がおすすめです。
元保育士が転職で抱えやすい不安
- ブランクや退職理由をどう説明すればいいかわからない
- 面接対策や条件交渉に自信がない
- 求人情報だけでは職場の雰囲気がわからず応募に踏み切れない
- 家庭やライフスタイルに合う働き方を探したいが、検索だけでは限界を感じている
- ブランクがあっても保育の仕事に戻れるか不安
- 異業種に転職したいけど、保育士の経験をどうアピールすればいいかわからない
再び保育の現場で働きたい人には、保育士に特化した転職エージェントの利用が効果的です。
たとえば、保育士ワーカー・保育士人材バンクでは、保育業界に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しており、希望に合った園の提案や面接対策まで丁寧にサポートしてくれます。
とくに保育士ワーカーは求人数・対応エリアともにトップクラスで、ブランクがある人や未経験の人のサポート実績も豊富です。
一方で、異業種へチャレンジしたい場合は、リクルートエージェント・dodaといった大手の総合転職エージェントがおすすめです。幅広い業種・職種の求人を取り扱っており、保育士として培ったスキルを活かせる職場を提案してくれます。
なお、エージェントごとに取り扱う地域や求人内容が異なるため、2〜3社を併用するのがおすすめです。
転職活動中に、不安や悩みを相談できる存在がいるだけでも、精神的な負担は大きく軽減されます。モチベーションを保ちながら転職活動を進めたい人は、ぜひ活用してみてください。
保育士におすすめの転職サイト
求人数・転職支援実績ともに保育士業界トップクラス!全国約1,500人のキャリアアドバイザーの徹底サポート体制
おすすめポイント
- 保育士転職トップクラスの支援実績と信頼
- 他の転職サイトやハローワークにない非公開求人多数
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保育士人材バンク限定の求人多数!働きやすさなど独自の情報で転職成功
おすすめポイント
- 東証プライム市場上場・厚生労働省認定の信頼
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- 保育観・働きやすさ・こんな方におすすめ、など他サイトにない情報も独自掲載
累計40万人が利用!LINEでの24時間相談や保育士転職コラム記事でいつでも転職活動
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元保育士の転職に関するよくある質問
元保育士の転職活動に関しては、他にも気になることやわからないことがあるのではないかと思います。
そこでここからは、元保育士の転職に関するよくある質問とその回答をまとめていきます。
30代でも保育士から転職できる?
30代からでも、保育士からの転職は十分に可能です。
30代の保育士は、社会人としての基礎的なマナーや経験が豊富であると見なされるためです。
とくに、主任などの役職経験があれば、マネジメント能力も評価の対象になります。
未経験の職種に挑戦する場合でも、ポテンシャルを評価されて採用に至る可能性は十分にあります。
30代で保育士からの転職を目指す場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
保育士が向いていない人の特徴は?
保育士が向いていないと感じる人には、いくつかの共通した特徴が見られます。
たとえば、体力に自信がない人は、子どもを抱っこしたり、一日中動き回ったりする仕事が負担になる可能性が高いです。
また、事務作業が極端に苦手な人は、日誌やおたより、指導計画などの書類作成業務を苦痛に感じるおそれがあります。
これらの特徴だけで保育士に向いていないとは断定できませんが、もし現在の働き方に強いストレスを感じているなら、別の環境を検討する良い機会かもしれません。
保育士に向いていない人の特徴については、以下の記事でも解説しています。
保育士として派遣で働くのはあり?
派遣保育士として働くのは、有効な選択肢の一つです。
派遣は働く時間や期間、場所などを自分の希望に合わせて選びやすく、「残業なし」「週3日勤務」で働くこともできるというメリットがあります。
また、さまざまな保育園で働くことができるため、自分に合った園の雰囲気や保育方針を見極める良い機会になります。
派遣保育士に興味がある場合は、以下の記事もご一読ください。
転職エージェントはどのように選ぶと良い?
転職エージェントを選ぶ際は、いくつかのポイントがあります。
具体的には「転職したい業界に強みをもっているか」「担当となるキャリアアドバイザーとの相性」「保有している求人の量と質」などです。
また転職エージェントは、大手のエージェントと特定の分野に特化したエージェントを組み合わせて利用すると、より広い選択肢を得られます。
以下の記事で転職エージェントを比較しているので、気になる転職エージェントがあれば一度相談してみて、自分に合うエージェントかを判断するのがおすすめです。
保育士を辞めて後悔しない?
保育士を辞めて後悔しないためには、辞める前の準備が何よりも重要です。
勢いや一時的な感情で退職を決めると、後悔につながりやすくなります。
それを防ぐためにも「なぜ今の職場を辞めたいのか」「転職して何を実現したいのか」を徹底的に自己分析しましょう。
転職の目的が明確であれば、たとえ新しい職場で困難があったとしても、乗り越える原動力になります。
また、転職先の情報を十分に収集し、メリットだけでなくデメリットも理解した上で決断すれば、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
実際に、保育士から事務職や営業職、IT業界など、異なる分野へキャリアチェンジを成功させた人も多くいます。
転職先は保育関連だけでなく、異業種からも検討するのがおすすめです。