効率的な保育士求人の探し方は?求人で確認すべきポイントも紹介
この記事では保育士求人の効率的な探し方をはじめ、メリット・デメリット、保育士求人で見ておきたいポイントについて詳しく解説します。
また、保育園以外で活躍できる職場や注意したいことも合わせて紹介します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
保育士求人の効率的な探し方
転職を考えている保育士の中には、普段の時間が限られているからこそ、できるだけ求人の効率的な探し方を知りたいという人も多いかと思います。
効率的な探し方をするためには、まず以下に挙げた2つのポイントを押さえておきましょう。
転職目的と転職軸を明確にする
保育士求人の効率的な探し方1つ目は「転職目的と転職軸を明確にする」ことです。なぜなら、目的と軸を明確にしていなければ求人を探すときに自分の意思や転職軸がブレてしまうからです。
だからこそ、まずは「どうして転職をしたいのか」を明確にする必要があります。転職軸に関しては「働き方」「待遇」「環境」の3つに絞って考えてみるのが良いでしょう。
とはいえ、いきなり転職軸を明確にするのは難しいので、言語化をサポートしてもらえる転職エージェントに頼るのがおすすめですね。
末永
末永
保育業界以外への転職も検討しているならリクルートエージェント・dodaなど、利用者が非常に多く転職軸のパターンを網羅している大手転職エージェントに相談することで自分の転職軸を明確にできます。
保育士におすすめの転職サイト
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転職目的や転職軸を明確にするための大事さなどについては、以下の記事で詳細に解説しているので、合わせて参考にしてみてください!
希望条件に優先順位をつける
保育士求人の効率的な探し方2つ目は「希望条件に優先順位をつける」ことが挙げられますね。
というのも、自分がもっとも重要視する希望条件を定めておかなければ、全てに期待しすぎてどこかでミスマッチが生じてしまうからです。
希望条件に優先順位をつけて明確にしておくことで、ミスマッチを防ぐことができます。
末永
例えば「この希望条件だけ合致すれば他の部分は妥協できる」と考えるのが大事ですね。
自分の希望をすべて満たすことは難しいので、どうしても譲れない条件を整理するのがおすすめです。
保育士求人の探し方一覧
保育士の人の中には、保育士求人をどのように探したら良いのか悩んでいる人も結構多いのではないかと思います。
ここでは保育士求人の探し方について、それぞれ詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フリーペーパーの求人誌
1つ目の保育士求人の探し方は「フリーペーパーの求人誌」が挙げられます。フリーペーパーの求人誌は地域密着型の求人が掲載されている冊子で、駅やコンビニ、スーパーなどで配布されていますよ。
具体的には以下に挙げたものが該当します。
- タウンワーク
- とらばーゆ
- 求人ジャーナル
- ジョブアイデム
フリーペーパーで求人を探すメリット
- 無料で手軽に入手できる
- 正社員からパートまで幅広い
- 地域を絞って求人を探せる
フリーペーパーで求人を探すデメリット
- 特定の職種に特化した求人は探せない
- 保育士に限定した求人があまりない
- 求人に掲載されている情報が少ない
- 自分1人で転職活動の管理をする必要がある
もちろん、上記に挙げた他にもフリーペーパーは数多くありますが、保育士の求人を探すことに限っていうと、フリーペーパーという探し方はあまり効率的ではないと言えますね。
末永
しかし、ネット上では見つからない保育士求人と出会える可能性もあるので、気になる人は確認しておくと良いかもしれません。
ハローワーク
2つ目の保育士求人の探し方は「ハローワーク」です。ハローワーク(公共職業安定所)は無料で利用できるようになっており、保有求人数が多く職種も多岐に渡っています。ハローワークは厚生労働省の管轄のもと、全国540ヶ所に設置されていますよ。
利用する際には、まず事業所登録をおこなってから求人情報の入力へと進んでいき、求人を検索して応募する流れとなりますね。事前に申し出れば自己分析のサポートをはじめ、履歴書・職務経歴書のサポートや面接対策のサポートが受けられます。
ハローワークで求人を探すメリット
- 地元求人を数多く保有している
- 中小企業の求人が多い
- 失業保険を受けられる
- 職業訓練が受けられる
ハローワークで求人を探すデメリット
- 自分で積極的に行動する必要がある
- 求人票の写真が少なく職場の雰囲気が掴みにくい
- 手厚い転職サポートは受けられない
- 開庁時間が平日のみとなっている
- 端末利用時間や求人票の印刷枚数に制限がある
保育士がハローワークを利用して転職する方法や、ハローワークの基本的な利用の流れ、特徴などは以下の記事で詳しく解説しています。
転職サイト
3つ目の保育士求人の探し方は「転職サイト」が挙げられますね。転職サイト(求人サイト)は企業の求人情報を数多く掲載しているサイトで、そのほとんどが無料で利用できるようになっています。中には会員登録をしなくても利用できるところもありますね。
さらに、高収入の求人案件を豊富に扱う転職サイトもありますし、保育業界に強みがある転職サイトやスカウト型転職サイトもあります。他にもdodaのような転職サイトと転職エージェントが一体型になっているところもあります。
転職サイト(求人サイト)は、他にも以下に挙げたところが挙げられます。
転職サイトで求人を探すメリット
- 無料で利用できる
- 自分のペースで求人を探せる
- 行動次第では早めに転職できる
転職サイトで求人を探すデメリット
- 応募から入社まで自分1人で対応する必要がある
- キャリアに関する情報が少ない
- 転職サポートは受けられない
末永
登録なしで利用できる転職サイトや転職サイトの選び方などについて知りたい人は、こちらの記事も合わせてご覧ください!
転職エージェント
4つ目の保育士求人の探し方は「転職エージェント」ですね。転職エージェントとは、無料で求職者と人材を採用したい企業のマッチングを支援するサービスです。
求職者が企業に求める希望と、求人企業が求職者に求める希望をそれぞれヒアリングした上で、条件が合う人材と企業を結びつけています。
具体的には以下に挙げたところが該当しますね。
- リクルートエージェント
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- マイナビエージェント
- 保育士ワーカー
- マイナビ保育士
- 保育士人材バンク
- 保育士バンク!
- ヒトシア保育転職エージェント など
転職エージェントで求人を探すメリット
- 無料で利用できる
- 業界の内情を教えてもらえる
- 非公開求人も紹介してくれる
- 企業の人事に推薦してもらえる
- 応募書類の添削や面接対策をしてくれる
- 企業との日程調整や交渉の代行
転職エージェントで求人を探すデメリット
- 紹介される求人に偏りがある
- 自分のペースで転職活動ができない
- 的外れな求人を紹介されることもある
末永
転職エージェントは転職後の定着や活躍を見据えた企業の目利きをしてくれますし、業界や職種の詳細な情報を提供してもらえるのが魅力です。
履歴書・職務経歴書の添削や面接対策など手厚くサポートしてもらって準備できますし、自分で直接応募するよりも選考率も高めることができますよ。
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以下の記事では、転職エージェントを利用する上での注意点をはじめ、利用するメリットやデメリットについてさらに詳しく解説しています。
保育士求人を探すときに見ておきたいポイント
保育士求人を探す際に見ておくべきポイントがあれば、事前に把握しておきたいところですよね。しっかり見ておくことでミスマッチを防げるので、求人を見る前に押さえておきましょう。
保育士求人を探すときにチェックしておきたいことは全部で10個あります。
勤務地・通勤時間
保育士求人を探す際に見ておきたい1個目のポイントは「勤務地・通勤時間」ですね。電車通勤をする際にはどの程度時間がかかるのか、最寄駅はどこで職場まで徒歩何分くらいかかるのかなど、事前にきちんとチェックしておくのが望ましいと言えるでしょう。
マイカー通勤の場合は、どのようなルートで通うことになるのか、職場付近に駐車場があるのか、それとも職場に駐車場があって利用できるのかなど調べておくのが良いですね。
このとき合わせて見ておきたいのが交通費で、上限金額がいくらなのか確認しておくことを忘れないようにしましょう。
末永
交通費の支給は法律で決められていないため、必ず支給されるものではありません。
だからこそ「月額⚪︎円まで支給」なのか、それとも「半径⚪︎kmまで支給」なのかチェックしておくことをおすすめします。
施設形態
保育士求人を探す際に見ておきたい2個目のポイントは「施設形態」です。というのも、施設形態によっては、保育士とはいえども仕事内容などが変わってくるからです。
後々ミスマッチを起こしてしまうことを避けるためにも、必ず気になった求人先の施設形態を確認しておくのが良いでしょう。保育施設の種類は主に以下に挙げたものがあります。
- 認可保育園
- 幼稚園
- 認定こども園
- 地域型保育園
- 託児所
- 企業型保育園
- 院内保育所
末永
上記で挙げた他にもベビーシッターやファミリーサポートセンターなどもあります。
また、保育施設の定員数を確認するのも大事ですね。例えば保育施設の定員数が6〜19名と少ない場合は小規模保育園であることがわかります。
雇用形態・勤務時間
保育士求人を探す際に見ておきたい3個目のポイントは「雇用形態・勤務時間」が挙げられます。保育士は雇用形態によって担う仕事内容が異なってくるため、事前にきちんと雇用形態を見ておく必要がありますね。
例えば、保育園の求人に正社員と記載されている場合は、クラス担任を受け持つことが多く保育園では保育の中核を担うことになります。それだけではなく、育児や介護と両立して働きたいなら短時間正社員制度の有無をチェックするのが大事になってきます。
保育園の場合はシフト制が基本になっており、開園時間は午前7時〜午後19時までとされている場合が多い傾向にあります。ほとんどの保育園での勤務体制は「早番」「中番」「遅番」の3パターンに分かれていますね。
末永
ただ、保育園の中には多様なニーズに応えるために延長保育や早朝保育、夜間保育を取り入れているケースもあるので、求人票にそのような記載がないかどうか確認しておくのが重要です。
また「週休2日制」と記載されていても1ヶ月のうち週2日休めるのは1週だけで、他の3週は週休1日という場合もあるので、具体的な休みについてしっかりと確認しましょう。
末永
家庭と仕事を両立させたい、またはブランクがある場合は、無理なく働けるように雇用形態が契約社員やアルバイト、パートなどの求人も合わせてチェックすることをおすすめします。
保育士の時短勤務に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる人はチェックしてみてくださいね!
業務内容
保育士求人を探す際に見ておきたい4個目のポイントは「業務内容」ですね。当たり前かもしれませんが、業務内容はその施設形態によって大きく異なってきます。
例えば、同じ保育園だったとしても業務の内容や進め方などが変わってくるので、事前に自分がどのような仕事を担うことになるのか、前もってしっかりと確認しておくのが望ましいですね。
また、保育園以外の施設で働くとなった場合には、働き方や立場もまた異なってくるため、ミスマッチを避けるようにするという意味でも業務内容には必ず目を通しておくのがおすすめです。
末永
求人票に記載されている業務内容が少ない、またはもう少し詳細を知りたい場合は、無料で利用できる転職エージェントに相談して尋ねてみるのが良いでしょう。
求人情報には記載されていない詳細情報を教えてもらえるので、応募する前に自分がどんな感じで働くのかイメージしやすくなりますよ。
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残業時間の有無
保育士求人を探す際に見ておきたい5個目のポイントは「残業時間の有無」が挙げられます。というのも、近年保育士の働き方について改善の声が上がっているものの、実際にはまだまだサービス残業が多い傾向にあるからです。
保育園によっては土曜日や日曜日などの休日に運動会・保護者会を実施する場合もあります。もし、休日に行事やイベントがおこなわれた場合、休日出勤の手当や代休取得が可能かどうかも合わせて確認しておくのが望ましいですね。
その企業求人によっては「持ち帰りの仕事はなし」など残業が少ないことをアピールしているケースもあります。
末永
必要な資格・経験・スキル
保育士求人を探す際に見ておきたい6個目のポイントは「必要な資格・経験・スキル」が挙げられますね。
今の保育園から別の保育園へ転職するならあまり問題はありません。しかし、認定こども園や児童養護施設など職場を変更する際には、求められる資格や経験・スキルが異なってくるため、きちんと確認しておくのが良いでしょう。
例えば、応募要件に保育士資格の他に普通自動車免許と記載されていた場合は、保育士資格を保有していても普通自動車免許を保有していない場合、応募することができません。
末永
中には「児童指導員任用資格の取得が可能です」と記載されているケースもあるので、その場合は資格を保有していなくても応募することができます。
もちろん求人の中には、保育士資格を持っていれば実務経験は不問と明記しているものもありますよ。
給与・賞与
保育士求人を探す際に見ておきたい7個目のポイントは「給与・賞与」ですね。給与体系や賞与はその企業によって異なってくるので、額面だけではなくて給与体系もしっかり確認する必要があります。
例えば、毎月決められた金額を支給される「固定給」なのか、それとも家族手当や住宅手当といった各種手当が含まれていないベースとなる「基本給」での記載になっているのか、ですね。
ちなみに固定給には手当もすべて含まれた金額になっています。また、求人票に「月給20〜30万円」と記載されている場合は、経験やスキルに応じて変化するケースが多い傾向にありますね。
末永
さらに、給与の額面には残業代を含めた額面が記載されているケースもあります。とくに固定残業代(みなし残業)と記載されている場合は注意が必要です。
具体例としては「残業手当5万円、残業代は残業手当に含まれており、手当を上回る分は支給しない」と賃金を定め、残業代が固定されている場合もあります。
末永
転職エージェントを利用すれば、あらかじめ担当キャリアアドバイザーに希望する給与や年収を相談しておくことで、年収交渉を代行してもらえますよ。
自分の印象を悪くしてしまう恐れがないので、給与交渉を検討している保育士の人は、ぜひ転職エージェントに頼ってみてくださいね。
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保育士の年収については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる人は合わせて読んでみてください!
福利厚生
保育士求人を探す際に見ておきたい8個目のポイントは「福利厚生」です。法定福利厚生はもちろんのこと、法定外福利厚生がどうなっているのか確認するのが重要になってきます。
というのも、この法定外福利厚生は企業が従業員に対しておこなう利益供与のうち、法律で規定されていない部分になります。つまり、その企業ならではの少し変わった福利厚生が設けられているケースがあるということですね。
また、中には被服手当や給食費無料など保育士ならではの福利厚生もあるので、しっかり見ておくのがおすすめです。
末永
福利厚生を重視することで働きやすさを知ることができますし、この先のキャリアについても考えることができます。
ただ、自分1人で調べるのは大変だと思いますので転職エージェントに頼って、より詳細に情報収集しながら決めると安心ですよ。
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こちらの記事では保育士が社会保険完備などの福利厚生を重視すべき理由について詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
保育方針・保育理念
保育士求人を探す際に見ておきたい9個目のポイントは「保育方針・保育理念」が挙げられますね。なぜなら、実際に転職をしたのは良いものの、園や園長との方針や理念が合わなかったと感じるケースが多いからです。
だからこそ、自分がどのような保育をしたいのかという部分と、応募先の保育園が掲げている保育方針・保育理念がマッチするかどうか確認することが重要になってきますね。
末永
ただ、求人票だけではなかなか情報収集するのが難しいので、事前に気になる保育園の公式HPをチェックして、どんな保育方針を掲げているのか確認しておくと良いでしょう。
保育園見学の有無
保育士求人を探す際に見ておきたい10個目のポイントは「保育園見学の有無」ですね。というのも、求人票や公式HPだけではわからない部分が多いからです。
例えば、その保育園で働いている職員がどんな人柄なのか、どのくらいの年齢層なのか、他にも職場の雰囲気も実際に見てみなければわかりませんよね。
保育園求人の中には求人票に「施設の雰囲気や園長のお人柄などもご説明させていただきます」と明記されているケースもあれば「まずは見学だけでもOK」と記載されていることもあります。
保育園見学をする際に見ておきたいポイントは以下に挙げた通りです。
- 保育方針や保育内容を丁寧に説明してもらえるか
- 保育士スタッフが笑顔で挨拶してくれるか
- 保育士の最低配置基準を満たしているか
- 子どもたちが笑顔で生き生きと過ごしているか
- 快く質問に答えてもらえるか
末永
園見学に積極的な保育園は日常保育にも自信を持っており、保育内容や施設の衛生面などすべてにおいて良心的な保育ができているという判断をする目安になりますね。
末永
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保育士求人の探し方で注意したいこと
保育士求人の探し方でいくつか気をつけておきたいポイントがあります。応募した後や入社した後に「こんなはずじゃなかったのに…」なんてならないためにも、しっかりと押さえておきましょう。
保育士求人の探し方で注意したいポイントは、主に以下に挙げた3つとなっています。
求人票を鵜呑みにしない
保育士求人の探し方で気をつけたいのは「求人票を鵜呑みにしない」ことです。例えば、求人票に記載されている月収をそのまま鵜呑みにしてしまって、いざ入社したら額面が異なっていたというケースも結構あります。
他にも福利厚生に魅力的な手当があったとしても、実際には細かな条件が設けられていて手当がもらえないという場合もありますね。
だからこそ、求人票に記載されている情報はあくまでも参考程度に見ておき、それが本当に正しいのか自分自身で確認しなければなりません。自分で調べてもわからない場合は、転職エージェントに相談するのが良いでしょう。
末永
もし、自分が見つけた求人をリクルートエージェント・dodaなどの転職エージェントでも取り扱っていれば、詳細情報を教えてもらうことができますよ。
取り扱っていない場合でも、自分の希望条件をヒアリングしてもらった上で求人を紹介してもらえるから大きな安心感があります。
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ブラック求人をしっかり見抜く
保育士求人の探し方で注意したいのは「ブラック求人をしっかり見抜く」ことも挙げられますね。なぜなら、つねに保育業界は人材不足に陥っており人材難であることから、ブラック求人も混ざっている可能性があるからです。
例えば、求人票に記載されている労働時間が極端に長い、または残業時間が多いという場合はブラックである可能性があります。さらに魅力的な条件ばかり記載されている求人や、長期間掲載されている求人は注意したほうが良いと言えますね。
末永
自分でブラック求人を見抜く自信がない場合は、転職エージェントに相談をして自分の経験やスキル、希望条件に合致した求人を紹介してもらうのがおすすめですよ。
紹介してもらった求人で何か気になる点や引っかかる点があっても、担当キャリアアドバイザーに質問して解決できるので、まずは相談だけしてみるのもアリですね。
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ブラック求人の見分け方や実際の求人票や業界、ブラックな保育園については、以下の記事で詳細に解説しているので、気になる人は合わせてご覧ください!
口コミサイトを確認しておく
保育士求人の探し方で大事なのは、偏った情報だけで判断してしまわないことです。求人票や公式HPに記載されている内容はもちろんのこと、それだけではなく口コミサイトもきちんと確認しておくのが望ましいですね。
というのも、求人票や公式HPだけではどのような職場の雰囲気なのか掴みきれないからです。ですが、口コミサイトを確認しておけば、具体的にどのような雰囲気であるのかイメージが掴みやすくなります。
口コミサイトにはライトハウス(旧:カイシャの評判)などがあり、その企業の従業員や元従業員の口コミが多く投稿されているので、企業の内情がわかりやすいです。
末永
仕事内容や社風、職場の環境や福利厚生などさまざまな情報を集められるので、ミスマッチも防げますよ。
保育士が活躍できる職場
保育士の人の中には保育園以外で活躍できる職場を探している人や、保育園以外の施設に転職を希望している人もいるかと思います。
ここでは、保育士の人がどんな職場で活躍できるのか紹介していきますね。
認定こども園
認定こども園は内閣府が設置した幼保連携型の教育・保育施設。保育を必要としない子どもと、保育を必要とする子どもを一緒に預かり、保育の受け皿を増やすことを目的としています。
認定こども園は「保育園」「幼稚園」2つの機能を併せ持っており、幼保連携型認定こども園の場合は保育士資格だけではなく幼稚園教諭免許も必須となっていますね。
ちなみに文部科学省の「幼稚園・保育所等の経営実態調査結果(収支状況等)」によると、認定こども園で働く場合の平均給与は以下の通りとなっていました。
1人あたりの平均給与 | |
---|---|
公立保育所(常勤) | 287,431円 |
公立保育所(非常勤) | 153,556円 |
私立保育所(常勤) | 255,415円 |
私立保育所(非常勤) | 153,156円 |
末永
私立保育所(常勤)よりも公立保育所(常勤)の平均給与のほうが高くなっているのは、公立保育士が公務員扱いされており、年数を積み重ねることで給与が上がっていくからですね。
末永
内閣府の「認定こども園に関する状況について(令和4年4月1日現在)」によると、認定こども園の割合としてもっとも多いのは幼保連携型、続いて保育所型、幼稚園型、地方裁量型の順となっています。
幼稚園教諭免許を保有していないけれど幼保連携型で働きたいと考えている場合は、内閣府が創設した「幼保特例制度」をうまく活用するのがおすすめですよ。
児童養護施設
児童養護施設は、保護者のいない児童や保護者に監護させるのが適当ではない児童など、社会的な養護が必要な児童を支援する施設です。保育士が児童養護施設で働く際には、保育というよりも子育てに近しい感覚になる傾向が見られます。
子どもたちがきちんと自立できるよう、そのために大切な知識や技術を習得できるように指導をおこなうのが仕事ですね。
ちなみに、厚生労働省の「福祉・介護職員処遇調査」によると、児童養護施設で働く場合の平均給与は以下の通りとなっていました。
1人あたりの平均給与 | |
---|---|
児童指導員(常勤) | 305,130円 |
児童指導員(非常勤) | 94,900円 |
末永
上記の情報はあくまでも「児童指導員」の平均給与なので、保育士の場合はまた額面が変わってきます。
ですので、参考程度に見ていただけますと幸いです。
末永
保育士におすすめの転職サイト
児童発達支援センター
児童発達支援センターは、障がいのある児童を通所させて日常生活における基本的な動作の指導をはじめ、自活に必要な知識や技術を身につけさせ、集団生活に適応できるようにするための訓練をおこなう施設です。
「日常生活における基本的生活習慣や動作」「集団生活への適応力」「知識や技能」などが習得できるように援助や指導をするため、子どもたちひとりひとりに合わせた支援計画書を作成する必要がありますね。
ちなみに、厚生労働省の「福祉・介護職員処遇改善調査」によると、児童発達支援センターで働く場合の平均給与は以下の通りとなっていました。
1人あたりの平均給与 | |
---|---|
児童発達支援センター(常勤) | 278,590円 |
児童発達支援センター(非常勤) | 116,940円 |
医療型自動発達支援(常勤) | 335,360円 |
医療型自動発達支援(非常勤) | 202,570円 |
末永
上記の額面を比較してみると、児童発達支援センター(常勤)よりも医療型自動発達支援(常勤)のほうが高くなっているのがわかりますね。
もちろん勤続年数や経験などによってもまた変わってくるので、こちらも参考程度にしておくのが良いでしょう。
末永
児童発達支援センターなど障害児保育をおこなっている園で働く保育士の人は「加配保育士」と呼ばれています。
各自治体により障害児保育をおこなう保育園にて加配保育士を配置することが義務付けられています。特別な資格がなくても保育士資格を保有していれば、誰でも加配保育士になる可能性がありますね。
加配保育士に興味がある人や障害児保育に携わりたいけれど経験がないと悩んでいる人は、自分の経験やスキルに合った求人を紹介してくれる保育士ワーカー・マイナビ保育士・保育士人材バンクの3社に、まずは相談してみるのもアリですよ。
保育士におすすめの転職サイト
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは支援を必要とする障害を抱える6歳〜18歳までの子どもや発達障害を抱える子どものための福祉サービスを提供する施設です。保育士が働く場合は、子どもたちひとりひとりの障害の種類や程度に合わせて作成された個別支援計画に従って業務をおこないます。
その事業所によっては、地域の行事やイベントに参加したり社会科見学をしたり、施設外での支援をするケースもありますね。
ちなみに、厚生労働省の「福祉・介護職員処遇改善調査」によると、放課後等デイサービスで働く場合の平均給与は以下の通りとなっていました。
1人あたりの平均給与 | |
---|---|
放課後等デイサービス(常勤) | 261,280円 |
放課後等デイサービス(非常勤) | 85,070円 |
末永
上記の結果を見てみると、常勤と非常勤では結構差額が生じているのがわかります。
放課後等デイサービスの平均給与も児童指導員なのか看護職員なのかによっても変わってくるので、こちらも参考程度にしてみてくださいね。
末永
放課後等デイサービスは学校を終えた後や休日に子どもたちが通い、見守りなどの業務をおこなうので学童保育と似通ったサービスだと言っても過言ではありません。
年齢層が幅広く福祉や看護に関わるような仕事内容にも携わる場面もあるため、働き方の幅を広げたい人におすすめですね。
病児保育
病児・病後児保育施設は、医師の診察を受けて軽度の病気で経過観察中の病児をはじめ、病気から回復して間もない病後児のうち、保育を必要とする子どもの保育をおこなう施設です。
簡単に言ってしまえば、感染症などで保育園へ預けることが難しい子どもを一時的に預かり保育をおこないます。
基本的には、医師が常駐している小児クリニックに併設されているケースが多く、生後6ヶ月〜小学校6年生までを対象としています。ちなみに病児保育の施設は「医療機関型」「保育所型」「単独型」の3つに分かれています。
詳細内容 | |
---|---|
医療機関型 | 医療機関型は医療機関併設型とも呼ばれる。 病院内に設置されたスペースで病児保育を実施し、子どもの体調に異変があった際には、医師や看護師に相談して処置をお願いする。 |
保育所型 | 保育所型はオープン型と自園型の2種類に分けられている。オープン型はその地域に居住している子どもを対象としている。 病気は回復傾向に向かっているがまだ集団保育が難しい場合など、保育園に併設された専用スペースで保育をおこなう。 一方、自園型は子どもたちが通う保育園にある医務室で、急に発熱してしまったなど体調不良時に対応する。 |
単独型 | 単独型はNPO法人などが運営している病児保育を専門的におこなう施設。 医療機関型や保育所型とは異なり、単独の病児保育室が設けられていて病院や保育園などに併設されていない。 |
末永
病児保育で働く保育士は別名「病児保育士」と言われており、病気になってしまった子どもの保育やケアをおこないます。
病院や施設で保育をおこなうケースと、自宅訪問をして保育をおこなうという2パターンがありますね。施設により対応可能としている病状の基準に違いがあるので、事前に確認しておきましょう。
末永
病児保育士は保育士または看護師の資格を保有していれば転職可能ですが、病気の子どもの保育をおこなうので、医療知識やスキルが求められます。
そのため、認定病児保育スペシャリストや認定病児保育専門士など、病児保育に関する資格を取得しておくことで、転職する際に有利になる可能性が高いですね。
保育士求人の探し方に関する質問
保育士求人の探し方に関するよくある悩みや不安、疑問などを以下に3つピックアップしました。
それぞれ詳しくお答えしていきますので、保育士求人の探し方で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね!
月平均時間外労働時間が1時間って普通?
転職者
求人票に月平均時間外労働時間が1時間と記載されていたのですが、これって普通なのでしょうか?
末永
保育園の規模によって変わってきます。ですが、行事やイベントがほとんどおこなわれない保育園であれば、1時間程度の残業で収まる場合もありますね。
ただ、年間行事・イベントが盛んにおこなわれる保育園の場合は、それだけ作業量が増えるため残業時間が多くなる傾向にあると考えられます。
末永
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男性保育士の転職は難しい?
転職者
男性保育士の転職は女性保育士と比べて難しいでしょうか?
末永
男性保育士の転職は難しくはありませんが、保育所勤務においては性別の壁が生じるケースがありますね。
というのも、保育所は女性の保育士が多い傾向にあり、保育園側としても女性のほうが適していると考えるところが多いからなんですね。
末永
そのため、転職先を保育園だけに絞らず他に活躍できる職場を探すのがおすすめです。
とくに施設系や障害児系の施設は、女性保育士よりも男性保育士のほうが優遇されやすい傾向にありますね。
求人募集しているかわからない場合は?
転職者
求人募集をしているのかわからない場合は、直接電話して確認しても大丈夫でしょうか?
末永
直接気になる保育園に電話をして問い合わせてもOKですよ。
転職サイトなどに掲載されていてもわからない場合は「求人サイトを拝見してお電話致しました」と伝えるようにすると良いでしょう。
末永
もし、求人掲載されていないところであれば、求人募集をしているか確認をした上で「もしよろしければ面接をさせて頂きたいのですが」と伝えるのがベストですね。
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保育士を辞めることを検討している人や保育士の仕事にまつわる記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ異業種転職を目指す人も、気になる記事を読んでみてください。
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