50代保育士が辞めたいと感じる理由!おすすめの転職先も徹底解説!
50代で保育士を辞めたいと考えている人は「この年齢での転職は難しいのではないか?」と不安に感じている人も多いです。
そこで、本記事では50代で保育士を辞めたいと感じる理由や転職を成功させるためのポイント、知識や経験を活かせるおすすめの転職先について紹介していきます。
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50代の保育士が辞めたいと感じる理由
保育士として働いている50代の人の中には、何かしらの理由で「今の職場を辞めたい」「保育士を辞めたい」と感じている人もいると思います。
ですが、50代で転職が上手くいくか不安な人もいますし、他の50代の保育士がどのような理由で保育士を辞めたいと考えているのか気になっている人もいると思うので、まずは50代の保育士が今の仕事を辞めたいと感じる理由について紹介していきます。
年齢の影響で体力的に辛い
保育士の仕事は子供に様々な学びと成長の機会を設けるために子供と一緒に遊ぶことも多くて体力が必要な仕事ですが、年齢を重ねるにつれて体力が落ちてきたことで保育の仕事がしんどいと感じている人もいるようです。
また、保育中は子どもの様子を見守るために目が離せませんし、お昼寝の間も事務作業をしなければいけないので休憩が取りづらく、仕事量が多くて残業や持ち帰り仕事が発生することもあって、体力的に辛いと感じる人もいます。
もちろん、職場によって仕事量は調整できるかもしれませんが、50代の保育士にもなると、責任のある役職に就いていることも多いため、ゆっくり休みたくても休めない状況の人も多いです。
また、50代になると年齢的な理由で疲れやすくなっている人もいるため、頑張りたくても気持ちに体が追いつかなくて保育士として働き続けるのはきついと感じて辞めようと考える人もいるようですね。
今の職場の給料に不満がある
保育士でも50代になると経験を積んで年収が上がっている人も多いですが、役職に就いているかどうか、働いている施設が公立保育園か私立保育園なのか、認可保育園か認可外保育施設なのかどうかでも保育士の給料には差が出てきます。
また、雇用形態も正社員・派遣・パートで給料に差がありますし、保育士は年齢よりも経験年数で年収が決まることも多いため、同じ年代の保育士でも年収に差が出ることもあります。
そのため「他の保育士よりも給料が低い」「残業手当や休日出勤手当がない」「みなし残業で昇給もほとんどない」など、仕事は忙しいのに待遇が悪い状態だと仕事量に対して給料が見合わないと感じてしまう人も多いようです。
ですが、保育士の年収は40代前半が一番高く、その後は年齢を重ねるにつれて少しずつ年収の水準が下がっていく傾向にあるため、転職をすると年収が下がることがわかっている人の中には、保育士を辞めるかどうか悩んでいる人もいるみたいですね。
希望する仕事ができない
保育士として長年働いていると、理想の保育観が明確になっている人も多いですし、一通りの業務経験を積んで向き不向きを理解している人も多いです。
そのため、50代の保育士の中にはキャリアの希望や向き不向きを考慮して「役職の仕事をやりたい」「現場仕事に戻りたい」と考える人もいるため、今の職場で希望する仕事ができなくて辞めたいと感じる人もいるようです。
特に、役職は既にポジションが埋まっていれば希望してもキャリアアップは難しいですし、経験があるからこそ運営業務や保育士育成をして欲しいと言われることもあるため、現場仕事をしたくてもなかなか携われないケースもあります。
その結果、50代で転職するのが厳しいことはわかっていても、今の職場では希望する仕事ができないので転職を決意する人もいるみたいですね。
末永
保育士におすすめの転職サイト
職場の人間関係に疲れた
保育士は96.8%が女性で、女性職員のみの施設も54.8%ありますが、女性が多い職場では人間関係が複雑化しやすく、人間関係が悪い職場もあります。
また「保育士の現状と主な取組 過去に保育士として就業した者が退職した理由」では、職場の人間関係が理由で退職した人が33.5%と最も多いことからも人間関係に疲れて辞めたいと感じている人はたくさんいることがわかります。
人間関係は他人の考え方や価値観の違いを許容できるかどうかが重要なので、年齢に関係なく、こだわりが強すぎて周りと軋轢を生んでしまう人や人間関係を悪くする人が周りにいる環境では働きたくないと感じる人も多いです。
そして、保育園は閉鎖的な環境になりがちで人間関係に問題があっても改善は難しいため、無理をしてストレスを溜めるくらいなら今の職場を辞めて転職しようと考える人もいるようですね。
仕事の責任が重くて疲れた
50代になると役職に就いたり、重要な仕事を任せられることも多いですが、役職が上がるにつれて業務量は増えていきますし、何かあったときには責任がついてくるので疲れたと感じている人もいます。
特に、園長や施設長、主任や副主任は保育施設の運営に携わることになるので、保育園の運営業務から保育士の管理・育成まで幅広く対応する必要があって一般の保育士よりも業務量は多くなりがちです。
現場の保育士も人手が不足している職場では業務量が多くて大変だと言われていますが、役職が上がると現場の保育士以上に大変なことも多いため、疲弊して辞めたいと感じることもあるようですね。
また、同時に年齢要因による体力の低下も影響して疲れやすくなっている人も多いため、仕事の責任の重さのストレスも相まって、疲れたから保育士を辞めたいと感じてしまう人もいるようです。
親の介護で仕事との両立が大変
50代になると親の介護が必要になる人も増えることから、仕事をしながら介護をしている人もいます。
ですが、介護経験がない人だと介護の負担が大きく、介護は保育以上に体力が必要なことも多いため、最初の方はなんとかなっても段々と疲れが溜まってしんどいと感じてしまう人も多いです。
特に、自宅介護でホームヘルパーを雇っていない場合には、自分でなんとかしなければいけないことも多いですし、自分の家族の介護はストレスも感じやすいため両立が難しいと悩んでいる人もいます。
そのため、保育士として働きながら親の介護もしている人の中には、仕事と介護の両立が思っていたよりも大変で、今のまま働き続けるのがしんどくて辞めたいと感じている人もいるようですね。
50代の保育士が仕事を辞められない理由と対処法
50代で保育士として働いている人の中には、今の職場を辞めたいけど辞められない状態で悩んでいる人もいます。
そこで、本項では50代の保育士が辞めたくても辞められない理由でよくあるものとその対処法について紹介していくので、もし今の職場を辞められなくて悩んでいる人は参考にしてみてください。
辞めると職場に迷惑がかかってしまう
50代になると役職に就いていたり、重要な仕事を任されている保育士もいるため、自分が辞めてしまうと他の保育士や職場に迷惑がかかってしまうことを気にして辞められない人もいます。
特に、役職に就いていると簡単には辞めることはできませんし、重要な役割を担っている場合も代わりの人がいなければ保育士だけではなく子供や保護者にも迷惑がかかってしまう可能性もあります。
そのため、保育士を辞めたいと考えていても他の保育士や子供たちのことを考えると簡単には辞められないと悩んでいる人も多いようですね。
対処法
役職に就いていたり、重要な仕事を任せられていて辞めたくても辞められない場合には、急ぎでないのであれば中長期的な視点で後任を育成した上で退職するのが良いですね。
もちろん、必ずしも後任の人が働き続けてくれるとは限りませんが、この先のことを考えたら早いうちに後任を見つけて仕事を任せていくことも重要な仕事になります。
そして、上司には素直に心情を伝えて上で後任の育成に関する提案をして、明確な期限を決めて退職の手続きを進めていく方法であれば迷惑もかからないので安心して退職できますよ。
末永
もし相談しても取り合ってくれない場合には、一度転職のプロに相談してみるのが良いですよ。
特に、保育士向けの転職エージェントであれば、保育士経験のあるキャリアアドバイザーも在籍していて、転職に関する相談もしやすいのでおすすめです。
保育士におすすめの転職サイト
園長から強い引き止めにあっている
50代の保育士になると役職や重要な仕事を任せられる人も多いため、辞めたいと思って園長に相談しても強く引き止められて辞められない人もいます。
特に、主任や副主任、専門リーダーのように重要なポジションに就いている人や役職に就いていなくても辞められると保育園の運営に影響が出てしまう人だと引き止められてしまうことも多いです。
中には、辞めること自体は反対しないが状況的に辞められてしまうと保育園の運営に支障が出るから後任が育つまで待って欲しいと退職時期を引き延ばされてしまうケースもあるようですね。
対処法
辞めたくても引き止められて辞められない場合には、引き止め方で対処法は変わりますが、まずは引き止められた背景や理由、どのような引き止め方だったか整理しましょう。
そして、引き止められた理由が納得できるなら、こちらも譲歩して退職時期や具体的な条件について交渉すると円満退職がしやすくなります。
ですが、強引な引き止めだった場合には、一度転職のプロに相談をした上で、どのように対応するべきか話を聞いてみるのが良いですよ。
金銭的な不安があって辞められない
50代になると老後の生活のことも考えながら働く必要があるため、辞めてしまうことで今まで通りの収入が確保できなくなったり、年収が下がってしまうことに不安を感じて辞められない人もいます。
特に、勤続年数が長くて年収の水準が高い人や役職に就いている人は、50代で転職すると年収が下がってしまう可能性があるので、辞めたくても辞められないという人もいます。
また、体力的に今の働き方がきついと感じていて、融通の効く働き方ができる派遣やパートで働きたいと考えていても、年収が下がることを懸念して辞められない人もいるようですね。
対処法
金銭的な不安があって辞められない場合には、まず老後の資産形成に関して一度ファイナンシャルプランナーに相談してみて、現在の状況を把握するところから始めた方が良いです。
というのも、今のまま働いていてそもそも希望する生活ができるのか、将来的にどの程度の収入を確保して、いつまで働き続けなければいけないのかを知らなければ、自分のとって最適な選択は難しいです。
そのため、金銭的な不安がある人は、まずファイナンシャルプランを整理して、そこから自分の希望を実現できる年収がどれくらいなのかを把握した上でキャリア選択をしていきましょう。
希望にマッチする転職先があるのか不安
50代の保育士は経験を積んでいるので希望年収も高くなりやすく、役職に就いている場合には、年収を下げないために同じ程度の役職の求人を探す必要があるため求人も限定されます。
特に、転職経験があって保育士の転職市場についてある程度把握している人であれば、今の職場から辞めたくても希望する条件にマッチする求人が見つかりづらいことも理解しているので、辞めたくても辞められないと悩んでいる人もいます。
もちろん、年収よりも希望する働き方や仕事ができるかどうかを優先すれば仕事は見つかりやすくなりますが、老後のことも考えると年収は下げたくないと考える人も多いので希望にマッチする転職先が見つからないと転職に踏み出せないようですね。
対処法
転職で希望にマッチする求人があるかどうか心配な場合には、転職エージェントで希望にマッチする求人がどれくらいあるのかを確認してみるのがおすすめです。
というのも、転職エージェントでは非公開求人も取り扱っていて、役職のポジションや待遇の良い求人は非公開求人として条件に当てはまる人だけに紹介されるケースも多いです。
そのため、転職エージェントで希望を伝えた上でどれだけ紹介できる求人があるのかを確認してから、転職活動を本格的に進めていけば不安なく転職活動を進めていくことができますよ。
末永
また、希望にマッチする求人を探すのであれば複数の転職エージェントを併用した方が求人を見つけやすくなります。
そのため、希望にマッチする求人を効率的に探したい場合には、2社〜3社程度の転職エージェントには登録しておきましょう。
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末永
しんどい気持ちと辞められない迷いを乗り越えて、保育士を辞めてよかったと感じる人もいます。
保育士を辞めて良かったと感じた人の実体験は以下にまとめたので、読んでみてください。
保育士を辞めて転職できる仕事があるか不安
保育士を辞めて他の職種に転職したいと考えている人の中には、保育士を辞めて転職できる仕事があるか不安で辞めることを決意できない人も多いです。
特に、50代になると未経験の職種へ転職する場合には転職先も限られますし、未経験の職種への転職になると年収が下がるリスクもあるため様々な理由で転職を躊躇する人もいます。
また、保育士経験しかない人であれば、新しいことを覚えるのにも不安を感じやすいですし、職場環境が変わることや新しい人間関係が上手くいくかどうかにも不安を感じてしまう人もいるようですね。
対処法
50代で保育士を辞めて未経験の職種へ転職するのはリスクが大きいため、まずは現実的に転職先の候補にはどのようなものがあるのか調べることが大切です。
そして、転職先の候補の年収の水準や50代未経験からの転職難易度、転職するために何をすればいいのかも含めて、計画を立てた上で慎重に判断していきましょう。
ですが、一人で情報収集をするのは大変なので、保育士を辞めて他の職種へ転職したい場合は、転職エージェントで詳しい話を聞いてみるのもおすすめですよ。
末永
50代で保育士を辞めて他の職種に転職することはできますが、50代未経験からだと転職のハードルも高くなります。
そのため、他の職種の仕事に興味があって転職を考えている場合には、転職エージェントで相談してみることから始めましょう。
末永
また、未経験から異業種へ転職する際には、全業界の求人を取り扱っている大手転職エージェントを活用すると転職の相談や情報収集もしやすいです。
特に、リクルートエージェントとdodaは転職支援実績や50代の転職に関するノウハウも豊富なので活用してみると良いですよ。
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50代で保育士を辞めてしまうデメリット
50代の保育士は経験も豊富で年収もそれなりに上がっている人も多いため、今の職場を辞めてしまったり、保育士を辞めてキャリアチェンジすることにデメリットが生じることも多いです。
特に、役職に就いていて年収が高い人や保育士の経験しかない人は、転職することで年収が下がるリスクもあるため、デメリットを把握した上で転職するか判断するようにしましょう。
希望の求人が見つからないこともある
保育士として役職に就いていたり、年収の水準が高い職場で働いている場合には、転職しようと思って希望の条件で探しても、希望に合う求人が見つからない可能性もあるため注意が必要です。
特に、役職の求人や年収が高く待遇の良い職場の求人は人気で非公開求人として限られた人だけに紹介されることも多いため、探そうとしてもなかなか希望に合う求人が見つからないこともあります。
もちろん、保育士経験があれば希望の条件で転職ができる可能性はありますが、役職はその職場で経験を積んだ人をキャリアアップさせることも多いため、適任者がいないか新規開園で役職経験者を募集している以外には基本的に求人は出回りません。
また、待遇の良い求人も50代の保育士よりも長く働いてもらえる可能性が高い30代や40代の人が優先して採用されることが多いため、応募しても選考に落ちてしまうことも増えるので注意しましょう。
年齢差で環境に馴染めない可能性がある
今働いている職場での勤続年数が長ければ、職場に馴染めている人も多いと思いますが、新しい職場に転職する際には職場の平均年齢や役職者の年齢層によっては働きづらさを感じることもあります。
特に、職場の年齢層が若くて自分だけ50代だと一般保育士として働くことになった場合には、年下の人が上司になる可能性も高いため、コミュニケーションにも気を遣わなければいけません。
また、保育の仕事に慣れていたとしても仕事の進め方は保育園によって変わるため、自分のやり方にこだわると職場では浮いてしまう可能性もあります。
もちろん、社交性がある人であれば問題ないかもしれませんが、経験豊富な人でも転職後は職場環境に馴染むために苦労することもあるため、人によっては働きづらさを感じることもあるかもしれません。
未経験の職種への転職難易度は高い
50代で保育士を辞めて未経験の職種へ転職するとなると、採用する人は20代や30代に限定しているケースも多いため、転職できる職種は限られてしまいますし、転職難易度も高くなります。
特に、今まで保育士経験しかない人が50代になってから技術職やIT関連企業で働くのは正直厳しいですし、安定して働ける事務職は人気ですが転職しようと思っても事務経験者と比較されるので保育士経験しかないと転職するのも難しいです。
もちろん、50代未経験からでも挑戦しやすい職種もありますし、保育士経験を活かせる職種もあるので転職は可能ですが、異業種への転職は転職難易度が高くなることは覚えておきましょう。
また、経験のある職種への転職は1ヶ月〜3ヶ月程度ですが、未経験の職種への転職になると3ヶ月〜6ヶ月かかることもあると言われているので、転職する際には中長期的な計画を立てることも大切です。
未経験だと年収が下がる可能性が高い
保育士から未経験の職種に転職する場合でも、職種によっては年収が上がることはありますが、50代になると年収の水準も高くなるため転職することで年収が下がる可能性が高いです。
また、役職に就いていると年収の水準も高くなりますし、公立保育園や認可保育園で働いている人も年収は他の保育施設よりも年収の水準は高いので、転職によって年収が下がる可能性があります。
特に、50代で未経験から転職できる職種は、保育関連職以外は基本的に資格がなくても働ける仕事になるので年収の水準も低いです。
もちろん、保育士経験を活かせる仕事であれば、年収の高い仕事へ転職できる可能性はありますが、基本的には未経験の職種への転職では年収が下がる可能性の方が高いと考えておきましょう。
末永
未経験の職種へ転職する際には、気になる職種の年収がどれくらいなのか調べた上で転職するかどうか判断することが大切です。
そして、大手転職エージェントであれば全業界の求人を取り扱っていて転職支援実績も豊富で希望職種に関する情報も聞けるので、情報収集したい人は活用してみてください。
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50代の保育士が転職を成功させるためのポイント
50代の保育士が転職を成功させるためには、事前の情報収集や転職準備、希望条件の設定などいくつか意識しておいた方が良いポイントがあります。
そのため、本項では50代の保育士が転職を成功させるために意識しておきたい3つのポイントについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
情報収集と転職準備を入念に行う
50代で保育士を辞めて転職活動を進めていく際には、情報収集と転職準備を入念に行うことが転職後のミスマッチを防ぎ、転職の成功率を上げるためにも必要なものとなります。
また、情報収集をする際には、希望する職種・転職先への転職難易度や年収の水準がどれくらいなのか、仕事内容や待遇はどうなっているのかは最低限調べておくことが大切です。
そして、転職準備では職務経歴の棚卸しや転職の方向性や希望条件の整理をして、転職の具体的な計画を立てていきます。
特に、未経験の職種へ転職する場合は、情報収集と転職準備を怠れば、転職に失敗してしまうリスクもあるため、転職をする際には情報収集と転職準備は入念に行いましょう。
希望条件に高望みをしすぎない
転職を考えているのであれば、今の職場よりも年収が高かったり、待遇の良い職場で働きたいと考える人も多いですが、50代を超えても年収アップが目指せる職種は限られますし、待遇の良い職場の求人は競争率が高いので転職難易度は高いです。
もちろん、年収が低い職場から転職する場合や派遣・パートから正職員へ転職する場合には年収が上がる可能性もありますが、保育士の年収のピークは40代前半なので、年収を上げようとすると希望にマッチする求人はかなり少なくなってしまいます。
そのため、転職する際には今の年収が保育士としてどれくらいの待遇なのかを調べた上で、希望する年収や待遇が妥当な条件なのか、その条件で求人を見つけることができるかも考えながら、必要に応じて条件の緩和を検討することも大切です。
また、希望の働き方を実現するために転職する場合には、年収や雇用形態にこだわらなければ、希望に合う求人は比較的見つけやすいので、転職する際には希望する条件が適切なものかどうかも考えて決めていきましょう。
転職エージェントで積極的に活用する
50代で保育士を辞めて転職する場合には、転職サイトか転職エージェントを活用して転職活動を進めていく人が多いですが、こだわりがないのであれば転職エージェントを活用するのがおすすめです。
というのも、転職エージェントでは転職に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、自分の経験や希望する転職先の転職市場に合わせた最適な希望条件に関する相談ができます。
また、希望する仕事に関する具体的な情報を聞けますし、選考の通過率を高めるための履歴書や職務経歴書の書き方についてもアドバイスをもらうことができるため、転職エージェントを活用することで転職の成功率を上げることにもつながります。
転職活動の進め方次第では転職サイトの方が良い人もいますが、未経験の職種に転職する場合も保育関連の職種に転職する場合も非公開求人を保有している転職エージェントの方が求人探しの幅も広がるので積極的に活用していきましょう。
末永
未経験の職種へ転職する場合や50代で保育関連の職場へ転職する場合には転職エージェントを活用するのがおすすめです。
特に、50代になると役職ポジションの求人や年収・待遇の良い求人を探す人も多いですが、それらの求人は非公開求人となっていることが多いため転職サイトではなかなか見つけることができません。
そのため、もし希望に合う求人を効率的に探したいと考えているのであれば、転職エージェントを積極的に活用していきましょう。
保育士におすすめの転職サイト
50代の保育士の転職におすすめの転職先
50代で今の職場を辞めて転職したり、保育士を辞めてキャリアチェンジするとなると、年齢的な理由で転職先は限られてしまいますが、それでも転職できる職場はたくさんあります。
特に、保育施設や福祉施設であれば、保育士経験が豊富なことが強みになりますし。50代未経験からでも転職しやすい職種もあります。
そのため、本項では50代の保育士が転職するのにおすすめの転職先を紹介するので、希望に合う転職先を見つけたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
50代におすすめの保育士の経験が活かせる保育施設
50代の保育士が経験を活かして転職をするのであれば、以下の保育施設へ転職するのがおすすめです。
末永
いずれも、保育士経験がある方が転職に有利ですし、保育士としての実績があるからこそ信頼して任せてもらえる仕事もあります。
また、本項ではそれぞれの施設をおすすめする理由や転職のポイントについても紹介していくので参考にしてみてくださいね。
保育園
保育士経験を積んでいる50代の保育士の転職先としては、やはり保育園が一番経験を活かしやすくておすすめですが、50代で他の保育園に転職する場合には希望によっておすすめの転職先は変わります。
まず、公立保育園で働くためには公務員試験を受ける必要があり、公務員試験の受験には年齢制限が設けられていて転職は難しいため、年収を重視する場合には処遇改善加算が適応される「認可の私立保育園」への転職を目指すのが良いですね。
また、年収よりも希望する仕事がしたい人、理想の保育観を実現できる職場で働きたい人、柔軟に働ける職場を探している人は認可外の保育施設も視野に入れておくと希望に合う求人を探しやすいですよ。
そして、転職する際には転職サイトを活用しても良いですが、役職の求人や待遇が良い求人は非公開求人になっている可能性も高いので、転職エージェントを活用して探した方が求人探しの幅を広げることにもつながりますね。
末永
50代になると保育園への転職でも希望にマッチする求人が見つかるとは限りませんが、転職エージェントを併用すれば求人探しの幅は広がります。
また、50代で転職するとなると自分のやり方で転職しようとしても上手くいかないこともあるので、できる限り転職エージェントで相談しながら転職活動を進めていくのがおすすめです。
保育士におすすめの転職サイト
託児所
託児所は保育園を利用できない人向けに提供されている保育施設ですが、託児所は単独で運営している施設もあれば、施設に併設されている託児所も存在します。
託児所が併設されている施設
- 病院
- 一般企業
- 介護施設
- 美容院
- ネイルサロン
- 結婚式会場
- 商業施設
- 宿泊施設
代表的なのは、病院の職員向けに提供されている託児所の院内託児所と企業の従業員向けに提供されている企業内託児所で、求人の母数は少ないですが保育士の人数が限られているからこそ保育士経験が豊富な人材を求めている求人もあります。
また、女性向けの美容サービスを提供している施設や一時的に子供を預けたいというニーズがある施設でも託児所を併設する場所は増えていますし、商業施設や宿泊施設でも従業員や利用者向けに託児所を併設している施設も増えています。
院内託児所や企業内託児所は保育する子供が変わることは少ないですが、その他の施設の託児所は一時利用者も多いため、保育士経験があって臨機応変に対応できる人を求めているところも多いです。
そして、託児所では保育園のような行事はほとんどなく、遊ぶとしても室内の遊びが多いため体力的にも楽ですし、異年齢保育を実施しているところも多いため、経験が豊富な50代の保育士であれば十分に転職できる可能性はありますよ。
病児・病後児保育施設
病児・病後児保育施設は、病気(病児)を患っている子供や病気の回復期にある子供(病後時)の中でも、集団保育が難しい子供や保護者の都合で家庭での保育が難しい状況の人の子供の保育をする施設です。
また、病児・病後児保育施設には「病院内に設置されたスペースで保育を行う医療機関型」「地域や自園に通う子供向けにサービスを提供する保育所型」「NPO法人などが運営している病児保育を専門に行う単独型」の3つが存在します。
そして、病児・病後児保育施設では体調管理や保護者・医療機関と相談した上で子供の見守りや与薬などの容態に合わせた病児保育対応をするため、保育士としての経験や感染症・病児保育に関する知見も求められます。
そのため、保育士としての経験が豊富な50代の保育士や子育て経験のある保育士、感染症や病気に対する基本的な知見がある保育士であれば、経験や知識を活かして働けますよ。
末永
50代まで保育士として働いていてきた人であれば、施設で感染症対策や病児に対する対応など様々な場面での保育を経験している人も多いので、転職先の選択肢としてはおすすめですね。
保育ママ
保育ママ(家庭的保育事業)は、自治体で定められた要件を満たした人が保育ママとして個人ないしは集団で保育サービスの提供を行う仕事で基本的に個人事業主として働くことになります。
保育ママになるには、各自治体で設けられている要件を満たした上で認可を受ける必要があり、保育施設では対応しきれない保育の受け皿の一つとして需要が高まっている仕事です。
保育ママになるための要件
- 健康な25歳~概ね60歳までの育児経験のある人、または保育士・幼稚園教諭・看護師などの資格保有者
- 月曜〜土曜の午前7時30分〜午後18時までの保育対応が可能な人
- 保育室として6畳相当の部屋を確保できて、未就学児童やペットがいない人
保育ママとして働く際には、育児経験だけではなく保育士としての経験や実績があった方が有利なため、50代になるまで保育士としての経験を積んできたことを活かしやすいです。
また、保育ママになるには開業準備が必要ですし、収入を確保するには様々な工夫も必要なので大変なことも多いですが、保育ママは少人数保育なので自分の理想の保育を実現しやすい仕事でもあります。
そのため、保育士としての経験を活かして保育ママとして働いてみたいと考えている人は、まず自治体の相談窓口にどのような対応が必要になるのか聞いてみるのが良いですよ。
末永
保育ママは個人事業主なので、税金の支払いや確定申告も必要になりますが、個人事業主として働く方が良いと感じる人もいるので興味がある人は転職先の候補に入れてみるのもおすすめです。
ベビーシッター
ベビーシッターは、個人宅や託児所で子供の世話をする仕事ですが、保育以外にも家事代行のような仕事もするので保育士経験が豊富な人や家事に慣れている人、子育て経験がある人にはおすすめの転職先になります。
ベビーシッターの仕事内容
- 依頼家庭の日常生活のサポート
- 保育園や習い事への送り迎え
- 子供の保育・遊び・見守り・しつけ
- 子供の勉強をはじめとした教育
- 子供の病気の際の病児保育
- 買い出しや掃除といった家事代行
- 保護者との打ち合わせや業務報告
上記のように、ベビーシッターの仕事には保育対応以外の業務が含まれることも多く、対象年齢は0歳〜12歳までの子供となっているため、保育士経験だけではなく家事や子育ての経験も活かせます。
そして、ベビーシッターとして働く際には正社員よりも、フリーランスや派遣・パートで働くケースが多いですが、休みの日も調整しやすいため、保育士に比べて働きやすいのも特徴です。
また、ベビーシッターの仕事は子供の世話が中心になりますし、会社によっては年齢を絞って保育対応を中心に行なっているケースもあるので、転職する際には会社ごとで提供しているサービスの詳細まで調べてみると良いですよ。
末永
フリーランスのベビーシッターとして働く場合には、自分でお客さんを探す必要がありますが、最近ではマッチングサービスも増えているので仕事を探しやすい環境は整っていますね。
保育園運営会社
保育士経験が豊富な人や保育園の運営業務に携わった経験のある人であれば、保育園運営会社でスーパーバイザーとして働いてみるのもおすすめです。
保育園運営会社のスーパーバイザーは、保育園運営を円滑に進めていくためのサポートやアドバイスをしたり、新規園の開園準備、行政対応、保育士の採用面接対応の仕事を行うこともあるため、保育士としての経験を活かしやすい仕事になります。
また、スーパーバイザーの求人では施設運営に関わっていた人や保育士経験の豊富な人を優先的に採用する傾向があるため、50代で保育士の経験が豊富な人や役職に就いて保育園運営に携わったことのある人には特におすすめです。
もちろん、運営会社によって採用基準は変わりますが、スーパーバイザーとして働くことで、多くの保育士を支援することができてやりがいもあるので、興味のある人は求人を探してみると良いですよ。
末永
保育士におすすめの転職サイト
50代におすすめの保育士の経験が活かせる福祉施設
保育士を辞めて他の職場で働く場合には、保育士経験が活かせる福祉施設で働くのもおすすめです。
また、児童向け・子育て関連の福祉施設には「児童保育」「児童養護」「障害児支援」「子育て支援」がありますが、それぞれ特徴も異なるので詳しく紹介していきますね。
学童保育施設・児童館
学童保育施設や児童館は児童が放課後に遊んで過ごすための施設で、それぞれ以下の特徴があります。
学童保育施設 | 小学生を対象に放課後に遊んで過ごせる場を提供する施設。基本的には平日の正午から夕方ごろの勤務になる。 |
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児童館 | 0歳〜18歳未満の子供が遊びを通して健全な育成活動を行うための施設。学童保育施設と併設されていることも多く、土日祝日に開館する施設もある。 |
学童保育施設は小学生を対象とした施設となっており、児童館は0歳〜18歳未満の児童を対象としているため、保育士の経験や子育ての経験を活かすこともできます。
また、学童保育施設や児童館は開館時間と閉館時間が決まっているため、労働時間も決まっていて残業も少ないのでワークライフバランスを重視する人にはおすすめの職場となります。
末永
学童保育移設や児童館では保育士経験が豊富な人を優先的に雇用するところもあるため、保育士経験が豊富な50代の保育士なら転職できる可能性は十分にありますよ。
児童養護施設・乳児院
児童養護施設は父母から虐待や育児放棄を受けた子供の擁護と自立支援を行う施設で、乳児院は保護者の病気、ネグレクト、受刑などで子育てが難しい乳児や虚弱児・障害児が入所する施設です。
児童養護施設 | 1歳未満〜18歳までの父母から虐待を受けている児童や育児放棄された児童を対象に擁護と自立支援を行う施設。 |
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乳児院 | 対象は0歳〜2歳となっており、保護者の病気・虐待・ネグレクト・就労・受刑などの理由で子育てが難しい乳児、虚弱時・障害児などの養育上の課題を抱えている乳児が入所する施設。 |
児童養護施設や乳児院は育児放棄や虐待にあって心に傷を負った子供も多いため、保育施設の保育以上に子供に向き合いながら、心のケアや自立支援を行います。
特に、児童養護施設では子供の保護者として子育てをするつもりで子供と向き合うことが求められるため、保育士経験が保育で様々な子供と関わってきた人や子育て経験を活かせる仕事となります。
末永
児童養護施設や乳児院で働きたいと考えている人は、まず雰囲気を知るためにもボランティアに参加してどのような雰囲気なのかを把握することもミスマッチを防ぐためには必要です。
児童発達支援センター・放課後等デイサービス
児童発達支援センターや放課後等デイサービスは、知的障害・精神障害・身体障害を抱えている児童の発達支援の訓練を行う福祉施設で、それぞれ以下のような特徴があります。
児童発達支援センター | 知的障害・精神障害・身体障害を抱えている未就学児を対象に、地域・保育園・家族と連携しながら日常生活や集団生活に必要な訓練を行う施設。 |
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放課後等デイサービス | 知的障害・精神障害・身体障害を抱える小学生から高校生までの就学児を対象に、放課後や休日・長期休暇の間で、地域・学校・家族と連携して日常生活や集団生活に必要な訓練を行う施設。 |
児童発達支援センターと放課後等デイサービスを併設している施設もありますが、基本的には年齢差や個別差を考慮して一人一人の発達段階に合わせた訓練を実施していきます。
また、障害を抱えた児童の訓練には、障害特性に対する理解と適切な対応力が求められるため、保育士としての経験があって様々な子供の保育をしてきた50代の保育士にはおすすめの転職先ですよ。
末永
障害児の支援は大変なことも多いですが、困っている子供やその家族への支援をすることにやりがいを感じている人も多いため、興味がある人は具体的なことについて調べてみると良いですよ。
子育て支援センター・母子生活支援施設
子育て支援センターや母子生活支援施設は、子育てをしている親子を支援するための福祉施設で、それぞれ以下のような役割を担っています。
子育て支援センター | 地域の子育て中の家庭を支援するための施設で、公共施設や保育施設に拠点を設けて交流や相談の場を提供する一般型と児童福祉施設で交流や相談の場を設ける連携型がある。 |
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母子生活支援施設 | 児童福祉法第38条に基づき、配偶者のない女性や夫がいてもDVなどの理由で生活を共にすることが難しい女性と養護する18歳未満の子供を保護して、自立の促進のための支援や退所後の相談や援助を行う施設。 |
子育て支援センターや母子生活支援センターでは、対象者には多少違いがありますが、どちらも子育て中の家庭や母子を支援するための施設で、保育士として働いてきた経験や自身が子育てをしてきた経験を活かすことができます。
また、子育て中の家庭の中には生活に困窮している家庭もあるため、子育ての相談だけではなく、利用できる制度や補助金の紹介などのアドバイスもできるので、子育て支援センターや母子生活支援施設は社会貢献性の高い仕事としておすすめですよ。
末永
福祉施設には様々な種類の施設があり、それぞれ目的や用途は異なりますが、いずれも社会貢献性の高い仕事ばかりです。
そのため、もし自分の経験を活かせて、社会貢献ができる仕事への転職を視野に入れているのであれば、福祉施設への転職も検討してみると良いですよ。
末永
保育士におすすめの転職サイト
50代で未経験の職種に転職するのにおすすめの職種
50代で未経験の職種に転職するとなると転職先は限られてしまいますが、その中でも未経験から挑戦しやすかったり、今までの経験を活かせる仕事はたくさんあります。
そこで、本項では50代で未経験の職種に転職するのにおすすめの職種を紹介していくので、保育士以外の仕事に興味がある人は参考にしてみてください。
介護職
介護職には「介護補助」「介護士」「介護福祉士」「ケアマネージャー」がありますが、未経験からなら介護補助か介護士への転職がおすすめです。
介護業界は高齢化社会に伴って医療業界と同様に需要が高くなっている業界で、60歳を超えても体力的に問題がなければ働き続けることができます。
また、人手が不足している業界で、最低限の仕事をするためには特に資格も求められないため。50代で未経験であっても転職はしやすい職種になります。
もちろん、年収を上げるためには資格取得も必要ですが、介護業界の仕事に興味がある人は、介護施設の種類や仕事内容について調べてみてください。
販売職
販売職も最低限のコミュニケーション能力があれば働くことができる職種で「コンビニ」「スーパー」「薬局」「百貨店」「ブランドショップ」「セレクトショップ」など様々な転職先があります。
保育士としての経験を活かすのであれば、子供用品店の販売員がおすすめですが、販売員は未経験からでも転職はしやすい職種なのでおすすめです。
また、雇用形態は基本的にパートになるので、年収は下がってしまいますが、収入にこだわらないのであれば選択肢の一つに入れてみるのも良いですよ。
ですが、時給単価で考えると保育士として派遣やパートで働いた方が良いことも多いので、保育士以外の仕事で体力的な負担が少ない仕事を探している人向けの転職先と言えますね。
工場作業員
工場作業員も正社員ではなくパートで働くことが多いですが、工場作業は単純作業が多いため体力的な負担も少なく、長く働ける仕事になります。
工場作業員、基本的にライン作業やピッキング作業、機械の監視や操作を行うオペレーター作業、商品の品質管理を担うための検査・検品作業のいずれかの業務を行うことが多いですが、いずれも特殊技能や知識が必要ないものも多いです。
もちろん、慣れない作業だと時間がかかることもありますが経験を積めばすぐに慣れますし、保育士とは違って臨機応変に対応するよりも決まった作業をこなすことになるので、決まった作業を淡々とこなしていきたい人におすすめの職種になります。
年収の水準は工場によって変わりますが、保育士とは異なる仕事がしたい人や単純作業ができる仕事がしたいと考えている人は工場作業員も候補に入れてみると良いですよ。
清掃スタッフ
清掃スタッフは主に施設の清掃業務を行う仕事なので、最低限の掃除の知識や経験があれば未経験からでも十分に働くことができます。
年収の水準は保育士よりも低くなる可能性が高いですが、清掃業は年齢を重ねても知識があれば長く働ける仕事なので、掃除が好きな人や掃除が得意な人にはおすすめの仕事になります。
もちろん、清掃の仕事は汚い場所を掃除するので抵抗を感じる人もいますが、定年を超えた後も長く働いていきたいと考えている人の転職先としてはよくある選択肢の一つなので、興味がある人は詳しく調べてみると良いですよ。
また、一般的な清掃スタッフではなくハウスクリーニングや店舗清掃といった本格的な清掃の仕事は年収の水準も多少は上がるため、もし清掃の仕事に興味がある人は専門性を高めていける職場を選択するのもおすすめです。
家事代行スタッフ
家事代行の仕事はその名の通り、一般家庭の家事を代行する仕事で、あまり清掃しない箇所の清掃がしたい人や普段から仕事で忙しくて家事をする時間がない人からの需要が伸びている仕事です。
そして、保育士経験があればベビーシッターの仕事に共通する仕事もありますし、業者によってはベビーシッターと家事代行サービスを併せて提供していることもあるため、保育士経験や長年家事をしてきた経験を活かすこともできます。
また、家事代行もベビーシッターと同様に1回あたり2時間〜3時間で働くことになるため業務時間の調整もしやすく、仕事の内容も限られているので比較的働きやすい仕事となっています。
保育士経験がある場合はベビーシッターのサービスも提供している会社で働くと給料が上がる可能性はありますし、時給単価も保育士に比べて高いところもあるので興味がある人は調べてみてください。
コールセンタースタッフ
コールセンタースタッフは、商品やサービスを利用する顧客からの問い合わせ対応や商品案内を行う仕事で、仕事にはインバンド業務とアウトバウンド業務があります。
インバウンド業務 | 顧客からの電話の問い合わせに対して商品やサービスの案内や注文、予約受付、担当者への取り次ぎを行う。 |
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アウトバウンド業務 | 商品やサービスの顧客となる対象に営業電話をして、商品やサービスの説明、アポイントの取得、アフターフォロー、アンケート/市場調査を行う。 |
コールセンタースタッフはコールセンターで働くこともあれば、環境が整っていれば自宅での対応もできる可能性もあるため、長く働いていきたい人にはおすすめの仕事になります。
また、年収は保育士に比べると下がる可能性が高いですが、体力は必要ないですし、未経験からもマニュアルに沿って対応できれば問題ない仕事なので、興味がある人はどのような求人があるのかチェックしてみてください。
50代の保育士が転職をするなら転職エージェントを活用すること
50代の保育士が今の職場から転職したり、未経験の職種へキャリアチェンジする際には転職エージェントを活用して相談しながら転職活動を進めていくのがおすすめです。
というのも、転職エージェントでは50代での転職活動の進め方や意識したいポイントも把握していますし、希望の条件や働き方に合う仕事を探して紹介してくれるので効率的に転職活動を進めていくことができます。
また、50代で保育士として転職する際には、役職の求人や年収・待遇の良い求人を探す人も多いですが、そのような求人は非公開求人として限られた人だけにしか紹介されないため、求人探しの幅を広げるためには複数の転職エージェントを併用することが必要になります。
そして、転職エージェントにも得意分野があり、転職を成功させるためには適切なサービスを活用していくことが重要なので、本項では50代で転職する保育士におすすめしたい転職エージェントをいくつか紹介していきますね。
保育施設や福祉施設への転職におすすめの転職エージェント
保育士として保育施設で働いたり、福祉関連の施設への転職を考えている人は、保育士向けの転職エージェントを活用するのがおすすめです。
特に、保育士ワーカー・マイナビ保育士・保育士人材バンクは、保育士の転職に精通していて幅広い求人を取り扱っているので希望に合う求人を見つけることができますよ。
保育士におすすめの転職サイト
求人数・転職支援実績ともに保育士業界トップクラス!全国約1,500人のキャリアアドバイザーの徹底サポート体制
おすすめポイント
- 保育士転職トップクラスの支援実績と信頼
- 他の転職サイトやハローワークにない非公開求人多数
- 「その人のためのオーダーメイド型転職サポート」で保育士の理想を実現
保育士人材バンク限定の求人多数!働きやすさなど独自の情報で転職成功
おすすめポイント
- 東証プライム市場上場・厚生労働省認定の信頼
- 保育士人材バンクだけの独占求人多数!
- 保育観・働きやすさ・こんな方におすすめ、など他サイトにない情報も独自掲載
人材大手のマイナビが運営する保育士特化の転職支援サービス!保育士ならではの悩みや不安の解消にベスト
おすすめポイント
- マイナビグループのサポートノウハウで転職成功!
- 保有する情報はアドバイザーが直接保育園に足を運んで収集
- 所属アドバイザーは保育士経験者か子育て中のママパパなので安心!
未経験の職種へ転職する際におすすめの転職エージェント
50代で未経験の職種へ転職したいのであれば、全業界・全業種の求人を取り扱っている大手転職エージェントを活用することで、幅広い選択肢の中から希望の求人を探すことができるのでおすすめです。
特に、リクルートエージェントやdodaは転職エージェントの中でも最大級の求人を保有していて、転職支援実績も豊富なので活用することで希望にマッチした求人を見つけることにもつながりますよ。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
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50代保育士のお仕事・転職に役立つ関連記事
50代保育士を辞めることを検討している人や保育士の仕事に関連する記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ異業種転職を目指す人も、気になる記事があればぜひチェックしてみてくださいね。
保育士として働いていて希望する仕事ができなくて転職がしたいなら、保育士向けの転職エージェントで希望に合う求人がないか相談してみるのもおすすめです。
特に、保育士ワーカー・マイナビ保育士・保育士人材バンクでは、保育士経験のあるキャリアアドバイザーも在籍しているので転職に関する相談もしやすいですよ。