保育士は年度途中で退職できる?退職の伝え方などの対処法を解説!
この記事では保育士の年度途中の退職の手順や、円満に退職できるための退職理由の作り方を徹底解説しています。
他にも年度途中で転職に迷う理由や解消の方法、引き継ぎ業務のポイントなども紹介します!
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★【年度途中での転職・退職は悪いことではない!】
年度途中に辞められるのは困るという保育園が多いことから、年度末まで転職・退職することを我慢してしまう保育士は実際に多くいます。
ただ年度途中に転職できないわけではないので、自分と向き合って転職すべきかどうかじっくり考えてみましょう。
保育士は年度途中でも退職できる
結論から申しますと、保育士は年度途中でも退職することは可能です。
退職する2週間前までに退職の意思をきちんと伝えれば問題ないと法律で定められているので、年度途中であっても退職できます。
職場への申し訳なさで引け目を感じる人も多いですが、自分の体調や気持ちを優先して決断しましょう。
ただし、その保育園の雇用契約や就業規則により「1〜3ヶ月前に退職の意思を伝える」と決められている場合は、そのルールに則って退職時期を調整しましょう。
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なぜなら、大手エージェントはあらゆる業界・職種の求人をトップで網羅しており、業界知識や未経験転職を目指す求職者のサポート実績が豊富です。
そのため、保育士に限らず他の職種に転職する際の意思決定のサポートは、大手エージェントがもっとも信頼できます。
保育士を続けるか迷う人は、保育士専門の転職エージェントと総合型の転職エージェントを併用するのがおすすめです。
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保育士が年度途中で退職したいと思う理由
保育士が年度末ではなく年度途中で退職したいと考えるには、いくつかの原因やきっかけがあります。
保育士が年度途中で退職したいと考える理由は、以下に挙げた5つが挙げられますね。
人間関係がつらい
保育士が年度途中で退職したいと考える理由の1つ目は「他の保育士との人間関係がつらい」ことです。
クラス担任になると、年間通して同じメンバーと業務をおこないます。
そのため、一緒に働く職員との関係性が拗れると、1年間ずっと気まずい雰囲気の中過ごすことになり、それがストレスになってしまうんですね。
保育園は閉鎖的な空間で派閥が生まれやすいのも原因の1つです。
その結果、年度途中でも転職して解放されたいと考える保育士も結構多くいます。
結婚や妊娠・出産などのライフイベント
保育士が年度途中で退職したいと考える理由の2つ目は「結婚や妊娠・出産などのライフイベント」によるものです。
保育園によっては育休産休制度が整っていて取得率も高い場合もあります。
制度が整っていなかったり人手不足だったりする場合は、突然のお休みをとることが難しく、育児と仕事の両立が可能なのかが不安材料となって辞めてしまう人が多いです。
また保育士は、早番遅番のシフト制がある点も育児との両立を難しく感じさせる要因になっているようです。
職場環境の悪さ
保育士が年度途中で退職したいと考える理由の3つ目は「職場環境の悪さ」が挙げられます。
保育士は人手不足の場合、シフト勤務で早番が終わっても、残業してそのまま遅番の保育に入らなければいけないこともあります。
これが日常茶飯事かつ当たり前になっていることに嫌気がさして退職したいと考える保育士が多いです。
さらに少ない人数で子どもを見守りながら事務作業や行事・イベントの企画をおこなうなど、保育士の業務は多岐にわたります。
その結果、サービス残業や持ち帰り仕事が当たり前になってプライベートの時間を確保できないことに不満を持つ保育士もいますね。
給料が低い
保育士が年度途中で退職したいと考える理由の4つ目は「給料が低い」ことですね。
実際に厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」を参考に算出してみたところ、保育士の平均月給は約27万円で、平均年収は約397.1万円でした。
「令和4年賃金構造基本統計調査」の情報をもとに、保育士の月給や賞与、年収を算出しましたので、参考にしてみてくださいね。
表は→にスクロールできます。
月給 | 賞与 | 年収 | |
---|---|---|---|
20歳〜24歳 | 23万円 | 47.4万円 | 323.4万円 |
25歳〜29歳 | 24.8万円 | 68.4万円 | 366万円 |
30歳〜34歳 | 25.8万円 | 66.6万円 | 376.2万円 |
35歳〜39歳 | 27万円 | 76.4万円 | 400.4万円 |
40歳〜44歳 | 29.8万円 | 85.4万円 | 443万円 |
45歳〜49歳 | 28.1万円 | 88.6万円 | 425.8万円 |
50歳〜54歳 | 28.7万円 | 80万円 | 424.4万円 |
55歳〜59歳 | 28.9万円 | 70.9万円 | 417.7万円 |
保育士1人あたりの業務量が多く残業も多い傾向にある割には給料が低い・安いということに不満を抱き、退職したいと考える保育士が増えている傾向にあります。
さらに、子どもの命を預かるという責任が大きい職種にも関わらず、給料が見合わないと感じて退職したいと考える保育士も多く見られますね。
体調を頻繁に崩すようになった
保育士が年度途中で退職したいと考える理由の5つ目は「体調を頻繁に崩すようになった」ことです。
保育士は子どもたちと一緒に遊ぶことも仕事なので、体力を消耗しますよね。子どもをおんぶしたり抱っこしたり、一緒に遊ぶ際にはしゃがんで砂場遊びをしたりして、腰痛を患う保育士も多いです。
また、職場の人間関係のストレスから体調を崩してしまう保育士も多く見受けられますね。中には、休日まで仕事のことを考えて気が休まらず、それが体調に出る人もいます。
自分から退職したいと考える人もいますが、家族や友人から保育士を退職したほうが良いのではないかと退職を勧められるケースも結構あるようですね。
保育士が年度途中で円満退職できる5箇条
保育士が年度途中で転職や退職することになったとしても、できるだけ円満に退職したいと考えている保育士も多いと思います。
そこで、保育士が年度途中で退職しても円満に運ぶように大切なポイントを以下5つにまとめてみました。
退職理由やこれまでの経験・得たスキルを言語化する
まずは退職理由やこれまでの経験、その中で得たスキルを言語化しましょう。
そうすることで、退職理由を伝える際に相手にはっきり自分の意志を伝えることができます。
辞める理由がはっきりしないまま、ただ「辞めたい」とだけ伝えられても相手は納得できないですよね。
また、「現職を退職して何を実現したいか」、逆に「どうなったら嫌なのか」など自分の気持ちを整理することにも繋がるので、以下の要素について考えてみてください。
- 職務経歴・スキル・経験・実績の棚卸し
- 強みやアピールポイントの整理
- 自身の課題や現状の問題点の洗い出し
- 現在の職場や働き方に対する不満の洗い出し
- 希望する待遇や働き方に関する情報の整理
- 希望するキャリアに関する情報の整理
- 自分の中で大切にしている価値観・保育感
- 希望を実現するために必要なことを整理
辞めたい理由が漠然としていると、何をどう変えたら良いのかがはっきりせず仮に転職しても同じことの繰り返しになってしまう可能性が高いです。
そのため、しっかり自分と向き合って自分の理想状態を明確にしましょう。
退職する旨を3ヶ月前までに伝えておく
保育士を年度途中で退職する際は、退職する意思を3ヶ月前までに直属の保育主任や園長に伝えましょう。
なぜなら、保育園は欠員を補充するために求人募集を打ち出したり、今後のスケジュールを考え直したりする必要があるからです。
そのため本来は年度途中での退職を避けるのが望ましいと言われますが、心身に影響が出る前に保育園への配慮も忘れないようにしながら退職の手続きをしましょう。
また、中途半端に後任保育士へ引き継ぐことがないように、区切りの良いところまで自分が業務を担当しておこない、早めに引き継ぎ準備をするのが良いでしょう。
持ち越すことになりそうであれば、これまでの経緯や今後の予定についてきちんと共有するのがベストですね。
引き継ぎ作業や準備を早めにおこなう
保育士が退職する場合には、早めに引き継ぎの準備をおこなう必要があります。
後任の保育士にスムーズに引き継げるように、引き継ぎノートを作成するようにしましょう。
引き継ぎノートには、子どもたちの名前やその読み方、子どもたちの好き嫌いやアレルギーについて、さらに疾患経験など健康に関する情報などを記載しておきましょう。
また、保護者とどのように付き合っていくのが良いのか、どんな家庭環境であるのかなどこれまで気を付けていたことはできるだけ書き記しておくと、後任の保育士の負担が減りますね。
子どもや保護者・職員に挨拶をする
年度途中で退職する場合は、事前に子どもや保護者・職員に挨拶しましょう。
なぜなら、年度途中で退職するとクラスの担任が変わることになるため、子どもたちが戸惑ったり保護者が不信感を抱いたりするからです。
他の保育士が人事異動になって他のクラスの子どもたちにも影響が及ぶので、退職する際にはしっかりと挨拶するのは礼儀として大事ですね。
表は→にスクロールできます。
挨拶の仕方 | |
---|---|
子どもたちへの挨拶 | 子どもたちへの挨拶は難しい言葉を使わず「もうすぐお別れする」「バイバイします」など、わかりやすい言葉を使うのが良い。 子どもたちの名前を出す場合は、名前を呼ばれなかった子どもが悲しまないように全員の名前を呼ぶようにする。 |
保護者への挨拶 | 保護者へ伝えるときには「責任感がない人」と思われてしまっている可能性が高いため、まずは年度途中で退職してしまい迷惑をかけてしまうことへのお詫びをするのが良い。 合わせて子どもの保育を担当させてもらった感謝の気持ちと、行事に参加や協力してくれたことへのお礼を伝えるのが重要になってくる。 退職理由を聞かれた際には「一身上の都合によるもの」だと伝えるのがベスト。 |
職員への挨拶 | 一緒に働く職員に挨拶をする場合は、今後の業務で大きな迷惑を欠けてしまうことになるため、できれば朝会や会議などで少し時間をもらって挨拶させてもらうのが良い。 この際にもこれまで業務でお世話になったことへの感謝や、退職することで迷惑をかけてしまうことへのお詫びの気持ちをしっかり伝えるのが望ましい。 |
事前に年度途中で退職する意思を伝えるのは大事ですが、退職日間近に改めてリマインドでもう一度挨拶をして感謝の気持ちを伝えると印象が良くなります。
少しでも円満退職したい場合は、しっかりと丁寧に挨拶をしてこれまでの感謝の気持ちやお礼を伝えるようにしましょう。
転職エージェントを利用する
保育士が年度途中の円満転職を成功させるには、無料で利用できる転職エージェントを活用するのがおすすめです。
保育士は業務量が多くなかなか転職活動に時間を割けないと思いますし、自分1人で応募書類の準備をしたり面接対策をしたりするのも難しいですよね。そんなときに転職エージェントを利用すれば、効率的に転職活動を進められ納得のいく転職がしやすくなります。
面接官を納得させられる年度途中での退職理由もキャリアアドバイザーと一緒に考えられますし、面接でどのように伝えるのがベストなのか面接対策を通してアドバイスしてもらえます。
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中には保育士の転職に強みを持つ転職エージェントもあるので、より専門的なサポートを受けたい人や、保育士ならではの悩みを相談したい人におすすめです。
年度途中で退職するとなった場合、退職の意思を伝えるベストなタイミングや退職意思の伝え方などもアドバイスしてもらえるので、年度途中の退職に対する不安を解消できますよ。
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保育士向け!年度途中の退職理由
年度途中での退職は、タイミングの悪さからいい顔をされないのではと不安ではないでしょうか。
そこでここでは、保育士が年度途中で退職を伝える際に角が立たない転職理由の作り方を解説します!
勤務中の保育園への退職理由
一番気になるのは勤務中の保育園に、年度途中の退職を円満に伝える方法や伝え方だと思います。
保育園で年度途中の退職は心象が良くないので、不満を漏らしたりすることは避け、納得感のある理由を伝えるようにしましょう、
保育士の退職理由の伝え方ポイント
- まずは学年主任やリーダーから伝える。園長はその後
- 不満はあっても伝えず、前向きな理由づけをする
- 嘘はつかない
上記のポイントを意識しながら、退職理由の例文を参考にしてみてください。
保育士としてレベルアップしたい
〇年この保育園に勤めてきましたが、他の保育園の教育方針や文化にも触れたいと思うようになりました。
子どもの健全な成長のためには、さまざまな教育に触れて視野を広げる必要があると考えています。
他の職業でキャリアアップしたい
保育士としての経験を積んでいくなかで、幼児とのコミュニケーションだけでなく、一般企業での折衝もしてみたいと思うようになりました。
未経験から一般企業に就職可能な年齢にも限りがあるので、これをきっかけに一歩踏み出したいと考えています。
労働時間や環境に不満がある
子どものために授業やイベントの準備をしたりすることは、子どもたちの日々の成長を実感できる機会でもあり大変充実したものでした。
しかし、土日と平日でオンオフを切り替えて仕事ができれば、ワークライフバランスを充実させながら効率的に仕事ができるのではと考えるようになりました。
給料が低い
子どものそばで、子どもの成長を実感しながら教育に携われることはとても幸せでした。
ですが日々の業務の中で、整備された評価制度のもとで働ければさらに成長実感や意欲をもって業務に取り組むことができるのではと考えています。
家事や育児に専念したい
子どもが2歳になり、とくにうちの子は手に負えないような動きをしたり、頻繁に熱を出したりすることが多くなりました。
勤務を早退させていただくことも出てきたので、このままではご迷惑をおかけしてしまうことも考え、退職をさせていただければと思います。
最後に「年度途中であるこのタイミングで退職を伝えることとなり大変心苦しいが、引き継ぎや自分の持ち回りの業務などはしっかり完了させる」「この職場と子どもとともに成長させてもらえて感謝している」など、保育園側が年度途中の退職で抱く懸念を払拭する一言や、感謝の一言を添えると効果的です。
勤務先への退職理由の伝え方のポイントはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
転職先(企業)向けの転職理由
続いて転職成功の重要なポイントとして、面接官を納得させられる退職理由を考えることが重要になってきます。
転職活動中に応募企業に転職理由を聞かれた際の転職理由の答え方を解説します。
というのも、保育士が別の保育園などに転職する際、面接官は退職時期を重視する傾向にあるからです。
だからこそ、年度途中で退職をした場合は、退職時期に合わせて退職理由を考えることが大事なポイントとなります。
表は→にスクロールできます。
大事なポイント | |
---|---|
【年度末の3月】 | 保育士の退職時期としてもっとも多いのが年度末の3月。 このタイミングで退職した場合は、退職した理由をある程度正直に面接の場で伝えても責任感が問われることはなく、前向きに受け取ってもらえる可能性が高い。 とはいえ、ネガティブな理由ばかり伝えるのは NG。例えば、さらに保育に関するスキルや経験を向上させてキャリアアップするために退職したなど、前向きな姿勢を見せるのが良い。 |
【4月〜6月】 | この時期に退職した場合、面接官は「職場にうまく馴染むことができなくて退職したのでは?」と考える。4月〜6月という短い期間だからこそ、職場に馴染めるようにあまり努力しなかったのではないかと思われてしまう可能性がある。 また、採用してもまた年度途中で退職してしまうのではないかとも思われ、採用してもらいにくくなるケースがある。 そのため、短期間であったとしても自分がどのような努力をしたのか、悩みや不満を解消するためにどのような行動を起こしたのかという点を伝えられるのが良い。 |
【7月〜12月】 | 7月〜12月はボーナスの時期にあたる。ボーナスを受け取ってから退職した場合は、面接官から「自分のことしか考えていないのでは?」と思われて悪印象を抱かれてしまう恐れがある。 ただし、休暇明けや行事・イベントが終わった後での退職となれば、年度末まではいられなかったものの、一定の責任をしっかり果たした上でタイミングを見て退職したことをアピールすることができる。 |
【1月〜2月】 | この時期に退職してしまった場合、面接官は「なぜ年度末まであともう少しなのに退職してしまったのか?」と疑問に思う。 だからこそ、どうして1月〜2月というタイミングで退職してしまったのか、面接官を納得させられる理由を伝えることが重要になってくる。 |
年度途中と言ってもどの時期に退職するのかによって、面接で重視されるポイントなどが変わってきます。
上記に挙げた大事なポイントを参考にしながら、自分オリジナルの退職理由を考えてみてくださいね。
企業への退職理由の伝え方を、パターン別で紹介している記事やyoutube動画があるので、こちらも参考にしてみてください。
保育士が年度途中で退職する際の流れ
保育士が年度途中で退職するとなった場合に、どのようなことが必要になってくるのか押さえておきたいですよね。
そこで、保育士が年度途中で退職するときに大切なポイントを以下に2つ挙げてみました。
園に提出・返却するものを確認する
これは保育士が年度途中で転職することに限った話ではありませんが、保育園から借りていたものや受け取っていたものを確認して返却する必要があります。
退職する前に何を提出もしくは返却する必要があるのか、以下に挙げましたので参考にしてみてくださいね。
表は→にスクロールできます。
内容 | |
---|---|
健康保険証 | 退職すると健康保険から外れるため返却 |
入園証や名札・鍵 | 退職すると関係者ではなくなるため返却 |
通勤定期券 | 現物支給の場合は返却が必要 |
制服 | クリーニングに出してから返却 |
退職日の間近になって慌てて確認したり準備したりするのは良くないので、事前に何を返却するのかチェックしておきましょう。
園から交付してもらうものを用意する
これも保育士が年度途中で転職することに限った話ではないのですが、保育園から交付してもらわなければならないものがあります。
退職する前に園から何を交付してもらう必要があるのか、こちらも以下に挙げましたので参考にしてみてください。
表は→にスクロールできます。
内容 | |
---|---|
離職票 | 失業保険の給付に必要な書類。退職後10日前後で交付されるが、転職先が決まっている場合は不要 |
年金手帳 | 社会保険の加入手続きに必要なもののため、保育園に預けている場合は返却してもらう必要がある |
雇用保険被保険証 | 雇用保険の加入手続きに必要なもののため、必ず受け取るようにする |
源泉徴収票 | 今年度の収入額が記載されているもので、年末調整等の手続きに必要 |
保育園によっては健康保険被保険証の任意継続などの手続きが必要なケースもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
保育士が年度途中で退職するか迷った時の判断基準
年度途中で退職していいのか迷った時は、転職理由が以下のように自分の努力で変えられないことかどうかを転職の判断基準にしましょう。
自分の努力で変えられないことの例
- 職場で嫌がらせやハラスメント受けている
- 職場環境が劣悪でまともに休みが取れない
- 今の職場の待遇に不満があり解消が難しい
- 今の職場では希望や理想の実現が難しい
転職せずとも自分の努力で変わることなのに、せっかく築いた子どもや保護者との信頼関係を手放すのはもったいないですよね。
また何か壁に当たった時に乗り越えようとしない人は、転職者を受け入れる側から懸念されてしまいます。
そのため、現職で積める経験があるのなら、まずは自分の考えや行動を変えることで現状を打開できないか考えて実践してみましょう。
例えば残業が多いことが不満なら、残業を減らすための提案をしてみるなどです。
それでもうまくいかない場合は、体調を崩して働けなくなる前に転職を検討しましょう。
自分で冷静に転職しすべきか判断するのが難しい場合は転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェントは転職のプロとして面談で現状のあなたの気持ちを整理してくれたり、現状の不満を解消できるような転職先を一緒に探してくれます。
特に保育業界特化のエージェントだと、転職者に寄り添ったサポートで定評がある保育士ワーカー・保育士人材バンクがおすすめです。
無理をしすぎて働けなくなってしまう前に、現状の不満が転職して解決できるのかどうか転職エージェントに相談してみましょう。
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実際に保育士を辞めたい人・辞めた人のリアルな声は、以下の記事でまとめているので気になる人は読んでみてください。
保育士が年度途中で転職するメリット・デメリット
ここからは保育士を年度途中で退職することのメリットとデメリットを解説します。
メリットもデメリットも含めて転職することが現職の悩みの解消や、自分の理想を叶えることにつながるのか考えてみてくださいね。
保育士が年度途中で転職するメリット
保育士が年度途中で退職したいと考えて転職するとなった際に、マイナス面が強いのではないかと不安に感じる保育士の人もいると思います。
ですが、年度途中に転職をすることで得られるメリットもいくつかあるので、お伝えしていきますね。
給与が上がる可能性がある
保育士が年度途中で転職するメリット1つ目は「給与が上がる可能性がある」が挙げられますね。
もちろん、その保育園の求人票にもよりますが、基本給が少し高くなっていたり資格手当などが充実していたりして、他の保育園よりも給与が高くなる場合があります。
さらに、その保育園の福利厚生も充実している、または賞与の金額が高い場合はより収入額が増える可能性が十分にあります。とはいえ、保育業界は人手不足かつ人材難なので、魅力的な条件を求人票に記載しているブラック求人も混ざっているため注意が必要ですね。
自分で見極められる自信がない人は、自分の条件に合った求人だけを紹介してもらえる転職エージェントの利用がおすすめです。
ブラック求人に応募してしまうリスクを下げられますし、こんなはずじゃなかったというミスマッチも少なくなるので、安心して転職先を探すことができますよ。
初めて転職する人や転職に対する不安が大きい人は、知名度のある大手人材紹介会社のリクルートエージェント・doda・マイナビエージェントに相談してみるのが良いでしょう。
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人間関係の悩みを解消できる
保育士が年度途中で転職するメリット2つ目は「人間関係の悩みを解消できる」ことですね。別の保育園へ転職することで、現職で抱えている人間関係の悩みを解消できる可能性があります。
転職先で人間関係を再び抱えてしまわないようにするためにも、転職する際には事前に気になる保育園の情報をしっかりと収集したり、職場見学をしたりすることが重要になってきますね。
職場見学することが難しい場合は、実際に面接の際にどんな雰囲気なのか確認するのが良いでしょう。一緒に働く職員の人柄や保育園の雰囲気などを見ておくことで、何となく働くイメージが湧くのでおすすめです。
とはいえ、実際に入社してみなければわからない部分もあるので、必ずしも再び人間関係で悩みを抱えないとは言い切れません。
ですので、現職で抱えている悩みは解決できたとしても、新たな悩みの種が出てしまう可能性があることは覚えておきましょう。
スキルアップが望める
保育士が年度途中で転職するメリット3つ目は「スキルアップが望める」ことが挙げられます。
保育園によって保育のやり方や保育観、保育方針が異なってくるので、これまで取り組んだことのなかった保育プログラムやその保育園独自の行事など、さらに経験を積める可能性があります。
新しい職場で働くことにより、他の保育士の保育観などを知ることができるため、自分の保育士としての経験の幅がより広がっていきますよ。
さらに、保育園によっては研修に注力しているケースもあるので、求人票に記載されている福利厚生の部分をチェックしておくと良いでしょう。
研修に関する記載があれば、さらに保育士としてのスキルや経験を積むことができるので合わせて確認することをおすすめします。
保育士が年度途中で転職するデメリット
保育士が年度途中で退職したいと考えて転職・退職する際にどんなデメリットが生じるのか把握しておきたいところですよね。
ここでは、保育士が年度途中で転職することのデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
はじめから人間関係を築く必要がある
保育士が年度途中で転職するデメリット1つ目は「はじめから人間関係を築く必要がある」ことです。人間関係を良好にするためにも、まずはその保育園のルールを把握するところから始めるのがおすすめですね。
新しい保育園では前職のようなやり方ではないというケースがほとんどです。トラブルを起こさないためにも、しっかりとルールを把握しておくことで人間関係で揉めてしまうリスクが低くなります。
さらに、転職先では先輩にあたる保育士が自分よりも年齢や経験が浅い場合もあります。しかし、後から入社してきた自分が後輩にあたる立場になるため、人によってはジレンマを抱えやすいでしょう。
ただ、上手に年下の先輩と人間関係を築くことで、わからないことを質問しやすくなったり疑問に感じた気持ちを共有しやすくなったりするというメリットもあります。
また、保育園に関することはしっかりと教えてもらいながら学んでいき、子どもに関することは、過去の経験から教えてあげるというやり方もありますね。
退職金がもらえない、または金額が低くなる
保育士が年度途中で転職するデメリット2つ目は「退職金がもらえない、または金額が低くなる」可能性が生じることが挙げられます。
退職金は年単位で計算されるため、年度途中で退職した場合はもらえなかったり金額が低くなる可能性がある。
退職金が低くなる原因としては、退職金の支給率が挙げられますね。退職金の支給率は退職理由別に勤続年数1年ごとに計算される仕組みになっています。
総務省の「地方公務員の退職手当制度の概要」を見てみると、退職金の支給率は以下のようになっています。
総務省
ちなみに、公立保育園で働く保育士の場合は地方公務員の扱いになるので、退職金がもらえる条件は自治体の条例で定められた制度に沿って、地方公務員と同じような金額が支給されます。
ただし、正社員として勤続年数が1年以上必要になるので、1年未満で退職した場合は退職金がもらえません。
一方、私立保育園に勤務する保育士は、一般企業の従業員と同じ扱いになるため、退職金の条件はその保育園の就業規則によって大きく異なってきます。就業規則に退職金制度に関する記載がなければ、退職金はもらえないと判断して良いでしょう。
ただ、基本的には正社員かつ勤続年数が3年以上の保育士が対象になる場合が多いため、勤続年数が3年に満たない場合は退職金がもらえません。
年度途中で退職したい保育士に関する質問
保育士を年度途中で退職したいと考えている人によくある悩みや、質問を以下に3つピックアップしてみました。
疑問や質問にお答えしていきますので、年度途中で保育士を退職したいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
年度途中で退職したいけど年度末まで耐える?
保育士を年度途中で辞めたいのですが、やっぱり年度末まで耐えてから転職や退職している保育士が多いのでしょうか?
保育士を年度途中で退職したいと思ってもなかなか言い出せずに、年度末まで耐えてから退職する保育士は実際にとても多いですね。
保育士の場合は1年サイクルで動くことになるからこそ、年度途中での退職は業務を投げ出すのと同じことだと考えて、年度末まで頑張る保育士が多く見られます。
実際に年度途中で退職する旨を伝えたら、周囲のスタッフの態度が冷たくなったという保育士も結構多く見られますね。
冷たくなったという口コミを見て、年度途中ではなく年度末まで退職するのを控えたという保育士もいるようです。
年度途中の入社は不利になる?
別の保育園に年度途中で入社するというのは不利になりますか?
年度途中の入社は不利にはなりません。ですが、必ず年度途中で退職した理由を質問されるので、納得させられる理由が求められます。
その際に採用担当者を納得させられる理由をしっかり説明できなければ、採用してもらえる可能性が低くなります。
なぜなら「入社してもまた年度途中で辞めてしまうのでは?」と思われてしまうからなんですね。
だからこそ、保育士業界全体として年度途中での退職に対してネガティブな印象を持っていることを事前にきちんと理解した上で、転職活動を進める必要があります。
退職を引き止められたらどうする?
年度途中で退職することを伝えた際に引き止められたら、どんなふうに対処したら良いでしょうか?
退職できないと言われたり拒否されたりした場合は、前向きな理由を伝えるようにするのが良いですよ。
具体的には、家族の意向であることや出産や介護を控えているなど、保育園では対処することが難しい理由を明確に伝えるのがベストだと言えますね。
また、中には「子どもたちのことを考えて年度末まで」と引き止められるケースもありますが、しっかりと自分の気持ちを伝えながら退職交渉するのが良いでしょう。
この際に注意したいのは、退職理由を聞かれたときに不満やネガティブなことを伝えないようにすることですね。
保育士のお仕事・転職に役立つ関連記事
保育士を退職することを検討している人や保育士の仕事にまつわる記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ異業種転職を目指す人も、気になる記事を読んでみてください。
とはいえ、そんなに簡単に決断できることではないですよね。
そんな悩みを抱えている人は、保育士に特化している転職エージェントの保育士ワーカー・保育士人材バンク・保育士バンク!に、まずは相談してみることをおすすめします。