面接での退職理由の上手い伝え方!刺さる回答例を転職のプロが解説!
面接での退職理由を上手く考えられない、伝えられない人に転職のプロが考え方と伝え方を徹底解説します!
退職理由・転職理由をどう話したら良いのか分からない人向けに回答例も合わせてご紹介します!
最後に、私が厳選してぜひおすすめしたい転職エージェントを紹介しています。本気で転職をしたい人は最後まで見てみてくださいね。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
一般的な転職理由ランキング
dodaが発表している「転職理由ランキング2018」によると、一般的に多い転職理由は以下のような結果になっています。
ランキングの上位10つ中で、後ろ向きな退職理由は5つ。つまり、半数が後ろ向きな理由で退職・転職をしているということになります。
1位:ほかにやりたい仕事がある
2位:会社の将来性が不安
3位:給与に不満がある
4位:残業が多い・休日が少ない
5位:専門知識・技術力を習得したい
6位:幅広い経験・知識を積みたい
7位:U・Iターンしたい
8位:土日祝日に休みたい
9位:市場価値を上げたい
10位:会社の評価方法に不満がある
1位は前向きな理由ですが、2位の「会社の将来性が不安」、3位の「給与に不満がある」、4位の「残業が多い、休日が少ない」など、大半は後ろ向きな転職理由が多いようです。
上記のような抽象的な転職理由しか思いつかない方は「好印象になるように伝えなきゃいけないのはわかるけど言い換え方が分からない…」という方がほとんどなのではないでしょうか。
末永
退職理由は職場によって変わるので、転職経験がある人でも毎回企業に好印象な内容にするのは難しいです。
毎回ポイントになるのは、仮に退職を決めた背景に残業時間やストレスなどネガティブな要因があったとしてもそれで終わりではなく、退職理由を転職先で解消できたらどのように成長し、実績を残し、キャリアを築いていきたいのかといったポジティブな結末にもっていくことです。
しかし上記の内容を整えるには自己分析が必要な上、面接官も志望動機や自己PRの部分と関連して深掘りしてくるので、解像度の低い状態では面接官からの質問に明確に答えられず、お見送りになってしまいます。
退職理由の印象が悪いままだとスキルや志望動機が立派でも落ち続けることもあり得ます。ご自分の退職理由の印象の良し悪しはわからないので、転職のプロの第三者から退職理由を好印象なものに変え、自己PRや志望動機として深掘られてもご自身のビジョンとして自信をもって答えられるようにブラッシュアップしましょう。
末永
特にリクルートエージェントは年間40万名以上、dodaは通算700万名以上の利用者数を誇っています。
その数だけ退職理由の伝え方のデータベースも豊富なので、あなたの退職理由のパターンにベストな伝え方を調整してもらえますよ。
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末永
面接対策の記事を見ているということはある程度選考が進んでいますよね。面接対策のためだけに今から転職エージェントに登録する意味はないと思うかもしれませんがそんなことはありません。
というのも、今から退職理由をブラッシュアップすることで、今よりも条件がいい求人や働きやすい職場の求人の選考通過が叶うという大きなメリットがあるからです。
そういった点からも、転職エージェントに登録してよりよい求人に出会いつつ万全の対策を叶えましょう。
退職理由で面接官が見ている4つのポイント
実際に退職理由を考える前に、まずは面接官が「退職理由から何を知りたい」のか把握するようにしましょう。
面接という限られた時間で、面接官は無駄な質問はしません。必ず何かの意図があって質問をしています。
では、退職理由を通して、面接官がチェックしているポイントは以下の4つです。
それぞれについて、以下でより詳しく解説していきますね。
1.客観的に見て妥当性があるか
自分自身の退職理由が第三者から見ても「それなら転職しても仕方ないよね」という理由になっていますか。
例えば、「やりたくない仕事ばかりさせられた」という理由だった場合、それは辞めても仕方ないとは思ってもらえないことが多いのです。
それが嫌だと感じたことは事実ですが、第三者から見ると「初めからやりたいことができる仕事なんてない」「その希望を会社に伝えたのか?」「そもそも実力や努力が足りなかったのでは?」と思われてしまうからです。
他にも方法があったのに、それだけで会社を辞めてしまうということは、当事者である本人の気持ちはどうであれ、客観的に妥当だと感じられないということです。
2.他責性が強くないか
現状感じている不満について、必要以上に外部環境や他人に責任転嫁をしていないか、ということです。
例えば、「自分は頑張っているのに、チームで成果が上がらないため、自分自身の評価も上がらないから転職したい」というケースの場合。
成果が上がらない原因をチームメンバーの責任にしていますが、もっとチームに対してできることはなかったのか、実は自分にも責任があるのでは?と第三者から見るとそう思われてしまうことがあります。
「本当に自分に責任や原因がなかったのか」をしっかりと冷静になって考えることが大事になってきます。
3.変えられないことなのか、努力をした結果なのか
前職・現職で感じている不満や問題に対して、何らかの行動をとれば、実はそれらが解消することがあります。そのためにしっかり行動を起こしたのかが、これに当たります。
例えば、「上司に強く不満を感じて辞めたい」と考えている場合、自分が上司に対して感じている不満を伝えた上での転職でしょうか。
不満に思っていたことをまったく伝えておらず、話し合いもせずに早合点をして、自己完結してしまっているパターンは意外と多いです。
必ずではないのですが、話し合いをすれば関係性が改善し、実は辞める必要はなかった、ということは往々にしてよくあることです。
4.自社でも同じ理由で早期離職をしないか
実は、退職理由・転職理由は入社後の早期離職のリスクを判断する役割も果たしています。
「え、それは前職だからで、転職先でも同じ理由で辞めるわけないじゃない」って思ってしまいますが、それは大きな間違いです。
とくに人間関係や仕事環境に関わる内容は、転職先でも同じ問題に直面しやすいのです。同じ問題に直面したとき、自分自身で改善の努力を試みない場合、「また同じ理由で転職するのでは?」という視点で見られる傾向にあります。
その面接官の懸念点を払拭するために、改善しようと取り組んだ姿勢や、前向きな目標・目的を示すようにすると良いでしょう。
退職理由を考える大前提はウソをつかない!
退職理由を話すとき、前提として「ウソをつかずに本音で言う」ようにしましょう。
しかし、むき出しの本音だけではいけません。ウソをつかず、かつネガティブな退職理由をできるだけポジティブな転職理由に変換して伝えるように心がけるようにしてください。
つまり、本音をポジティブというオブラートで包むようにすると、面接官に刺さりやすいのです。
このとき気をつけるべきなのは「何を言うか(WHAT)」は本音で、ただ、「どう伝えるか(HOW)」は慎重にするようにしてくださいね。
実際に採用企業や面接官は、転職者の不満について、関心がまったくなく、それを評価することは一切ありません。
自分が面接官の立場になって「今の上司が平等に評価をしてくれない、こんなに頑張っているのに!」と話されても、一緒に働きたいとは思わないですよね。それと一緒なのです。
なのでネガティブな退職理由が悪いとか、ダメというわけではなく、しっかり熟考し転職をするだけの理由になるのか、を時間をかけて考えることが何よりも重要なのです。
【ケース別】退職理由の回答例
面接で退職理由を話すときは、何よりもポジティブに表現することが大切です。
でも、実際はネガティブな理由であることが多いですよね。
残業が多いとか、年収が低いとか、人間関係が悪化したとか。そういったネガティブな内容をポジティブな内容に変えるのって、案外難しいものです。
そこで、どのように変えたら良いのか実際の退職理由を例にしてまとめてみました。
「転職活動が上手くいかないなぁ……と感じている人は、ぜひ参考にしてください!
退職理由と回答例〜会社の将来性編〜
会社都合の場合は、業績悪化による倒産やリストラがこれにあたりますが、今回は「業界や会社の将来性に不安を感じる」ケースについて説明します。
前職・現職の将来性に対する不安を転職理由とするのも、実はよくあるケースです。
「業界の先行きが不透明で、会社の業績が好転しない。将来に対する経済的な不安で転職を決意した」といった転職理由に問題はないのですが、漠然とし過ぎているため、次の内容を追加すると具体性が増して、面接官への印象が良くなります。
業績の具体的な状況
どのような分野でどのぐらいの期間、どれぐらい業績が悪いのか。それが、自分にどのように影響したのか。
この4点を付け加えると、現在の状況が面接官に想像してもらいやすくなります。きちんと把握していない場合は、しっかりと調べておくようにしましょう。
業績の悪化は自分の努力ではどうしようもないのか
業績が悪いことに対して、実際に何をおこなったのか、実は面接官がとても興味のある疑問点です。
長期的に安定している企業でも、半永久的に安定しているとは限りません。不測の事態で業績が悪化することもあるので、その場合、どのように行動するのかを把握したいと思っています。
実際に行動を起こした場合は、どのようなことをおこなったのかを話せるようにしましょう。
自分が理想とするのはどのような状態なのか
上の内容と同じく、主体性を試される疑問点です。理想とする状態を実現するために、自分が何をしたのか、その結果応募先企業で不安が解消されることの説明ができればベストです。
「将来性に不安」といったネガティブな理由は、必ず前向きな内容に置き換えるようにしましょう。このとき大切なのが、自分が何に対して不安を感じていて、なぜ不安に感じるのか、その不安を解決するためにおこなった努力と、解決したときにどうなるのかを一貫性を持って話すようにしましょう。
末永
退職理由が「会社の将来性が不安だから」という方は不安の列挙ではなく「前職はどう将来性が感じられなくて」「どんな将来性を感じる職場に転職して」「その環境でどう活躍・貢献していくつもりなのか」の3点を言語化できるように準備する必要があります。
しかしその作業は自分1人で説得力のある内容に仕上げることは難しいため、転職エージェントの添削を受けることをおすすめします。
業績の悪化などによる会社の将来性への不安、という退職理由は漠然としている上に他責的ですが、上記の内容を準備しておくと企業から「現状の不満でなく、将来の環境でどう貢献するかという主旨でキャリアビジョンが構築されている」として評価を得ることができるのです。
転職エージェントはあなたの前職・現職での不安や不満など今回退職に至った経緯、また仕事においてどのような時にやりがいを感じるかなどをヒアリングした上で、会社の将来性や環境とあなたの志望動機・貢献意欲と紐づけた文章を添削してくれます。
末永
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その数だけ将来性に不安を持って転職する人のキャリアや選考対策の実績も豊富なので、会社の将来性に不安があって退職理由が浮かばない方は相談をおすすめしますよ。
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末永
また、退職理由の伝え方がスムーズに思い浮かばない人はビズリーチを利用して企業やヘッドハンターからのスカウトを待つのも1つの手ですね。
理想の企業からのスカウトを受け取ってから退職理由や選考対策をおこなうのもいいと思います。
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退職理由と回答例〜人間関係編〜
上司や職場の人とソリが合わなかったり、人間関係そのものが悪くて退職を決意する人は多いです。
人間関係というのは、非常に難しい問題です。そのため、どこの会社にもソリが合わない人は出てきてしまうものです。
学生時代でもどうしてもソリが合わない人っていましたよね。人間関係は、会社内外に関わらず、生き続けていれば避けては通れない部分です。
しかし、人間関係は積極的に働きかけることで、変えられる可能性を秘めています。本当に「人間関係のみ」で転職をしたいのでしょうか。
転職したことで短期的に問題は解決できたとしても、次の会社では人間関係を良好に進めていける根拠はあるのでしょうか。もし、次の会社でもソリが合わない上司や同僚がいたら、また転職するのでしょうか。
転職することが人間関係に解決する良い方法なのか、冷静になって考えることが大切です。
ただ、パワハラやセクハラなど、自分自身に対して物理的・精神的に害悪がある場合は、変に無理をぜず、第三者に相談するようにしましょう。それでも解決しないのなら、転職で環境を変えるのも有効な手立ての1つなので、速やかに行動することをオススメします。
人間関係で退職する場合の回答例を以下でご紹介します。参考にしてみてください。
回答例
前の会社では、個々人の成果や売り上げが重視されており、同僚や先輩などと一緒に仕事をしたり、意思疎通を取ることはほとんどありませんでした。
私自身は周りと連携しながら仕事を進めるのが好きなタイプです。そんな中で働いているうち、チームで一丸となって目標に向かって進み、意見を出し合いながら大きな成果を挙げたいという思いが強くなり、この度退職を決意しました。
人間関係が悪いということをそのまま伝えず、「前の会社は他の人間と連携を取ることができなかった」と伝えるのが良いでしょう。
人間関係に嫌気が差したという理由は、面接で語るのはご法度です。それを「周りと意思疎通を取りながら働きたい」と伝えることで、ポジティブな印象を持ってもらえるようになりますよ。
退職理由と回答例〜労働条件編〜
次は退職理由が労働条件に対する不満だった場合の回答例についてご紹介します。
今回は特に多い「社内の教育・研修体制に対する不満」「給与に対する不満」「残業に対する不満」「ノルマに対する不満」の4つをピックアップして説明します。
社内の教育・研修体制に対する不満が転職理由の場合
面接官からすると、「会社に何か与えられないと動けない受け身の人なのではないか?」とマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
そのため社内の教育・研修体制に不満がある場合も、伝え方を工夫したほうが良いでしょう。
回答例
前の職場の仕事内容自体は気に入っていたのですが、社内の教育と私の仕事に関する考え方との方向性が乖離していると常々感じておりました。
自分でこの仕事関係のセミナーに出向くなどして勉強をし、会社に貢献して成果を挙げたのですが、会社の唱えるやり方と異なるというだけで正当に評価されませんでした。
このままでは成長ができないと思い転職を志したところ、御社の仕事に対する考え方と私の考え方が一致していたように思い、御社を志望いたしました。
社内の教育に不満がある、教育が不十分だと話すより、方向性が異なると伝えたほうが好印象です。
自分なりに努力をしたけど、社内の教育方針と異なるため、どうにもならなかったという流れにすると、面接官が納得しやすい退職・転職理由になります。
そして、そのまま応募先企業を志望した理由にも繋げられるので、面接対策をするときにちょっとラクになるかもしれないですね。
給与に対する不満が転職理由の場合
お金はないと生活ができないので、給料や年収に対する不満も多い転職理由の1つです。
勤続年数や働きと比べ、転職市場から見てもあまりにも低い人がたまにいますが、そうでないこともよくあります。
給与や年収が低いと感じている場合、何と相対比較して低いと思っているのか、いくらが妥当だと考えているのか、それはなぜなのかを明確にしてみましょう。
実は勤続年数や働きに対して、妥当な報酬であることも少なくありません。また、転職をすることで年収がアップするのは、特例を除き意外と少ないのが現実です。
むしろ転職することで、今以上に年収を下げてしまう可能性もあるため、今一度冷静に考えたほうが良いでしょう。
ちなみに採用企業側からしても、年収を上げたいという転職理由では、採用したいと思えないことが多いのです。給与に不満を感じればまた転職される恐れがあるため、年収アップよりも仕事内容や仕事を通して自分がどうなりたいのかについて、話して欲しいと思っています。
回答例
以前の会社は実力主義と表向きは謳っているものの、実際は年功序列でした。
同期よりも大きな成果を挙げることに成功したのですが、給料は成果を挙げていない同期と変わらず。
良い成績を収めても給与に反映されないため、成果をしっかり評価してくれる実力主義の会社に転職しようと考えました。
今後は自身の能力を思う存分発揮して、高い評価を得ることを目指し努力したいと思っております。
年収が低いと嘆くだけではなく、「自分の努力や成果が正当に評価されない」という点を面接で伝えることが大切です。
年収が低いから不満だったというだけでは、「この人は給与のためだけに働くのか」とマイナスにとらえられてしまいます。
仮に、本心ではそうだったとしても、「給与が低いことへの不満」を「自分自身の実績を評価して欲しいという希望」に変換するようにしましょう。
残業に対する不満が転職理由の場合
実際に「残業が多く、体力的にキツイ」と思っていても、内容が漠然としているので、より具体的に説明できるようにしたほうが良いでしょう。
面接官からすると「定時に帰りたい」と考えている意欲の低い人物だと誤解されてしまう可能性があります。
例えば、「前職では毎日終電まで仕事をしていて、もう少し勉強に費やす時間が欲しいので、できれば21時までには帰りたい」など、第三者である面接官にも納得できることが大切です。
回答例
前職の仕事内容や人間関係などには満足していましたが、ほとんど毎日2時間以上の残業があり、自主勉強やスキルアップの時間を確保することができませんでした。
仕事時間外をスキルアップのために充てたいので、残業が無くなるよう仕事を早く終わらせるようにしたところ、上司に追加の仕事を与えられ、結局残業時間は変わらず、やむを得ず退職しました。
伝えるポイントとしては「残業自体が理由」ではなく「残業が成長の妨げになっていることが理由」とすることです。
残業が多いのは嫌だと言えば「仕事に対する意欲が低い」と判断されかねません。しかし、自分自身の成長を妨げになっていると伝えれば「意欲のある人だな」とポジティブな印象に変えることができます。
ノルマに対する不満が転職理由の場合
ノルマが転職理由の場合、「ノルマが達成できない」「ノルマがキツくて…」「ノルマがない会社に行きたい」はNGな伝え方です。
なぜなら、ノルマがキツくて達成できないというような理由は、問答無用でNGです。「会社の用意したノルマが達成できない無能」と、面接官に判断されてしまいます。
ノルマの有無で会社を選ぶというような伝え方も止めるべきです。営業職など、どうしてもノルマが課せられてしまう職種だと、自分で転職先の幅を狭めてしまうからです。
回答例
前職は非常にノルマが厳しく、数字を追いかけてそれを達成することだけを考える毎日でした。
ただ、それでは顧客一人ひとりと信頼関係を築き長く付き合うことは困難だと常々考えておりました。
もちろん私自身、一人ひとりと信頼関係を築くべく努力をしましたが、その結果これまで達成できていたノルマが達成できず、結局はまた数字を追いかけるだけの日々になってしまいました。
このままではいけないと思い、今度は顧客一人ひとりと長く信頼関係を築き付き合えるよう転職を決意した次第です。
ノルマがキツイ場合の伝え方ですが、「数字に終われるのではなく、顧客1件1件と長く信頼関係を築けるような仕事がしたい」と言い換えるのが良いでしょう。
要は「この仕事にもっと打ち込みたい」や「顧客を大切にするのがモットー」など、自分の意思とノルマが厳しい会社がミスマッチしているという考え方です。
末永
労働条件が不満で転職を考えている人は、転職エージェントから求人紹介してもらうのも一つの手です。
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退職理由と回答例〜自己都合編〜
自己都合による退職は実は上位にランクインしているほど多いです。先ほど紹介した「転職理由ランキング」でも1位にランクインしているほどです。
今回はこの自己都合による退職について「他にやりたい仕事がある」「今の仕事にやりがいを感じない」「結婚が理由の場合」「介護が理由の場合」「病気が理由の場合」に分けてご紹介します。
他にやりたい仕事がある
他にやりたい仕事がある場合の転職理由ですが、そのまま希望を伝えるのではなく「なぜその仕事をやりたいのか」「自分の経験をどのように活かせるのか」という点にも必ず触れるようにしましょう。
そこまでしっかりと伝えることができれば、面接官への説得力が高まりますよ。
回答例
これまでは自社製品を取り扱う機会がなかったため、開発・設計、製造、販売までを一気通貫で手掛け、よりお客様の声に応えられる環境で仕事に取り組みたいと転職を決意しました。
その中でも、貴社の◯◯という製品の◯◯という点に魅力を感じており、是非自分自身も◯◯の経験を活かして開発に携わりたいと考えております。
「他にやりたい仕事がある」という退職理由の場合、採用企業・面接官側は次の3つの視点を重要視しています。
- やりたいことというのは、どこまで具体的なものなのか?
- やりたいことを主張する前に、社会人としてのやらなければならないことを果たした上での主張なのか?
- やりたいことは現職でできないのか?社内で掛け合う等の努力をした上で、転職を考えたのか?
上記の3つの視点に基づいて、追加で質問されることも多いので、しっかりと自信を持って受け答えできるように準備しておくと安心です。
今の仕事にやりがいを感じない
なぜ「前職・現職の仕事にやりがいを感じないのか」を明確に言語化しておくことも、転職のミスマッチを防ぐ重要なポイントです。
それと同時に、なるべく前向きな転職理由であることも伝えるように心がけるようにすると良いです。
以下でやりがいに対する、ポジティブな変換例をご紹介しますね。
- 誰にでもできる仕事にやりがいを感じない → 専門性を高めたい
- 仕事に飽きた → キャリアチェンジをしたい
- 残業が多い → 効率的に常に業務が改善できる環境でチャレンジしたい
- 会社が閉鎖的 → チャレンジ精神が旺盛な会社を希望
結婚が理由の場合
結婚が転職の理由であることは、正直に話しても問題がありません。
ただ、その際に面接官が考えてしまうのが「また家族の都合で退職するかもしれない」「入社後、すぐに妊娠や出産で辞めてしまうかもしれない」というところです。
この2点だけは、しっかりとフォローしないと面接官を納得させるのは難しいでしょう。
そのためにも「結婚しても仕事を続けたいという意思」「家族の理解があること」「そして何があっても長く働き続けたいという意欲」は、自分の言葉で上手く伝えられれば、面接官の不安も払拭できますよ。
回答例
結婚しても仕事は続けたいと考えており、結婚後家庭も段々と落ち着いてきました。
そのため、前職の経験を活かせる御社を志望しました。
主人もこれには賛成しており、1日も早く職場に慣れ、長く戦力として尽力したいと考えております。
面接では結婚はしたものの、今は家庭状況が落ち着いていて、家族の賛同も得ていることを必ず伝えるようにしましょう。
その際に、合わせて「これからは自分なりに努力して、会社に貢献していきたい」という旨も話すようにすると、なお良いですね。
介護が理由の場合
「親の介護が必要になったため、退職した」という理由自体は、実はNGではありません。
そのため正直に「親の介護が必要になった」と伝えても、面接官の印象を悪くするようなことはないでしょう。
ただ、面接官は「介護が必要という状態が、入社後の仕事に影響を与えないか」という点を心配しています。転職理由を伝える際には、自然とこの点もフォローすると面接官の心配を解消できます。
回答例
父の介護が必要になったのが、退職をしたきっかけです。
父は千葉で一人暮らしをしており、しばらくは仕事を続けながら介護に家に通ったのですが、悩んだ末、父の状態が良くなるまで介護に専念しようと思い、退職しました。
現在父は東京の介護施設におりますので、介護で業務に支障をきたすことはございません。
東京には兄弟や親戚も多数おりますので、何かがあったときには対応してくれると申しております。今後はまた仕事に専念し、一刻も早くブランクを取り戻し、御社に貢献したいと思っております。
病気が理由の場合
前職・現職の退職理由が病気の場合、隠したりウソをつかずに、正直に話してください。病気療養のため、経歴とブランクが空く場合もありますよね。
応募先の企業がこれまでの経歴とあまり関係がないということも、場合によってはあるかと思います。
この場合ですが、退職理由に「病気」というキーワードが抜けてしまうだけで、面接官が抱く違和感がとても大きくなるのです。
しかし、このときに正直に「病気が理由で辞めた」と伝えることで、空白のブランクについて納得してもらえます。
例え、次の仕事が前の仕事と関連が薄くても「以前病気になった仕事は続けにくいだろう」という納得もしてもらえますよね。
そのため、まずは正直に話すことが何よりも大切です。病気の場合、伏せてしまうのは「絶対にNG」です。
回答例
長時間の残業や休日出勤など激務が続き、体調を崩してしまったというのが退職の理由です。
しばらく静養した結果、現在では体調も以前より良い状態まで回復しており、次の会社でも他の社員と変わらず働けると判断したため、再就職に踏み切りました。
御社では、前職の経験を活かし、出来るだけ早くブランクを取り戻して、力を尽くしたいと思っております。
病名や症状については自分から話さなくても良いのですが、もし面接官から質問を受けた場合には、簡素に伝えるようにしましょう。
その際に、病気は完治しており、今は他の人と変わらずに働くことができることも一緒に話すと、また体調を崩して辞めてしまうかも…という不安を拭うことができます。
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結論から言うと、自分の退職理由の内容が不安な人は、一度転職エージェントに相談することをおすすめします。
先ほどもお伝えした通り、転職エージェントでは面接で見られるポイントを抑えて、あなたの退職理由を添削してくれるからです。
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