転職面接における自己紹介のポイント・話し方を回答例とともに解説
転職の面接では「自己紹介をお願いします」と面接官から言われるケースが多いです。でも、自己紹介ってどんな感じで、どんな内容を話せばいいのか悩みますよね。
そこで今回はまず、自己紹介と自己PRの違いから、自己紹介の流れや面接官にウケる自己紹介のコツ。そして、ケース別に自己紹介の例文をご紹介していきます!
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転職面接の自己紹介で第一印象が決まる
限られた面接時間において、転職者と面接官がお互いに全て理解することはできませんよね。そのため、「第一印象=その人の印象」になりがちなんです。
人の第一印象は会って3〜5秒で決まるというメラビアンの法則があります。ですから、後からその印象を覆すことは難しいんです。
だからこそ、自己紹介は第一印象を決定づける重要な工程だと言えます。
印象が大事なので、話す時の表情や姿勢、声の大きさ、相手の目を見て話すという部分を意識しましょう。
面接官ががっかりしてしまう自己紹介について、動画で詳しく解説しているのでこちらも参考にしてみてくださいね。
自己紹介を面接官に響かせるコツ
このトピックでは、面接官に響く自己紹介にするためのコツを紹介しますね。
まず初めに、自己紹介と自己PRの違いをおさらいしておきましょう。
自己紹介では、名前、職務経歴、自己PR、志望動機などを簡潔にまとめて話します。
内容以外にも姿勢や話し方、雰囲気を見られていることが多く、面接官としては「この人と仕事をしていけるか?」という見極めもしています。
一方、自己PRは自分の強みや今までの実績について話します。採用に大きく関わってくるポイントになりますね。
実績以外にもスキルや資格について触れるのも良いです。実際の体験談も交え、自分の強みや経験について伝えると効果的ですよ。
自己PRについて詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください!
それでは、面接官にウケる自己紹介のコツをご紹介していきます!
1.気持ち良いコミュニケーション
転職面接では、気持ちの良いコミュニケーションが大きなカギとなります。
なぜなら「面接官がする質問の意図を汲み取れているか」「構造的に物事を話せているか」というポイントを見られているからです。
だからこそ、事前準備をしっかりしておくことが欠かせないんです。
2.これまでの経験や強みをまとめている
自己紹介は1分〜1分半であるケースが多いので、端的にこれまでの経験や強みをまとめているかどうか、これがポイントです。
その理由は、長く話し続けてしまうと面接官に伝わりにくくなってしまうからです。
簡潔に伝えた強みについて掘り下げていく質問がされるので、きちんと受け答えできるよう準備しておきましょう。
自己紹介の一連の流れ
転職面接の自己紹介の流れは以下の通りです。
- 挨拶
- 職務経歴
- 自己PR
- 志望動機
- 締めの挨拶
それぞれ、大事な要点をご紹介していきますね。
1.挨拶
まず、しっかりと挨拶から始めましょう。このタイミングで自分の名前も忘れずに伝えてください。
初めに「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます」と面接をしてもらえることへの感謝の気持ちを伝えると、面接官への印象が良くなりやすいです。
2.職務経歴
職務経歴では、以前の職種や業種、どのような仕事を担当してきたのか伝えます。最終学歴から職務経歴を簡潔にまとめるようにするとわかりやすくて良いです。
3.自己PR
自己PRはもっとも重要な部分なので、しっかりと自分のアピールポイントについて伝えましょう。
前の会社での売り上げや社内表彰されたことがあるなど、インパクトのある内容や具体的な数字を出すと説得力が高まって良いですよ。
4.志望動機
志望動機については、転職してどのような仕事をしていきたいか、転職して何をやりたいのか、どのように貢献したいか、この3点を具体的に伝えましょう。
なぜその会社を志望したのかについてもしっかり語れるように、企業の経営理念や商品についてリサーチすることが大切です。
面接での志望動機の正しい伝え方は、下記の記事で詳しく解説しています。
5.締めの挨拶
志望動機まで話終えたら「本日は宜しく御願い致します」と、しっかり締めの挨拶で終わらせましょう。
自己紹介での失敗あるある
よくある失敗は、「これまでの経験を細かく伝え過ぎてしまう」ことです。できるだけ詳しく伝えたいという一心で語ってしまい、その結果長くなってしまいお見送り…というケースが実際にありました。
また、新卒面接のイメージを持っている人は、例文を丸暗記して面接に臨んでしまう傾向にあります。そのせいで丁寧語が堅くなり、自然なコミュニケーションが取れず失敗…というケースも多くあります。
自己紹介の例文【ケース別】
自己紹介は在職中や第二新卒など、自分の立場によって変わってきます。そこで、ケース別の自己紹介の例文をご紹介していきます。
ぜひ、自己紹介を考えるときの参考にしてみてくださいね。
在職中の場合
在職中の場合、現在勤務している会社でどのような仕事をしてきて、どのような成果を出してきたのか。
数字などにして具体性を持たせると良いですよ。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。●●(自分の名前)と申します。
私は、●●大学を卒業後、新卒で株式会社●●に入社し、現在まで5年間勤務しております。
不動産の営業に従事し、お客様と直接お話をし、満足いただけるお部屋探しのサポートに尽力してまいりました。
お客様の生活に寄り添うように、ライフスタイルごとにオススメの物件をご紹介させていただいたり、ニーズを引き出したり具体的な提案をしております。
その結果、同期は平均して約150万円の売り上げでしたが、私は200万円近く売り上げることができ、社内MVPに選ばれたことがあります。
今回は、御社の社訓である、常にお客様に寄り添ったサービスを提供するという点に感銘を受け、応募させていただきました。
店舗用商品の営業職という異業種へのチャレンジですが、この経験を活かして、御社でも売り上げに貢献していきたいと考えております。本日は宜しくお願い致します。
第二新卒の場合
第二新卒の場合は、実務経験が少ないです。
ですから実績よりも成果を出すためにどう行動したのか、この点をアピールしましょう。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。●●(自分の名前)と申します。
私は、●●大学を卒業後、新卒で株式会社●●に入社し、2年間勤務しておりました。
前職では、店舗向け用品の営業を担当しておりました。入社当初は日に3件ほどしか訪問できませんでしたが、スケジュールや営業リストを見て、訪問先までの動線をしっかり意識するようになってからは、日に10件以上は訪問できるようになりました。
1日に回れる企業様が増えたことにより、業績アップにもつながりました。
今後は、もっと幅広い商品を扱う仕事がしたく、御社に応募致しました。顧客のニーズを汲み取り、それに合う商品を提案することに自信があります。
御社でご一緒に仕事をさせていただけましたら、前職の経験を活かして貢献できると考えております。本日は宜しくお願い致します。
転職回数が多い場合
転職回数が多い場合、職務経歴を短くまとめるのがポイントです。
また、もっともアピールしたい仕事を中心に伝えるようにしましょう。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。●●(自分の名前)と申します。
営業職は、株式会社●●で2年、株式会社●●で1年半勤務しており、営業職の実務経験は3年半あります。
今年で社会人歴は10年となりますが、株式会社●●では、店舗向けの営業職として2年ほど従事しておりました。
私の営業スタイルとしましては、顧客のニーズを的確に掴み、それに伴った商品を提案させていただくというものです。その成果も伴い、年間約1,000万円近く売り上げたこともあります。
今後は、さらに幅広い商品を扱う仕事がしたく、御社に応募致しました。前職の経験を活かして、御社に貢献できると考えております。本日は宜しくお願い致します。
フリーターの場合
フリーターの場合、何を経験したのか、どのような仕事ができるのか、この2点がポイントになります。
応募職種で活かせるスキルを積極的に伝えましょう。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。●●(自分の名前)と申します。
私は現在、接客業の外食チェーン店でアルバイトとして4年間携わっております。接客業をおこなうかたわらで、新人アルバイトの教育やシフト管理も同時に担当しております。
人と接するのが好きで接客業を始めました。私の信条としましては、アルバイトと正社員の接客レベルに違いがあってはいけないと思い、常に高い意識を持ちながら接客業に励んできました。
今回は、御社の社訓である、常にお客様に寄り添ったサービスを提供するという点に感銘を受け、応募させていただきました。
正社員とアルバイトでは責任の重さが違うとは思いますが、今までの経験を活かして、1日でも早く戦力として活躍できるように尽力いたします。本日は宜しくお願い致します。
面接の自己紹介で気をつけるポイント
面接の自己紹介で気をつけるポイントは3つあります。それは「新卒面接の自己紹介との違い」「在職中の社内でしか伝わらない言葉は使わない」「自己紹介の時間を制限される場合がある」ことです。
それぞれについて、次で詳しく解説していきたいと思います。
新卒面接の自己紹介との違い
新卒面接の自己紹介では、名前や学校名、学生時代に何をしてきたのか、という内容を面接官に伝えます。
具体的にはゼミやサークル、アルバイトなど力を入れてきたことを伝えることが多いです。
一方、中途面接の場合のアピール点は、これまでの仕事であげた実績や、実績に裏付けられたスキルです。数値で表現できる実績や課題解決力、統率力などシンプルに伝えられるスキルを伝えるのが好ましいですね。
とくに重要なのは、アピールポイントが応募先企業や募集職種で働く際に役立つものであることです。1度じっくり考えてみて、関係のある実績やスキルを選んでアピールすると、面接官からの評価が上がりますよ。
在職中の社内でしか伝わらない言葉は使わない
在職中の社内でしか伝わらない言葉を使うのはNGです。なぜなら、伝えたい内容が分かりづらく、結果それが落ちてしまう理由につながる場合もあるからです。
例えば、同じIT企業だと業界用語として「分かるであろう」と思って使った用語が、実は自分の社内でしか使用されていない用語だった…というケースがあります。
社内用語や専門用語は使用せず、極力相手が分かりやすいシンプルな言葉を使うようにしましょう。
自己紹介の時間を制限される場合がある
自己紹介の時間は制限されることがあります。もっとも多いのは1分で自己紹介するというパターンです。
なぜなら、転職者と企業側のお互いに不快感がないからなんです。「1分って難しい…」という人は、300文字程度の文章に収められるように意識してみてください。
限られた時間でしっかり話せるかどうかを重視されるため、落ち着いて話すことを意識し、簡潔に情報を伝えていきましょう。
自己紹介の対策をするなら
自己紹介は1人でも考えられますが、転職に慣れている転職エージェントと一緒に相談しながら考えていったほうが、効率よく転職活動をすることができます。
他にも、履歴書・職務経歴書の添削はもちろんのこと、気がかりな面接対策をおこなってくれ、不安な自己紹介にも的確なアドバイスをもらえます。
ただ、転職エージェントは担当になるキャリアアドバイザーによって、サポートの質が大きく変わってきます。そのため、大手転職エージェント2〜3社、特化型転職エージェント1社に登録し、実際に面談へ足を運んでみましょう。
面談の結果から、登録した各社を比較・検討し、自分と1番相性が合う転職エージェントと一緒に転職を進めていくのが転職を成功させる近道です。
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