転職理由を面接で上手く伝えるコツを解説!答え方の例文付き

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    今回は転職のプロの視点から、面接官を納得させ、選考の通過率を高められる転職理由や転職理由の伝え方、ケース別の回答例について徹底解説をします。

    なかなか面接に通過できなくて困っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

    最後に、私が厳選してぜひおすすめしたい転職エージェントを紹介しています。面接に受からない…それでも本気で転職したい人は最後まで見てみてくださいね。

この記事を書いた人
末永 雄大
アクシス代表取締役社長。リクルートキャリアで様々な企業の採用支援を経験、MVP6回受賞。転職エージェントや有料転職相談サービス「マジキャリ」など複数サービスを展開。Youtubeの総再生数は200万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」

転職理由・退職理由は本音で言う!

転職理由・退職理由に関わらず、面接ではウソをつかず本音で話すようにしましょう。

少しのウソならバレないと思って、本音を隠してしまう転職者が多いのですが、これは大きな間違いです。

なぜ、本音で話すことが重要なのかというと、百戦錬磨の面接官は転職者が本音で話しているのか、一般論で話しているのかを実はすぐに見抜くことができるからです。

その結果、転職者が本音で話していない=面接官は採否の判断ができない=採用がお見送りになってしまうことが多いです。

転職活動をしているからには、何かしらの不満を抱いているということは面接官も分かっています。

ただ、そのすべてを本音で話せば良いというわけでもないのです。本音で話す際に重要なのは、ただ単に現職や前職の不満を述べるのではなく、ポジティブな転職理由を話すことです。

例えば、自分が面接官で転職者が今の職場についての不満をダラダラと並べてきたら「気持ちは分かるけど、一緒に働きたいとは思えないな」と思ってしまいますよね。

だからこそ、事前に自分の考えを整理しておくのが良いと言えます。

面接官が転職理由で見る3つのポイント

転職理由を面接で上手に伝えるポイントを解説している女性

面接官が転職理由を転職者に質問するのは、履歴書や職務経歴書に記入されていることと、面接で話している内容に矛盾がないかチェックするためです。簡単に言ってしまうと、転職理由と志望動機に一貫性があるかどうかを確認されます。

その他にも、以下の3つのポイントも見られていますね。

この3つのチェックポイントについて、以下でより詳しく説明していきますね。

1.客観的に納得感のある理由か

転職理由を考える上で重要なのが、納得感のある理由であるかどうかです。

面接とはまったく違いますが、例えば、同じスーツでも既製品とオーダーメイドでは値段が変わってきますよね。

既製品はまとめて同じ型で作られているから安く、一方でオーダーメイドは寸法をしっかり測り、生地にもこだわっているので高いです。さらに縫製も人の手で時間をかけておこなっているので、これなら既製品よりも高くても納得してお金を支払えますよね。

面接での転職理由も同じことで、面接官に納得してもらえる理由であることが大切になってきます。

そこで面接官に納得してもらえる転職理由を考えるコツを以下で3つ紹介しますね。

①客観的に見て妥当性があるか

例えば、転職理由が「定時で帰れないから」という理由の場合、他の会社に行っても同じような状況が起こる可能性が高いです。また、採用する側としても「働く意欲がないのでは」と捉えてしまいます。

面接官に納得してもらえるように伝えるためには、具体的な数字や改善しようとしたというリアクションについて伝えるのが良いでしょう。

例を挙げるなら「入社した当初から毎朝8時から夜12時までの勤務が常態化してしまっている」「同僚も同じような状況でだったので、○○を提案したり人員を増やしてほしいと要望を出したりしたが、変化を好まない会社の風土があり、受け入れてもらえなかった」など、より具体的に伝えるのがポイントですね。

個人の能力不足によるものではないことや、改善を受け入れてもらえなかったから転職を決意したという自然な流れに持っていくことができますし、納得感もあります。

②他責性が強すぎないか

転職理由が「給料が低く昇給も見込めないから生活が苦しい」というものだったとしても、自分の頑張りを評価してもらえず給料がずっと上がらなかったとそのまま伝えるとマイナス印象を与えてしまいます。

だからこそ、数字を交えてより具体的に現状について説明するのが良いでしょう。

例えば「現職では月収19万円程度ですが、先輩社員に話を聞いたところ5年後も大幅な昇格や改善が見込めない状況です」という形にするのがベストだと言えます。

きちんと数字を交えて説明できていますし、さらに両親への仕送りが必要だからとか、自分が家族を持つことを考えると働き続けるのは難しいなど、面接官が納得できる事情もセットにすると良いですね。

③変えられないことなのか?

これは自分が抱いている不満や課題がその会社で本当に変えられないことなのか、というものです。抱える不満や課題を解決するために、自ら改善アクションを起こしたのかどうか、という部分もチェックされます。

例えば、何かしら不満や課題を感じていた場合、それを現状改善するため自分なりにこういう努力やアクションをしました、ということが大事です。

具体的には、課題解決のための施策を上司に掛け合ってみたとか、そのようなアクションをした上で、どうしてもそれが打破できなかった、というようなことですね。

他にも、現職や前職で実現できなかったことを御社に入社することで実現ができると思った、と伝えられるようにするのがベストですね。

2.早期離職の心配はないか

面接でなぜ転職理由を質問するのか、疑問に思っている人も多いと思いますが、実は「転職理由は入社後の早期離職のリスクを判断するための役割」も果たしています。

とくに人間関係や仕事環境に関わる内容は、転職先でも同じ問題に直面しやすいのです。自分自身での改善の努力などがみられない場合には「うちの会社に転職してもまた同じ理由で転職してしまうのでは?」という視点で見られる傾向にあります。

改善しようと取り組んだ姿勢や、前向きな目標・目的を示すことで、上記のような懸念を払拭することができます。

3.本当にそれしかないのか

「現職の不満を解消することができれば、あなたはそれだけで良い人なの? 他に仕事する上で、大切なことってもっとないの?」と思われてしまうものです。

こういった面接官が求めがちな視点・概念を、私は転職理由における現職の不満を改善する意味での「ネガティブ回避」に対して、より前向きにこういうことを強化していきたいという意味で「ポジティブの増幅」と呼んでいます。

ポジティブの増幅ができるように2つのポイントを以下で紹介します。このポイントを面接官に対して上手にアピールすることができれば、あなたへの評価は高まります。

①採用後にどのような強みを活かして働いてくれそうか

新卒とは違い中途採用にあたる転職では、即戦力として活躍できることが求められます。

これまでの経験から「何を武器に転職先で貢献したいのか」を意識して、転職理由にも関連した内容を盛り込むようにすると良いでしょう。

②どんな仕事をしたいと考えているのか

2つ目は、具体的にどのような仕事に取り組みたいのかという部分です。

採用ポストに希望・能力が共に合致しているのかは、合否に直接影響します。そのため、転職理由でどのような仕事をしたいのかを具体的に伝えるようにしましょう。

【ケース別】面接官を納得させる転職理由の伝え方

転職理由の伝えかたに自信を持っている人

とはいえ、具体的にどうすればいいの?と困ってしまう人が多いですよね。

そこで、以下で転職エージェントである私が見てきた「ポジティブな転職理由を言ったのにも関わらず、面接ではうまくいかない…」という場合によくある事例と対策をレクチャーしていきます。

キャリアアップしたい

「前の職場では成長できないと思い、キャリアアップをするため転職を決意しました」と言う人は多いです。

しかし、面接官に「前の職場ではなぜキャリアアップできないのか」「うちの会社ならなぜできると思ったのか」と突っ込まれてしまい、回答に困ってしまうことがよくあります。

「キャリアアップしたい」でNGになってしまう理由と回答例を紹介します。

注意点

「キャリアアップのため転職を決意した」という理由は、面接官にとってとても好印象です。向上心が感じられ、プラスポイントになるからです。


ただし、納得できる理由が用意されていれば、です。


前職でキャリアアップできなかった理由もしくは転職先でキャリアアップできると思った理由が曖昧だったり、理由を考えていなかったりした場合にはNGとなってしまいます。

回答例

前職では、ホテル業界に特化した営業方針を掲げるWEB制作会社で営業をしておりました。

親和性が高いとして不動産関連企業や観光施設への営業を提案しましたが、人員問題から方針の変更は無理だと受け入れてもらえませんでした。

ですので、様々な業界のクライアントの課題に向き合うことができ、営業職に高いコンサルティングスキルが求められる職場で働きたいと強く思い、転職を決意いたしました。

自分にとってのキャリアアップ=より大きな責任のある仕事にチャレンジすることという具体的に定義することが重要です。

また、なぜ前職ではキャリアアップができないのかという理由を明確にすることに、気を配ってください。

その状況にある中で、努力をした結果報われなかったため、転職を決意したという流れに持っていくとなお良いでしょう。

スキルアップしたい

「もっとスキルアップできる環境で挑戦したいと思い、転職を決意致しました」というのもよくある転職理由です。

キャリアアップしたいと同様に、「前の会社ではできないのか」「どうしてスキルアップしたいのか」「採用したらうちの会社にどんなメリットがある?」など、様々なことを面接官は質問してきます。それを明確にできなければ、評価はされません。

「スキルアップしたい」でNGになってしまう理由と回答例を紹介します。

注意点

スキルアップという言葉自体が抽象的で漠然とした言葉なんです。


極論ですが、スキルアップの定義が曖昧であれば、前職・現職でも同じ仕事を1年〜3年続けていけば、スキルアップそのものはできるので評価されないんです。

回答例

自分がこれまでおこなってきた業務においては、一定高い成果を出せ、通常業務においては1プレイヤーとして習熟することはできたと自負しております。


ただ、一方で新しいことを経験したり、身につけたりする機会がありませんでした。そのような状況を改善するため、上長に新しいミッションを任せてもらえないかと交渉してみたり、なるべく他部署とのプロジェクトに積極的に参加したり、ビジネス書を読む等してきました。


その中で現職の営業経験の中でマーケティングに関わるプロジェクトを一部経験することができ、営業よりもより多くの顧客にリーチをおこなうことができるマーケティング業務に興味を抱きました。


しかし、今の会社ではマーケティング部門に異動できる機会がありません。御社の商材や顧客層に対してのマーケティング支援の営業にチャレンジすることで、自分が求めるマーケティング分野のスキルを向上することができ、また同時に商材は異なりますが、現職での自身の営業経験を活かすことで御社に利益貢献できるのではと思い、転職を決意しました。

上記のように、具体的にどのようなスキルアップを求めているのか、今の会社ではそのスキルアップができないことを伝えるようにしましょう。

会社は社員のスキルアップをどのように業績に反映させるかを考えます。自分勝手な成長理由を語るのではなく、身につけたスキルをどのようにその会社で活用したいのかといった視点を忘れないようにしましょう。

キャリアチェンジしたい

前職と違う仕事をしたい理由を明確にした上で、向上心のある人材という印象を与える伝え方がポイントです。

ただ「前職は自分に合わないと感じ、キャリアチェンジがしたくて転職を決意しました」というように「前の仕事が合わないから」という根拠はNGです。それよりも「前職で培った経験やスキルを活かして、もっと別の分野で活躍したい」というチャレンジ精神をアピールしたほうが、効果的でしょう。

注意点

新しいことにチャレンジしたくて、転職を決意する人も中にはいます。


挑戦し続ける姿勢は良いのですが、なぜキャリアチェンジをしたいのか、明確にしないと飽きっぽい人なのでは?と思われてしまうので注意が必要です。

回答例

5年間営業を続けてきましたが、営業を続けていく中でお客様の生の声を直接聞く機会が多く、そういったお客様のニーズに応えるように商品の企画をしてみたいという思いが強くなったため、転職を決意しました。

繰り返しになりますが、転職理由はすべてにおいて前向きが1番です。

やりがいのある仕事がしたい

「もっとやりがいのある仕事がしたいと考え、転職を決意致しました」は20代に多い転職理由です。

やりがいという定義は難しいので、面接官としては自社にやりがいを感じなければまた辞めてしまうのでは?と警戒してしまいます。

「やりがいのある仕事がしたい」でNGになってしまう理由と回答例を紹介します。

注意点

どんな仕事も初めから自分の思い通りに大きな仕事ができることはありません。


入社して日が浅いにもかかわらず「やりがいがない」という理由を述べてしまうと「うちでもすぐに辞めてしまいそう」「忍耐力がなく自分本位だな」という印象を与えてしまうので要注意です。

回答例

現職では、自社の採用業務を任されています。


2年間毎日、面接業務を担当してきたことで、その人の適性や人柄を限られた時間の中で見極める能力が身につきましたが、毎日同じことの繰り返しで、やりがいの部分で物足りなさを感じるようになりました。


採用のスペシャリストになるために、採用方法の設計や入社後の教育や評価制度についての知識も身につけたいと考えております。


現在の職場は、採用部門も採用設計・面接・教育・制度設計の業務フローごとに担当がいるため、これらの知識を身につけることが難しい状況です。


そのため、面接だけではなく採用設計や教育、制度設計などの採用全般の業務に携わるチャンスのある環境で、より仕事の幅を広げたいと思い転職をしようと思いました。

仕事に対するやりがいは人それぞれ違います。「仕事の幅が広がること」「昇進すること」「年収アップ」など、人によって「やりがい」という定義は異なってくるのです。

自分にとってのやりがいが何なのか、しっかりと言語化・定義しておき、現職・前職では自分の思うやりがいにミスマッチや不一致が出ていることを具体的に伝える必要があります。

将来性のある仕事がしたい

「前職の会社では将来性が感じられず、転職を決意致しました」というのもよくある転職理由です。

将来性という言葉は簡単に使えるため、ついつい使ってしまいますが、面接官にしてみれば「じゃあ、あなたにとっての将来性ってなんなの?」と思うわけです。

「将来性のある仕事がしたい」でNGになってしまう理由と回答例を紹介します。

注意点

「やりがいのある仕事がしたい」という転職理由と被ってしまいますが、将来性は非常に曖昧な言葉です。


曖昧な言葉のため、多くの転職者が使ってしまうので、具体性が伴わない将来性という言葉は評価しづらい部分があります。

回答例

前職では、銀行の法人営業を担当しておりました。


競合の企業の倒産や合併という話も聞きますし、前職で勤めていた会社でも業績が停滞し、リストラの話も上がっておりました。


業界モデル的にも、これから先の飛躍が見込めないのではないかと不安になったとき、このままこの業界で営業の仕事を続けていて良いのか?という疑問と、別の業界でこれまで身につけてきた営業のスキルをさらに磨いていきたいと思い転職に思い至りました。

やりがいと同じように、自分自身にとっての「将来性」が何なのかをしっかり定義するようにしましょう。

将来性とは「自分自身の能力・スキルアップなのか」「会社でのポジションが上がることなのか」「会社が倒産しない安定性なのか」など、自分の中でどういう定義なのか、明確に答えられるように考えてみてください。

面接では将来性の定義を明示するとともに、その将来性を志望動機と絡めて話せるようにしておくと、一貫性があって面接官を納得させやすいです。

また、ネガティブになりがちな退職理由を上手く伝えるコツや、対象者別に転職理由の伝え方を解説している記事もあるので、以下の記事も参考にしてください。

関連記事面接での退職理由の上手い伝え方!刺さる回答例を転職のプロが解説!
関連記事【必読】女性に多い転職理由って?印象の良い伝え方を伝授!
関連記事第二新卒の転職理由は重視される?うまく伝えるコツを伝授!【例文付き】

転職理由や面接が不安な人は転職エージェントに相談!

面接では「なぜ転職をしようと思ったのですか?」と絶対に聞かれます。その際に第3者目線で、転職理由をちゃんと言語化しておくことが求められます。

とはいえ、「本当にこの理由で大丈夫なの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか?

転職エージェントを利用すると、志望企業別に転職理由の回答はもちろん面接でみられるポイントを把握した上で面接の対策を無料で受けることができるのでおすすめですよ。

あなたの志向性をヒアリングした上であなたに合った企業を提案してもらえるので、転職したあとのミスマッチ等のリスクも減らすことができると思います。

そこで転職のプロである私がおすすめの転職エージェントをいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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【関連記事・動画】転職理由を面接で上手く伝える方法

最後に、転職の面接対策のノウハウを解説している関連記事を紹介します。

面接対策が不安な人は、以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?

また、面接で受かるための転職理由について、以下の動画でもわかりやすくまとめております。

ぜひこちらも合わせて参考にしてみてください!

「面接官に刺さる転職理由とは? すべらない面接対策⑦」

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