保育士をサポートする保育補助とは?メリット&デメリットを徹底解説
保育士をサポートする保育補助へ転職したい人に向けて、働くメリット・デメリットをはじめ、向いている人の特徴や注意点を解説します。
また、保育士を手助けする保育補助が活躍できる職場についても合わせて紹介します。
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保育士をサポートする保育補助とは
保育園は子どもたちひとりひとりに目が届くように保育士数が最低限定められているものの、実際にはなかなか難しいことです。
子どもたちと触れ合いながら危機管理をしたり衛生管理をしたりするなど、スムーズに業務をこなすことができないケースもあります。
末永
保育士をサポートする保育補助の主な仕事内容は、以下に挙げたものとなっています。
保育補助の仕事内容
- 保育室・教室の片付けや掃除
- 食事やおやつの準備、手助け・片付け
- 保育日誌の記入
- 子どもの遊びを見守る、一緒に遊ぶ
- おむつ替えや排泄の介助
- お昼寝の準備と寝かしつけ など
保育士をサポートする保育補助は、その保育園によって勤務体系や業務内容が異なってくるので、事前にきちんとどこまでが自分の業務内容になるのか、しっかりと確認しておくのがベストですね。
末永
気になる保育補助の求人を見つけて勤務形態を調べるのは大変なことだと思うので、そんなときは無料で活用できる転職エージェントの利用がおすすめです。
保育士専門のキャリアアドバイザーが気になる求人企業の詳しい業務内容を把握しているので、求人票に記載されていない情報も教えてくれるため安心感がありますよ。
末永
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保育士と保育補助の違い
末永
保育士と保育補助の違いは資格の有無や担任の有無が挙げられます。
保育士はクラス担任を受け持って、保育理念や保育方針に沿った保育計画を作成したり、季節ごとの行事を企画して主体的な準備をしたりします。また、保護者と定期的なコミュニケーションを図って子育てなどの相談に対応することもあります。
一方、保育補助はあくまでも保育士のサポートをするのが役割のため、クラス担任を受け持ったり、保育理念や保育方針に沿った保育計画を立てたりということはしません。
保育士のみでは対応することが難しい業務のサポートをおこない、働きやすい環境を整備するのが保育補助の責務になりますね。ただし、保育士が不足している施設の場合は、保育士同様の業務内容を任されて負担を感じてしまうケースもあるため注意が必要です。
末永
保育士が不足している施設なのかどうかという確認も、保育士特化の転職エージェントを活用することでより詳しく確認することができますよ。
とくに保育士ワーカーは保育士領域トップクラスの求人数と保育士の支援実績があるので、保育園からの情報も豊富に保有していますよ。
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保育士をサポートする保育補助が活躍できる職場
保育士をサポートする保育補助が活躍できる職場は数多くあります。どんな職場で働くことができるのか、以下にまとめました。
サポート業務をおこなう保育補助への転職を検討している人は、どの職場が自分に合っているのかイメージする際の参考にしてみてくださいね。
保育園運営会社の本社勤務
保育士をサポートする保育補助は、保育園運営会社の本社勤務で活躍することができます。保育園運営会社の本社勤務は、大きく以下の3種類に分けられています。
表は→にスクロールできます。
詳細 | |
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総合保育士 | 総合保育士になるためには、基本的に保育士資格が必須。保育士としてさまざまな経験を積みながら管理職候補としてのキャリア形成できる職種。 さまざまな地域や保育施設を定期的に異動しながら現場経験を積み、主任や園長として保育のスペシャリストを目指す。または本部スタッフとして運営側で働く。 |
スーパーアドバイザー | 保育園の運営を円滑に進めるために多様な業務をこなす。具体的には園長や副園長、保育士のサポート、新規園の開園準備、行政からの監査対応や保育士の採用面接など。 主に運営サポートをおこない、保育士が働きやす環境を整備する保育園に欠かせない職員。 |
総合職 | 総合職は一般企業と同じで「人事・採用担当」「営業」「運営管理」「バックオフィス」などの職種に分かれている。一般企業と同様に事務や営業・人事など保育園の運営サポートをする仕事もあれば、系列園を巡回しながら保育士として働く場合もある。 保育士資格の必要有無は業務内容によって異なり、資格が不要な場合は事務や人事などをメインとするケースもある。 |
保育園運営会社の本社勤務のメリット
- 保育士の経験を活かして働ける
- 保育園を支えていることのやりがい
- プライベートと両立できる
保育園運営会社の本社勤務のデメリット
- 職種によって子どもと触れ合う機会がない
- 転勤や部署異動が生じる可能性がある
末永
保育士の資格を持っている人や保育士として勤務していた人であれば、資格や経験を活かして働けるのが嬉しいポイントになりますね。
企業内保育所
事業所内保育所は2015年4月から「子ども・子育て支援新制度」により「地域型保育事業」の枠組みの1つとして自治体から認可を受けた認可事業を指します。
事業所内のスペースに保育施設を設置して、企業が主体となって運営しており、従業員が仕事と子育ての両立をしやすいのが特徴であり魅力ですね。
利用できる子どもの対象年齢は原則として0歳児〜2歳児までとなっており、子どもの定員数は20人以上、もしくは19人以下となっていますが、認可基準によって異なってきます。
企業内保育所のメリット
- 業務の負担が少ない
- 少人数でアットホームな保育ができる
- 保護者と連絡が取りやすい
企業内保育所のデメリット
- 保育環境に制限がある
- 大人数をまとめる能力が身につきにくい
末永
働く際には保育士資格が求められるものの、サポートをメインにおこなう保育補助は無資格でも働けるので問題ありませんよ。
幼稚園
幼稚園は学校「教育」施設に区分されており、子どもの教育に重きが置かれています。
ここで指す教育とは学力を身につけるという意味ではなく、今後の教育を伸ばす心身の発達や運動能力、芸術的な感性を伸ばすことを目的としています。その役割から管轄が文部科学省になっていますね。
幼稚園における保育補助の業務内容は、担任の業務負担を減らすため活動に必要な教材を準備したり、給食を配膳したりするなど多岐にわたります。
幼稚園のメリット
- 子どもたちの成長を近くで感じられる
- 比較的に業務量が少ない
幼稚園のデメリット
- 翌日の準備などが大変になる
- 児童数が多くつねに配慮する必要がある
末永
サポートをおこなう保育補助として働く場合は、無資格でも未経験でも応募できる求人が多くあるのでチェックすると良いでしょう。
保育士としての経験がある人は、履歴書や面接で自己アピールできるので強みとして伝えるのがベストですね。
末永
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認可保育園
認可保育園は児童福祉法により「保育所」という名称で定められており、保育を必要とする乳幼児を保護者の元から通わせて、保育することを目的にした厚生労働省管轄の児童福祉施設を指します。
国が定めたさまざまな配置基準をすべてクリアしており、都道府県知事から認可されているのが大きな特徴として挙げられますね。
ただ、公立の認可保育園の求人は全体的に少ない傾向にあります。なぜなら、公立園で働く保育士は公務員になるため、福利厚生が手厚く長期的に勤めればそれだけ昇給していくことから、保育士の勤続年数が長く離職率も低い傾向にあるからなんです。
認可保育園のメリット
- 経営が安定している
- 行事やイベントが豊富にある
認可保育園のデメリット
- 行事による仕事量の増加
- IT関連の効率化が弱い
末永
保育施設によってはパソコンを使わず、手書きでの作業をメインにしている場合もあります。
なかなか新しいやり方が導入されずに、保育士や保育補助の負担を増やしてしまっているケースもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
末永
気になる保育施設がどのような形で業務を進めているのか自分で確認するのは難しいのですが、無料で利用できる転職エージェントを使うことで教えてもらうことができますよ。
ミスマッチを防ぐためにも事前にキャリアアドバイザーから詳細な情報を教えてもらった上で、応募するかどうか判断するのがおすすめですね。
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認定こども園
保育士をサポートする保育補助が活躍できる職場として認定こども園も挙げられますね。
認定こども園は、保育園と幼稚園の2つの機能を併せ持つ施設です。認定こども園には以下に挙げた4種類に分けられています。
表は→にスクロールできます。
詳細 | |
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幼保連携型 | 保育機能と幼稚園機能を併せ持つ施設。保育と教育が一体となっており、働く人は保育教諭と呼ばれる。保育士資格と幼稚園教諭免許の2つが求められる。 |
幼稚園型 | 保育が必要な子どもたちの保育時間を確保するなど、保育所のような機能を備えた施設。 |
保育所型 | 保育が必要な子どもたち以外の子どもも受け入れる機能を持った施設。 |
地方裁量型 | 認可がなく地域が運営する幼稚園や保育所は認定こども園として機能している施設。 |
認定こども園のメリット
- 幅広い年齢の子どもたちと関われる
- 幼児教育と保育の両面を学べる
認定こども園のデメリット
- イベントや行事が多い傾向にある
- 業務の負担が少し大きい
末永
認定こども園では、乳幼児の保育や教育はその後の人格形成の基礎を構築する重要なものであると考えています。
そのことから、生活を通して生きる力を養い義務教育への繋がりとして幼児教育の提供をおこなっています。
託児所
託児所は一般的に認可外保育施設を指す呼称です。小規模な保育施設や商業施設に設置された保育ルームなど、その形態はさまざまとなっています。
託児所を開設するには自治体への届出が必要になっており、条例や設置条件に適合していることが求められます。そんな託児所は以下の4つの種類に分けられていますね。
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詳細 | |
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一般的な託児所 | 一般的な託児所は独立型の施設や歯科医院、または商業施設に併設されているものなどさまざまある。 その施設によって対象年齢が異なり、乳児から未就学まで利用できるところも多くなっている。利用理由を問わず、幼児やリフレッシュなど柔軟に活用できる場となっている。 |
事業所内託児所 | 企業の従業員が子どもを預けて腹らける保育施設。オフィスに併設されていることもあれば、通勤に便利な場所に設置されていることもある。比較的に小規模な託児所が多い。 |
ベビーホテル | 夜間保育を実施する保育施設。夜の時間帯に預かるため、夕食の提供から入浴の介助、寝かしつけなどをおこなうのが特徴。 仕事などで夜間子どもの面倒が見られない保護者から強いニーズがある。 |
院内託児所 | 病院内で働く看護師や医師の子どもを預かる施設。夜間運営もしているケースが多く、託児所も24時間体制で子どもを預かる。 |
託児所のメリット
- 行事や書類作成などの業務が少ない
- さまざまな子どもと接する機会がある
託児所のデメリット
- 大きな行事やイベントの経験が積めない
- 保育園のノウハウやスキルを習得しにくい
末永
ただ、託児所は認可外保育施設にあたるので、保育に関わる職員のおおむね3分の1以上が保育士、または看護師の資格を持っている必要があります。
無資格でもOKという求人もありますが、保育士資格または看護師資格のある人が優遇される傾向にあるため、応募する際には確認しておきましょう。
末永
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子育て支援センター
子育て支援センターは、子育て中の家庭を地域で支援するための施設です。
自治体ごとに公共施設や保育園などの児童福祉施設のスペースを利用して運営されており、地域によっていろいろなサービスを提供しています。
そんな子育て支援センターは主に以下の2種類に分けられていますね。
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詳細 | |
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一般型 | 公共施設や空き店舗、保育園などに常設の子育て拠点を設けて、地域の子育て支援機能の充実を図る役割を持つ施設。 親子に対して交流の場を設けたり、地域の子育て関連の情報を提供したりしている。 |
連携型 | 児童館をはじめとする児童福祉施設など多様な子育て支援に関する施設に親子が集まる場を設けて支援する施設。 育児に関する相談や援助、子育てに役立つ講習などを実施している。 |
子育て支援センターのメリット
- 保育士資格がなくても働ける
- 保育士よりも負担が少ない
- 勤務日や時間に融通が利きやすい
子育て支援センターのデメリット
- 収入面が不安定
- 正職員になるためには保育士資格が必要
子育て支援センターで働く際に資格は必要ありませんが、保育士として働きたい場合は保育士資格が求められます。
末永
支援センターの求人は求人サイトや各支援センターの公式ホームページなどで募集されていますし、正社員だけではなく契約社員や保育士以外にも保育教諭を募集している施設もありますね。
また、中には保育士資格や経験がない人でも応募できる保育補助の求人を出している施設もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
保育士をサポートする仕事のメリット
保育士をサポートする保育補助をするメリットがあれば、事前に把握しておきたいところですよね。
そこで保育補助として活躍することのメリットを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
無資格でも実務経験が積める
保育士をサポートする保育補助として働く大きなメリットは、無資格でも実務経験を積めることが挙げられます。
とくに保育士を目指したいと考えている人にとっては、保育の現場や環境に慣れるための経験が多く積める良いチャンスになるでしょう。
そのため、実際に保育士試験の勉強を進めながら、保育補助の業務を通して実務経験を積んでいるという人も結構多く見られますね。
末永
保育士資格を取得する難易度は高いものの、子どもが好きな人なら楽しくてやりがいのある仕事になりますよ。
あえて保育補助の仕事を選択できる
実は保育士の資格を持っていても、あえてサポートをおこなう側である保育補助の仕事を選んでいるという人も多くいます。
これは家庭と子育て、仕事を両立させたいと考える人や、担任など責任感のある仕事を今は避けたいと考える人に多いですね。
その分、短時間で自由度の高い働き方ができる点がメリットだと言えるでしょう。
末永
もちろん、子育てが一段落して保育士として復職したいけど、ブランクによる不安が大きいという人でも保育補助はおすすめです。
保育士をサポートする仕事をのデメリット
保育士をサポートする保育補助のデメリットも、できれば事前に合わせて知っておきたいですよね。
ここでは保育補助として活躍する際のデメリットについて、お伝えしていきたいと思います。
正社員での採用がほとんどない
保育士をサポートする保育補助は基本的に非正規雇用が中心になっているため、正社員での採用がほとんどないというのが現状です。
保育補助は無資格でも働くことは可能なのですが、保育士資格を取得している人のほうが優遇されやすくなっています。
その理由としては「保育の専門知識がある」「保護者や対外的に印象が良くなる」という2点が挙げられますね。
末永
ただ、保育士資格がなかったとしても、これから保育士資格を目指しているなど前向きな姿勢を示すことでチャンスが掴みやすくなるので諦める必要はありませんよ。
子どもと触れ合う時間が少ない
保育士をサポートする保育補助は、子どもと触れ合う機会が保育士と比較して少ない傾向にあります。というのも、保育補助の業務は保育士のサポートをはじめ、掃除などの雑務が多く入ってくるからなんですね。
だからこそ、子どもとの触れ合いを重視したい人ややりがいを感じる人にとっては、不満に感じてしまう可能性があります。気になる場合は、面接の際に子どもと触れ合う時間があるのかどうか確認してみるのがおすすめですね。
末永
面接でどのように質問したら良いかわからないという人は、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに質問の仕方を尋ねるのもアリですよ。
面接対策をしてもらえるので、そこで質問の仕方を練習することができます。角の立たない自然な聞き方ができるので、ぜひ利用してみてくださいね。
保育士におすすめの転職サイト
給与水準が安定しにくい
保育士をサポートする保育補助は、シフト制が多いため収入が安定しにくいのがネックですね。保育補助はパートやアルバイト雇用が多くなっているというのも理由の1つとして挙げられます。
保護者が仕事を休んだ場合や土日祝日の場合は、預かる子どもの数も減るため保育補助が不要になって休みになるケースもありますね。
また、保育士をサポートする保育補助は非常勤にあたるため、保育士と同じような業務をこなしていても賞与がもらえないケースがあります。
末永
そこで実際に保育士と保育補助の給料がどのくらい違うものなのか、私立と公立、常勤と非常勤に分けて表を用意してみました。
今回の表は内閣府の「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果・修正版(令和元年11月26日)」を参考にしています。
表は→にスクロールできます。
保育士 | 保育補助 | ||
---|---|---|---|
私立 | 常勤 | 301,823円 | 223,584円 |
非常勤 | 187,816円 | 168,561円 |
私立保育園勤務の保育士(非常勤)の平均給与は、1ヶ月あたり18万7,816円に対して、保育士資格を持っていない私立保育園勤務の保育補助(非常勤)の平均給与は、1ヶ月あたり16万8,561円と収入に差が生じています。
一方、公立保育園のほうのデータは以下の通りとなっています。
表は→にスクロールできます。
保育士 | 保育補助 | ||
---|---|---|---|
公立 | 常勤 | 303,113円 | 148,720円 |
非常勤 | 162,859円 | 149,238円 |
公立保育園勤務の保育士(非常勤)の平均給与は、1ヶ月あたり16万2,859円であるのに対し、保育士資格を持っていない公立保育園勤務の保育補助(非常勤)の平均給与は、1ヶ月あたり14万9,238円とこちらも収入に差が生じているのがわかります。
末永
年収ベースで考えると保育補助の年収は低い傾向にあるので、収入を増やしたいと考えている場合は、保育士の資格を取得してから保育士として働くのが良いかもしれません。
保育士をサポートする仕事に向いている人
保育士をサポートする保育補助に自分が向いているのかどうか、前もってチェックしてから転職するかどうか決めたいという人もいると思います。
そこでサポートをおこなう保育補助に向いている人の特徴を以下に5つ挙げましたので、当てはまっているのか確認してみてくださいね。
子どもと接するのが好きな人
保育の現場で働く場合、子どもが好きであることは大前提になりますし、子どもたちに愛情を持って優しく接してあげることが大事です。子どもが好きだからこそ、業務をすることでやりがいを感じられますよね。
子どもたちは保育士の行動をよく見ていますが、それは保育士のサポートをする保育補助の人に対してもまったく同じです。
「この先生なら甘えられるかな?」「自分を受け止めてくれるかな?」なんて色々な方法で子どもたちが試してくるので、子ども好きな人なら楽しく仕事をこなすことができるでしょう。
末永
勤務先によっては子どもたちと接する機会が少ないケースもあります。
ですので、事前に面接などでどのような感じで働くことになるのか質問して確認しておくのがおすすめですよ。
周囲と協力して働ける人
保育補助の業務は保育士との連携が重要になってくるため、周囲と協力して働ける人が向いていますね。保育施設では子どもたちの様子や1日の行動を共有するために、報告・連絡・相談することが欠かせません。
これは自分のためや保育士のためではなく、子どもたちの安全を守るために必要なことだからこそ、小さな問題でもしっかり報告することが大切になってきます。
また、報告・連絡・相談することで働く職員同士のチームワークが良くなり、クラスの雰囲気が良くなることにも繋がります。
末永
さらに職員同士の信頼構築や子どもたちが快適に過ごせるクラスにするためにも、積極的にコミュニケーションをとって働く姿勢がとても大事ですね。
観察力や注意力がある人
普段からよく周囲を観察している人や注意力のある人は保育補助の仕事に向いていると言えますね。
というのも、保育補助の仕事では子どもたちが安全に楽しく過ごせるようにするために、しっかりと注意深く観察することが重要になってくるからです。
保育園の内外に危険な箇所はないか、ケガをしそうな遊び方をしている子どもはいないかなど、細部にまで目を配ることが大切ですね。
末永
そのため、子どもたちを普段からよく観察して、ケガなどしないように注意しながら見守れる人に向いていると言えるでしょう。
体力や忍耐力のある人
体力がある人や忍耐力がある人にも保育士をサポートする保育補助の仕事は向いています。なぜなら、保育補助でも子どもを抱き上げたり一緒に遊んだりするケースが多いため、体力が求められる傾向にあるからなんですね。
また、小さな子どもたちに風邪やインフルエンザなどを移してしまわないためにも、自分自身の健康管理をしっかりするのも大事です。
その逆で、子どもたちから移されてしまうこともあるため、健康でいられるように管理するのも大切なポイントになりますね。
末永
さらに、子どもたちはこちらが思うように動いてくれないことが多いことに加えて、複数の子どもたちを同時に相手にしなければなりません。
そのため、すぐに腹を立てずに辛抱強く周囲と協力できる忍耐強い人に保育補助の仕事が向いていると言えますね。
臨機応変に対応できる人
何事にも臨機応変に対応できる人も保育士をサポートする保育補助の仕事に向いていると言えますね。
というのも、子どもが体調を崩して突然発熱してしまい、保護者に送迎の連絡を入れるなど、想定外の事態が多く起こりやすいからです。
スケジュール通りに業務を進めることができないなんていうことも日常茶飯事にあります。だからこそ、突発的な事態に陥っても臨機応変に対応できる柔軟さが欠かせなくなってきます。
末永
柔軟な思考と行動力のある人なら、そのような状況に陥ってしまっても適切に対処できるので保育補助に向いているでしょう。
保育士をサポートする仕事の注意点
保育士をサポートする保育補助への転職を検討している人の中には、事前に注意点や心構えがあれば知っておきたいという人もいると思います。
ここでは保育士をサポートする際に注意したいことをお伝えしていきます。
保育士に確認せずに判断をする
保育士をサポートする保育補助は、基本的に資格を有する保育士の指示に従って業務を進めていくことなります。
そのため、保育士に何も確認せずに自分で勝手に判断をして行動するのは良くありません。何かトラブルが生じてしまった際に自分ひとりで勝手に判断すると、かえって事態が悪化してしまう可能性も考えられます。
末永
また、保育園やクラス担任の保育士に指示された方針に沿わないからと言って自分で判断すると、子どもたちを混乱させてしまうことにもなりかねません。
ですので、問題が生じたときや判断に困ったときには、必ず保育士に指示を仰ぐようにしましょう。
指示されたことに反論する
保育士から何か指示された際に反論するのは避けたほうが良いです。というのも、サポートをする保育補助という立場から保育士に対して反論するのは、保育士としてはいい気がしないからです。
例えば「前の担任をしていた人はこういう保育方法で進めていましたよ」などと反論してしまうことが挙げられますね。保育補助はあくまでも保育士のサポートに勤めるのが望ましいです。
ときには自分の意見を言いたくなることもあると思いますが、明らかに誤っているとき以外は言わないのがベストですね。保育士から意見を求められた際に自分の意見を伝えるのはOKですよ。
末永
もし「自分はこういう保育がしたい」という自分なりの保育観が強い人は、保育補助ではなく保育士として活躍することをおすすめします。
報告や連絡・相談をしない
これは保育士をサポートする保育補助の仕事に限った話ではありませんが、報告や連絡・相談するのは重要なことです。
とくに保育園は子どもの体調不良やケガなど想定外の事態が発生しやすいため、しっかり報告・連絡・相談をしなければ大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
だからこそ、どんなに些細なことでも保育士に報告や連絡・相談をしっかりするのが望ましいと言えるでしょう。そうすることで、問題解決をスムーズにおこなうことができ、子どもたちにとっても安心で快適な環境を与えられるようになります。
末永
中には「忙しそうにしているから相談するのは迷惑なのではないか」と思う人もいると思います。
ですが、保育士をサポートする保育補助に限らず、保育現場の仕事では連携が非常に大切にされているため、遠慮せずにしっかりと情報共有するようにしましょう。
保育士をサポートする仕事に関する質問
保育士をサポートする保育補助に関する悩みや、よくある質問を以下に2つピックアップしました。
疑問や質問にお答えしていきますので、保育士をサポートする保育補助への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育補助をしながら保育士資格は取得できる?
転職者
保育士をサポートする保育補助の仕事をしながら、保育士の資格は取得できますか?
末永
もちろん可能ですよ。独学で資格取得することも可能ですし、スクールに通って取得することもできます。
ただ、日々の保育や書き仕事をはじめ、資料作りや保護者対応、自分の生活に追われながら勉強に集中して根気よく続けなければなりませんね。
末永
もし、時間とお金があるのであれば、独学よりも保育士資格が取れるスクールに通うのが1番確実で早いですよ。
保育補助の需要傾向は?
転職者
今後、保育補助の需要傾向はどうなりますか?
末永
今後、保育補助の仕事は需要が増加していくと考えられます。
なぜなら、保育士不足である現状から保育補助の需要が高くなってきているからなんです。
末永
出産を終えてから復職する女性が増えてきており、保育園への入園を希望する人も増えてきています。
しかしその一方で、園児を十分に受け入れられるだけの保育士がいない保育士不足が問題になっています。
保育士のお仕事・転職に役立つ関連記事
保育士の転職活動や仕事にまつわる記事を集めました。
保育士を続ける転職をする人も、保育士から違う仕事へ転職を目指す人も、気になる記事を読んでみてください。
そこで人員を補うという形で保育士のサポートをするのが保育補助という仕事なんです。
保育士をサポートする保育補助は、保育士の資格がなくても働くことができますし、子育て経験がある人ならその経験を活かして働けるのが魅力ですね。