50代女性でも転職できる?再就職しやすい職種や成功体験談を紹介!
50代女性の中には「転職・再就職したいけど厳しいのでは」「定年のない仕事はないのか」と悩んでいる方も多いです。
本記事では、50代女性の転職難易度をはじめ、再就職におすすめの職種、成功体験談などを紹介していきます。
また、50代女性におすすめの転職エージェント・転職サイトも合わせてご紹介します。
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50代女性は正社員として転職できるが厳しい
結論から申しますと、50代女性でも正社員として転職・再就職する事は可能ですが難易度は高いと言えます。というのも、50代は約10年後には定年退職が見えてくる年齢だからなんです。
実際に総務省統計局の「令和5年労働力調査(基本集計)」によると、45歳〜64歳女性の正社員(正規の職員)率とパート・アルバイト(非正規の職員)率は以下のような結果となっていました。
正規の職員 | 非正規の職員 | |
---|---|---|
45歳〜54歳 | 45.7% | 54.3% |
55歳〜64歳 | 35.1% | 64.9% |
上記のデータを見ると、45歳から50代、60代と年齢が上がるにつれて正社員率よりもパート・アルバイトなど非正規雇用で働く人の割合のほうが高くなっています。
どうしても50代向けの募集が少ないため、それに伴い転職難易度も高くなってしまっているのが現状だと言えます。
資格があると難易度が変わる
50代女性の場合、何かしらの専門的な資格を持っていると転職難易度が変わるケースがあります。とくに以下に挙げた2パターンでは資格の有無で難易度が異なってきます。
- 正社員から正社員に転職する場合
- 専業主婦から正社員に再就職する場合
正社員から正社員に転職する場合は、経験や専門的なスキルがあれば可能です。ですが、未経験の職種や業界に転職する場合、経験やスキルがないと厳しいでしょう。
また、専業主婦から正社員に再就職する場合は、専門的な資格を持っていたり、専業主婦になる前に同様の仕事内容をこなしていた経験があるのであれば、正社員として働ける可能性がありますね。
例えば、以下のような資格・経験があると、離職期間があっても採用されやすくなります。
- 看護師資格
- 保育士資格
- 簿記検定
- 介護職員初任者研修
- 登録販売者
- 宅地建物取引士
ただ、上記の2パターンに当てはまる場合でも、およそ10年後には定年退職が見えてくるので、残念ながら内定を獲得できる可能性はそこまで高くないのが現状です。
【ケース別】50代女性におすすめの転職方法
これまで紹介してきたように、50代女性の転職難易度は高く、一人で挑戦することに不安を覚える人も多いと思います。
そんな不安を解消するためにおすすめしたいのが、転職支援サービスの活用です。
転職エージェントや転職サイトを上手く利用することで、一人きりで転職するよりも成功確率を上げることができます。
ただ、どのように利用したら良いのか迷ってしまう人もいると思いますので、以下2つのケースに分けてご紹介していきますね。
長期間の実務経験があり、活かせるスキルがある人
50代女性で実務経験やスキルが豊富だったり、専門的な資格を持っていたりする人には、転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントでは求人紹介から職務経歴書の添削、面接対策や給与交渉に至るまでキャリアアドバイザーが二人三脚でフルサポートしてくれます。自分と同じような境遇の人の転職例についても教えてくれるので、情報収集にも向いているサービスですね。
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この場合の転職は、自分の経験やスキルを上手くアピールすることがポイントになりますが、とはいえ伝え方が難しく感じる人も多いです。
その点、転職エージェントならアドバイザーが企業の採用ニーズまで熟知しているので、どのように転職活動を進めればいいかアドバイスしてくれますよ。
転職の成功率を上げてくれると同時に日程調整などの代行までしてくれるので、キャリアに前向きな50代の女性にはおすすめのサービスです。
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末永
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経験やスキル・資格がない50代女性の場合は、辛辣な言い方になってしまい大変心苦しいのですが、正社員として転職・再就職することはかなり厳しいという現状があります。
ただ、だからといって諦める必要はありません。まずは以下の2つのサービスをお勧めします。
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経験やスキルに自信のない人はハローワークもおすすめ
経験やスキル・資格がない50代女性向けにサービスを紹介しましたが、スピード感と手応えを持って活動したいなら、ハローワークもおすすめです。
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ハローワークについては次の記事でさらに詳しく解説しています。詳細情報が気になる人は、ぜひ合わせてご覧になってみてくださいね。
50代女性が転職・再就職しやすい職種
一般的に50代女性の転職は難しいですが、正社員として転職できないというわけではありません。実は50代女性でも転職しやすい職種があるんです。
令和6年4月の東京都の有効求人倍率によると、以下の職種は、50代女性でも転職しやすい職種となっています。
- サービス関連(有効求人倍率:4.35倍)
- 介護関連(有効求人倍率:6.85倍)
サービス関連というのは、飲食関係や生活衛生サービス(クリーニング屋や美容師)などを指します。
上記のようなサービス関連や介護関連の仕事は、人手不足の職種で企業が積極的に採用をしています。とくに介護関係の仕事は50代以上を積極採用する企業もあり、定年がないので長く働けます。
また、資格があれば以下の職種も採用されやすくなります。
事務職や保育士は女性に人気の職業で、事務職の場合、経験や学歴が重視されることもありますが、簿記検定などの資格を保持していれば、離職期間があっても採用される可能性があります。
また、保育士は独学でも比較的容易に資格を取得でき、人手が不足している職種でもあるので、採用する人の年齢をあまり選ばない職種です。
ただ注意したいのは、50代向けの求人が少ないため、正規雇用にこだわらずにパート・アルバイトなどの非正規雇用でも探してみることですね。
これらの職種に転職・再就職したい場合は、さきほどご紹介した転職エージェントのリクルートエージェントや求人サイトのリクナビNEXT、ハローワークなどを活用してみてください。
50代女性の転職におすすめの転職エージェント・転職サイトについて、さらに詳しく解説している記事があります。こちらもぜひ合わせて参考に読んでみてくださいね。
50代女性が転職・再就職を成功させるコツ
50代女性が転職する際に成功できるコツがあれば、事前に押さえた上でしっかりと準備しておきたいですよね。
まず前提として、50代は若い世代と比較して成長の伸び代が期待されない傾向があります。
また、年齢を重ねただけ保守的になってしまうので、他の社員と馴染めないのではないかと懸念されてしまうことも多いです。
そこで、50代女性の転職を成功させるコツを6つ、以下に挙げてみました。
- 同じ業界・職種へ転職する
- アルバイト・パート・派遣なども視野に入れる
- 面接でハキハキ話す
- 年下の中でも馴染めることをアピールする
- コミュニケーション能力があることをアピールする
- 柔軟性・吸収力があることをアピールする
現在働いているなら、同じ業界・職種へ転職するのがコツですね。
同業界の同業種であれば今ままでの経験・スキルがあるため即戦力として活躍できるからです。企業も育成コストがかからないので経験者を採用したいと考えていることが多いです。
現在就業されていない場合は、パートやアルバイトも視野に入れて転職活動を検討してみましょう。
また、知人経由などで転職をすれば、事前にあなたの人柄を伝えてもらえるので、転職しやすい傾向がありますね。
面接のコツは、ハキハキ話し、元気とやる気や若い人とも馴染んでコミュニケーションが取れることを伝えることで、柔軟性や吸収性をアピールすることです。
久しぶりの面接で、マナーを忘れてしまっていたり、何を質問されるのか不安だったり、どういった服装をすれば良いか悩んでいる人は以下の記事を参考にしてくださいね。
50代女性の転職体験談
50代女性で転職を検討している人の中には、実際に転職を成功させた人・失敗してしまった人の情報を知りたいという人も多いと思います。
そこで成功した人・失敗してしまった人、それぞれ1つずつですが、ご紹介したいと思います。
【成功した人の体験談】
会社の扱いや給与に不満があり、50代で転職活動を始めました。
コロナ禍ということもあり、なかなか良い求人・仕事が見つからず、不安な毎日でした。毎日転職サイトを見たり、ハローワークに行ったりして、やっと自分の条件に合った仕事を見つけました。
私は運良く転職成功できましたが、今も仕事が見つからずに不安という人は、アルバイトでも日雇いでも良いので「自分は今社会と繋がっているんだな」という気持ちを再確認してください。
最悪、選ばなければ仕事はたくさんあります。なんでも良いので、始めてみることが大事です。
出典:Yahoo!知恵袋
【失敗した人の体験談】
看護師として働いていましたが、家庭の事情で退職し、5年以上のブランクがある状態で「また仕事を始めたい!」と考え始めました。
「看護師の資格があるから働き始めるのは余裕」だと思っていたのですが、年齢的に病院勤務の求人がほとんどありませんでした。
いつまでも貯金を切り崩して生活するわけにもいかないので、たまたま見つけた介護関係の医療施設で働き始めました。
しかし、病院勤務に慣れてしまっていたせいか、なかなか仕事が続かず、結局退職してしまいました。
「資格があるから転職できる!」という甘い考えが悪かったですね。年齢のことをもっと頭に入れておくべきでした。
出典:Yahoo!知恵袋
末永
育児や親の介護でブランクがある50代の女性が再就職や転職を考えるのは勇気が必要ですが、経験やスキルは必ず生かすことはできます。
全ての希望を叶えることは難しいですが、最低限の希望を明確にし、それを満たすことができれば成功といえます。
そのためにも転職市場の状況や経験値から受けられる求人をしっかりと整理した上で転職活動を進めましょう。
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50代で転職したい女性によくある質問
現役の転職エージェントである筆者が、50代女性からよく聞かれる質問の回答をまとめてみました。
50代で転職を考えている女性はぜひ参考にしてみてくださいね。
50代女性が未経験で転職するのは難しい?
質問者
50代女性です。未経験ですが転職するのは難しいのでしょうか?
末永
正直、未経験での転職でいきなり正社員になるのは難しいのが現実です。ただし、資格があれば未経験でも採用される場合があるので、未経験の方は簿記などの資格取得を目指すのがおすすめです。
定年のない・長く続けられる仕事は?
質問者
定年のない、もしくはなるべく長く続けられる仕事はありますか?
末永
介護関係の仕事は定年がないので長く続けられる仕事です。ですが介護職は肉体労働ですので、簿記などの資格を取って経理職などに就くのがおすすめでしょう。
再就職先はパートでもいい?
質問者
50代主婦です。再就職したいのですが、経歴に自信がないので、パートからでも大丈夫でしょうか?
末永
再就職であればパートでも良いでしょう。まずは働くことに慣れるのが大切です。ただし長期的にキャリアアップしていきたいなら資格なしだと厳しいので、なるべくスキルや経験が得られる職場に就職するのがおすすめです。
50代女性が転職を成功させるなら
50代女性の転職は難しいと散々言ってしまいましたが、少しでも確率を上げるためにおすすめしたいのが転職エージェントの活用です。
年齢がネックとなって長期化してしまいがちな50代の転職活動も、キャリアのプロである転職エージェントと一緒におこなうことでそのリスクを低減し、効率的に転職することができます。
また、エージェントに応募書類の添削や面接対策もしてもらうことが可能です。
そのため、企業側が懸念する「年齢による体力の低下や健康」や「新しい職場に適応できるか不安」といった部分を上手にカバーできるような答え方を、一緒に考えてもらえる安心感があります。
ただ、キャリアアドバイザーのサポート力や相性が変わってくるので、気になる2社〜3社に複数登録をしてから利用する転職エージェントを絞ってみることをおすすめします。
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