高卒から保育士になるには?未経験から保育士資格を取得する方法を徹底解説
本記事では、高卒未経験から保育士になりたい人に向けて、高卒で保育士資格を取得する方法について紹介しています。
また、保育士試験を受験する場合の勉強方法や資格なしで保育施設で働く際の求人選びのコツまで紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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高卒で未経験からでも保育士にはなれる
保育士は専門職なので未経験から転職できるのか疑問に思われる人がいますが、高卒から未経験で保育士になることは可能です。
ただ保育士として働くには、転職する前に必要なことがあるのでまずは保育士になるために必要なことについて紹介していきますね。
高卒で保育士になるためには保育士資格の取得が必要
高卒の社会人が保育士になるには、原則として国家資格である保育士資格を取得する必要があります。
そのためまずは保育士資格を取得するために何をすればいいのか考えていくようにしましょう。
保育士資格を取得する方法はいくつかあるので、詳しくは「高卒で未経験から保育士になる方法」で紹介していきますね。
幼稚園やこども園で働くには幼稚園教諭免許も必要
保育士を目指している人の中には「幼稚園」や「こども園」で働きたいと考えている人もいるかもしれませんが、幼稚園で働くには「幼稚園教諭免許」が必要になります。
また、こども園で働くためには「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の2つの資格が必要です。
ちなみに幼稚園教諭免許には「2種免許」「1種免許」「専修免許」の3種類があり、種類によって取得要件は変わってくるので、気になる人は詳しく調べてみてくださいね。
末永
高卒で未経験から保育士になる方法
高卒で未経験から保育士になるには保育士資格を取得する必要があります。
そこで、ここでは保育士免許を取得する3つの方法と、その3つの方法の費用・流れ・ポイント・注意点などについて紹介していくので参考にしてみてください。
保育士試験に合格して資格を取得する
保育士が未経験から保育士資格を取得する方法の一つとして挙げられるのが「保育士試験に合格して資格を取得する方法」になります。
保育士試験は年2回の実施で筆記と実技がありますが、1年〜2年程度かけて受験する人が多いです。
というのも、合格率が約20%と低く、1度合格した科目は3年間免除される救済措置があるからです。
保育士試験の受験に年齢の制限はありませんが、最終学歴によって応募要件が異なるなど受験の際に注意するポイントがあります。
そのためここから保育士試験の受験から合格するまでに必要な情報をまとめて紹介していきますね。
保育士試験の基本情報
保育士試験は前期と後期の年2回実施されており、申し込みはオンライン申請・郵送申請で申し込むことができます。
保育士試験の合格ラインは筆記・実技共に6割以上取れば合格となり、合格率は平均的に20%前後となっています。
また、保育士試験の申し込みは、一般社団法人全国保育士養成協議会の公式サイトから応募申請できるのでチェックしてみてくださいね。
保育士試験の内容 | |
---|---|
試験日程 | 前期試験|筆記試験 4月 実技試験 6月 後期試験|筆記試験 10月 実技試験 12月 |
申し込み方法 | オンライン申請・郵送申請 |
受験費用 | 受験手数料|12,700円 |
合格率 | 2018年 19.7%・2019年 23.7% 2020年 24.2%・2021年 19.9%・2022年 29.9% |
合格基準 | ・筆記 8教科 全て60点以上(100点満点中) ※教育原理及び社会的養護は30点以上(50点満点中)で合計60点以上 ・実技 2科目(選択科目)のどちらも30点以上(50点満点中) |
勉強時間の目安 | 100時間〜180時間 |
試験科目 |
・筆記試験科目 保育原理・教育原理及び社会的養護・子ども家庭福祉 社会福祉・保育の心理学・子どもの保健 子どもの食と栄養・保育実習理論 ・実技試験科目 ※2科目選択式 音楽|課題に対する器楽・声楽等 造形|課題に対する絵画・制作等 言語|課題に対する言葉に関する遊びや表現等 |
高卒で保育士試験を受験するための要件
高卒で保育士試験を受験するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- 高等学校卒業(または旧大検の合格)を平成3年3月31日以前に卒業
- 高等学校保育科を平成8年3月31日以前に卒業
- 児童福祉施設において2年以上、総勤務時間が2,880時間以上(平成3年4月1日以降に高校を卒業した人)
基本的に高卒の場合は、児童福祉施設において2年以上、総勤務時間が2,880時間以上になれば保育士試験の受験資格を満たすことができます。
受験に必要な実務経験が積める施設一覧
高卒で保育士試験に受験するには児童福祉施設において2年以上、2,880時間以上の実務経験を積む必要がありますが、受験資格に該当する実務経験が積める施設が定められています。
以下が該当施設の一覧になります。この一覧を見て、「受験資格を得るために働いていたつもりが実務経験として認定されなかった」ということがないようにしましょう。
受験資格に該当する施設
- 保育所(利用定員20名以上)
- 保育所型認定こども園
- 幼保連携型認定こども園
- 児童厚生施設(児童館)
- 児童養護施設
- 助産施設
- 助産施設
- 乳児院
- 母子生活支援施設
- 障害児入所施設
- 児童発達支援センター
- 児童心理治療施設
- 児童自立支援施設
- 児童家庭支援センター
受験資格認定基準に該当する施設・事業
- 認可外保育施設
(認証保育園、認定保育園等を含む) - 小規模保育事業(小規模認可保育所等)
- 幼稚園型認定こども園
- 地域裁量型認定こども園
- 幼稚園(特別支援学校幼稚部を含む)
- 家庭的保育事業(保育ママ等)
- 居宅訪問型保育事業
- 事業所内保育事業
- 放課後児童健全育成事業
(学童クラブ・放課後児童クラブ・学童保育等) - 一時預かり事業
- へき地保育(特例保育)
- 小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
- 障害児通所支援事業(保育所訪問支援事業を除く)
- 一時保護施設
参照:一般社団法人全国保育士養成協議会「受験資格>勤務経験」
ちなみに「受験資格認定基準に該当する施設・事業」に記載の施設で実務経験を積む場合は受験資格認定(知事認定)が必要なため注意が必要です。
また常勤・非常勤・パートなど雇用形態は問わないので、施設に雇用されて実働したことが証明できれば問題はありません。
ですが、保育士試験の受験には勤務証明書の提出が必要になるため、既に退職している場合には早めに問い合わせて証明書類を作成してもらいましょう。
末永
勤務実績に関する書類の保存期限が過ぎて破棄してしまい、証明できないと言われた場合でも、雇用契約書、発令通知書、給与明細を参考に勤務証明書の作成は可能なので相談してみましょう。
また、雇用期間中の休職期間は含まれないため、あくまで特定の福祉施設で2年以上、2,880時間働いたことの証明が必要だと覚えておくと良いですよ。
高卒で保育士試験に合格して保育士資格を取得する際の流れ
高卒で保育士試験に合格して保育士資格を取得する際には、以下の流れで進めていくことになります。
高卒で保育士試験に合格して保育士資格を取得する際の流れ
- 保育士試験の受験要件を満たす
- 勤務証明書の発行手続きをする
- 学習スケジュールを立てて勉強する
- 保育士試験に申し込む
- 筆記試験に合格する
- 実技試験に合格する
- 日本保育協会で保育士登録を行う
保育士試験に申し込むには、実務経験の証明をする必要があるため、まずは証明書類の発行手続きを進めてから試験の申し込みを進めていきます。
また、受験要件を満たしていない場合には、要件を満たすために働くのと勉強を同時並行で進めると学習スケジュールに余裕が生まれるので、自身の状況に合わせて学習計画を立てていくと良いですよ。
そして、保育士試験の筆記と実技に合格したら、日本保育協会において保育士登録を行うことで、正式に保育士として働くことができるようになります。
末永
保育士登録を済ませた後には、保育士として働くために求人探しを進めていくことになります。
なので、保育士として働ける職場を探す際には、転職エージェントに登録して転職活動を進めていくと良いですよ。
末永
また、保育士試験の受験要件を満たすために、受験資格に該当する職場を探す場合にも、転職エージェントで相談して求人を探すのがおすすめです。
特に、保育士向けの転職エージェントであれば、未経験から転職できる求人や保育士資格取得前提で雇用してくれる求人も取り扱っている可能性があるので、積極的に活用していくと良いですよ。
保育士におすすめの転職サイト
高卒で保育士試験に合格して資格を取得する際のポイント・注意点
高卒で保育士試験に合格して資格を取得する際には「今の職場を退職して資格取得に専念する」方法もありますが、基本的には働きながら資格取得の勉強を進めていくことをおすすめします。
なぜなら収入がなくなって生活が不安定になりますし、キャリアにブランクができて後の転職で不利になる可能性があるからです。
また働きながら試験勉強や実技の練習をする場合には、仕事の都合で勉強の時間をつくるのが難しいこともあるので勉強計画は余裕をもって立てていくと良いですよ。
さらに保育士試験の受験要件を満たすために施設で働く場合には、雇用形態によって収入が減る可能性もあるので生活の見通しを立てた上で選んでいきましょう。
末永
本記事でも「保育士試験を受ける場合の勉強方法」と「保育士試験に合格するコツ」について紹介しています。
また「保育士試験の要件に当てはまる該当施設の求人を探す方法」「保育施設で働きながら資格取得を目指す際の求人選びのコツ」もお伝えしているのでチェックしてみてくださいね。
指定保育士養成施設を卒業して資格を取得する
高卒で保育士資格を取得する方法の中でも、保育士資格を取得できる確率が一番高いのが指定保育士養成施設を卒業して資格を取得する方法です。
指定保育士養成施設は学費と学校に通う時間が必要になりますが、入学して卒業さえできれば確実に保育士資格を取得できます。
そのため、保育士試験を受ける方法で合格する自信がない人や時間やお金に余裕がある人は、指定保育士養成施設を卒業して資格を取得する方法もおすすめですよ。
指定保育士養成施設に通うために必要な費用の目安
指定保育士養成施設は専門大学や短期大学と同じように、年単位で学費を支払うことになり、年間の学費は1年で100万円前後となっています。
内訳としては「入学金」「授業料」「運営費」「実習費」「テキスト代」となり、他には生活費や交通費も必要なため、指定保育士養成施設に通う場合の金銭的な負担は大きいです。
ですが、保育士になるために必要な知識は一通り学べますし、保育士資格は卒業すれば確実に取得できるため、将来の先行投資として指定保育士養成施設に通うことを検討するのもおすすめですよ。
指定保育士養成施設を卒業して保育士資格を取得する際の流れ
指定保育士養成施設を卒業して保育士資格を取得する際の流れ
- 指定保育士養成施設に通うために貯金
- 指定保育士養成施設の情報を集める
- 施設の説明会に参加してみる
- 指定保育士養成施設に願書を提出する
- 指定保育士養成施設で入学試験を受ける
- 指定保育士養成施設に入学する
- 指定保育士養成施設を卒業する
- 日本保育協会で保育士登録を行う
指定保育士養成施設に通うには、まず情報収集をしてから指定保育士養成施設の説明会に参加した上で、願書の提出と入学試験を受けて、入学試験に合格したら入学手続きを進めていきます。
また、指定保育士養成施設の定員は満員になることは少ないため、しっかりと情報収集と入学試験の準備をして手続きを進めていけば、入学できる可能性は十分にあるので安心してください。
そして、指定保育士養成施設の課程を修了して無事に卒業したら、日本保育士協会で保育士登録をして、卒業前後に就職・転職活動をして内定をもらえれば無事に保育士として働くことができます。
末永
指定保育士養成施設では、つながりのある保育施設への就職をサポートしてくれることもあるため、相談すれば就職先を見つけることはできます。
ですが、保育施設には数に限りがあるため、より広い選択肢の中から希望にマッチする求人を探したい場合には、保育士向けの転職エージェントを活用するのもおすすめですよ。
保育士におすすめの転職サイト
指定保育士養成施設に通う際のポイント・注意点
既に社会人として働いている人の中には「指定保育士養成施設に通いたいけど生活費が心配」「生活費のために働きながら指定保育士養成施設に通いたい」という人もいると思います。
そんな人のために指定保育士養成施設には夜間や通信で学べる所もあります。
そのため指定保育士養成施設を選ぶ際には自分に合った学び方ができるかどうかを確認するようにしましょう。
末永
保育士資格の取得が目指せる指定保育士養成施設は全国に666箇所(令和5年度4月時点)あり、施設の一覧は社会福祉法人 日本保育協会 指定保育士養成施設一覧で見ることができるのでチェックしてみてください。
また、保育士と幼稚園教諭に関する認可を受けた指定保育士養成施設であれば、保育士資格と幼稚園教諭2種免許を同時に取得できるため、気になる人は該当する施設がないか調べてみると良いですよ。
末永
全国幼稚園教員養成期間連合会のサイトでは、幼稚園教諭資格の取得ができる指定養成施設の検索ができます。
その中には、保育士資格やその他の保育関連資格の取得ができる施設も検索できるので、保育士資格と幼稚園教諭資格の同時取得を目指したい人はチェックしてみてくださいね。
ハローワークの職業訓練で資格を取得する
高卒で未経験から保育士資格の取得を目指す場合には、保育士試験に合格したり、指定保育士養成施設を卒業する以外にも、ハローワークの職業訓練経由で資格取得を目指す選択肢もあります。
ハローワークでは、保育士以外にも資格取得や再就職のために必要なスキルの訓練を実施しており、指定保育士養成施設と同じように2年の課程を修了することで保育士資格と幼稚園教諭2種免許を取得できるのが特徴です。
では、具体的にハローワークの職業訓練を受講するための要件や費用、職業訓練を受講して資格を取得する流れについて紹介していきますね。
ハローワークの職業訓練を受講するための要件と費用の目安
ハローワークの職業訓練を受講する要件には主に以下のものが挙げられます。
ハローワークの職業訓練の要件 | |
---|---|
実施期間 | 毎年4月から2年間 |
申し込み期間 | 毎年1月上旬から1月下旬まで |
申し込み方法 | 管轄のハローワークへ「保育士養成科受講申込書」に返信用封筒を添えて申し込み |
選考方法 | 申込書による書類選考と面接選考を行い、総合的に判断して合否を決定 |
合格発表 | 毎年3月1日に郵送で通知 |
勉強時間の目安 | 100時間〜180時間 |
定員 | 指定専門学校によって変動 |
受講料 | 指定専門学校の学費無料 ※その他費用は本人負担 |
応募資格 | 次のすべての条件を満たす方 1.高等学校卒業以上の学歴を有する方 2.受講開始日において離職者で、ハローワーク(公共職業安定所)に求職申込みをしており、公共職業安定所長の受講指示、受講推薦又は支援指示を受けられる方 3.ハローワークにおける職業相談において、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを受け、職業経験の棚卸し及び職業生活設計等の結果、当該訓練の受講が必要と認められる方 4.原則、受講開始日から遡って1年以内に公共職業訓練又は求職者支援訓練の実践コースを受講していない方 5.過去に1年以上の公共職業訓練(委託訓練)を受講(正当な理由の無い中途退校も含む)したことがない方 |
上記は東京都の職業訓練の要件になりますが、他の地域でも同様の条件や内容で手続きを進めていくことになるので参考にしてみてください。
また、基本的には指定の専門学校に通うことになり、学費や授業料をハローワークで負担する形になるので、指定保育士養成施設で保育士資格を取得したい人の中で学費で迷っている人は一度話を聞いてみると良いですよ。
末永
ハローワークの職業訓練は利用する人も多いですし、申し込みまでにやらなければいけないことも多いため、気になる人は早めに話を聞いておきましょう。
ハローワークの職業訓練を受講して保育士資格を取得する際の流れ
ハローワークの職業訓練を受講して保育士資格を取得する際の流れ
- 管轄のハローワークで話を聞く
- キャリアコンサルティングを受ける
- 訓練受講が必要だと認められる
- 職業訓練の申し込みを進める
- 職業訓練の選考を受けて合格する
- 指定の専門学校に入学する
- 指定の専門学校を卒業する
- 日本保育協会で保育士登録を行う
ハローワークの職業訓練を受講して保育士資格を受ける際には、ハローワークで情報を確認した上で、ハローワークへの求職申し込みをして受講指示・推薦又は支援指示を受ける必要があります。
また、同時にハローワークでジョブ・カードを用いたキャリアコンサルティングを受けた上で、職業経験の棚卸し及び職業生活設計をした結果、当該訓練の受講が必要と認められる必要もあります。
そして、ハローワークの職業訓練に申し込んで選考を受けた後に、選考に合格したら2年間で学校の課程を修了・卒業することで保育士資格と幼稚園教諭2種免許の取得が可能です。
末永
ハローワークでも保育士向けの求人の取り扱いもありますし、通った学校経由で保育施設に就職することも可能です。
ですが、保育士資格と幼稚園教諭免許を取得していれば、未経験からでも転職エージェントで条件の良い求人も探すこともできます。
末永
また、ハローワークでは転職支援をしてもらえることはありますが、態度が悪かったり高圧的な態度をとってくるという声もよく聞くので、利用しても手厚い支援を受けられるとは限りません。
そのため、ハローワークで転職支援が期待できない場合には、保育士向けの転職エージェントを活用した方が手厚い転職支援も期待できるので、積極的に活用していくと良いですよ。
保育士におすすめの転職サイト
ハローワークの職業訓練を受講する際のポイント・注意点
ハローワークの職業訓練を受講して保育士資格の取得を目指す場合には、しっかりと準備をして中長期の計画を立てて行動していくことが大切です。
というのも、職業訓練を受けるにはハローワークに求職者として登録する必要があるため、受講するためには最低でも2年分の生活費の貯金はあった方が良いです。
また職業訓練を受けるための選考に通過する必要があります。
そのため、指定保育士養成施設よりも安く保育士資格と幼稚園教諭免許を取得できるからといって、無計画で進めてしまうと上手くいかなかった時のリスクも大きくなってしまう点には注意が必要ですね。
末永
ハローワークの職業訓練を受講する際には、しっかりと情報収集した上で、具体的なスケジュールや何をすればいいのかの確認をしておきましょう。
そして、話を聞いた上で問題がないと判断できた場合に、貯金や支出計画をはじめとした保育士資格取得のための計画を立てていくと良いですよ。
確実に資格取得を目指したいなら指定保育士養成施設がおすすめ
保育資格を取得する方法には、保育士試験を受ける方法やハローワークで職業訓練を受講する方法がありますが、確実に保育士資格を取得したいなら指定保育士養成施設を活用していきましょう。
もちろん、指定保育士養成施設に通うには学費もかかりますし、今の仕事を辞めて学業に専念する場合には2年以上は収入がなくなるリスクもあります。
ですが、指定保育士養成施設に通いながらアルバイトをする人も多いですし、しっかりと学校に通って過程を修了すれば、保育士試験を受ける必要がないのは大きなメリットだと言えます。
そのため、お金と時間がかかっても確実に保育士資格の取得を目指したい場合には、指定保育士養成施設に通って保育士資格を取得することを検討すると良いですよ。
末永
また、指定保育士養成施設には夜間・通信で通える所もあるため、働きながら資格取得を目指したい人でも指定保育士養成施設で資格取得を目指すことは可能です。
そして、指定保育士養成施設の中には保育士資格と幼稚園教諭の資格を同時に取得できる所もあるので、興味がある人は全国幼稚園教員養成期間連合会のサイトで調べてみると良いですよ。
安く早く保育士になるなら保育士試験の受験もおすすめ
今の仕事を続けながら保育士資格を取得したい人や既に保育士試験の受験要項を満たしている人、指定保育士養成施設に通うだけの金銭的な余裕がない人は、保育士試験に合格して保育士資格を取得するのもおすすめです。
もちろん試験の勉強には時間がかかりますし、実技の練習も日頃から続けていく必要がありますが、既に受験要件を満たしていれば最短で資格取得が目指せる点は大きなポイントになります。
そのため、既に要件を満たしていて保育士資格をできるだけ早く取得したい人や、指定保育士養成施設に通う余裕がない人は保育士試験経由で保育士資格の取得を目指すと良いですよ。
保育士試験を受ける場合の勉強方法
保育士試験の勉強時間の目安は100時間〜180時間とされていますが、勉強方法によってその時間は異なります。
自分に合った勉強法で最短で保育士資格を取得できるように、ここから保育士試験の勉強法を紹介していきますね。
独学で勉強する
保育士試験の勉強方法の一つ目は、参考書・過去問・模擬問題を活用して独学で勉強する方法です。
独学の場合は以下の手順で勉強を進めていくのがおすすめです。
筆記試験の独学方法
- 筆記対策の学習スケジュールを立てる
- 保育士試験の参考書を一通り読み込む
- 過去問題を解いて知識の理解度をチェック
- 過去問題を解いた情報を参考に科目別で復習
- 問題集を活用して実践に向けた対策をする
- 参考書と一問一答を活用して総復習をする
また実技に関しては参考書ではなく実際に練習をする必要があり、以下の流れでスキルアップを目指していきます。
実技試験の独学方法
- 実技試験の受験科目を決める
- 試験の合格に必要なレベルをチェック
- 現在の自分のレベルをチェック
- 目標を決めて練習計画を立てる
- 毎日継続して実技の練習を重ねていく
独学で試験対策を進めていく場合には、基本的に上記の流れで進めていくことになりますが、独学で勉強する場合には「どの程度の勉強や練習をしておけば良いのか」を理解した上で計画を立てていくことが大切です。
というのも、保育士試験が初めての人は、どの程度のレベルで合格ができるのかの基準が曖昧なことが多いですし、実技の練習は未経験者だと進め方に迷う人も多いです。
もちろん、しっかりと計画を立てて学習や練習をすれば、独学でも合格できる可能性はありますが、独学だと詰まった時に挫折してしまうことも多いので、相談相手を見つけておくのもモチベーションを保って勉強を続けていくためには必要です。
末永
独学で保育士試験の対策をしている人の中で、保育士試験経験者や保育士として働いている人がいるなら、実技のことについて質問してみるのもおすすめです。
また、保育士試験経験者に実技対策の相談ができるサービスもあるので、一人だと不安な人は積極的に活用してみると良いですよ。
その他にも、最近ではYouTubeで情報発信している人もいて、実技に関する情報収集も簡単にできるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
通信講座やスクールを活用する
保育士が勉強をする時に「独学で勉強を続けられるか不安」「実技の対策を自分でできる自信がない」と感じる人も多いです。
そういった不安がある人は「通信教育」や「スクール」を活用するのもおすすめです。
通信講座では、効率的に学習が進められるカリキュラムが用意されていたり、フルカラーテキストやeラーニングで学べる講座もたくさんあります。
また、実技に関しても総合的に実技試験の対策を支援しているサービスもありますし、ピアノ教室では保育士試験対策を行っている所もあるため、必要に応じて活用するのもおすすめですよ。
もちろん、独学に比べて費用はかかってしまいますが、保育士試験の合格実績のあるカリキュラムで勉強できる点や保育士試験の対策に精通しているプロからアドバイスをしてもらえるだけでも安心感が違うので、積極的に活用していきましょう。
末永
以下で、保育士試験に関する通信講座を提供しているサービスと料金をまとめたので、サービス選びの参考にしてみてください。
サービス名 | 料金(税込) |
---|---|
アガルート | 9,680円 |
フォーサイト | 26,800円~ |
京進 | 29,700円 |
キャリカレ | 41,900円〜 |
東京リーガルマインド | 46,200円 |
ユーキャン | 59,000円 |
たのまな | 59,000円 |
四谷学院 | 79,800円 |
保育士試験に合格するコツ
保育士試験に合格して保育士資格の取得を目指している人も多いですが、保育士試験の合格率は約20%となっており、1回で合格できる人は限られているため、実際には試験に合格して保育士資格を取得するまでに1年〜2年かかることも多いです。
そのため、ここから保育士試験に合格するために意識しておくと良いポイントについて紹介していくので、どのように勉強や対策を進めるか悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
筆記は独学よりも通信講座を活用すること
筆記試験の勉強は、独学ではなくて通信講座を積極的に活用しましょう。
保育士試験の筆記科目は8科目(教育原理及び社会的養護は各50点で合計100点)あって試験範囲が広いです。
そのため自分で勉強計画を立てたりわからないことがあった時に調べるのが苦手な人には、独学で進めるのが難しいこともあります。
もちろん通信講座だと費用はかかりますが、わからないことがあったら質問もできますし、eラーニングで動画学習ができたり、スキマ時間でも勉強できるようなサービスを提供していることも多いので、独学だと上手く学習を進められる自信がない人は積極的に活用していくと良いですよ。
実技はスクールを積極的に活用すること
実技試験は「音楽」「造形」「言語」の3つがありますが、実技試験は独学だとどの程度のレベルまで練習すればいいのかわからずに、練習不足で試験に不合格になってしまうケースもあります。
そのため、実技の対策をする際には、保育士試験を受けたことのある人に相談したり、保育士資格の実技対策のスクールを活用すると良いですよ。
実技対策のスクールは「音楽」「造形」「言語」に対して総合的に対策をしてくれる所もありますし、音楽教室ではピアノ・アコースティックギター・アコーディオンなど、試験で使用が認められている楽器全般の対策をしてくれる所もあります。
もちろん、費用はかかりますが、実技は対策をしようと思っても目標の設定がしづらいため、早い段階で相談して合格できるレベルになるまでの目標設定と練習計画を立てていくようにしましょう。
末永
ピアノが弾けるかどうかは、保育士として働く上で重要な要素となりますが、ピアノが弾けなくても保育士になることはできます。
以下の記事では、ピアノが弾けない人が保育士になる方法や実技で求められるピアノのレベルや練習方法まで詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
実技の練習は余裕を持って自主的に行うこと
実技の練習をする際には余裕を持って練習する期間を設けて、毎日練習をしながら課題の振り返りと目標の再設定をしながらスキルを磨いていきましょう。
特に実技で楽器の演奏をする場合は練習時間をどれだけ確保できたかが重要です。プロ並みの実力は必要ありませんが、保育士として働くことになったら楽器を演奏する場面もあるので、試験のためだけではなくその後のためにも早めに取り組むことをおすすめします。
また、未経験からピアノや造形の練習と実技の対策をする場合には、試験でどのようなことを意識すればいいのかを把握することで目標設定と計画の進捗管理もしやすくなるので、事前に合格基準のレベルがどれくらいか調べたり、保育士試験の経験者に話を聞いてみることも大切です。
保育士試験の要件に当てはまる該当施設の求人を探す方法
保育士試験の受験に向けて、実務経験を積める施設の求人を探す方法は以下の通りです。
- アルバイト専門の求人サイトで求人を探す
- 派遣会社に登録して求人を探す
- 転職サイトで求人を探す
- 転職エージェントで求人を探す
保育士試験の要件を満たすための該当施設で働く場合には、希望する雇用形態によって利用すべきサービスは変わりますが、利用するならプロに支援してもらえるサービスを活用するのがおすすめです。
というのも、未経験で保育士資格を持っていない人が転職サイトで求人に直接応募する場合には、書類選考で落とされることも多いため、求人探しが難航することも多いです。
ですが、プロにサポートしてもらえるサービスであれば、保育施設で働きたい背景を伝えやすくなりますし、希望の条件に合う求人を紹介してもらえるため、効率的に求人を探していくことができます。
また、保育士資格のない人が保育関連施設で働く場合には保育補助として働きますが、保育補助の求人は保育士の求人より数が少ないため、希望に合う求人を効率的に探したいのであれば複数のサービスを併用しながら求人を探していくと良いですよ。
末永
保育士におすすめの転職サイト
保育施設で働きながら資格取得を目指す際の求人選びのコツ
保育士試験の受験要件を満たすために、あらかじめ保育施設で働こうと考える人もいますが、保育施設の求人を探す際には以下のことを意識しておくとミスマッチを防ぐことにつながります。
末永
保育施設によって職場環境や採用方針は変わりますが、意識するだけでも希望に合う求人を見つけやすくなるので、参考にしてみてくださいね。
保育の仕事に関する教育体制が整っているか
保育施設で働きながら資格取得を目指す場合には、保育施設の教育体制や雰囲気がどうなっているかは働きやすさに影響する大切な要素となります。
特に、保育補助は雑務中心に業務を行うことも多いですが、資格取得を前提として働かせてもらえている場合には、資格取得に関する相談をすれば親身になって相談に乗ってくれることもあります。
また、実際に働く中で経験を積む機会を与えてくれることもあるため、保育施設を探す場合には、職場の教育環境もチェックしておくと良いですよ。
末永
もちろん、保育補助に教育する余裕がない職場もありますし、相談するにしても人間関係の構築ができてからでないと難しいこともあります。
そのため、何かあった時に相談がしやすいように教育体制の有無だけではなく、職場の雰囲気も求人選びの判断基準の一つと考えておくと良いですよ。
資格取得後に正職員として採用をしてくれるのか
保育施設によっては保育士資格を取得していない人でも、資格取得を前提として保育補助で正職員として雇用してくれることもあります。
というのも、現時点で資格を持っていなくても資格取得を目指しているのであれば、将来的に保育士になる人材を優先的に確保しておくために、保育補助として採用する施設も案外と多いです。
また、保育補助のアルバイトとして働いて、保育士資格を取得したら正社員として雇用されて保育士として働いていることはよくあります。
そのため、働きながら資格取得を目指したいと考えている人は、資格取得後に正職員として採用される可能性があるのかも求人選びの判断基準に入れておくと良いですよ。
末永
アルバイト専門の求人サイトだと、即戦力になる保育経験のある人を採用するケースも多いため、正社員への登用を前提とした求人を探すなら転職エージェントを活用するのもおすすめですね。
特に、保育補助の求人を出している求人は、将来的に保育士として働きたい人を確保しておきたいと考えている可能性は十分にあるので、求人探しでは転職エージェントも活用していくと良いですよ。
末永
また、転職エージェントを活用することで、自分の希望に合った求人を探す方法や面接対策についての相談もできます。
そのため、転職する時に支援をして欲しいと考えている人も、転職エージェントを積極的に活用していくことで、転職の成功率を上げることにつながりますよ。
保育士におすすめの転職サイト
無資格で保育施設で働く際の志望動機の例
実際に、保育士資格がない状態で保育施設で働くために求人を探している人の中で「どのような志望動機を書けばいいのかわからない」という人は、以下の志望動機の内容を参考にしてみてください。
志望動機1
私は高校を卒業してから児童福祉施設で働いてきたのですが、子供の頃から憧れていた保育士として働きたいという思いが強くなったことをきっかけに、現在は保育士資格の取得を目指しています。
また、将来的に保育士として働くのであれば、実際に保育園で働いて、現場への理解を深めておきたいと考えて、保育補助として働くことを志望しています。
その中で、貴園の保育理念である「〇〇」に共感を抱き、貴園で保育補助のアルバイトを募集していることを知ったため、ぜひ働かせていただきたいと考えて応募させていただきました。
志望動機2
子供が産まれてから保育士にお世話になったことをきっかけに、保育の仕事に興味を持ち、現在は保育士資格の取得のために勉強をしています。
無資格なので保育補助という形にはなりますが、保育施設で働きながら資格取得を目指していきたいと考えており、この度は貴園に応募させていただきました。
保育の知識は未熟ではありますが、子育ての経験を活かせるため、貴園で学びながら少しでも貢献していけるように精進して参りますので、よろしくお願いいたします。
保育士資格がない状態で志望動機を書く際には「保育士を目指した理由」「保育補助として働きたい理由」「なぜその施設に応募したのか」を意識して作成すると良いですよ。
また、志望動機を作成する際には、事前に保育施設の情報を調べた上で、作り込んでいくことが大切なので、情報収集はしっかりと行いましょう。
末永
無資格で保育補助として働くための志望動機にはいくつかパターンがありますが、自分の考え方や経験を活かして魅力的な文面にすることが、希望する施設で採用されるためには必要です。
そのため、採用担当者が興味を持ってくれる志望動機や自己PRを考えたいと思っている人は、転職エージェントでアドバイスをもらうのもおすすめですよ。
保育士におすすめの転職サイト
幼稚園教諭免許の取得は保育士の経験を積んでからがおすすめ
保育士試験経由で保育士資格の取得を目指す場合には、保育士資格しか取得できないため、幼稚園教諭免許は幼稚園教諭試験の要件を満たした上で、試験に合格して登録する必要があります。
ですが、幼稚園教諭免許は保育士資格を有していて、3年かつ4,320時間以上の実務経験を積む必要があるため、幼稚園教諭免許も取得したいのであれば保育士としての実務経験を積んでから資格取得を目指すのがおすすめです。
また、もし幼稚園教諭試験経由以外で幼稚園教員免許が取得したい場合には、幼保特例制度を活用する方法もあります。
末永
幼保特例制度とは保育士資格保有者で3年かつ4,320時間以上の実務経験があり、特定の大学で指定の8単位を修得することで幼稚園免許を取得できる制度です。
元は2024年度末まででしたが、2025年3月31日まで延長されていて、今後の再延長の可能性も0ではないので、選択肢の一つとして頭に入れておくと良いですよ
その他にも、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方の資格取得が目指せる指定保育士養成施設に通うか、ハローワークの職業訓練を活用する方法でも保育士資格と幼稚園教諭免許を同時に取得することができます。
末永
保育士資格と幼稚園教諭資格を同時に取得できる施設を探すなら全国幼稚園教員養成期間連合会のサイトを活用すると良いですよ。
高卒で保育士になった際の年収の目安
保育士の年収は高卒や大卒で1万円〜2万円程度、初任給に差が出ることもありますが、基本的には経験年数で年収が決まることが多いです。
経験年数別 保育士の平均年収 | |||
---|---|---|---|
経験年数 | 月給 | 賞与 | 年収 |
0年 | 21.9万円 | 46.8万円 | 267.9万円 |
1年〜4年 | 23.1万円 | 56.7万円 | 334.6万円 |
5年〜9年 | 24.8万円 | 65.5万円 | 364.1万円 |
10年〜14年 | 25.9万円 | 73万円 | 384.9万円 |
15年以上 | 29.9万円 | 98,6万円 | 458.4万円 |
全体合計 | 26.8万円 | 71.2万円 | 384.1万円 |
参照:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
上記は「令和4年賃金構造基本統計調査」を参考にした数値となりますが、保育士資格を持っている人の初任給は21.9万円程度となるようですね。
また、施設によって年収の基準には差があり、高卒だと年収の水準が下がる可能性はありますが、既に社会人として経験を積んでいる人の場合には、高卒か大卒かは関係なく保育士としての経験年数を基準として給料が支給される可能性が高いです。
もちろん、施設では人件費を削減するために学歴で差をつけることもありますが、学歴よりも社会人として実務経験を積んでいる場合には、保育士以外の経験も活かせるため、内定時に条件交渉ができる可能性もあるので安心してください。
末永
保育士の年収について詳しく知りたいのであれば、以下の記事で経験年数以外の指標の平均年収について紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
高卒から保育士になりたい人によくある質問
最後に、高卒から保育士になりたい人によくある質問についてまとめて紹介していきますね。
高卒から保育士にはなれるのでしょうか
求職者
高卒から保育士にはなれるのでしょうか?
末永
高卒から保育士資格を取得して保育士になった人はたくさんいるので、高卒からでも保育士を目指すことはできますよ。
高卒で保育士になる方法にはどんな方法がありますか
求職者
高卒で保育士になる方法にはどんな方法がありますか?
末永
高卒から保育士資格の取得を目指す方法には「保育士試験に合格する」「指定保育士養成施設を卒業する」「ハローワークの職業訓練を修了する」という方法があります。
それぞれ、特徴やメリット・デメリットもあるので、詳しく知りたい人は「高卒で未経験から保育士になる方法」を参考にしてみてください。
高卒の人の保育士試験の受験要件はどうなっていますか
求職者
高卒の人の保育士試験の受験要件はどうなっていますか?
末永
高卒で保育士試験を受ける場合の受験要件は、以下の通りとなっています。
- 高等学校卒業(または旧大検の合格)を平成3年3月31日以前に卒業
- 高等学校保育かを平成8年3月31日以前に卒業
- 児童福祉施設において2年以上、総勤務時間が2,880時間以上(平成3年4月1日以降に高校を卒業した人)
保育士試験の受験要件を満たすにはどうすれば良いでしょうか
求職者
保育士試験の受験要件を満たすにはどうすれば良いでしょうか?
末永
高卒の人が保育士試験の受検要件を満たすためには、該当する以下の児童福祉施設での実務経験を積む必要があります。
また、受験資格認定基準に該当する施設・事業で働いている場合には、申し込み前に受検資格認定が必要になるので、あらかじめ問い合わせて認定を受けておきましょう。
ピアノが弾けなくても保育士になれるのでしょうか
求職者
ピアノが弾けなくても保育士になれるのでしょうか?
末永
ピアノが弾けなくても保育士試験では音楽以外の実技を選ぶこともできますし、アコースティックギターでの受験も可能なので安心してください。
ですが、保育士としてピアノは弾けた方が良いので、もしピアノの練習方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
絵が得意じゃないのですが保育士になれるのでしょうか
求職者
絵が得意じゃないのですが保育士になれるのでしょうか?
末永
保育士試験では造形以外にも音楽と言語を選択できるので、造形に自信がなくても保育士資格の取得は目指せますよ。
ですが、保育園では造形遊びをすることも多いので、少しずつ練習をしていくことも大切です。
保育士の資格がなくても保育施設で働けますか
求職者
保育士の資格がなくても保育施設で働けますか?
末永
保育士資格がなくても保育補助として保育施設で働くことは可能です。
保育補助の求人は数が限られてしまいますが、無資格で保育補助として働いている人もたくさんいるので安心してください。
保育施設の求人を探す方法を教えてください
求職者
保育施設の求人を探す方法を教えてください?
末永
保育施設の求人を探したいのであれば、いくつか方法はありますが転職エージェントを活用するのがおすすめですね。
特に、保育士向けの転職エージェントでは保育士経験のあるキャリアアドバイザーも在籍しているので、親身になって相談に乗ってくれますよ。
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保育士資格と幼稚園教諭免許を同時取得するなら、指定保育士養成施設を卒業するかハローワークの職業訓練を受けましょう。
また、保育士として一定の実務経験があると「幼保特例制度」が適応されるケースもあるので、詳しくは「幼稚園教諭免許の取得は保育士の経験を積んでからがおすすめ」を参考にしてみてください。