
介護職の転職で後悔する6つの理由|失敗しない方法と求人の選び方
介護職の転職で後悔したくない人へ。
独自アンケートで集めた介護従事者の失敗談から後悔する6つの理由を解説し、後悔する人の特徴や失敗しない求人の選び方、おすすめの介護転職エージェントまで、ミスマッチを防ぐポイントを転職のプロが紹介します。
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介護職の転職で後悔する6つの理由【失敗談あり】
介護職の転職で後悔しやすい理由は、大きく6つに分かれます。実際に介護の現場を経験した人の声とあわせて紹介するので、自分にも起こりうるか確かめてみてください。
人間関係が良くない
1つ目は、転職先の人間関係が良くないという後悔です。
職場のお局様の新人いびりが酷かった。利用者が他のスタッフの居るところで、大きな声で「このくらいのこと、社会人として当たり前に出来とかなあかんでな」と言われたり、他にも色々なことがあった。
仲良い悪いがすごく、働きづらい。看護師のパワハラがすごい。
人間関係の悩みはどの業界でも起こりますが、介護士の離職理由としてもとくに多いものです。
実際、公益財団法人介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査でも、前職の介護の仕事を辞めた理由の上位に「職場の人間関係」が挙がっています。
新人いびりや派閥はもちろん、家族経営でやりたい放題の労働環境になっている施設もあるため注意が必要です。

とはいえ、転職先の人間関係を事前に把握するのは難しいですよね。
エージェントは過去にその職場へ紹介した人の定着状況を把握していることも多いです。
応募前に職場の雰囲気や離職率を確認しておくと、ミスマッチをかなり減らせます。
体力的に限界を感じる
2つ目は、転職後の仕事がハードで体力的に限界を感じるという後悔です。
いくらお年寄りの方とは言えどかなり体力を使います。特に腰。初めの頃はベッドから車椅子に移しかえるだけでもきつくて、慣れたのは良いが最終的に腰を痛めて辞めました。
一番後悔している要因です。利用者の体格が良すぎて介護をするには体力がついていきません。
入浴介助の器械も重たいので更に負担が掛かります。腰痛の悪化、指、腕の腱鞘炎が慢性化しています。
慢性的な腰痛は仕事中に起きると利用者にも危険が及びます。
対策としては、応募前に1人あたり何人の利用者を担当するのか、移乗や入浴介助の頻度はどのくらいかを具体的に確認しておきましょう。
求人票やエージェント経由で施設の1日の流れを聞けば、必要な体力をある程度は想定できます。
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給料が下がった・低い
3つ目は、転職して給料が下がった、あるいは思ったより低かったという後悔です。
人の命を預かる仕事なのに給料が安すぎてやりがいを感じません。ボーナスもお小遣い程度しかでません。
基本給のベースアップがほとんどなく、資格手当も特にないのでモチベーションが上がりません。
夜勤手当も1回1万円と、友人の施設より数千円安いことも不満です。
施設の規模や運営方針によって、処遇改善加算の反映度や夜勤手当には差が出ます。

やりがいも大事ですが、日々の生活の質が下がるとモチベーションにも直結します。
転職で給料が変わる場合は、基本給だけでなく資格手当や夜勤手当の内訳まで確認しましょう。
その収入で無理なく暮らせるか、必ずシミュレーションしてから決めてくださいね。
給料が下がった背景をもう少し知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
人手不足で仕事量が多い
4つ目は、人手不足で1人あたりの仕事量が多くなるという後悔です。回答者のほとんどが触れていたことからも、根深い問題だとわかります。
これが辞めた1番の理由です。明らかに人手不足なのにケアマネはどんどん仕事を持ってくるし、考えてくださいと言っても聞いてくれない。
結局これが嫌で辞める人が多く、さらにブラックになっていった。
職員の退職が続いて少ない人数で回すと、施設側は少人数でも対応できるとみなし、人員補充に力を入れません。
利用者への対応が満足にできず、体力的にも無理をして身体を壊します。
少人数で回せていると管理者が勘違いすると、良いサービスができず離職者が増える悪循環に陥ります。
対策は、応募前に離職率や人員配置を確認することです。常に求人を出し続けている施設は、人が定着していないサインの可能性があります。
介護業界の人手不足の実態が気になる人は、こちらの記事も読んでみてください。
希望していた業務ができない
5つ目は、希望していた業務ができないという後悔です。
現場スタッフが休みだと、希望業務ができないというか後回しになる。
シフト制と人員不足もあって、人気の時間帯は人手が多く、なかなか希望の業務ができません。理想の介護ができずストレスが溜まります。
現場スタッフが休むと、本来の職種以外のサポートに回らされるケースも少なくありません。
募集職種で実際に働ける状態なのかを、面接や職場見学の段階で確認しておくと安心です。
施設の介護の質に疑問を感じる
6つ目は、転職先の介護の質に疑問を感じるという後悔です。
劣悪な労働環境で心の余裕がなくなっているスタッフが多いと感じた。介助の際の声かけが威圧的だったり、優しくない介助をする現場を度々見かけた。
先輩に教わったように介護をしていましたが、この対応で正解なのだろうかと疑問を抱くこともありました。
サービスが雑だとやりがいを感じづらく、罪悪感から後悔してしまう人も多いです。

転職したばかりだと、間違った介護を見かけても立場的に指摘しづらいですよね。
人手不足とつながる面もあるので、採用に積極的で利用者に寄り添ったサポートをしている職場を選びましょう。
介護職の転職で後悔・失敗しやすい人の特徴
介護職の転職で後悔しやすい人には、共通する特徴が2つあります。当てはまっていないか確認してみてください。
現職がつらすぎて「とにかく早く辞めたい」人
1つ目は、現職がつらすぎて、とにかく早く辞めたい一心になっている人です。
介護転職市場は人手不足なので、思いのほか簡単に転職できてしまいます。だからこそ現状から逃げたい一心で転職先の選定が雑になり、別の不満に直面して後悔するケースが多いです。
仕事はどの業界や施設でも大変な部分があり、環境を変えても不満が完全に消えることはありません。

今のつらさから抜け出すこと自体は悪くありません。
ただ、転職先に求める条件を先に整理しないと、また同じ後悔を繰り返します。
まずは絶対に譲れない条件を1つでも書き出してから動きましょう。
エージェントや求人情報を鵜呑みにする人
2つ目は、転職エージェントや求人情報の内容を鵜呑みにしてしまう人です。
エージェントが勧めた転職先に入ったものの、想像とのギャップを感じて後悔する人は一定数います。
転職エージェントは、求職者を転職させると企業から紹介料を受け取る仕組みです。なかには求人の魅力的な面ばかりを強調して転職させようとする、利益重視のエージェントも存在します。

デメリットもきちんと説明してくれるか、伝えた条件を踏まえて判断してくれるか。
この2点は必ず見ておきましょう。
1人では判断しづらいので、複数社に登録して意見を比べるのがおすすめです。
介護職の転職で後悔しないための方法5つ
後悔しない転職にするには、事前に確認すべきポイントと考え方を押さえておくことが大切です。ここで紹介する5つを、転職活動の判断基準にしてみてください。
転職の目的と「譲れない条件」を整理する
1つ目は、転職の目的と譲れない条件を整理することです。
理想を挙げるとキリがありませんが、すべてを叶える施設はほぼ見つかりません。だからこそ優先順位をつける必要があります。
まず今の職場を辞めたい理由を書き出し、次に「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」に仕分けます。最後に譲れない条件を上位3つに絞ると、求人を見たときに迷わなくなります。

一度、自分にとって最高の職場はどんな条件かを洗い出してみましょう。
そこから優先順位を決めると、自分の希望がはっきり見えてきますよ。
給料・休日・夜勤など条件面も必ず確認する
2つ目は、給料や休日、夜勤といった条件面も必ず確認することです。
人間関係や施設の考え方など、感情的な理由で転職先を判断する人は多いですが、条件面を後回しにすると別の後悔につながります。
具体的には、基本給と手当の内訳、休日数、夜勤回数、通勤時間の4つは最低限チェックしましょう。給料が下がる、通勤が長い、夜勤で生活リズムが乱れるといった要因は後から効いてきます。
複数の施設・求人を必ず比較する
3つ目は、複数の施設や求人を必ず比較することです。1社だけの情報で決めるのは非常にリスクが高いです。
比較しないと、より条件の良い施設を見落とす可能性があります。エージェント経由で1社しか紹介されていない場合、利益重視の都合で選択肢を絞られていることもあります。
複数の候補に自分なりのランキングをつけ、譲れない条件と照らし合わせて選びましょう。1社だけで決めるのは避けるのが後悔を防ぐ基本です。

判断に迷うときは、複数のエージェントに登録して別々の視点で意見をもらうと整理しやすいです。
それぞれ独自の情報を持っているので、最大限活用して自分に合った転職先を見極めましょう。
職場見学で現場の雰囲気を確かめる
4つ目は、職場見学で現場の雰囲気を確かめることです。選考の中で職場見学を希望して断られることは、基本的にありません。
逆に見学を断られたなら要注意で、見せたくない人員配置や働き方をしているのではと疑ったほうがいいです。現場を見て初めてギャップに気づくケースは多いので、時間があれば一度訪問しておきましょう。

見学は面接に入る前に申し出るのがおすすめです。
面接後に「やっぱり違う」となると時間の無駄ですし、内定後だと断りづらくなります。
見学の場で即内定を出されても、勢いで承諾せず慎重に判断しましょう。
信頼できる転職エージェントに相談する
5つ目は、信頼できる転職エージェントに相談することです。
後悔しない転職には、相談しながら進められる相手が欠かせません。ただし利益を優先するエージェントや、単純に相性が合わないエージェントもいます。
だからこそ、まずは介護に強い転職エージェントに2〜3社登録し、自分を理解してくれる担当を見つけることが大切です。同じサービス内でも担当変更は申し出られるので、合わないと感じたら遠慮なく相談しましょう。
後悔しない転職の進め方をもっと知りたい人は、こちらの記事も参考になります。
【悩み別】後悔しない求人・職場の選び方
ここからは、後悔の原因になりやすい悩み別に求人や職場の選び方を紹介します。先ほどの後悔理由と照らし合わせながら読んでみてください。
体力面が不安:担当人数と介助の頻度を確認する
体力面に不安があるなら、仕事に必要な体力量を事前に把握しておきましょう。
体力的に限界を感じる後悔の多くは、転職先の業務量や仕事の流れを理解せずに入ったことが原因です。
1人あたり何人の利用者を担当するのか、レクリエーションや行事は多いか、移乗・入浴介助の頻度はどのくらいか。この3点を確認すれば、必要な体力をある程度は想定できます。
人間関係・理念が不安:経営方針に共感できる会社を選ぶ
人間関係や施設の方針が不安なら、経営方針や理念に共感できる会社を選びましょう。
介護職は利用者に幸せになってもらうことにやりがいを感じる人がほとんどです。理念や方針が合わず、疑問を感じる介護を続けるのは心理的に苦しく、ストレスになります。
とくに注意したいのは、家族経営や身内中心で運営している施設です。独自ルールや利益優先の業務が残っていたり、意見が通りにくいことがあります。口コミやエージェント経由で念入りに情報を集めておきましょう。
労働環境が不安:離職率が高い職場は避ける
労働環境に不安があるなら、人手不足で離職率が高い職場は避けましょう。
人手不足の時点で業務量が増え、満足なサポートができず心身ともに疲弊するリスクが高いからです。離職率が高い施設は、働き方がブラック寄りだったり、教育体制が整わず人が定着しにくい傾向があります。
同じ令和6年度の調査によると、2職種計の離職率は12.4%と低下傾向ですが、29歳以下は18.7%と依然高い水準で、若手ほど職場選びが重要になります。

エージェントを使っているなら、その職場に転職した人が定着しているかを一定は把握しています。
離職率や、常に人手不足の状態が続いていないかは必ず確認しておきましょう。
ブラック施設の見分け方を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
未経験・キャリアチェンジ:教育制度を確認する
職種や使う資格が変わる転職では、教育・研修制度の有無が重要になります。
未経験職種として入る場合、研修が整っていないと、即戦力扱いでいきなり現場に放り込まれることもあります。
不安な場合は、研修制度ありと明記された求人に応募するか、エージェントに教育体制を確認してもらいましょう。
未経験からの転職先を広く知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
介護職の転職で後悔しないためのおすすめ転職エージェント
介護職の転職で後悔を防ぐには、介護分野に強い転職エージェントを複数使い、比較しながら進めるのが近道です。1社だけだと紹介される求人にも意見にも偏りが出るためです。
介護に特化したエージェントには、支援実績60,000人を超えるサービスもあります。求人票に出ない離職率や職場の雰囲気まで教えてもらえるので、まずは2〜3社に登録して比べてみてください。
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担当者と合わないと感じたら、担当変更を申し出るか別の会社の意見と比べてみましょう。
複数を並行して使うと、離職率や職場の雰囲気といった求人票に出ない情報も集めやすくなりますよ。
介護士のエージェント選びをもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
介護職の転職の後悔に関するよくある質問
最後に、介護職の転職の後悔に関するよくある質問をまとめました。気になるものがあれば読んでみてください。
転職に失敗したらすぐ再転職しても良い?
あまりおすすめしません。早期離職扱いになり経歴に傷がつくと、つらいときに踏ん張れない人材と見られ、徐々に転職しづらくなるためです。
1回1回の転職を丁寧に取り組み、失敗を防ぎましょう。
介護から他業界へ転職できる?
事前準備をしっかりすれば可能です。ただし未経験での転職は20代後半までが有利とされ、30代以降は経験次第で難易度が上がります。
介護から異業種への転職は、こちらの記事も参考にしてみてください。
介護職に将来性はある?
将来性のある仕事です。AIで代替しづらく、高齢化で需要は今後も高まります。
一方で待遇への不満から離職や人材流出も起きており、処遇改善の動向が今後の鍵になります。給料が上がるのか気になる人は、こちらの記事も読んでみてください。
新人でも転職して後悔しない?
基本的には短期離職扱いで経歴に傷がつくため、慎重に考えたほうがいいです。
ただし教育制度が整っていないなど、自分ではどうにもできない要因なら転職を検討しても良いです。成長できる環境にないと感じるなら、選択肢に入れましょう。
後悔しない介護職の転職は事前の準備で決まる
介護職の転職で後悔しやすい理由は、人間関係や体力、給料、人手不足など多岐にわたります。
ですが、後悔の原因を先に知り、譲れない条件を整理して複数の施設を比較すれば、失敗のリスクは大きく減らせます。
1人で判断しきれないときは、介護に強い転職エージェントに複数登録して、求人票に出ない情報まで集めながら進めるのが安全です。
求人の募集枠には限りがあるので、気になる職場があるなら早めに情報収集を始めておきましょう。
介護職の安心転職に!おすすめ転職サイト
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