
介護職が長く続く人の特徴とは?続けるためのコツについても解説!
介護職に興味があるけど、長く続けられるか気になる人も多ですよね。
長く続けられる人の特徴やコツ、実際に働いてみて長く続けられないと感じた場合の対処法などを紹介します。
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介護職が続く人の特徴
介護職に興味があるけど、自分に合ってるのか?長く続けられるのか?気になる人も多いと思います。
そこで介護職が続く人の特徴について解説していきます。
コミュニケーション能力が高い
介護職が続く人の1つ目の特徴はコミュニケーション能力が高いことです。
介護職は要介護者のお世話をする対人の仕事です。要介護者や職場の人と毎日のようにコミュニケーションをとります。
そのため長く続けていくためには良好な人間関係を気づくためのコミュニケーション能力が欠かせません。
実際、公益財団法人介護労働安定センターによる令和4年度「介護労働実態調査」によると、介護職の離職理由で「職場の人間関係に問題があったため」が最も高くなっており、いかにコミュニケーション能力が必要かがわかります。
ストレス耐性がある
介護職が続く人の2つ目の特徴はストレス耐性があることです。
介護職はストレスが溜まりやすいと言われています。
というのも、先ほども述べましたが介護職の離職率では人間関係の問題が多く、人間関係によるストレスが起きやすいです。
他にも夜勤等の不規則な生活や、仕事の大変さに対して賃金が低いとったストレスがあります。
肉体労働や不規則な生活が続き、身体の疲れがメンタルにも及ぶということも珍しくありません。
介護の仕事にやりがいを感じられる
介護職が続く人の特徴の3つ目は介護の仕事にやりがいを感じられることです。
介護の仕事は肉体的・精神的にきついことが多々あります。そのため続けるには介護の仕事が好きなことが欠かせません。
介護職のやりがいとしては人を助ける仕事であることや、それを通して要介護者やその家族に感謝されることにあります。
そういったことにやりがいを感じられる人は、モチベーションがあるのできつい業務でも乗り越えやすいです。
実際に介護職の人はどのくらい続いているのか
ここまで介護職が続く人の特徴を説明しましたが、では実際に介護職の人がどのくらい続いているのか気になりますよね。
公益財団法人介護労働安定センターの令和4年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査による介護職の勤続年数の分布は以下の表のようになっています。
| 1年未満 | 5.9% |
|---|---|
| 1年以上2年未満 | 10.7% |
| 2年以上3年未満 | 9.0% |
| 3年以上4年未満 | 8.3% |
| 4年以上5年未満 | 6.9% |
| 5年以上10年未満 | 24.6% |
| 10年以上15年未満 | 14.0% |
| 15年以上20年未満 | 8.1% |
| 20年以上 | 4.9% |
| 無回答 | 7.6% |
介護職の勤続年数を5年未満でまとめた比率が40.8%となっており、平均勤続年数は7.2年になっています。
国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査によると日本の平均勤続年数は12.7年となっているので、やはり介護職の勤続年数が短いことがわかります。
介護職が続かないと言われる理由
介護職はよく続かないと言われることがあります。
先ほども述べた通り平均勤続年数が7.2年で日本人の平均が12.7年となっており、数字を見てもいかに続かないかがわかります。
ではなぜ介護職は続かないのかについて解説していきます。
労働の大変さ
介護職が続かないと言われる理由の1つ目は労働の大変さです。
具体的には以下のようなものがあります。
- 肉体労働
- 不規則な生活
- 人の死に立ち会う場合がある
介護職は夜勤があり生活が不規則になることがあったり、要介護者の歩行介助や排泄介助といった肉体労働も多いです。
また肉体的な大変さだけでなく、人の死に立ち会うこともあり精神的な大変さもあります。
そのためこういった大変さに耐えられずに辞めるという人も多くなっています。
低賃金
介護職が続かないと言われる理由の2つ目は低賃金です。
公益社団法人介護労働安定センターの令和4年度「介護労働実態調査」によると介護職の平均年収は訪問介護員が約340万円、介護職員が約357万円です。
国税庁の令和4年分民間給与実態調査によると日本の平均年収は458万円となっており、かなり低い水準であることがわかります。
人間関係の問題
介護職が続かないと言われる理由の3つ目は人間関係の問題です。
交易財団法人介護労働安定センターの令和4年度「介護労働実態調査」によると、離職理由で最多は「職場の人間関係に問題があったため」となっています。
介護職は要介護者やその家族、同じ職場の人等多くの人と関わる仕事です。
そのため人間関係の構築が大変です。またベテランが怖くて新人が辞めたり、職場のスタッフに無理を言われて揉めるということもしばしばあるようです。
離職理由で2番目に高いものが「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」となっており、実際に職場に不満を抱えている人も多いようです
キャリアアップが難しい
介護職が続かないと言われる理由の4つ目はキャリアアップが難しいことです。
厚生労働省の介護労働者の確保・定着等に関する研究会中間取りまとめ案についてにおいても介護職はキャリアアップが困難とされています。
原因としては介護職のキャリアアップした職種がそもそも少なかったり、キャリアアップするのに資格が必要な場合や時間が掛かることが挙げられます。
介護職を長く続ける働き方
ここまで、介護職で続く人の特徴や続かないと言われる理由について説明してきました。
ですが介護職で長く仕事をしていきたいと考えている人もいると思います。そこで、介護職を長く続けるための実践的な働き方を紹介します。
無理をしない
介護職を長く続けるコツの一つ目は無理をしないということです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外とできていない人も多いです。
仕事なので休むわけにはいかない、要介護者や職場に迷惑をかけるわけにはいかない等、責任感があり仕事熱心な人ほど考えすぎて無理してしまいがちです。
無理をして体調を崩したり、辞めるのが自分にも関係者にも一番メリットがないので、自分を大切にしてあげましょう。
割り切る
介護職を長く続けるコツの2つ目は割り切ることです。
介護職で働いていると人間関係や労働条件等、不満を感じることも多いと思います。
それ自体は仕方のないことですが、自分がアクションを起こしても解決しない場合があります。
そういった場合は、仕方ないものだとある程度割り切ることも大切です。不満が解決しないからとイライラしたり、落ち込んでも現状は変わりません。
難しいかもしれませんが、ストレスを溜めすぎないためにも一定割り切れるようになると、介護職を長く続けやすくなります。
相談する
介護職を長く続けるコツの3つ目は相談することです。
一人で悩んで解決しないことも、人に話すことで問題が整理されて解決することがあります。相談相手から的確なアドバイスを貰えることもあるかもしれません。
一人で悩むメリットはあまりないので、悩みがあったら、上司・同僚・家族・友人等に相談してみましょう。
知り合いには話しづらいという人や、他の職場はどうなのか知りたいという人は転職エージェントに相談してみるといいかもしれません。
今の職場の何が不満なのか、将来はどんな仕事をしてどんな生活を送りたいのか等を考えて、その実現方法を具体化する方法を一緒に探してくれますよ。
他の職場への転職を考える
介護職を長く続ける4つ目のコツは他の職場への転職を考えることです。
人間関係や労働条件に不満がある場合は、職場を変えることで解決する場合があります。
ただ自分にコミュニケーション能力がないから人間関係がうまくいかないという場合や、現状を変えようと努力すれば変わるという場合があります。
このように現状の問題が自分に起因する場合や、自分で解決できる場合は転職しても根本的な解決にならなかったり、無駄に転職というコストを払うという場合があるので注意しましょう。
介護職を長く続けるメリット
介護職は長く続かないという人も多い職種ですが、長く続けるとメリットもあります。
主なメリットとしては以下のようなものがあります。
給与が上がる
介護職を長く続けるメリットの一つ目は給与が上がることです。
厚生労働省の令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果によると勤続年数別の平均給与は以下のようになっています。
| 勤続年数 | 給与 |
|---|---|
| 1年 | 280,550円 |
| 3年 | 297,460円 |
| 5年 | 305,970円 |
| 10年 | 322,990円 |
| 15年 | 342,590円 |
| 20年以上 | 371,640円 |
最初は約28万円ですが5年働くと約2万5千円あがり、10年で約4.2万円、20年勤めれば約9.1万円上がります。
さらに、国は介護業界に対し、介護報酬改定と、介護職員の賃上げを積極的に進めています。
2024年の報酬改定では介護職員に対して1年間で72,000円ほど給与に上乗せされる想定の賃上げがおこなわれました。
単なる昇給だけでなく、国の支援により給与の上がり幅が大きくなるのが介護職を長く続ける魅力です。
資格が取れる
介護職を長く続ける2つ目のメリットは資格が取れるという点です。
介護職の資格で介護福祉士というものがあり、受験条件の一つに3年以上の勤務があります。
また介護福祉士の上位資格にあたる認定介護福祉士を受験するには介護福祉士取得後に5年以上の勤務が求められます。
このように長く働くことで一部の資格を受験できるようになるのです。
そして資格を取るとまず賃金が上がります。
公共社団法人介護労働センターの令和4年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査によると、資格の有無による平均賃金は以下のようになっています。
| 保有資格 | 平均賃金 |
|---|---|
| 介護福祉士 | 3,727,686円 |
| 介護職員初任者研修 | 3,290,827円 |
| 実務者研修 | 3,461,548円 |
| 社会福祉士 | 3,997,035円 |
| その他の資格 | 3,919,460円 |
| 無資格 | 3,034,831円 |
介護福祉が取れれば約70万円も賃金が変わってきます。また資格を取ることでマネージャー職に転職することもできるようになります。
もう介護職を続けられないと感じた時の対処法
ここまで、介護職が長く続く人の特徴や続けるコツを紹介してきました。
ですが働く中で介護職を続けられなくなることもあると思います。そこで介護職を続けられないと感じた時の対処法を紹介します。
離職・休職する
介護職を続けられないと感じたら休職・離職するのも一つの方法です。
無理をして体調を崩すのが一番良くないので、一人で抱え込まず上司に相談してみましょう。
一番大切にしてあげるべきはあなた自身です。迷惑だからと考えすぎず、自分を優先してあげてください。
介護職から離れて休むことで、身体・精神ともに回復し再び介護職で頑張ろうという気持ちになることもあります。
いきなり仕事を辞めるのは怖いという人も多いと思うので、そういった場合は休職するのがおすすめです。
もう介護と関わりたくないという人は他の職業に転職してみましょう。
介護職以外に転職する
介護職を続けるのが辛いと感じたら介護職以外に転職するという方法があります。
ただ介護職から未経験転職となると、難易度が高いものも多いです。
そこで未経験でも転職しやすい職種を紹介します。
特におすすめなのは以下の3つです。
- 営業
- 事務
- 販売・サービス
これらの職種は求められるスキルが他の職種に比べて低いので未経験からでも転職しやすいです。
営業や販売・サービスは介護職で培ってきたコミュニケーション能力を活かしやすく、事務職だと比較的きつい業務も少ないので長く続けやすいです。
未経験からの転職については下の記事で詳しくまとめているので、興味があれば一度見てみてください。
介護職を長く続けるために知っておきたいQ&A
最後に、介護職で長く勤めるために知っておきたい疑問とその答えを紹介します。
介護職はきつい?
介護職はきついと聞いたのですが本当ですか?
確かに介護職はサービス業で自分の身体を使った仕事ですが、仕事内容としては掃除や買い物等もあり、全ての業務がきついわけではありません。
ただ要介護者の介助等で肉体的にきついものがゼロなわけではありません。
介護職は職場の人や要介護者とその家族等人間関係の構築が大変だったりとストレスが溜まりやすいので、どちらかというと精神的にきついことが多いです。
介護職の年収は低い?
介護職に興味があるのですが、年収が低いって本当ですか?
残念ながら介護職の年収は低いです。
公益社団法人介護労働安定センターの令和4年度「介護労働実態調査」によると介護職の平均年収は訪問介護員が約340万円、介護職員が約357万円となっています。
これに対して国税庁の令和4年分民間給与実態調査によると日本の平均年収は458万円となっており、平均よりも100万円ほど低くなっています。
介護職の離職理由は?
介護職で長く働いていけるか不安です。
介護職で働いている人はどういった理由で離職することが多いのでしょうか?
公益社団法人介護労働安定センターの令和4年度「介護労働実態調査」を元に説明します。
介護職の離職理由として多いものは多い順に、「職場の人間関係に問題があったため」「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」「他にいい仕事・職場があったため」「収入が少なかったため」となっています。
職場の人間関係や労働環境に不満を感じていた人が多いようですね。
介護職以外は難しいと言われたけど本当?
知人に私の経歴では介護職以外は難しいと言われたのですが、本当ですか?
そんなことはありません。介護職が経歴に自信がない人でも転職しやすいのは事実ですが介護職にしか転職できないということはありません。
未経験や高齢、経歴に自信がなくても転職できる職種はあります。
例えば営業職は若い人であれば未経験でも始めやすくキャリアアップも狙えますし、販売・サービス職は年齢問わずに転職しやすいです。
詳しくは下の記事に書いてあるのでぜひ見てみてください。
介護職を長く続けるためのまとめ
介護職は続かないと言われることがあるのは事実です。
そんな介護職で長く続いている人には、コミュニケーション能力が高い、ストレスに強い、やりがいを感じられるといった特徴があります。
介護職は肉体的・精神的にきついことも多いので無理をせず続けていきましょう。










そのため介護職で長く続く人にはストレス耐性があるという場合が多いです。
具体的には自分のストレスの発散・軽減方法を熟知していることです。
ストレスを溜めない、溜まっても発散できることが介護職を続けるコツです。