介護福祉士を現場以外で活かして働ける仕事は?一般企業へ転職する選択肢も紹介!
介護福祉士として働いているものの、現場業務に疲れてしまった人も多いのではないでしょうか?
本記事では介護福祉士資格が現場以外で役に立つ仕事や職種を様々な角度から紹介します。
また、介護業界以外の一般業界で経験を活かせる選択肢についても解説します。
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介護福祉士資格は現場以外の仕事で活かせる
介護福祉士の資格は現場以外の仕事で活かすことができます。今回は介護福祉士資格を活かせる仕事を5つ紹介します。
それぞれ詳しく解説していきます。
介護福祉士養成学校講師
介護福祉士資格を活かして働ける仕事1つ目は介護士資格養成学校の講師です。
介護福祉士の資格取得を目指す専門学校の講師や、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)、介護福祉士実務者(旧ホームヘルパー1級)の取得を目指す資格取得スクールで教える側として働くことができます。
人に教えるのが好きであったり、そもそも講師業に興味を持っている人は一度求人を確認してみるとよいでしょう。
福祉用具専門相談員
介護福祉士資格を活かして働ける仕事2つ目は福祉用具専門相談員です。
福祉用具専門相談員は施設や利用者に合った福祉用具の貸与、販売の提案をしたり、利用者の福祉用具の利用計画を立てるなど福祉用具の利用者を一気通貫でサポートします。
本来は都道府県知事の指定を受けた研修事業者が実施する「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、カリキュラムを終了する必要があります。
ただし、介護福祉士を含む福祉用具に関する知識を有している国家資格保有者は講習を受けることなく業務にあたることができます。
介護現場でサポートし続けるのは大変なので控えたいが、利用者のサポートに携わりたい人にはおすすめの職種と言えます。
旅行介助士
介護福祉士資格を活かして働ける仕事3つ目は旅行介助士です。
結婚式や、旅行、お墓参りなど介助、介護が必要な利用者が行きたいと思っている遠方への外出に同伴し移動、食事、トイレなどの介助をおこなう仕事です。
旅行介助士を取得するには3日間の研修に参加する必要があります。
この研修も指定された資格を保有していないとそもそも参加することができないのですが、介護福祉士資格は指定された資格に含まれるため受講可能です。
また、旅行介助士の資格を取得する過程で国内旅程管理主任者という資格も同時に取得することができます。
この資格によって、添乗員としても働くことができるようになるので旅行に関する仕事にも興味がある人にはおすすめしたい職種です。
介護タクシー
介護福祉士資格を活かして働ける仕事4つ目は介護タクシーです。
利用者を病院などの目的地まで自動車で送迎する仕事です。介護タクシーとして働くには介護職員初任者研修と、普通自動車免許が必要になります。
介護タクシーにおいては介護福祉士は絶対に必要ではないです。
ですが、初任者研修だけでは乗降の際の介助など最低限の介助しかできません。
保有しておくことでより介助に制限のない介護タクシードライバーとして働けます。
介護タクシーは運転が好きという人にはおすすめしたい職種です。
公務員
介護福祉士資格を活かして働ける仕事5つ目は公務員です。
難易度は高いですが、各自治体が定めた福祉職、地方公務員上級福祉職の試験に合格することで地方公務員として働くことができます。
国家公務員になりたい場合は国家公務員総合職に挑戦することになります。
仕事内容は幅広く介護技術の指導や相談窓口として保健局などに所属、病院での勤務など介護業務の全般に携わります。
公務員という安定感かつ介護業界トップクラスの年収で働くことができます。
難易度こそ高いですが、挑戦する価値のある職種と言えますね。
介護業界への想いが強く、介護の発展に携わっていきたいと考えている人におすすめできる職種です。
また、2024年6月時点ではレバウェル介護やカイゴジョブエージェント で介護タクシーを始めとする、上記で紹介した職種が活躍できる求人が確認できました。
資格取得が必要な職種もありますが、もし興味のある職種の月収や現場以外の仕事の割合など求人情報を確認してみたいという場合は転職エージェントに登録して話を聞いてみることをおすすめします。
求人は流動的なので、資格を取得してからだと情報を収集できない可能性もあります。
気になる求人や内容があれば積極的にエージェントに話を聞きに行ってみましょう。
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介護福祉士を活かせる一般企業での働き方
次に職種に携わるために介護福祉士資格が必須というわけではないものの、経験や知識を存分に活かすことができる一般企業での働き方を紹介します。
介護福祉士を活かせる一般企業は以下のようなものがあります。
キャリアアドバイザー
介護福祉士の知識、経験を活かせる一般企業職種1つ目はキャリアアドバイザーです。
キャリアアドバイザーは転職エージェントや就職コンサルタントなどの呼ばれ方が代表的です。
主に介護職に転職、就職したい人と介護施設、企業をマッチングさせる仕事です。
転職支援では特に今の介護現場に悩みがある人がより良い職場を探して相談に来るので、現場の経験や視点から悩みに共感できるアドバイザーはかなり貴重な存在になることができます。
人の介護職のキャリアを助けるやりがいのある仕事なので、興味がある人は目指してみると良いでしょう。
ホテルマン
介護福祉士の知識、経験を活かせる一般企業職種2つ目はホテルマンです。
ホテルマンはホテル業務全般に従事する職種です。介護福祉士のスキルが直接活きるというよりは、介護職としての経験が活きる職種です。
ホテル業務と介護業務は以下のような共通点があり、業務内容に親和性があるので即戦力で活躍できる可能性が高いです。
ホテル業務と介護業務の共通点
- 利用者目線のコミュニケーション
- 丁寧な顧客対応
- ベットメーキング
実際に介護職からホテルマンに転職する人は多く、逆にホテルマンから介護職に転職する人も多いです。
バリアフリーのホテルも多く存在しているので、介護福祉士の技術が活かせる場面もあるでしょう。
介護職の経験を活かして別業界で活躍したいという人にはおすすめの職種です。
その他介護関連の業務
介護福祉士の知識、経験を活かせる一般企業職種3つ目はかなりまとまった表現になりますが、介護関連の会社全般です。
どのようなものかと言うと具体的には以下のような仕事が挙げられます。
介護関連の業務
- 介護食の開発に携わる業務
- 介護ロボットなどのIT領域の業務
- 介護メディアなどのライター業務
- 介護メディアなどのSNSコンテンツ業務
介護業界とつながりのある仕事であれば、これまでの介護職としての経験や知見を踏まえて一般的な意見よりも現場に寄り添った提案をすることができます。
現場視点からの提案ほど、納得感のある意見はありません。
介護業界経験を存分に活かせる介護関連の企業は多く存在しています。
このような一般企業での仕事に興味がある人は転職に挑戦してみると良いでしょう。
しかし転職の観点からお伝えすると、介護職から一般企業への転職はいわゆる未経験転職扱いとなるので、正しいアピールや面接対策ができていないと転職難易度はやや高くなります。
なので、転職に挑戦する場合は転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは企業へのアピール方法や面接対策まで一気通貫でサポートしてくれます。
そもそもどの求人に応募すればよいか迷っている場合も、エージェントが自分に合った求人をヒアリングした上で提案してくれるので安心です。
まずは登録してエージェントに介護職の経験を活かせる一般企業に転職したい旨を相談してみると良いでしょう。
以下におすすめの転職エージェントを紹介するのでまずは登録してみることをおすすめします。
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介護福祉士の次に取るべきおすすめの資格
介護福祉士として現場で働くのは疲れたが、全く嫌なわけではなく「現場の仕事割合が減るなら問題ない」という人もいるかと思います。
その場合は新たに資格を取得し対応できる業務の範囲を広げることで現場以外で働くという選択肢ではなく、現場の業務割合を減らしバランスよく働くという方法も選択肢の一つとして挙げられます。
ここでは介護福祉士を取得しているからこそ挑戦できる資格と仕事内容を紹介するので、興味がある人は読み進めてみてください。
介護福祉士を取得していることで挑戦できる仕事は以下のとおりです。
認定介護福祉士
認定介護福祉士は介護福祉士より上位の資格として扱われている資格です。
利用者の生活援助、介助をおこなうのが介護福祉士の主な業務です。
対して認定介護福祉士は現場スタッフの指導や施設全体のマネジメントといった管理側の業務がメインとなってきます。
マネジメントする側になるので、現場での仕事は確実に減少します。
この認定介護福祉士を取得するための最低条件は認定介護福祉士認証・認定機構によると以下になります。
資格取得条件
- 介護福祉士の資格を有していること
- 介護福祉士資格取得後の実務経験5年以上
- 介護職員を対象とした現任研修の100時間以上の研修歴を有していること
- 研修実施団体の課すレポート課題または受講試験において一定の水準の成績を修めていること(免除の場合有)
少なくとも5年以上の実務経験が必要なので時間がかかる資格ではありますが、介護職として大きくキャリアアップできる資格であるためおすすめです。
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護支援専門員(ケアマネージャー)は利用者全員がその人に応じた正しいサポートを受けられる施設づくりに従事する職種です。
利用者を訪問してモニタリング、サービス担当者会議に出席、ケアプラン原案の作成と業務は多岐にわたります。
自分が現場で介助することはほんの一部になってくるでしょう。
介護支援専門員(ケアマネージャー)には介護福祉士として通算5年以上(かつ900日以上)を満たしていれば試験を受けることができ、合格することで取得できます。
利用者に寄り添って最善のケアプランを計画する仕事に興味があれば挑戦してみることをおすすめします。
生活相談員・サービス提供責任者(サ責)
生活相談員は介護施設の利用者の入所、対処の手続きやその他の相談に対応する役割に従事、サービス提供責任者は利用者が訪問介護サービスを上手く利用できるように相談に応じてサポートに従事する仕事です。
この2つの職種に就任するために介護福祉士以外の別の資格を取る必要もなく実務経験年数の指定もありません。
ただし、介護福祉士以外の資格が自治体によっては必要な場合もあるので自治体の要件を確認しましょう。
この2つの職種は業務内容が似ているように感じる部分もありますが、明確に勤務場所が違います。
生活相談員は主にデイサービスや特別養護老人ホーム、サービス提供責任者(サ責)は訪問介護事業所となります。
気になる人は今の職場や周りの環境でこのポジションに付くことができないか調べてみると良いでしょう。
介護福祉士を最大限に活かせる転職を検討してみよう
ここまでで介護福祉士を活かせる現場以外の仕事を様々な角度からお伝えしてきました。
自分がやりたいと思える職種を見つけられた人もいれば、自分には何が合っているか迷っている人もいるかと思います。
ここまでの情報を踏まえて少し情報整理がしたい、自分にあった選択肢を考えたいという人は一人で悩まずに一度介護職に特化した転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントは上記の職種に対する知識も豊富なので、意見を聞いた上で自分にあった職種やキャリアプランを一緒に考えてくれます。
さらに転職まで検討している場合はおすすめの求人を紹介してもらえる上に内定獲得までマンツーマンでエージェントがサポートしてくれますよ。
レバウェル介護やマイナビ介護職では介護福祉士資格保有者を募集している求人や、今回紹介した介護支援専門員(ケアマネージャー)や生活相談員などの求人も豊富に揃っています。
苦労して手に入れた介護福祉士という貴重な資格を最大限活かした介護職キャリアを歩んでいくためにもまずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
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介護福祉士の資格がほぼ必須と言っても過言ではありません。