作業療法士から一般企業に転職できる!求人情報や注意点をプロが解説
作業療法士が一般企業へ転職する際に選ぶコツをはじめ、成功させるポイントや注意点、転職するのがおすすめの人・しないほうがいい人の特徴を解説します。
実際にどのような一般企業の求人情報が掲載されているのか、合わせて紹介します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
作業療法士から一般企業への転職は可能
結論から言うと、作業療法士(OT)から一般企業に転職することは可能です。ただし、転職難易度はやや高めだと言えますね。
企業の求人は、全体的に数が少ないことから狭き門になることが多く、また、リハビリ職の人には不慣れな一般企業向けの選考対策を行う必要があります。
そのため、作業療法士が一般企業に転職する場合は、転職理由と目的を明確にさせた上で、求人情報をなるべく多く集め、徹底的に選考対策していくことが重要になりますね。
作業療法士の転職におすすめの一般企業
作業療法士(OT)から一般企業へ転職しようか考えている人の中には、自分が本当に一般企業へ転職・就職することができるのか不安に感じている人もいると思います。
そこで、ここでは作業療法士の資格が活かせる一般企業の求人を実際の求人例を参照しながら5つ紹介していきますね。
作業療法士の資格が活かせる一般企業
下記で紹介する各求人は、2025年7月時点でマイナビコメディカル・PTOTSTワーカーなどの転職エージェントや求人サイトに掲載されているものなので、あくまでも目安として参考にしてみてください。

末永

- 転職サイトHPで公開求人を検索する
- 転職エージェントに登録し求人紹介してもらう
資格「作業療法士」+キーワード「大手」(例)などで絞り込み検索。キーワードは「大手企業」より「大手」のように短いほうがヒットしやすいです。
非公開の求人を含め効率的に情報収集。1つの転職エージェントだけでは数件しか求人が集まらない場合も多いので、少なくとも2〜3社は複数登録しましょう。
大手企業
作業療法士(OT)の中には転職するなら大手企業に就きたい、そんなふうに考えている人も多くいると思います。しかし、求人検索をしてみると、大手企業の求人はまだ少ない傾向にあります。
というのも、作業療法士のようなリハビリ職の受け皿がないのが求人数の少なさの理由として挙げられます。そのため、自分1人で大手企業の求人を探すとなると大変かもしれません。
ここでは、2025年7月時点でマイナビコメディカルに掲載されている大手企業の求人を紹介します。
仕事内容 | 働くことに障害のある『LITALICOワークス』のご利用者様に対し、最長2年間のプログラムを通じて、安定して働けるようになるまでのサポートをする仕事です。一人ひとりの特性を“強み”として活かせる職場とのフィッティングを行ない、多様な方の活躍の場を広げていくことがミッションです。 |
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経験・スキル | ■作業療法士 ■未経験歓迎・業種未経験歓迎・ブランクOK |
雇用形態 | 正職員 |
給与 | 【モデル年収】325万円〜475万円程度 諸手当・賞与込み 【モデル月収】25.3万円〜36.2万円程度 諸手当込み |
各種手当 | 通勤手当 実費支給 上限50,000円/月 |
福利厚生 | 財形貯蓄、確定拠出年金401k |
就業時間 |
就業時間1 8時30分〜17時30分(休憩60分) 就業時間1補足:※変形労働時間制 勤務曜日備考:■土曜日・祝日はセンター開所、日曜日も月1回センター開所のため、月2~3回は土・祝日出社があります。 (数ヶ月に1回程度、日曜出社あり) |
休日休暇 |
週休2日制、年末年始休暇、夏季休暇、有給休暇、その他休暇 ※年間休日:120日、初年度有給:10日、最大有給:20日 |
上記は、作業療法士の資格を活かせる就労支援の求人です。身体機能の回復を目指す臨床とは異なり、生活リズムの構築から職場定着まで、利用者の人生の大きな転機に深く関われるのがやりがいと言えますね。
臨床で培った課題分析力や目標設定スキルは、利用者に必要なプログラムを見極めたり、最適な企業とのマッチングを実現したりする上で役立つと考えられます。
年収は臨床現場の平均と同水準も目指せますが、夜勤がない代わりに土日祝出勤があります。未経験から挑戦できるため、企業ビジョンへの共感や、これまでの経験をどう活かせるかが選考のポイントになりそうです。
マイナビコメディカルでは、上記で紹介したような大手企業の求人が約100件掲載されていたので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
また、専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、大手のなかでも、求職者の特性や希望条件に合った求人を紹介してもらえるので安心です。
マイナビコメディカル
・リハビリ含め医療関連の求人に広く対応!
・作業療法士の資格を活かせる職種も豊富!
(「資格:作業療法士(OT)」で絞り込んだ求人数 14,959件 ※2025年8月時点)
リハビリ・福祉用品メーカー
作業療法士(OT)の中には資格を活かしてリハビリ・福祉用品メーカーなどに転職・就職したいと検討している人もいますよね。
ここでは、2025年7月時点でマイナビコメディカルに掲載されているリハビリ・福祉用品メーカーの求人を紹介しますね。
仕事内容 | ・介護福祉用品の販売 ・福祉用具のレンタル ・特定福祉用具購入品販売 ・住宅改修相談 |
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経験・スキル | ■普通自動車運転免許(AT限定可) ■一般的なPCスキル ■福祉用具専門相談員(あれば尚可) |
雇用形態 | 正職員 |
給与 | 【モデル月収】23.0万円〜30.0万円 ■昇給:昇給率 1月あたり 1.00% ~ 2.00%(前年度実績) ■賞与:年2回 (平均2.4か月分※評価・業績等により変動する可能性あり) |
各種手当 | 通勤手当 片道2km以上規定内支給(上限5万まで)、資格手当 あり(福祉用具専門相談員の資格取得で+5000円)、その他手当 子女教育手当 |
福利厚生 | 慶弔見舞金制度、育児休暇制度、介護休職制度 |
就業時間 | 原則 9時00分〜18時00分(休憩60分) 原則補足:1ヶ月単位の変形労働時間制(週平均40時間勤務)) |
休日休暇 | 年末年始休暇、夏季休暇、有給休暇、慶弔休暇、出産・育児休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇 ※夏季休暇:5日、年末年始休暇:6日 |
上記は、福祉用具や住宅改修を通じて、利用者の在宅生活を支える仕事です。夜勤はなく日中の訪問が中心となり、リハビリとは違うアプローチから利用者の生活が大きく改善する様子を見届けられるのがやりがいと言えそうですね。
臨床で培った動作分析や環境評価の専門知識は、利用者の身体機能やADL、家屋環境を総合的に見極め、最適な福祉用具を選定・提案する場面で役立ちます。
年収は作業療法士の平均と同水準も見込めます。OT資格は大きな強みとなるため、なぜ治療から支援の分野へキャリアを移したいのかを明確に伝えることが、転職活動の鍵になります。
マイナビコメディカルでは、リハビリ・福祉用品メーカー関連の販売や営業をする求人が30件ほど取り扱いがあったので、興味がある人はぜひ確認してみてください。
福祉用品メーカーなどの希少な求人を効率よく探したい場合は、キャリアアドバイザーに相談すると、非公開求人も含めて複数紹介してもらえるのでおすすめです。
マイナビコメディカル
・リハビリ含め医療関連の求人に広く対応!
・作業療法士の資格を活かせる職種も豊富!
(「資格:作業療法士(OT)」で絞り込んだ求人数 14,959件 ※2025年8月時点)
ベンチャー企業
転職・就職をするならベンチャー企業に挑戦したいと考えている作業療法士(OT)の人も多くいると思います。しかし、実際にベンチャー企業の求人を検索してみるとまだ少ないのが現状です。
とはいえ、まったく求人がないというわけではないので、複数の転職サイト(求人サイト)を利用して少しでも多くの求人を網羅するのがおすすめですね。
そこで、ここでは2025年7月時点でマイナビコメディカルに掲載されているベンチャー企業の求人を紹介します。
仕事内容 |
■近隣のショッピングモール施設(HALフィット)における、ロボットスーツHALを用いた機能訓練業務 ※営業業務は希望者のみ |
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経験・スキル | 1. 大卒以上の方 2.作業療法士 3. 全国への出張が可能な方 4. 普通自動車免許をお持ちの方 5. PCスキル(メール、Excel、Word) 6. チャレンジ精神の強い方 【尚可条件】1.英語スキルのある方 |
雇用形態 | 契約職員 |
給与 | 【モデル月収】25.0万円〜以上(諸手当込) ■年俸制のため賞与なし ■昇給あり |
各種手当 | 通勤手当 交通費規定内支給 |
福利厚生 | 駐車場 ■退職金なし |
就業時間 | 日勤 9時30分〜18時30分(休憩60分) ※シフト制 ※土日祝も勤務あり |
休日休暇 | 週休2日制、年末年始休暇、有給休暇、出産・育児休暇、介護休暇 ※年間休日:125日、初年度有給:10日、最大有給:20日、年末年始休暇:7日 ※年末年始(12月29日から1月4日) |
上記は、作業療法士の資格を活かして活躍できるベンチャー企業の求人です。最先端のロボットスーツを使い、利用者の機能回復をサポートする仕事です。ショッピングモール内の施設が勤務地となり、シフト制で土日祝の勤務も発生します。
臨床で培った神経生理学や運動学の知識は、先進技術を用いた訓練プログラムを立案する上で役立ちます。新しい技術により、これまで改善が難しかった人の回復に携われるのがやりがいと言えそうです。
雇用は契約職員で、賞与・退職金のない年俸制のため、一般的なOTより年収は低くなる可能性があります。全国出張もあり、安定性より新しい技術への挑戦意欲が求められる求人です。
上記でもお伝えした通り、作業療法士(OT)の資格を活かせるベンチャー企業の求人数はまだまだ少ないのが現状です。
もし、ベンチャー企業へ転職・就職をしたいと考えている人は、マイナビコメディカルと併せてPTOTSTワーカー・PTOTSTエースも利用することでベンチャー企業の求人と多く出会えるのでおすすめですよ。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
PTOT人材バンク
サポートの質に定評あり!医療・介護業界に特化した人材紹介サービス -
マイナビコメディカル
マイナビが運営するリハビリ職や医療技術職の転職支援に特化した転職エージェント -
PTOTSTエース
利用者満足度98%!応募から内定までのスピード感あり、急な転職にも柔軟に対応可能
医療機器メーカー
作業療法士(OT)から医療機器メーカーへ転職・就職している人も実際に多く見られます。
医療機器メーカーの求人を探してみると多く見つけられるので、具体的な業務内容や求められるスキルを比較しながら応募先を決めるのがおすすめです。
ここでは、2025年7月時点で求人ボックスに掲載されている医療機器メーカーの求人を紹介しますね。
仕事内容 | 東証プライム市場上場の同社で、骨折治療用の骨接合材や人工関節及び脊椎固定器の営業を行っていただきます。 |
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経験・スキル |
未経験OK ※看護師、理学療法士、作業療法士などの医療系専門職も応募可能です。 |
雇用形態 | 正社員 |
給与 | ■月給:235,000円〜262,500円(一律手当を含む) 月額(基本給):215,000円〜240,000円 固定残業手当/月:20,000円〜22,500円(固定残業時間10時間0分/月)※超過した時間外労働の残業手当は追加支給 ■賞与年2回(本配属以降支給) ■昇給年1回 |
各種手当 | ■住宅手当:住宅費用として38,000円〜50,000円を負担 ■通勤手当:営業職は社有車で通勤、経費支給 |
福利厚生 | ■各種社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) |
就業時間 |
9:00〜19:30 休憩時間:150分 標準的な勤務時間帯:9:00〜19:30 その他就業時間補足: 8時間労働、休憩時間は2時間30分 ※外勤が多く時間が測れない為 |
休日休暇 | 【年間休日125日】 ■完全週休2日制(土・日)祝日 ■夏季休暇 ■年末年始休暇(5日) ■GW休暇 ■有給休暇:3日〜25日(下限日数は入社直後の付与日数となります) |
上記は、骨接合材や人工関節といった医療機器をドクターに提案し、製品を通じて医療現場を支える営業の仕事です。手術に立ち会い、製品の取り扱いをアドバイスするなど、一定の専門性も求められます。
臨床で培った解剖学や運動学の知識は、ドクターに製品のメリットを論理的に説明する際に役立ちます。また、「こういう患者にはこの製品が有効です」といったリハビリ職ならではの具体的な提案ができる点が強みになりますね。
年収は作業療法士の平均と同等かそれ以上も目指すことができ、土日祝休みでワークライフバランスも期待できます。営業未経験でも、医療知識を武器に新しい挑戦ができる求人です。
働きながら医療機器メーカーの求人を探したり1つ1つの求人をチェックしたりするのは大変です。
求人を探す場合は、リハビリ業界に精通したキャリアアドバイザーに、自分の経験やスキルを活かせる求人を紹介してほしい旨を伝えると効率的です。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
PTOT人材バンク
サポートの質に定評あり!医療・介護業界に特化した人材紹介サービス -
マイナビコメディカル
マイナビが運営するリハビリ職や医療技術職の転職支援に特化した転職エージェント -
PTOTSTエース
利用者満足度98%!応募から内定までのスピード感あり、急な転職にも柔軟に対応可能
市役所(公務員)
作業療法士(OT)の転職・就職先として市役所(公務員)という選択肢もあります。この場合、業務内容が病院など医療機関とは異なり、直接介入とは違った角度から業務をこなしていくことになります。
また、公務員として働くためには公立病院や施設、行政機関がおこなっている採用試験に合格する必要があります。さらに、公務員としての作業療法士の採用試験は採用数が少なく人気である傾向が強いので、競争率も非常に高くなっているのが特徴です。
ここでは、2025年7月時点でPTOT人材バンクに掲載されている市役所(公務員)の求人を紹介しますね。
仕事内容 | 【町田市での介護認定調査業務】 要介護認定に関する調査業務を行い、事務所にて調査票を作成し提出いただくお仕事です。他の調査員から提出された調査票の点検を行っていただくこともあります。要介護認定に関する調査業務を1日1-3件程度。 |
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経験・スキル | 介護に係る実務経験が5年以上の方 ※別途、調査員研修を受講いただく必要があります。 |
雇用形態 | 常勤/非常勤 |
給与 |
▼常勤 月給270,000円- 給与幅は能力・経験により考慮します! ※20Hの見込み残業代40,000円含む(超過分別途支給) ▼非常勤 【時給】1,800円 ※1件調査票を完成し提出する事を要件 ※調査1件あたりの標準時間2時間 1,800円×2時間=3,600円+調査手当420円/件 |
各種手当 | ●交通費手当:あり 規定により支給 調査先で有料駐車場を利用した場合は、別途実費精算 |
福利厚生 | 社会保険(雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険) 産休育休可 |
就業時間 |
▼常勤 8:45-17:45 ▼非常勤 週2-5日 ※勤務日数相談可能 【特記事項】 勤務時間により休憩時間あり 休憩時間:60分 |
休日休暇 |
【休日】 土日祝固定休み、シフト制/完全週休二日制/年間休日120日以上 【休暇】 年末年始休暇日、有給休暇、慶弔休暇、育児・産前産後休暇、特別休暇、生理休暇 ※非常勤職員は勤務日以外はすべて休日とする |
上記の市役所(公務員)の求人は、要介護認定の申請者を訪問し、心身の状態を調査して公平な判定の基礎となる調査票を作成するという業務です。土日祝が休みで、残業も少ないため、ワークライフバランスを重視したい人に向いていますね。
臨床で培ったADL評価や認知機能評価の視点は、限られた時間の中で申請者の状態を正確に見極め、調査票に的確に記載するのに活かすことができます。
給与は作業療法士の平均よりやや低い傾向ですが、安定した働き方が可能です。臨床経験をどう活かし、なぜこの分野に興味を持ったかを伝えることが選考のポイントになるでしょう。
冒頭でもお伝えした通り、作業療法士が活躍できる市役所(公務員)の求人数が非常に少ないので、PTOT人材バンクの他に併せてマイナビコメディカルにも登録して求人を探すのがおすすめです。
採用情報がハローワークや自治体の公式ホームページにしか掲載されていないケースも多くあるので、こまめにチェックしてみてください。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
PTOT人材バンク
サポートの質に定評あり!医療・介護業界に特化した人材紹介サービス -
マイナビコメディカル
マイナビが運営するリハビリ職や医療技術職の転職支援に特化した転職エージェント -
PTOTSTエース
利用者満足度98%!応募から内定までのスピード感あり、急な転職にも柔軟に対応可能
求人例を引用したマイナビコメディカルとPTOT人材バンクについては、以下の記事で詳しく解説しています。登録前にどのようなサービスか確認しておきたい人はぜひ読んでみてください。
作業療法士が一般企業を選ぶ際のコツ
作業療法士(OT)が一般企業を選ぶ際のコツがあれば、事前に把握しておきたいところですよね。
そこで、作業療法士が一般企業へ転職・就職する際の選び方のポイントを下記に2つ挙げてみました。
一般企業へ転職するときの選び方のポイント
自分のやりたいリハビリができるかどうか
作業療法士(OT)が一般企業を選ぶ1つ目のコツは「自分のやりたいリハビリができるかどうか」です。というのも、作業療法士は身体機能のリハビリだけではなく、その人の趣味や遊びなど価値のある生活行為をサポートするのも業務の1つだからです。
また、同じ疾患を抱えている患者でも回復期と急性期の患者では、1人に費やせる時間やおこなう作業療法にも違いが生じます。
このことから、自分がやりたいと思っていたリハビリができずに退職・転職を考える作業療法士も多く見受けられます。
他にも病院や施設の医療方針・理念によって自分が提供したいリハビリができないというケースもあります。
だからこそ、事前に病院・施設の方針や理念をしっかり確認したり、どんな職場環境になっているのかチェックしたりすることが大事です。合わせて、自分が患者にどんなサポートをしたいのか考えてみましょう。
というのも、転職先の職場や担当する領域によって、作業療法士がサポートする患者が異なるからです。そのため、転職先を決める際には、どのような病気や障害を抱えている患者と向き合い、リハビリを通して関わっていきたいのか考えるのが大切です。
とはいえ、自分で内部情報を知ることが難しく調べる時間にも限りがあるので、作業療法士(OT)の転職に強みがある転職エージェントを利用するのがおすすめです。
マイナビコメディカル・PTOTSTワーカー・PTOTSTエースなら、キャリアアドバイザーから気になる求人の内部情報を教えてもらえます。
そのため、前もってどんな方針や理念を掲げているのか、どうやって業務を進めていくことになるのか把握できますよ。
また、それだけにとどまらず、人間関係や職場の雰囲気がどうなっているのか知ることができます。
ミスマッチを避けるという意味でも、マイナビコメディカル・PTOTSTワーカー・PTOTSTエースの2社は登録して活用したい転職エージェントですね。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
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経験やスキルを活かせるかどうか
作業療法士(OT)が一般企業を選ぶ2つ目のコツは「経験やスキルを活かせるかどうか」です。なぜなら、作業療法士の経験やスキルを活かせるかどうかによって、転職難易度や対策方法が変わってくるからです。
作業療法士の資格や経験・スキルを活かせる一般企業であれば、転職活動する際に多少有利に働きます。一般企業が求めるスキルや人物像に合わせて志望動機や自己PRをすることで、自分の強みや魅力を伝えやすくなります。
一方、経験やスキルを活かせない場合は未経験になるため、志望動機や自己PRの内容も異なってきます。未経験スタートになるからこそ、自分の強みをきちんと把握して売り込む必要があります。
しかし、一般企業に「この人に働いてもらいたい」と思ってもらえるような志望動機を考えるのは難しいものですよね。
そんな人は作業療法士(OT)の転職に長けているマイナビコメディカル・PTOTSTエースに登録をしてキャリアアドバイザーに相談してみてください。
一緒に志望動機を考えてもらったり面接対策してもらったりして、しっかりと準備しましょう。
作業療法士の経験やスキルを活かせる一般企業に応募するなら、自分の経験とスキルをアピールできるような志望動機を一緒に考えてもらえます。
もちろん未経験の場合も自分の強みを一緒に棚卸しして、企業側にその強みを伝えて選考率を高めることができますよ。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
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作業療法士が一般企業への転職を成功させるポイント
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職するとなった際、失敗しないためにも前もって成功させる大切なポイントがあれば押さえておきたいですよね。
作業療法士が一般企業に転職・就職するとなったとき、主に下記に挙げた3つのポイントを押さえた上で転職活動を進めるのが良いでしょう。
一般企業への転職を成功させるポイント
一般企業を選んだ理由や目的を明確にする
作業療法士(OT)が一般企業への転職を成功させる1つ目のポイントは「一般企業を選んだ理由や目的を明確にする」ことです。なぜなら、面接の場では必ずと言っても良いほど「なぜこの業界・職種を選んだのか」「なぜこの会社を選んだのか」という質問をされるからです。
面接官を納得させられる答え方ができるようにするために、一般企業を選んだ理由と目的を明確にして話せるようにしておく必要があります。選んだ理由や目的と志望動機に矛盾が生じないように、しっかりと言語化するのが大切なポイントになりますね。
一般企業を選んだ理由と目的を伝える際には、客観的に納得感のある内容にまとめるのが大事です。合わせて、早期離職の心配がないこともきちんと伝えるようにしましょう。
作業療法士の資格や経験を活かせる一般企業なら、具体的にどのような強みや経験をどんなふうに活かして貢献できるのか伝えるのがおすすめです。
未経験の場合は、どのような強みをどんな部分で活かせるのか、どのように貢献していきたいのか伝えると良いでしょう。
転職理由を面接の場でうまく伝えるコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。気になる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
事前に気になる求人の情報収集をおこなう
作業療法士(OT)が一般企業への転職を成功させる2つ目のポイントは「事前に気になる求人の情報収集をおこなう」ことが挙げられます。なぜなら、入社後に「こんなはずじゃなかった」「イメージと違った」というミスマッチを避けられるからです。
だからこそ、気になる一般企業の求人を見つけて情報収集するときには、業務内容や福利厚生だけではなく、職場の雰囲気や企業が求めている人物像もチェックしておきましょう。
一般企業が求めているものを把握した上で、自分の志望動機や転職理由にうまく結びつければ面接官に納得感を与えることができます。情報収集する際には、代表者のメッセージにも目を通しておくのがおすすめです。
職場の雰囲気や風土などについて知りたい場合は、口コミサイトも併せて確認しておくとより多くの情報を得られますよ。
とはいえ、口コミサイトは悪い口コミもあるので、あくまでも参考程度にしておきましょう。
転職エージェントを利用する
作業療法士(OT)が一般企業への転職を成功させる3つ目のポイントは「転職エージェントを利用する」ことですね。作業療法士から一般企業へ転職・就職するとなった場合、どんな対策や準備をしたら良いか不安になってしまう人も多いと思います。
とくに初めて転職・就職するという人は作業療法士の資格を活かせる求人を探したり、応募書類の準備や面接対策の仕方などわからないことだらけですよね。そんなときは、作業療法士の転職・就職に特化している転職エージェントの利用がおすすめです。
作業療法士(OT)の資格や経験を活かしたいなら、その旨をキャリアアドバイザーに伝えると条件に合った求人を複数紹介してもらえますよ。
もちろん履歴書・職務経歴書といった応募書類の添削から面接対策まで徹底サポートしてくれます。
一方、未経験分野への転職・就職でも希望条件を伝えることでマッチした求人のみを提案してもらえるので、自分で求人を探すよりもミスマッチを防げるのも大きな魅力ですね。
それだけではなく、気になる求人の職場の雰囲気や離職率、福利厚生など求人票には記載されていない内部情報も事前に教えてもらうことも可能です。そのため、納得のいく転職先を探したい人にピッタリでしょう。
転職エージェントは転職することを前提としていないので、まずは現職で抱えている不満や悩みを相談したい人も活用できますよ。相談した結果、転職しないと判断するのもアリですし無料で利用できるので、ぜひうまく頼ってみてくださいね。
とはいえ、作業療法士(OT)の転職・就職に特化している転職エージェントによって、保有している求人数やキャリアアドバイザーの質が異なってきます。
キャリアアドバイザーとの相性は転職活動に影響してくるので、できるだけ同じタイミングで複数登録することを推奨しています。
転職先の選択肢の幅も広げられるので、まずは比較しながら利用してみましょう。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
PTOT人材バンク
サポートの質に定評あり!医療・介護業界に特化した人材紹介サービス -
マイナビコメディカル
マイナビが運営するリハビリ職や医療技術職の転職支援に特化した転職エージェント -
PTOTSTエース
利用者満足度98%!応募から内定までのスピード感あり、急な転職にも柔軟に対応可能
作業療法士におすすめの転職サイトについては以下の記事で紹介しているので、気になる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
作業療法士から一般企業に転職する際の注意点
作業療法士(OT)から一般企業へ転職・就職する前には、どんなことに注意したほうが良いのか知っておきたいですよね。
作業療法士が一般企業に転職・就職するときは、下記に挙げた2点に注意するようにしましょう。
一般企業への転職の注意点
基本的には未経験からのスタートになる
作業療法士(OT)から一般企業に転職する際に注意したい1つ目のポイントは「基本的には未経験からのスタートになる」ことが挙げられます。別の業界・職種へ転職するとなれば未経験になるので、基本的には現職よりも年収や給料が低くなる可能性があります。
20代などの若手であれば未経験でもポテンシャル採用してもらえる可能性が高いものの、年齢が高くなるにつれて未経験採用のハードルが高くなっていきます。
成長が著しいIT業界なら、パソコンスキルを持っている人や得意な人の場合、作業療法士よりも収入アップを目指せる可能性が大いにあります。ただし、まったくの未経験では転職先が限られてしまうので、注意が必要ですね。
異業種へ転職・就職することを検討している人は、副業などであらかじめ経験やスキル、そして実績をきちんと積み上げてから転職・就職するのが良いでしょう。
また合わせて未経験分野への転職・就職を考えている場合は、できるだけ早い段階で転職活動を進めるのがベストです。
ただ、作業療法士(OT)から未経験業界・職種へ転職するのは難易度が高いので、自分だけで転職活動を進めるよりも、作業療法士の転職・就職に特化しているマイナビコメディカル・PTOTSTエースに相談して転職するのがおすすめです。
キャリアアドバイザーが少しでも選考率を高められるように、応募書類の添削や面接対策を徹底サポートしてくれるので、大きな安心感がありますよ。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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PTOTSTワーカー
リハビリ職の求人多数!PT・OT・STの各職種専門のアドバイザーが転職をサポート -
PTOT人材バンク
サポートの質に定評あり!医療・介護業界に特化した人材紹介サービス -
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マイナビが運営するリハビリ職や医療技術職の転職支援に特化した転職エージェント -
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利用者満足度98%!応募から内定までのスピード感あり、急な転職にも柔軟に対応可能
作業療法士の資格を活かせる求人が少ない
作業療法士(OT)から一般企業に転職する際に注意したい2つ目のポイントは「作業療法士の資格を活かせる求人が少ない」ことです。
作業療法士の資格を活かせる一般企業の求人は現状まだまだ少ない傾向にあるため、思ったように転職活動を進められない点がネックですね。その理由としては、作業療法士の受け皿がほぼないことが挙げられます。
ですので、作業療法士(OT)の資格を求めている一般企業の求人が掲載されると、応募者が多数集まり、すぐに求人がクローズしてしまうというケースも実際にはあります。
一般企業によっては転職エージェントに非公開求人として求人の掲載依頼をお願いしている場合もあるので、マイナビコメディカル・PTOTSTエースなど作業療法士に特化している転職エージェントの利用がおすすめです。
非公開求人はその転職エージェントによって保有している求人に違いがあるので、できるだけ多く求人を網羅したい人は複数登録しておくのがベストですよ。
リハビリ職におすすめの転職サイト
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作業療法士から一般企業に転職するのがおすすめの人
作業療法士(OT)から一般企業に転職・就職したいと考えている人の中には「本当に転職しても良いのかな」なんて不安になる人もいますよね。
そこで、作業療法士から一般企業へ転職・就職するのがおすすめの人の特徴を下記にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
一般企業への転職がおすすめの人
- 現状よりも給与アップを狙いたい人
- やりがいを感じられていない人
- 一般企業で一般職を経験して出戻りしたい人
現職の年収や給料が低い、もしくは昇給の見込みがないという人の場合は、一般企業へ転職・就職することで給料アップが望める可能性があります。また、普段から昼休憩が取れない、事務作業が時間外になっているなど業務量が多い人も転職・就職するのがおすすめですね。
さらに、患者の社会復帰支援という重要な役割を担うことに対してやりがいよりもプレッシャーのほうが大きくなってしまっている人も、一般企業などに転職・就職するのが良いでしょう。
作業療法士の中には1度一般企業などに転職・就職をして出戻りするという人も多く見られます。出戻りは良い印象がないという人もいますが、即戦力として歓迎する企業も増えてきています。
「他の企業で別の経験を積み重ねて成長して戻ってきてくれた」と好評価をする企業・事業所もあります。作業療法士(OT)としての人材価値も高くなるので、1つの選択肢としておすすめですよ。
作業療法士から一般企業に転職しないほうがいい人
作業療法士(OT)から一般企業に転職・就職する際に「自分は転職しないほうが良いのかな…」と踏みとどまっている人もいると思います。
作業療法士から一般企業への転職・就職しないほうがいい人の特徴を下記に挙げたので、ぜひ参考にしながら判断してみてくださいね。
一般企業に転職しないほうがいい人
- 年収が500万円ある人
- 人間関係が良好な人
- 転職理由や目的が曖昧な人
現職の年収が500万円以上ある人の場合は、一般企業への転職・就職は避けたほうが良いと言えますね。なぜなら、作業療法士から一般企業に転職するとなったとき、基本的に現職の年収よりも低くなる可能性が高いからです。
また、現職の人間関係が良好である人も転職・就職しないほうが良いでしょう。作業療法士は患者だけではなく、理学療法士や言語聴覚をはじめ、看護師や医師など多くの職種の人たちと関わりながら仕事をしますよね。
それが一般企業に転職・就職するとなった場合、さまざまな職種の人たちとイチから人間関係を築かなければなりません。苦手な人が出てきたらストレスを抱えることになるので、今度は人間関係に不満が出て再び転職する、なんていうことにもなりかねません。
さらに、転職・就職する理由や目的が明確にできず曖昧な人も転職しないほうが良いですね。転職理由や目的が曖昧だと軸がブレてしまうので、転職活動する際にミスマッチが生じやすくなります。
もちろん、給料を現職よりも2万円アップさせたい、作業療法士(OT)としてのスキルアップを狙いたいなど明確な目的があれば、転職・就職しても問題ありません。
自分が転職したほうが良いのかどうか判断に迷う人は、ぜひ転職エージェントの利用を検討してみてください。
転職相談はもちろん、実際の求人を見ながら転職をシミュレーションすることができるので、自分が転職すべきかどうか判断しやすくなりますよ。
転職エージェントだからと言って転職を無理に勧められることは少ないですが、なるべく複数のサービスを利用して偏りなくアドバイスを受けるようにしましょう。
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作業療法士が一般企業に転職するメリット
作業療法士(OT)が一般企業に転職・就職するとなったときには、あらかじめどのようなメリットがあるのか押さえておきたいですよね。
作業療法士が一般企業へ転職・就職する際のメリットは、下記に挙げた4つとなっています。
作業療法士が一般企業に転職するメリット
人間関係をリセットできる
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する1つ目のメリットは「人間関係をリセットできる」ことです。
作業療法士は看護師や医師など他職種の人たちと連携しながら業務をこなしていくので、人間関係が悪いとその分ストレスを溜め込んでしまいます。例えば、看護師や医師から職業差別のような発言をされたり、先輩の意見が絶対的で後輩の意見は聞いてもらえなかったりというケースもありますよね。
業務上関わる職種の人数が多いからこそ、他業種と比較して人間関係の問題も頻発している傾向が見受けられます。実際に体調を崩してしまい、そのまま休職・退職している作業療法士(OT)も多くいます。
一般企業へ転職・就職すれば関わる人数が作業療法士をしているときよりも少なくなるので、人間関係をリセットしてストレスを軽減させることができます。
また、企業の職場環境によっては気軽に先輩に相談したり自分の考えを伝えたりできるケースもあるため、事前にどのような職場環境なのかチェックしておくと良いでしょう。
職場環境の良い一般企業を探したいと考えている人は、自分で探したり調べたりするのが大変だと思うので、マイナビコメディカル・PTOTSTワーカー・PTOTSTエースといった転職エージェントに頼るのがおすすめですよ。
キャリアアドバイザーが応募する前に求人先の職場の雰囲気や離職率、導入している制度などについて内部情報を教えてくれるので、安心して転職先を見つけられるのが魅力です。
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体力的な負担を軽減させられる
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する2つ目のメリットは「体力的な負担を軽減させられる」ことが挙げられます。
作業療法士という仕事は、患者の生活の質や機能回復に携わることができるので、それだけやりがいを感じられる仕事ですよね。しかし、業務が多岐に渡ることから、どうしても業務量が多くなる傾向にあります。
とくに事務作業を勤務時間中にこなすことができず、いつも時間外に消化しているという作業療法士も結構多く見受けられます。
一般企業へ転職・就職するとなれば作業療法士(OT)よりも業務量のストレスを軽減させられるので、体力的な負担もそれだけ減らせる可能性があります。
体力的な負担を軽減させるために転職・就職を検討する場合は、事前に気になる求人の平均残業時間などを確認しておくのがおすすめですよ。
給与アップする可能性がある
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する3つ目のメリットは「給与アップする可能性がある」ことですね。作業療法士は他の医療職と比較すると平均年収が低い傾向にあります。
実際に「賃金構造基本統計(令和4年)」を見てみると、理学療法士(作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士を含む)の平均年収は430.1万円であることがわかります。
また、全産業の平均年収が463万円なので、作業療法士の平均年収の水準が低いことも同時にわかりますよね。さらに、作業療法士は日常的に業務量や残業が多い傾向にあるため、転職・就職する人が多くなっています。
給料や年収アップさせるために作業療法士(OT)から転職・就職する場合は、しっかりと残業代を支給してもらえる一般企業を選ぶことで、現職よりもアップさせることが可能です。
ただし、まったくの未経験分野への転職・就職になると転職当初は現職よりも年収が下がる可能性があるので注意しましょう。
作業療法士に出戻りすると人材価値が高くなる
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する4つ目のメリットは「作業療法士に出戻りすると人材価値が高くなる」ことです。
作業療法士の中には、1度転職・就職をして出戻りする人も多く見られます。「出戻りなんてできるの?」「悪印象になるのでは?」なんて思う人もいると思いますが、作業療法士の場合は一般企業に転職して出戻りすると人材価値が高くなります。
というのも、一般企業に勤務をして経験やスキルを習得して出戻りすると「一回り大きくなって帰ってきてくれた」と会社側が感じるからです。
実際に作業療法士(OT)の求人票を見てみると「出戻り制度を採用しています」と記載しているものもいくつか見受けられたので、珍しいことではないのがわかりますね。
ただし、出戻りする際には以前と同じように働ける環境とは限らない点や、快く受け入れられない同僚がいる可能性がある点などに注意が必要です。
作業療法士が一般企業に転職するデメリット
作業療法士(OT)が一般企業に転職・就職すると決めたとき、メリットだけではなくどのようなデメリットがあるのかについても知っておきたいですよね。
作業療法士が一般企業へ転職・就職する際のデメリットは、主に下記に挙げた2つがあります。
作業療法士が一般企業に転職するデメリット
作業療法士の資格を活かしにくい
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する1つ目のデメリットは「作業療法士の資格を活かしにくい」ことが挙げられます。
作業療法士の資格を活かして転職・就職する場合、活躍できる業界や職種が限られてしまっているため、転職先を探すのが大変である傾向にあります。フィールドを変えるなら探しやすいのですが、一般企業となると作業療法士の資格を活かせる求人が少ないのが現状です。
一般企業へ転職・就職することを検討している場合は、作業療法士(OT)の資格を活かせないので無駄になってしまう可能性があることを頭に入れておくのが良いでしょう。
ただし、メリットでお伝えした通り作業療法士に出戻りするという選択肢もあるので、人によっては作業療法士の資格を無駄にせず、さらに磨きをかけることもできますよ。
個人や職種によっては給与が増えるとは限らない
作業療法士(OT)が一般企業へ転職・就職する2つ目のデメリットは「個人や職種によっては給与が増えるとは限らない」ことです。
作業療法士はもともと給料や年収が低い傾向にあるので、一般企業へ転職・就職することで給料アップが狙える可能性もあります。もちろん、どの業界・職種なのか、資格を活かせるかどうかなどによって、アップするか下がるのか個人差は生じます。
ただ、作業療法士(OT)の資格を活かせない一般企業へ転職・就職する場合は一般の中途採用者と同じ立場にあたるので、給料や年収は下がる傾向にあります。
一般企業に未経験採用されるとなった際、新卒入社と同じくらいの給料・年収になってしまうケースもあるので、事前にしっかりとリサーチしておく必要がありますね。
とはいえ、中途入社時は年収や給料が低くなってしまっても昇給制度などがある一般企業なら、成果や実績を残すことで給与アップできる可能性も大いにあります。
作業療法士が一般企業に転職する際によくある質問
作業療法士(OT)が一般企業に転職する際に抱えてしまいがちな悩みや疑問、よくある質問を以下にいくつかピックアップしました。
疑問や質問にお答えしていきますので、一般企業への転職・就職を検討している作業療法士はぜひ参考にしてみてくださいね!
作業療法士のセカンドキャリアはどんなものがありますか?
作業療法士(OT)のセカンドキャリアとしては「ダブルライセンスで別職種に転職」「作業療法士のままフィールドを変えて転職」「一般企業などの別業界に転職」の3パターンが挙げられますね。
ダブルライセンスで別職種へ転職・就職する場合は、作業療法士に近い理学療法士や言語聴覚士、介護福祉士の資格を取得するのがおすすめです。なぜなら、他の資格も持っていると自分が担当する以外の治療に対する理解度が上がり、結果的により患者をサポートできるようになるからです。
作業療法士のままフィールドを変えるというのは、病院などの医療施設から児童福祉関連施設へ転職・就職するというものですね。フィールドが変わると立ち回り方や業務内容も変わるので、働き方を重視する人におすすめです。
一般企業など別業界への転職・就職する際には、作業療法士(OT)の資格を活かせる企業なのか、それとも未経験チャレンジするのか、しっかり考えた上で転職先を選ぶのが大事なポイントになります。
作業療法士に人気がある転職先はありますか?
マイナビコメディカルの「作業療法士 人気求人&給料ランキング全国版」によると、人気求人は訪問看護ステーションや病院ですね。給料ランキングでは、整形外科や整体院が上位を占めています。
訪問看護は看護師と密に連携をとりながら、疾患のコントロール・リスク管理などの情報共有をおこなうことで、ケアの質を高められるのが特徴であり魅力です。
また、訪問看護は他の分野と比較して給与が高い傾向にあり、中にはインセンティブ制度を導入している事業所も増加してきていますね。
一方、整形外科や整体院は比較的残業が少ない傾向にあるものの、比較的高給与であるケースが多いので人気があります。また、休日も充実しているので、ワークライフバランスと両立しやすいのが魅力ですね。
さらにこれまで身体機能面のアプローチに注力してきた作業療法士なら、運動学の知識を活かしてサポートできるのが嬉しいポイントです。
ちなみに、作業療法士(OT)が一般企業への転職・就職を考える理由としては「患者の対応が大変」「精神科勤務がつらい」といったものが挙げられますね。
他にも「給料の頭打ち感」に不安を感じ、一般企業への転職・就職を検討する人もしばしば見受けられます。