理学療法士におすすめの在宅ワーク4選|フルリモート求人の探し方や仕事の始め方を解説
自宅で働きたい理学療法士向けに、おすすめの在宅ワークを紹介します。
在宅で仕事を始める方法や求人の探し方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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理学療法士の在宅ワークは可能?
近年、ICT技術の進展や医療報酬制度の見直しに伴い、理学療法士が自宅やサテライトオフィスから業務をおこなう在宅ワークが普及しつつあります。
厚生労働省は2021年度にオンライン診療料の要件を見直し、リハビリ分野でも遠隔指導の算定が一部認められるようになりました。
具体的には、オンラインシステムを用いて患者の動作観察をおこない、運動プログラムの指導や生活環境へのアドバイスをします。
一方で、保険適用のリハビリテーションは対面での施術が必要な場合が多く、完全在宅化にはまだ課題が残ります。
在宅勤務の実施状況や体験談を知りたい人は、下記の記事を参考にしてみてください。
理学療法士におすすめの在宅ワーク4選
理学療法士の専門性を活かせる在宅ワークは、主に4つあります。
どの仕事もネット環境があれば自宅でできる仕事です。
時間や場所を選ばずに働けるため、子育てや介護中の理学療法士におすすめです。
オンラインリハビリ
オンラインリハビリは、ビデオ通話を通じて患者の動作をリアルタイムで観察し、運動指導やセルフケア指導をする働き方です。
高性能ウェブカメラやスマートフォンアプリを活用すれば、関節可動域や姿勢の評価データ、負荷調整やフォーム修正を画面上で共有・指示できます。
近年はAI姿勢解析アプリやウェアラブルセンサーを併用し、角度や速度を自動計測して数値やデータを可視化するサービスも登場しています。
理学療法士は計測結果を見ながらフォーム修正ポイントを的確に伝えられるため、対面と遜色ない質の確保が可能です。
自費リハビリや自治体委託の介護予防事業、企業の福利厚生枠など、オンラインリハビリの収益源は複数あります。
対面業務と同等以上の単価を狙える点も魅力ですよ。
リハビリプラン作成・カルテ入力などの事務作業
病院や施設でのリハビリプラン作成や電子カルテ入力の代行業務も、在宅で完結しやすい仕事です。
クラウド型カルテシステムへリモート接続し、SOAP形式の記録や総合計画書をテンプレートに沿って入力するスタイルが一般的です。
病院や施設では理学療法士が業務終了後に記録をつける負担が大きく、外部委託ニーズが高まっています。
高度なセキュリティを担保すれば、委託側から安心して業務を任せてもらえます。
タイピングスキルが必須ですが、テンプレート化すれば1件あたり10~15分で完了します。
スキマ時間に働くことができるので、副業にもおすすめです。
セミナー講師
オンラインセミナー講師は、理学療法士の在宅ワークの中で、高単価が期待できる分野です。
テーマは「高齢者向け自主トレ指導」「スポーツ障害の予防法」「介護施設で使えるポジショニング」など多岐にわたり、ZoomやTeamsで1回60〜90分の講義をおこないます。
受講料を1人3,000円、参加者50名とすれば、1回あたりの売上は15万円前後になります。
資料作成や当日の講義も自宅で完結するためコストがほぼかからず、利益率が高いのが魅力です。
理学療法士協会のメーリングリストなどで告知すれば、実務経験3~5年でも集客は十分可能です。
Webライター
Webライターは、医療・福祉系メディアやヘルスケア情報サイト向けに記事を執筆する仕事です。
具体的には、リハビリ体操の注意点や疾患別セルフケアなど、理学療法士の専門知識を文章化します。
現場で培った実際の経験を記事に盛り込めば、閲覧数が伸び、継続発注につながります。
求められる文字数は2,000~3,000字が多く、文字単価2~4円の案件なら1記事あたり5,000~1万円が目安です。
ライティング力を向上し、臨床経験や理学療法士の知識に基づく信頼性の高いコンテンツを提供すれば、継続依頼や単価アップにつながりますよ。
理学療法士向けの在宅ワークやフルリモート案件を探したい人は、リハビリ職専門の転職エージェントの活用をおすすめします。
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理学療法士が在宅ワークを始める方法
理学療法士が在宅ワークを始める方法は、主に2つあります。
現在の職場に在宅ワークを導入する
まずは所属先の上司や管理者に対して、リモート業務の導入を提案しましょう。
具体的には「退院後のフォローアップをオンラインで実施し、再入院率を下げる」「カルテ入力を在宅でおこない、残業時間を削減する」といったメリットを資料化します。
加えて、必要機材(VPN、ビデオ会議システム)やセキュリティ対策、算定可能な報酬額を明示し、管理者や医師に提案すると承認を得やすいです。
実際に導入する際は、試験運用期間を設けて時間短縮率や患者満足度を計測し、成果が可視化できれば、在宅ワーク枠を確保できます。
現在の職場に在宅ワークを導入できれば、既存雇用を維持したままリモート比率を高めることができ、ワークライフバランスを実現できますよ。
在宅ワーク可能な職場に転職する
現在の職場に在宅ワークを導入するのが難しい場合は、すでに在宅ワークを実施している事業所へ転職するのが確実です。
在宅ワーク可能な職場を探す際は、転職サイト・エージェントが役立ちます。
求人検索をする際に「フルリモート可」「在宅勤務比率50%以上」「オンライン業務委託」といったキーワードを入力すれば、職場探しがスムーズです。
在宅ワークに慣れるまでは週数日から始めましょう。
慣れてきた段階でフルリモートに移行すれば、ストレスなく在宅中心の働き方へシフトできます。
理学療法士から他職種に転職したい人は、下記の記事を参考にしてみてください。
理学療法士が在宅ワークの求人を探す方法
理学療法士が在宅ワークの求人を見つけるおすすめの方法は、以下の2つです。
両方を併用すれば、選択肢が増え、自分のライフスタイルやスキルに適した求人を見つけやすくなります。
クラウドソーシングサービスに登録する
クラウドソーシングは、在宅ワーク初心者に最適なプラットフォームです。
理学療法士の専門知識を活かしたリハビリプラン作成をはじめ、記事執筆、カルテ入力代行など、在宅で完結する業務が豊富に掲載されています。
クラウドソーシングを利用する際は、最初に会員登録し、プロフィール欄に「国家資格保持」「在宅指導経験」などのスキルを記載します。
過去の報告書やスライドをポートフォリオとして提示すれば、直接オファーや単価アップにつながりやすいです。
案件への応募はオンラインで完結するので便利です。短期・単発の仕事から挑戦できるので、副業にもおすすめですよ。
転職エージェントに相談する
在宅ワーク可能な非公開求人や業務委託案件を探したいなら、理学療法士向けの転職エージェントがおすすめです。
リモート特化型の求人は非公開案件として扱われることが多く、転職エージェント経由でしか出会えないケースが数多くあります。
エージェントは企業側の内部情報や報酬交渉の可否、契約期間なども把握しており、ミスマッチを防ぎながら最適な案件を提案してくれます。
報酬水準や働き方に関する交渉を代行してくれるため、希望に合った働き方が実現しやすいです。
履歴書や職務経歴書の添削、オンライン面接の練習も無料で受けられることが多く、初めての転職活動でも安心です。
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理学療法士の在宅ワークによくある質問
理学療法士の在宅ワークに興味はあるものの「本当に稼げるのか」「自分に向いているか」などの疑問や不安を持つ人も多いのではないでしょうか。
理学療法士の在宅ワークによくある質問と回答をまとめたので、困ったときの参考にしてみてください。
理学療法士がフルリモートで働ける求人はある?
完全に自宅だけで業務を行うフルリモートの理学療法士求人は、数が少ないのが現状です。
オンラインリハビリ専門サービスやヘルステック企業、医療記事の監修業務などで実例が出始めています。
しかし、診療報酬を扱う保険リハビリでは対面の業務があります。
そのためフルリモートを目指す場合は、自費領域や海外向けオンラインサービスを視野に入れて、選択肢の幅を広げるのが賢明です。
理学療法士の在宅ワークに向いているのはどんな人?
在宅ワークは自己管理が必須のため、タスクと時間をセルフマネジメントできる人が向いています。
またオンライン会議システムやカルテ入力ツールの操作に抵抗がなく、トラブル発生時にも冷静に対処できるITリテラシーも必要です。
逆に環境の整備ができず集中時間を確保しづらい人や、IT機器のトラブル対応が苦手な人はストレスを感じやすいといえます。
理学療法士の在宅ワークが増えない理由は?
理学療法士の在宅ワークが増えない最大の要因は、診療報酬制度が対面中心に設計されている点です。
オンラインリハビリが保険適用となるケースはまだ限定的で、医療機関は収益確保の観点から対面を優先する傾向が強いです。
加えて通信環境の整備が不十分な高齢者宅ではオンライン指導が困難であり、オンライン化しにくい介入が多いことも背景にあります。
ただしDX推進や遠隔サービスの需要は伸びており、制度改正やテクノロジー進化によって在宅ワーク拡大の余地は十分にあります。
理学療法士の在宅ワークは副業でできる?
理学療法士の在宅ワークは副業としても取り組みやすく、Webライティングやカルテ入力代行など、短時間で完結する案件が数多くあります。
週末や夜間の隙間時間を活用すれば、月数万円のプラス収入を得ることは十分可能です。
ただし実際に副業を始める際は、所属先の就業規則で副業が許可されているかを確認しておきましょう。
確定申告が必要になる場合もあるため、あらかじめ税務知識を身につけておくと安心です。
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現在、遠隔リハビリテーションや自主トレメニュー作成など、在宅ワークとして成立する業務は増えています。
理学療法士としての専門性を活かせる選択肢は確実に広がりつつありますよ。