キッカケエージェントの評判・口コミを徹底解説【エンジニア専門】

キッカケエージェントとは

キッカケエージェントは、ITエンジニア経験者の転職に特化した転職エージェントです。IT業界に精通した担当者が、スキルやキャリアビジョンを深く掘り下げて相性の良い企業とマッチングしてくれるのが大きな強みです。

IT人材のキャリア支援事業を展開する「株式会社キッカケクリエイション」が運営しており、各メディアでの発信にも力を入れています。

キッカケエージェントの基本情報について以下の表にまとめました。

キッカケエージェントはITエンジニア経験者を主な対象としています。保有している求人も、実務経験を前提とした案件が多いため、未経験者だと紹介される求人が限られてしまいます。

未経験からITエンジニアとして転職したい人は、未経験者の支援実績が豊富な以下のような転職エージェントの利用を検討するのがおすすめです。

キッカケエージェントの悪い評判・口コミ

キッカケエージェントを利用する上で知っておきたいネガティブな評判も見られます。

まずは、ネガティブな評判から見ていきましょう。

未経験者には厳しい

結論として、IT未経験者は自分に合った求人を紹介されない可能性が高いです。

その理由は、キッカケエージェントはIT特化の転職エージェントであり、ITエンジニアの経験者の転職を主に扱っているからです。

実際にキッカケエージェントが保有している求人のほとんどすべてにおいて、必須要件として「前職での専門技術の経験」や「特定のプログラミング言語による開発経験」などが求められています。

これは、求人企業側が即戦力のエンジニアを求めているケースが多いからです。また、実務経験が2年以上を必須要件にする企業も多く、実務経験が1年未満の人の場合、自分にマッチする案件を提案してもらうのが難しい場合があります。

エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたばかりの人や、これから未経験でIT業界に挑戦したいという人にとっては、自分の希望する求人が紹介されない可能性がありますね。

UZUZとハタラクティブについて詳しく知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しています。ITエンジニアに未経験での転職を考えている人はぜひ読んでみてください。

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地方の求人が少ない

キッカケエージェントが保有する求人の大半は関東圏に集中していて、地方の求人数はとても少ないです。

下の表は、キッカケエージェントの公開求人における地域別の求人数をまとめたものです。

関東圏には5,000件を超える求人がありますが、ほとんどの地域は1,000件を下回っています。地方在住でオフィスへの出社を前提とした転職を考えている場合、キッカケエージェントだけで希望に合う案件を見つけるのは、とても難しいですね。

「地元で腰を据えて働けるIT企業を幅広く比較したい」と考えている人は、全国規模で求人を扱っている大手エージェントと併用して情報を補完するのがおすすめです。

担当者によって対応の質や連絡スピードにばらつきがある

少数精鋭の組織であることから、「担当者による対応の差」を指摘する声も一部で見られます。「親身に相談に乗ってもらえた」というポジティブな声が多い一方で、時期や担当者によっては対応に不満を感じてしまうケースもあるようです。

とくにLINEを中心としたカジュアルなスタイルを採用しているため、人によっては「対応がラフすぎる」と戸惑ってしまうこともあるようです。大手のような定型化された一律のサービスとは異なり、担当者個人の力量に満足度が左右されやすい面があります。

転職エージェントの変更については以下の記事で詳しく解説しています。不安に感じたり、より詳しく知りたいと思った人はぜひ読んでみてください。

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YouTubeへの誘導や「独自カラー」が強く、好みが分かれる

キッカケエージェントは、代表のモロー（毛呂）氏がエンジニア向けのYouTubeメディアを運営していることもあり、サービス全体に独自のカラーが強く反映されています。

「ITエンジニアの幸福度最大化」という明確なビジョンがあるからこそ、提言がストレートに響く人もいれば、逆に「思想性が強くて身構えてしまう」と感じる人もいるようです。

事務的に求人情報だけを効率よく受け取りたいと考えている人にとっては、独自の教育的なアプローチが合わない可能性があります。

サービス独自の価値観に深く共感できる人には良い環境ですが、より客観的でフラットなサポートを望む場合は、自分の感覚に合うかを事前によく見極める必要がありますね。

キッカケエージェントの良い評判・口コミ

一方で、キッカケエージェントのポジティブな評判も多くあります。とくに「キャリアの専門性」と「徹底した伴走支援」に関しては、他の大手サービスと比較しても非常に高い評価が目立ちます。

技術とキャリアを熟知した「手厚いサポート」

キッカケエージェントの最大の強みは、エージェントがエンジニアの技術スタックやキャリアパスを非常に深く理解している点です。

公式サイトやGoogleマップの口コミでは、キッカケエージェントのサポートの密度を評価する声が多く見られます。

ITの技術的なバックグラウンドを持つエージェントが多いため、「やりたい開発と言語の親和性」などの細かいこだわりを汲み取った上で面接対策を行ってくれるのも大きなメリットです。

エンジニアの市場価値を高める「優良求人」を多数保有

キッカケエージェントが紹介する案件は、単に「給料が良い」だけではありません。「将来的にエンジニアとしての市場価値が上がるか」という基準で厳選されています。

中長期的な視点でのキャリアアップを重視したい人には、とくにおすすめです。紹介される求人の特徴として、以下のような案件が目立ちます。

「数」を重視するのではなく、エンジニア1人ひとりのキャリアに寄り添った「質」を重視した提案が受けられるのは、スキルを持ったIT経験者にとって非常に大きな魅力と言えますね。

代表やメディアを通じた「情報の透明性」と信頼感

キッカケエージェントは、代表のモロー（毛呂）氏がYouTubeなどで積極的に情報発信を行っています。これが利用者にとって「どんな考えを持ったエージェントなのか」を事前に知る貴重な情報源となり、他社にはない信頼感に繋がっています。

一般的なエージェントでは「面談当日まで誰が担当かわからない」という不安がありますが、キッカケエージェントはメディアを通じてサービスの本質が可視化されています。

業界の裏話やキャリアのシビアな現実までオープンに語る姿勢は、とくに「嘘のないサポートを受けたい」と考えるエンジニアにとって、非常に強力な安心材料となっているようですね。

キッカケエージェントで紹介される求人の特徴

キッカケエージェントが保有する求人は、量よりも「質」と「キャリアの継続性」に重きを置いています。

とくに、エンジニアとしての将来的な市場価値を高めることを考えている人にとって、魅力的な求人が揃っているのが特徴です。

年収100万円以上のアップも狙える高年収・優良求人

給与面での改善が期待できるのも、大きな特徴の1つです。キッカケエージェントは企業とのパイプが太く、エンジニアの技術力を正当に評価して報酬に反映させる交渉力に長けています。

実際に、転職によって年収が100万円〜200万円単位でアップした事例も珍しくありません。ITエンジニアの知見が深いので、自分のスキルに見合った「隠れた高待遇求人」に出会える可能性が非常に高いのが魅力ですね。

エンジニアの市場価値向上に直結するキャリア重視の選定

紹介される求人の最大のポイントは、「その会社に入ることで、数年後の自分はどうなっているか」という市場価値の向上を第一に考えて選定されている点です。

キッカケエージェントでは、自社サービスを開発・運営している企業の求人を多数取り扱っています。単に条件が良いだけでなく、エンジニアとしての本質的な成長が見込める環境を厳選して提案してくれるのが特徴です。

精密な「職種区分」で理想のポジションを逃さない

キッカケエージェントは、求人検索の職種区分がとても細かいです。40種類以上の詳細なカテゴリーから、自分の専門性に合致する求人をピンポイントで見つけ出すことが可能です。

モバイルアプリやSRE、AI・機械学習といったスペシャリスト職から、PdMやCTO候補といったエグゼクティブ層まで幅広くカバーしています。

IT業界を熟知したサービスだからこそ、自分の価値を最も高く評価してくれるポジションを逃しません。

キッカケエージェントをおすすめする人

結論としてキッカケエージェントは、前職でITエンジニアとして一定のスキルや経験を積んだ人におすすめです。なぜなら、キッカケエージェントはITエンジニアの知見が深く、専門性の高い情報共有をすることが可能だからです。

これは、キッカケエージェントにはエンジニア経験のあるエージェントが多数在籍していることが関係しています。

前職の給与を基準にしがちな大手総合型とは異なり、IT専門の知見を活かした正確な年収交渉などができるので、転職の軸や技術力ベースでの交渉が可能です。

また、的確な求人紹介と手厚いサポートにより、自分に合う数社を厳選して紹介してくれるのも特徴の1つです。キャリアサポートも徹底されていてリピート希望率は96%に届きます。

キッカケエージェントをおすすめしない人

一方で、キッカケエージェントは、エンジニア未経験者や効率だけを重視したい人にはあまり適していません。サービスの専門性が高い分、サポート対象や地域、支援の進め方に明確な傾向があるためです。

例えば、実務経験が1年未満の人は注意が必要です。キッカケエージェントが扱う求人は即戦力を前提としたものが多いため、紹介を断られてしまう可能性が高い傾向にあります。まずは他社で実績を積むのがよいですね。

また、関東・関西以外の地方で、出社前提の求人を探している人にも向きません。保有求人の多くが都市部に集中しているため、地方での勤務を強く希望する場合は、希望に合う案件が見つかりにくいと言えます。

キッカケエージェントと他社の比較

ここまでキッカケエージェントについて詳しく解説してきました。他の転職エージェントと比較したいと考えた人もいるのではないでしょうか。

ここで、キッカケエージェントを大手総合型のリクルートエージェントなどや特化型のUZUZ、ハタラクティブと比較してみましょう。

大手総合型エージェントとの比較

リクルートエージェントやdodaのような大手総合型エージェントとキッカケエージェントの大きな違いは、サポートの「密度」にあります。

キッカケエージェントは、幅広く多数の求人に応募するのではなく、自分の技術的な強みを活かせる企業を数社に絞り、その数社に対して徹底した対策を行います。

その一方で、大手総合型は幅広い業界をカバーしているため、1人のエージェントが抱える求職者の数が非常に多く、対応が事務的になりがちです。

非公開求人を含めた幅広い業界の求人をチェックしたい人は、大手総合型エージェントを補助的に活用するのがおすすめです。

特化型エージェントとの比較

キッカケエージェント以外のIT系の転職に特化した転職エージェントは、UZUZやハタラクティブがあります

キッカケエージェントは経験者向けの求人が中心であるのに対し、UZUZとハタラクティブは未経験からのIT就職支援の実績が豊富です。

まずUZUZは、ITエンジニアを育成して就職を支援する「ウズウズカレッジ」を運営しており、教育体制が非常に充実しています。独自のeラーニングや研修を通じて、IT知識を身につけた上で選考に臨めるため、未経験からでも自信を持ってエンジニアデビューができます。エンジニアとしての「教育」と「就職」をセットで考えたい人におすすめです。

またハタラクティブは、運営会社がレバテックキャリアと同じレバレジーズ株式会社であり、IT業界とのパイプが非常に太いのが特徴です。レバレジーズグループはもともとSES事業からスタートしている背景があり、エンジニア派遣や受託開発のノウハウが社内に蓄積されています。

そのため、未経験者向けの求人であっても、その企業の開発環境やキャリアパスの透明性が高く、安心してキャリアをスタートできます。

キッカケエージェントの使い方

キッカケエージェントの利用は、公式サイトからの無料登録から始まります。登録後は担当者からの連絡が来て、面談日程などが決まることになります。

出典:キッカケエージェント公式HP

STEP1：登録

まずは公式サイトの申し込みフォームから、氏名や連絡先、これまでの経歴などの基本情報を入力します。登録は数分で完了する簡単なものです。

登録後、キッカケエージェントの担当者からカウンセリングの日程調整に関する連絡が届きます。基本的にはメールやLINEでのやり取りになるため、現職の合間でもスムーズに返信できます。

STEP2：カウンセリング

次に、専任のエージェントによる個別カウンセリングを受けます。現在はオンライン面談が主流ですので、自宅での相談ができます。

カウンセリングでは、単なる条件確認だけでなく、自分の技術的な強みや将来の理想像を深く掘り下げます。エンジニアのキャリアに詳しいエージェントが、自分の市場価値を最大化するための戦略を一緒に立ててくれます。

ジュニア層からミドル層のエンジニアを幅広く支援してくれるエージェントやエンジニアやPM、コンサルの人を支援するエージェントがいます。

STEP3：求人の紹介

カウンセリングの内容に基づき、自分のスキルが最も活きる企業を厳選して紹介してもらいます。幅広く多数の求人に応募するのではなく、質を重視した提案をしてもらえるのが特徴です。

とくに、キッカケエージェントは自社開発企業や最新の技術を運用する企業とのパイプがあるため、一般のナビサイトには出回らない非公開求人も多数扱っている可能性が高いです。各社の開発現場の雰囲気まで詳しく知ることができます。

STEP4：応募・面接

応募したい企業が決まれば、書類選考と面接に進みます。エンジニア特有の職務経歴書の書き方や、企業ごとの技術面接対策を徹底的にサポートしてもらえます。

さらに、現場のエンジニア視点での具体的なアドバイスを受けられるため、自分のスキルをどうアピールすべきかが明確になります。面接日程の調整もすべてエージェントが代行してくれるため、選考に集中することができます。

STEP5：内定・各種交渉

内定が出た後は、入社に向けた最終調整を行います。自分では切り出しにくい年収交渉や入社日の調整も、担当の転職エージェントが代わりに行ってくれます。

さらに、技術力を正当に評価した上での交渉を行ってくれるため、納得感のある条件で新しいキャリアをスタートできる可能性が高いです。

キッカケエージェントに関するよくある質問