2019.07.18

営業から事務への転職は可能?転職のプロが成功させるコツを大公開!

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

突然ですが、皆さんは、文系新卒の7割が営業職に就くと言われていますが、ご存知でしょうか?
(参考:文系学生の大部分がイヤでも「営業」に配属される事実を知っているか? | できるビジネスパーソンはみんな営業で成長した

弊社に転職相談してくださる方も、営業職の方が多くなっています。

しかし営業が合わない、キツイと思われ、営業以外の職種、特に事務職へキャリアチェンジを希望されている方、特に女性の方は多いと思います。

そこで、今回は「営業から事務」への転職・キャリアチェンジを検討しているという方へ向けて、転職の難易度や転職理由・志望動機の考え方についてプロの視点でレクチャーしていきます。

営業から事務への転職は可能?

営業から事務への転職は不可能ではありませんが、簡単ではありません。

理由としては、まず事務職の求人は数が非常に少ないからです。少ない求人に応募が殺到してしまうため、倍率も非常に高くなってしまいます。

また、営業をやっていた経歴から体育会系だと思われてしまい、事務職に向いていないと判断されることもあります。営業職から事務職になりたい場合は「前の仕事を通して、事務職に活かせるスキルも身につけた」と相手にきちんとアピールする必要があります。

また、事務職は女性というイメージが強く、男性が事務職に転職したい場合は後述の「事務職に必須の資質・スキル」を高水準で持っているということをアピールできないと、厳しいでしょう。

難しいとはいえ、「どうしても事務に転職したい!どうしたらいいの?」という方のために、順を追って転職のノウハウをお伝えしていますので、ぜひ最後まで目を通してください。

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事務職の仕事内容

営業職から事務職に転職するためには、事務職についてきちんと把握していないといけません。
営業職から転職しやすい事務職として以下の3つがあります。

  1. 一般事務
  2. 経理事務
  3. 営業事務

この3つです。それぞれの仕事内容について解説します。

1. 一般事務

一般事務は、さまざまな事務作業を担当します。
一般事務の仕事の最大の特徴は幅の広さです。さまざまな立場の人を支援する業務内容です。

高度な専門性は不要で、より専門的な業務や困難な業務は総合職の社員が担当します。

また、権限や責任の範囲は限定的です。ルーティンワークを除き、自分の責任で意思決定を行なうことはほとんどありません。

2. 経理事務

経理事務の業務には、大きく分けて、日々の経理業務、月次の経理業務、年次の経理業務の3つがあります。

日々の業務としては現金の出納管理や立替経費の精算業務、伝票の記帳・整理が代表的なものです。

月次の業務としては、取引先への請求・回収および給料の支払い、取引先への支払業務などがあります。

年次の経理業務としては法人税や消費税の確定申告、株主総会での計算書類の報告や予算管理などがあります。

3. 営業事務

営業事務とは、見積書や請求書の作成、商品の受発注、顧客やスケジュールの管理、在庫・納期・出入金管理、伝票の作成、データ入力など営業活動に関わる事務全般を行ないます。

事務職に必須の資質・スキル

事務職にはどのような資質やスキルが求められるのでしょうか?

物事をコツコツ進められる人

まずは、物事をコツコツと進めることが好きな人が向いています。

一般事務、経理事務、営業事務それぞれによっても違いがありますが、例えば、経理事務だと毎日、そして毎月行なう業務は決まっています。

その決められた業務をコツコツ進めることが苦痛な人は向いていないでしょう。黙々とコツコツこなしていける人が経理事務に向いています。

人を支えることに喜びを見出せる人

人を支えることが好きな人も事務職に向いていると言えるでしょう。

特に営業事務では営業職の方のサポート業務を行なったりもします。営業職をサポートすることにやりがいを感じることができると働きがいもあるでしょう。

柔軟性

一般事務では、さまざまな事務作業を担当します。急に急ぎのタスクが入ってくることもあります。そのときも焦らず柔軟に対応する力が必要になってきます。

PCスキル

PCスキルは必要になってきます。ExcelやWordはもちろんのこと、会社特有のソフトがあるかもしれません。ショートカットキーも使いこなして、効率良く作業をしないとタスクが追いつきません。

転職理由・志望動機はなりたい自分像から逆算!

応募書類や面接で必ず聞かれる「転職理由」と「志望動機」。「どう考えたらいいか、わからないよ…」という方も多いのではないでしょうか?

転職理由は「なりたい自分像から逆算」して考えると良いでしょう。

なりたい自分像から逆算すると、転職しないといけない理由が明確になり、説得性が増します。

なりたい自分から逆算して転職理由を考える際は、以下の3ステップで考えると良いでしょう。

  1. 10年後にどのような人材になりたいか、どんな生活を送っていたいか。
  2. 1で考えたなりたい自分像は今の職場では実現不可能なのか?それはなぜか?
  3. 1で考えたなりたい自分像は応募先の企業で本当に実現できるのか?それはなぜか?

3の「それはなぜか?」が志望動機となるのです。

また、志望動機の考え方については、こちらの記事(【プロ直伝】転職面接で面接官に響く志望動機の考え方!【回答例付】)で詳しく解説しています。

転職を成功させるなら面接官を納得させろ!

転職を成功させるには面接官が納得できる受け答えができなければなりません。特に営業から事務への転職の場合、面接官は転職者に以下の2つの懸念をもっています。

1. 意欲はあるの?

営業から転職する場合、「ノルマが辛い」「残業したくない」など働くことに対して消極的な転職理由が多いです。

無理やり取り繕っても、面接官は振る舞いや話し方、間の取り方から本当はそう思っていないことを見抜きます。

ですから、実体験や実感と結びつけて転職理由・志望理由を話すことが大切です。

2.事務に必要な資質・スキルをもっているの?

前述のように営業職経験者は体育会系という先入観を持たれることも多いです。事務として必要なスキル、特に

  • 地味な作業続けるの本当に苦じゃない?
  • 周りを見て先回りして行動したり、臨機応変に対応できるの?
  • 人を支えること好きなの?わかりやすい成果が見えないとつまらないんじゃないの?

というような点を疑っています。

事務への転職を成功させるには、面接でのやりとりを通して上記2つの懸念を払拭する必要があるのです。

NGな転職理由

転職理由はさまざまですが、面接官に伝えてはいけないNGな転職理由があります。NGな転職理由としては、以下の2つがあげられます。

NG①休日を確保したい

まずは、休日を確保したいという理由です。働く意欲があるのかと疑われてしまいます。

「子供が小さく、育児と両立したい」「両親の介護と両立したい」などワークライフバランスを大切にしたい根拠を示すことが大切です。

NG②営業職は辛い

「ノルマが厳しい」など、営業職は辛いからという理由もそのまま伝えてはいけません。逃げの転職は良い印象を与えないからです。

事務職に転職してもうまくいかないことがあればすぐにやめてしまうのではないかと懸念を抱かれてしまいます。

「営業職が自分に向いていない」と思ったことが転職理由なら、「どのような点が自分に合っていなかったのか」「そのギャップから来る不満がなぜ事務職だと解決できるのか」「自分が事務職になることで企業にはどのようなメリットがあるのか」という点を見直して、プラスの転職理由に言い換えることができないか考えてみましょう。

また、転職理由を伝える時には受け身な言い方はしない、前の職場の愚痴にならないようにするという点にも注意が必要です。

この点を注意しないと「仕事でうまくいかないと何でもかんでも他人のせいにする、他責思考の人なんだな」というマイナス印象を面接官に与えてしまいます。

営業から事務への自己PR

自己PRを考える時のコツとしては、共通項を探すことが大切です。

面接官は事務職に必須の資質・スキルを持っているかどうかを見極めようとしてきます。

先述した資質・スキルを前職でのエピソードを用いてアピールしましょう。

【具体的な自己PR】
例文は以下の通りです。

前職では営業をしていましたので、営業事務の方のサポートの有難さは十分に理解しています。商品受注の流れは理解しているつもりなので、指示されずとも、自分から業務を進めることができると思います。


また、営業事務に必須のスキルも持っていると自負しております。
細かい作業をコツコツ進めることが得意です。


前職では、その日に商談したお客様からの意見を毎日データにまとめていました。
MOSや色彩検定の資格を所持しており、資料作成にも自信があります。他部署から資料の作成を依頼されることもよくありました。

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面談にいったら必ず転職しないといけない!ということはありません。
「まずは相談してみたい」というだけでも嫌な顔はされませんので、安心してください。

ただ、担当するキャリアアドバイザーの経験やスキルによって、サポートの質が変わってくる部分もあります。

自分に合うアドバイザーに出会うためにも、まずは2〜3つ程度、複数の転職エージェントに登録してみて、自分に合うエージェントを比較検討するのがオススメです。

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