作業療法士(OT)が辞めたいと思う理由とは?取るべき行動や辞めるべき基準もご紹介!

作業療法士(OT)が辞めたいと思う理由とは?取るべき行動や辞めるべき基準もご紹介!

    作業療法士が仕事を辞めたいと思ってしまう理由によくあるものをご紹介していきます。


    また、辞めたいと思った時に取るべき行動や辞めるべき基準、病院以外で働くことができる職場も合わせてご紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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作業療法士(OT)が辞めたいと思ってしまう理由

作業療法士(OT)が辞めたいと思ってしまう理由には様々なものがあると思いますが、今回はその中でもよくある理由を4つ紹介していきます。

人間関係に問題がある

作業療法士が辞めたいと思ってしまう理由の1つに、人間関係に問題があることが挙げられます。

人間関係に関する問題はどの職場でも起こる可能性があり、それは作業療法士が働く職場でも例外ではありません。

作業療法士は患者さんだけでなく、その家族や医師、看護師や他のスタッフなど様々な人と関わっていかなければいけません。

作業療法士1人だけでは業務を遂行できず、色々な人と連携して業務をしていかなければならないため、人間関係に問題が生じてしまうと非常に働きづらくなりストレスの溜まる原因になります。

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どれだけ業務自体が楽しくて、どれだけ待遇が良い職場でもこのようなストレスを感じながら働いていると、辞めたいと感じるようになります。


人間関係の良し悪しは働いていくうえで一番と言ってよいほど大切な要素です。

給料が安い

給料が安いことも作業療法士が辞めたいと考える理由の1つに挙げられます。

厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査によると、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の平均年収は約431万円です。

それに対し、国税庁が発表した令和4年民間給与実態調査によると、給与所得者全体の平均年収が458万円なので、作業療法士を含めたリハビリ系3職種の平均年収は全体の給与所得者の平均より20万円ほど下回っています。

作業療法士全体として給与が低いのに加えて、職場によってはさらに給与が低い職場や昇給しづらい職場があるので、それが理由で辞めたいと考える作業療法士も多いです。

業務が忙しすぎる

業務が忙しすぎることも作業療法士が辞めたいと思う理由として考えられます。

作業療法士の業務内容は大きく分けて以下の4つあります。

  • 基本的動作能力の向上のサポート
  • 応用的動作能力の向上のサポート
  • 社会的適応能力の向上のサポート
  • 生活環境やライフスタイルの設計

細かく分けるともっと色々な業務があり、残業するケースも多いです。

また作業療法士は与えられる業務量が多いことに加えて、休みの日にスキルアップのための勉強会や研修があることも少なくありません。

このような多忙な働き方により、心身共に疲弊してしまって、辞めたいと考える作業療法士が非常に多いです。

やりたい業務内容ではない

作業療法士が辞めたいと思うパターンの1つに今の職場での業務内容が自分の望むものではない場合が考えられます。

作業療法士はサポートする相手によって業務内容が異なり、サポートする相手は子供からお年寄りまで多岐にわたります。

子供への作業療法だと、おもちゃを使ったサポートが考えられますし、お年寄りへの作業療法だと、介護寄りのサポート内容になります。

場合によっては自分が考える作業療法士の業務ではないことがあるので、働いている職場でやりたい業務が行えないと、辞めたいと感じることがあります。

辞めたいと思っている作業療法士(OT)が取るべき行動

ここでは、辞めたいと思っている作業療法士(OT)が取るべき行動について紹介していきます。

退職したいと考えているけど次のステップが分からないという人は参考にしてみてください。

辞めたいと思う原因を特定する

辞めたいと思っている作業療法士の人は、まずはその原因を特定することから始めましょう。

なんとなく辞めたいなと感じていても、必ずそこには理由があるはずです。

その職場を辞めたいだけなのか、それとも作業療法士自体を辞めたいのかということをはっきりとさせた上で、自分がなぜ今辞めたいのかが理解できると状況の改善のために次のステップに進むことができます。

作業療法士として働いている中で、辞めたいと思った場合はまず原因の特定をして、状況の改善に努めましょう。

辞めたいと思う原因が取り除けないか試す

辞めたいと思う理由が特定できたら、今度はその原因を取り除くことができないか試してみましょう

もし辞めたい理由が自分の行動次第で改善可能なことであれば、転職せずその原因を取り除いて働き続けることが最善の選択肢です。

そもそも作業療法士を辞めたいとのことであれば、その職場で解決できることではないのですぐに転職を考えたほうが良いですが、職場に問題がある場合は解決できないか行動を起こしてみましょう。

転職活動を始める

職場内での解決が難しい、もしくは作業療法士自体を辞めたい場合は今すぐ転職活動を始めることをおすすめします。

自分が辞めたい原因の解決が難しい状況で働き続けてもストレスが溜まるだけです。

すぐに見切りをつけて転職活動を始めて、理想の職場を見つけましょう。

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作業療法士(OT)が今の職場を辞めるべき基準

自分の中では辞めたいと思っているけど、辞めるべきかどうかわからないという作業療法士の人もいると思います。

そういった人に向けて、作業療法士が今の職場を辞めるべき基準について解説していきます。

心身に支障をきたしている

心身に支障をきたしてしまっている場合は今の職場を辞めるべきです。

作業療法士は患者さんを身体的・精神的にサポートしていかなければならず、関わる人の数も多いです。

そのため、肉体的・精神的なストレスも溜まりやすく、気づいたときには心も体もボロボロになっているという状況が発生しやすいです。

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自分の心身の健康が第一なので、それを犠牲にしてまで働き続ける必要はありません。


心身の支障をきたしそう、既に支障をきたしてしまっている場合はすぐにその職場を辞めましょう。

別で明確にサポートしたい相手が見つかった

今の職場でサポートしている相手以外にサポートしたい相手が見つかった場合も今の職場を辞めて良い1つの基準です。

先ほども紹介したように、作業療法士はサポートする相手によって行う作業療法が変わってきます。

そのため今の職場での経験が自分のやりたい業務に活きない可能性があります。

その場合、今の業務をやり続ける意味もないので辞めるべきです。

またやりたいことが明確に見つかったのなら、自分の本当にやりたいことに熱量を注ぐべきなので辞めたほうが良いでしょう。

給料が低く上がる見込みもない

給料が低く上がる見込みもない職場も辞めるべきです。

自分の中で業務に対して給料が見合っているか、またしっかりと昇給していくかどうかは大切な基準になります。

業務は忙しいのに給料が低い、昇給がしづらい職場で働くのは精神的にも辛く未来もありません。

転職活動を始めて、今の職場よりも待遇の良い職場を見つけましょう。

作業療法士の業務以外で明確にやりたい仕事が見つかった

作業療法士以外で明確になりたい職種ややりたい業務が見つかった場合も今の職場は辞めるべきです。

作業療法士以外で明確にやりたいことが見つかったのなら、作業療法士として働き続けるのはもったいないです。

この場合もすぐに転職活動を始めて、自分のなりたい職種、やりたいことができる職場に転職できるように行動しましょう。

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今働いている職場がここでご紹介した辞めるべき基準に当てはまる場合は、今すぐ転職活動をおこないましょう。


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病院以外で作業療法士(OT)が働くことができる職場

ここでは、病院以外で作業療法士が働くことができる職場を4つ紹介していきます。

一般の病院以外で違った働き方がしたいという作業療法士の人は参考にしてみてください。

一般企業

病院以外で作業療法士が働くことができる職場として、一般企業が挙げられます。

作業療法士が活躍できる一般企業としては、医療機器・福祉機器メーカーやフィットネスジム、作業療法士養成校が考えられます。

一般企業では、作業療法士として働くというより作業療法士の経験や知識を還元するという働き方です。

作業療法士として働くことには疲れたけど、これまでの経験や知識を活かして働きたいという人におすすめです。

介護施設

介護施設も作業療法士が働くことができる職場の1つです。

介護施設では、主に施設の利用者の身体的・精神的なリハビリ、介護士へのリハビリ方法などのアドバイスをおこないます。

介護施設以外に高齢者のサポートがおこなえる働き方として、デイケアや訪問リハビリステーションが挙げられます。

特に高齢者に対して作業療法を提供したい人にはおすすめです。

児童福祉施設

児童福祉施設も作業療法士が働くことができる職場になります。

児童福祉施設で働く作業療法士の主な業務は、障害児に対する日常生活動作訓練や機能訓練、発達支援などです。

小児分野に従事する作業療法士に求められるのは、それぞれの子供の障害の特性を理解した上で、日常生活に関する運動・知的機能の発達を支援することです。

子供と関わるのが好きで、特に障害をもつ子供に対して作業療法を提供したい人には児童福祉施設で働くことをおすすめします。

障害者施設

作業療法士が働くことができる職場の1つに、障害者施設が挙げられます。

障害者施設での作業療法士の業務は大きく分けて2つに分類されて、日常生活を送るための運動・機能訓練を行うことと社会復帰に向けた就労支援をおこなうことです。

障害といっても、精神障害や知的障害、発達障害など様々でそれぞれ提供する作業療法が違います。

障害者が社会復帰したり、日常生活を送れるようになるサポートにやりがいを感じることができる人は障害者施設で働くことをおすすめします。

辞めたいと思っている作業療法士(OT)が理想の職場で働くためには

辞めたいと思っている作業療法士(OT)が理想の職場で働くためには、リハビリ職の転職支援に特化した転職エージェントを使うことをおすすめします。

辞めたいと考えている作業療法士はまずなぜ今の職場を辞めたいと考えているのか、どんな職場で働くことが自分の理想なのかを明確にする必要があります。

転職エージェントを使えば、自己分析を転職のプロの視点から徹底的にサポートしてくれるので、自己理解が一層深まります。

それにより自分の実現したい未来を描くことができます。

また、自分に合った求人の紹介から選考対策まで行なってくれて、さらに転職希望先の詳細な情報も教えてくれるので、結果的に自分の理想の職場で働くことを実現できます。

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一人で自己分析をおこなって転職を進めるよりも、転職エージェントを使ったほうが確実に自分の理想の未来に近づくことができます。


特に、今辞めたいと思っている作業療法士の人は、理想の職場で働くためにも転職エージェントに登録してみましょう。

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