社会人1年目で転職は厳しい?上手くいく可能性がある人の特徴って?

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アクシス(株)代表  末永雄大

アクシス(株)代表  末永雄大

新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。 2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。 ■Yahoo!ニュース(個人):IT/キャリアコンサルタントが語る「働き方3.0」 ■オールアバウトガイド:「キャリアプラン・転職ノウハウ」ガイド

2019年4月から新卒の皆さんが働き始めますが、5月、6月になると新卒の皆さんから転職の相談が急に増えるんじゃないかと、懸念しています。

2018年は月30件以上は新卒社員さんからの転職を頂きました。新卒の皆さんから転職の相談を受けると、本当の学生さんと企業のミスマッチが非常に多いなぁと憤りを感じます。

4月に入社した会社が、

  • 入ってみたら自分の想像していたイメージと違った
  • 職場の上司とソリが合わない
  • 自分のやりたいことと違う
  • やりたいことが変わった

という理由で、就職活動の結果を後悔している方からの転職相談が本当に増えます。

社会に出ると、学生時代とは違い年代の違う方、考え方が違う方、ソリが合わない方と四六時中一緒にいるので、ストレスが溜まったり、好きじゃない仕事をすることも多々あり、本当にこれで良いのか?と考えることも沢山あるかと思います。

転職したい理由が、次に転職した場合にも起こり得る理由であれば、入社してすぐに転職しないことを強く言いたいと思います。

なぜなら、次の転職先でも同じ問題が起きる可能性が非常に高いからです

「新卒で転職をしたい」でも現実は?

新卒で就職活動を行って入社したものの、「やっぱりこの会社じゃない、転職したい…」という気持ちが芽生えることは少なくありません。

先程転職をしたいと思う方の心情をリスト化しましたが、今一度なぜ自分が現在転職をしたいと考えているのか?その理由を考えてみましょう。

《新卒ですぐ転職したくなる理由とは?》

  • 入社後、仕事内容や社風などのイメージしていたものと違うと感じるようになった
  • 上司や同僚との人間関係
  • やりたい仕事を任せてもらえない
  • やりたい仕事が以前と変わった

主にこのような理由が多い傾向にあるようです。

新卒入社から間もないタイミングでの転職は、不可能ではありません。

※新卒入社3年以内であれば「第二新卒」として扱われ、基本的なビジネスマナーなどが身についているという前提であれば企業も採用に積極的な場合もあります。

しかし、こうした評価は企業によってさまざまなので注意も必要です。

特に入社1年以内での離職となると、企業側としてもネガティブな印象を持ちますし、採用メリットを感じない場合も多いのが実態と言っても過言ではないでしょう。

よって、新卒入社から間もないタイミングでの転職は安易にお勧めできるものではありません。

1年目でも良い転職ができる可能性がある人はこんな人


基本的に1年目での転職は極力避けるべきです。これは紛れも無い事実です。

しかし、「1年目でも良い転職ができる可能性がある」「客観的にみて転職しておいた方が良い」という方が一定数いらっしゃるのも事実です。順番にご紹介します。

以下に当てはまる場合は、1年目でも転職成功の可能性があります。一度このタイミングで転職を検討してみても良いかもしれません。

学歴やスキルに自信がある人

20代・第2新卒などの若手の採用の場合、企業側は「経験・スキル」よりも「ポテンシャル」「成長意欲」といった部分を重視して採用を行う傾向にあります。

「学歴が高い」ということはポテンシャルをみる上で重要な要素となりますので、転職活動において大きな武器になります。

また、学生時代から独学でプログラミングを学んでいる、飛び込み営業や電話での新規アポなどといった厳しい環境での新規開拓営業の経験がある場合、一定はスキル面でも評価してもらえる可能性があり得ます。

実際、上記のような方で、学生時代にベンチャー企業でインターンをした経験があって、新卒で大手企業に入ったものの、物足りないのでベンチャーに戻りたい。といった例はよく耳にします。

入社して半年以上経っている人

同じ1年目での転職でも、「入社して2~3ヶ月で辞めてしまった」という人よりも「入社してほぼ丸1年勤務しました」という人の方が、当然ながら採用担当者の印象は良いものです。

在籍期間は長いに越したことはないのですが、最低でも半年以上はある方が好ましいと思います。

キャリアダウンを厭わない人

たとえば、無形商材の営業をやっているけれど、「接客業を極めたい」という理由で店舗スタッフや飲食店などの接客サービス業界に転職したい場合などでしょうか。

「今よりも年収をあげたい!」「もっと良い環境で働きたい」といったキャリアアップを目的とした転職の場合は、スキルや経験といった側面を見られるため、正直に申し上げて、1年目の段階では難しい場合が多いです。

一方で、「やりがい」ベースで自分らしく働きたいという方向性での転職であれば、いったん現職より年収は下がりますが、今より自分に合った会社に出会うことができる可能性が高いといえます。

客観的に見て転職しておいた方が良い人

先ほどは、一年目でもいい転職ができる人の特徴についてお伝えしましたが、上記に該当しない人は転職しないほうがいい、という意味ではありません。

1年目だからといって、転職しない方がかえって損・リスクになってしまうというケースについて以下で紹介します。

入社した会社が反社会的勢力や犯罪に手を染めていることが発覚した

ケースとしてはレアだと思うのですが、もしもこういった会社である場合には、入社前に目利きができなかった自分に反省はしつつも、早期に転職をした方が良いでしょう。

そのまま会社に居続けることで、自分自身にもリスクや危機が及ぶ可能性があります。

パワハラや暴力を受けている

もしも現職でこのような状況がある場合にも、すぐに転職をおすすめします。ストレスが原因で身体を壊してしまって、働く事ができなくなっては本末転倒です。

生活が厳しいレベルで年収が低い人

「首都圏で働いているにも関わらず、基本給が15万円程度、税金などを引かれると12〜13万円程度しか残らない。」

「フルコミッション制で歩合給の割合が高く、固定給がほとんどない」

上記のような会社に勤務されていて、月々の生活がかなり苦しいという転職者の方にお会いする事があります。月収が最低賃金を下回ってしまう場合は、早期の転職をおすすめしています。

該当する方は、転職で再びブラック企業を選ばないためにも下記の記事で確認しましょう。

ブラック企業を選ばないために転職エージェントを活用しましょう

上記のような方は、心身ともに疲弊し、多くの方がまともな判断ができない状況にあります。

その上、転職自体が初めての場合、現職を退職する理由は明確でも、次に転職したい業界や職種については漠然としている方がほとんどです。

そういった方は、一度転職エージェントに相談して、今後のキャリアプランについてじっくり考える機会をもうけることをおすすめします。

必ず1社は登録しておくべき!総合型大手エージェント

末永

転職エージェントは職務経歴書の添削や面接対策、企業への推薦と転職のサポートをしてくれるので、一人で転職活動するよりも選考通過率をグッと高めてくれます。

特に新卒一年目であれば、全業界・職種の求人を網羅しており、幅広いキャリアの提案が可能業界最大手であるリクルートエージェントdodaマイナビエージェントのどれかに登録することをおすすめします。

「自分の進むべき業界・職種が定まっていない」という方は、まず大手エージェントに登録してみて、コンサルタントと壁打ちしながらキャリア相談してみると良いと思います。

※以下からエージェントの応募ページに飛ぶことができますので、ご活用ください。

一方で厳しいことを言うようですが、「前職を短い期間で退職してしまった」という場合、転職市場では不遇な対応をされてしまうことも多いです。
大手転職エージェントに登録しても、実質登録受付してもらえなかったり、面談に行っても優先順位が低く、しっかりとサポートしてもらえないケースも実際にあります

そこで自分の経歴に自信がない、サポートしてもらえるか不安、という方は、既卒から正社員への転職サポートに特化したUZUZ(ウズウズ)の利用をオススメします。

既卒向けの転職エージェント

新卒の転職率や離職率ってどのくらいなの?

新卒入社から間もない転職にリスクがあるとは言っても、実際にはその企業の働き方に合わないというミスマッチが発生したり、何かしらのギャップを感じて離職を検討したりするに至ることは少なくありません。

厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」に関する統計によれば、平成27年時点での3年以内の大卒者の離職率は31.8%となっています。

また、1年以内が11.9%、2年以内が10.4%、3年目が9.5%となっており、やはり入社から間もないタイミングの方が、離職率が高いという実態がうかがえます。

(参照:新規学卒者の離職状況|厚生労働省

新卒(1年目)の転職のデメリット

どんな仕事にも流れがあり、その流れが一年で一回りする職業も多いです。

企業の事業形態や市場状況によって、時期ごとの仕事の質や量に違いがあり、この広い範囲のことを体感で知っておくことも大切な経験、必要な知識のひとつです。

そのため、就職して1年が経過する前に辞めてしまうと、この仕事の一連を経験する機会を逃すことになります。

また転職の際には、経済的な面の把握も大切です。入社1年目の場合、先輩たちが転職するときに受けている失業保険は出ませんし、退職金も期待できないことがほとんどです。

採用担当者の視点から見たデメリット

採用する側もそれなりに金銭的なリスクを負いますので(雇用を確保する)人材採用に慎重になります。

つまり、あなたに対して「人間関係構築力」「意欲」「経験不足」などに問題があると想像し、企業としてのリスク要素の多い人材と捉える確率が高く、転職が難しくなる可能性があるということです。

その結果、1年以内に退職してしまった方の書類通過率は、極端に下がり本当にやりたいことができる会社に転職できないことが発生してしまいます。

入社して1年以内の転職は間違いなくご自身の選択の幅を狭めるので気を付けて下さい。

新卒(1年目)の転職した際の給与

新卒(社会人1年目)で転職した際、転職前と転職後の給与アップは期待しないほうがいいでしょう。もっと言うと一般的に、第二新卒の転職で給与は下がってしまう傾向にあります。

なぜなら、転職先の企業にしてみれば、まだまだ利益を生み出す即戦力人材とはいえない人材だからです。経験やスキル的にもそれほどの差は見込めないため、新卒と同じ給与水準ということになります。

新卒の転職で失敗してしまうヒトの特徴は?

ご紹介した通り、新卒入社間もないタイミングで転職活動を行う人は多いものの、「転職の成功率」という観点で見ると厳しいのが実態です。

このタイミングでの転職活動に失敗してしまう人の特徴として、以下のような点が挙げられます。

(1)環境や人のせいにして、自分で何かを改めようという姿勢がない

仕事を辞める理由を環境や周りの人のせいにし、自分で何か働きかけたり、改める姿勢がなかったりする人は転職しても同じ問題に直面しやすいです。

また、採用を行う企業側としてもそうした姿勢は転職理由や面接内容で読み取ることができますので、そもそも転職するのか慎重に検討をした上でという前提も大切です。

(2)転職先を決める前に仕事を辞めてしまう

転職先が決まる前に、「とにかく辞めたい」と思って先に辞職してしまうケースは転職が失敗するケースが多いです。

こういった方は「仕事を辞めることが目的」になっており、なかなか転職先が決まらなかった場合、生活費が足りなくなってしまうなどのリスクがあり、それを理由に妥協して転職先をえない状況に陥ります。

(3)大手企業志向で柔軟に転職先を探そうとしない

大手企業ばかりを受けようとする人もなかなか転職先が決まらないという場合が多いです。もちろん採用に至るケースもありますが、それは採用ニーズとあなたの経験や人柄が合っていれば実現するものです。

自分のこれまでの経験やポテンシャルでは手が届かない求人もあることを理解し、ブランドだけでなく入社後の具体的な仕事内容や求められる業務レベルも考えての転職活動が必要です。

以上のような点が失敗してしまう人によくある共通点ですが、裏を返せばこれに対して対策や正しい対処ができていれば成功率も高まります。勢いで仕事を辞めるのではなく、慎重に転職準備を進めた上で決めましょう。

下記の記事は、転職に失敗した方向けに書かれたものですが、今現在転職を検討している方にも有益なものとなっております。

転職に失敗した!辞めてもいい?選択ミスを防ぐためのコツを大公開!
転職成功する人の6つの特徴!年代別に内定を得る秘訣を徹底解説

新卒の転職での自己PRや面接対策は?

転職活動においては、企業側としても新卒入社時の就職活動とは違った見方をしてきます。ですので、新卒の転職だからこそ押さえておくべきポイントを踏まえて選考に臨むことが大切です。

まず自己PRについてですが、現職で実際に発揮した強みや、働いてみて認識した強みをエピソードと共に伝える必要があります。

次に面接対策のポイントとしては、新卒の転職でよく聞かれる質問への回答を事前に練っておくことが大切です。企業側としては「入社後大変なことがあっても頑張ってくれそうか」、「今の仕事(前の仕事)から逃げようとしているだけではないか」といった点を特に注意をして確認する傾向にあります。

企業理解を深めた上で、具体的にその企業で働きたい理由やキャリアビジョンをポジティブな姿勢で伝えることで印象も良くなりますので、そのような姿勢を意識して回答も練ってみましょう。

【プロが徹底解明】第二新卒が絶対失敗しない面接対策のコツ

新卒(1年目)の人が転職に不利にならないタイミング

転職が心に浮かぶときは、何らかの不満が原因になっているでしょう。社会人1年目にはよくあることです。

なぜなら、新しい経験に溢れた時期だからです。新しいことに取り組むときや新しい人たちと接するときは、社会人1年目でなくてもその確率が高まりやすいのです。

ここで、入社1年目の社会人として経験しておきたいのは、試行錯誤をしてみること。逆境に直面したら、ただ我慢するではきっと苦しいだけです。

自分で変えられることを探して、解決に向けた行動をとっていくことをおすすめします。このような経験を1年目で積めた人材は強くなります。逆にこの視点と実行力を持てないと、転職しても同じことが起きやすいのです。

そして2年目に入ることができると、1年目に経験した業務の復習期間が待っており、3年目に入れば、自分なりに工夫したり、応用したりする力が磨かれていく期間です。

この時期は成長実感を得やすく、仕事の面白さや醍醐味が深まる時期でもあります。ここまで来てやっと、採用担当者に「使える人材」かもしれないと思ってもらえる地点に到達するのです。

1年目でも2年目でも、逆境を乗り越えるために自分のできる限りを尽くしてから転職に踏み切ってください。転職の際の質疑応答の質も自然に高めることにつながるはずです。

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