エンジニアの転職には欠かせなくなってきたGitHubって?

エンジニアの転職には欠かせなくなってきたGitHubって?

    GitHub(ギットハブ)とは何か、その採用の意味、そして転職の際にそれを利用するメリット・デメリットについて解説します。

    また、現在GitHub採用を活用している企業の一例も紹介します。技術者としてのキャリアを考える際に、GitHubの活用は避けて通れない道とも言えるでしょう。この記事を通して、GitHubがもたらす新しい風を感じ取ってください。

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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GitHubとは

Git(ギット)は、プログラムソースなどの変更履歴を管理するバージョン管理システムのことです。他にもsubversionやvisual source safeといった同類のバージョン管理ツールがあり、こちらのほうなら知っている人もいるのではないでしょうか。

チームでソフトウェアを開発する現場では一般的なツールで、主に組織内で情報共有することを目的に使用します。

GitHub(ギットハブ)は、Git(分散型バージョン管理)の仕組みをインターネット上にまで広範囲に共有することができるクラウドサービスです。

GitHubを使えば自分で書いたソースコードを公開することもできますし、世界中の優れたプログラマが公開しているソースコードを見ることも可能です。

SNSの機能も備えていて、しかも、このサービスは無料で利用可能です。こうした背景もあり、エンジニアの繋がりで一気に知名度が上がりました。

GitHubの機能でFolk(フォーク)とPull Request(プルリクエスト)があります。Folkは公開されているプログラムソースを自身で改良できるようにローカルにコピーする行為です。

Pull Requestはプログラムのソースの公開元に、自身が改良したもので上書き更新を依頼する行為です。GitHub上では多くのオープンソースやライブラリが公開されており、世界中のプログラマの研鑽によって日々改良がおこなわれています。

GitHub採用とは

転職に関して、即戦力を期待するエンジニアの採用をしたい時に採用担当が気にするのは「スキルレベルが、どの程度なのか」を見極めることです。経歴などである程度の推測はできたとしても、実際の成果物をみて確認できれば確実です。

そんな中、エンジニアの効率的な採用手段の1つとして「GitHub採用」という手段を取る企業がでてきました。先進的な事業や成果を重視するベンチャー企業やIT企業がこの採用方法をとっているケースが増えています。

企業側からすると「GitHub採用をしている」=「技術志向」というアピールやブランド構築ができるという面があります。

またGitHub採用を活用してくる応募者は、なんらかの技術アピールポイントを持っていることが多く、優秀なエンジニアを引き当てられる可能性が高まります。

そのかわりに、応募者の評価をおこなうのにプログラムソースを評価する必要があるため、内部のエンジニアの協力を要請する必要があるなど負荷もかかります。

応募者全員の評価をまともにやっていては負荷が高いため、一定の水準を見極める術を持っています。応募者はこのことを念頭にGitHub採用のメリット・デメリットを理解してGitHubの運用と整備をしておく必要があります。

GitHubを転職で使うメリット・デメリット

GitHubを転職で使うメリット・デメリットについて、以下でそれぞれを解説します。

メリット

実際の成果物をもとに評価されることになるため、実績がある方にとっては大変有利です。

転職を考える際、これまでの実績をもとにキャリアアップや年収アップを考えている人にとっては、自分の実力を示す最良の方法といるかもしれません。事実GitHubを公開して転職活動をおこなったほうが年収がアップするという統計もあります。

デメリット

実力がまる見えになるため、採用選考の際にマイナスになるケースがあります。GitHubアカウントを公開をする以上、採用担当は内容を確認することになります。

その際、最新のコミット(Gitへのファイル更新)が1年以上前というだけでも心象としてマイナスに働くことがあります。

プログラムソースに対する他者の評価や内容も確認対象となるため、特筆して出来が良いもの以外はマイナスの心象につながることが多いのです。

前述した応募者が一定の水準に達しているかどうかの判断が入った際、マイナス心象の場合はそこで選考が終わってしまうのです。GitHubを公開していない人が加点0だとして、加点がつく想定でGitHubを公開したことで減点されてしまっては大変です。

GitHub公開が採用の必須条件ということでない場合、次に記載するような加点ポイントがない場合は公開をしないという選択も1つの対策ということになります。

  • 「1ヶ月以上の工数をかけたボリュームや作り込みがわかるものになっている」
  • 「多くのスターが付くようなライブラリやオープンソースを公開している」
  • 「直近のコミットがあり、継続的にコーディングを行っていることがわかる」

GitHub採用を行なっている企業一例

有名なところでは、株式会社メルカリ、Qiitaで有名なIncrements、ゲームアプリで有名なアカツキ、株式会社サイバーエージェントなどが取り入れています。

GitHub採用の草分け的存在の株式会社メルカリでは、履歴書やエントリーシートなどは不要で、GitHubのアカウントとメールアドレスのみで書類選考をおこなうなどの大胆な方法もとっています。

ソフトウェア開発をおこなっている企業に開発エンジニアとして採用され、評価されることを望む場合、GitHub採用を活用することは非常に有効です。

エンジニアとして転職やキャリアアップを考えているのであれば、日頃からGitHubの活用を意識しておくことをおすすめします。

転職エージェントを活用しましょう

時間を作りながら1人で転職活動をおこなうのは、とても大変なことだと思います。

忙しい人、なかなか活動できない人は、転職活動をサポートしてくれる転職エージェントの利用をおすすめします

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