【30代女性必見】スキルなしでも事務職に転職できる…?転職成功事例を紹介

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    「子供ができて仕事とプライベートを両立したい!」「落ち着いて働きたい!」などの理由で30代から未経験で事務職を目指す人は多いです。

    この記事では、スキルなしでも事務職に転職を成功させるためのポイントと未経験から事務職への転職成功事例を紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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転職エージェント末永 末永

30代の女性で、「子供ができて仕事とプライベートを両立したい!」「落ち着いて働きたい!」などの理由で、未経験から事務職を目指す人は多いです。

事務職への転職を目指す人には「スキルなしでも事務職なら働けるのでは?」と考えている人は多いです。しかし、事務職は現在求人数も少なく人気な職種なため転職を成功させるには、いくつかのコツを抑える必要があります。

この記事では、スキルなしでも事務職に転職を成功させるためのポイントと、未経験から事務職への転職成功事例を紹介します。

また、事務職以外でもスキルや経験なしで働ける業種を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

スキルなし30代女性の転職は難しい…!

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大前提として覚えておいてほしいのが、スキルがない30代女性の転職は難しいということです。

なぜなら、30代は即戦力採用になるので、そもそもスキルがない30代は採用されづらいからです。とくに女性の場合、結婚や出産、育児などのライフイベントが予想され、「入社後に長期休暇に入られてしまうのでは?」と採用に慎重になるケースは少なくありません。

このように、スキルがなくライフイベントの影響を受けやすい30代女性は、20代と比べて転職のハードルが上がってしまうことは事実です。

しかし、スキルがない30代女性の転職が不可能なわけではなく、ハードルが高くなってしまうということです。そのため、転職を考えている30代女性は、語学力やPCスキル、マネジメント力など、ビジネス全般に活かせる「ポータブルスキル」を考えましょう。

【ライフステージ別】30代女性の転職での見られ方

転職を考えている30代女性は、採用面接でどのように見られているのでしょうか?

以下の表を参考にしていただけるとわかる通り、30代は基本的に業界・職種経験があって当たり前で、マネジメントスキルがあるとなお良いと言われています。

さらに30代前半と30代後半では求められるスキルも転職難易度も変わってきます。

年齢 評価 内容
30歳〜33歳 業界・職種経験はあって当たり前、マネジメント経験があれば◎。なければ未経験だとかなり難しい
34歳〜36歳 業界・職種経験、マネジメント経験はあって当たり前。なければ未経験だとほぼ不可能
37歳以上 × そもそも転職自体が難しい。よほどの専門性やマネジメントの高い実績がないと難しい

ここからは、ライフステージ別で30代女性の転職での見られ方について解説します。

それぞれについて解説するので、あなたのライフステージと照らし合わせて参考にしてください。

仕事に打ち込む30代女性の場合

仕事に打ち込む30代女性の場合、転職面接において「採用しても結婚や出産ですぐに辞めてしまうのでは?」と見られています。

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仕事にバリバリ打ち込む30代女性は、その時点では仕事に対するモチベーションも高いため、好印象に見られることを期待するかもしれません。しかし、面接官は長期的な視点で採用を考えます。

そのため、今は仕事に打ち込んでいても、30代には結婚や出産などのライフイベントが予想されるため、面接官としては採用に慎重にならざるをえません。

そのため、30代女性が転職面接に望む場合は、「〇年後には〇〇のポジションを目指す」というように、具体的な数字をともなったキャリアプランの提示が必要です。それにより、面接官としても中長期的な定着性を期待でき、採用しやすくなるでしょう。

結婚している30代女性の場合

結婚している30代女性の場合、転職面接では「採用しても夫の転勤ですぐに辞めるのでは?」「出産してすぐ産休に入るのでは?」と思われてしまいます。

結婚している30代女性は、夫の仕事によって生活が左右されるため、転勤での帯同で離職する可能性があります。また、30代という年齢は産休や育休に入る人も多いので、採用に慎重になります。

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というのも中途社員の採用には約100万円ほど費用がかかるため、入社後すぐに休みに入ってしまう人は採用したいと思えません。

このように面接官は、これらのライフイベントを見越して採用する必要があるため、30代の既婚女性に対して慎重な判断をする必要があります。

そのため、結婚している30代女性は、志望動機やキャリアプランを明確にし、長期的に働く意欲があることをアピールする必要があるでしょう。

子育中の30代女性の場合

子育て中の30代女性の場合、「子どもの体調不良での休みが多くなるのでは?」「幼稚園・保育園への送迎で仕事に支障をきたすのでは?」と面接官に懸念されています。

多様な働き方を求められる現代では、それらの不安をあからさまに伝えられることはありません。しかし、面接官は即戦力で活躍してくれる人材を求めているため、採用判断の材料にはなるでしょう。

そのため、「親と同居しているため子どもが病気のときには看病をお願いできる」「19時までの保育園に預けているため残業も可能」など、子育てをしながらでも十分働けるようなアピールが必要となります。

なぜ人気なのか?30代女性が事務職につくメリット

30代女性で事務職を目指す方は多く、人気の職種になります。

事務職女性アンケート

上記の女性を対象にしたアンケート調査によると、事務職未経験の女性の約8割が事務職になってみたいと回答しています(参照元:女の転職type)。

なぜそれほど30代女性に事務職は人気なのでしょうか。ここでは、その理由について解説します。

それぞれの理由についてみていきましょう。

プライベートの時間を取りやすい

事務職が30代女性に人気の理由の一つとして、プライベートの時間を取りやすいことが挙げられます。

事務職の場合、基本的にはルーティンワークなため、突発的な業務が入ることが少なく、日々の業務をスケジュール通り進めやすい特徴があります。

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そのため、定時で退社しやすかったり、デスクワークがメインなので在宅で仕事ができる職場も多いです。

30代女性は家事や子育てと仕事の両立が求められるため、ワークライフバランスの取りやすい事務職は、30代女性に人気となっています。

未経験からでも挑戦しやすい

未経験からでも挑戦しやすいことも、事務職が30代女性に人気の理由の一つです。

基本的に事務職は、専門的なスキルが必要というケースが少なく、パソコンのスキルやビジネスマナーなどが備わっていれば業務ができます。

デザイナーやエンジニアなどの専門スキルを必要とする職種と比較すると、事務職は転職のハードルが低く30代女性に人気があります。

そもそも事務職とは?事務職の転職は難しいって本当?

事務職を目指す30代女性の中には、「事務職」という職種についてよく知らずに目指している方も多いです。

ここでは、事務職の転職難易度と、向いている人の特徴について解説します。

まずは事務職についての理解を深め、転職活動を進めるようにしましょう。

事務職の転職難易度について

事務職は、他の職種に比べて求人が少ないため、転職難易度は高いといえます。

事務・アシスタント系の平均有効求人倍率は約0.4(2023年1月〜12月の平均)であり、1人あたりの求人数が0.4件しかない結果となっています。

また、ほかの職種との比較は次のとおりです。

職種 有効求人倍率
事務・アシスタント系 0.4
販売・サービス系 0.63
クリエイティブ系 1.53
営業系 2.65
専門職 6.91

ほかの職種と比較しても、事務職の求人倍率が低いことがわかります。つまり、転職難易度は高いということです。

参照元: doda「転職求人倍率レポート」

事務職に向いている人の特徴

事務職に向いている人の特徴は、与えられた仕事を地道におこなうことができる人です。特殊な能力は必要とされませんが、ビジネス全般に応用できるポータブルスキルが求められるでしょう。

例えば、次のような人が事務職に向いているといえます。

  • パソコン操作に抵抗がない人
  • コツコツと地道な作業が得意な人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 誰かのサポートするのが好きな人

これらに当てはまる人は、事務職を目指すとよいでしょう。

スキルがない30代女性でも転職できる!自分に合った事務職を見つけよう

事務職の業務内容は、書類作成やデータ入力、電話対応など、会社運営をスムーズにおこなうためのサポートが一般的です。

ただし、企業の業務内容や所属する部署により、その業務内容は細分化されます。

ここでは、事務職の種類ごとに仕事内容や求人数、平均年収、必要なスキルなどをまとめて紹介します。

これらを参考に、あなたにあった事務職をみつけてください。

一般事務

一般事務は、専門的な業務に従事するのではなく、幅広い領域で活躍する事務職のことです。仕事内容は、書類作成や管理、データ入力、郵便の発送など幅広く活躍します。

一般事務の平均年収 333万円
一般事務の求人数 418件

2024年2月時点で求人ボックスによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

一般事務に必要なスキルは、パソコンスキルや文章作成能力、データ処理技術などです。地道に決められた業務をコツコツとこなせる方におすすめの職種といえるでしょう。

営業事務

営業事務は、営業部門に配属され、営業や販売のサポート業務をおこなう事務職のことです。見積書や企画書、発注書などの営業に関する必要書類の作成をおこないます。また、顧客への電話取次ぎや来客対応など、取引先と関わる機会もあります。

営業事務の平均年収 345万円
営業事務の求人数 334件

2024年2月時点で求人ボックスによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

営業事務は、見積書や請求書など数字に関わる業務が多いため、データ処理や分析能力などのスキルが求められます。また、顧客と関わる機会もあるためコミュニケーション能力も必要です。

数字に強く、人と話すことが得意な方におすすめの職種といえるでしょう。

経理事務

経理事務は、経理部門で現金の出納や伝票の仕分け、経費精算などをおこなう事務職です。

経理事務の平均年収 364万円
経理事務の求人数 190件

2024年2月時点で求人ボックスによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

経理事務では主に数字を扱う業務のため、パソコンスキルは必須です。とくに、Excelを使ったデータ分析やグラフ作成などをおこなう必要があります。また、日商簿記検定や給与計算事務能力検定などの資格を保有していると、キャリアアップにつながります。

Excel操作と数字に強い方におすすめの職種といえるでしょう。

貿易事務

商社の貿易部門で働く事務職を貿易事務といいます。主な業務として、輸出や輸入に関する手配や、通関書類の作成や申請など貿易に関わる事務手続きをおこないます。

貿易事務の平均年収 308万円
貿易事務の求人数 59件

2024年2月時点で求人ボックスによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

海外との連携が必要なため、語学力が求められるほか、通関に関する知識も必要になります。

英語が得意でグローバル物流に興味のある方におすすめの職種といえるでしょう。

医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職です。主に、受付や会計などの事務処理をおこないます。また、患者からの電話対応やカルテの管理なども医療事務の仕事の一つです。

医療事務の平均年収 333万円
医療事務の求人数 22件

2024年2月時点で求人ボックスによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

医療事務は特定の資格がなくても働けますが、医療の専門用語や基本知識があると働きやすいです。また、医療事務技能審査試験や診療報酬請求事務能力認定試験などの資格を取得すると、キャリアアップにつながるでしょう。

元看護師や医療機関で働いた経験のある方は、医療事務で働きやすく、おすすめの職種です。

人事事務・労務事務

人事事務・労務事務は、企業の人事部門に配属される事務職のことを指します。社員の採用や退職、社会保険の手続きを主な業務としています。

人事事務・労務事務の平均年収 329万円
人事事務・労務事務の求人数 1,284件

2024年2月時点でマイナビキャリレーショによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

社会保険や厚生年金の手続きなどもおこなうため、法律の知識が求められます。また、公的な機関への書類提出もおこなうため、正確な書類作成能力も必要です。

保険や年金などの法律に詳しい方におすすめの職種といえるでしょう。

総務事務

総務事務は、会社の総務部門に配属され、備品の管理や発注など、会社の全般的な雑務を担当する事務職です。また、社内外でおこなわれるイベントの準備にも携わります。

営業事務の平均年収 330万円
営業事務の求人数 662件

2024年2月時点でマイナビキャリレーショによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

総務事務は、さまざまな備品管理が必要なため、すべてに目を配る細やかな配慮が必要といえます。また他部署と関わる機会も多いため、コミュニケーション能力も必要です。

広い視野をもって仕事をおこなえる方におすすめの職種といえるでしょう。

法務事務

法務事務は、会社内の法務部門に配属され、会社に必要な法的な書類の作成や管理をおこなう事務職です。主に、契約書の確認や、社員からの法的な内容に関する問い合わせの受付け、必要に応じて顧問弁護士への取次などをおこないます。

法務事務の平均年収 406万円
法務事務の求人数 830件

2024年2月時点でスタンバイによる平均年収、パソナキャリアが取り扱っている求人数は上記のようになっています。

法務事務には、法律に関する知識のほか、書類作成能力も求められます。

法律に関する職務経験のある方には、おすすめの事務職といえるでしょう。

女性が事務職への転職を有利に進めるポイントについては以下の記事で解説しています。

スキルなし30代女性が事務職への転職を成功させるコツ

ここまでお伝えしてきたとおり、スキルなしの30代女性が事務職へ転職するのは、ハードルが高いことは事実です。では、どうしたら転職を成功させられるのでしょうか。

ここでは、事務職への転職を成功させるポイントについて解説します。

これらのポイントを押さえて、転職活動を進めましょう。

在籍中にスキルや資格を身につける

在籍中に事務職に必要なスキルや資格を身につけることは大切です。

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事務職には基本的にパソコンスキルや書類作成能力が求められます。そのため、それらのスキルを伸ばす研修に参加したり、自己研鑽をする必要があるでしょう。

また、例えば特定の経理事務を目指す場合は、その事務職に必要な日商簿記検定や給与計算事務能力検定などの資格取得をしておくと、転職においてアピールできるポイントとなります。

スキル習得や資格取得は長期間かかることもあるので、在籍中から準備することをおすすめします。また、面接でも資格を事前にとっていることを伝えると、入社意欲をアピールしやすくなります。

これまでの経験を活かす

これまでのキャリア経験を活かすことも大切です。

特定のスキルや資格を必要としない事務職だからこそ、なにかしらの強みがあると他者との差別化を図れます。

例えば、看護師経験のある方は医療に対する知識も豊富なので、医療事務を目指すときにその知識を強みとしてアピールできます。

これまでの経験を棚卸しして、それを応用できる事務職がないかリサーチすることで、差別化を図ることができるでしょう。

これまでの経験を活かすには、まずはこれまでの経験を棚卸しすることから始めましょう。

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キャリアの棚卸しをして自分の経験を活かせる事務職を見つけたい方はマジキャリがおすすめです。

マジキャリでは第3回のセッション内でキャリアの棚卸しをおこないます。その際に、これまでの経験や身につけたスキルをテクニカルスキル・ポータブルスキルに分けて整理していきます。

テクニカルスキルはその業種専門のスキルのこと(あるプログラミング言語など)で、ポータブルスキルは業種が変わっても活かせるスキルのこと(計画力や課題解決力など)を指しています。

事務職はポータブルスキルが求められているため、事務職への転職においてポータブルスキルの言語化は非常に重要になります。

転職やキャリアに精通したプロのキャリアコーチのサポートによって、事務職への転職を成功させましょう。

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雇用形態を気にしない

事務職への転職を成功させるには、雇用形態を気にしないこともポイントのひとつです。

事務職は正社員求人が少なく倍率が高くなる傾向にあります。そのため、正社員にこだわらず派遣社員として事務職を目指すことも手段の一つです。

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長期的に働きたい方は正社員を目指すべきですが、ワークライフバランスを考えてプライベートを充実させたい方は派遣社員もおすすめです。

また、派遣社員として事務職で働きながら、正社員を目指すという選択肢もあるため、さまざまな方法を検討しましょう。

転職したいけどスキル・キャリアがない30代の転職攻略法については以下の記事で紹介しています。

事務職に就く前に身につけるべきスキルや資格を紹介

次に、事務職に就く前に身につけるべきスキルや資格について解説します。

これらの資格を持っておくことで、事務職としての業務をスムーズにおこなうことができるため、事前に準備しておきましょう。

MOS

MOS(Microsoft Office Specialist)は、WordやExcelなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明する資格のことです。

事務職の業務では、WordやExcelの使用はかかせません。そのため、この資格を取得しておくことで、事務職の基本的な業務をおこなえることの証明となります。

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比較的簡単に取得できる資格のため、働きながらでも短期集中で勉強することで取得が可能でしょう。

秘書検定2級

秘書検定2級も、事務職の業務には必要な資格です。

秘書検定は、「秘書」という文言から事務職に関係ないと思われがちですが、言葉遣いや文章作成、ビジネスマナーなど、事務職に役立つ知識やスキルの習得に役立ちます。

秘書検定は3級から1級までありますが、転職や実務で活用できる2級以上の取得を目指しましょう。2級であれば独学でも取得が可能な上に、一般常識やビジネスマナーに加え、上司のサポート業務も学べるため、事務職を目指す方に有効な資格です。

日商簿記2級

日商簿記2級も、事務職を目指す方には必要な資格です。

日商簿記を取得することにより、経営成績や財政状況を明らかにするための技能を身につけることができ、経理事務の作業スキルの証明となります。

そのため、とくに経理事務を目指す方には必要な資格といえます。

日商簿記には3級から1級までありますが、2級以上の資格を経理職の応募条件としている企業も多いため、できれば2級以上を取得しておくことをおすすめします。

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現職が忙しかったり、資格勉強の時間があまり取れないという人は、一旦3級を取り、入社後に2級をとるというのでも良いでしょう。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する資格です。

現在、ほとんどの企業ではITを活用した事務作業がおこなわれています。そのため、ITスキルを持つことは事務職にも必須といえるでしょう。

ITパスポートを取得することで、IT全般の知識やリテラシーを持つことの証明となり、転職に有利に働きます。

独学での取得が可能な資格のため、事前にコツコツと勉強して取得を目指しましょう。

事務職に最低限必要なスキルとは

事務職には特殊なスキルを必要としない代わりに、最低限必要なスキルがあります。

ここでは、事務職に最低限必要なスキルについて解説します。

これらのスキルを持つことは事務職を目指す上で必須といえるので、しっかりと押さえておきましょう。

パソコンスキル

基本的なパソコンスキルは事務職の業務には必須です。

事務職の業務は、資料作成やデータ入力などのパソコンを使った業務がメインとなります。

そのため、WordやExcelの基本操作をおこなえないと、業務をスムーズに進めることができません。また、プレゼン資料の作成もおこなう場合もあるため、PowerPointの操作もおこなえるとよいでしょう。

パソコンスキルは入門書や動画などを活用し独学で習得が可能です。ただし、独学では不安な方はスクールや有料教材などで習得しておきましょう。

ビジネスマナー

事務職には、基本的なビジネスマナーも求められます。

企業の中で働くため、挨拶や電話対応、メールの書き方などのビジネスマナーは必須です。

とくに営業事務を目指す方は、顧客と接する機会もあるため、名刺交換や電話対応、お茶の出し方などの最低限のビジネスマナーは押さえておきましょう。

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これらのビジネスマナーは勉強で学ぶことはもちろんですが、日々意識して実践していくことで培われます。常にビジネスマナーを意識して働くことが大切です。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも事務職には欠かせない能力といえます。

事務職は、日々さまざまな人からの雑務依頼を受けて業務をこなします。そのため、依頼内容を正しく理解するコミュニケーションスキルは必須です。

依頼してくる人によっては、抽象的な依頼の仕方をしてくるかもしれません。その場合でも、しっかりと相手の依頼内容を理解するための対話ができるコミュニケーションスキルが求められます。

スキルなし30代女性の転職成功事例

スキルなしの30代女性の事務職への転職はハードルが高いのが事実です。しかし、不可能なわけではなく成功事例も多数あります。

ここでは、スキルなし30代女性が事務職への転職を成功させた事例を紹介します。

これから事務職への転職を検討している方は、これらの成功事例を参考にしてください。

販売職→事務職

この方は、化粧品の販売職から30代で事務職の派遣社員として働き出した女性です。はじめは正社員にこだわって転職活動をしてきましたが、ワークライフバランスを考え派遣の道を選び充実したキャリアを送っている体験談です。

体験談

最初に正社員として働いたのは美容部員のお仕事でした。

非常にモチベーション高く仕事ができていたと思いますが、サービス業ということで、帰宅時間が22時を過ぎることも珍しくありませんでした。

将来を見据えた上で、事務職を目指して転職することにしました。その時の年齢は32歳。事務職としての経験やスキルがほとんどない私は、「応募したい」と思った仕事でも条件を満たせないことが多かったです。

そんな時に、友人から「派遣で経験を積んだほうが良いんじゃない?」というアドバイスをもらい、派遣の事務職で働き出しました。

その結果、余裕のある生活リズムで仕事ができるようになって「心のゆとり」も生まれてきました。振り返れば、正社員として就職したいというこだわりやプライドは本当に不要だったと思います。

引用元:みんなの転職「体験談」

営業職→事務職

この方は、営業職から事務職へ転職した30代の女性です。未経験の事務職への転職ではじめは苦労し、努力してこなかったことに後悔した体験談です。

体験談

当時は、証券会社の営業職として働いていましたが、大人しい性格でしたので、営業の仕事自体が向いていませんでした。

「もっと平穏な気持ちで仕事をしたい」という理由から転職を決意します。その当時私は34歳。

希望していた仕事は、総務や事務のポジションでしたが、従業員6名のこじんまりした事務所で事務職として採用されました。

しかし、当時はそこで任された事務職の仕事を全くこなせず、かなりつらい日々を過ごしました。4年が経って、さすがに任された業務はこなせるようになりましたが、「そこに入ってからゆっくり仕事を覚えていけば良い」と、努力してこなかった自分に対して後悔しています。

引用元:みんなの転職「体験談」

スキルがなく悩んでいる30代女性にオススメの相談先

スキルがなく事務職への転職で悩んでいる30代女性は、一人で悩んでいても解決するのは困難です。

そんなときは、次のようなキャリアのプロに相談することをおすすめします。

転職エージェントとキャリアコーチングの主な違いについては以下の画像を参考にしてください。

転職エージェント・キャリアコーチング

それぞれの特徴について解説するので、転職で悩んでいる方は参考にしてください。

転職エージェント

転職エージェント末永 末永

スキルがないけど事務職に転職したいと決めている30代女性の方は、転職エージェントに相談してみましょう、

転職エージェントは、転職を前提とした求人紹介を主な業務内容としているサービスです。

さまざまな業界や職種の求人から、あなたの条件にあう転職先をみつけられます。そのため、明確なビジョンがあって転職を考えている方にはおすすめのサービスです。

さらに、転職エージェントは、基本的に無料のため、リスクなく利用できることも嬉しいポイントです。

一方、まだ転職しようか迷っている段階の方にも求人紹介がおこなわれるため、事務職で本当にいいのか決めきれていない人などには向いておらず、転職を決めた段階で利用することをおすすめします。

キャリアコーチング

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「スキルがなくて不安」「未経験で事務職に転職できるか不安」などモヤモヤした状態で転職活動を始めようとしている方は、まずキャリアコーチングに相談してみましょう。

キャリアコーチングは、転職を前提とせずキャリアの悩みなら何でも相談できるサービスです。

専属のキャリアコーチとのセッションを通して、あなたの強みや弱み、特性を深掘りし、あなたにとっての最適なキャリアサポートを提供してくれます。

そのため、「スキルがなくて事務職に転職できない」という悩みに対しても、「そもそもなぜ事務職なのか?」や「ほかにやりたいことや適職はないのか?」という視点でセッションがおこなわれるため、転職や事務職にこだわらないアドバイスを受けられるでしょう。

明確なビジョンがあって事務職を目指しているわけではなく、「なんとなく事務職がよさそうだから」というボンヤリとした理由の方や、漠然とした不安から転職を考えている方にはキャリアコーチングがおすすめです。

キャリアコーチチングが得意とする自己分析やキャリアプラン作成により、あなたの本当にやりたいことや将来の理想がみえてくるでしょう。

転職エージェント末永 末永

スキルなしで事務職を検討している人にはキャリアコーチングの中でも、マジキャリがおすすめです。マジキャリは、未経験業種への転職サポートを得意としたキャリアコーチングサービスです。

というのも、マジキャリを運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しているため、転職に関するノウハウが豊富にあります。そのため、未経験でも何をアピールすればいいのかなど面接官の視点でアドバイスをしてくれます。

さらにあなたの過去の経験をしっかりと深掘りして、次の仕事に活かせるスキルや経験を棚卸ししていきます。そのため、未経験から事務職に転職したいと考えている方はマジキャリの無料相談に一度行ってみてください。

事務職への転職を成功させたい人向け

  • マジキャリ
    自己分析を通してやりたいことや適職の発見をサポート

キャリアコーチングで相談できる悩みやおすすめサービス11選を以下の記事で紹介しています。

【スキルなし・未経験OK】事務職以外で30代女性におすすめの業種

プライベートと仕事の両立ができ、スキルや経験が不要な業種は、事務職以外でもいくつかあります。

ここでは、それらの業種について詳しく解説します。

事務職にこだわりがあるわけではなく、条件さえあれば事務職以外でもよいという方は、ぜひ参考にしてください。

営業職

営業職は、特別なスキルや資格がなくても活躍できる業種の一つです。

とくに、ITや金融、人材などの無形商材を扱う営業職は、スキルや経験がなくても採用される可能性が高いといえます。さらに、営業職を経験して実績を積み、そこから営業事務への転職も目指せるでしょう。

ただし、無形のものをセールスするため、コミュケーション能力や課題解決能力などのポータブルスキルが必要です。それらの能力に自信があれば、特別なスキルや経験がなくても活躍できるため、おすすめの業種といえるでしょう。

サービス・販売職

サービス・販売職は、専門的なスキルや経験がなくても転職が可能な業種です。

厚生労働省によると、サービス業の有効求人倍率は2.82倍(令和5年4月時点)となっており、人材不足による売り手市場といえます。

参照元:一般職業紹介状況(令和5年4月時点)

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スキルや経験は実務で得ていくことができるため、それらがなくても採用される傾向にあります。

ただし、過酷な労働環境や不規則な休みなどの場合もあるため、ワークライフバランスを望む方には不向きかもしれません。条件をよく確認したうえで応募する必要があるでしょう。

図書館司書

図書館司書も、スキルや経験がなくても転職できる可能性がある業種です。

厳密には、図書館司書には「司書資格」という資格が必要です。ただし、図書館によっては資格がなくても図書館職員として採用することもあります。

職員として採用後に資格を取得し、図書司書になることも可能です。

さらに、図書館の規模によりますが、基本的に勤務開始時間は開館時間30分前、勤務終了時間は閉館時間と同時刻までとなっていることが一般的で、残業が発生することはほとんどないのでおすすめです。

ただし、図書館は一般企業に比べて数が圧倒的に少ないです。そのため、求人数も少ないので見逃さないように注意しましょう。

WEBライター

スキルも経験も不要な業種にWEBライターがあります。

WEBライターは、企業や個人からの業務委託で、WEB上に記事を執筆する業種です。

基本的には、パソコンを所有していて文章が書けば仕事をすることができるため、スキルや経験も不問で始められるのが特徴です。また、パソコンがあればどこでも仕事ができるため、家事や育児をしながら仕事ができ、ワークライフバランスはとりやすい業種といえるでしょう。

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ただし、WEBライターは個人事業主としての働き方が一般的なので、自分で仕事を受注する必要があり、月によって収入が変動するリスクがあります。

文章を書くのが好きな方は、そのようなリスクを把握した上で、WEBライターを目指しましょう。

転職したいけどスキルがない30代女性はマジキャリに相談すべき!

本記事では、事務職に転職したいけれど、スキルや経験がなくて悩んでいる30代女性のために、転職の実情と転職するためのポイントを解説しました。

記事内で何度もお伝えしたとおり、スキルや経験がない30代女性の事務職への転職は、かなりハードルが高いといえます。

しかし、自分の特性や過去の経験を活かすことで、事務職の中でも範囲を絞って採用を狙うことは可能です。また、事務職にこだわらず、スキルや経験がなくても転職できる業種もお伝えしました。

これらを踏まえて、あなた自身が納得するキャリアを歩むことが大切です。

しかし、そのためには自分の強みや弱み、特性を理解する必要があります。「スキルがない」と自分では思っていても、第三者から見たら大きなスキルを持っていることはよくあります。

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それらを発見するにはプロの力を借りるのが近道です。そして、相談するなら「マジキャリ」がおすすめです。

マジキャリでは、幼少期から現在の出来事を振り返り徹底的な自己分析をおこないます。そのため、表面上の強みではなく、原体験に基づいた強みや弱みの発見ができます。

あなたは「自分には強みがないから事務職しかない」と思っているかもしれませんが、豊富なキャリア知見をもつプロがみたら、大きな強みを持っているかもしれません。

一人ではバイアスがかかってしまい、正しく「強み・弱み」の言語化が難しいですが、プロの手を借りることで、正しく自己分析をおこなうことができます。

キャリアや人生における優先順位を明確にし、仕事選びやキャリア選択でミスマッチを防ぐことができるでしょう。

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