ミドルの転職ってどうなの?中高年の転職成功術をプロが徹底解説!
この記事では30代~50代のミドル層におすすめの業種や成功させるコツを紹介します。
またエン・ジャパンが運営するミドル層向けの転職サイト「ミドルの転職」についても解説しています!
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
ミドル層とは何歳?
ミドル層は30歳~54歳を指す場合が多いです。
もっと厳密に言うと、30代前半はヤング層、50代になるとシニア層やミドルシニア層と呼ばれることもあります。
ミドル層の転職は難しい
結論から言うと、ミドル層の転職は難しいケースが多いです。
なぜなら、30~50代のミドル層は転職市場で期待値が高く、30代ならスキルや実務経験に加えてマネジメント経験、40代以降はより高度な専門スキルを求められるケースが多いからです。
そのため、同業界・職種への転職ならまだしも、未経験業界・職種への転職は基本的に難しいのが現状ですね。
末永
ミドル層の転職について、さらに知りたい人は以下の記事もご覧ください。
転職サイト「enミドルの転職」とは
次にミドル世代の転職に特化した転職サイト「enミドルの転職」について企業情報や利用者の口コミをご紹介していきたいと思います。
運営会社 公式サイト |
エン・ジャパン株式会社 https://corp.en-japan.com/ |
---|---|
求人数 | 公開求人:356,494件 管理部長:340件 年収800万円以上の求人:98,657件 年収1000万円以上の求人:31,614件 年収1200万円以上の求人:9,478件 |
2024年11月時点の求人数 |
enミドルの転職はエン・ジャパンが運営しており、2024年11月時点で約36万件の求人を掲載しています。
enミドルの転職は約400社もの提携転職エージェントが持つ求人を掲載し、基本的にエージェントを通して求人に応募する仕組みになっています。
また、enミドルの転職は40代をメインターゲットにした転職サイトであり、専門分野に精通したコンサルタントから転職活動のアドバイスをもらうことが可能です。
【メリット】「enミドルの転職」の口コミ
ここで「enミドルの転職」を利用した方の口コミを参考にメリットを紹介していきます。
自分のスキル的にもっと苦戦するかなと思ったけど、かなりいい待遇の選考にサクサク進めたので良かった。
1つ目のメリットは、待遇の良さです。
通常、待遇が良くなるほど求められるスキルも高度になっていきますが「enミドルの転職」では、スキルの有無に関わらず高待遇の求人も存在しているようです。
en「ミドルの転職」に登録したらスカウトが止まらない。もっと市場価値を上げられる気がしてきた!
Twitter
2つ目のメリットは、スカウト量の多さです。
スカウトのメリットは、現職が忙しく転職活動できない場合も待っていれば求人スカウトが送られてくることにありますが、そういった方でもたくさんのスカウトをもらいスムーズに転職を行うことができるサイトと言えます。
末永
「enミドルの転職」を利用しようと考えていてハイクラスの求人をお求めの方は、ビズリーチ・リクルートダイレクトスカウトも利用してみてください。
ビズリーチは年収600万以上の求人、リクルートダイレクトスカウトは年収800~1000万以上の求人に特化しているのでより良い求人に出会えると思います。
【デメリット】「enミドルの転職」の口コミ
次に「enミドルの転職」を利用した方の口コミを参考にデメリットを紹介していきます。
ほとんど不満な点はないけど、強いていうなら高収入の求人がかなり多い。もう少し手のつけやすい求人があってもいいのかもしれないな。
1つ目のデメリットは、ハイクラス向けの求人が比較的多く気軽に応募できるような求人が少ないことです。
1つ目のメリットで、求められるスキルが少ない中で高待遇を得られることに触れましたが今までバリバリ働いてきた中である程度、働き方を変化させたい方には物足りない求人になってしまうのかもしれません。
enのミドルの転職にでてくる求人って社名伏せてるやつもあるのね。わかればいいのになって思う。
2つ目のデメリットは、社名の不透明さです。
enミドルの転職では、求人内容や求められるスキルのみを記載し、社名を非公開にしている企業が一定数存在します。
「結局自分がなんの企業に応募したのかわからないモヤモヤ」を抱えてしまうユーザーに少なくないようです。
末永
以上のことからも「enミドルの転職」以外にも複数のサイトやエージェントを併用するのがおすすめです。
ミドルの転職におすすめのエージェント6選
ここからはミドル層の転職にオススメの転職エージェントを6つ紹介していきます。
末永
そもそもエージェントってどこも同じじゃないの?とお考えの方もいると思います。
しかし、エージェントはそれぞれメインとなる対象が違うので、それを理解した上で登録しないと成功確率は大幅に落ちてしまいます。
自分に合った転職エージェントがどこなのか見分けるのは難しいかと思うので、こちらの解説をぜひ参考にしてください。
特徴 | 求人数 | |
---|---|---|
JACリクルートメント |
大手・総合型 高収入領域 |
常時15,000件以上 |
リクルートエージェント |
大手・総合型 コンサル IT・Web 消費財 |
726,880件 |
doda |
大手・総合型 IT・Web 医療・製薬 |
291,630件 |
パソナキャリア |
総合型 メーカー/IT 手厚いサポート ハイクラス女性 |
50,000件以上 |
ウィルオブテック |
特化型 IT・Web エンジニア |
4,830件 |
保育士ワーカー |
特化型 保育士 手厚いサポート |
22,400件 |
2024年11月時点の求人数 |
【年収アップ】JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ミドル層なら登録したほうがいいと言っても過言ではないエージェントです。
JACリクルートメントは年収・キャリアアップやハイクラス層に特化したエージェントでありながら業界第3位のエージェントで、他サービスで取り扱いのないハイクラス求人が集結しています。
末永
年収アップの求人には応募が殺到するので、実績豊富なライバルと差をつけて選考通過をしなければいけません。
そこでJACリクルートメントは年収アップ転職の選考対策を手厚く行ってくれるのが最大の魅力です。
JACリクルートメントが手厚く万全なサポートをしてくれる理由は以下の通りです。
リクルートエージェントなどの大手エージェントは担当者一人が抱える転職者が多いために、年収アップに向けたサポートが薄くなりがちなことも多いです。
その点JACリクルートメントは担当者一人が抱える転職者を5人までとしています。
応募企業との連携も時間をかけて密に取りながら、1人1人の転職者を徹底サポートしてくれるのです。
サポートに関しても、JACリクルートメントは企業の情報収集担当と求職者サポート担当が共通のため、「自分のスキルではどんなキャリア・年収アップができるか」「自分の経歴ではどんな企業やポジションの声がかかるのか」といった気になることを、ハイクラス企業の本音や内情から最短ルートで情報収集できますよ。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/ |
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求人数 | 常時15,000件以上 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/北関東/横浜/名古屋/静岡/大阪/京都/神戸/中国 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
・年収・キャリアアップを目指す30~50代
・企業からディープな情報を回収して、戦略的に転職活動したい人
・外資系企業などグローバル転職を考えている人にも
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界No.1の求人数を誇る国内最大手の転職エージェントです。
実際に2024年11月時点で72万件以上の求人を保有しており、その内の約3割が非公開求人となっています。もちろんミドル向けの求人も多数保有していますし、有名企業や人気企業の非公開求人を独占して持っているケースもあります。
その豊富な求人数を強みに、幅広い年齢・職種の人への提案が可能で、転職者の約8割が利用している定番エージェントです。
すぐの転職を考えていなくても、プロのアドバイザーに将来のキャリアの相談するだけでも問題ないので、自分に合った使い方をしてみてください。
運営会社 公式サイト |
株式会社リクルート https://www.r-agent.com/ |
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求人数 | 公開求人:485,900件 非公開求人:240,980件 管理職・マネージャー:48,746件 年収800万円以上の求人:138,304件 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/神奈川/北海道/宮城/名古屋/京都/大阪/兵庫/福岡 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
・属性や目的に関係なくすべてのミドル層におすすめ
・初めて転職エージェントを使う人
・様々な求人から選びたい人
doda
dodaは2024年11月時点で約30万件の求人を保有しており、リクルートエージェントに次いで業界第2位の求人数を誇っています。
またdodaは「手厚いサポートをしてくれる」との口コミが多く、転職者満足度アンケートでは1位を獲得しているエージェントです。
難易度が高いミドル層の転職に不安を持っていて「丁寧なサポートを受けたい」「しっかりと面接対策を進めたい」人にはおすすめですね。
さらに、dodaはキャリアアドバイザーが転職者に合った求人を絞り込んでくれるので「転職したいけど自分に向いてる仕事がわからない」人にもぜひ利用してもらいたいエージェントです。
運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://doda.jp/ |
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求人数 | 公開求人:260,660件 公開求人+非公開求人:291,630件 管理職・マネージャー:5,944件 社員の平均年齢30代の求人:84,338件 社員の平均年齢40代の求人:75,613件 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
・属性や目的に関係なくすべてのミドル層におすすめ
・たくさんの求人を閲覧したい人
・面接確約オファーで必ず面接を受けたい人
パソナキャリア
パソナキャリアは総合型転職エージェントですが、ミドル向けの求人も取り扱っています。
年収アップ率は61.7%で、利用者満足度が非常に高いです。2019年〜2022年のオリコン顧客満足度調査で4年連続で1位に選ばれている実績があります。
また、経理・人事・法務などの管理部門を専門としたチームがあり、元人事といった管理部門経験のキャリアアドバイザーも在籍しています。
転職者を第一に考えた丁寧なサポートをおこなっているので、1つ上のレベルへ転職を考えるミドル層におすすめのエージェントだと言えますよ。
運営会社 公式サイト |
株式会社パソナ https://www.pasonacareer.jp/ |
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求人数 | 公開求人:43,720件 公開求人+非公開求人:50,000件以上 管理職・マネージャー:9,558件 年収800万円以上の求人:21,694件 年収1000万円以上の求人:11,818件 |
対応エリア 拠点 |
全国・海外 拠点:東京/大阪/愛知/神奈川/静岡/広島/福岡/北海道/青森/宮城/秋田/山形/福島/千葉/埼玉/茨城/群馬/栃木/新潟/富山/石川/福井/山梨/長野/岐阜/静岡/三重/兵庫/和歌山/京都/奈良/滋賀/岡山/山口/島根/鳥取/徳島/高知/愛媛/香川/福岡/長崎/大分/鹿児島/佐賀/熊本/宮崎/沖縄 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
・丁寧な転職支援を受けたい人
・管理部門へ転職したい人
・女性の管理職求人を見つけたい人
【特化型】ウィルオブテック
ウィルオブテックはITエンジニア・IT関連職に特化した転職エージェントです。経験者向けの高年収求人が多く、キャリアを積んできた人は年収を上げられる可能性が高いです。
また、ウィルオブテックの大きな特徴は転職者1人に対して専任のエージェントが2名つき、充実したサポートをしてくれる点です。
多角的な視点から支援してくれるので転職が成功する可能性が高く、内定率も非常に高いです。年収アップ事例も多くあるので、40代でキャリアアップしていきたい人にはおすすめの転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク 公式サイト:https://willof.jp/techcareer/ |
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求人数 | 公開求人:4,830件 非公開求人:常時数千件 エンジニア:2,843件 ゲーム関連:51件 経営企画:77件 |
対応エリア 拠点 |
全国 拠点:東京 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
・ITエンジニア経験者で年収を上げたい人
・2名体制での安定したサポートを受けたい人
・プロとしてキャリアアップしていきたい人
【特化型】保育士ワーカー
保育士ワーカーは保育士の転職に特化した転職エージェントです。保育士の資格を持っていて、保育施設への転職を検討しているミドル層の人におすすめです。
全国10箇所に営業所があり、地域密着のコネクションを有しているため保有する保育園の情報が多く、個人の希望に合った求人や情報を提供してもらえます。
豊富な支援実績と親身なサポートに定評があり、時間単位勤務での復職などの相談も丁寧におこなってもらえるでしょう。
運営会社 公式サイト |
株式会社トライトキャリア https://tryt-worker.jp/hoikushi/ |
---|---|
特徴 | ・全業界、職種の求人が豊富 ・事務系職種の保有求人数が豊富 ・年齢を気にせずサポートしてもらえる ・転職者の8割が利用 |
求人数 |
公開求人数:22,400件 |
対応エリア | 47都道府県 |
2024年11月時点の求人数 |
こんな人におすすめ
●保育士の定番転職サービスを登録しておきたい人
●給与や時間単位勤務など希望条件の相談を丁寧にしたいミドル層
●転職活動に不安があり個人に寄り添ったサポートを受けたいミドル層
ミドルの転職におすすめの転職サイト3選
こちらでは転職エージェントに引き続き、ミドル層におすすめの転職サイトを3つ紹介していきます。
特徴 | 求人数 | |
---|---|---|
ビズリーチ |
ハイクラス IT・Web/製造 求人が豊富 高年収 |
305,500件 |
リクルートダイレクトスカウト |
ハイクラス コンサル/製造 求人が豊富 高年収 |
425,900件 |
リクナビNEXT |
総合型 全業界・職種 商社/コンサル 未経験歓迎 |
232,780件 |
ビズリーチ
ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営している、ミドル世代を始めとしたハイクラス向け中心の会員制転職サイトです。
2024年11月時点で約30万件の求人を保有しており、その3分の1が年収1,000万円以上の求人となっています。
会員登録をすると、企業の採用責任者や提携している国内外の優秀なヘッドハンターから直接スカウトを受けられる点が特徴です。
また、ビズリーチは転職者の経歴に合わせてスカウトメールを送って来るので、スカウトメールの通数や温度感から客観的に自身の市場価値を確認することもできます。
ただし、現在の年収が500万円以上でないと、登録してもなかなかスカウトメールが届かないといったケースもあるので注意しておきましょう。
運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp/ |
---|---|
求人数 | 非公開求人込み:305,500件 |
ヘッドハンター数 | 7,800人以上 |
2024年11月時点の求人数 |
おすすめの人
●管理職経験者、専門性の高いスキルを持っている人
●中長期的に転職を考えている人
●現在の年収が500万円以上の人
●自分の市場価値を知りたい人
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは株式会社リクルートが運営している年収800万〜2,000万円のミドル層・ハイクラス向け求人に特化した会員制転職サイトです。
リクルートダイレクトスカウトは約5分ほどで作成できるレジュメをもとに、3,000人以上のヘッドハンターがあなたの代わりに求人を探して提案してくれます。
そのため、自分では想定していなかった業界・職種の求人をオファーされることもあるので、自分の可能性をもっと広げて転職したい人におすすめです。
「今よりもっと年収を上げたい」「短期集中でスムーズに転職活動を進めたい」人は、一度リクルートダイレクトスカウトを利用してみてください。
運営会社 公式サイト |
株式会社リクルート https://careercarver.jp/ |
---|---|
求人数 | 公開求人:425,900件 年収800万円以上の求人:130,118件 年収1000万円以上の求人:56,942件 年収1200万円以上の求人:44,905件 |
ヘッドハンター数 | 3,000名以上 |
2024年11月時点の求人数 |
おすすめの人
●ハイクラスやエグゼクティブ転職をしたい人
●短期集中で期限を決めて転職をしたい人
●複業顧問を考えている人
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、株式会社リクルートが運営している、直接応募型の転職サイトです。
業界最大手のリクルートが運営している転職サイトということもあり、掲載されている求人数も国内最大級です。他の転職サイトにはない独占求人も豊富に掲載しています。
勤務地や給与、福利厚生といった様々な条件を絞って求人検索ができる「こだわり検索」機能や経歴を登録しておくことで、企業側からのオファーメールを受け取ることができます。
ただし、管理職などの求人数は若干少ない印象なのでビズリーチやリクルートダイレクトスカウトを複数登録して、自分の希望条件に近い求人を探すことをおすすめします。
運営会社 公式サイト |
株式会社リクルート https://next.rikunabi.com/ |
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求人数 | 公開求人:232,780件 管理職・マネジメント経験歓迎求人:53,139件 年収701万円以上の求人:51,889件 年収1001万円以上の求人:11,911件 |
2024年11月時点の求人数 |
転職のプロ 末永のアドバイス
ミドル層の転職を成功させるためには、転職サイトと転職エージェントの併用をおすすめします。
なぜなら、併用したほうがよりあなたの希望に近い求人と巡り会える可能性が高まるからです。
実際、40代・50代を対象にした求人は少なく、年収600万円以上を対象とした専門職や管理職のハイクラス求人も少ないです。
しかし、それはあくまで公開されている求人だけの話であり、エージェントが保有する非公開求人を含めれば可能性は広がっていきます。
そのため多くの求人から探せるようにエージェントとサイトは併用するのがおすすめです。
ミドル層向けの転職サイト・転職エージェントについては以下の記事で詳しく紹介しています。
ミドルの転職におすすめの業種
ミドルの転職活動ですが、まったくの未経験での転職は難しいです。この転職市場の前提は把握した上で、転職活動を進めていくことをおすすめします。
末永
しかし、これまでの経験を活かせる親和性の高い業界・職種へのチャレンジをすることは可能です。
具体的には人材業界の法人営業から人事への転職です。
ミドルの転職で狙い目の業界
以下の表で、ミドルの転職で狙い目の業界をまとめてみました。
IT業界 Web業界 |
DX導入支援、ネットワークセキュリティ対策、Web広告運用 |
---|---|
電子部品 半導体業界 |
スマホ・携帯・5G、パソコン・家電、自動車関連 |
エンタメ業界 | ゲーム、動画、漫画、音楽 |
EC業界 | ECプラットフォーム、EC運営代行 |
倉庫 物流業界 |
物流一括受託、IT技術の活用、オートメーション化による作業効率化 |
医療業界 | ヘルスケア、ワクチン関連、オンライン診療 |
フードデリバリーサービス業界 | 軽貨物業者と提携、日用品デリバリーの拡充 |
農業業界 | AIやドローンを駆使したスマート農業 |
ミドル層は20代と比較すると難易度は高めなので、自分の経歴が活かせる業界を選ぶようにすると良いですね。
スキルを必要とする業界
マネジメント経験や専門性の高いスキルがある場合は、現職の業界と近しい業界を選ぶのがおすすめです。業務内容が近ければ、即戦力として活躍できると採用担当者に判断してもらいやすいです。
経験次第では想定していなかった業界でも評価される可能性があるので、転職の専門家である転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
スキルを必要としない業界
専門性の高いスキルや経験がない場合は、スキルを必要としていない業界が狙い目です。
具体的には物流の倉庫管理や警備員などがあります。激務のイメージがある職種ですが、転職エージェントに相談すればワークライフバランスを保って働ける会社を紹介してもらえます。
ミドルの転職は未経験や非正規でも可能?
結論、ミドルの転職で未経験や非正規から正社員になるのはかなり難しいです。
しかし、前職とは違う職種を目指したいなら、アルバイトの経験を少しでも活かせる職種だと、可能性はあると思います。
末永
例えば、パソコン操作が得意で、バイト先でエクセルなどのソフトをよく使用していたなら、事務職への就職が多少有利になります。
基本的に、20代前半など若い年齢であれば、まったくの未経験者でもポテンシャルで採用されることはあります。
ただ、20代中盤を過ぎてくるとポテンシャルだけでは採用されにくくなってきます。何かしら近しい経験がある職種でないと、就職するのは困難だと思いましょう。
ミドル層で正社員への転職をお考えの方へ
繰り返しになりますが、ミドルの転職で非正規社員から正社員に転職するには、非正規職で得たスキルや経験を活かせる職につくことが成功のカギと言えます。
しかし、それでも難易度が高いので転職エージェントを利用した転職活動がおすすめです。
転職エージェントは、面談する中で得たあなたの情報を選考に挑む企業にあらかじめ周知させてくれます。
面接官があらかじめあなたについてある程度知っている状態で選考に挑むことができるのでかなりやりやすくなるのではないでしょうか。
特にリクルートエージェントやdodaなどの業界大手は、保有求人数も他社に比べかなり多いです。
その分、あなたの年代で非正規から応募することができる求人も多く存在していると言えます。また転職成功率を上げるためにもエージェントは複数登録するのがおすすめです。
おすすめの大手総合型転職エージェント
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リクルートエージェント
業界No1!転職者の8割が利用する最大手の定番エージェント -
doda
顧客満足度トップクラス!サポートが手厚い定番エージェント -
マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の正社員求人が多数
ミドル層が転職成功・年収アップしやすい方法
ミドル層が転職を成功させる、年収をアップさせる方法についてお伝えしていきますね。
ミドル層が転職成功、年収アップさせやすい転職パターンは以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
同業界・同職種への転職
同業界・職種への転職は比較的年収が上がりやすいです。
なぜなら、これまでの経験を活かして即戦力として活躍できる点を高く評価されるからです。
もちろん、即戦力として期待されるだけのスキルや実務経験があることが前提になります。実務経験でいうと、3〜5年くらい経験があると良いですね。
末永
昨今、経営人材へのニーズが高まり、経営幹部職への転職も活発におこなわれています。
ただ簡単に上級管理職に転職できるわけではないので、転職成功率を高めたい人は管理職採用に強い転職エージェントを活用してキャリアアドバイザーからサポートを受けるのも一つの手です。
現職に近い業界の「新規事業責任者」への転職
現在勤務している会社に近い業界の「新規事業責任者」を狙って転職するのもおすすめです。
なぜなら、新規事業はまだポジションが空いている状態がほとんどのため、キャリアダウンすることなく転職できるからです。
その他、これまでの経験を生かして仕事ができる、自分にとって新しい経験を積めるといったメリットがあります。
ただし、事業の知識だけではなく、ゼロベースで新しいものを生み出すノウハウや能力など「新規事業責任者」に求められるものは多いので、非常に大変である点は認識しておく必要がありますね。
中高年で転職した人の体験談
次に、ミドル層で転職に成功された方と失敗してしまった方がどのような転職を行ったのか、大手サービス利用者の体験談をご紹介します。
ミドル(中高年)の転職 成功談1(40代男性)
信頼できるエージェントを決めたら常にコンタクトし、アドバイスをもらいながら面接を進めて内定をいただきました。内定までの期間や面接官の特徴もアドバイスいただけたので転職戦略は不安なしでした。
1つ目はエージェントを利用して転職に成功されたケース。転職エージェントは転職のプロであるため活用すればスムーズに活動を行うことができるでしょう。
しかし、この体験談の人のようにすぐに信頼できるエージェントが見つかるわけではないので複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
ミドル(中高年)の転職 成功談2(50代男性)
募集要件はこれまでのどの求人よりも自分、タイトル、収入とも全て現職よりアップするという非常に満足の高い内容でした。これは絶対に逃してはならないチャンスと思い、履歴書、職務経歴書を即日送信しました。その後、書類選考、面接と続いて無事入社に至りました
2つ目は、現職と同業界の会社への転職を決めて高待遇を得ることができたケース。ミドル層の転職では、現在持ち合わせているスキルを活かすことが前提の転職であるケースが多いです。
末永
もし、異業界に転職したいと考える人でも全く現職でのスキルが活かせない業界ではなく隣業界への転職にすることで現職以上の高待遇に加え、新しいことへのチャレンジをすることも十分に可能でしょう。
次にミドル層で転職に失敗してしまった方がどうして失敗してしまったと考えているのかご紹介します。
ミドル(中高年)の転職 失敗談1(40代女性)
40代転職先が若い人ばかりで全く馴染めません。疎外感のせいで仕事にも集中できなくなってきました。すぐにでも辞めたいですが、生活もあるので次が決まらないとやめれません。正直精神的に辛い状況です。どうすればいいでしょうか?
1つ目は、40代で転職することはできたが、自分の年代の人が少なくなかなか馴染めないというもの。
現在は、転職サイトなどでその企業の平均年齢なども観れるのでその平均年齢を考慮した上で選考に進むのが良いでしょう。年齢のような自分で変えることのできない環境が要因で再び転職を考える人は意外に多くいるのです。
ミドル(中高年)の転職 失敗談2(30代男性)
転職失敗したかな、ブラック企業は避けられたと思うけど、仕事内容が自分には合ってなかったな。
2つ目は、仕事内容に興味を持てなかったケース。どれだけホワイトな職場に転職することができたとしてもやはり楽しいと思えなかったりやりがいを感じられない仕事は大変です。
末永
選考に進む前にまずは自分がどんな仕事がしたいのか自己分析をしましょう。もし1人でやるのが不安でしたら、転職エージェントは自己分析も一緒にやってくれるので利用するのがおすすめですよ。
ミドル層の転職で注意すべきポイント
ここからはミドル層の転職で気をつけるポイントについて4つ紹介していきます。
あらかじめポイントを抑えておくことで転職を成功させられる可能性も高まりますので、こちらはぜひ目を通しておいてください。
条件の高望みをしてしまう
ミドル層の中には、今自分がもらっている給料や受けている待遇が恵まれたものだと認識できていない人も多いです。
そういった人は今の給料や待遇を基準にしてしまうので、希望条件を高望みする傾向があります。
希望条件を高望みしてしまうと、その分納得できる求人は少なく転職期間が長引いてしまうので、まずは条件を高望みせず、自分の中で希望条件に優先順位をつけて求人を探すようにしましょう。
未経験業界・職種へチャレンジしてしまう
一般的に未経験業界・職種へ転職できるのは25歳(第二新卒)、遅くても29歳までと言われています。
なぜなら、企業は即戦力になる人材を中途採用したいため、未経験でも採用するのは成長速度の速い20代だからです。
30代を超えると同業界・職種の経験はもちろん、マネジメントスキルなど他のスキルも問われるため、未経験から転職するのはかなり難しいでしょう。
また、仮に未経験から転職できたとしても「会社の雰囲気が合わない」「あまり活躍できない」などの理由でまた転職するケースも多いので、ミドル層で未経験業界・職種へ転職したい人は今一度検討してから意思決定することをおすすめします。
スキルに一貫性がない
例えば大手企業に長年勤めてきたミドル層の中には、様々な業務に携わってきて結局何が自分の強みなのかわからない人も少なくありません。
そのため、転職活動を始めると面接官に自分の強みをうまくアピールできずにお見送りとなってしまうケースがよくあります。
繰り返しになりますが、企業は中途採用で即戦力となる人材を求めています。
たとえ前職の会社では通用していたスキル・経験(会社内価値)があったとしても、特定の会社に限らず通用するスキル・経験(市場価値)がなければ転職を成功させるのは難しいです。
自分が入社後どのように活躍できるか一貫性を持って主張する必要があるので、選考に臨む前に自分の強みは何か、どうすれば活躍できるイメージを持たせることができるのか整理しておきましょう。
傲慢な態度をとる
いくらこれまでの経歴や実績に自信があっても、選考で傲慢な態度をとるのは控えましょう。
これは入社してからも同様です。たとえ自分の上司が年下であっても、その会社に貢献してきた期間や成果は上司のほうが上なので、謙虚な姿勢を意識することが大切です。
転職してから長期的に活躍するには、自分の前職が全てだと思わず、転職先の風土や仕事の進め方に合わせるようにしましょう。
ミドルの転職でよくある質問
最後に、ミドル層の転職に関してよくある質問を筆者である末永が答えていきます!
少しでも皆さんのお役に立てれば光栄です!
転職者
「家庭環境の変化」「会社への不満」で転職を検討しているケースは実際に多いのでしょうか?
末永
「家庭環境の変化」による転職は、実際女性によくある理由です。
とくに「夫が単身赴任になった」「子供が成長して長時間家を開けられるようになった」などはよく聞きますよ。
「会社への不満」ですが、これは現職のままでは給料の上がる見込みがなかったり、将来性に不安を感じて転職する人は男女問わず多いですね。
転職者
傲慢な態度を取る人がいるとのことでしたが「前職ではこうだったのに!」といったことを口にする人は本当にいるんですか?
末永
正直、40代で「前職ではこういうやり方だった!」と口にする人は結構多い傾向にありますね。
自分の前職が世の中の全てだと勘違いしていることが原因で周囲と衝突した、ケースも少なくありません。
とにかく転職先では謙虚な姿勢を示すほうが賢明ですね。
転職者
ミドルの年齢で転職先に馴染むにはどうすれば良いですか?
末永
転職先では年下が上司のケースも多いので、自分から積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
あとは3ヶ月以内に成果を出すことに集中して、社内の信頼貯金を貯めていくことも重要ですね。
ミドル層の転職をお考えの方へ
繰り返しになりますが、ミドルの転職はかなり難しいです。
もし転職することができたとしても、ミスマッチが起こった場合の再度の転職はさらに難易度が上がります。
つまり、ミドルの転職は1度で決め切る必要があるのです。
ミドルの転職で可能な限りミスマッチを減らすためには、効果的な自己分析や企業選定が重要になります。選考準備に不安がある方は転職エージェントを使うのがおすすめです。エージェントと自己分析しながら活動を進めることで、自分がどういった会社で働きたいのかより明確になっていきます。
末永
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以下では、ミドル層におすすめの転職方法をご紹介した後に、実際にミドルから転職した方の成功談や失敗談をご紹介していきたいと思います。