20代で転職を検討されている方へ


30代前半(31歳、32歳、33歳、34歳)の転職者が考えておくべきポイント

30代前半(3134歳)の転職事情はどのようになっているのでしょうか。

一般的に企業は、若い人を採用する傾向があります。25歳と30歳で同じポジションを争った場合、25歳、第二新卒が有利になります。しかし当然ですが、年齢だけで転職の成否が左右されるわけではありませんよね。

そこで転職を決意した30代前半の方が、転職活動中に考えておくべきポイントをみていきましょう。

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30代前半で転職は難しい?

30代前半の人たちの転職が20代より難しくなってしまうのは、求められるものが違うからです。また、30代前半では転職回数に気をつけたほうがいいでしょう。

30代前半の転職者に求められること

企業の面接官は、20代を採用するときは将来性を重視して、30代前半を採用するときは即戦力になるかどうかをみます。面接官が採用選考のなかで即戦力を測るために確認するのが、武器、スキル、経験、ビジョン4点です。

30代前半は社会人を10年近く経験しているので、「これだけは同僚の誰にも負けなかった」という武器またはスキルがあると期待されます。

また、大きなプロジェクトを完遂させた経験や、転職先企業で何を成し遂げたいかというビジョンも持っていたほうがいいでしょう。

気をつけるべき転職回数

DODAによると、転職を1回したことがある人の割合は、2007年の54%から2012年の58%に増えています。ただ転職を2回したことのある人の割合は、2007年の46%から2012年の42%に減っています。

これは、転職市場が拡大したことで「1回は転職してみたい」という機運が高まったものの、2回目の転職は社会状況に流されることなく自分の考えで転職するかどうか決めるようになるから、と考えられます。

ただ、専門性の高い職種の場合、転職回数が多くても転職成功率が落ちない傾向があります。転職回数が多くなると不利になる職種は、電気系技術、電子系技術、機械系技術、営業、販売。

一方、転職回数が多くても成功率が高い職種は、クリエイティブ、メディカル系技術、化学系技術、食品系技術、建築系技術、土木系技術になります。

30代前半と30代後半の転職に関する違い

同じ30代でも前半と後半では、企業が転職者に求めるものが異なります。30代前半には即戦力を求める一方で、30代後半には即戦力に加え、管理能力があるかどうかをみます。

30代前半、女性の転職事情

30代前半の女性に限定した転職事情についてみていきます。かつては女性は30歳転職限界説がいわれていましたが、現代の転職市場では「女性の転職可能年齢が上がってきている」という見方が一般的です。

よって女性は、30代前半に突入したからといって転職をあきらめる必要はないと思います。

ただ、事務職やアシスタント職はやはり30代前半では厳しいかもしれません。スキルに差がつきにくい職への転職は、どうしても20代のほうが有利になってしまうからです。

企業が求める30代前半女性は、やはり即戦力です。つまり、企業は男女ともに、30代前半転職者に即戦力を求めるようですね。

そのため30代前半の女性が採用面接に臨むとき、「働き方をトーンダウンさせたい」とか「ワーク・ライフ・バランスと重視したい」「仕事と家庭を両立させたい」といった雰囲気を出さないほうがいいでしょう。

12年後に出産を考えている人は、転職を控えたほうがいいでしょう。

30代の転職で失敗しないために

それでは30代前半の人が、転職で失敗しないコツを紹介します。

失敗する要因とは

30代前半の人は、転職活動が長期化しないように注意してください。理想は36カ月以内に転職することです。半年以上かかってしまうと貯金が底をついたり、バイトせざるを得なくなったりします。そうなると精神的に不安定になり、転職活動に支障が出てしまうかもしれません。

また、例えば前職を退職してから1年後にようやく採用面接にこぎつけても、面接官からこの1年間何をしていたのか厳しく突っ込まれてしまうかもしれません。

転職活動の長期化は、転職失敗の要因になります。

長期化させないためには、条件にこだわりすぎないことだと思います。仕事内容、年収、待遇、役職、通勤距離をすべて満たそうとするのではなく、「妥協」や「折り合い」を検討してみたほうがいいかもしれませんね。

転職は在職中に

30代前半の転職では、現在の会社に在職しているうちに転職志望先企業の内定を獲得することが理想です。

企業に在職しながら転職活動をすると、通常の仕事と両立しなければならないため、忙しくなります。プライベートの時間のほとんどを転職活動に充てることになるでしょう。

そのため、転職活動が思うように進まない可能性もあります。しかしそうした「やりくり」をしてでも、在職中転職には大きなメリットがあります。

退職即入社をすると収入が途切れないので生活に影響が出ないので、精神的な負担がありません。

自己分析

30代前半転職では男女ともに即戦力が重要視されるのは先ほど紹介したとおりです。即戦力を採用面接でアピールするには、自己分析が欠かせないと思います。

自己分析の作業で取り組んでいただきたいことは次のとおりです。

  • 自分のキャリアの棚卸し
  • 自分の強みの「言語化」
  • 成功事例のエピソードを整理する
  • 転職目的を明確にする
  • これまで培ってきた知識と技術をどう活かすのかを明確にする

自己分析といっても過去をフォーカスするだけでなく、未来志向を取り入れることも大切です。

転職エージェントを使うメリット

30代前半転職を考えている人には、転職エージェントの活用をおすすめします。

自分が転職志望先企業の即戦力になることをPRするには自己分析が欠かせませんが、転職エージェントは自己分析のお手伝いをすることができます。

また転職エージェントは非公開求人を多く持っています。非公開求人とは、企業が転職エージェントにだけ「いい人がいたら紹介してほしい」と依頼する求人のことです。文字通り、転職市場には公開されません。

そのようは非公開求人のなかには、年代やスキルや実績をかなり具体的に求めるものが少なくないのです。もし非公開求人の条件にマッチすれば、内定に近づけるだけでなく、長く働くことができる職場に出会える確率も上がります。