民間セミナーは求職活動実績として認められる?オンライン参加の仕組みを解説

失業保険の受給には「求職活動実績」が必要ですが、民間セミナーも実績として認められるのか? と疑問を持つ方は多いでしょう。
結論として、厚生労働省の許可を受けた転職エージェントや派遣会社が主催するセミナーであれば、対面・オンラインいずれも求職活動実績としてカウント可能です。
本記事では、民間セミナーが実績になる条件や証拠の残し方、失業認定申告書の書き方、リクルートエージェント・doda・マイナビの活用例まで、専門家がわかりやすく解説します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
民間セミナーも求職活動実績OK(オンライン可)
民間セミナーは、厚生労働省の許可を受けた職業紹介事業者や労働者派遣事業者が主催していれば、求職活動実績として認められます。
形式は対面・オンラインのどちらでも構いません。ただし、実際に活動したことを客観的に示す証拠(参加確認メール・受講ログ・アンケート完了通知等)を残しておくことが必須です。
アーカイブ(録画)視聴は、主催者側が受講証明を発行する仕組みを持っている場合に限り認められるケースが多く、証明できる証拠がないと差し戻しの可能性があります。
失業認定申告書の記入は、セミナー正式名称/主催者名(法人名)/実施日/形式まで具体記載が基本。要は「誰のどの講座を、いつ、どの形で受けたか」を曖昧にしないことです。
さらにセミナー偏重は消極的と見なされ得るため、職業相談や求人応募と組み合わせたバランス運用で認定・再就職の双方を安定させましょう。
求職活動実績を作るのにおすすめの転職エージェント
-
リクルートエージェント
業界No1!専門性を高められるセミナーもあり
求職活動実績として民間セミナーが認められる条件
求職活動実績は、法令や運用上の定義として「就職に関係する行動」かどうかが判断軸になります。つまり「就職に役立つ行動」かどうかが判断の基準になります。
対象となる主催者は、ハローワーク等の公的機関に加え、許可・届出を持つ民間の職業紹介/派遣事業者です。
逆に、普通の企業が商品の宣伝を目的にしたイベントや勉強会は、就職支援と無関係と判断されやすく、求職活動実績扱いになりません。
形式別の扱いは次のとおりです。
- 対面で参加するセミナー → 認められる
- オンライン(ライブ配信)のセミナー → 認められる
- アーカイブ(録画)=「参加した証明」が出せるなら認められる。証明がなければ認められない可能性が高い
また、セミナーテーマも重要で、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策、求人動向、キャリア設計など、再就職との関連が明確な内容ほど認められやすい傾向です。
主催者ページに「求職活動実績の対象」等の記述があるか、申込〜受講〜終了のどこで受講記録が残るのかを確認し、スクショやPDF保存で補強しておくと、窓口での説明がスムーズです。
民間セミナーを求職活動実績にする際は「就職に役立つ内容かどうか」と「証拠が残るかどうか」の2点を必ず確認してください。セミナーで学んだ知識を面接に活かせば、単なる実績稼ぎではなく転職成功につながる一歩になります。
民間セミナーを求職活動実績にするためのチェックリスト
実績化で差がつくのは準備と記録です。事前に次を確認しましょう。
- 正式名称:申込控えや案内メールの名をそのまま使う
- 主催者 :職業紹介(有料職業紹介)や労働者派遣の許可を持つ法人か
- 実施日 :認定期間内に受講しているか。期間外は不認定リスク
- 証拠 :申込完了や受講完了などのメールを日時つきで保存する
- 内容 :就職に役立つ内容のセミナーかどうか
- 記入準備:失業認定申告書に書くときのために内容を整理しておく
- バックアップ:スクショをPDF化し、クラウドとローカルの二重保管
これを守れば、窓口での確認もスムーズに進み、不認定になるリスクを減らせます。
特に録画セミナーは「証拠があるかどうか」で分かれます。基本はライブで参加することを優先し、録画を見るときも必ず証拠を残すようにしましょう。
リクルートエージェントが提供するオンラインセミナーは登録者や参加人数に制限がなく、すぐに視聴できる豊富なプログラムが用意されているため、効率的に求職活動実績を積みたい方に最適です。
求職活動実績を作るのにおすすめの転職エージェント
-
リクルートエージェント
業界No1!専門性を高められるセミナーもあり
失業認定申告書の書き方(民間セミナー記載の注意点)
失業認定申告書では、活動を特定可能なレベルで記載するのがポイントです。
ポイント
「セミナー名・主催者・日付」を省略せず記入する
-
曖昧に「セミナー参加」と書くのは避ける
-
メールや証明書など証拠を手元に残しておくと安心
避けたいのは「民間セミナー受講」のみといった曖昧な記載です。また、認定期間外の日付や、証明できる資料未保存は認定されない典型例です。
提出時に証明できる資料を求められなくても、後日確認に備えて必ず保存しましょう。
もし主催者の許可区分や番号がわからない場合は、法人名を正確に書き、メールや申込画面のURLやスクショで補強。必要時に提示できれば十分対応できます。
求職活動実績になるおすすめ民間セミナー一覧
リクルートエージェント
リクルートエージェントは日本最大級の転職エージェントです。
セミナーに参加すると、マイページに申込履歴が残り、参加案内メールや終了メールも届きます。
これらを保存しておけば、ハローワークでの証拠になります。
doda(デューダ)
dodaはセミナーのあとに確認テストがあり、それに答えると「証明メール」が届くことがあります。
このメールはとても強い証拠になるので、必ず保存しましょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントも国から許可を受けた会社です。
セミナーを申し込むと「申込完了メール」や「受講案内メール」が届きます。
さらに、キャリア相談(職業相談)も実績として認められやすいのでおすすめです。
民間セミナーで求職活動実績の証拠の残し方
民間セミナーを受けただけでは不十分です。大事なのは証拠を残すことです。
保存しておくべきものは次のとおりです。
- 申込完了メール
- 受講案内メール
- 開催前のリマインドメール
- 参加終了メールやお礼メール
- アンケートや確認テストの合格通知
- マイページに残る参加履歴の画面
これらはスクリーンショットやPDFにして保存しましょう。
さらに、クラウド(Googleドライブなど)とパソコンの両方に保存しておくと安心です。「いつでも見せられる状態にしておく」ことが、ハローワークでのスムーズな認定につながります。
録画視聴(アーカイブ配信)は「受講証明書」や「確認メール」が残らないと実績として認められないケースもあるため注意が必要です。
求職活動実績を作るのにおすすめの転職エージェント
-
リクルートエージェント
業界No1!専門性を高められるセミナーもあり
求職活動実績として民間セミナーばかりの注意点
民間セミナーは求職活動実績として認められますが、毎回セミナーだけで回数を稼ぐのはリスクがあります。
ハローワークは「応募」「職業相談」「面接」など、実際の就職につながる行動を組み合わせることを勧めています。
- セミナーだけ → 「就職する気が弱い」と思われる可能性
- 録画ばかり → 「証拠が不十分」と判断されやすい
- 地域差 → ハローワークによって運用が少し違う
これを防ぐには、セミナー+職業相談+応募の3つを組み合わせておくのが安心です。
求職活動実績として認められる民間セミナーも無限にあるわけではないので、多くても毎月1~2回程度をおすすめします。
民間セミナーを組み合わせた求職活動実績スケジュール例
1か月の中で、求職活動実績をしっかり作りつつ就職・転職活動も進める方法です。
- 1週目:民間セミナーに参加 + エージェントで職業相談
- 2週目:求人に応募(2件ほど)
- 3週目:書類の書き方セミナー + 模擬面接
- 4週目:面接を受ける or 追加応募
これでセミナー2回、相談1回、応募3回がそろいます。実績数も安心レベルに達し、転職活動も同時に前に進みます。
大事なのは「民間セミナーで学んだことを、そのまま応募や面接に活かすこと」です。
民間セミナーは単なる「実績作り」の場ではなく、履歴書や職務経歴書の改善、面接対策に役立つ実践的な学びの場でもあります。数をこなすだけでなく、得た知識を応募や面接に活かすことで、再就職成功の可能性を高められるでしょう。
ハローワークと民間セミナーの違い|求職活動実績で有利なのはどっち?
求職活動実績をつくる方法として、多くの人が迷うのが「ハローワークのセミナー」と「民間セミナー」のどちらを選ぶべきかという点です。
両者はどちらも求職活動実績として認められる可能性がありますが、仕組みやメリットには違いがあります。
ハローワークのセミナーの特徴
ハローワークのセミナーは、公的機関が主催しているため、基本的にすべての受講が求職活動実績として確実に認められます。
安心感がある一方で、開催頻度やテーマが限られており、日程が合わない場合や希望する内容のセミナーが少ないといったデメリットがあります。
民間セミナーの特徴
民間セミナーは、厚生労働省の許可を受けた転職エージェントや派遣会社が主催するものであれば、オンラインでも実績として認められるのが大きな特徴です。
リクルートエージェントやdoda、マイナビエージェントなど大手の民間サービスは、履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策など、実践的な内容が多く、転職活動そのものに役立ちます。
ただし、録画視聴や証明が残らない参加形式は実績にカウントされない可能性があるため、必ず「証拠を残せるセミナー」を選ぶことが重要です。
結論として「確実に実績を積みたいならハローワーク」「効率よく転職準備も進めたいなら民間セミナー」と使い分けるのが理想です。
実績数を稼ぐだけでなく、就職成功に直結する学びを得たい人は、リクルートエージェントなどの民間セミナーを積極的に活用するとよいでしょう。
求職活動実績と民間セミナーに関するよくある質問
録画を見るだけでも求職活動実績になる?
参加証や確認テストの結果、受講完了メールなど「実際に参加した証拠」があれば、ハローワークで求職活動実績として認められるケースがあります。一方で、証拠が残らない場合は実績扱いにならないことが多いため、録画を活用する際は必ず証明が出るかどうか確認しましょう。
初回の失業認定は何回の実績が必要?
最初の1回目は「1回」で大丈夫なケースが多いです。ただし、2回目以降は「4週間で2回以上の求職活動実績」が必要になります。これは厚生労働省が定める失業認定の基本ルールであり、ハローワークでも共通して案内されています。
企業の宣伝セミナーでも求職活動実績になる?
商品紹介や宣伝目的の民間セミナーは実績にはなりません。求職活動実績として認められるのは、厚生労働省の許可を受けた転職エージェントや派遣会社が主催するセミナーです。実績を確実に積むなら、リクルートエージェント・doda・マイナビなどの大手サービスを利用するのがおすすめです。
セミナー名は略してもいい?
略称や省略はNGです。失業認定申告書には、申込メールや案内メールに書かれた正式名称をそのまま記入しましょう。略してしまうと「どのセミナーかわからない」と判断され、不認定のリスクがあります。
民間セミナーを途中で抜けたらどうなる?
参加の証拠が残らない可能性があります。途中退席するとログが不十分になることもあるため、最後まで受講し、アンケートや確認テストまで完了させることが大切です。これらの完了記録が「求職活動実績の証拠」として有効になります。










リクルートエージェントのオンラインセミナーは種類が豊富で、アーカイブ視聴も可能なため、効率的に実績を積みたい人に向いています。