2019.08.06

システムエンジニア(SE)の独立ってどうなの?

SEとして独立するのに、向いている人と向いていない人について解説しています。また、独立のメリットとデメリット、どんな働き方になるのか、必要なスキルや経験、年収、仕事の貰い方についても紹介しています。

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

システムエンジニア(SE)として独立するかを判断するために

まず単刀直入に言うと、SEとして最新の技術やスキルをキャッチアップしたい、極めたいという方は、独立には向いていないかもしれません。

また、「フリーランス=自由」「フリーランス=稼げる」というイメージが先行しがちですが、実際には思っている以上に不自由だったり、思うように稼げないこともしばしばです。

フリーランスとして稼げる案件を取ってくる場合は、そのスキル・経験があることが前提となります。つまり、「できること」でお金を稼ぐということです。そのため、最新の技術を極めるのが難しい状況も多いです。

独立して会社の看板ではなく、自分自身を看板に掲げて仕事をする訳ですから、その仕事の責任は全て自分で追わなくてはいけないし、お客さんの信用がなければ継続的な仕事はもらえないので、お客さんの要求・要望に答え続けることが必要です。
お客さんのスケジュールに合わせて動くことも多いので、時間が完全に自由になるわけではありません。

自分がSEとして独立するかどうか、上記の2点を踏まえて考えてみてください。

SEとしての独立に年齢や経験の制限はない

自分の年齢や経験・スキルで独立できるのか不安で踏みとどまっているSEの方も多いと思いますが、何歳でも、実務未経験でも、SEとして独立すること自体はできます。

ただ、それなりにリスクと言いますか、不利になる要素はあります。実務未経験からフリーランスで受託できる案件は、件数自体はそれなりにありますが、報酬がかなり安いのです。

実務未経験でも挑戦できる業務は、難易度の低いものが多かったりして、そこまでの報酬が支払われることは期待できません。

なので、SEとして独立するのに制限自体はありませんが、結局それなりの経験とスキルを身につけていないと、報酬が高い案件を受託できないのです。

2~3年程度の実務経験があると理想です。

システムエンジニア(SE)の独立に失敗してしまう人

次に、SEとして独立したのは良いが、失敗してしまった人の体験談を紹介していきます。

男性・29歳

正直、SEとしての自分のスキルには自信があったので、フリーランスとして独立する事を決意しました。当時は実力さえあればなんとかなるだろう、くらいにしか考えていなかったのが命取り。なかなか仕事が取れなくて。

結局、会社をやめてから半年くらいは、仕事がなくてめちゃくちゃ焦りましたね。営業のノウハウが一切ないもので、どうして良いのかわからず…。なんとか取れた仕事も、お金がかなり安くて、結局違う会社に転職しました。

男性・31歳

現職の労働環境がしんどくて、フリーランスになったら自由に働ける!と夢を見ていましたが、現実はそうでもなかった…。

お客さんから連絡があれば時間関係なく対応するし、障害が起きたり、納期に間に合わない場合は土日関係なく動きます。それでいて、業務以外にも税金のことなど、全て自分でやらないといけないのでかなり大変です。

個人的には、ある程度土日休みが確約されていた、会社勤めの方がラクでしたね。

システムエンジニア(SE)として独立するメリット・デメリット

次に、SEとして独立するメリットとデメリットについて解説していきます。まずは以下の一覧をご確認ください。

SEとして独立するメリット

  • 年収が上がりやすい
  • 人気企業や有名企業で働きやすい

フリーランスになると、年収は上がるケースが多いです。一方で会社員と違って毎月安定した収入が入る訳ではないので、そのあたりの収入のコントロールが必要になります。

また、フリーランスの場合、「ダメだったら切ればいい」ので、正社員採用よりもリスクが低く、懸念点が少ないので企業側の採用ハードルが正社員に比べると低いケースが多いです。

さらに、プロジェクトが終わればまた別の企業のプロジェクトに参画できるので、「数々の人気企業や有名企業で働いていた」という実績・キャリアを作りやすく、自分自身のブランディングがしやすいです。

ついでフリーランスのデメリットについて解説していきます。

SEとして独立するデメリット

  • クライアントに振り回されがち
  • 社会保険ではない
  • 最初の2年くらいはローンを組めない
  • スキルアップしにくい

主なデメリットに関しては、上記かと思います。他にも、デメリットと言いますか、フリーランスになるには覚悟するべきリスクがあります。

フリーランスのメリット・デメリットや年収事情についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

【プロエンジニア直伝】フリーランスの年収と稼げる言語とは?

覚悟するべきリスク

フリーランスは、会社に正社員として雇われていないので、お金の管理などを全て自分でおこなわなければいけません。今までは会社でやってくれていた確定申告など、自分で税務署にいく必要があります。

また、労災や事故などで働けない場合は、その間の収入が不安定になってしまいます。最悪の事を見越して、しっかり貯金しておいたり、自己管理を徹底する必要があります。

会社に勤務していたら、そこまで心配する必要はありませんが、フリーランスではとにかく全て自分で主導していかなくてはいけません。

独立したらどんな働き方になるのか

独立してフリーランスのSEになった場合、以下のような働き方があります。

  • クライアントから開発案件を請け負う
  • 業務委託でクライアント先の開発案件を手伝う
  • SESなどでクライアント先に常駐し開発案件を手伝う
  • クラウドワークスなどで案件を受注する

仕事をする場所や時間を自由に選びたいのであれば、開発案件を受託で請け負うのが一番手っ取り早いです。もしくは、業務委託でクライアント先の信用を勝ち取りながら、徐々にリモートでの作業の割合を増やしていくという方法が手堅いです。

フリーランスになりたてで、自分で案件を獲得するコネクションがないという方は、レバテックやITプロパートナーズなど、フリーランス向けの案件紹介をしているSES企業を利用すると良いでしょう。

クラウドワークスなどで案件を受注するという方法もありますが、工数や時間に見合わない案件も多く、十分な収入が稼げないというパターンが実際多いので、あまりオススメはしません。

独立に必要になるスキル・経験・資格

SEとして独立するために必要になる、スキル・経験・資格について以下にまとめましたので、ご確認ください。

スキル

  • オブジェクト指向の理解(99%)
  • インフラの知識(ソフトウェア、サーバーなど)
  • バージョン管理
  • 実務レベルでサーバーをいじれるか
  • コミュニケーション能力

経験

  • オブジェクト指向を使っての開発経験
    (2〜3年あれば余裕)
  • オブジェクト指向がしっかりしているか

未経験者の場合、プログラミング教室に通いスキルを磨くのが王道でしょう。

先ほども紹介したように、未経験者からSEとして独立することはできます。ただ、報酬が安いのとかなり過酷な道であることから、筆者としてはどこかの企業で数年経験を積んでから独立するのをおすすめしています。

未経験からエンジニア・プログラマになる方法について以下の記事でより詳しく説明しているので合わせてご覧ください。

プログラマーに転職するには?未経験者、経験者などケース別に解説!

システムエンジニア(SE)の独立後の年収は?

SEが独立したあとの平均年収は、約800万円程度となっています。月に換算すると約60万〜80万のあたりになりますね。

あくまで月収・年収なので、フリーランスの場合そこから自分で保険や年金、経費の精算などをする必要があります。

会社員の場合、税金などが差し引かれた金額が給与として支給されているので、一見フリーランスになって年収が上がったように見えても、実際はそんなに手取りの金額は変わらないというケースもあるので注意が必要です。

エンジニアの年収事情について以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。

【言語別】エンジニアの年収を大公開!稼げるエンジニアを目指そう!

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SEの方で、転職や独立を検討している、今後のキャリアについて不安や迷いがある方は、一度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?

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