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2019.09.13

インバウンド業界で働きたい人必見!おすすめの資格や必要なスキルを紹介!

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

最近、「インバウンド」という言葉を聞くことが増えていませんか?10年前には500万人に届かなかった、主に観光目的で日本を訪れる外国人数が2017年は2,500万人を突破する勢いで増え続けています。

皆さんがよく「爆買い」でイメージするように、中国や韓国、台湾といった東アジアからの来日が72%を占めている他、アメリカやヨーロッパから訪れる人も増えてきています。

その理由としては、円安の背景から、品質の高い商品が安く購入できるといった買い物需要に加えて、最近流行りの「コト消費」として日本の文化や習慣を体験する目的での訪日が増えていることや、日本の人口減少と少子高齢化を踏まえて、経済の活性化を目的に国全体として外国人の受け入れ態勢が整備されてきていることがあります。

今回は、そのような訪日外国人数が増えている背景から、インバウンド業界も大きく成長している産業の一つであり、転職の志望先として考えている人も増えているのではないでしょうか?そのため必要な資格やスキルなどを分かりやすく説明をしていきます。

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「インバウンド」とは?

それでは、先程から出てくる「インバウンド」という言葉は、今回取り上げる、ビジネスの対象と考える「訪日外国人」という意味の他にも、ビジネスシーンによっては異なる意味合いで使われることが多い言葉です。意味を取り違えて話を理解しないように、先ずは言葉の意味をおさらいしておきましょう。

英単語「inbound」→「内側や中心へ向いた」という意味を持つ形容詞(参考:inboundとは - IT用語辞典 Weblio辞書

日本語でインバウンドというときは以下のような意味を持ちます。

1訪日外国人

旅行やビジネス等の目的で日本を訪れる外国人のことを指します。今回取り上げる「インバウンド業界」とは、訪日外国人を対象にしたビジネスを指します。ビジネスとして、どのようなものがあるのかは後程詳しくご説明します。

その他にもビジネス用語としての「インバウンド」の意味が2つありますので、ご紹介します。

2顧客が自発的に問い合わせや購買等のアクションを起こすこと

マーケティング手法で「インバンドマーケティング」と言われます。分かり易く言うと、商品などの情報を消費者に発信する際、記事や写真などのコンテンツを充実させて、消費者の興味を喚起して、商品の購入を促す販売促進のことです。ネットで見た食べ物の写真がおいしそうだと、つい購入してしまいそうになりますね。

3お客様の問い合わせや来訪

コールセンター等で使われます。一般的なビジネス用語です。「アウトバウンド」が、企業が顧客企業や消費者といった自分達の外を対象に行なう新規開拓やマーケティング活動を意味するのに対して、来訪や電話など顧客企業や消費者側から行われるアプローチに対応することを「インバウンド業務」と言います。

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インバウンド業界とは?

インバウンド業界に含まれる業界・企業

インバウンド業界には2種類の使われ方があります。

  1. 訪日外国人を相手にしたビジネス
  2. エンドユーザーが外国人のビジネスを行う企業全般

「インバウンド業界」というと、1のイメージ(インバウンド=観光)が強いですが、2の意味でのインバウンド業界は観光とは直接関係ないような企業も含まれます。

例えば、外国に輸出する製品を作るメーカーや外国人ユーザー向けのメディア・Webアプリを運営する企業も旅行とは直接関係なくても「インバウンド業界」と言われます。

また、1の意味でもインバウンド業界には様々な業界が含まれます。

インバウンドの直接的な影響を受けるのは、移動手段でもある航空会社、訪日旅行のパッケージを用意して国内の様々な事業をつなぐ旅行代理店、その他ホテルや旅館などの宿泊業です。また、観光客相手の飲食店や小売店、体験ツアーの運営会社も大きな影響を受けます。ビジネス目的の訪日者であれば、会議室運営を行う企業も関わってくるでしょう。

また、訪日外国人を乗せる大型バスが不足していることから、自動車産業や運転手の育成・派遣を行う企業もインバウンド業界に当てはまります。

このように、「インバウンド業界」とは業界横断的な区分のため、様々な業界が含まれます。

インバウンド業界の職種

「インバウンド業界」には幅広い業界が含まれるため、職種も様々なものがあります。

旅行会社の求人では、ツアーやイベントを企画する企画職や取引先との交渉、ツアーの手配・管理を担う営業職の募集が多いです。その他、ユーザーニーズを調査するマーケティング職、メディアの編集・ライター、通訳・翻訳者、アプリの開発エンジニア、飲食店や小売店での接客・販売などがあります。

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インバウンド業界のやりがい

インバウンド業界のやりがいは「異文化を踏まえたビジネスを展開できる」という点です。

海外に日本の製品を売る場合、その国の文化・慣習を踏まえた製品開発・マーケティングを行わなければ、海外市場で成功することはできません。

例えば、炊飯器。

日本の炊飯器はそ訪日中国人に大人気ですが、本国ではあまり売れません。なぜなら、日本の炊飯器では量が足りないからです。

日本の家庭用炊飯器が一度に炊ける量は最大4~5合。しかし、中国では一度にたくさんの白米を炊くという習慣があるため、日本の炊飯器では小さすぎるのです。

このように、いくら高品質でもその国の生活に適合しなければ、海外市場で成功することはできません。

日本国内で完結する仕事をしていたら知ることができない「日本と海外の違い」を実感できることがインバウンド業界で働く醍醐味と言えるでしょう。

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インバウンド業界で必要なスキル

ここからは、インバウンド業界で働くことを考える際に、特に重要となるスキルを見ていきましょう。重要なスキルは以下の3つです。

1語学

2ヵ国語を話せるバイリンガルや3ヵ国語を話せるトリリンガルが増えていますが、最低限コミュニケーションを図るスキルとして語学力があることは必須でしょう。

特に語学については求人に「ビジネスレベル以上」「TOIEC○○点以上」と制限が書かれていることが多いので、要チェックです。

2接客スキル

来日する外国人が増えている理由のひとつに、日本人特有の丁寧な接客を期待していることがあります。ツアーコンダクターにしても、ホテルの接客にしても、相手が求めるサービスを察知して行動することができるホスピタリティの高さは日本人特有のものですし、このスキルを高めることがビジネスとしても必要ではないでしょうか。

3異文化理解

外国の文化や習慣を理解しておくことは、インバウンド業界では必要なスキルです。特に食習慣や一日の中でルーティンになっている行動を理解しておかなければ、場合によって訴訟に発展するリスクがあります。

インバウンド業界の転職に役立つ資格

資格がなくても働ける職種もあるため、「インバウンド業界に転職するにあたって、必ずしも資格が必要」という訳ではありませんが、資格を持っていると、上記のスキルの証として利用できます。

特に未経験からの転職であれば、やる気や意欲を示すための手段として、資格を取得するのも、効果的でしょう。

それでは最後に、特にオススメする資格をいくつか見ていきましょう。

観光英語検定

平成元年に第1回目の検定が行われ、1級~3級の受検者は20万人を超えています。観光英語の授業は、高校・大学・専門学校で行われており、企業が受験を奨励している場合も多く見受けられます。

この検定資格は、最近急増するインバウンドに対応することを目的に、旅行・観光・ホテル等で使用される業界専門用語や独特の言い回しなど、業務に必要な英語力を測るものです。一般的な英語力とは異なり、実践的なコミュニケーション力を評価することができるため、需要の高い資格と言えます。

検定は年2回、筆記とリスニングの試験が行われますが、3級では、約3,000語の語彙力と基本的な文法の理解度を見られ、日本英語検定における3級レベル。最近の合格率は58%程度です。

通訳案内士

通訳案内士は外国人の方に外国語を使用して観光案内や旅行中のサポートをするために必要な国家資格です。活動を通じて報酬を得る場合は、この試験に合格して、都道府県知事の登録を受けなければならないことが、法律に定められています。

試験は国内12か所、韓国など海外でも実施されており、対象の外国語は英語や中国語など10ヵ国語。筆記試験と口述試験がありますが、筆記試験では、日本の地理や歴史も含めて、外国人観光客の関心の強い内容が含まれます。通訳案内士の登録者数は現在約23,000人。過去には14歳の合格者も出ていますが、合格率は20%程度。幅広い知識が求められる難易度の高い試験と言えます。

試験の合格者は旅行代理店に登録して、仕事を紹介してもらいながら、フリーとして活動する人が多いのが特徴です。

旅程地理検定

元々、旅先の知識を増やして、旅行をより充実させることを目的にスタートした検定です。来日する外国人の対応に限らず、旅と地理をキーワードに観光情報の知識を評価する全国統一試験。

この検定の中でも、海外旅行地理検定試験は、1級~4級まであります。4級は高校生から大学生が対象となっており、試験問題で出る観光ポイントは約200ヵ所。1級では職業として高度な旅行案内ができる知識が問われ、試験問題での観光ポイントは約2,000ヵ所にもなります。

外国人を対象にツアーガイドを目指す人や国家資格の「旅行業務取扱管理者」を目指す人にとって、力試しに受験する場合が多い試験です。

総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者

飲食店における食品衛生責任者資格と同様に、旅行業・観光業を営業する企業が営業所にこの資格を保有する人を置いておかなければならないことが法律で定められています。総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者の違いは、営業所が海外旅行も取扱う場合に総合旅行業務取扱管理者を置く必要があることのみです。

試験は年一回。国内旅行業務取扱管理者試験は、旅行業法や航空運賃の計算、観光地理などが問われます。合格率は29%程度。

一方、総合旅行取扱管理者試験は、国内の試験内容に海外旅行実務として、国際航空運賃の計算や出入国管理法、旅行外国語として英語の試験が加わります。こちらの合格率は25%程度。資格を取ることが難しいと言われる試験ですが、保有すると職場に不可欠な即戦力として評価されるので、キャリアアップに繋がりますし、この業界へ転職する際に一番有利に働く資格と言えるでしょう。

旅程管理主任者

いわゆるツアーコンダクターとして1人で旅行に添乗する際に、この資格を保有することが法律で定められています。海外旅行に添乗する際に必要な「総合旅程管理主任者」と国内のみ添乗可能な「国内旅程管理主任者」の2種類がありますが、先程説明した「総合(国内)旅行業務取扱管理者」が試験に合格すれば、すぐに資格が取得できるのに比べて、こちらの資格は、観光庁の指定する機関が行なう旅程管理研修を修了していることと、実務経験が必要なことが特徴です。

そのため、旅行会社に就職や転職した後、研修や実務経験を通じて、この資格の取得を目指すことになります。

まとめ

今回は訪日外国人の急増を受けて、注目を集めている業界やその業界で働く上で有利な資格をみてきました。
今後も引き続き成長が見込める業界で働くことが、皆さん自身のキャリアアップにもつながります。
資格の取得も視野に入れながら、自分の強みを企業にどうアピールするかを考えましょう。

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株式会社やまとごころは、2007年から総合的なインバウンドビジネス支援を展開している会社です。その中でもエージェントサービスを提供する、株式会社やまとごころキャストは、インバウンドのBtoBビジネス支援を通して培ったネットワークやノウハウを活用した転職支援を強みとしています。

中原さんは、求職者一人ひとりを大切にしている方です。選考対策はもちろん、キャリア相談においても、親身になってフィードバックしてくれます。

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