インバウンド業界で働きたい人必見!おすすめの資格や必要なスキルを紹介!
こんにちは!すべらない転職の末永です。
インバウンド業界への転職を考えている人向けに、就職・転職支援のプロである転職エージェントが転職難易度について徹底解説します。
また、気になる中途採用情報や年収、面接の傾向・対策なども分かりやすく説明します。
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インバウンドとは?
それでは、先程から出てくる「インバウンド」という言葉は、今回取り上げる、ビジネスの対象と考える「訪日外国人」という意味の他にも、ビジネスシーンによっては異なる意味合いで使われることが多い言葉です。
意味を取り違えて話を理解しないように、先ずは言葉の意味をおさらいしておきましょう。
英単語「inbound」→「内側や中心へ向いた」という意味を持つ形容詞(参考:inboundとは - IT用語辞典 Weblio辞書 )
日本語でインバウンドというときは以下のような意味を持ちます。
1.訪日外国人
旅行やビジネス等の目的で日本を訪れる外国人のことを指します。
今回取り上げる「インバウンド業界」とは、訪日外国人を対象にしたビジネスを指します。ビジネスとして、どのようなものがあるのかは後程詳しくご説明します。
その他にもビジネス用語としての「インバウンド」の意味が2つありますので、ご紹介します。
2.顧客が自発的に問い合わせや購買等のアクションを起こすこと
マーケティング手法で「インバンドマーケティング」と言われます。
分かりやすく言うと、商品などの情報を消費者に発信するとき、記事や写真などのコンテンツを充実させて、消費者の興味を喚起して、商品の購入を促す販売促進のことです。
ネットで見た食べ物の写真がおいしそうだと、つい購入してしまいそうになりますね。
3.お客様の問い合わせや来訪
コールセンター等で使われます。一般的なビジネス用語です。
「アウトバウンド」が、企業が顧客企業や消費者といった自分達の外を対象におこなう新規開拓やマーケティング活動を意味するのに対して、来訪や電話など顧客企業や消費者側からおこなわれるアプローチに対応することを「インバウンド業務」と言います。
インバウンド業界の企業と職種について解説
インバウンド業界には2種類の使われ方があります。
- 訪日外国人を相手にしたビジネス
- エンドユーザーが外国人のビジネスをおこなう企業全般
インバウンド業界に含まれる企業
「インバウンド業界」というと、1のイメージ(インバウンド=観光)が強いですが、2の意味でのインバウンド業界は観光とは直接関係ないような企業も含まれます。
例えば、外国に輸出する製品を作るメーカーや外国人ユーザー向けのメディア・Webアプリを運営する企業も旅行とは直接関係なくても「インバウンド業界」と言われます。
また、1の意味でもインバウンド業界には様々な業界が含まれます。
インバウンドの直接的な影響を受けるのは、移動手段でもある航空会社、訪日旅行のパッケージを用意して国内の様々な事業をつなぐ旅行代理店、その他ホテルや旅館などの宿泊業です。
また、観光客相手の飲食店や小売店、体験ツアーの運営会社も大きな影響を受けます。ビジネス目的の訪日者であれば、会議室運営をおこなう企業も関わってくるでしょう。
他には訪日外国人を乗せる大型バスが不足していることから、自動車産業や運転手の育成・派遣をおこなう企業もインバウンド業界に当てはまります。
このように「インバウンド業界」とは業界横断的な区分のため、様々な業界が含まれます。
インバウンド業界の職種
「インバウンド業界」には幅広い業界が含まれるため、職種も様々なものがあります。
旅行会社の求人では、ツアーやイベントを企画する企画職や取引先との交渉、ツアーの手配・管理を担う営業職の募集が多いです。
その他、ユーザーニーズを調査するマーケティング職、メディアの編集・ライター、通訳・翻訳者、アプリの開発エンジニア、飲食店や小売店での接客・販売などがあります。
インバウンド業界にはさまざまな業界が含まれていて、どの企業が自分に合うのか悩んでしまう人もいると思います。そこで転職エージェントを利用することで、プロであるキャリアアドバイザーがあなたにあった企業を紹介してくれます!
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インバウンド業界のやりがい
近年勢いを増してきたインバウンド業界ですがそのやりがいは一体なんなのでしょうか?
訪日外国人を顧客とするインバウンド業界には業界ならではのやりがいがあります。
以下ではインバウンド業界で働くやりがいを3つ紹介します。
異文化を踏まえたビジネス展開
インバウンド業界のやりがいの一つは「異文化を踏まえたビジネスを展開できる」という点です。
海外に日本の製品を売る場合、その国の文化・慣習を踏まえた製品開発・マーケティングをおこなわなければ、海外市場で成功するのは難しい可能性があります。
例えば、炊飯器。日本の炊飯器は本国では大人気ですが、訪日中国人にはあまり売れません。なぜなら、日本の炊飯器では量が足りないからです。
日本の家庭用炊飯器が1度に炊ける量は最大4〜5合。しかし、中国では1度にたくさんの白米を炊くという習慣があるため、日本の炊飯器では小さすぎるのです。
このように、いくら高品質でもその国の生活に適合しなければ、海外市場で成功するのが難しい可能性があります。
日本国内で完結する仕事をしていたら知ることができない「日本と海外の違い」を実感できることがインバウンド業界で働く醍醐味と言えるでしょう。
日本文化を発信できる
インバウンド業界では訪日外国人に日本文化を体験してもらったり、知ってもらうことができます。
訪日外国人には日本の文化に興味をもってやってくる人が多いですが日本には外国人にまだあまり知られていない魅力的な文化がたくさん存在します。
例えばはんこ文化や雛祭りでの雛人形などが挙げられます。
そういった外国人にはあまり知られていない素晴らしい日本の文化を多くの外国人に知って欲しいと思っている場合は大きなやりがいを感じられます。
日本経済に貢献できる
インバウンド業界で働くことは大きく日本経済に貢献することができます。
インバウンド業界では訪日外国人が外国で稼いだ金銭を日本で使ってくれるので、外貨を日本に持ち込むことができます。
その経済への影響力は日本の中で日本人が旅行をするよりもかなり大きいです。
インバウンド業界で働くことによって日本への外貨の流入を増やすことは日本経済に貢献している実感を得られ、やりがいにつながります。
インバウンド業界で働くメリット
インバウンド業界で働くことにはやりがいだけでなく、様々なメリットが存在します。
以下で大きなメリットを紹介していきます。
語学力を活かせる
インバウンド業界においては語学力は必須の能力です。
外国人向けのサービスを作成・運営したり、外国人を接客するには語学力が必ず必要になります。
語学力が高く、その能力を仕事に活かしたい人にはインバウンド業界は最適な環境です。
趣味が活かせる
インバウンド業界の仕事には趣味を直接活かせる場合が多いです。
インバウンド業界には日本人の文化に興味を持っている外国人向けに日本文化が体験できるサービスを行うサービスがあります。
日本の伝統文化である茶道や書道、折り紙などを趣味にしている人であればその趣味をそのままインバウンド業界での仕事に活かすことができます。
挑戦がしやすい
インバウンド業界は他の業界と比べて新しいことに挑戦しやすい業界です。
インバウンド業界は比較的まだ新しい業界です。インバウンド業界に限らず新しい業界では自分の意見やアイディアが採用されやすい傾向があります。
自分から率先的に提案・行動していろいろなことに挑戦していきたいという人にインバウンド業界はおすすめです。
インバウンド業界で必要なスキル
インバウンド業界で働きたいと感じていても必要なスキルをもっていなければ働くことはできません。
ここからは、インバウンド業界で働くことを考える際に、とくに重要となるスキルを見ていきましょう。重要なスキルは以下の3つです。
1.語学
2ヶ国語を話せるバイリンガルや3ヶ国語を話せるトリリンガルが増えていますが、最低限コミュニケーションを図るスキルとして語学力があることは必須でしょう。
インバウンド業界では訪日外国人とコミュニケーションをとったり外国人に向けてサービスを提供する際に外国語が話せたり、読み書きできる語学力は必ず求められます。
とくに語学については求人に「ビジネスレベル以上」「TOEIC○○点以上」と制限が書かれていることが多いので、要チェックです。
2.接客スキル
来日する外国人が増えている理由のひとつに、日本人特有の丁寧な接客を期待していることがあります。
お客様の期待に応えられるように採用時にも接客スキルの有無が問われます。
ツアーコンダクターにしても、ホテルの接客にしても、相手が求めるサービスを察知して行動することができるホスピタリティの高さは日本人特有のものですし、このスキルを高めることがビジネスとしても必要です。
3.異文化理解
外国の文化や習慣を理解しておくことは、インバウンド業界では必要なスキルです。とくに食習慣や1日の中でルーティンになっている行動を理解しておかなければ、場合によって訴訟に発展するリスクがあります。
末永
すべらないキャリアエージェントの強み
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インバウンド業界で求められる人材
インバウンド業界で働くためにはインバウンド業界で求められる人材に近づかなければなりません。
以下でインバウンド業界で求められる人材の特徴を紹介していきます。
インバウンド業界への転職を検討している人は読んでみてください。
コミュニケーション能力が高い人
インバウンド業界では高いコミュニケーション能力が求められます。
インバウンド業界では訪日外国人と話す機会が多く、きちんとコミュニケーションをとって接客しなければなりません。
相手の話を正確に聞き、自分の話を伝えることが外国語においてもできる能力がインバウンド業界では必要です。
おもてなし精神がある人
インバウンド業界に限らず、お客様へのおもてなし精神は接客業において必ず必要です。
日本の接客レベルはかなり高く、常におもてなしの精神でお客様のために行動することが求められます。
特に訪日外国人は日本の接客レベルを高く評価しており、それを期待して日本にやってきている場合が多いです。
期待に添えるようにおもてなしの精神をもって接客できる人が必要とされます。
異文化理解ができる人
インバウンド業界においては異文化理解ができなければ仕事はできません。
外国人の中には日本人からすると驚いてしまう文化・習慣を持った人がたくさんいます。
そういった人たちの文化を受け入れ、それに合わせた接客やサービスができる人がインバウンド業界には求められています。
インバウンド業界の転職に役立つ資格
資格がなくても働ける職種もあるため、「インバウンド業界に転職するにあたって、必ずしも資格が必要」というわけではありませんが、資格を持っていると、上記のスキルの証として利用できます。
とくに未経験からの転職であれば、やる気や意欲を示すための手段として、資格を取得するのも、効果的でしょう。それでは最後に、とくにオススメする資格をいくつか見ていきましょう。
観光英語検定
この検定資格は、最近急増するインバウンドに対応することを目的に、旅行・観光・ホテル等で使用される業界専門用語や独特の言い回しなど、業務に必要な英語力を測るものです。
平成元年に第1回目の検定がおこなわれ、1級~3級の受検者は20万人を超えています。観光英語の授業は、高校・大学・専門学校でおこなわれており、企業が受験を奨励している場合も多く見受けられます。
一般的な英語力とは異なり、実践的なコミュニケーション力を評価することができるため、需要の高い資格と言えます。
検定は年2回、筆記とリスニングの試験がおこなわれますが、3級では、約3,000語の語彙力と基本的な文法の理解度を見られ、日本英語検定における3級レベル。最近の合格率は58%程度です。
観光英語検定について詳しく知りたい人は以下のリンクから観光英語検定のページを読んでみてください。
参考
通訳案内士
通訳案内士は外国人の人に外国語を使用して観光案内や旅行中のサポートをするために必要な国家資格です。活動を通じて報酬を得る場合は、この試験に合格して、都道府県知事の登録を受けなければならないことが、法律に定められています。
試験は国内12ヶ所、韓国など海外でも実施されており、対象の外国語は英語や中国語など10ヶ国語。筆記試験と口述試験がありますが、筆記試験では、日本の地理や歴史も含めて、外国人観光客の関心の強い内容が含まれます。
通訳案内士の登録者数は現在約23,000人。過去には14歳の合格者も出ていますが、合格率は20%程度。幅広い知識が求められる難易度の高い試験と言えます。
試験の合格者は旅行代理店に登録して、仕事を紹介してもらいながら、フリーとして活動する人が多いのが特徴です。
通訳案内士の試験についてより詳しく知りたい人は以下のページを読んでください。
旅程地理検定
元々、旅先の知識を増やして、旅行をより充実させることを目的にスタートした検定です。来日する外国人の対応に限らず、旅と地理をキーワードに観光情報の知識を評価する全国統一試験です。
この検定の中でも、海外旅行地理検定試験は、1級~4級まであります。4級は高校生から大学生が対象となっており、試験問題で出る観光ポイントは約200ヶ所あります。
1級では職業として高度な旅行案内ができる知識が問われ、試験問題での観光ポイントは約2,000ヶ所にもなります。
外国人を対象にツアーガイドを目指す人や国家資格の「旅行業務取扱管理者」を目指す人にとって、力試しに受験する場合が多い試験です。
旅程地理検定については以下のページで詳しく知ることができます。
参考
総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者
飲食店における食品衛生責任者資格と同様に、旅行業・観光業を営業する企業が営業所にこの資格を保有する人を置いておかなければならないことが法律で定められています。
総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者の違いは、営業所が海外旅行も取扱う場合に総合旅行業務取扱管理者を置く必要があることのみです。
試験は年1回。国内旅行業務取扱管理者試験は、旅行業法や航空運賃の計算、観光地理などが問われます。合格率は29%程度。
一方、総合旅行取扱管理者試験は、国内の試験内容に海外旅行実務として、国際航空運賃の計算や出入国管理法、旅行外国語として英語の試験が加わります。
こちらの合格率は25%程度。資格を取ることが難しいと言われる試験ですが、保有すると職場に不可欠な即戦力として評価されるので、キャリアアップに繋がりますし、この業界へ転職する際に1番有利に働く資格と言えるでしょう。
総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者について詳しくりたい人は以下のページを読んでみてください。
旅程管理主任者
いわゆるツアーコンダクターとして1人で旅行に添乗する際に、この資格を保有することが法律で定められています。
海外旅行に添乗する際に必要な「総合旅程管理主任者」と国内のみ添乗可能な「国内旅程管理主任者」の2種類がありますが、先程説明した「総合(国内)旅行業務取扱管理者」が試験に合格すれば、すぐに資格が取得できます。
一方でこちらの資格は、観光庁の指定する機関がおこなう旅程管理研修を修了していることと、実務経験が必要なことが特徴です。
そのため、旅行会社に就職や転職した後、研修や実務経験を通じて、この資格の取得を目指すことになります。
旅程管理主任者について詳しく知りたい人は以下を読んでください。
インバウンド業界への転職にはプロの転職エージェントがおすすめ
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