朝日新聞への転職方法!中途採用の難易度や求人情報を徹底解説!
株式会社朝日新聞社へ転職するコツを就職・転職支援のプロである現役転職エージェントが徹底解説します。
また、中途採用の転職難易度や求人情報、採用倍率の高い企業から内定獲得するためのポイントも紹介します。
あわせて企業文化や採用大学、面接で聞かれる質問や社員からの口コミも分かりやすくまとめました。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
朝日新聞の事業内容・ビジネスモデル
新聞社って日本にどれくらいあるかご存知でしょうか?
一般社団法人日本新聞協会によると2023年2月1日時点の加入社数(新聞)は97社。全国紙・地方紙合わせるとこんなにあるんです。
もっとも売上高の多い新聞社は「読売新聞社」です。2番手につけているのが「朝日新聞」となっています。
朝日新聞に限らず新聞社のビジネスモデルは情報を「集めて」「伝える」ことです。記者が集めてきた情報を編集し、新聞という媒体に乗せて世の中に発信していきます。
近年は情報の電子化が進んでおり、新聞は紙で読むもの、という概念は古いものになりつつあります。しかしデジタルイノベーション部などの仕事もあり、スマホなどに対応して重要なメディアの役割を担っています。
事業内容
朝日新聞の事業内容を3つの部門に分けて紹介します。
記者部門
記者部門には約2300名の社員が所属しており、編集業務が主になってきます。
スマホやパソコンの普及によりデジタルによる積極的なコンテンツ作りや「誰もが生きやすい社会を」という思いを胸に記者は日々動いています。
ビジネス部門
- 販売
- メディアビジネス
- 企画事業
- デジタル事業
- 管理・財務
ビジネス部門には約1500名の社員が所属しており、上記の5つの事業で構成されています。
販売
販売店と連携し、朝日新聞のファンを増やす戦略を練っています。
メディアビジネス
デジタルや放送、イベントなど朝日新聞グループ全体のリソースを組み合わせ、広告主の課題をともに考えて解決する「ソリューションビジネス」への転換を加速させています。
企画事業
展覧会や作品展などを企画し、読者の暮らしを豊かにする朝日新聞のイメージの浸透を目ざして役割を果たしています。
デジタル事業
朝日新聞のデジタル媒体の企画開発を手がけています。
管理・財務
社員ひとりひとりの暮らしを良くするべく、働き方改革に力をいれています。
技術部門
ICT(情報通信技術)を駆使して朝日新聞の全てのICTに関わり、新しいビジネスの種を生み出すのが技術部門です。
「朝日新聞デジタル」のサービスを担うサーバーシステムや、UX(User Experience)を左右するスマホアプリの開発、サイバー攻撃から重要な情報を守る強固なセキュリティー技術を開発しています。
そんな朝日新聞に転職する方法
2023年6月時点で、記者部門の募集はしておらずビジネス部門と技術部門での採用となっております。
朝日新聞への転職難易度は高いですが、転職を検討している人が取るべきアクションを紹介いたします。
未経験から転職したい
もし、朝日新聞で求められるスキルを持っていない場合、他の企業で経験を積んでから転職する必要があります。
末永
ビジネス部門の募集職種(2023年6月時点)
- 「朝日新聞デジタル」のプロダクトマネージャー
- 「朝日新聞デジタル」のUI/UXデザイナー
- デジタル広告領域のデータストラテジスト/データスチュワード/プランナー
- データアナリスト
例えば、プランナーの必須要件は「マーケティングの知識・広告会社でのデジタル広告経験」などが挙げられます。
webマーケティング企業やネット広告代理店を経由することで着実に転職可能性を高められますね。
末永
経由する企業の目処が立っていれば大丈夫ですが、自分がどの企業で経験を積むべきか分からない人は転職エージェントに相談してみるのも1つの手です。
転職エージェントではあなたの経歴を踏まえて、朝日新聞へ転職するために必要な経験が積めるwebマーケティング企業やネット広告代理店を紹介してくれます。
おすすめの大手総合型転職エージェント
-
リクルートエージェント
業界No1!転職者の8割が利用する最大手の定番エージェント -
doda
顧客満足度トップクラス!サポートが手厚い定番エージェント -
マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の正社員求人が多数
朝日新聞の仕事内容・募集職種
朝日新聞にはどういう仕事があるのか、部門別にみていきましょう。
記者部門
- 記者
- 海外特派員
- 編集者
- 校閲
- カメラスタッフ
- グラフィックデザイナー
- パイロット
新聞記事を作成する部門になります。
応募資格としては記者の経験や専門・得意分野がある人が中心ですが必須ではないようです。
ビジネス部門
- 経営コンサルタント
- 広告プランナー
- イベントプロデューサー
- キュレーター
- WEBプロモーション
- 不動産ディベロッパー
- 財務・法務・人事
- ITビジネス
- 教育ビジネス
紙媒体のみに限れば2010年から発行部数は減少傾向にありますので新たなビジネスも生まれています。
例えば教育事業。小中高生に学校での新聞活用をレクチャーしたり、学習教材などを発行しています。
その他にも不動産事業やIT事業など、大手新聞社を中心に事業の多角化が始まっています。
技術部門
- デジタル技術者
- ネットワーク技術者
- アプリ開発
- コンテンツ制作関連技術者
- 研究職
スマートフォンやタブレットで新聞が読める。それを実現しているのは技術者たちの仕事です。
朝日新聞デジタルを中心とするサービス全般、アプリ開発まで多種多様な業務を手掛けています。
デジタル技術者やネットワークエンジニア、アプリ開発エンジニアなどが活躍しています。
朝日新聞の売上推移
2022年3月期の売上高は2,724億円(前年比-7.3%)でした。
発行部数の減少に起因しており朝刊販売部数を見ると2009年頃から徐々に下降、2005年上期に800万部だったのに対し、2017年下期は600万部ほどになっています。
発行部数の減少は朝日新聞に限らず、他の大手新聞社にも見られる傾向であり、新聞業界として課題に取り組んでいく必要があると言えます。
朝日新聞の今後の事業展望
人口減少、若者の新聞離れは今以上に進んでいき、従来の事業モデルのみで売上が拡大していくとは考えにくいです。
そうなると次なる事業の柱を構築する必要で、そのひとつが新聞のデジタルコンテンツ化と言えます。ひとり1台スマートフォンを持つ時代ですから、ネットコンテンツを主軸とした展望を描く必要がありそうです。
ただし、この領域はすでに多様なサービスが展開しており、社会に浸透しています。従来のサービスより、さらに優れたサービスを生み出し、収益化させることが大きな事業課題といえそうです。
朝日新聞の将来性
歴史ある大手企業のため新規事業へ挑戦できる体力があります。
なにを始めるにせよ一定の人的・金銭的リソースは必要ですから、「新たなチャレンジがしやすい」という意味での将来性は高いでしょう。
一方で、「明治創業の旧態依然の組織である」という側面が課題としてあります。
変化の必要性を捉え、上述したデジタルコンテンツ事業の強化や新領域へのチャレンジができれば、企業として次のフェーズに進めるのではないでしょうか。
朝日新聞の仕事のやりがい
- 朝日新聞という社会的ステータスがある
- 取材相手から感謝される
- 自分の取材が世の中に影響を与える責任感とやりがいがある。
- 自分が問題だと感じていることを取材できる
- 自分が書いた記事が社会を動かすこと
- 社会性のある課題に取り組める
- 日本のメディアを支えている
- 読者からの評価
日本で知らない人はほとんどいない、発行部数の多い新聞です。そのため、「自分が世の中に情報を届けている」という感覚を持ちやすいといえます。
多くの口コミでも「自分の取材や記事が世の中に与えられること」に対して多くのやりがいを感じているようです。
情報が錯綜しやすい現代において「正しい情報を多くの人々に向けて発信したい、自分が世の中に影響を与えたい」と思う人は大きなやりがいや達成感を得られるでしょう。
朝日新聞の企業文化・働きがい
大きく3つに分けて、朝日新聞の労働環境を紹介して行きます。
社風・企業文化
このような社風・カルチャーの口コミが見られました。
- 長時間労働が大前提
- 新聞業というビジネスモデルが強すぎるがゆえに他の事業が結果的に育たない
- 風通しが良い
- 若手にもチャンスがある
- 部門ごとの交流や情報共有がほとんど図られていない
- 自由に記事が書ける
固いイメージを持つ人も多いかと思いますが、風通しが良く自由に記事を書くことが出来る点が多くの口コミから読み取ることができます。
しかし、逆に言えば自由度が高いうえに統率性がとれてない傾向もあるようです。
他の事業の成長が見られない点から新聞業へのこだわりが強い一方で、保守的で変化を好まないカルチャーと捉えることができます。
評価制度
- 上に従順であることが評価される
- 仕事の性質上、評価が曖昧
- 大企業的な年功序列制
- ハロー効果の傾向が他社より強い
- 目立つ人が人事からの高評価されている
- 上司との関係性で決まる
- 成績からのインセンティブがあり成果主義
評価としては、大企業的な年功序列制と成績(記事化)、特ダネによるインセンティブの成果主義の両方がみられました。
ですが、成果主義の面はかなり薄く、上司との関係性や目立つ人が人事からの評価が高くなっている傾向があります。
そのため評価制度は定義化されてなく、主観的評価の部分が大きいかと思われます。
福利厚生
- いつ取材が入るか分からないので休みの計画が立てづらい
- 深夜・休日でも出勤する可能性がある
- 長期休暇は比較的とりやすい
- 有給が年間25日付与される
- 事前に希望を出せば問題なく休みも取れる
有給や事前の希望があれば休みをとれる点はあるが、大きな事件やニュースが発生すると取材にいく必要があるため、休日・深夜でも出勤しなければならない状況があるようです。
朝日新聞の面接傾向・選考対策
朝日新聞の選考フロー、よくある質問例、SPI難易度に分けて説明していきます。
選考フロー
取材記者の場合ですが、書類選考→面接→適正検査→小論文試験があるようです。小論文試験は、他の企業の選考にはない朝日新聞ならではだと思います。
安定感のある社風のため、面接官も穏やかで圧迫感のあるものにはならないことが多いようです。落ち着いて、自分の強みをアピールしていきましょう。
面接での質問例
- 面接に来るまで何をしていたか?
- 世界はどのように変わっていくか?
- 朝日新聞以外の新聞を読んでいるか?
- なぜネットメディアではなく朝日新聞なのか?
- 普段新聞は読んでいるか?
- 毎日新聞読んでいますか?
やはり、朝日新聞ならではの新聞に関する質問が多いように感じます。安定感のある社風のため、面接官も穏やかで圧迫感のあるものにはならないことが多いようです。
なぜ「他の新聞やネットメディアではなく朝日新聞なのか。」この部分をしっかりと自分の中で落とし込み、落ち着いて自分の強みをアピールしていきましょう。
SPI難易度
新卒採用のSPIについてご紹介します。
従来の一般教養試験からSPI(適性検査)による選考に変更されるようです。
従来の一般教養試験は問題が非常に難しく社会時事についての深い知識が試される問題や、英字新聞の読解ができなければ解けない英語の問題が出され対策が難しかったようです。
より多く、より多様な転職者に応募してもらうために、多くの企業に導入されているSPI3(適性検査)に変更したようです。
ですので、以前に比べるとSPIの対策はしやすくなったのではないでしょうか。
朝日新聞の平均年収・賞与・残業
2022年6月に公開された有価証券報告書によると、朝日新聞の平均収入は1113万円でした。
30代前半など若い年齢で1,000万円の人も多いため同業他社と比べても充実していますが、その分責任感や仕事がきついといったマイナスの面はあるようです。
基本的に年功序列の考え方が残ってはいるものの近年は実力主義に変わってきているようです。
朝日新聞の年収についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事をご確認ください。
賞与(ボーナス)
残業手当や夏と冬に数か月分と春と秋に全社員定額の計4回あります。上司の評価によってボーナスは変わるようです。
朝日新聞の採用大学・就職難易度
マイナビ2025を参考に、採用実績校を紹介します。
マイナビ2025では採用実績校を公表していませんでした。
採用実績校
<大学院>
筑波大学、慶應義塾大学、明治大学、電気通信大学、大阪府立大学
<大学>
筑波大学、筑波技術大学、東京大学、東京都立大学、東京女子大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、法政大学、明治大学、お茶の水女子大学、埼玉大学、名古屋大学、大阪大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学、関西学院大学、その他全国の国公立大学、私立大学、大学院
マイナビ2025を参照に、採用人数を紹介します。
- 2020年:32名
- 2021年:28名
- 2022年:33名
朝日新聞への転職を成功させるコツ
変化の渦中にある新聞業界です。歴史ある、成熟した業界に変化をもたらすには外部からの知見が必要となります。
朝日新聞に限らず新聞社を目指す人は「自分の強みでどういった変化をもたらせるのか」という観点で、キャリアの棚卸や思考の整理をしてみるのもいいかもしれません。
自身の強みを探すためにも1度転職エージェントを活用して、転職相談してみましょう!
転職エージェントは、何百人もの転職者を支援してきた実績がありますから面接官に効果的なアピール方法を伝授してくれます。
業界事情・業務内容についても熟知しているので、朝日新聞があなたのキャリアアップにどの程度適した環境かどうかも適切にアドバイスしてくれます。
また、転職するべきか迷っている人は、大手企業から直接スカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがオススメです。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント
おすすめポイント
- 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
- 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
- たくさんの求人の中から比較検討できる
CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み
おすすめポイント
- リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
- 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
- リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い
20代の登録者数No.1!
20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有
おすすめポイント
- 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
- 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
- 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり
ハイクラス求人が多いおすすめ転職サービス
ハイクラス求人は出回る数が少ない!求人数を網羅するためには転職サイトと転職エージェント両方の登録がオススメ
年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト
登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。
おすすめポイント
- 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
- 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
- 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる
国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み(経験者のみ対象)
おすすめポイント
- 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
- 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った人向けの求人も多数
- 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
経由企業の候補としては、webマーケティング企業かネット広告代理店が最も転職可能性を高められます。
というのも、近年ネット広告が盛んな流れもあり朝日新聞でも「朝日新聞デジタル」というデジタル媒体に力を入れています。ビジネス部門の求人もデジタル関連の求人しかないので、デジタル系の経験を積まないと転職は難しいでしょう。