地方銀行から転職!おすすめの転職先や転職のコツを解説!
- 地方銀行からの転職は、20代ならポテンシャル、30代は即戦力を意識
- 地方銀行の経験は転職で活かせる
- 金融の専門知識が使える企業がおすすめ
地方銀行から転職する方法を転職のプロの視点から徹底解説します。
また地方銀行のおすすめの転職先・セカンドキャリアや地方銀行から転職する際のよくある理由・注意ポイントについても紹介します。
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年齢別に見る 地方銀行からの転職難易度
地方銀行からの転職は「年齢によって難易度が大きく変わる」のが実情です。キャリアの早い段階ではポテンシャルや柔軟性が評価されやすい一方で、年齢が上がるほど即戦力性や専門性が強く求められます。
ここでは、年齢別で転職難易度を解説していきます。
新卒で地方銀行に入ったけれど、もう辞めたい人へ
入行して間もない時期に「もう辞めたい」と感じる人もいます。ただ、新卒1〜2年目での転職は慎重に考える必要があります。企業側から「続かないのでは」と見られるリスクがあるためです。
とはいえ、心身に支障があるような環境や、どうしても価値観が合わない職場であれば、転職という選択肢もありです。理由が客観的であれば、早期離職でも採用される可能性は十分あります。
大切なのは、「なぜ辞めたいか」「次に何をしたいか」を自分の言葉で整理することですね。
20代(24~29歳)で地方銀行からの転職
20代の転職は、ポテンシャルが評価されます。実務経験を活かしながら、異業種へのチャレンジもまだ十分可能です。
「このまま銀行にいて成長できるのか」と悩む人は多く、ノルマや評価制度への違和感が転職を考えるきっかけになることも少なくありません。
この時期の転職で大切なのは、「なぜ辞めたいのか」「次に何をやりたいのか」を言葉にしておくこと。曖昧なままだとミスマッチが起きやすくなります。
30代で地方銀行からの転職
30代では「即戦力」であることが求められることが多く、転職難易度は高いです。
これまでの業務で培った専門性(融資審査、M&A、資産運用など)やマネジメント経験が評価の軸となります。
ポテンシャル採用の枠は減りますが、自分の強みを活かせる金融などの分野を選べば、年収アップや待遇改善を伴うキャリアアップが十分に可能です。
「自分は何ができるのか」を具体的に語れることが重要になります。
40代で地方銀行からの転職
40代以降での転職は、前提採用ハードルはさらに上がり、専門性や管理職経験があるかどうかが大きな分かれ目になります。
異業種転職は狭き門で、基本的には同業界・近しい職種での転職が中心です。
まずはこれまでの業務を振り返り、自分の強みを明確に整理することから始めましょう。
出向や公募制度を活用して、社内でのキャリアを広げる選択肢も視野に入れておくと安心です。
地方銀行から転職する際によくある転職理由
地銀で働いていて「このままでいいのか」と感じている人は、あなただけではありません。
実際に転職を決意した多くの人が、似たような悩みをきっかけに動き始めています。
よくある4つの例を紹介します。
業界・企業の将来性に対する不安
低金利の長期化や人口減少、そしてFinTechなど異業種の台頭により、地方銀行を取り巻く環境は厳しさを増しています。
支店の統廃合や組織再編の話が身近に出てくるようになり、「10年後、20年後この銀行はあるのだろうか」と不安を感じる声も増えています。
特に地方銀行は保守的な体質が強く、変化への対応が遅れがち。将来への不透明さが、転職を考える大きなきっかけになっているのです。
厳しすぎるノルマと正当に評価されない環境
本来顧客のためになる提案がしたいのに、銀行の収益目標のために投資信託や保険を売らざるを得ない。
そんな葛藤を抱えている方は少なくありません。
プロセスよりも結果(数字)が重視され、自身の仕事に誇りを持ちにくくなっている状況です。
やる気はあるのに評価されない環境に身を置くならば、転職して実力主義の会社で成果を出し評価をもらうことをおすすめします。
中でも20代の人であれば、やる気を評価されて未経験でも採用されるケースが多いです。
年功序列の組織文化とキャリアの頭打ち
地方銀行は意思決定に時間がかかり、新しいことに挑戦しづらい風土です。
どれだけ成果を上げても、給与や役職は年齢順で、数年先の自分の姿が、魅力的な将来像として映らないことも転職を後押しする一因です。
より専門性を高めたい成長したいという意欲
数年ごとのジョブローテーションで「広く浅い」知識は身につくものの特定の分野を極めたいという思いが強くなるケースです。
「財務のプロフェッショナルになりたい」「金融の専門家を目指したい」といったポジティブなキャリアアップ志向も主要な転職理由の一つです。

末永

このような理由で転職しても、転職先の実情を正確に理解しておらず再度ミスマッチを起こし短期離職となるケースが多いです。
おすすめは転職エージェントを利用し、公表されていない企業の働き方や給与、キャリアパスに関する情報を手に入れた上で転職先を検討することです。
すべらないキャリアエージェントは、面談担当者が企業の採用担当者と直接やりとりをしています。そのため、限りなくミスマッチの可能性を下げた転職が可能です。
地方銀行におすすめの転職先
地方銀行で培った経験は、金融業界を中心に多くの業界で活かすことができます。
ここでは、「どんなスキルがどの職種で活かせるか」「実際の企業例も含めた転職イメージ」を紹介します。
金融系-金融の専門性をそのまま活かす
融資や審査、金融商品提案などの実務経験がある人は、近しい業界で金融の専門性を活かしたキャリア構築が狙えます。
特に証券会社や保険会社では、コンサル型の提案力やリスク分析力が求められ、地銀出身者の経験と親和性があります。
また、アセットマネジメントでは、機関投資家向けの営業や投資信託の販売支援など、金融商品全体に関わる役割を担うことも可能です。
政府系金融機関では、地域の中小企業支援や融資制度の運営など地銀時代の知見がダイレクトに活かせる分野として人気があります。
いずれの業界も専門性が求められる分、これまでの経験を言語化して整理しておくことが成功の鍵となります。
営業系-対人スキル・提案力を活かす
経営者や法人顧客への渉外経験は、BtoB営業職で大きな武器になります。
特にSaaS業界では、課題ヒアリングや業務改善提案の力が求められ、地銀経験者と相性が良いケースも多いです。
結果がダイレクトに評価される環境で成長したい人にはおすすめですが、スピード感やITリテラシーも求められるため、準備も大切です。
管理・企画系-財務経験を事業側で活かす
- 事業会社の経理・財務・経営企画職
これまで融資する側として資金の妥当性を見てきた経験は、今度は事業会社で「その資金をどう使い、どう経営に活かすか」を考える側で活かすことができます。
融資や財務分析のスキルは、経理・財務・経営企画などのポジションでも重宝されます。
数字に強く、組織の意思決定に関わっていきたい人にとっては、より経営に近い立場でキャリアを築く道とも言えます。
地銀内での決算書分析や稟議作成などの経験は、ここでもしっかり活かせます。
人材・コンサル系-課題解決力を活かす
地銀での渉外活動や事業支援経験は、人材業界やコンサル業界でも求められる力です。
特に、アクセンチュアやPwCなどのファイナンス領域では、地銀での法人対応スキル+会計・金融知識が活きます。
コンサル未経験者でも、まずはFS(金融機関向け)領域で経験を積み、戦略やDX領域へのキャリアステップも狙えます。
ベンチャー・スタートアップ-挑戦環境でキャリアチェンジ
- 地域密着型の再生系ベンチャー(例:地方創生系の資金調達企業)
- FAS(財務アドバイザリー)系企業
- FinTechスタートアップ(クラウド会計、決済、融資支援など)
「もっと裁量がある環境で、自分らしいキャリアを築きたい」という人には、ベンチャー・スタートアップへの転職も有力です。
財務・資金調達のスキルを活かしてFASに進んだり、地銀時代のネットワークを強みに、地域密着型の再生支援企業に加わる人もいます。
スピード感や適応力が求められる一方、経験の幅とやりがいは非常に大きい領域です。
地方銀行から転職する時に評価されるスキル
「地銀での経験は他では通用しないのでは」と不安に思っている人もいるかもしれません。
ですが、銀行で培ったスキルは業界を越えて活かせるポータブルスキルです。転職市場では十分に評価されますので、自信を持ってアピールしましょう。
財務分析力と金融知識
決算書や財務諸表を読み解き、企業の経営状態を見立てる力は、どんなビジネスでも意思決定の基礎になります。
この力は、融資審査や企業訪問を通じて磨かれていることが多く、コンサルティングファームや事業会社の経理・経営企画職などで高く評価されます。
また、M&Aや新規事業検討に関わる場面でも、数字からリスクや可能性を読み取るスキルは重宝されます。
信頼を築く営業力と交渉力
地銀の営業では、経営者や個人資産家など、目の肥えた顧客と対話する経験を重ねてきた人が多いはずです。
目に見えない「金融商品」を通じて信頼を勝ち取り、中長期の関係を築く力は、BtoB営業やカスタマーサクセス、人材業界などで強みになります。
特に、相手の本音を引き出すヒアリング力や、信頼ベースで提案できる誠実さは、多くの企業で評価されます。
高い目標達成意欲と正確性
地銀では毎月のノルマに対して緻密に行動計画を立て、試行錯誤しながら成果を出す姿勢が求められます。
こうした環境で培った目標に対する粘り強さや行動力は、営業職やプロジェクト推進など幅広い職種で評価されます。
また、1円の誤差も許されない日常業務で身につけた数字への正確性や書類処理力は、経理・事務系の職種でも重宝されます。
地方銀行から転職するか迷っている人へ
転職は人生の大きな決断です。
焦って決める前に、一度立ち止まって冷静に考えてみましょう。
転職のメリット・デメリットを冷静に比較する
まずは「転職した場合」と「現職にとどまる場合」の両方について、メリット・デメリットを項目ごとに書き出してみましょう。
たとえば、次のような軸で整理すると考えやすくなります:
- 年収・待遇
- 働きがい・裁量
- ワークライフバランス
- 職場の人間関係
- キャリアの将来性
頭の中だけで考えず、可視化することで、自分が何を大切にしたいのかが見えてきます。
地方銀行から転職した人の口コミ
地方銀行から法人営業に転職した人とFinTechの企業に転職した人の口コミを紹介します。
リアルな声に耳を傾けてみましょう。
評判・口コミ

男性・20代
前職では、どれだけ顧客のためを思っても提案できるのは結局、お金を貸すことが中心でした。
今は、自社のSaaSプロダクトを軸に顧客の業務効率化やDX推進といった、事業の根幹に関わる提案ができています。
また、スピード感の違いには驚きました。
銀行では稟議に数週間かかっていたようなことが、数日のうちにチャットで決裁されることもあります。
そして何より、成果がインセンティブとして給与に直結するので、モチベーションを高く保てています。
エンゲージ 会社の評判
男性・20代
自分のアイデアがすぐ形になるスピード感と裁量の大きさが良いです。
服装も働き方も自由で組織もフラットで自分の仕事がサービスに直結する手応えがあります。
その分、安定とは無縁で常に自ら学び続ける姿勢がないとついていけません。
エンゲージ 会社の評判地方銀行からの転職を成功させるなら
地銀からの転職を成功させるには、まず自己分析を丁寧に行い、自分の強みや価値観を明確にすることが大切です。
とはいえ、1人でその作業を進めるのは難しいこともあります。そんなときは、すべらないキャリアエージェントにご相談ください。
私たちは、あなたの志向性や将来像を面談を通じて言語化し、希望業界への最短ルートを一緒に設計します。
ご相談いただいた人には、メディアでは伝えきれない次のような情報お伝えします。
- 未経験OKを含む志望業界の非公開求人の紹介
- その業界で求められるスキルや、転職後のキャリアの広がり
- 希望企業の実情や面接突破のポイントまでを個別にサポート
- 今すぐ転職が難しい人へ、段階的にたどり着くためのルート提案
私たちは、入社がゴールではなく、入社後のキャリアがどう広がっていくかを重視して支援します。
一足飛びで理想のポジションに進むのが難しい場合も、スキルを着実に積めるステップを踏むことで、むしろ近道になることも多いです。
転職すべきか迷っている段階でも構いません。ぜひ一度、ご相談ください。
地方銀行からの転職なら
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ポイント
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地方銀行からの転職に関するよくある質問
最後によく聞く質問例を紹介します。
地方銀行は何年で辞める人が多いですか?
一概に何年で辞める人が多いかは決めかねますが、近年は新卒で入ったやる気のある社員が3年目で早期退職する流れが増加傾向にあります。
地方銀行からの転職でおすすめの職種は?
金融の知識を活かした法人営業がおすすめです。
地方銀行から異業種へ転職するのは難しいですか?
難易度は年齢や経験によって変わりますが、20代であればポテンシャル採用の可能性が高く、未経験でも異業種に転職しやすいです。
30代以上でも、スキルの言語化と業界研究を徹底すれば十分にチャンスはあります。
地方銀行を辞めた後のキャリアに不安があります
多くの人が同じ不安を抱えています。重要なのは「転職後にどんなスキルが身につくか」「将来どうなりたいか」を逆算して考えることです。
段階的にキャリアを積み上げる選択も、結果的に理想に近づく近道になります。
まずはこれまでの経験を見直し、自分なりのキャリアの軸を持つことから始めましょう。
弊社のすべらないキャリアエージェントでもよく20代の地銀で働いている人からの相談をいただいてます。