【転職】Will・Can・Mustの考え方って何?
こんにちは!すべらない転職の末永です。
20代の転職相談を受けていると「今の仕事が本当にやりたいことなのか?」「誰の役に立っているのか?わかりません」「自分には今の仕事が向いてないのかもしれません…」と悩む人が多くいます。
毎回同じことをお伝えするので、今回まとめさせていただきました。
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キャリアを考える際のWILL/CAN/MUST
結論、やりたいこと(WILL)を探す前に、まずは、やらなければならないこと(MUST)、できること(CAN)を蓄積する事にフォーカスしましょう。
でなければ、たとえ、やりたいことが見つかったとしても、どこへ行っても任せてもらえません。
向いているかどうか判断するかについても、向いている=うまくできる事や成果を出せることだと思いますが、やらなければならないこと(MUST)とできること(CAN)を蓄積してからにしましょう。
私が過去に在籍していたリクルートグループでは、WILL/CAN/MUSTという考え方があり、これが自分のキャリアを考える上で、使えるフレームワークであったので、ご紹介します。
WILL/CAN/MUSTとは?
WILL/CAN/MUSTのそれぞれの意味ですが、以下になります。
- WILL:やりたいこと、意思・希望
- CAN:できること、能力・スキル、才能、実績
- MUST:やらねばならないこと、求められている事、期待・責任
キャリアビジョンづくりから始めよう(2)
どんなに壮大で大きな夢や目標(WILL)があったとしても、足元のやるべきこと(MUST)を疎かにしていては、周りに認めてもらえず、そもそも日々を安定させることさえおぼつきません。
また、できること・実現能力(CAN)を高めていかなければ、その目標(WILL)も実現することは絵に描いた餅となり、実現できません。
一方で、やらなければならないこと(MUST)ばかりに追われている日々では、だんだんと疲弊していきますし、できる能力やスキル(CAN)ばかり高めても、器用貧乏になってしまいます。
つまり、「この3つの円が重なる部分しか、物事は成就することは難しく、満足なキャリアや仕事人生は得にくい、だから3つの円をバランス良く広げていきましょうよ」といった趣旨を持ったフレームワークなのです。
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経験や判断材料が少ない20代はWILLを考えても意味がない
今回のタイトルにもあるように、とくに、20代の若手層については、WILLにフォーカスしてもあまり意味はありません。
なぜならば、経験値が少ないためです。
※ここでは、趣旨を強調するために、あえて極端な言い方をしていますが、著者も、若いうちほど、身の程知らずな大義や志、目標を掲げる事自体はとても良い事と思っています。
実際僕自身がそうでした。
WILL/CAN/MUSTと同時に、リクルートの新人が先輩方から入社時に教わる言葉として「発射角度」という言葉もあります。
つまり、ロケットと同じで、年次とともに重力のように期待値や角度は下がっていってしまうものなのだから、入社時、最初の発射時の角度が高ければ高いほど、有利・得であるという考え方です。
話を戻しますが、経験値が少ない人が描く、WILLは、理想のビジョンを発想する上で元となる体験や材料に限界があります。
まだ、向いているかどうか、本当にやりたいことなのか?を判断するフェーズにも至っていないのです。
そもそも企業にとっての新卒採用は、中途と比較した際に、即戦力ではなく、すぐに利益貢献してくることを期待していません。2〜3年で投資回収する見立てでいるのです。
企業が新卒社員に期待しているのは、MUSTでやるべきことを果たす(毎朝出社して上司や先輩の指示通り最低限のタスクをおこない定時まで仕事をする)、CANを増やす(最初は何もできないのが当たり前な前提で、少しでも早く知識や経験・スキルを高めて、戦力化に向かってもらう)ことです。
MSUT/CANを少しも広げていない内に、自分のWILLについてあーだこーだ言うのは言い訳に聞こえますし、どこに行っても先輩や同僚に信頼される可能性が低いです。
何よりその職場や会社に入社する事を選んだ(意思決定した)のは、その会社の先輩や同僚ではなく、他ならぬあなたなのですから。
経験や判断材料が少ない20代はCANにフォーカスしよう
とくに、経験の少ない20代は、とにかくCANを増やすことをおすすめします。
CANを増やすことが合理的なのです。
理由は3つあります。
- 本当にやりたいことが見つかった時に実現しやすくなる
- できることが増え、実績が増え、お客様からのありがとうが増えるので、仕事が面白くなってくる
- 仕事の深い部分が理解できるようになるため、業界の課題などが見えてきて、自分のやりたいことが具体的になる
キャリアビジョンづくりから始めよう(2)
以下で1つずつ解説していきます。
1.本当にやりたいことが見つかった時に実現しやすくなる
仮に、本当にやりたい具体的な目標が定まったとしても、それを実現できるためのスキルや能力、実績が必要です。
やりたいことが異業界の会社への転職であったとしても、その時に、彼らから求められる自分になってなければ、希望は叶いません。
もちろんWILLの種類や方向性によって、CANの定義も変動するので、そのシーンで培ってきたCANがやりたいことに使えるかは保証はできませんが、少なくとも何もCANがない人よりはマシでしょう。
2.できることが増え、実績が増え、お客様からのありがとうが増えるので、仕事が面白くなってくる
何でも、新しい事にチャレンジする時は、右も左も分からないし、不安です。
例えば、野球でも、始めたばかりでは、バッドをどうやって持ち、どう振れば良いのかわからず、周りの目も気になり、うまくできずに空振り三振ばかりといった状態が続くでしょう。
だから、毎日必死に練習して、CANを高めるわけです。すると、うまくいったり活躍する機会が増えていきます。仲間から頼りにされ、自分に自信が持てます。
そこでようやくつらかった野球が楽しくなってきます。
仕事も同じです。CANが増えてから、時間差で楽しくなってくるのです。
その前に見切ってしまっては、もったいないし、他の経験の少ない分野や会社に転職しても同じことです。
3.仕事の深い部分が理解できるようになるため、業界の課題などが見えてきて、自分のやりたいことが具体的になる
仕事に深く向き合っていくと、業界、顧客、競合、自社、組織、業務フローなどについての理解が深まっていきます。
そしてそこに問題意識や、課題感を持てるようになっていきます。
その内、使命感や、解決したいというものが具体化していったりしやすくなります。
例えばですが、日本人は、世界の食料問題を解決したい!と本気で強く思っている人は少ないのではないでしょうか?
それは、そうしたテーマや問題そのものが本質的な課題かどうかというよりも、多くの日本人が食に恵まれている環境の中で、実際にリアリティを持って体感し、具体的な評価や課題感を持てる状態にある人が少ないからではないでしょうか。
具体的で、自分の言葉で語れるWILLは、自分自身のリアルな体感に基づくことが多いです。
業界や商材の課題に気づくことができる自らの体感を得るためにも、今の仕事に深く向き合う事は打って付けです。
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入社後は最低2〜3年かけてCANを増やそう
転職市場の相場観でも、新卒入社して最低2〜3年の職歴はないと他の会社への転職が難しいです。
著者も、根性論は好きではないですが、世の中の評価はそうなっています。あなた自身の中長期的なキャリア形成のためにも、そういうものだと割り切って、したたかにCANを貯め込んでみるというのはいかがでしょうか?
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