【薬剤師向け】採用担当に刺さる志望動機の書き方!ポイントが分かる例文付き
薬剤師向けに採用担当者に刺さる志望動機(志望理由)の書き方を転職のプロが徹底解説します。
病院や調剤薬局、ドラッグストア、新卒・パートといった業種・ケース別に志望動機の例文、お見送りになりやすいNG例も紹介します。
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薬剤師の基本的な志望動機の構成
まずは、薬剤師向けの基本的な志望動機(志望理由)の書き方を解説していきます。
志望動機の構成としては、以下のような順序で組み立てていくと、人事に刺さる志望動機になりやすいです。
①結論 | 志望した理由を一言でまとめる。 |
---|---|
②理由 | 結論に至った理由や根拠を端的に伝える。 結論に補足する程度の長さでOK。 |
③具体例 | 理由を裏付けるエピソードや体験を伝える。 自分の考えや価値観がわかるエピソードを入れると尚可。 |
④結論 | 入社後に実現したいことや目標を伝える。 |
相手が納得しやすい文章は「結論」「理由」「具体例」「結論」から成り立つPREP法が有効と言われており、これは志望動機にも活用することができます。
また、はじめに提示された情報が強く相手の印象に残る心理である「初頭効果」も期待できるので、採用側に覚えてもらいやすい志望動機にもなります。
また、そこまでとはいかなくても、自分の言葉で書いたものでなかったり、最近ではAIに作成させたものをそのまま使ったりというケースも見られます。
テンプレートを使うことは悪いことではありませんが、必ず自分で志望理由を整理し、オリジナルの志望動機を書くようにするのが大切です。
書類が通過したとしても、以降の選考では書類に書いてある志望動機をもとに質問が行われるので、そこで苦戦する可能性が高くなってしまいます。
薬剤師の志望動機の書き方【ケース別例文付き】
それでは、実際に業種・雇用形態別に薬剤師の志望動機(志望理由)の書き方と例文を紹介していきます。また、あわせて新卒の場合の志望動機も紹介していきますね。
志望理由が思い浮かばず、困っている人はぜひ参考にしてみてください。
なお、例文の志望動機は履歴書・職務経歴書といった書面で伝える際の例を紹介しています。書面では「貴社(貴院)」、直接伝える場合では「御社(御院)」と使い分けます。
ドラッグストアの志望動機
ドラッグストアは、OTC医薬品や日用品、化粧品を扱い、地域の生活やセルフメディケーションを支える役割を果たしています。接客力・商品知識・店舗運営に関わる力が重視され、顧客である地域住民との距離が近いのが特徴です。
ドラッグストアの志望動機例文
私は、地域のセルフメディケーションの促進をしていきたいと考え貴社を志望しました。
理由
貴社のような、あらゆる人材が協働し顧客重視の体制を敷いている店舗で、より幅広い人へ健康維持のための支援を提供できるよう経験を積んでいきたいです。
具体例
私はこれまで調剤薬局に勤務していましたが、毎日処方箋の対応をするのに手一杯になり、なかなか患者さん一人一人に寄り添った対応ができませんでした。しかし、ある患者さんから「あなたのアドバイスのおかげで早く良くなった」と感謝を伝えられたことで、より一人一人の患者さんへのアプローチを大切にしたいという気持ちが強くなりました。この体験を契機に、私は患者さんのために専門性を活かした相談やアドバイスを重視していきたいと考えるようになりました。
結論
貴社に入社後は、まずはOTC医薬品について実践的な経験を積んでいきたいと考えています。また、患者さんに寄り添い、今まで培ってきた薬学知識をもとにアドバイスしていくことで、個人が自力で健康を維持できる素地を築き、地域医療に貢献していきたいです。
ドラッグストアの志望動機としては、地域貢献への想いや、接客・提案を通して顧客の健康に寄与したいという姿勢を盛り込むと良いですね。
また、提案型の接客で得たやりがいや工夫について触れると説得力を持たせやすいです。
例文では「地域に貢献したい」という社会的意義と、「接客・提案のスキルを生かしたい」という個人の強みが結びついています。
この組み合わせにより採用側に、地域や顧客に根ざして長く働いてくれそうだという印象を与えることができます。
また、接客での活躍意欲が示されているため、入社後の活躍性もイメージしやすくなりますね。強みと仕事の役割がリンクしている点が好印象につながっています。
調剤薬局の志望動機
調剤薬局は、処方箋に基づく調剤業務を行い、患者に直接服薬指導を行います。正確さや丁寧さはもちろん、患者の立場に立つコミュニケーション力も強みになり得ます。
調剤薬局の志望動機例文
私は、地域に根差した医療に携わり、地域の医療と住民の健康を支えていきたいと考え調剤薬局を志望しております。
理由
貴社は学校や保育園、介護施設と連携した医療サービスを積極的に提供しており、こうした地域医療の基礎を重視する姿勢に強く共感しました。そして、私自身も、こうした場で自分の経験やスキルを活かしていきたいと考え貴社を志望しました。
具体例
私は調剤薬局併設型のドラッグストアで勤務しており、さまざまな県や地域への異動を通じて、たくさんの経験を積んで参りました。〇〇市は、現時点では医療サービスが整っていますが、移住者が多く、遠くない将来に医師不足で地域医療が不十分になるのではないかと感じています。そこで私は薬剤師という立場で、将来に渡りかかりつけ薬局としてこの地域を支えたいと考えました。
結論
入社後は、これまでさまざまな地域医療に関わった経験を活かし、地域に根付いたサービスを提供していきたいです。また、将来的に地域を支えることのできる医療インフラの拡充にも尽力したいと考えています。
門前薬局・かかりつけ薬局いずれの場合でも、特定地域の患者さんと密接に関わっていくことが多い仕事です。
患者さんとの信頼関係や服薬指導を通じて安心を届けたいという想いは大きなアピールになりますね。実際に患者対応の経験があれば、具体例として志望動機に交えると説得力が増しやすいです。
例文では、患者との信頼関係を重視する姿勢が、過去の患者対応経験の具体例によって補強されています。
実践経験から得た想いが語られている点が高評価のポイントですね。
病院勤務の志望動機
病院薬剤師は、医師や看護師とチームを組み、入院患者や外来患者の治療を支えます。医師や看護師など多職種連携や、専門知識のアップデートが不可欠な仕事です。
病院勤務の志望動機例文
私が貴院を志望した理由は、医療現場の最前線で病院薬剤師として活躍できる領域を広げ、患者さんに直接貢献したいと考えたからです。
理由
貴院では病棟薬剤師の配置や最新医療の導入など、積極的な医療体制の見直しが行われており、そのなかでもチーム医療における薬剤師の役割が一層重要になっていると伺いました。このような環境は、薬剤師としての専門性をさらに高め、医療チームの一員として患者の治療に貢献する大きな機会になると考えております。
具体例
私はこれまで調剤薬局で勤務するなかで、病院との距離感の遠さに課題を感じており、より患者のそばで直接的に治療に関わりたいと考えるようになりました。貴院での病棟業務を通じて、より質の高い医療サービスを提供し、患者さんの健康状態や生活の質の向上に寄与したいと考えています。
結論
これまで培ってきた調剤業務の経験を活かしつつ、貴院の一員としてさらに専門性を磨き、患者や医療チームから信頼される薬剤師を目指してまいります。
病院におけるチーム医療のなかで、自分が果たしたい役割や、専門性を高めていくことへの意欲を具体的に示すのがポイントです。実習や研修のエピソードを絡めることで、医療現場で感じ取った学びや想いに説得力を持たせることができます。
例文では、チームの一員としての役割や専門性に対する成長意欲が表現されています。
採用側に、積極的な学びと貢献意欲から、活躍できそうだと印象付けることができていますね。
製薬会社の志望動機
製薬会社は医薬品の研究・開発・製造・販売を行います。研究職やMR(医薬情報担当者)など職種は多岐に渡り、課題発見力や論理的思考力が高い水準で求められる傾向があります。
製薬会社の志望動機例文
オンコロジーに強みを持ち、新薬開発を牽引している貴社で、病院薬剤師としての経験と薬学知識を活かして、新薬の開発に貢献したいと思い志望いたしました。
理由
現職でがん患者の対応が多く、主要ながん治療である薬物療法の重要性を日々実感していることから、とくにオンコロジーに強みを持つ製薬会社を志望しております。
具体例
私はこれまで病院薬剤師として、おもにがん患者に対し治療のサポートをして参りました。副作用や効果が期待できるかなどは個人差があるため、とくに患者に寄り添ったコミュニケーションと根気強く向き合っていくことを大切にしていました。患者のさまざまな症状や気持ちに向き合っていくなかで、患者にとってより良い薬そのものの開発に強い興味を覚えました。
結論
入社後は、さまざまな患者さんの治療や症例に関わってきた病院薬剤師としての経験と知見を活かし、患者さんのための創薬研究に力を尽くしたいです。
現場で感じた課題をより大きな視点で解決したいという意欲や、自分の強みを裏付ける具体的な過去体験を盛り込むと説得力のある志望動機になります。
例文では、現場での課題意識から、研究開発による多くの患者の救済に結び付けられています。
現場経験を持ちながら研究開発を志すという希少性を、論理的な流れを持って整理してあるのが良いですね。
公務員薬剤師の志望動機
公務員薬剤師は、医薬品の安全管理や衛生指導、健康行政などを担い、地域住民の健康を支える役割があります。
また、2025年問題などの社会課題や、就職希望地域の課題に触れることで、意欲の高さを示すことができ説得力のあるアピールになりやすいです。
公務員薬剤師の志望動機例文
私は地方公務員薬剤師として、地域住民の健康促進と支援に関わっていきたいと考えています。
理由
薬剤師の立場で、保健・衛生の管理監督以外にも積極的に地域に関わっていくことで、拡大する高齢化問題の解消に貢献していきたいです。
具体例
私は現在、高齢者が多い地域の調剤薬局に勤務しており、この調剤薬局は地域の高齢者のコミュニティーとしての役割も果たしています。私はこの役割を活用できないかと考え、3年半前から高齢の患者様を主な対象に、季節に応じた健康指導を行う取り組みを始めました。
その甲斐もあってか、薬局のある地域では熱中症などの高齢者が他地域よりも少なく、地域住民の健康促進とサポートに貢献できたことを肌で感じました。そして、こうした貢献を薬局のある周辺地域だけにとどまらず、もっと広範囲に広げ地域住民の支援をしていきたいと思うようになりました。
結論
公務員薬剤師としては、地域住民に対する健康指導を中心に、個人が自力で健康維持がしやすい土台を築いていくことで地域の健康向上に貢献していきたいと考えています。
現職の現場経験などから、地域全体への貢献意欲が芽生えた過程や、行政ならではの仕事への関心を盛り込むことがポイントです。
例文では、個人から集団へ、集団から地域全体へと意識の変化が表現されています。
また、就職後に取り組みたいことを具体的にすることで、意欲や使命感に裏付けられた定着性を印象付けることができています。
復職する場合の志望動機
復職者は、過去のブランクをどのように説明し、今後どう働きたいかを、前向きに考え伝える必要があります。体調不良が原因の場合は、回復までの努力や学びがポイントになりやすいです。
また、ブランクを埋めるための行動が就職活動を行う前の時点で、すでに行われているかどうかも重要です。
復職する場合の志望動機例文
(体調不良による退職)
私は薬剤師として復職し、患者様の不安や孤独に寄り添い、支えとなれる存在を目指しています。
理由
なぜなら、薬剤師は単に薬を提供するだけではなく、患者様に安心感を与え、心の支えとなる重要な役割を果たせると実感したからです。
具体例
私は以前、精神的な不調を理由に前職を退職し、2年間の療養期間を過ごしました。療養中に通院していた病院薬局では、薬剤師の方が薬の説明に加えて私の状態を気遣う言葉をかけてくださり、強い安心感を得ることができました。この経験から、薬剤師は人の心にも寄り添える職業だと気づき、自分も同じように誰かの支えになりたいと強く思うようになりました。復職に向けては薬学専門の勉強会に参加し、最新知識の更新に努めるとともに、地域の健康指導講座にも参加し、患者様との接点を意識した準備を行ってきました。体調面では一定期間安定した生活が継続しており、担当医師からも就業に支障がない旨の確認を得ています。
結論
ブランクがある分、謙虚な姿勢で学びを深め、一度離れたからこそ気づけた薬剤師の役割や責任を現場で長く発揮できるよう努めてまいります。
病気からの回復に向けて取り組んだことや、復職後の展望を前向きに語ることが重要です。全てを無理に前向きに捉える必要はなく、休職期間の心情の変化や学びを整理し、これからどうしていきたいかを伝えられるようにしましょう。
例文では、回復までの努力や学びに加え、復職への前向きさが誠実に伝わる内容になっています。
これにより採用側に、困難を乗り越える力や、学びを活かそうとする姿勢をアピールすることができています。
出産育児に伴う休職の場合は、家庭との両立体制をアピールしたり、育児で得た学びなどを含めたりすると良いです。
復職する場合の志望動機例文
(出産育児による退職)
私は薬剤師として復職し、患者様やご家族に安心を届けられる存在を目指したいと考えています。
理由
なぜなら、育児を通じて患者様や家族の立場から医療に関わったことで、薬剤師が与える安心感の大きさを改めて実感したからです。
具体例
私は出産・育児に専念するため、約1年半現場を離れておりましたが、子どもの保育体制や家庭内の協力体制が整い、復職を決意しました。育児中、子どもの発熱や通院を通じて、患者側の視点から薬剤師の役割を感じる場面が多くありました。とくに、子どもの服薬に関する不安を薬剤師の方が丁寧に説明してくださったとき、自分も家庭を支える医療人でありたいという思いが強く芽生えました。ブランク中はリスキリング講座やオンライン研修に参加して知識を更新し、地域の子育て支援センターでの薬の相談会にボランティアとして関わることで、少しずつ現場感覚を取り戻す努力も続けてきました。勤務に際しては家族と協力し、安定した勤務が可能なスケジュールを整えております。
結論
ブランクがある分、より丁寧に業務に取り組み、患者様やご家族にとって頼れる薬剤師として長く貢献できるよう、邁進してまいります。
家庭の協力体制や保育環境を伝えることで、採用側の不安を払拭していますね。また、育児経験で得た学びのなかでも志望動機につながるものがあるかもしれません。
例文では家庭の協力体制を明確にし、育児で得た学びも活用されています。
家庭の安定を示すことで、採用側もある程度長く働ける目処が立ちやすいですね。
また、出産育児の経験から得た学びは他の候補者にはない希少な強みとして評価される可能性があります。
アルバイト・パートの志望動機
薬剤師のアルバイト・パートでは、「家から近い」などの志望理由は避けるようにしましょう。
薬剤師のアルバイト・パートでは、限られた時間内での即戦力が求められていることが多いので、しっかりと意欲を示すようにしましょう。
アルバイト・パートの志望動機例文
私は以前OTC販売を行うドラッグストアに勤務し、結婚と出産を機に退職しましたが、家庭内の育児体制が整ったため、日中は働きたいと考えております。
理由
薬剤師以外にアパレルでの業務経験もあり、接客経験や顧客起点の店舗運営を行った経験があります。こうした経験を活かせるのではないかと考えドラッグストアを志望しております。
具体例
以前、貴店を利用した際にポップ・陳列の工夫や配慮が感じられ、買い物がしやすい環境だと感じました。ドラッグストアの中でも、お店づくりに力を入れている貴店で、私の経験がフルに活かせるのではないかと考え、応募させてただきました。
結論
薬剤師としての業務はもちろん、店舗運営などさまざまな業務に積極的に関わっていければと思います。
アルバイトやパートの志望動機では、その職場の魅力に感じたところや共感した理由を率直に伝え、自分の経験がどう活かせるかを簡潔に伝えるようにしましょう。
例文では、自分の経験と職場への共感から、相性の良さがアピールされています。また、過去の経験を活かした活躍も見込まれますね。
アルバイト・パートでは、大きすぎる目標を掲げると「その目標は、ここでは達成できないよ...」と返って評価を下げてしまう可能性があります。
その仕事で実現可能な等身大の目標と、希望条件においてとくに重視している点を率直に伝えると良いですね。
新卒の志望動機
新卒は、まだ薬剤師としての職務経験がないので、志望動機を通して熱意を伝えることが大切です。
いわゆるガクチカなどのエピソードがあると説得力のある志望理由にすることができますね。こうした経験から自身の強みをアピールする際は、求人先が求めている人物像を理解し求められているスキルに合わせて志望動機を作っていきましょう。
エピソードの強さではなく、その経験からどこまでの学びを得たのかと、そこで培った学び・強みがどの程度志望先とマッチしているかがポイントです。
新卒の志望動機例文
(アルバイト経験)
私は、地域の患者様に寄り添い、信頼されるかかりつけ薬剤師として貢献したいと考えています。
理由
薬剤師には、単に薬を提供するだけではなく、患者様一人ひとりの生活背景や気持ちをくみ取り、継続的な関わりを通じて信頼を築く姿勢が求められると考えているからです。
具体例
大学時代、ドラッグストアで2年間アルバイトをし、登録販売者のもとで医薬品の説明や相談対応を行いました。常連のお客様から「あなたがいると安心できる」と声をかけていただくことが多く、症状や不安に耳を傾け、専門的な内容を分かりやすく伝えることの重要性を学びました。この経験から、調剤薬局においては正確な調剤や服薬指導に加え、患者様の変化に気づき、医師と連携する観察力や対応力が必要だと理解しています。
結論
貴社は在宅医療や健康相談にも積極的に取り組み、地域医療に深く関わっている点に魅力を感じています。現場で経験を積みながら学び続け、安心して頼られる薬剤師として地域に貢献していきたいと考えています。
新卒の場合は、薬剤師としての経験がないので、そのまま転用できる経験がないことが大半です。そのため、過去の経験を論理的な飛躍に気をつけて応用できることを示しましょう。
例文では、アルバイト経験から学んだ責任感が専門職としての成長意欲につながっていることが分かりますね。
新卒の場合は、この成長意欲が活躍性の高さを示し、面接官に好印象を与えやすいです。
新卒就活において、部活動経験は協調性や粘り強さをアピールするガクチカとして使われることが多いです。
新卒の志望動機例文
(部活動経験)
私は多職種連携の現場で役割を果たし、信頼される病院薬剤師として成長し続けたいと考えています。
理由
医療現場では、患者様やチームメンバーそれぞれの状況に応じた柔軟な対応と、相手の立場に立って考える姿勢が結果につながると考えるからです。
具体例
大学では医歯薬会のバレーボール部に3年間所属し、1年間副主将を務めました。チーム全員が同じ目標を持ちながらも、体力や技術、コンディションはさまざまで、それぞれに応じた関わり方を意識し、全体のパフォーマンス向上を支えてきました。この経験から、一律ではない関わり方の大切さを学びました。また、部活動で培った体力や継続力は、長時間のチーム医療や最新知識の習得においても強みになると考えています。実務実習では、薬剤師が薬物療法のみならず、チーム内の意見調整やフォローアップに積極的に関わる姿を見て、この現場で働きたいという思いを強くしました。
結論
貴院で多職種連携の一員として役割を果たし、患者様やチームから信頼される薬剤師として日々成長していきたいと考えております。
チームの中で果たした役割や、困難をどう乗り越えたかを書くことで、独自性があり印象に残りやすい志望動機になります。
また、部活動では個人単位の経験以外でも、周囲を巻き込んで成果を上げた経験がよく挙げられますね。病院薬剤師やドラッグストアの管理職など、チーム単位で協働していく職種もあるので、志望先に合わせて適切な経験を抽出するようにしましょう。
例文では、チームのなかでの役割意識と課題解決への粘り強さがアピールされています。
志望動機に用いるエピソードは読み手がイメージできるかどうかも重要です。
具体に関しては面接段階で深掘りされるので、志望動機を書くときは、必要に応じて背景の説明や抽象化を行いましょう。
お見送りになりやすい薬剤師の志望動機【NG例】
薬剤師でお見送りになりやすい志望動機(志望理由)もあり、より一層気をつける必要があります。
ずばりお見送りになりやすい志望理由は、以下のような「条件・待遇」「自分のことだけ」「抽象的な内容」です。
このような内容を志望理由で話してしまうと、人事や面接官の心に刺さるどころか幻滅されてしまいます。
それでは、お見送りになりやすい志望動機(志望理由)のNG例をご紹介します。
書類選考で評価が高かった人材が志望動機を聞かれた際に「家から近かったから」などと答えてしまい、一気に評価を落としてしまうケースはまれに起こります。
人事や面接官は、求職者に「期待している」ことを忘れてはいけませんね。志望動機は、一緒に働きたいと思ってもらえるような内容を心がけましょう。
年収が高いから
国家資格の薬剤師でも年収といった条件・待遇を志望理由にしてしまうとお見送りになりやすいです。
条件や待遇を志望動機として伝えられたら、人事や面接官は以下のように考えます。
- 年収の高い会社・施設を選ぶため定着しない
- 自社でなくても良いという考えで意欲がない
- 自己中心的な考えの持ち主
- 志望理由の意図を理解していない=コミュニケーション能力がない
人事や面接官が上記のように感じてしまう、薬剤師のNGな志望動機(志望理由)を紹介します。
年収を志望動機にしたNG例
御社の年収アップ制度が充実している点が魅力的に感じ志望しました。
私が今勤めている調剤薬局は、忙しさに対する報酬が少なく、生活していくことができません。
これから貯金もして一軒家を購入したいと考えているため、この年収では安定していると言えず、将来に不安を抱えています。そこで、薬剤師の求人のなかでも年収の良い御社を志望することにしました。
もちろん、年収が多いということは忙しい環境であることを理解しています。もちろん、年収に見合った働きができるように努力するつもりです。
定着性、活躍性、希少性からも遠く離れるので、できるだけ年収を含めた条件や待遇などは志望理由にしないようにするのがベストです。
ただし、どうしても年収を志望動機にしたい場合には、人事や面接官でも納得するような具体的な理由を加えて志望動機にするようにしてください。
例えば、上記の志望動機を以下のように言い換えると人事や面接官へ与える印象を変えることができます。
年収を志望動機にしたOK例
私は、仲間達と患者さんを大切にしていく風土のある御社で、同じ志を持って働きたいと考えました。
御社にはピアボーナスが導入され、社員同士で褒められる体制をつくり、風通しの良い雰囲気と組織の活性化につなげているとお伺いしました。
私が勤めている調剤薬局は忙しく残業も多いため、心に余裕がなく仲間を褒めるということがなかなかできる環境ではありません。また、会社で正当な評価をしてくれる環境でなく、皆ギスギスした雰囲気があり、それが患者さんにも伝わっています。私もどうにか環境を変えたくて積極的に声をかけていましたが、なかなか結果に結びつきませんでした。
私は元々ムードメーカーとしてチームを盛り上げることが得意なので、今後はチームワークを重視して働きたいと考えています。御社の取り組みを見て、人と人との繋がりを大切にし、より地域住民の健康促進や、チームでの連携を大切にしていきたいと考えています。
年収=評価制度がちゃんとしていると言い換えて志望動機にした例です。年収が高いことは何に繋がるのか考え、言い換えると年収を理由にしても印象が悪くなりにくくなります。
例えば、「年収が高い=売上が良い=患者さんが多い」と考えると、患者さん第一に取り組むことが大切になるという感じです。このように、少し考える視点を変えてみると志望理由も良くなります。
もちろん、そのなかでも定着性、活躍性、希少性も忘れないようにしてくださいね。
入社後に活躍がイメージしやすいような志望理由を伝えられるようにしてください。
志望動機が自分軸だけになっている
志望動機(志望理由)が自分軸だけになっているケースも、お見送りになりやすいです。
志望動機が自分軸だけになっているとは、つまり「自分の利益だけ」を考える志望理由を指します。
自分が与えられるものだけにしか目を向けず、自分が薬局や病院でどのように貢献していけるかを無視してしまうと、志望動機としては不十分になります。
例えば、自分軸だけを優先する例としてよくあるのが以下のような志望動機です。
自分軸を優先した志望動機のNG例
私は、薬局と小売業の両方の側面を持つドラッグストアで両方を学んでいきたいと考え志望しました。
私はこれまで調整薬局で処方箋に従った調剤業務を担っていますが、新しく学ぶことも少なく将来に不安を覚えています。そこで、今拡大傾向にあり、LINEやアプリなどを導入した円滑な調剤業務を実現している御社で、新しいことをたくさん学んでいきたいと考えました。
今後高齢化が進む日本でセルフメディケーションは重要になってくると思うので、それに備えスキルを磨いて成長していきたいと思います。
新卒採用以外のほとんどの場合では、薬剤師として基本的なことができる前提での採用になります。
職場で一から学んでいくこと、成長していくことは大事なことですが、自分がどのスキルや経験を活かせるかが抜けてしまっているので、自分本位で自分軸だけの志望理由になってしまっています。
以下のように自分ができること、活かせることを整理して志望動機に入れるように心がけてください。
自分軸を優先した志望動機のOK例
私は、今後セルフメディケーションのサポートをしていきたいと考え、顧客の相談などを積極的にしている御社に貢献してきたいと思い志望しました。
調剤薬局では、病気にかかった人の治療で医薬品を用いますが、病気を防ぐためには健全な健康管理と支援が重要であると思い、私はそちらのサポートに力を入れていきたいと思っています。
私が勤めている調剤薬局は駅ビルの中に入っており、若い人やサラリーマンなどが多い店舗です。患者さんとのコミュニケーションを通じて、病気の元が生活習慣病であることがわかり、色々アドバイスしていくことが増えました。
私はその経験からセルフメディケーションを通じて患者の健康管理促進などを支援していきたいと思うようになりました。顧客とのコミュニケーションを大事にしている御社で、私の提案力とコミュニケーションスキルを活かして顧客支援を実現していきたいです。
その他に、自分本位の価値観を持っている薬剤師もお見送りになりやすいですね。
自分のことだけでなく、会社の利益、社会貢献などの視点から志望動機を考えてみてください。薬剤師は人のためになる仕事なので、より利他思考が問われます。
どの会社にも通じる志望動機になってしまっている
どの会社・施設にも通じるような志望動機(志望理由)になっていると、お見送りになることが多いです。
どの会社・施設にも通じるような志望動機だと、人事や面接官は以下のように考えます。
- 自社でなくても良いという考えで意欲がない
- 企業研究をしていない
- ミスマッチが起こる可能性が高い
抽象的な内容の志望動機だと、定着性が大きく欠けてしまい人事や面接官は不安を抱きます。
例えば、以下のような志望動機はどの会社・施設にも通じるので、特定の薬局や病院などでなくても言えてしまいます。
抽象的な志望動機のNG例
私は、御社での薬剤師の資格を活かし人の役に立ちたいと考えています。
継続的に医薬品の処方が必要な人たちのために、お薬手帳管理や服薬指導もしていきたいと思っています。
私は、ドラッグストアに併設されている調剤薬局に勤務しており、さまざまな患者さんに接する機会を持ってきました。調剤業務ではより多くの人への調剤を実現させるため、アプリやLINEなどを用いたリクエストに沿った調剤をしていくので、受け渡しだけになりがちでコミュニケーションが薄くなっています。
今度は、クリニックに隣接している調剤薬局に勤務することで、専門的に患者さんに接し、症状に不安を抱えた患者さんに寄り添っていきたいと考えています。
薬剤師は人のためになる仕事であり、またクリニックに隣接した調剤薬局はたくさんあります。薬剤師の資格を取得しているのなら誰にでも言える内容で、この店舗でなくてはならない理由が薄いため、志望理由として説得力がありません。
もし、このような理由にしたいなら以下のように付け加えてみると良いです。
抽象的なOK例
私は、健康フェアやセミナーなどを積極的に開催し、地域に根付いたサービスを提供している御社で、積極的に地域医療に貢献していきたいと考え志望しました。
現在、ドラッグストアに併設されている調剤薬局に勤務しており、さまざまな症状に関する調剤をしてきました。調剤業務ではより多くの人への調剤を実現させるため、アプリやLINEなどを用いたリクエストに沿った調剤をしていくので、受け渡しだけになりがちでコミュニケーションが薄くなっているのが実情です。しかし、私はコミュニケーションも大切な仕事であると考えています。
今後は御社の取り組みのように地域医療に貢献する姿勢を大切にしながら、さまざまな業務を担えるマルチタスク力とコミュニケーション能力を活かし、御社で活躍していきたいです。
その会社が積極的におこなっている取り組みや経営理念などは、企業研究をしていくことでわかります。
面接では企業研究をしていることが前提となっているので、企業研究ができていないと志望意欲が低いと思われてしまうため注意が必要です。
志望動機も人事や面接官が納得する理由が必要です。志望動機には正解がないため、主観だけでなく客観的な視点も重要になってきます。
もし、より人事の心に刺さる志望理由にしたいなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職のプロが人の心に印象に残りやすい志望動機作成の手伝いをしてくれますよ。
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採用担当者に刺さる薬剤師の志望動機のポイント
薬剤師が採用担当者の目に留まる志望動機(志望理由)を考えるためには、まず採用側が志望動機を通して何を知りたいのかを把握する必要があります。
選考において志望動機がどのような役割を担っているのかを理解した上で、具体的な志望理由を考えることが大切です。しかし、多くの求職者は選考で志望動機を確認される意味を把握できない傾向にあります。
質問の意図を理解できなければ、採用担当者が知りたいことを志望動機に織り交ぜることができません。結果として、ズレた志望動機になってしまい、採用担当者の目に留まらなくなってしまうのです。
とくに、チーム医療やセルフメディケーションの推進など大きなミッションを抱える薬剤師は、以下のようなポイントを踏まえながら志望動機を考えましょう。
薬剤師が志望動機を考える際のポイント
それぞれ具体的に志望動機(志望理由)を考える際のポイントと概要を解説していきます。
定着性:他ではなくその病院・薬局を志望する理由
薬剤師が人事に刺さる志望動機を作成するにあたり、定着性を意識してみてください。
薬剤師不足を抱えている薬局やドラッグストアでは、できるだけ長く働いてほしいと考えています。
しかし、現実には転職ありきで次の職場を決める薬剤師が多いです。というのも十何年も1社に定着して働き続けるメリットが感じられず、働きやすい職場を求めて数年で離職してしまう薬剤師もいます。
志望動機に嘘はいけませんが、一定期間働き続ける意志が感じられる志望動機なら人事の目に留まりやすいです。
志望動機で定着性を伝えるためには?
- 求人先の強み・優位性・特徴などを理解する
- 求人先でのキャリア目標が明確にする
「転職をすることで現状が良くなれば良い」という考えでは定着性の高さを伝えることはできません。
他ではなくその医療機関や薬局でなければならない志望理由を上記ポイントを踏まえて考えてみると良いです。
活躍性:病院・薬局側の求める人物像かどうか
薬剤師が人事に刺さる志望動機を考えていくためには、活躍性も忘れてはいけない要素です。
自分が活躍できる人材であることはなかなかアピールしづらいですが、採用後に活躍できる人材だと思ってもらうためにはしっかりアピールすることが大切です。病院・薬局側が求める人物像にマッチしているのかを志望動機では伝えられます。
志望動機で活躍性を伝えるには?
- 求める人物像にマッチするエピソードを探す
- 自分の信念や将来像が求める人物像に合うか確認する
ただ、「自分は求める人物像にマッチしています」というだけでは説得力がありませんよね。
面接官に説得力のある志望理由にするためには、薬剤師としての経験やスキルが求める人物像に当てはまることを伝えると良いです。
希少性:他の候補者と差別化する
薬剤師が人事に刺さる志望動機を考える際には、希少性も伝えられるように心がけてみてください。
希少性とは、他の応募者との差別化を図ることです。人事は、常に多くの求職者の履歴書や職務経歴書を目にして、面接をおこなっています。つまり、抽象的な内容であれば「他の人と一緒」で印象に残りづらいのです。
つまり、抽象的な内容ではなく自分だからできることを志望動機を通じてアピールできれば、人事にも一目置かれる志望理由にできるのです。
志望動機で希少性を伝えるには?
- 自分のスキルや経験を棚卸しする
- 自分の強みを明確にして盛り込む
自分の強みがポータブルスキル(どの職種にも活かせるスキル)であっても、自分ならではのエピソードなどがあれば、それは差別化にもつながりますよ。
とはいえ、1人で志望理由を整理するには限界を感じている人もいるのではないでしょうか。そんな人には転職エージェントがおすすめです。
これまで何人もの転職支援をしてきた転職のプロがあなたの熱意が伝わる志望理由になるようにアドバイスしてくれます。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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ただ、志望動機と自己PRが混同しないように注意してください。どちらも経験に紐づけることが大切ですが、区別して書かなければ採用側の混乱を招いてしまいます。以下の記事で、薬剤師向けの自己PRの書き方を解説しているので、合わせて参考にしてください。
薬剤師の志望動機で人事は何が知りたい?
薬剤師が志望動機を考える上で、人事が志望動機(志望理由)で何を聞きたいかの意図を理解しておくことは大切です。
人事や面接官は志望理由を聞くことで、以下のようなことを知りたいと考えています。
採用担当が見ているポイント
- なぜ当社(当院)を選んだのか
- 長く勤務してくれる人か
- 求める人物像と合っているか
- 仕事の価値観や考え方を知りたい
- どのような人柄か知りたい
ずばり人事や面接官が知りたいのは、先ほどご紹介した「定着性」「活躍性」「希少性(個性)」です。
とくに、薬剤師の仕事は専門的で需要が高い職種であるため、採用する側は少しでも長く働き、期待する活躍をしてほしいと考えています。
そのため、志望動機を通じて人柄や仕事に対する考え、自社(自院)についてどのくらい理解しているかなどを知り、ミスマッチのない採用を目指しています。
面接で印象に残る志望動機の答え方
志望動機(志望理由)は内容だけでなく、答え方でも印象に残る必要が必要です。
志望理由を答えるときは以下の点を意識してみてください。
面接で志望動機を答える際のポイント
- 長く話しすぎないようにする
- 丸暗記せずに要点だけを押さえる
- 結論を伝えて、締めくくりで意欲を伝える
- 一次面接、二次面接で志望動機を変えない
基本的に構文は書いた時と同じで結論から話し、締めくくりで意欲を伝えます。
また、志望動機の丸暗記はせずに、要点だけを押さえて自分の言葉で具体的に説明するのがおすすめです。その時は、長く話しすぎないように1分~3分の間で話すようにしてみてください。
また、答えるときに大事なのが一貫性です。例えば、コミュニケーション能力があると答えた人が、声が小さいと説得力がありません。
また、患者さんに寄り添う必要のある薬剤師が、面接官のことを考えずに一方的にずっと喋ってしまうなども同様です。
志望理由の答え方で、どのような人かを判断している人事や面接官もいるので、上記ポイントをしっかり意識してみてください。
面接での失敗で1番多いのが、一方的に話すぎてしまうことですね。
面接も相互理解の場なので、一方的に話す姿勢よりは「会話する」姿勢を持って臨んだほうがリラックスもでき、スムーズな受け答えができるようになります。
自分の全てを相手に伝える必要はありません。気になることがあれば面接官が質問してくれるので、本当に伝えたいことだけを伝えるようにしてくださいね。
志望動機を磨くなら薬剤師向け転職エージェントに相談
もし良い志望動機(志望理由)を考えたいなら、薬剤師向けの転職エージェントに相談してみてください。
プロの視点で人事の心に刺さる志望理由にするためのアドバイスをしてくれます。
志望動機は正解がないので自分1人で作っても、採用担当者に刺さる志望理由であるかなども判断しづらいです。転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談すれば、ポイントなどを教えてくれますよ。
また、志望理由にも関わる大切な以下のことも支援してくれます。
- 企業研究・業界研究
- 履歴書・職務経歴書の添削、作成補助
- 自己分析アドバイス
- 面接対策 など
しかも転職エージェントは完全無料で利用できます。
専任の担当者がつく転職エージェントもあり、薬剤師の転職支援を徹底的におこなってくれるのも魅力です。企業研究や情報収集なども1人でおこなう必要がなく、担当者を頼ることができます。
人を魅了する志望理由にするには、「客観性」が大事です。1人で完結しないでプロの意見やアドバイスも頼り、参考にしてみてくださいね。
個人情報保護の観点でも安心して利用できる転職エージェントを利用してみてくださいね。
とくに、以下の薬剤師に特化した転職エージェントは、職業紹介優良事業者に認定されているので安心して利用できますよ。
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薬剤師におすすめの転職エージェントランキングについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。
選考対策に行き詰まる薬剤師によくある質問
選考対策に行き詰まる薬剤師によくある質問をまとめました。
志望動機(志望理由)を考えていくのに合わせ、面接対策の参考にしてみてください。
転職理由・退職理由の答え方
転職理由・退職理由の答え方を教えてください。
薬剤師に限りませんが、転職理由と退職理由を答えるときに大切なのは、嘘をつかないこと、志望動機と一貫性を持たせることです。
嘘をついてしまうと、志望動機や自己PRとの辻褄が合わなくなってしまい、結局バレてしまうことが多いです。
また、素晴らしい志望動機を伝えたとしても信用されなくなってしまうので、嘘はつかないようにしましょう。
薬剤師向けの転職理由の考え方・答え方について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
逆質問の答え方
逆質問の答え方を教えてください。
逆質問の場合も、志望動機と同じく年収や待遇などの質問をしないようにしてください。
今後、入社するイメージをつけやすい逆質問にすることで、熱意を伝えやすくなりますよ。
逆質問も薬剤師としての活躍をアピールできる機会です。その機会を無駄にしないようにしてくださいね。
逆質問に悩んでいる薬剤師は下記の記事も参考にしてみてください。
転職回数が多い場合の答え方
転職回数が多い場合の答え方を教えてください。
転職回数が多い場合は、転職に一貫した軸があったことを伝えるのがおすすめです。
例えば、さまざまな診療科で薬剤師として経験を積み、どんな症状にも対応できる力を身につけたなどです。
もし、一貫した軸がない場合は、ポジティブな転職理由をしっかり伝えましょう。また、これから腰を据えてキャリアを築いていきたい旨を伝えることも大切ですよ。
転職回数が多い薬剤師で、どのように答えれば良いのか悩んでいる人は下記の記事も参考にしてみてください。
もう1点、志望動機を書くうえで、案外陥りやすい注意点があります。それはテンプレートをそのまま丸写ししてしまうことです。
実際にある事例ですが、志望理由の文面がほかの候補者と一緒になってしまい、どちらも不採用になることがあります。
志望動機をテンプレートのまま提出し、他の履歴書・職務経歴書の信用も失ってしまうというケースですね。