薬剤師の転職回数は何回まで?繰り返す人が成功させるコツを解説
薬剤師の転職回数は多いと不利になるのかを現役転職エージェントが徹底解説します。
10回以上も転職している場合はどうなるのかもについても説明します。さらに薬剤師が転職を繰り返すことなく成功させるコツも紹介します。
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薬剤師で転職回数が多くても不利になるわけではない
薬剤師は転職回数が多い場合も不利になりにくいです。
厚生労働省が2024年に公開した賃金構造基本統計調査によると、全職種の平均勤続年数が12.4年なのに対して、薬剤師の平均勤続年数は7.9年でした。
また、厚生労働省の薬剤師確保のための調査では、薬剤師の充足状況に対する認識(充足感)について、病院では64.8%、薬局では41.2%の施設で薬剤師が不足していると回答しています。
つまり、慢性的な人手不足の影響や、薬剤師としての知識や経験・専門スキルはどの職場でも活かせるため、薬剤師の業界全体として人材の流動性が高く、転職回数が多かったとしても採用担当者にマイナスの影響を与える心配はありません。
末永
ただし、過去の勤続年数が1年未満の早期・短期離職が多い場合には不利になる可能性があります。
先述した内容に加え、薬剤師の仕事は調剤業務がメインになることが多く、転職回数は不利になりにくいです。しかし、早期・短期間で離職してしまった場合は「うちに転職してもまたすぐに辞めてしまうのではないか?」と懸念を持たれてしまうので注意が必要です。
薬剤師で転職回数が10回以上あると不利になる
薬剤師は人材の流動性が高く、多少転職回数が多くても不利にはなりにくいですが、求職者の年齢に対してあまりにも転職回数が多すぎると、採用担当者にマイナスの印象を与える恐れがあります。
末永
たとえば、30代までに転職回数が10回以上あると、1つの職場での在職期間が1年未満ということになるので、先述したように不利に働いてしまいます。
採用担当者としては人材採用コストを考え、1度入社した後はできるだけ長く働いてほしいと考えています。いくら薬剤者が売り手市場であったとしても、極端に過去の勤続年数が短いと「採用しても続かないのでは?」「またすぐに辞めてしまうのでは?」という懸念から採用を踏みとどまる可能性があるのです。
【年代別】薬剤師の転職回数
大手薬剤師向け転職サイトの薬キャリによる独自の転職実態調査に基づいて、薬剤師の転職回数を年代別に見ていきます。
上のグラフを見ると、年齢を重ねるほど転職回数は多くなる傾向にあることが分かります。20代で1回以上の転職経験がある人はわずか14%でしたが、30代になると一気に93%にまで跳ね上がり、2回~3回転職する人も珍しくありません。さらに40代以上になると、3回以上転職している人が半数を占めています。
このように、薬剤師は年齢別に転職動向が変わっていきます。ここからはその理由にも触れながら、転職回数の目安や不利になりがちな転職回数についても紹介していきます。
20代薬剤師の転職回数
20代薬剤師の転職回数は2回以下にしておくことが目安です。20代で3回以上転職していると転職しまくりだと思われてしまい、転職も不利になる可能性を高めます。
若手で極端に転職回数が多い場合、離職理由によっては採用担当者が「薬剤師としてのスキルや経験が浅い・少ない」「長期就業に不安がある」とされ、書類選考や面接で落とされる可能性もあります。
また、20代は仕事に慣れる必要があり、スキルや経験を身につけるのに時間がかかります。
実際に厚生労働省の職業情報提供サイトの入職前後の訓練期間を見てもわかるように、周囲のサポートがなくても業務ができるようになる期間が1年超~2年以下が24.6%と最も多いです。
つまり、20代にうちに1年未満のタイミングで短期離職してしまうと、スキルや経験が充分ついていないと判断される可能性があると言うわけです。
薬剤師業界として離職率が高いからといって、むやみに転職回数を増やさないようにすることも大切です。
末永
1年未満で退職していた場合も、採用担当者にポジティブな印象が与えられるように、書類選考や面接では明確で納得感のある離職・転職理由を伝えることが重要です。
ただ、誰もが面接官・採用担当者に響く転職理由・退職理由・志望動機を思い浮かぶとは限りません。
末永
どう説明すればいいか分からない、上手く伝えることができるか不安な場合は転職活動をサポートしてくれる転職エージェントに相談してみると良いです。
利用する際に「転職回数が多くてもポジティブに思ってもらえるような伝え方を教えて欲しい」と具体的に伝えると、より詳細なアピール方法・コツを教えてもらえますよ。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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30代薬剤師の転職回数
30代薬剤師の転職回数は3回以下にしておくことが目安です。30代で4回以上転職してしまうと転職しまくりだと思われ、転職も不利になりやすくなります。
20代〜30代薬剤師の転職は今後のキャリアを左右するものです。
今後どのようなキャリアを歩んでいくかにもよりますが、30代では以下のようなスキルを身につけると良いとされています。
- 調剤の実務経験
- 管理薬剤師・エリアマネージャーの経験
- 在宅医療の経験
- かかりつけ薬剤師の経験
- 認定・専門薬剤師の経験 など
とくに30代は年収アップやキャリアアップを目指すタイミングでもあるので、転職に前向きな人も多い傾向にあります。
ただし、あまり転職回数が多く1社の在籍期間が短くなると、上記のようなスキルを身につけられているかを疑問視される可能性があります。
30代で転職する際は、しっかりキャリアプランを立てて、どんなスキルを身につけており、今後どのような経験を積んでいきたいかなども伝えられるようにしておいてください。
末永
2022年に公開された厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、薬剤師全体のうち女性の割合は61.6%です。
20代~30代で結婚・出産・パートナーの転勤などのライフイベントを迎える場合も想定してキャリアを立てるのが良いですね。
今後のキャリアによって、プライベートと両立しやすい職場に転職したり、パートや派遣薬剤師になったりと、薬剤師の人材流動性の高さを活かし、自分の都合に合わせて柔軟に職場・働き方を変える選択肢もありますね。
末永
キャリア設計や今後どのようなスキルや経験を身につけるべきか、もしくはどのタイミングで転職すべきかなど迷ったら、薬剤師のキャリアに精通しているキャリアアドバイザーに相談してみてくださいね。
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40代以降の薬剤師の転職回数
40代以降の薬剤師の転職回数は4回以下にしておくことが目安です。40代以降で5回以上転職してしまうと転職しまくりだと思われ、転職も不利になりやすくなります。
多くの医療機関や薬局、企業などは40代以降薬剤師にはこれまでの豊富な経験と、即戦力としてのスキルを期待しています。一般的には40代以降の転職は難しいとされていますが、薬剤師の場合は40代以降でも転職も充分可能です。
また、40代以降の薬剤師には以下のようなスキルが期待される場面も多いです。
- マネジメント経験
- 薬局長・管理薬剤師・エリアマネージャーの経験
- 病院での臨床現場
- 在宅医療の経験
- かかりつけ薬剤師の経験
- 認定・専門薬剤師の経験 など
40代では年収も高く、これからマネジメントを期待するポジションも多くなります。一方で、年収に見合ったスキルや経験を重視する傾向にもあり、短期で離職してしまえば管理職として無責任であると捉えられてしまいます。
短期で離職経験がある場合でも「すぐに辞めてしまうのでは」と懸念を持たれてしまいかねません。
40代で転職する際は、選考ではこれまでの経験とスキルを明確に伝えるのと同時に、そのスキルと経験を活かしてどのような貢献をしていけるかなどを明確に伝えてみてください。
末永
最近では、電子薬歴を導入している薬局やドラッグストアなどが多くなっています。年齢の高い薬剤師ほど電子薬歴への抵抗が高く苦戦する人も多くなります。
電子薬歴への利用経験や経験がなくても前向きであることを伝えることが大切ですね。
末永
電子薬歴の導入などを含めた求人先の働く環境や設備などを詳しく知りたいなら、転職エージェントを利用してみてください。
求人先の詳しい情報などを共有してくれるだけでなく、企業の求める人物像も把握しているので、良いアピール方法まで教えてくれ、40代でも転職しやすくなりますよ。
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薬剤師は新卒3年目までに42%が転職している
薬剤師向けの大手転職エージェントであるファルマスタッフを運営するエムスリーキャリアの調査結果によると、新卒3年目までに42%の人が1回以上転職を経験したと回答しているのがわかりました。
一般的に「とりあえず3年」「入社後3年間は辞めないほうがいい」といわれる通り、令和3年に厚生労働省が公表した調査資料によると新規学卒就職者(新卒入社)における3年以内の離職率は30%程度です。
一方で、国家資格である「薬剤師」の保有者は若手であっても求人需要も高く、離職率の高さにつながっていると考えられますね。
この背景には、薬剤師のキャリアパスも影響していると考えられます。厚生労働省の薬剤師確保のための調査によると、直近3年の採用者の勤務経験と退職者の勤務経験は以下の通りです。
- 病院
採用者に占める新卒の割合:61.6%
退職者に占める新卒の割合:55.2% - 薬局
採用者に占める新卒の割合:26.0%
退職者に占める新卒の割合:10.0%
病院では新卒、薬局では新卒以外を採用する割合が高いことから、病院ではスキルアップを望む若手が多く、薬局では年収・給与の高さや柔軟な働き方を求める転職者が多いと考えられます。
また、直近3年の退職者の年齢について、病院では20代と回答した割合が32.9%と最も高く、次いで30代が30.8%でした。一方、薬局では30代が30.3%と最も高く、次いで40代が23.4%です。
これらの結果から、大学卒業後に病院に就職したあとに薬局などへ転職するキャリアパスを志向している薬剤師が一定数いるのではと考えられますね。
末永
病院での実務経験を積んで、さらにキャリアを伸ばしていきたい薬剤師は転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントは薬局やドラッグストア、製薬会社など、薬剤師の転職に熟知しており、希望するキャリアプランを実現するためのアドバイスをしてもらえますよ。
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薬剤師におすすめの転職エージェント・転職サイトランキングについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
薬剤師で転職回数が多いと与えるネガティブな影響
薬剤師で転職回数が多いと、採用担当者にネガティブな印象を与えるのは事実です。
実際に、薬剤師に転職回数が多いことで面接官に与えてしまうネガティブな印象を4つご紹介します。
書類選考や面接ではこれらの影響を払拭すべく、適切なアピールが必要となるので、ぜひ参考にしてください。
採用しても転職を繰り返す・すぐに辞めるのでは
人材の流動性が高い薬剤師業界であっても、離職回数があまりにも多い、入社後1年目に辞めている、という場合は、「長く働いてもらえないのでは?」と採用担当者にネガティブな印象を与える恐れがあります。
基本的に求人先は薬剤師にできるだけ長く勤めてほしいと考えており、薬剤師不足である薬局やドラッグストアはなおさら長く在籍してほしいと考えています。
人を1人採用するということは、採用する側からしてもお金と時間がかかることです。そのため、少しでも長く働いてくれる薬剤師を求めています。
つまり、転職回数が多くなるとこの長期在籍に懸念を持たれてしまうのです。
この懸念を払拭するためには?
採用担当者に好印象を与えるためには、以下のことを明確に伝えてみてください。
- 退職理由や転職理由
- 応募先の志望理由
- 応募先の大変な点も把握していること
- 大変なことを踏まえた入社後に歩みたいキャリア
これらの内容をポジティブかつ明確に説明することで採用の可能性を高められます。
末永
求人先の大変な点もしっかり把握していること、それを理解した上で転職したいことをしっかり伝えると転職回数が多かったとしても、短期離職の懸念も払拭されやすくなりますよ。
企業研究を入念におこない、転職を繰り返す・すぐに辞めるという懸念を払拭できるような意思をアピールしてみてください。
勤続年数が短く、十分なスキルが身についていないのでは
20代で転職回数が多いと「薬剤師の実務に必要なスキルが身についていないのでは」と採用担当者に判断される可能性があります。また、社会人として働くうえで必要となる最低限のビジネススキルやコミュニケーション能力・問題解決能力などが不足しているのではと懸念を持たれるかもしれません。
新卒3年目くらいまでは薬剤師としての実務経験が不足していても大きな影響はなく、熱意や将来性を前向きにアピールできれば採用可能性は高まります。
採用する側も、若手薬剤師はこれから経験を積みスキルを身につけていくことを期待しているので、熱意や将来性を前向きに考えていれば、伸び代があると判断されるからです。
ただし、4年目以降で転職回数も多い場合には、一般的に即戦力としての活躍を期待される年代なので自身の経歴・スキルをしっかりとアピールするか、未経験可などの求人に応募するのも良いですね。
この懸念を払拭するためには?
先述したように熱意や将来性をアピールするのが効果的です。熱意や将来性をアピールするには具体的に以下を伝えてみてください。
- スキル不足の部分をどう補うか明確にする
- 学ぶ姿勢があること
- 入社後に活躍するためにどうするべきか
末永
学ぶ意欲や成長意欲があることは、20代の薬剤師に求められる要素の1つでもあります。
入社した後にどのようなキャリアを歩んでいけるかしっかり企業研究した上で、スキル不足などを補えるような熱意を伝えてみてくださいね。
人間関係を上手く築けないのでは
転職回数が多いことで、人間関係を上手く築けない人材などではと懸念を持たれてしまう可能性があります。
短期間で転職を繰り返している場合、その理由の背景には「協調性がない」「採用してもほかの社員とうまくコミュニケーションが取れないのでは?」と不安を持たれかねません。
そのため、転職回数が多い理由として「人間関係」をあげるのも禁物です。
ネガティブな理由で転職を繰り返す薬剤師は、また同じ理由で転職するのではないか?という懸念から採用が見送られてしまうこともあるので、上司や同僚・同期との人間関係がうまくいかなかったのが事実であったとしてもストレートに伝えるのはやめましょう。
この懸念を払拭するためには?
人間関係を転職理由などで伝える場合には、自分なりに改善できることはなかったか、今後にどのように活かしていくかを分析し、ポジティブに表現できれば好印象を与えられます。
ポジティブな言い換えとして以下のような視点で言い換えてみてください。
- 自分がどのように改善しようとしたか具体的に伝える
- 会社の社風や方向性のミスマッチに置き換える
- 自分がどのような働き方をしたいか伝える
何らかのトラブルを抱えているのでは
明確な退職理由がなく転職を繰り返している場合は、問題が起きるたびに転職をしている、仕事へのモチベーションが低い人だと判断される恐れがあります。
どんな職場でも熱意に欠け、途中ですぐに投げだしてしまうのでは?職場内でトラブルを起こしてしまうのでは?と早期離職のリスクから採用担当者に敬遠されることもあります。
とくに、過去の経歴に一貫性がなく、何度も転職をしている場合はより何らかのトラブルがあったことを懸念されてしまうので、面接では伝え方を工夫しなければなりません。
この懸念を払拭するためには?
何らかのトラブルを抱えているのではと懸念を払拭するためには、失敗から「何を学び」「どのように活かしたか」を伝えることが大切です。
誰でも失敗をすることがあります。トラブルや失敗を克服して問題解決力があることをアピールできることにもつながるので、自分の失敗やトラブルを整理・分析して、どのような改善に繋げてきたかをしっかり伝えてください。
末永
面接では、基本的にその人の人となりや価値観を知りたいと考えている面接官が多いです。
薬剤師として、どのような失敗やトラブルを起こしてしまったかよりは、失敗から何を学び、どのように活かしていきたいかに注目する面接官が多いので、しっかり自分の考えや行動まで伝えるようにしてくださいね。
【職場別】薬剤師の転職回数に対する考え方
薬剤師の勤務先は多岐にわたり、その職場によって転職回数の捉え方は異なります。ここでは、職場別で転職回数に対する考え方をまとめてみました。
薬剤師の職場は以下の3つに分けられます。
ドラッグストア・調剤薬局
ドラッグストア・調剤薬局では転職回数が多くても転職に影響しにくいです。
ドラッグストア・調整薬局は以下のような特徴から、転職回数が多くてもそこまで大きな懸念点にはなりません。
- 新卒よりも中途採用を多く受け入れる職場が多い
- 地方や小規模施設では人手不足な職場が多い
- 調剤業務メインで業務内容が類似している
ただし、転職回数が5回以上と多い場合は、人間性に不安を抱かれたり、過去の転職経験について掘り下げて質問されるケースもあります。書類選考や面接では転職理由や背景を明確に説明できるようにしておきましょう。
末永
ドラッグストア・調剤薬局は、医薬品の販売、処方箋による薬の調剤業務が中心で、営業時間が決められているのでプライベートを重視したい人に人気の職場ですね。
地域によっては人手不足であることで求人も多く、高年収のポジションもあり、中途も積極的に受け入れていることが多いのも特徴ですよ。
ドラッグストア薬剤師の転職については下記の記事も参考にしてみてください。
病院
病院は転職回数が多いと不利に働きやすいです。
そもそも病院は、基本的に新卒採用で薬剤師を募集しており、中途採用も少ない人気の職場です。
薬剤師の中途採用もおこなっている病院もありますが、採用難易度は基本的に高いため、チャンスも少ないといえます。
末永
中小規模の病院になると転職難易度は下がりますが、国公立病院の大規模病院になると転職難易度は上がると考えておくと良いですね。
病院薬剤師について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
製薬会社
製薬会社は病院同様、転職回数が多いと不利に働きやすいです。
製薬会社は新卒採用が基本で、そもそも転職難易度は高く設定されてます。
また、中途採用があるとは言え、同業種での経験がないと転職は厳しいです。つまり、大手企業から中小の製薬会社への転職可能性は十分ありますが、大手企業への転職は難しいのが実情です。
製薬会社を含む企業薬剤師への転職について、さらに詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてください。
薬剤師で転職回数が多い人は転職理由が重要になる
薬剤師で転職回数が多かったとしても、納得感のある転職理由をアピールできれば不利になることはありません。つまり、転職理由の伝え方が内定獲得率を大きく左右するのです。
採用担当者は表面的な転職理由を知りたいと思っているのではなく、選考の中で転職理由を聞いた上で採用して問題ない人材かどうかを見極めようとしています。
採用担当者が転職理由で確認したいこと
- ずっと働いてくれるか
- ミスマッチがないか
- 仕事への姿勢や考え方を知りたい
- 求職者の人柄を知りたい
- 熱意や意欲を知りたい など
そのため、転職理由をおざなりに伝えるのは禁物で、採用担当者・面接官の質問意図を正しく汲み取り、適切に回答できるように準備しておくことが重要です。
末永
採用担当者の意図を上手く把握できない場合、上手く伝えられるか不安な場合は転職エージェントに相談するのがおすすめです。
薬剤師に特化した転職エージェントは日頃から採用担当者とやりとりをしており、どのような人物を求めているのかを把握しています。転職エージェントを利用することで、採用担当者が安心できる的確な転職理由を用意することができますよ。
薬剤師におすすめの転職エージェント
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薬剤師に多い退職理由
実際に薬剤師に多い転職理由をご紹介します。
厚生労働省が公開した薬剤師確保のための調査によると、直近3年間の代表的な退職理由は以下の通りです。
病院
- 一身上の都合:35.5%
- 個人的理由(結婚):13.9%
- 契約期間の満了:9.1%
- 個人的理由(出産・育児):13.9%
- 働く場所(勤務地)の不一致:4.7%
薬局
- 一身上の都合:27.8%
- 契約期間の満了:21.2%
- 職場の人間関係:8.0%
- 病気等の体調不良:7.8%
- 働く場所(勤務地)の不一致、働き方(勤務日数や勤務時間等)の不一致:7.1%
病院で勤務する薬剤師では「一身上の都合(35.5%)」、「個人的理由(結婚)(13.9%)」という自己都合による退職理由が多くみられました。
一方で、薬局で働く薬剤師では「一身上の都合(27.8%%)」「契約期間の満了(21.2%)」の理由が多く、病院薬剤師で多く見られた「個人的理由(結婚)」の退職理由はわずは4.7%でした。
末永
薬剤師が退職を選ぶ理由には、やむを得ない事情で転職を選択する以外では「年収アップ」や「環境改善」、「キャリアアップ」などが比較的多い傾向にありますね。
資格を取ったら一生安泰ではなく、日々の自己研磨が年収アップやキャリアアップにつながると考えている人も多いようですね。
転職回数が多い薬剤師の面接対策
薬剤師の転職回数が多い場合でも、選考を突破できる面接対策をご紹介していきます。
転職回数が多い薬剤師が転職活動を有利に進めるためには、いくつかのコツを抑えると良いです。ここでは過去転職を繰り返した薬剤師の人が選考をスムーズに突破するために気を付けたい対策・ポイントを4つ紹介します。
これまでの退職理由をごまかさない
退職理由は、ごまかさず、事実を正しく伝えるようにしましょう。
たとえば、「キャリアアップ・スキルアップのため」といったポジティブな理由だけでなく、「人間関係がストレス」「残業が多いので、働く時間が長い」「柔軟な働き方ができない」「給料など待遇が悪い」「年収に不満がある」などネガティブな理由の場合でも正直に伝えることが大切です。
末永
嘘やごまかしは人事担当者にはすぐにバレてしまいます。
嘘がバレてしまうと他の回答が全部嘘なのではと信用してもらえなくなるので、嘘をついたりごまかしたりするのは避けるようにしてくださいね。
ただ、ネガティブな退職理由・不平不満をそのまま伝えると、悪印象を与える恐れもあります。
嘘をつく必要はありませんが、ネガティブな事実を伝えるだけでなく「積極的にコミュニケーションを図ったが上手くいかなかった」「残業が多いため効率化を図ったがすぐに改善されたなかった」など、改善のために積極的に行動したことを付け加えることで、採用担当者が納得しやすい転職理由となりますよ。
志望動機・転職理由を明確にする
転職回数が多い場合は、志望動機・転職理由を明確にして本気度・熱意を伝えることが大切です。
転職回数が多い場合、採用担当者は「またすぐ退職するのでは」という懸念を抱きやすいので、将来的なキャリアプランを踏まえて今回を最後の転職にしたい意向や覚悟を伝えることが重要です。
具体的には以下のような内容を伝えましょう。
- どのようなキャリアを歩みたいか
- 薬剤師としての今後の目標
- どのように成長していきたいか など
前向きな志望動機・転職理由であることをしっかり伝えて、マイナスイメージを緩和していきましょう。
末永
志望動機や転職理由に年収や条件などを用いるのは避けるようにしてくださいね。
同じ年収や条件の会社や、それ以上の年収の案件があればそちらに転職してしまうと思われてしまう可能性もありますよ。
一貫性のある説明が大切
転職回数が多い場合、これまでの経歴や志望動機・自己PRなどに一貫性を持たせて説明することが大切です。
薬剤師は専門職であり、何回転職していたとしても基本的には次の転職先に困りません。ただ、過去の職歴がバラバラで関連性が分かりにくいと「行き当たりばったりに仕事を選んできたのだろうか?」「キャリアビジョンがなく、問題発生時はすぐに辞めてしまうのでは?」と仕事に対する意欲が低いと判断されてしまう恐れもあります。
よりスムーズに選考を進めるためには、過去の経歴に共通点を見つけ、志望動機・自己PRなどに一貫性・ストーリー性をもたせると伝わりやすく、採用担当者に志望度・熱意を感じてもらいやすくなりますよ。
たとえば、調剤薬局・ドラッグストアと数々の店舗を経験している場合、各職場で得られた経験やスキルを説明するだけでなく、「患者さん一人ひとりに寄り添った対応がしたい」「直接感謝の言葉をもらえるとやりがいを感じる」といった仕事に対する価値観を補足しながら志望動機を伝ると、好印象につながります。
職務経歴書は省略せずに記載
転職回数が多い場合も、職務経歴書はこれまでの経験を省略せずに記載してください。
薬剤師は就職先ごとに業務内容も大きく異なるので、これまで自分がどのような経験をしてきたかを余すことなく伝えることが大切です。
末永
何回も転職を繰り返してしまったことはもう変えることができません。大切なのはこれからです!
自分がさまざまな環境で培った経験をどのように活かせるかアピールするためにも、職務経歴書には経験をしっかり書いてくださいね。
末永
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転職回数が多い薬剤師の履歴書・職務経歴書の書き方
転職回数が多い薬剤師の履歴書と職務経歴書の書き方をご紹介していきます。
転職回数が多い場合も、原則すべての経歴を記載する必要があります。
なぜなら、応募先によっては採用前に応募者がどの施設・企業で働いていたのか、働きぶりはどうだったのか、といった前職調査をおこなうことがあるからです。また、入社後に雇用保険被保険者証や年金手帳の厚生年金加入履歴などから、過去の職歴が明らかになるケースもあります。
そのため、故意に職歴を省略してしまうと、経歴詐称を疑われたり、悪い印象を与えたりと、入社前から信頼を損なうことになりかねません。最悪の場合、内定取り消しや解雇といったケースも考えられるので、ルールを守って、これまでの経歴を全て記載するようにしましょう。
末永
薬剤師の場合、転職回数が多いことは必ずしもマイナスにはなりません。「転職回数が多い=経験豊富で即戦力になれる」と判断してもらえるように、それぞれの職場でどのような経験をして、今後どう活かせるのかをアピールできると良いですね。
採用担当者は求職者が何回転職したかよりも、転職理由や薬剤師としての業務経験・勤続年数を重視する傾向にあるので、履歴書や職務経歴書でポジティブな印象を与えることが重要ですよ。
ここからは、転職回数が多い人向けに履歴書・職務経歴書の書き方のポイントを紹介します。
履歴書の書き方
原則として履歴書の職歴欄は、すべての職務経歴を記載します。
転職回数が多く、履歴書に用意され散る職歴欄に収まりきらない場合は、以下のように工夫しましょう。
- 直近の数か所程度の職歴を詳細に記載に、それ以前の職歴は1行のみで概要のみ記載
- 学歴は「高校卒業」から記載
- 派遣として働いていた場合は「派遣先」や「派遣元」をまとめる
- 「現在に至る」と「以上」を1行に
- 職歴欄の広い履歴書を利用する
- 職歴欄を多くした履歴書を自作する
採用担当者が重視する職歴は直近の数個であることが多いので、直近働いた施設・企業での職務経験を重点的に記載しましょう。直近の勤務年数が短い場合は、長く勤務した施設・企業の職務経験を記載しても問題ありません。
職務経歴書の書き方
職務経歴書は既定のフォーマットはなく、ページ数の制限もないので、履歴書で職歴の詳細を記載しきれなかった場合も、職務経歴書では原則としてすべての職務経験を記載します。職歴を並べるだけでなく、それぞれの職場でどのようなスキル・経験を得たのか、応募先にどう活かせるのかを中心に記載していきましょう。
また、転職が多い場合は、採用担当者が転職回数の多い応募者に対して「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか?」と不安を抱く恐れもあるので、客観的に納得感のある「転職経緯」「転職理由」を記載することも重要です。
さらに、職務経歴書で熱意をアピールするためには、職務の中でも特に「職務要約」を重視しましょう。職務経歴は過去の業務内容や実績を簡潔に記載する箇所で、採用担当者がはじめに目にする箇所なので、「うちの職場でも活躍してくれそうだ」「即戦力として働く姿が想像できる」と興味を持ってもらえるように、アピールポイントを簡潔にまとめることが重要です。
参考として、職務経歴書の職務経歴書に使える例文を紹介します。
職務経歴サンプル
私は好奇心旺盛な性格から、その時々で興味を持った仕事への転職を繰り返してきました。今振り返ると、もう少し腰を据えて取り組み、スキルを深めればよかったと思うこともあります。
しかし、調剤薬局や病棟薬剤師とさまざまな施設・病院を経験したからこそ、自分が大切にしたいものが見えてきました。「利用者の困りごとを解決する」という仕事にやりがいを感じており、今後、ドラッグストアの薬剤師として医薬品やサプリメント・健康食品などの販売に携わる中で、お客様の症状に合わせた製品の提案や使用方法のアドバイスなど、より一人ひとりに寄り添った業務に取り組んでいきたいと考えています。貴社ではそれが実現できると考え、志望致しました。
末永
履歴書・職務経歴書でのアピールにもテクニックがあります。自分の持つ経験・スキルを十分にアピールするためのコツがあるのです。
そのコツは「薬剤師転職のプロ」である薬剤師向け転職エージェントを利用すれば、担当アドバイザーから教えてもらえます。しかも転職エージェントは無料で利用できるので、相談して損はありませんよ。
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薬剤師が転職を繰り返さないための解決策
薬剤師が転職を繰り返さないためにはどのようにすれば良いか解決策をご紹介します。
薬剤師は慢性的に人手不足なので、多くの職場で引く手あまたの状態であり、基本的には常識的な転職回数であれば不利になりません。ただ、あまりにも転職回数が多いと転職活動は不利になってしまうので、転職を繰り返さないようにすることが重要です。
今後転職活動をしようとしている薬剤師は、「次の転職を最後にしたい」「今度こそ長く働きたい」といった意気込みで取り組むようにしましょう。具体的には以下の3つのポイントに注意します。
- 長期的に無理なく働ける職場を選ぶ
- 年収給与など1つの条件に特化して決めない
- 知人の紹介だからといって安易に転職しない
どんなにやりがい・高年収・待遇が良いなど条件が良かったとしても、理想のキャリアプランとは外れている、プライベートを犠牲にして働かないといけない場合や、残業や休日出勤が多いなど無理をしながら働かないといけない場合は長く続きません。
また、友人・知人による紹介は、必ずしもあなたに適性があるとはいえないので要注意です。
自己分析をおこない、自分が何を求めて転職をするのか、譲れない条件は何かを明確にしておくとともに、実際に求人情報を比較しながら業務内容・年収・働き方など複数の要素を総合的に判断して、自分にピッタリの職場を選びましょう。
ここからは転職活動を繰り返さないために注意したいポイントを具体的に3つ紹介します。
情報収集をしっかりおこなう
転職を繰り返さないためにも情報収集をしっかりおこなってください。
転職をする際に大事なのは、次の職場でも同じ理由で転職を考えることがないようにすることです。給与や待遇面は、面接の際に質問すれば解決できますが、社風や職場環境など入社しないと分からないことも多くあります。
転職先がなかなか見つからないと、とにかく内定をもらうことが目的となり、情報収集が適当・疎かになりがちです。情報不足のまま入社してしまうと「思ったより活躍できない」「聞いていたよりも残業・休日出社が多い」「思い描いていた仕事内容と違う」などのミスマッチから、更なる転職につながりかねません。
情報収集は以下のような手段を利用すると集めやすいです。
- 企業のWebページ
- 企業の採用ページ
- 口コミサイト
- ビジネス誌
- 転職エージェント
ネットでの情報収集はもちろん、実際に応募先施設・職種で働いている人の生の声をできる限り集めることも大切です。職場見学や紹介予定派遣を活用して、自分で実態を見聞きするのも良いですね。
末永
ただ、自分で情報を集めるとなると手間もかかるので、より手軽かつ確実に情報収集を進めるなら、薬剤師に強い転職エージェントを利用するのが近道です。
転職エージェントは、求人先企業とのパイプラインを持ち、社風や職場環境などのリアルな情報をしっかり把握しているので、薬剤師ならではの業界事情も含めて求職者にアドバイスしてもらえますよ。
自己分析を徹底する
転職を繰り返さないためには、自己分析を徹底することも大切です。
まずは自分自身を知りキャリア設計を明確にしておかなければ、求人先とミスマッチを起こしてしまい転職活動も失敗しやすくなってしまいます。
また、自分の考えを整理できず「給与が良い」「休みが取りやすい」など1つの条件に特化して転職先を決めてしまうと、さらに転職を繰り返す原因にもなってしまいます。
自己分析を徹底的におこなう方法についてもご紹介します。
- 自己分析のフレームワークを活用
- 自己分析ツールの利用
- 自分への一問一答
- マインドマップを活用
- 自分史作成
- ライフラインチャートを作成
- 転職エージェントに相談する
末永
自己分析で自分自身について整理できたら、自分のキャリアや転職軸も立てやすくなります。
転職先に求める条件を洗い出し、その中であなたにとって絶対に譲れない条件は何か、また妥協しても良い条件は何かを明確にして優先順位を付けましょう。転職活動の軸が明確になると、あなたの希望に沿った職場が見つかりやすくなりますよ。
末永
もし、自己分析が思うように上手くいかない、もっと精度の高い自己分析をしたいなら転職エージェントに相談してみることも検討してみてください。
自己分析のノウハウをアドバイスしてくれるだけでなく、客観的に見たスキルや経験から強みや弱みを教えてくれますよ。
自己分析についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
転職エージェント・転職サイトを利用する
「こんなはずじゃなかった」と転職をしまくることのないように、転職のプロである転職エージェントを活用するのがおすすめです。
大手薬剤師転職サイト薬キャリによる独自の転職実態調査によると、転職エージェントを使わずに「自己応募」「知人の紹介」で転職をする人も少なくありません。
ただ、実際に働いてみると「聞いていた条件と違った」「求人票には記載されていない悪条件があった」などミスマッチが生じる恐れがあります。また、知人の紹介の場合は紹介を受けた以上断りにくいといったデメリットもあります。
多くの薬剤師転職を支援してきた実績を持つ転職エージェントであれば、求職者の一人ひとりの希望や過去経歴を元に、第三者の立場からピッタリの求人探しをしてもらえます。
特に非公開求人を含めた多くの求人を保有する大手転職エージェントを利用すると、選択できる求人数も多く、求人を幅広い情報網からリアルな職場環境・人間関係などの情報も提供してもらえるのでミスマッチが起こりにくく、理想通りの転職活動が進められますよ。
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転職に失敗する薬剤師の特徴は以下の記事を参考にしてみてください。
薬剤師の転職回数に関するよくある質問
薬剤師の転職回数に関するよくある質問についてまとめてみました。
転職回数が多いのでは?と不安に感じている薬剤師はぜひ参考にしてみてください。
薬剤師は平均で何回転職をしている?
転職者
薬剤師は平均で何回転職をしていますか?
末永
年代に応じて転職回数は増加していき、20代では1~2回、30代では2~3回、40代では2~4回程度が目安です。
薬剤師は専門職であり、業界全体として人手不足の状況です。すぐに転職先を見つけやすいこともあり、他の業界・業種と比較しても転職回数は多めですね。
薬剤師の平均勤続年数はどれぐらい?
転職者
薬剤師の平均勤続年数はどれぐらいですか?
末永
厚生労働省が2024年に公開した賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均勤続年数は7.9年でした。全職種の平均勤続年数が12.4年なので、薬剤師の平均勤続年数は短く、より高頻度に転職をしていることが分かりますね。
薬剤師で仕事が続かない理由は?
転職者
薬剤師で仕事が続かない理由は何ですか?
末永
薬剤師で仕事が続かない理由は、「仕事の内容・難易度が合わない」「同僚・同期や上司など人間関係の悩み」「給与が低い・増えない」「残業・業務量が多すぎる」「毎日が繰り返しでマンネリ化している」「教育・業務フォローが受けられない」などがあげられます。
人によって理由は様々ですが、薬剤師の職業柄、調剤薬局など小さな空間で業務内容・人間関係も限られるので、閉鎖的な環境から息がつまり、辞めたいと考える人が多いようですね。
実際に2023年度における薬剤師(医師を含む)の有効求人倍率は3.05倍です。人手不足から薬剤師は売り手市場で求人数も多いため、より好条件な職場を求めて転職を繰り返す人が多いと考えられますね。